「ビッグワンガム」は
ガムよりオマケの方がでかい。

一気に下まで行きたい

1999年

3月27日

テレビ東京で、金曜深夜に放映していた2つの番組がいちだんらくすることになったことは、昨日書いた。
今回は、レギュラーメンバーのみ交代する「出動! ミニスカポリス」について。
普通のバラエティ番組では、アシスタントの女の子が交代するときに、突然スタッフのだれかが花束を持ってきて、女の子が「えー!? ウソー! うれしい!」などと驚き、「この番組を卒業してからも、一生懸命がんばりますので……」といったコメントを残して去っていく。それが定番である。
ところが、「ミニスカポリス」、何がすごいって、歴代のポリスだれ一人としてこうしたお約束な……まあ花束のドッキリなんかはいいや、とにかく別れのあいさつをしないのである。その時間をとらない。
今回のポリスが、番組はじまって以来はじめてきちんとしたお別れの言葉を言ったのだ。
コンサートのラスト、胸に仕込んだ火薬を爆発させる仕掛けで次々と「殉職」していく。しかし、顔に血糊がかかった子もいて、なんだか恐かった。

そして奇しくも!? イヤというほど「日記」で書いている「DAIBAッテキ!」において、「ガンマンクイズ」なる企画をやっている。
女の子を4人ずつのチームにわけ、クイズに答えさせる。不正解だと胸に仕込んだ火薬が爆発するので、その場で(まったく無意味に)死んだまねをしなければならないという、まるで水木一郎が「アニキ〜」とアニメファンでない人にも呼ばれてしまうような、むか〜し古谷徹が「チョコホット」とかいうココアのCMのナレーションをしていたくらい(他意はなし)、日本グランプリなコーナーだったのだ。
これがシンクロニシティなのか。それとも「銃で撃たれマニア」がいるのか。

3月26日

テレビ東京系の、毎週金曜深夜にやっていた2つの番組が終わりを告げることになった。 その名も、「BIKINI」と「出動! ミニスカポリスの第何期かの面々」(「ミニスカ」は、番組自体は終わらない)。

「BIKINI」は96年10月からのスタート、3代のレギュラーメンバーの代替わりを経て、終了した。
第1期には司会・雛形あきこ、林家いっ平、池谷アナウンサー(後に羽賀研二)。後ろには水着の女の子が20人くらい座っていて、あーだこーだ言う。雑誌「宝島」とのタイアップがあるのか前の方にはタレント志向の強い子が3人、座っていた。
最初が嘉門洋子、山田まりや、柳明日香、次に松田純、吉田里深、安西ひろこ、後に松田純、川村ひかる、伊藤絵理香となる。 あ、後半レギュラーだった「コカマのせいちゃん」や、ゲストで出ていた「イジリー岡田」も忘れちゃいけないね。
この番組、どんな視聴者ターゲットにしていたのか考えると、当然、

「26歳男、独身・サラリーマン・職種は営業・毎日多忙・やっと帰ってきたら時計は1時を回っている。そんなとき、缶ビール片手にナニゲにテレビつけたらやっていた。思わず見入ってしまう」的な状況の男の子だろう。

番組内でのコーナーもいろいろあったが、女の子たちがいろんな街へ行ってナンパされ、その状況を隠し撮りするというものが印象深い。
え? 仕込みじゃないかって? この場合、それは問題ではない。女の子の、言い寄ってくる男の子のあしらい方が鑑賞ポイントだからだ。
すると、番組側が意図したかどうかわからないが、2人の女の子(浜田春菜と三浦直子)のコンビが「ナンパされ状況」において面白い状況がつくれることが判明。コーナー内でもっともその真価を発揮したのである。
その後、「ナンパされ最強コンビ」は星野志穂、木村絵里菜に移されたと個人的には考える。
このように、大量にレギュラーが存在する番組では、だれがどんな魅力を引き出していくかが見ていておもしろい。
逆に言えばただ一人「処女」をアピールポイントにしていた幸田まい子とかね(特撮ドラマ「ビーロボ カブタック」で「お嬢様グループの次女で出ていたのがまた楽しいんだが。それ以前にも「宇宙少女刑事ブルマ」ってのに出てたって)最近、なんとなく顔変わったよね。

……だが、第3期になってからの番組展開には個人的にはちょっと……であった。
要は番組内ダンス・グループをつくるという、ウッチャンナンチャンとかジャニーズ系の番組でもよくある、「出演者にテーマを与えてそれを克服していく過程を見せていく」ものに変わっていく。
しかし、個人的には、

「26歳男、独身・サラリーマン・職種は営業・毎日多忙・やっと帰ってきたら時計は1時を回っている。そんなとき、缶ビール片手にナニゲにテレビつけたらやっていた。思わず見入ってしまう」的な状況の男の子は、そのようなものを見ることをあまり望まなかったのではないかと思うのであった。

また余計なことだが、羽賀研二の参入は、毎回コメントで「自分は女性経験が豊富」的な発言をギャグっぽく繰り返していただけに、アンナ事件とからんで山田まりやでさえツッコむことができないというなんともモヤ〜とした印象に終始してしまったことはつけくわえておこう。

最後に林家いっ平。実は「ものすご〜く、どうしようもなくつまらないわけではない」とは思うのだが、ある意味池谷アナの方がおもしろいときすらあり、彼の存在価値に思いをはせる今日この頃である。「ゲーム王国」の江戸屋子猫と合わせて。
ミニスカポリスについては、後日(笑)。

3月25日

趣味の話だけど、徐々に「マンガ描くモード」に精神を転換していかねばならないと思っている。
ぼちぼち同人誌の締め切りが見えてくる頃でもあるし。
この「マンガ描くモード」っての、ふだんマンガばかり読んでいるからすぐ入れるかというとそうでもないんだよな……ホントに。
見聞きすることをすべて「描きたいマンガ」に絞っていく。そういうフィルターを通して、ものごとを見ていく。
それと、描いているうちにイヤになってくる「自分の絵のへたさ」とか「自分のお話のつまらなさ」にも向き合わねばならない。
それに耐える。
……まあそんだけ大げさなこと言ってても、できてくるものは「いつものやつ」だったりしますが、イザ「描こう」と思ったら準備期間に意外に時間がかかることに驚いた次第。
まず、机の上を掃除しなけりゃならないしね(笑)。

ここがいちばん下です
1999年4月の日記
1999年3月の日記
1999年日記トップに戻る
トップに戻る