「つれづれなるマンガ感想文2003」もくじに戻る
「つれづれなるマンガ感想文」6月後半
「つれづれなるマンガ感想文」7月後半
一気に下まで行きたい
第67話「なよなよなようせい」(7月12日)
自称「アクミの彼氏」、ミレン登場。彼は急に自分に対して冷たくなったアクミを追いかけて、人間界までやって来た妖精だ。しかし、アクミは人間界でもやっぱりミレンをじゃけんにする。落ちこんだミレンは、偶然出会ったミルモたちに恋愛相談するが、相手がアクミだと知らないミルモはミレンを男らしくしようと特訓を開始する……。
6月22日放送。
6月29日放送。
7月13日放送。
7月13日放送分。
原作:吉田竜夫、タツノコプロ企画室。総監督:鳥海永行。1974年放映のタツノコアニメ。
・日本テレビのドラマ「14ヶ月」はひさしぶりの高岡早紀主演ドラマなので、録画はしたけどまだ見ていない。たぶん見ないと思う。それにしてもこのドラマの公式ページは画像がスキップできなくてイライラするな。
掲載作すべてが「超能力ネタのエッチもの」という増刊号。タイトルがすごい。実はまだちゃんと読んでいないのだが、さすがにもうデータとしてでもアップしないと何の意味もないと思ったので、こうして書いている。
週刊少年ジャンプ連載。最近「地獄甲子園」が映画化され、それに伴い「地獄大甲子園」[amazon]が刊行された漫画☆太郎の、10年以上前の初連載作。
7月6日放送分。
第66話「どっちがどっちでどっちっち?」(7月5日)
ワルモ団が裏通販で手に入れたアイテムは「ちぇんじクッキー」。このクッキーをふたつにわって別々の者に食べさせると、その二人が入れかわってしまうのだ。そうとは知らずに、ミルモと楓はクッキーを食べてしまう。ミルモと楓は入れ替わり、当然学校は大騒ぎに!
週刊少年チャンピオン連載。子供の頃から柔道をこよなく愛した婆ちゃんに鍛えられたため、驚異的なパワーを持つ少年・花見柔道。彼は、世界を支配しようとする蛇魔一族を倒すために、柔皇一族の末裔としてこの世に生を受けたのだった。
最近の自分は、ここのサイトに書いていることが心なしかイガイガしていたように感じる。気持ちを切り替えていこうと思う!
これ書いてからちょっと気になったんで補足しておきたいんだけど、私はみんな倫理観を行動基準にしないこともあるからタテマエだけ整備しろ、後は何でもいい、と言っているわけではないので念のため。
5月25日放送。
6月1日放送。
6月8日放送。
自分の書いた「タトゥー」に対する意見を下げたいのでまたこんなの書いたりして。
こんなのに続いて、さらにこんなのがあるそうです(情報元:Weekly Teinou 蜂 Womanのちょっと下の方)。
・お騒がせタトゥーが帰国 笑顔で「バーイ」
【雑記その4】12歳の少年事件についての素朴な疑問
【アニメ】・「わがままフェアリー ミルモでポン!」第67話(2003、テレビ東京)
【特撮】・「爆竜戦隊アバレンジャー」 第18話「誰だ? アバレキラーだ!」(2003、テレビ朝日)
【特撮】・「爆竜戦隊アバレンジャー」 第19話「よろしくアバレアミーゴ」(2003、テレビ朝日)
【特撮】・「爆竜戦隊アバレンジャー」 第20話「キラーオー・アバレ初め」(2003、テレビ朝日)
【テレビ】・「ハロー! モーニング。」(2003、テレビ東京)
【DVD】・「破裏拳ポリマー」(2001、パイオニアLDC)
【雑記その3】・14ヶ月
・無題2(ノイローゼ風味)
・「超人ヤングコミック」 ヤングコミック増刊8月号(2003、少年画報社)
【小説】・「不死の怪物」 ジェシー・ダグラス・ケルーシュ(1922、2002、文春文庫)
・「珍遊記」全6巻 漫☆画太郎(1991〜92、集英社)
【テレビ】・「ハロー! モーニング。」(2003、テレビ東京)
【アニメ】・「わがままフェアリー ミルモでポン!」第66話(2003、テレビ東京)
・「官能劇画大全集 1978〜1982までの傑作エロ劇画」 高取英編(2000、道出版)
・「ケンカJUDO」全4巻 松田一輝(1990、秋田書店)
【雑記その2】・題、とくになし!
・補足
【特撮】・「爆竜戦隊アバレンジャー」 第15話「アバレ世間は鬼ばかり」(2003、テレビ朝日)
【特撮】・「爆竜戦隊アバレンジャー」 第16話「乗ってけ! アバレサーフィン」(2003、テレビ朝日)
【特撮】・「爆竜戦隊アバレンジャー」 第17話「戦場のアバレかっぽれ」(2003、テレビ朝日)
【テレビ】・ハローキッズ
【雑記】・さらにミキサーに入れられた金魚
【テレビ】・タトゥー完結編
【雑記その4】12歳の少年事件についての素朴な疑問
12歳の少年事件については、あまり興味がないんだけど、やっぱりそりゃワイドショーとかでやってれば見ますわな。
政治家の「親を打ち首発言」が問題になってるが、これは意見ではなくて疑問なのだが、ああいう12歳の……変質者って呼び方でいいの? ……ああいう変質者って、親の教育でどの程度矯正できるもんなの?
「子供が罰せられる年齢に達していないので親を罰する」というリクツにおいて、「親の監視のもとに、ある程度しかるべき教育を施せば、ああいう人間に育たない」という、完全に証明することまでは不可能にしても、ある程度そこに根拠がなければ、逆に「教育がマズかったから、親を罰する」というリクツは通らないですよね。
反面、「親と子供は一心同体であり、子供の不合理、不条理を親はすべて受け止めなくてはならない。だから、リクツの上で教育だの何だのがカンケイなくても、親は子の責任を『不条理として』とらなくてはならない」という考えがあったとしたら、それもスジはスジだ。
でもそうすると「子供には責任のとりようがない」ということが前提になっていなければならんしな。
宮崎勤の本を一時期何冊か読んだけど、宮崎の場合、親の教育に原因があるかどうかに関してはいまだに議論が分かれているらしい。
以上、別に私の意見とかでも何でもなくて、ただ素朴に疑問に思う部分でした。
こういうこと、だれかに教えてほしいんだけど、このトシになるとそれもむずかしい。
ものすごい鼻高々に解説されたり、蔑まれたりして屈辱しかありません。
みなさん、若いうちに勉強してください。
具体的に言うと、きれいで熱心な女の先生とかに質問すると、一生懸命答えてくれてそれなりに楽しいと思う。ちょっと背伸びして反論なんかすると、よけいかわいがってくれるかもね。
あくまでも熱心な先生ね。デモシカ教師だとうざがられるだけだから。
「デモシカ教師」って死語なのかな? まあいいや。
ぜんぜん関係ないけど、高校時代男子校だったんで、女の先生がいなかったんだよなあ。
もう、はっきり言って超人的な心残りだよ。そんなさあ、きれいな先生に習いたかったとかそういうのだけじゃなくて、やっぱり女の人の知性に対する感覚というのはまた男と何となく違うから、そういうのを学ぶのも若いうちの生徒の勉強ですよ。
うわー、すごいきれいごと言ってるなぁ私。
あと、教育実習生で女の人が来ないのも超最悪でした。もう生きてる意味ないです。
それで、12歳少年報道に話を戻すんですが。
いろいろな「識者」がテレビに出てきて解説してますが、私がいちばん気になっているのが東邦大学の助教授・高橋紳吾先生です。
この人は非常にテレビ向きな、「恐怖煽り系」の発言を断定口調でバンバンする人でそういう意味でも気になってたんですが、この間テレビで見て、ゲッソリ痩せちゃって無精ひげはやしていたのには驚きました。身体壊してんのかな?
