◆ 1997年8月 ◆

8/18〜8/31
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8/31(日)……悲しき金敷

 日曜日だというのに昨日に引き続き出勤。悲しい。しかも今日はおうちに帰れそうにない。こんなことやってるヒマがあったら本当は漫画読みたいのに〜、とかいって歯噛みしたりする。
 というわけで悔しいから、会社のマシンでホームページの細かなメンテナンス。LAN環境使い放題なもんだから、リンクをお願いしたいところを探し回ってみたり、リンクのお願いを出してみたり。J-Bitoさんの松本大洋論のページ(これは松本大洋のトップページ参照)と、地球防衛隊電脳空間支部のページ(リンクのページ参照)にリンクを張らせてもらった。

8/30(土)……ぴんぐぽんぐぱんぐぽんぐ

 今日は小学館の単行本の発売日。「歓びの日々」1巻(六田登)、「D-ASH」2巻(秋重学+北沢未也)、「逃走鉄馬バイソン」3巻(カサギヒロシ)、そしてそしてそしてっ!!! 松本大洋の「ピンポン」最終第5巻!! これでまとめ読みができる。うれしー。といっても雑誌掲載分も全部スクラップしてあるので、そっちでまとめ読みしようと思えばできないことはないんだけど。
 休日出勤で忙しかったということもあり、これらの単行本にはまだ全然目を通してないので、感想は後日。明日も忙しいので読めないかもしれないけど。
 その代わり、今日はヤンマガとモーニングを読んだ。この2誌は兄が買っていて、いつも週末に読ませてもらっている。というわけでヤンマガはほぼ1週間遅れ、モーニングは2日遅れで読むことになる。

 ヤンマガは「カイジ」(福本伸行)はいったいどうなってしまうんだろう。このギャンブルって主催者側が何を狙ってやってるのかよく分からないんだけど、それでも読ませるところが福本伸行らしいところでもある。「スタア学園」(すぎむらしんいち)も相変わらず面白い。「天然少女萬」(こしばてつや)もよなんだかムチャクチャな展開ではあるのだが、けっこう面白い。これっていつのまにやら単行本が16巻も出てるんだな。「ストッパー毒島」(ハロルド作石)は現在連載中の野球漫画ではトップクラスの面白さだと思う。なんか単行本欲しくなってきた。

 モーニングは最初っから飛ばしている。というのは巻頭カラーの新連載「変態累ヶ淵NAKED」(杉元伶一+米餅昭彦)のことだ。話的にはどうなるのかよく分からないけど、描写は異様な迫力がある。原作の杉元伶一は「国民クイズ」の人だが、この米餅昭彦はエロ漫画を昔描いててモーニングに転身した「なめぞう」だと思う。どうりで暑苦しい絵だと思った。さて、どういうふうな展開が待っているのか。楽しみではある。そのほかでは、「ぶる田さん」(きくち正太)。やっぱり面白いやね。

 NIFTY SERVEのFCOMICに9月の新刊予定リストが出ていたので、早速ダウンロード。以下のようなものを買うつもり。とくに注目は唐沢なをきの2冊。「ヤプーズ」は本当は竹書房から出るはずだったのだが、いろいろゴタゴタがあってアスキーからの発刊となった。それから岡崎二郎の新刊が出るのもうれしい。この前コミックスリスト作ったばっかりだし。なお、下のリストで文字色緑なのは兄担当分。

4I’S(アイズ)(1)桂正和
5おまかせ!ピース電器店(3)能田達規
5デカスロン(15)山田芳裕
5コックリさんが通る(2)奥瀬サキ
5カケル(1)竹下堅次朗
5超・学校法人スタア學園(9)すぎむらしんいち
妖精の秘密(ファンタジー短編集)ふくやま・けいこ
17Jドリーム飛翔編(8)塀内夏子
19ポストカード・ヨコハマ買い出し紀行芦奈野ひとし
22ヤプーズ唐沢なをき
22鉄鋼無敵科學大魔號唐沢なをき
22タロのいちんち菅原雅雪
27RETURN(1)六田登
29ねこぢる食堂ねこぢる
30イエス(後編)安彦良和
30龍−RON−(16)村上もとか
30月下の棋士(18)能條純一
30編集王(15)土田世紀
30ギャラリーフェイク(11)細野不二彦
30国立博物館物語(1)岡崎二郎

8/29(金)……デフラグメンツ

 Yahoo!に登録された。アクセスカウンターの増えるスピードがだいぶ上がった。やはり、けっこう効果のあるもののようだ。そのせいでかどうか知らないけど、このメールアカウントでは初めて知らない人からメールが届く。何だろうと思ってわくわくして開封したら「fuck you」とだけ書いてあった。そうか、どうやら俺は畜生な奴らしい。思ったとおりだ。

