映画は面白い。映画は素晴らしい。映画は芸術だ。が、もし君が完全にそう思っているなら、その考えをすぐに改めるべきだ。その考えで「バトルランナー」を説明できるかい?「死霊の盆踊り」を解説できるかい?
そう、確かに面白い映画もある。素晴らしい映画もある。芸術性の高い映画もある。が、そうでない映画の方が圧倒的に多いのだ。それでもまだ十分ではない。世界で作られる映画の99%は、くだらなく、つまらなく、どうしようもなく、芸術なんかとは一切無縁で、ただ金儲けのためだけに作られるものなのだ。そうした映画を「サイテー映画」または「エクスプロイテーション映画」と呼ぶ。
それでもなお映画は芸術的な側面から語られることが多く、批評家の目に留まらない=芸術性の低い=極めて一般的な映画は、ほとんど存在しないかのような扱いすら受けている。そこで我々は「映画秘宝」のこのマニフェストに耳を傾けるべきだ。
この百年間に全世界で作られた映画の99.9パーセントは「サイテー映画」なのだ。「映画が好き」といってる奴らのほとんどが最上段の「イイ映画」しか見ていない。丘の上の名所しか見ない観光客と同じだ。眼下に広がるスラムを見てから言え!(映画秘宝1 エド・ウッドとサイテー映画の世界 より)
まっこと、まっことその通り。当Ionisationはこの文句に最大限の共感を覚えるものである。そこでそうした情報を扱うページを出来る限り紹介することにする。
ああ、我が愛しのバカ映画達…古今東西のバカ映画のレヴュ。題名順A〜ZのうちまだFまでしかレヴュがついていないが、それだけでも十二分に楽しめる。これはいいですなあ。やはりこういった憩いのあるページは大切ですなあ。
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B級探偵団…まだ未完成ながらも、日本のサイテー映画とさまざまなB級情報を取り上げる。我がIonisationの兄弟のようなサイト。同士よ、ともに頑張ろう!
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