もともとは優しそうな感じの人だから、エグいこと言っても相殺される印象があるんですが、なんか病み上がりみたいな感じで「どうして少年は小さい子供を狙ったんでしょうか?」って聞かれたときに、無表情に「殺しやすいからです」って言ったときには、生粋の関東人の私も「恐っ!!」って関西風に言っちゃいましたよ。
おわり。
(03.0716)
【アニメ】・「わがままフェアリー ミルモでポン!」第67話(2003、テレビ東京)
マンガ版は読んでないが、アニメ版のミルモの魔法以外の必殺技「けつアタック」に対するこだわりはすごい。ミレンをきたえるのに、けつアタックを受ける特訓というのは意味なさすぎだろう。また、けつアタックが最大限に威力を発揮するには、入射角が45度でなければいけないこともこの回であきらかに。バカバカしくて、こういうのは大好きだ。
(03.0715)
【特撮】・「爆竜戦隊アバレンジャー」 第18話「誰だ? アバレキラーだ!」(2003、テレビ朝日)
アバレキラーと名乗ってアバレンジャーに敵対する男・仲代壬琴登場。天才外科医の壬琴は、天才すぎて日常に退屈を感じていた。4カ月前、アバレンジャーの4人とスケさん、えみぽんが爆竜の力を得た現場に実は壬琴も居合わせ、封印されたプロトタイプのアバレスーツを手に入れていた。
パワーが強いだけ使いこなすことがむずかしく、また身に着けていると身体に危険がおよぶスーツを、退屈から抜け出したいがために肉体を訓練することで着られるようになった壬琴は、ついにアバレンジャーの前に姿を現した。
壬琴がスーツを手に入れたのが現在ではなく、アバレンジャーと同時で、常に彼らの活躍を見ながら訓練していて4カ月後に登場、という趣向が面白い。
戦隊ものにキザアウトローキャラはつきものなんだけど、主人公とつるまないのにはたいてい復讐心、野望、あるいは主役のやり方がなまぬるいと思ってより超法規的な存在となるなどいろいろな動機がある。アバレキラーは、何の目的もない、ただ楽しければいいというのが特徴。江戸川乱歩の言う「退屈という精神病」ですね。
(03.0715)
【特撮】・「爆竜戦隊アバレンジャー」 第19話「よろしくアバレアミーゴ」(2003、テレビ朝日)
アバレキラーが蘇らせようとする、最凶の爆竜・トップゲイラーの卵の争奪戦。また、新爆竜・パラサロッキルの登場。
まあ「次週に続く」って感じですかね。しかしジャンヌって敵の女幹部のわりには弱いなぁ。まあキャラのバランス上、しょうがないんだけど。
(03.0715)
【特撮】・「爆竜戦隊アバレンジャー」 第20話「キラーオー・アバレ初め」(2003、テレビ朝日)
ギガノイド「狩」を倒したアバレンジャーたちの前に、アバレキラーこと仲代壬琴と爆竜トップゲイラーのコンビが立ちはだかった。
そして爆竜・ステゴライドンと合体、人型ロボット「キラーオー」が出現。アバレンオーに戦いを挑んでくる。
トップゲイラーは、すべての爆竜と合体することができる。爆竜たちがアバレキラーに共鳴すれば、そちら側に行ってしまう危険性があるということだ。
いろいろあって、「自分の本当の力を知りたい」と思ったステゴライドンは、幸人の叫びに一度は合体を解除しながらも、けっきょくアバレキラーの元へ去ってしまう。
一方、凌駕(アバレッド)は、かつて自分の命を救ってくれたのが壬琴(アバレキラー)だと知り、「スーツを身に着けているといずれ命が危ない」ということを教えにアバレキラーの元へ行くが、当然受け入れられず、「ゲームをして勝ったら変身ブレスを渡してやる」と言われる。
アバレキラーの圧倒的な強さに翻弄される凌駕。だが、壬琴を助けたい一心でボロボロの状態から復活し、アバレキラーをギリギリのところまで追いつめる。
アバレキラーは凌駕をだましてゲームには勝利を収めるが、凌駕の潜在的なパワーを目の当たりにして「お前も自分の力を思う存分使ってみたい気持ちがある。だからおれとおまえは似ている」みたいなことを言う。
戦いがすんでからも、その言葉が耳に残っている凌駕であった。
……ええー。いくらアバレキラーとアバレッドの因縁をつくるためとは言え、アバレッドの正義感というか価値観に揺さぶりをかけるような展開にはしてほしくなかったなぁ……。そういうのはもうイヤというほど「555」がやってるわけだし。
トップゲイラーの存在自体、爆竜の正義感や価値観に揺さぶりをかける存在として出てきそうだし、個人的には面白くなくなってきちゃった印象。今んとこ。
(03.0715)
【テレビ】・「ハロー! モーニング。」(2003、テレビ東京)
みんなで浴衣着て大喜利。
「ミニモニ。かっぱの花道」は、「ツージネーターVSカゴリックス」。要するにターミネーターとマトリックスのパロディなわけね。高橋愛とミカが、コントにおいてほとんどカヤの外なのが、見てて歯がゆいというか……。
というわけで、「アイドルコントの闘魂伝承できるのはモーニング娘。しかいない」という理由で、この番組と「セクシー女塾」について感想を書いてきましたが、世間からまったく理解されませんでした。
おまけにモーニング娘。のマニアの人には警戒されるし、マニアでない人からはマニアだと思われて自分がよく知らないことまで質問されて、わからないとバカにされたりという損ばかりな生活が続いたので、「アイドルコントに栄光あれ〜!」と叫んで、感想はこれで最後とさせていただきます。
まあ私だけが楽しければいいんで、何も楽しさをお裾分けしようとしてこっちが面白くない思いをする必要もないわけだし。
あ、「セクシー女塾」の「なぞなぞMAKI先輩」だっけ? あれもすごいよくワカッテルコーナーですね。ああいう制服の着方、似合いすぎ。まあそれは制服方面の話だけどね。
ではあらためまして、さようなら。今後は、トピックがあったときのみ書くということで。
(03.0715)
【DVD】・「破裏拳ポリマー」(2001、パイオニアLDC) [amazon]
東京のようなワシントンのような無国籍な都市。ここでは凶悪な巨大メカを操る悪人たちが、財宝や科学者の新発明を狙って常に大胆な犯行に及んでいた。国際警察の鬼瓦長官は、科学技術力をもって襲い来る組織犯罪にいつもヤキモキしている。
