◆ 1997年10月前半 ◆
10/1〜15
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10/15(水)……少年よ、胎児を抱け
10月の日記も折り返し地点。掲示板にも書いたけど最近、このページの掲示板に会社のIEからアクセスしようとすると、「そんなページはこのサーバー上にはない」みたいなエラーが出る。リロードをかけるときちんと表示されるようになるのだが、これはいったいどうしたわけなのだろう。ほかの人のマシンのNetscape Navigatorでやってみたらうまくいったので、IEの問題かもしれない。それとも俺のマシンの問題? とりあえず同様の現象が起きたという方はリロードを試してみてほしい。
【雑誌】少年マガジン 講談社
雑誌の内容よりも、松本大洋がヤンマガ赤ブタに描くというニュースに驚く。詳しくは松本大洋のページの最近の話題のコーナーを参照のこと。
今週は「Jドリーム」番外編、1st half「会いたい気持ち」(塀内夏子)が巻頭カラー。むむう、トモダチトモダチしていてちょっとなーとか思ってしまう。それよりも本編に期待だ。さらに塀内夏子のインタビュー漫画「日本の司令塔・名波浩」も掲載されている。でも、残念ながら2次予選の名波の出来は最悪に近い。ちょっと時期が悪かったかも。
「BOYS BE…」(作:イタバシマサヒロ+画:玉越博幸)は相変わらずベタベタに甘く、かつ予定調和的であざとい。しかし、ここまでやられると見事なのでよし。しかし、この人の絵ってなんかちょっと特異な感じがする。どこかぎこちなくてアンバランスなのだ。とくに女の子の表情とか。目と髪が細かく描かれてるわりに、口や輪郭の形がちょっとヘンなときがあるからかなあ。
【雑誌】少年サンデー 小学館
「なぎさMe公認」(北崎拓)はサービス全開。胸は小さめだがまあ陸上選手なので、あんまりデカいというのもヘンだろう。でもサンデーって全体的に上品な雑誌なので、あんまりあからさまにサービスしちゃうと読者は引くかも。「神聖モテモテ王国」(ながいけん)はブタッキー復活、というか別に死んでいたわけじゃないけど。モテモテといえばニューギニアの奇獣(吉田戦車「伝染るんです。」2巻40ページ参照←こういったデータがぱっと出てくるのは「伝染るんです。」超詳細インデックスのおかげなのじゃよー)というのはともかく、モテモテになるというのは素晴らしいことだなあ。
「俺たちのフィールド」(村枝賢一)は予想通りといえば予想どおりの展開だが、W杯予選ってやっぱり見てて胸がチリチリしていていい感じだ。今の日本代表に高杉和也みたいな、強引に局面を切り開く選手がいればなあ。
10/14(火)……ファイヤー(や、やばい)
やっぱり火曜日は読む本があまりない。コンビニなどで立ち読みはいっぱいしたんだけど、買うまでに至る雑誌はあまりない。「まりのちゃん奴隷化計画」(友永和)は見かけたが、どうせ今までの単行本の再録だと思うので買わなかった。漫画の話をしないというのもなんか悔しいので、こんなときはオススメ漫画レビューでも書くとしよう。漫画は買わなかったが、小説は購入。森博嗣の「幻惑の死と使徒」。ジャンルは推理小説。この人の小説は京極夏彦ほどの迫力はないものの、スッキリとした文章でよくできている。「端正な推理小説」という感じだ。
ちなみに今日のタイトルの「ファイヤー(や、やばい)」というのは「月下の棋士」(能條純一)に出てくる占い大好き野郎、武者小路のセリフである。ラッキーカラーが赤だから、身体中を赤い服で包み、靴も自ら赤く染め上げるという念の入れようがステキな人物だった。彼のセリフにはこのほかに「ファイヤー(まずい)」とか「ファイヤー!(知ったかぶりをするな!!)」などがある。詳しくは単行本5巻を参照のこと。
赤い服といえば、少年チャンピオンで「ジャイアンツ」を描いていた柴田芳樹がアフタヌーンで執筆していた「れっどまん」という作品が非常に面白かったので、機会があったらぜひ読んでみてほしい。これは赤という色を以上に愛し、常に帽子から靴まで赤で統一し、街を走り抜ける男、れっどまんの物語だ。れっどまんの活躍が実に鮮やかでかっこいい。たぶん古本屋でしか見つからないだろうけど。出版社はもちろん講談社。