一方、国際警察のビルの近くには、自称二代目シャーロック・ホームズのヘボ探偵・車錠の事務所があった。車探偵長は、大きな事件で名を上げようと、国際警察の動きを探るのに余念がない。
車一家には、他に事務所のビルのオーナーで電話番件アシスタント的役割の女の子・南波テル、元警察犬だが今はすっかりおいぼれてしまった犬のダンシャク、最近助手になったばかりの頼りない少年・鎧武士がいる。
毎回、さまざまなお宝をめぐって動き出す悪党集団、それを追う鬼瓦長官、そして長官を追って手柄を立てようとする車探偵長が敵の圧倒的戦闘力によって窮地に立たされたとき、赤いスーツに身を包んだ謎のヒーロー・破裏拳ポリマーが出現する……という1話完結のSFアクションアニメ。全26話。
DVDボックスは買い逃してしまったけれど、とにかく本作だけは全話揃えておきたいと思い購入、視聴。見終わってしまうのが本当にもったいなかったと思うくらい、楽しいひとときだった。
私はタツノコアニメの中でこの「ポリマー」が突出して好きで、理由のひとつは他のタツノコ作品とは意識的に変えてあって、ウェットなドラマを極力排しているという点である。
メンバーが全員孤児の「ガッチャマン」、すでにロボットの支配下にある地球で、ときには人間からも迫害を受けながら戦わねばならない「キャシャーン」、いずれも日本人的な湿っぽさが物語全体を覆っていた。
「けろっこデメタン」や「樫の木モック」なんて、正視できないくらい辛いイメージがあったし。
けれども、「ポリマー」は1話完結で、内容は「怪人VS名探偵+怪傑ゾロ+ブルース・リー+変形合体メカ」という、お子さまランチ的な内容である。これほどの豪華さに子供の頃は驚喜してました。
実は今回の視聴で、初めて「怪人VS名探偵」が基本図式になっていることに気づいた。これは、出てくる怪人があまりに派手すぎるため、初見ではよくわからなかったから。
もうひとつ気づいたのは、毎回、紅一点のテルが必ず決まった服装以外のコスチュームを着ていたこと。一種のサービスシーンだったのだろうが、これも今回初めて気づいた。
それと書いておくべきは車錠探偵の徹底的な、愛すべきまぬけさ、でしょうかねえ。
「自己本位の寅さん」、もしくは「女にまったくモテないオースティン・パワーズ」みたいな感じ。しかしこのまぬけさが、すごくいいんだよねえ。車錠の顔自体は二枚目で、スーツとかキメキメに決めてるんだけど、やることなすこと全部まぬけで、でもほとんどめげないという。その徹底ぶりがすがすがしい。
リメイク版をまだ見てないんで、早く見ないといけないと思いました。
(03.0713)
【雑記その3】・14ヶ月
内容は、35歳の妻が若返りの薬を飲んで、どんどんどんどん若返ってしまうのを25歳の夫が助けるという話らしい。
「35歳」という年齢設定が微妙なのに興味を惹かれたが、原作小説ではそういう設定はないらしい。だからその点についてはどうでもよくなった。
ただ番宣のために、主演の高岡早紀と中村俊介(夫役)の2人がなんかの番組に出てきたときに、中村俊介が「(若返りが)途中で止まってくれればいいんですけどねェ」と言ったら高岡早紀がマジ受けして大笑いしていた。まったく「それを言っちゃあおしまいよ」的な発言である。もうその発言だけでお腹いっぱいだ。
・普通は、仕事をやる前に適度な緊張感を感じ、終わった後は手応えとともにビール喰らってニュースステーション見て「あはは、久米宏まだヒゲはやしてるよあはは」と指さして寝る、というのが正しいあり方なのだろうが、最近、仕事が終わってからペンディングになっている物事に再現のないマイナスの想像をしてみたり、他の事項に敷衍させて底なしの不安地獄に陥ってしまうことが多いので困る。
たとえば「後で電話する」と言われて、「『後で』ってそれは5分後か? 10分後か? 30分後か? それとも夜か?」とか考えてイライラする。
もっとひどいときには「『後で』ってそれは5分後か? 6分後か? 7分後か? 8分後か?」とか考えて、イライラしてこちらから逆に電話して「もう電話しなくていい!」って叫んだり。それはウソです。
いちおう「ウソ」って書かないと、本当に信じる人がいるから困る。信じる人に聞くけど、あんたは私がUFOとか砂かけばばあも「見た」と言ったら信じるのか? 私が死ねと言ったら死ぬのか? ヘソにピアスを入れろと言ったら入れるのか?
当然だが、どんなサイトでもそうだがウチも、ある一定の共通了解を求めていて、さすがに説明が面倒なところはすべて省いている。困るのはその共通了解事項が、世間一般での常識とは少し違うところである。したがって読者に強要できない点なのだが、それにしても「これはないだろう」というトンチンカンなことを言ってくる人がいるのです。
話を戻すが、あとバームクーヘンを食べようと思って「半分ちょうだい」と言われて、そのバームクーヘンを手で割るときに「もしも完全に半分ではなく、どちらか一方が大きくなってしまった場合、おれには大きい方をやる度量があるのか? え、あるのか?」と自問自答して手がふるえて「あっ!!」っつってそのバームクーヘンを床に落として全部ダメにしてしまったりする。何度も書くが「ダメにしてしまう」っていうのは比喩だよ。
そもそも、何でも信じちゃう人というのは、こういうテキストがある程度極端に書かれている、っていうことを根本的に理解しない人なんだな。
全部ウソかもしれないじゃん。もしかして、このテキスト自体巨大コンピュータが書いているのかもしれないよ? なんか平板な声で話して、パンチカードが出てくるかも知れないよ? CDウォークマンを持ってくるのは校則で禁止になるかもしれないよ? 若手漫才師のドラゴンボールネタにイライラするかもしれないよ?
まあ私がもっと人が悪ければ、誤解に対してもっと人が悪い対応をするんだろうけどね。どうもその辺、自分で勉強不足だと思うなあ。
あと、「あのときこう書いてた、ああ書いてた」って何カ月も後に批判するのもナシね。忘れちゃってるよ何書いてるかなんて。ホメるのはアリね。おれ全部覚えてるからね、理不尽な批判とか。まあそれに対して直接復讐とかしないけど、この先どんな状況になるかわからないわけじゃない?