10/13(月)……情無用のK9
このホームページも2000ヒットを達成。これで名球会入り……というにはあまりに大したことなさすぎる。でも俺にとっては嬉しい区切りだ。これも読んでくれる皆さんがいるおかげ。どうもありがとうございます。2000ヒット記念に日ごろの感謝を込めて大プレゼント……なんてことはしない。ごめんなさい。
【雑誌】少年ジャンプ 集英社
「世紀末リーダー伝たけし!」(島袋光年)。なかなかいい話。絵は別にうまくないんだけど。「リーダー的」というのがなんか新しい。ビジネスジャンプの予告を見たら、なんか「Purple」「カケル」の竹下堅次朗が描くとのこと。現在ヤンサンで連載中の「カケル」はさほどでもないけど、「Purple」はけっこうよかった。竹下堅次朗は今まで小学館でしか描いてないと思ったけど、集英社は小学館系列だから驚くには当たらないか。あと「夢で逢えたら」の作者って名前が「山花典之」になってる。たしか最初は「山崎花子」でそのあと「HANAKO]になったんじゃなかったっけ。
【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 小学館
「奈緒子」(作:坂田信弘+画:中原裕)はパリ市民マラソン編決着。地味だけど面白い漫画だ。中原裕は「ぶっちぎり!!」のころからけっこう好き。「ハッスル」(一色まこと)はやけにあっさり終わったような気がする。そして次号はおおなんと、山本直樹の新シリーズがスタートするとのこと。これはうれしい。
【単行本】「K9」 海明寺裕 三和出版
「eXpose」「後宮学園」「bodyshop」に続く海明寺裕のフラミンゴ掲載、SM漫画シリーズ最新作。シリーズ全作品に共通して、直接的なSEXという行為はせず、あくまで言葉と視線のみで女性を家畜化していくというコンセプトが貫かれている。やっていること自体は下品なのだが、よくも悪くもいやらしくなく、上品に感じる。水っ気のない独特の乾いた画風と感性がそうさせているのだろう。今回の作品ではパソコン通信が調教の道具として効果的に使われている。「文字だけのコミュニケーション」といわれるパソコン通信(とくにチャット)の特性である、匿名性、相手の不可視性がうまく利用されている。チャットにおけるタイプミスや顔文字の使い方もうまい。これもNIFTY SERVEでボードリーダーを勤めるなど、ネット経験豊富な海明寺裕ならではのワザともいえる。
このシリーズ全体にいえることだが、視点の主体をあえて特定せず読者を幻惑するあたり、作者の周到な仕掛けが感じられて心憎い。熱のこもったSEXシーンこそないものの、クールな視点で巧妙に仕掛けられた海明寺裕のワナにあえて迷い込んでみるのも悪くない。
【単行本】「天気輪の丘で見た世界」 しろみかずひさ 三和出版
オススメ漫画レビューのページにアップする予定なのでそちらを参照のこと。15日のアップデート時に登録予定。
10/12(日)……ハリ・ハラ リツコ
久しぶりにおうちのマシンのHDDをフォーマットして、システムの入れ直しをする。ここらへんの作業はわりと慣れっこになっているので、そんなに時間をかけずにシステム再構築完了。3連休は今日でおしまい。休みといふものは、何故かくも速やかに過ぎるのか。
昨日書いたNetscape NavigatorでHRタグの区切り線が見にくいという問題だが、月野わぐまさんによれば最新バージョンの4では解消されているらしい。でも普通は3以前のバージョン使ってるよな。普通の人が普通にWebを見るだけなら2.0とか1.0でもそんなに困ることはないだろうし。こういう細かい部分でブラウザ間の差があるというのは困ったもんだ。フォントもIEではデフォルトではゴシックだが、NNでは明朝だし。
【単行本】「改訂版大日本帝國萬画」 原律子 双葉社
そういえばこの本は持ってなかったな、と思ったので古本屋で購入。4コマ漫画はあんまり面白くないが、そのほかは面白い。この単行本に収録されている作品は最新のもので1985年のもの。うーん、もう12年も前になるのか。そのころ俺は中学生になったばかりだから、当然リアルタイムでは読んでいなかった。でも、今読んでも楽しめる。絵もうまいし、センスもある。原律子の最新単行本は1993年の「考へる人生」だが、それ以来とんと見ない。今ごろ何をしているのだろうとか考えないでもないが、別にどうでもよかったりもする。
10/11(土)……ネスケの人、↑の区切り線見にくいでしょう
深夜にOHP掲示板に書き込もうとしたら、なんかエラーメッセージを返されてうまく書き込めない。ひょっとしたらIE3.02のせいかなーとか思ってNetscape Navigator2.01(以下NN)をインストールしてそっちから送信してみたが、そっちでもうまく行かない。たぶん掲示板側のサーバーのせいなのではないかと思う。そんなわけでうまく書き込めなかった人と、こちらからの返事が遅れてしまった人はごめんなさい……とか書いていたのだが、昼に再チャレンジしたらうまくいった。
で、NNをインストールしてみて気づいたのだが、IEとNNではけっこう表示が違う。このホームページでも例えばこの日記などで”<HR>"というタグを頻繁に使っている。これはIEの場合、文字色と同じ色の罫線として表示されるのだが、NNの場合は背景色と同じ色の罫線になっている。表の枠線の色も同様だ。バックの色が暗いページの場合、NNだとここらへんの罫線がほとんど見えないので、IEのほうがかなり見やすい。NNだと、日記の一日ごとの区切りとかが分かりにくいはずだ。うーん、困った。”<HR>”タグにいちいち色指定を入れればいいのだろうが、それも面倒だしなあ。
【雑誌】コミックビーム アスキー
コミックビームのページ参照。
【単行本】「BLACK BRAIN」(10) サガノヘルマー 講談社
怪作「BLACK BRAIN」もこれで最終巻。最後までわけの分からない猥雑なノリで突っ走った。けしてうまくはないんだけど、妙ないやらしさがある(そしてちょっと気持ち悪い)不思議な絵だった。サガノヘルマーはこれ以外にも「わんぱくTRIPPER」も面白い。ちょっとほかにない濃さを持った漫画家なので、これからも要注目だ。
【単行本】「ねこぢるだんご」 ねこぢる 朝日ソノラマ
にゃー子、にゃっ太のねこ姉弟の話も少々飽きてきた感じがある。昔の容赦ない奴のほうが好きだった。昔の作品を読んでいると、アリを虫メガネで焼き殺したりした幼き日々を思い出す。描き下ろし短編の「つなみ」はけっこういける。
10/10(金)……しわ寄せがあるように
今月は12日が日曜日だから、11日がコミックビームの発売日。みんな迷わず読めやーって感じ。
【雑誌】ヤングマガジン 講談社
「ドラゴンヘッド」(望月峯太郎)はこの事態に至った原因がちと見えてきた。やっぱりアレがアレしてアレなのかー? 「チューリップ」(地下沢中也)はのっかからどうしようもない展開。いきなり露出マニアか。なかなかやりよるわい。
【雑誌】モーニング 講談社
「ブル田さん」(作:高橋三千綱+画:きくち正太)は先週のほうがかっこよかったが、まあきれいにまとまった。スポーツ漫画はやはり力と力の対決が基本だ。「変タイ累ヶ淵NAKED」(作:杉元伶一+画:米餅昭彦)はまたまたわけのわからない展開。でもすごい。ついつい目が吸い寄せられてしまう。ちなみに「タイ」の字は「骨」ヘンに「豊」という字を書く。どうも文字がないようなので、これからは「NAKED」とだけ表記する。
「メロドラマ」(村上もとか)はさすがにうまい。華やかで、浪漫でかっこいい。きれいにまとめているし、非常に面白い。『感動連載』「幸せであるように」(青木健)は今回で最終回。どうでもいい漫画だったが、どうにも稚拙な感じで気になってしまう作品でもあった。別に面白くはないけど。
10/9(木)……読者王
【雑誌】少年チャンピオン 秋田書店