たまたま雪山で遭難して、おれを批判した人と二人きりになって、おれが湯気の立った骨付きカルビがいくらでも出てくるドラえもんの四次元ポケットを持っていたとしても、そいつには絶対教えないからね。おれはそいつが衰弱しているのを見ながら、トイレに行くフリをして骨付きカルビを貪り食うわけだよ。
「おまえ……何も食ってないのにいやに血色がいいな」
「鍛え方が違うんだよ。おまえも何か運動でもしてれば良かったのにな(嫌味たっぷりに)。まあ、じっとしてろよ」
とか言うね。
それと、他にもイライラ事項として、電車がなかなか来ない、小銭がなかなか取り出せない、自転車のカギがうまくはまらない、CD屋の女店員がカラオケ屋でミーシャとかを絶唱しそうでなんかムカつく、回転寿司がまずい、回転寿司屋の店員が競馬の話ばっかりしている。
ホームに入ってきた電車にギリギリで乗り込もうとしたら、自分のすぐ前の人間が「間に合った」という安心感から奥に進まないので自分が中に入れない、「マトリックス リローデッド」を見ようと並んでいたら、すぐ前のカップルが「いかにも付き合うか合わないかの微妙な感じで、会話がぎこちない」というのが心の底から憎い、などのことがいろいろあるのでさようなら。
(03.0710)
・無題2(ノイローゼ風味)
・当ページの「よくある質問」に、FAQを設けようと思案中。それ読んでもトンチンカンなこと言うやつは、もう知らないし、私がトンチンカンなことを書いて、そこでディスコミニュケーションが生じてももう知らん。
・もうひとつ、「見えているのに見えてない」という現象も、ウェブでは起こる。たとえば、確かに最近、当ページではハロプロの記述が多くなってはいるが、私が真性ファンなのは高岡早紀と平田裕香と、あと市川実和子なのであって、はっきり言って「より多くの読者と共感を得たい」という理由からハロプロの記述が多くなっているというにすぎない。
・夏を追い越して先の話になるが、冬コミには出ません。もう決めた。
コミケに関してはずいぶん思い悩んできた。以前にも書いたが、まず第一に図版使用のガイドラインがコミケスタッフによって徹底しておらず、本を持ち込んだその日に、売っていいかどうかが決まるのはリスクが大きすぎる。
実際、販売差し止めを喰らったことはないが、参加し続けてからこっち、2回に1回は注意されて心臓に悪い。
もうひとつは、サークル正式メンバーと私とのやりたいことがあまりに乖離してしまったというのも、足並みが揃わず不参加を考えてしまう理由でもある(お手伝いをしていただいた方とは別人)。
もう一人のサークル正式メンバーは、著作権問題とか引用の問題とか、まったくカンケイないところにいて興味もない。わが身に関係ないから仕方ないかもしれないが……。だからサークル内で話し合うことすらできなかった。
・さらに、このページとの兼ね合いもある。本をつくるとき、このページと重なっている部分もあるし、新たに書き下ろすこともある。ただ閲覧する人数を多くしたいならネットで充分なのだ。だが、私にはやはり「本」に対するこだわりがあるので、いまだにしがみついて続けているというわけだ。
・もうひとつは、情けない話だが部数の問題もある。ひとつの本を売りきってから次の本を出す、というサイクルがどうしてもうまく行っていない。売れ残るわけだね。
ノイローゼだから、今回はこれで終わり。
それと、ノイローゼと書いたからといって、それが一種の抑鬱状態とは考えないように。私は友人にカウンセリングしてもらおうとは思わない。いちばん始末が悪いのが、「あなたは気づいていないかもしれないが、これこれの症状がある」と言った物言いだ。なんでおれは常に、レベルの低い解釈を想定して文章を書いているのだろう。
自分でも大人げないと思う。だが、おれが当HPで中心なのは当然じゃないか。おれがつくったページなのだから。
誤解を解く用意はいつでもある。相手がその機会を与えてくれないだけだ。
ところで、映画「ロード・オブ・ザ・リング」のエルフの国のけっこう偉いやつで、板尾創路にソックリな人、いませんでした? 板尾のまゆげを思いっきりつり上げたような。そいつの妹が、人間の男性と恋におちるという設定だった。
(03.0712)
・「超人ヤングコミック」 ヤングコミック増刊8月号(2003、少年画報社)
出てからだいぶ経ってしまったが、もしかしたら売れ残っていて入手したい人がいるかもしれないし。
山田こうすけ「透明社員」がメインで、単行本未収録作品が3本載っている。おそらく「透明社員」を中心に据える雑誌をつくる、ということで逆算的に考えられた企画なんだろうね。
実は衝動買いしてから、久寿川なるおもながしま超助も描いていないことを知って、ガッカリ感から積ん読にしてしまったりしているのだった。
執筆者は他に、白虎丸、永野あかね、武林武士、ちば・ぢろう、東風水生、車海老、松本耳子、ピロンタン、小野寺浩二、ピンナップが葉月京、THE SEIJI、川本貴裕。
ちなみに今月10日発売の「ヤングコミック」8月号には、ながしま超助の読みきりが載るらしい。しかも新人宇宙飛行士の女の子が主人公のエッチものだそうだ。
(03.0709)
【小説】・「不死の怪物」 ジェシー・ダグラス・ケルーシュ(1922、2002、文春文庫) [amazon]
イギリスの女流作家による怪奇小説。
深夜の杜で、美女が惨殺された。先祖代々ハモンド家にとりついている不死の怪物が、また現れたのだ。一族には、何千年にもわたって怪物に悩まされる不気味な歴史があった。美貌の心霊探偵、ルナ・バーテンデールは、ハモンド家の依頼によってこの謎に挑む。
怪奇小説にしては、意外なほどお話が論理的に進む。あくまでも物語内の論理だけど。1922年の作品としては今でも読むにたえる内容だとは思うが、怪奇小説ファン以外は読まなくてもいいような気がする。
だいいち、怪奇ミステリーの体裁をとっていながら「不死の怪物」の正体は最初からバレバレだし、解説の荒俣宏がラストのネタを少しばらしているのも、こういうムカシの小説に関しては致命的だと思う。
たまに怪奇小説を読みたくなるのだが、いざ読むとその読みにくさと退屈地獄に苦しむことが多い。
「ドラキュラ」のヘルシング教授もそうだが、「怪異の解明者」が単に霊的な世界に通じているだけでなく、近代科学も身に着けている点は、怪奇小説の変遷としては興味深いがそれはあくまでも歴史に対する興味という話であってね。
ダウナーな感想ですみません。しょせん、私は怪奇や幻想のいい読者じゃないのです。
(03.0709)
・「珍遊記」全6巻 漫☆画太郎(1991〜92、集英社)
[amazon]
昔の中国みたいなそうでないみたいな国で、魔力を使って暴虐の限りを尽くす悪のサル・山田太郎。彼は偉いお坊さん・玄じょうの手によって魔力を封印され、ただのサルとして玄じょうのお供をすることになった。
しかし、身体は小さくなっても根性の悪さは少しも治っていない太郎は、玄じょうを殺そうとしたり、玄じょうが忙しい合間に町で傍若無人な振る舞いをしたりとやりたい放題。
そして、やりたい放題しているうちに物語は終わった。
とにかく連載中は、とことん個人的に当惑させられたマンガであった。「西遊記」を下敷きにしていながらちっとも天竺には行かない、玄じょうはほとんど出てこない、太郎以外に集まりそうな仲間も集まってこない(サブタイトルが「太郎とゆかいな仲間たち」なのに)。
お話は、太郎が暴れていた町からそれほど離れていないところで停滞し、旅の途中の1エピソードにしか過ぎないはずの飲み屋での賞金稼ぎとの戦いを描いたエピソード「天狗の鼻おれ!!」が単行本の2巻から最終巻まで続く。
そもそも「天狗の鼻おれ!!」というのはいったいだれの天狗の鼻がおれた話なのか、最後まで読んでもまったくわからない。賞金稼ぎグループのガンス、ザーマス、カイカイ、フンガーのことなのか? 最強の格闘家・中村泰造の息子・たけしのことか? それとも中村泰造自身のことか? まったくわからない。
作者の漫☆画太郎は、意外に作風を器用に使い分ける人なのではないかとは思うが、本作においてはデビュー作でこちらに心の準備がなかったせいか、わけのわからなさがマックスに達している。そもそも、笑わせようとしているのかどうかがよくわからないのだ。
「天狗の鼻おれ!」の、ひとつのシチュエーションが延々と続くというやり方は、「ものすごくヘン」な雰囲気を醸し出すことはできるが、テンポのいいボケとツッコミの繰り返しで笑いをたたみかけていく作劇法とは正反対のベクトルを持っているような気がする。
もちろん、えんえんと続く中でも、ガンスとザーマスのようなボケとツッコミはあるのだが、とにかくどういう方向に物事が進んでいくかまったくわからないために、読んでいる方としては気が気ではない。
また「ボケとツッコミ」からは完全に逸脱しているエピソードもある。万引き少年グループのたけし(中村泰造の息子)、やすし、きよしが本屋のババアにえんえんとぶん殴られるシーン。これはいったい何なんだ。まったくわけがわからない。不思議すぎる。
常に大胆に珍奇な作風のギャグマンガ家を輩出してきたジャンプだが、後の尾玉なみえやうすた京介、澤井啓夫などと比較しても最も特異なギャグマンガ家だと言わざるを得ない。
「おとしどころを最も遠距離に設定しているギャグマンガ家」ということは、とりあえず言えるのではないだろうか。
そういう視点で見ているからか、私個人はショートマンガをたたみかける「くそまん」[amazon]とかはあまり好きじゃなかったりするのだが。
(03.0708)
【テレビ】・「ハロー! モーニング。」(2003、テレビ東京)
毎年恒例の、シャッフルユニットのゲーム大会後編。
番組としてはアベレージヒッターというか、ほとんどいい意味で何もいうことないですね。とても楽しいです。他のミニコーナーもすべて。
辻が焼きそばが食べたくて涙を流して2年か? むしろその間に地べたはいずって生きてきた自分に思いをはせるよ。
でも思うのは、人間ってだれでも地べたはいずって生きているものなんだよ。←何が言いたいんだ?