「悟空道」(山口貴由)はやっぱいい。三蔵も緊縛な感じで色っぽいし。うるさいまでの文字の乱舞。かっちょいい。「ごくうどう」といえば「本気!」(立原あゆむ)の番外編もいつの間にか連載されている。「ピース電器店」(能田達規)はいつものようにほのぼの。読んでて楽しい。「ドカベンプロ野球編」。水島新司の漫画はいつもながら、この時期になるとタイトル争いの話になる。ダイエーって8月くらいまでは優勝争いにからむけど、突如として崩れるからなー。たぶんあぶさんと岩鬼がいれば優勝はできると思うけど。連載を終わらせるつもりで、一度ウソでもいいから優勝させてみるのもいいかもしれない。
【雑誌】ヤングサンデー 小学館
今週は「今日のだいちゃん」(太陽星太郎)が2本立て。そのうちの1本はだいちゃんは1コマしか出てこない。毎回毎回こんな感じで話作ってしまうんだからうまい。なんかテレビ東京系列で毎週月〜金曜の朝7時5分〜25分放映中の「おはスタ」という番組に登場中らしい。うーむ、すごいな。でも、俺はこんな時間じゃ起きれねー。予約録画でもしてみるか。
「よい子の星!」(柏木ハルコ)はもう救いようのないねちねちとした展開。あー、面白い。
【単行本】「編集王」(15) 土田世紀 小学館
連載中は気がつかなかったけど、このシリーズはサブタイトルが全部「〜さよなら〜」で統一されている。いつもながら、細かいところでは遊んで、締めるところはしっかりと締めている。彼らが編集王を目指すならば、俺は読者王を目指したい……けど、今の状態ではまだまだ読み足りないような気もする。昔、家がコンビニやっていたころは少年誌(月刊誌も含む)、青年誌はほとんどフォローしていたkど、今はそこまでは読んでないし。あのころは月のべ100冊以上は確実に読んでたもんなー(ちなみにその生活を約15年くらい続けた)。
金にあかせて作家を引き抜くというのは、できるところは別にやったってかまわないと思う。ただ、すでに安定して力を発揮している他誌の作家を集めて1冊作るっていのは危険でもある。前に「俺の呟き・拡張版」の「ごはん系のススメ」でもいったことだが、雑誌って「安定して面白い作品」「若手の作品」「大家の作品」といったあたりがバランスよく存在していないと、トータルとして面白く感じられない。他誌から引っ張ってくるというのは、悪くいえば「すでに手あかのついた作家」を引き抜いてくるということだから、その点は注意が必要だ。大枚はたいて各チームの4番打者を集めて低迷した巨人軍をちょっと思い出した。
10/8(水)……ウェンズデーナイトフィーバー
「編集王」の15巻を購入。なんか家の近くの本屋に置いていなかったので買いそびれていたのだが、やっと入手。でもまだ読んでいないので感想は後日。週間連載でも読んでいたので、急ぐ必要もなし。
【雑誌】少年サンデー 小学館
どうでもいいけど、表紙のあおり文句、「TVアニメでサタデーナイトフィーバー」というのはあんまりのような気がするのだがいかに。「め組の大吾」(曽田正人)はやっぱりうまい。毎週毎週火事などの大事件が起こるというのは、ちょっと無理を感じないでもないけど(「探偵あるところ殺人あり」の法則)、面白いもんは面白い。絵もうまいし。
【雑誌】少年マガジン 講談社
連載陣はいつもどおりのマガジンのり。「将太の寿司」(寺沢大介)で、表面が真っ黒になったクジラ肉の真ん中の部分を使うというのがあった。そういえば昔、チャンピオンで連載されていた「味狩り学園」という漫画で、牛一頭分の肉を腐らせて、その真ん中のとろとろに柔らかくなった部分だけを使うという料理があったのを思い出した。
次号で塀内夏子が巻頭カラー。赤星鷹はなんとスペインに行っているらしい。そんなフラフラしてて、レッズはよく許しておくもんだ。パスとかそこらへんはどうなっているのだろう。スペインリーグはけっこう当たりが激しいはずだが、鷹みたいなタイプは通用するのかとかそこらへん気になるところ。
10/7(火)……暗い火曜日
今日はとくに漫画は読まなかった。火曜日発売の雑誌では是が非とも買いたいというのがないのが原因だ。月曜日はジャンプ(人からもらう)、水曜はサンデー、マガジン(この2冊も人から)、木曜日はヤンサンを入手し、そのほか土曜日に兄が買っているヤンマガ、モーニング。日曜日はたいてい古本屋に行くので、何かしら読んでいるのだが、火曜日と金曜日は雑誌にありつけないことが多い。金曜日は比較的単行本の発売が多いような気がする。
ちょっとさみしいのでアクションでも買おうかなーとも思うのだが、あの雑誌は買うほどではないような気もするのだ。何も漫画の話をしないというのも悔しいので、オススメ漫画レビューでも追加しよう。
掲示板を設置。さっそく二人から書き込みをいただく。ありがたや。ホームページはパソコン通信の会議室と違って、俺一人の世界なので好きなことを書き散らせるのはうれしいのだが、やっぱり反応が返ってこないというのも寂しい気がする。掲示板効果でレスポンスは増えるのだろうか。楽しみだ。
10/6(月)……煮えたぎる読者汁
無料掲示板だが、金さんネットの奴はフォームをいじくることができないので、会社で隣に座っている、男・白木が見つけてきたCAMCAMの無料掲示板を利用することにする。ここは申し込んでからすぐにメールで返事が返ってきたし、中身もいじくれるし、なかなかいい感じだ。レイアウトとか色とかをいろいろといじくる。まあ、詳しくは掲示板のほうを覗いてみてほしい。
【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 小学館
「編集王」(土田世紀)が最終回。わりとあっさりまとめたな、って感じ。でもやっぱりジーンとくる。というわけで、面白かった。そして今週、一番の注目は「D-ASH」(作:北沢未也+画:秋重学)だろう。三木の、司に対する訴え。三木ってやっぱり司が好きだったんだねー。ああ、哀しくも面白く盛り上がる物語。すごくいい。ゾクゾクした。
「ラブレター」(作:じんのひろあき+画:若狭たけし)はパワフルに展開中。青春だなあ、力強いなあ、かっこいいなあ。「ひみつのお姉さん」(大沢智子)はなんか微笑ましくてつい読んでしまう。あと、今号では「友子の場合」の藤田美奈子、「ドクター秩父山」の田中圭一、大畑友美、どり★あすかの4人のギャグ作家を集めて描かせている。どり★あすかはあんまり面白くないけど、ほかのはまあけっこう読める。
【雑誌】少年ジャンプ 集英社
「ONE PIECE」(尾田栄一郎)はけっこういける。のびのびとした絵柄でなんか好きだ。
【単行本】「好きだから。」 りえちゃん14歳 コアマガジン
最近、乳のデカい女の子も描くようになったりえちゃん14歳だが、この単行本に収録されている作品は93年が最新だけあって、まだつるつるぺたぺたな感じの時代だ。お尻の小ささは今と変わらないけど。
少女を描くのがうまい漫画家というのはけっこういるけど、アニメ絵系の人とりえちゃん14歳が違うなと思うのは、現実の少女をベースとした理想の少女を追求しているからというのが一つにはある。アニメ絵系の人の場合、ベースが漫画だったりアニメのような気がする。りえちゃん14歳の絵を見ていると、「この人って本当に可愛い女の子が好きなんだろうなー」って思う。話はわりとどうでもいいものが多いけど。
【単行本】「龍」(16) 村上もとか 小学館
さすがに読ませる。話がどんどんデカくなってきた。俺は武専時代の話のほうが好きだったけど、今の展開もこれはこれで面白い。
【単行本】「ギャラリーフェイク」(11) 細野不二彦 小学館
安定感抜群。どの話もそれなりに読ませてしまう。さすがにうまい。
【単行本】「月下の棋士」(18) 能條純一 小学館
今日読んだ単行本は安定感のある作品が多い。これも常にコンスタントな作品の一つ。でも、「月下の棋士」は面白いときはすごく面白い。爆発力がある。でも、ちょっと18巻というのは続けすぎかなという気はする。巻末の河口俊彦六段の「月下棋人の譜」がなんか面白いと単行本が出るたびに思う。
10/5(日)……刑事・BANG!