「魁! 新垣塾」の画面下部分に現れるツッコミ的文章がけっこう面白い。こういうのも工夫ですね。
あ、あと娘。の曲の多くに、キカイで加工したおっさんのダミ声みたいなものがよく入っているのは有名な話だが、加工の仕方を変えたのか「ミニモニ。数え歌」から今回のシャッフルの曲あたりまで、それが「つんく♂の声だ」って丸わかりになっている。それの理由として自分は「つんく♂歌いたくてしょうがない説」を推します。
(03.0708)
【アニメ】・「わがままフェアリー ミルモでポン!」第66話(2003、テレビ東京)
確か「うる星やつら」でも「ジョジョ」でもやってた「人格入れ替わりモノ」。最初は楓とミルモだけだったが、後半は松竹とムルモ、安純とヤシチが入れ替わってしまい騒ぎは次第に大きくなり、最後には登場人物全員が入れ替わってしまうというお決まりのパターン。
しかしなかなか工夫がされていて、それぞれの声は変わらずに声優さんが違うキャラクターの声を演じているのが面白い。
さらに人数が増えて混乱してくると、お互いを呼び合ったりして区別する。最後にはワルモ団(しかしキャラはバラバラ)が名乗りをあげることによって、だれがだれだか区別するという楽しい展開になっていた。
(03.0708)
・「官能劇画大全集 1978〜1982までの傑作エロ劇画」 高取英編(2000、道出版)
78年から82年頃までの、いわゆる「三流エロ劇画」のアンソロジー。収録作家は、中島史雄、やまだのら、内山亜紀、榊まさる、あがた有為、九紋竜、つつみ進、間宮青児、沢田竜治、いしかわじゅん、ひさうちみちお、村祖俊一、ダーティ松本、谷口敬、三沢伸、平口広美(今はAV監督もやっている)、小多魔若史、田口智朗(現在、俳優や「プロジェクトX」のナレーションをやっている田口トモロヲ)、つか絵夢子、やまもと考二、土屋慎吾。
「三流劇画」というのは蔑称ではなく、あくまで当時のエロ劇画誌の編集者や評論家が自販機本などを含めたエロ劇画をまとめてアピールするのに使った呼称。「超三流」とも言っていたという。
まあこういうこと書くと、知識がないということで恥かもわからないんだけど、70年代後半から80年代初頭のエロ劇画の台頭からロリコンマンガ、美少女マンガへの移行はハタから見ていて劇的なものだった。現実には両者が共存していた時期があったし、詳しく見ていくと段階的なものであったとも思うが、自分がコドモだったこともあってかその変化は鮮烈すぎた。その変化がどのようになされたのかが、ちょっとわからなかったんですよね。
で、本書だとそういうミッシングリンク的なものが少し見えてくる。あくまで私がミッシングリンクだと思っていただけだけど。
巻末には「三流劇画の一方は美少女コミックへ、一方はニューウェーブへ」という簡単な図が載っている。美少女路線を見ていくと、内山亜紀、ダーティ松本、中島史雄、宮西計三、千之ナイフ、谷口敬、村祖俊一、吾妻ひでおといった作家たちがいる。
「ニューウェーブ」路線としてはいしかわじゅん、ひさうちみちお、川崎ゆきお、大友克洋、桜沢エリカ、岡崎京子などがいる。むろん、両カテゴリにまたがっている人もいる。
まあ後付けの認識だけれど、美少女コミックへの移行が意外と段階的だったことは、80年代前半の段階でSFマンガ誌「リュウ」に村祖俊一や飯田耕一郎が載っていたことからもわかる。当時の読者としてはあまり違和感がなかったが、その後、美少女コミックが完全にスタイルを確立してしまったために、今見ると当時の美少女コミックも、まだ少し劇画っぽい。
いわゆるアニメ絵の美少女コミックの変遷に視点を据えると、この辺の変化は明確にはなる。絵柄や構成を文章化するのは非常にメンドクサイので感覚的に把握しているだけだが、80年代前半は美少女コミックとニューウェーブと言われた作品はまだ混沌としていた。
その後、レモン・ピープルとかが出てきて美少女コミックはもっと独自性を持った。
「ロリコンブーム」とか「ロリコンマンガ」と言われていた頃のニューウェーブ的なというか、文芸的な側面を持たない作品がたくさん出てきた。
90年代に入って方法論はかなり確立され、エロ表現も多様になってきた。同時に、あからさまでなくても劇画的な表現を用いていた作品はもっともっと後退していったように思う。それが「動物化」というものなのかは浅学にしてわからないが。
本書の解説にある「劇画的伝統とは切断されたところから、現在劇画的表現の美少女マンガが出現している」ことは私も感じる。具体的にはみやびつづるとか。こういう人の作品は、読みやすい。
80年代のニューウェーブも、まだ理解できた。しかし、ニューウェーブと美少女マンガ的方法論の確立を経て、さらにガロもアフタヌーンも少年ジャンプも平行して読んでマンガ家になるような人の作品は、個人的に非常に読みにくい。
今気が付いたが、マンガが「読みにくい」と感じるのは最近のことだ。昔、お年寄りはマンガを見ても理解できない人があった。コマには順番に番号がふられていた。小説と違い、マンガの「文法」が難解だとか「わからない」と感じることを不可解だと思っていたが、最近はつくづくマンガが読みにくいと感じる。
笑われるかもしれないが、黒田硫黄とかすごい読みにくい。面白いつまらないを別にして。竹本泉も、ある時期を境に読みにくくなった。アフタヌーンのマンガはギャグ以外、全部読みにくい。でも「夢使い」だけは読みやすい。あさりよしとおは、ギリギリという感じ。