加茂監督が更迭される。何を今さらって感じもするのだが。普通、予選の真っ最中に監督が代わってうまく行くわきゃないと思うのだけれども。でもよく考えれば、UAEとの勝ち点差はたったの2。直接対決に勝てば追いつけるのだ。2位決戦に持ち込むのはそんなに難しくはないと思うので、選手たちはそんなに絶望的な顔しないでほしい。サッカーファンも。
ほかの人たちのホームページを見ていると、掲示板があることがうらやましく思えてきた。しかし、DREAM★NETには掲示板の機能がない(ちなみにCGIもアクセスカウンター、クリッカブルマップ、アンケートの三つしか使えない)。ま、いいかとか思っていたのだが、永山薫さんのところで使っている無料掲示板ならDREAM★NETからでもOKだし、金もかからない。というわけで金さんネットのホームページに行って申し込みを済ませてくる。いつもながら、一度思い立ったら止まることのできない俺だ。「次の朝6時くらい」には使えるようになるらしい。申し込んだのは6日になってからだったらから7日の朝だ。さて、どうなることか。
今日は休日出勤。そんでもって、なんだかんだで泊まり。明後日くらいには忙しさが一段落しそうなんで、何かコンテンツでも作りたい。りえちゃん14歳の新刊は買ってきたのだが、まだ読んでない。さすがに会社で読むわけにも行くまい。
10/4(土)……にょぼぼぼぼぼーん
サッカーW杯2次予選、カザフ戦。またしてもいつものパターンで最後に追いつかれて引き分け。そりゃねーだろ。加茂、選手交代下手。俺が思うにFW、OHの4人にスピードがなさすぎる。カズとロペス、名波と中田はタイプが似すぎている。しかも、全員スピードがないときている。できれば前の4人はそれぞれタイプの違う人を並べてほしい。俺の理想としては次のような組み合わせだ。
◆FW1……得点力のある人(スピードはなくても可)
(該当者)カズ、ロペス、森山、福田、永島、高木、中山
◆FW2……スピードと突破力のある人(得点力はなくても可)
(該当者)服部(横F)、岡野
◆OH1……パサー(スピードは少し欲しい)
(該当者)名波、中田、沢登
◆OH2……スピードと運動量のある人
(該当者)森島、伊東輝
この中から4人選ぶとするなら、俺なら中山、服部、中田、森島。そして、スーパーサブに森山だ。
【雑誌】ヤングマガジン 講談社
「天然少女萬」(こしばてつや)が面白い。今回のサブタイトルは「マジギレでイェーイ」。イェーイ。「超・学校法人スタア学園」(すぎむらしんいち)。仲本がたいへんなことになっている間に太田川も意味なくたいへんなことになっている。すぎむらしんいちはやっぱりうまい。「チューリップティーズ」(地下沢中也)もいい。この人のギャグって一種異様な迫力があって、圧倒される。よく分からないノリで、とにかく突き進むって感じ。
【雑誌】モーニング 講談社
なんか本宮ひろしが新連載。ファンは要チェック。ただでさえ脂っこいモーニングがこれでさらに脂っこさを増した。精神科医モノ漫画「サイコドクター」(原作:亜樹直+作:的場健)は、サイコものとしてはわりとベタベタなんだけど、絵もうまいし、面白いし読んでしまう。いつも書いてる「変態累ヶ淵NAKED」(作:杉元伶一+画:米餅昭彦)は今週もまた。このすさまじいわけのわからない展開は? 今週の最終ページはもう圧倒されるほかない。「ブル田さん」(作:高橋三千綱+画:きくち正太)、すごいすごいぞ。熱い熱いぞ! とにかく読んどけーって感じ。
【雑誌】ホットミルク コアマガジン
ホットミルク本誌の話じゃないけど、H漫画情報誌「コミックジャンキーズ」の復活がすごくうれしい。こういう「面白い漫画をススメまくる」みたいな雑誌がもっともっと出てほしい。「ぱふ」とか「コミックボックス」なんかはそういう意味ではジャンキーズに負けてたと思う。
今月はあんまり注目作品は載ってなかった。それよりもりえちゃん14歳の新刊が今日発売だったらしい。買いそびれているので、明日神保町にでも行って買ってこよう。
【単行本】ねこぢる食堂 ねこぢる 白泉社
わりと初期の作品も掲載されている。残酷ネタバリバリで、今みたいに絵柄がカチッと固まってしまう前のほうが面白かったと思う。「PUTAO」連載の「ぢるぢる見聞録」はやる気のない取材がいい感じだ。ところで、ねこぢる&山野一夫妻は町田在住。俺も町田在住なので、ひょっとしたら町中ですれ違っていることもあるのかもしれない。福家書店とか東急ハンズのあたりはくさい。そういえば、漫画家ってけっこう町田在住の人が多いようだ。けっこう漫画の舞台で出ていることが多い。神聖モテモテ王国も町田にあるみたいだしな。
【単行本】女犯坊 ふくしま政美 大田出版
たしかに強烈な漫画ではあるのだが、1回読めばそれで満足って感じではある。
10/3(金)……ニンニキニッキニッキ
今日は漫画は読まなかった。ホットミルク(コアマガジン)は買ったのだが、さすがに会社でエロ漫画を読むほど俺は自分を捨ててはいない。今日も会社に泊まりなので、読んでるヒマがなかったというのもある。
アクセスカウンターが1500を超えた。1000から1500までが約10日。個人のホームページとしては上々の部類なんじゃないかと思う。考えてみると、ホームページを作ってからほぼ毎日更新している。けっこうよく続いてるなーと自分でも思う。俺は6年くらい前から、これとは別に日記をつけているのだが、その習慣が生きているのかもしれない。
ところで、日記といえば俺はこのホームページの日記のほかに、いくつかの日記をつけている。まずは通常のその日あったことを書く日記。読んだ漫画の感想を書く日記、ビデオ・映画などのヴィジュアル日記、読んだ小説の日記。それからお小遣い帳もつけている。我ながら病的なまでの記録癖だ。こんだけ記録つけると、「ひょっとして俺は自分の生活を書き留めるために生きているのかもしれない」なんて思ったりもしてしまう。
そういえば毎日更新しているせいか、見る見るホームページスペースも消費していた。今日調べてみたら4MB中、3.5MBがすでに使われていた。このペースでいくと、早晩埋め尽くされてしまうだろうと考え、2MBほど増設する。2MBの増設で月200円だから、まあ雑誌を1冊買ったと思えばそんなに気にする必要もあるまい。それにしても、最初のころは画像を1枚も貼ってなかったから、ほとんどスペースを使っていなかったのだが、やっぱり画像を貼ると違う。いったん貼っちゃうと、もう歯止めがきかなくなって、ガンガン貼っつけちゃうんだよね、これが。
10/2(木)……かばんに、いっぱい、漫画を詰めて
久しぶりにおうちに帰れた。しかも電車。ただでさえたくさん漫画を持っているのに、帰りの電車で少年チャンピオンを拾ってしまう。ヤンサンももちろん買ったし。この時点で、すでにかばんはパンパン。おうちの近くのコンビニでさらに快楽天も購入。最終的には平とじの少年誌が4冊、中とじの青年誌3冊、B6の単行本4冊と、かばんの五臓六腑に漫画をつめこんだって感じだった。
【雑誌】少年チャンピオン 秋田書店