マンガはコマとコマの間を省略する表現形態だが、おそらく何を省略して何を描くかが90年代あたりから変わってしまったんだろうな。
たとえば斜め読みができない。ページをすごい速さでめくっていっても意味が掴めない。
昔の官能劇画は、面白いつまらないは別にしてすべてが読みやすい。あ、今わかった。発見した。おわり。
amazonだと本書が出てこないので、仕方ないから同じシリーズの「続」にリンクを貼っておきます→[amazon]
(03.0705)
・「ケンカJUDO」全4巻 松田一輝(1990、秋田書店)
自分の運命を受け入れた柔道は、蛇魔一族と戦うことを決意する。
伝説的超人野球マンガ「愛戦団徒」の作者による、魔界アクションもの。「超人的な力を持つ少年が、宿命によって世界支配をたくらむ魔の一族と戦いを繰り広げる」という、もっとも「ぶっとびマンガ」に近い設定ながら、読んでみると私の心の中の「ぶっとび魂」と共鳴しない。
なぜなのかしばらく考えてみたが、まずタイトルに偽りありで、ストーリーが柔道とほとんど関係がない。まあ最初は普通のスポーツもので、だんだんととんでもない技が出てきたりする作品もあるが、本作は仮にもタイトルとなっている柔道が出なさすぎだ。
第一、最初の方で花見柔道が強い理由は、柔道を学んでいるからではなく筋力などを鍛えていたためで、初歩的な柔道技などはまったく出てこない。
また、世界を支配しようとする悪となぜ「柔道をやっている者」が戦わなければならないかの理由も明確ではない。たとえば「コスモスストライカー」は、サッカーで世界支配しようとする悪の組織とサッカーで戦う話だったが、ムリヤリではあれ「なぜサッカーなのか」の説明がいちおうあった。それが本作にはまったくない。
要するに、「何でもあり」でありすぎるのだ。これでは「ぶっとび」に跳躍するための叩き台が存在しないことになり、作品内で何が起こっても驚かないことになってしまう。
この作品が真の「ぶっとびマンガ」になるためには、さらなる年月を経なければならないだろう。まあそれが望まれることかどうかはわからないが。
(03.0704)
【雑記その2】・題、とくになし!
シブがき隊のバックバンドの名前は「シブ楽器隊」! グーグルでもかなりのヒット件数! という気持ちで行ってみたい!
ネットウロウロしていると、アイドルのライブとかイベントリポートとか載っているところがある。「ああ、私も行きたいなあ」と思うが、もう年寄りだからダメだ!
握手会が恥ずかしいよ。そんなさー、自分の子供くらいの年齢のアイドルと握手すんんの、いやだ。
……で、握手会で思い出したが、自分は一度だけ握手会で握手をしたことがある!
それは特撮ドラマ「ブルースワット」の「ずーっと昏睡状態になっている少年」だ! あともう一人だれか(忘れた。あのメガネくんだっけか?)。
なんか、なりゆきでブルースワットのショーを見に行ったらそうなった。
それ以外は……ない。
アイドルのコンサートには、むかーし大西結花のに行ったことがある。タダ券もらったんで。「スケバン刑事」の頃。古ー。
一緒に行った友人もタダ券だったんだけど、その場で写真集買ってたな。たいしてファンでもないのに、「こいつ、すげぇ金持ってる!」と思った。
あと高校んときに、学園祭に小林千恵と、別の年に坂上とし恵が来た覚えがある。だれも知らない? これまた古ー。
高校、男子校でぜんっぜん面白くなかったですよ。まあ共学でも面白くなかったと思うけど。
生徒にやる気がないんだよね。「全員滑り止めとして入ってきた」という絶望的な学校で。
偏差値的に、全員高校受験でうまくいかなくて入ってきたもんだから、もう入学式のときから1年生全員が大学入試のことしか考えてないんだよ。
でも高校んときって本当に面白くなかったです。まず遊ぶお金がない。3冊100円の文庫本とか買うんだけど、バカだからどういうの選んでいいかわからない。
で、角川文庫の「幻魔大戦」の12巻とかいきなり読んで。うわーつまんない! みたいな。
すいません。幻魔大戦のくだりはウソです。馬鹿正直に1巻から、20巻くらいまで読みましたよいちおう。
ソニーとベガが出なくなってから、ぜんぜん面白くなくなったのを覚えています。
とにかく、高校時代は自分がバカだから見るもの聞くもの、面白くないんですよ。解釈する知能がないから。
あとねー、「マクロス」が日曜日の午後やってたんだけど、ビデオデッキがまだなくて、日曜日のアニメってすごく家で見づらいんですよ。
確か日曜日の夜に「さすがの猿飛」やってて、日曜日の夜に家族で「さすがの猿飛」でパンチラが出てくるとすごく気まずかった。だから見たくても見れない。
あとスパイナー高校の生徒が忍法に対応する技を持っていない(私が見たかぎりでは)のがすごく不満でした。
……というわけで「マクロス」、きちんと見てないんですよね。
後は学校から家に帰って再放送の「スター・トレック」見て、「夕焼けニャンヤン」見て、ご飯食べて寝る、の繰り返し。
しかも、SFマニアでも何でもないから「スター・トレック」が終了した後の「スペース1999」になるともう見てない。すごい中途半端な知識。
以上、私のナイスな思い出話でした!