山口貴由「悟空道」はなかなかに好調な感じ。大げさでかっちょいい話を描かせたらさすが、である。それから「ジャンジャンバリバリ」(石山東吉)もやっぱりスゲエ。今や何を勝負しているんだかよく分からないけど、そんなことはどうでもいい。「大介ゴール!」(馬場民雄)はサッカー漫画だが、絵もわりとよくできているし、けっこう面白いかもしれない。
【雑誌】ヤングサンデー 小学館
「Agapes」(山田玲司)は何やらあやしげな展開。やっぱり時代はアガペーの愛って奴か?エロスの愛の時代はおわったというのかー。ボクシングをやってる「太郎」(細野不二彦)は面白い。さすがうまい。「the山田家」(阿部潤)。最近すげー。絵もすごいし、この唐突な展開はクレイジーでイカス。単行本を買わなくてはならなそうな感じがしてきた。3巻は11月5日発売だそうだ。それに合わせて1、2巻も買おう。
【雑誌】快楽天 ワニマガジン
表紙がいきなり目立つ。女の子の顔のドアップ。村田蓮爾くらいの画力がないとツライ技ではあろう。こういうふうにイラストがよくできていると作家名を羅列している部分が邪魔に思えてくる。でも、入れなきゃいかんし。けっこうレイアウトは苦労したんではないかと見た。
快楽天はエロ漫画雑誌の中ではたしかにレベルがすごく高いと思う。でも、実用的かというとそうではない。まさに「美少女漫画雑誌」という言葉が似合う。「保健所の彼女」を描いているOKAMAは独特の雰囲気を持った絵柄。話作りの面も含めて、もっともっと伸びていってほしい。さつきのそのいちは絵の感じがけっこう好きだ。そして今回の注目は真弓大介「狂ったまなざし」。テンポとノリで押しまくるいつもの作品と違って、今回はかなりブラック。絵柄もちょっと変えてる感じ。さすが、ベテラン。うまいなあ。
【単行本】国立博物館物語(1) 岡崎二郎 小学館
岡崎二郎のページ参照。
10/1(水)……さんぱくガーン!
今日あたりで仕事を一段落させていったん家に戻る予定だったのだが、仕事がなかなか終わらない。結局今日も泊まりで3泊めだ。月曜からいるので、俺のかばんの中には家に持ち帰れなかった漫画がたまっている。少年ジャンプ、スピリッツ、サンデー、マガジン、そして今日買った「月下の棋士」「国立博物館物語」「龍」「ギャラリーフェイク」といったところだ。そして、2日にはヤンサンがここに加わってしまう。俺はわりと大きめなリュックを使っているのだが、そろそろ容量の限界が来ている。持ち上げたときにリュックの肩ひもの部分が切れたりしないかどうか心配だ。
【雑誌】少年サンデー 小学館
「ゲイン」(なかいま強)が地味ながらなかなか面白い。俺はラグビーってそんなに好きじゃないんだけど。この人も「ごはん系」(詳しくは俺の呟き・拡張版を参照)だよな。「俺たちのフィールド」(村枝賢一)は厳しい展開。最近展開がはしょり気味なのは、この漫画の本当の舞台がW杯だからなのではないかと思う。やっぱりW杯でダミアンと戦わなけりゃいけないし。しかし、これで日本がW杯出れなかったらどうするんだろ。2次予選の方式が変わっちゃったりと、ツキのない連載だけに……。いやいや、日本はきっと出るはず。
【雑誌】少年マガジン 講談社
「上を向いて歩こう」(むつ利之)。わりとどうでもいいことだが、相手の監督が「おい、次のバッター」といって自分のチームの選手に呼びかけるというのはちょっとヘン。さすがに名前くらいは覚えてるだろうに。まあいいけど。
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