画像は私が高校時代に見た数少ない映画のひとつ「V.マドンナ大戦争」の宇佐美ゆかり嬢でした。
♪と〜ばせば〜プリマドンナ〜♪
(03.0703)
・補足
もちろん、タテマエはきっちりすべきだと思うけど。それすらもしない場合があるから。それは居直りってやつ。
まあ「常識」だね、大前提として大きな意味で常識を基準に行動すべきだとは思っているし。
そこから逸脱したら、法律にひっかかるように世の中できてるというのが、これまたタテマエではあれ、前提だから。
常識から逸脱し、なおかつ法律にひっかからないようなら法律自身を検討する必要があるだろうし。
ただ、常識とか正義とかでは簡単に割り切れない領域も存在することは確かなんで。
原稿流出の件で言えば、今後マンガ家の自衛という問題も出てくるだろうしなー。しかし、マンガ家の場合は個人個人で状況が違いすぎてて、何十年も続いた慣習というのは変えにくいから大変だとは思う。いろんな問題が出てくるし、簡単に解決するものじゃないとは思っています。
それにしても、ちばてつやが原画を保管している自宅の金庫が何度も何度もテレビに出てくるが、あれはむしろ特殊なケースだったということなのか。
……もともと、本当は「法の抜け道をくぐってどうのこうの」とかはあんまり好きじゃないんですよ。
「だまされる方がバカだ」っていう考えには、与したくない。だって、今の日本ではダマしてる方も無形の保護は受けているわけだから。警察とか消防とかいろいろ。
本当に「だまされる方がバカだ」って言えるのは、北斗の拳かバイオレンス・ジャックみたいな世界に生きる人間だけでしょ。
だからマンガとかアニメの中に、スパッと正義、悪、って割り切れるものを探して見ているんだけど、最近はマンガでもアニメでも正義と悪っていう概念自体いいかげんだから、かなりガッカリしてます。最近は「正義」っていうとブッシュみたいになるか、カリカチュアライズしておちょくるかしかないからなー。
ぜんぜんカンケイないけど、morning under ground web siteの「THE CHARMY SHOW(グッバイチャーミー お前がキング) 」はかなりカッコいいです。がんばれチャーミー。
(03.0703)
【特撮】・「爆竜戦隊アバレンジャー」 第15話「アバレ世間は鬼ばかり」(2003、テレビ朝日)
小学生の次郎は通学の途中、何かに呼ばれる気配を感じ、卵のような物体を拾った。テレパシーで次郎に訴えかける「卵」に導かれるように、次郎はアバレンジャーとトリノイド「シャークルマーガレット」との戦闘に出くわす。
シャークルマーガレットが手に持ったマーガレットから放たれるビームは、それに当たった人間のもっとも嫌いなものを幻覚として見せる作用を持っていた。納豆が嫌いならんる(アバレイエロー)に納豆の幻覚を見せ、そして幸人(アバレブルー)には、ケンカ別れした父親の象徴が「鬼」となって襲いかかってくる。なぜかアバレッドにはこのビームの効き目がまったくないため、シャークルマーガレットは一時退却。
幸人は、決別するために父親の元を訪れる……。しかし、次週に続く。
……ひさしぶりの「アバレ」視聴。らんるの嫌いなものが納豆で、その幻覚の表現が「巨大な納豆に追いかけ回される」などではなく、「アイドル時代の振り付けの先生が、納豆を両手に持ったダンスを強要する」という趣向だったのが非常に面白かった。
(03.0703)
【特撮】・「爆竜戦隊アバレンジャー」 第16話「乗ってけ! アバレサーフィン」(2003、テレビ朝日)
前回、金を基準にしかものごとを考えない父親と決別し、シャークルマーガレットの幻覚攻撃に耐えられると思った幸人(アバレブルー)は、もう一度同じ「鬼」の幻覚を見てしまう。
アバレンジャーがモタモタしているうちに、卵を持った少年・次郎は戦いに巻き込まれて奇病におかされる。
責任を感じた幸人は焦るが、幻覚の源である父親と決別する方法がわからない。そこに凌駕(アバレッド)が現れる。幸人は、凌駕に自分と父親との確執を話し始める……。
爆竜としては、卵が割れステゴスライドンが誕生。アバレンオーを乗せて「アバレンオースライドン」となり、敵を攻撃する。
……幸人と、彼に帝王学をたたき込んだ巨大企業の社長である父との確執が描かれた前回と今回。
実は、テキトーな結末を付けたら暴れ回ろうと思っていた(精神的に)。
しかし、なかなか納得のいくデキだった。
時間の関係上もあるだろうが、幸人の父親を最後まで血も涙もない人間として描き、幸人とのディスコミニュケーションを徹底させたのがよかった。
その方が幸人の自分探しにテーマを絞れるし、変に人情モノにすると、収拾がつかなくなるから。
らんるがムリヤリ納豆を食うシーンは、マニア筋には大人気。とかこういうこと書いてる自分が虚しいです。
ものすごい前向き人間・凌駕(アバレッド)が「嫌いなものはない」と徹底させたのもあっぱれ。こういう明るいヒーロー性は、昨今ありそうでない。「エヴォリアンは嫌いじゃないのか?」というのは、まあいらぬツッコミでしょう。
(03.0703)
【特撮】・「爆竜戦隊アバレンジャー」 第17話「戦場のアバレかっぽれ」(2003、テレビ朝日)
ダイノアースにいた頃は戦いの連続だったアスカは、彼の心を癒そうとしたスケさんの踊り「かっぽれ」を見て、その動きにバーミア兵を思い出してしまう。このため、辛い過去がよみがえり、失神してしまった。
意識を回復した後も、スケさんのかっぽれのせいで「平和」とは何かが分からなくなってしまったアスカは、爆竜チェンジできなくなっていた!
……脚本の浦沢義雄はやっぱり天才だ! たぶん「かっぽれ」を思い出して、語感が面白いとか、それだけの理由で1本書いてしまったのだと思う。トリノイド「アヤメガネズミ」の能力は、人間の頭にアヤメの花を咲かせそれによって梅雨前線を呼び寄せるというものだが、頭にアヤメの花が咲いた人間たちがそのことを少しも大事に思っていない脳天気さが浦沢節。
ややムリヤリだけれども、戦いの連続の人生の中で平和を思い出すアスカには少し感動しましたよ。
ラストには敵か? 味方か? 謎の男が出現。続く。
あと関係ないけど、公式ページなんか凝ってますね。インタビュー記事を見て「へー、らんる役のいとうあいこってCancamのモデルしてたんだー」とか思った。
(03.0703)
【テレビ】・ハローキッズ(テレビ東京)
BUBKA8月号にはタトゥーの特集が組まれているんだけど、このエロさは認める。
同誌に内田さやかも載ってた。自分は内田さやかを過大評価しているとは自覚してるんだけど、ああいう顔がスキなんだよ。
さて、「ハローキッズ」は、テレビ東京で午後5時55分から6時まで、月〜金の帯でやっている帯番組。
現在は松浦亜弥がシャ乱Qの「まこと」が声をやっているぬいぐるみ「ハローくん」とともに、子供たちからとったアンケートのベスト5を発表することが主旨となっている。
昨日、一昨日とやっていたのは、「男の子の好きなヒーローベスト5」。
5位がスパイダーマン、4位がカクレンジャーで3位がアバレンジャー、2位が仮面ライダー555で1位がドラえもん。
カクレンジャーがなんで? という気がするがそれはどうでもいい。
これらのヒーローものを見つめるときの、あややの冷たい視線が突き刺さる! これが痛い。
もう「この世でもっとも興味のないものの極致」という感じ。
ホントに、若い女の子ってそういうの興味ないよねえ〜当たり前だけど。
それにしても変なテーマだ。全部他局のヒーローじゃないか。コメントしづらいだろうなあ。ちなみにあややのコメント。
・カクレンジャー……(スゴイ気がすすまなそうに)「なんか、つるつるしてるよネ」
・アバレンジャー……「後ろで腕を組んでいる人が強そうだね」ちなみにそれはアバレブラックだ。
・仮面ライダー555……「今の仮面ライダーってこういうのなんだー」気のないコメントの極致。
ずーっと前、「ハロー! モーニング」でゲストとしてブリキのおもちゃのコレクターの北原照久が出て、自慢のおもちゃを持ってきたんだけど、そのときの娘。の冷たい視線! を思い出してしまった。
「ものすごい値打ちもののミッキーマウスの人形」を見たなっち、ニコニコしながら「これ、腕とかポキッと折ったらどうなるんですか?」とか言って、北原の目が一瞬恐くなった。
なっち、悪気なさすぎー!
とにかく、値打ちものオモチャに対するモーニング娘。全員のリアクションがあまりに悪いためか、そのなっちが笑顔で「でも、今でもこういうおもちゃを愛するって少年の心を持っていて、いいですねー!」みたいなフォローをしたら、他のメンバーから「そうかあ?」という空気がものすごい出てた。
よく、くだらないジョークで「こういうアイドルって、トシったら悲惨だよねー」とか言うと必ず「だいじょうぶ。おれの嫁になるから」などと言うヤツがいるが、そんな軽口も叩けなくなるくらい、彼女たちのヒーローものやオモチャなどに対する理解は低いということを、みんなキモに命じような。
(03.0702)
【雑記】・さらにミキサーに入れられた金魚
前回は、多少考察もまじえて冷静に書いたのだが、こういう「金魚ミキサー」がいくつもあると知ると、さすがに嫌悪感を覚える。そういう点では、私は情報元の「Weekly Teinou 蜂 Woman」とまったくの同意見である。
それは、やはりこの「金魚ミキサー」をつくって発表するという行為に「ズルい」という感覚がどうしてもぬぐえないからだ。
正直、これほど悪趣味なものをかつて見たことがない。昔、「やたら巨大なものをつくる芸術家」が日本のイナカでまた巨大なものをつくるプロジェクトをやり、その準備のために雇われた地元の人が事故で死んでしまったそうだ。
呉智英が「こんなバカな話はあるか。巨大なものをつくるのは現実の『異化作用だ』というが、現実を異化したいのなら広島・長崎の被爆写真展をやった方がよほど有意義だ」と怒っていたのを思い出す。
今回、私は似たような感想を抱く。
(03.0702)
【テレビ】・タトゥー完結編
なんで自分は興味もないタトゥーを追いかけているのだろうか。まあまあ、話を最後まで聞いてくだせえよ。
私はこの段階で、「チクビを出す出さないでもめたのでは」と予想したのだが、もっとずっと確信犯的な行為だったらしい。
で、まあ関係者は迷惑だっただろうけど、そういうパフォーマンスってのは今までにもあったわけだ。そのやり方自体に、カッコよさ、悪さ、洗練されているかいないか、規模の大小、天然か確信犯かはあるだろうが、今まで何度もこんなようなことはあった。
で、どうして一章立てようかと思ったかというと、ああいう戦略を「カッコいい」って書いてるサイトがあって。
そこでの主旨は、「タトゥーがドタキャン騒動で非難を浴びるのは、プロデューサーは計算済みだったはず。しかし、タレントの賞味期限の短さを見越して、『売り逃げ』のようなカタチで売っていくための宣伝としてのドタキャンをおこなった。その意味では、プロデューサーの勝ちだ。プロデューサーかっこいい」って書いてあった。
えーっ!! カッコよくないだろ。逆でカッコ悪いだろ。
……と思ったので、書いてみました。
まあ直リンしてトラブルになるのもイヤだなと思ってしませんが、そこのサイトをもう一度見に行ったら「その考えに感心した」みたいな文中リンクがあちこちで貼られているようで。さらにえーっ!! と思った。
仕事しながらテレビつけっぱでニュースを見ていたら、木村太郎が「まあ売れるために何でもやる、って意味ではビートルズだっていろいろやってましたからねぇ」と言っていたし、安藤優子も、その隣の顔がクシャッとしたアナウンサーも「冷笑」って感じだった。ちょっと私の視点のバイアスが入っているかもしれないが。
「楽しくなければテレビじゃない!」って言っていたフジテレビの人間からすれば、「何を今さら……」だったのではないかと思う。
しかし、おそらく私より年下の人間で、テキストサイトをやっているような人間で、タトゥーの戦略の読み解きに感心してしまうというのはいったいどういうことなんだ。
よくも悪くも、送り手が半笑いで「銀河計画」と言っていた「おニャン子クラブ」的80年代精神がまったく次代に継承されていないということではないか!(ドンドン、と机を叩く)
それと、ジジクサイ言い方だがもうひとつ。
ブンカ的なことに憧れている若者は、最初はいわゆる「天才」、「芸術家肌」の人に憧れることが多い。
だが、いろいろなことが原因で、「天才」が天才のまま世に出られるとは限らないと知ると、その反動かひねくれてくるからか、芸術的才能はないけれど策謀家だとか、権謀術数に長けた人だとか、そういうのに憧れるようになる、ことも多い。
戦国時代にたとえると、最初は真田十勇士とか自分の意志を貫いて玉砕した武士とかに憧れても、後々陰謀家系のキャラや、石高はたいしたことないんだけど巧妙な裏切りや陰謀で自分の領地を切り取った人間などに憧れたりする。
だけど、もう少し経つと、またもとのシンプルな憧れに戻ったりすることも多いよ。
真心ブラザーズの「拝啓、ジョン・レノン」的な感覚になる。
「タトゥー」のプロデューサーを勝利者として賛美する若者というのは、どうもその「陰謀家に憧れる時期」の人々なんではないかと思ってしまう。
しかも、現時点ではこのプロデューサーが成功するか失敗するかは、まだわからないわけだし。いや、CDの売り上げではもうじゅうぶん勝者と言えるだろうが、どれくらいのヒット率を見込めるかはまだわからない。
昔、ある知り合いと話してて、私が「なんでワイドショーのコメンテーターってこういうバカな人しかいないんだろう。大学教授とか言って、肩書きだけじゃん」と言ったら、その人はこういった。
「テレビ局は『大学教授』という肩書きがほしいだけで、それで当たり障りのないことを言えれば成功なんだ。だからこの大学教授の役割はこれでいいんだ」とね。
それは一面では正しいけれども、何も変えることのない意見だ。それまではそういうことを言う人ではなかった。かなりの毒舌を吐く人だった。だからそれを聞いて、驚いた。
要は、自分がテレビ見て能書きたれるよりも、その人はテレビ界とは無縁の人だから状況は違うにしても、そういうところに「おさまれる人」になりたかったんだろうね。
「上にあがりたい」ってガッついている人の一部は、黒を白と言い換える人に妙に共感していたりするから。
でも、しばらく会わないで再会して似たような会話になったとき、本人がそういうふうに言ったこと忘れてたよ。なんだかすごくショボくれちゃっててさ。
私から見るとその人はじゅうぶん出世したんだけど、どこか心の中に「こんなはずじゃなかった」みたいのがあって、ガッついた気持ちもなくなったら、「勝てば全部OK」みたいなことも言わなくなった。
こりゃハタから見てみっともないよ。カッコ悪い。
タトゥーにたとえれば、別に私はタトゥーを攻撃したいわけじゃないし、好きな人がいるのもよくわかるので、「好きなら好き」、「今度の件があったから嫌い」、「今度の件があったから好き」っていうのは別に気にならない。
だけど、「戦略としてどうこう、だからカッコいい」とかいうのは、ダサいと思う。
いいじゃん、好き嫌いの基準は、「永田ルリ子がかわいいから」、「加護ちゃんがかわいいから」、「浜崎あゆみは歌がうまいから」、「嵐はかっこいいから」で。もちろん、ある程度そういうの見続けていくと「売り方が、戦略がスゲー」っていうことにも気づきはじめてくるけど、それだけじゃ、戦略のみを評価するって何よ。
それは同じような仕事をしている人以外ありえない距離の取り方だし、たとえそうだとしても、自分自身が感動しなきゃどうしようもなくないですか?
あまりに戦略、戦略言うと、自分がダメだったときに何の救いもないし、いやむしろ、成功したときも「自分は頭でっかちだったんだなあ」って思うんじゃないかな。
(03.0701)
「つれづれなるマンガ感想文」6月後半
「つれづれなるマンガ感想文」7月後半
ここがいちばん下です
トップに戻る