 「フラグメンツII」(山本直樹。小学館)が見つかったので迷わずゲット。1200円+税だから高いっちゃ高いんだけど、買うときはまるで気にならなかった。不退転の思いを抱いて買いにいっただけのことはある。
 1巻の表紙も好きだったが、今回のもなかなか洒落ててかっこいい。帯には「『世界最後の日々』同時収録」と書いてあったが、そっちのほうが「フラグメンツ」よりも分量が多い。どっちかっていうと「フラグメンツ」のほうが同時収録されたって感じだ。内容的には山本直樹からするとテンションが低いかな、という気がする。もうちょっとヒネってくれてもいい。ただ、山本直樹だからこそ、もっとすごいのを求めてしまうというだけで、作品的にはどれも及第点。
 それにしても山本直樹の絵は洗練されててかっこいい。何気なくスッと描いているように見えるが、それが実にピシッと決まっていて、また線になまめかしさがある。山本直樹は「CGを省力化のために使い始めた」といっていたが、CGをしっかり「便利なお絵かき道具」として使いこなしているように思える。CGってやり始めるとそれ自体楽しいから、いらないところに凝ってしまって、逆にCGに使われてしまうていうところがある。しかし、山本直樹の場合、使うべきところで実に効果的に使っている。さすがだ。自分のものを持っている人はやはり強いということか。

8/28(木)……見つからない本、そして

 Yahoo!に登録申請を出して、それに対する返事がメールで昨日届いた。「あと36時間以内にページに反映される」といわれたが、登録されると少しはアクセスが増えるのだろうか。楽しみ。見る人が増えるかも、ということがあるので、自己紹介とか「このホームページについて」を作るなど、ちょっと手を入れてみた。

木曜日といえばヤンサン。ヤンサンはグラビア中心におっぱいボヨヨン度が高い。漫画も。これがあのサンデーの「ヤング」とは。どちらかというとスピリッツのほうが、ヤングなサンデーって感じもする。それはそうと、柏木ハルコ「よいこの星!」は面白い。子供には子供の戦争があるのだ。こういうネチネチとした展開は好きだ。「サーフサイドハイスクール」(澤井健)も風雲急を告げている。澤井健って、話作りがうまい。
 あと、星野之宣が読切で「鎖の国」というのをやっていた。平賀源内の表の姿は実は弟で、本当に発明していたのは兄だった……、って感じのお話。俺はあまり星野之宣は読んだことないが、これはけっこう面白かった。
 「黒い羊は迷わない」(落合尚之)は今週でフワケン編最終回。カルト教団、デプログラマーなど、ちょっと前の旬って感じのネタだけど、わりと面白く読めた。自分を受け入れてくれない世界を憎悪し、怒りと悲しみでもう一人の自分を作り出すフワケンの姿に、エヴァンゲリオンを思い出してしまう人も多いかもしれない。だからといってそれに関連付けて何か論じようとかいう気は全然しない。そういう面倒くさいことはほかのもの好きな人たちにおまかせだ。

 地元の本屋で山本直樹の「フラグメンツ」2巻を探してみたが、見当たらない。昨日は神保町の高岡書店に行ったのだがなかった。発売遅れてるのかな?……とかいってたらNIFTYで買ったという人を見かけた。また明日探してみよっと。 

8/27(水)……少年ウェンズデー

 少年サンデーと少年マガジンを人からもらって読む。この2誌+少年ジャンプはいつも職場の人から安定供給を受けている。ありがたやありがたや。
 サンデーはやっぱり「神聖モテモテ王国」(ながいけん)だが、「なぎさMe公認」(北崎拓)もベタベタで面白い。北崎拓は少年ビッグコミック時代から読んでいるが(思えば、俺が小学生のころだ)、確実に絵も話もうまくなっていると思う。それと、「俺たちのフィールド」も好きだが、連載中に現実のワールド杯アジア二次予選の方式が変更になってしまったのはかわいそうではある。
 マガジンでは「Jドリーム飛翔編」(塀内夏子)のワールドユース決勝、イタリア戦が決着。うーん、やっぱりなんかもの足りない。「Jドリーム」がワールド杯の予選だったこともあって、敵の強さが「デフレ」している感じがする。いや、ホントはアジアよりもイタリアとかで活躍してる奴らのほうがレベル高いんだろうけど、なんかせっぱ詰まった雰囲気があまりないのだ。キャラクターはわらわらと出てきて楽しいんだけど。でも、たぶん今度は再びワールド杯予選編に戻ってくれるのだろうから、それに期待。

 雑誌ではほかに「快楽天」(ワニマガジン)も購入。
 この雑誌はわりと上品でこぎれいな絵柄のエロ漫画家を集めて、ほかの雑誌との差別化を図っているが、たしかに面白い。しかし、SABEの単行本はこんな変てこなものでなく、きちんとした体裁のものを発売してほしいもの。かるま龍狼は相変わらず、身体のラインとかの描き方が実にうまい。見せ方を心得ているんだと思う。陽気婢もコンスタントにレベル高し。

 今日買った漫画単行本は3冊。
 まずは「唐沢なをきの楽園座」(唐沢なをき。講談社)。増刊GREAT(たぶん少年マガジンの増刊。読んでないので、よく知らない)に掲載されたものを中心に、コマゴマした作品を集めてある。やっぱり面白い。ファンは即買いだ(ファン出ない人も即買ってほしいけど、無理にとはいわない)。唐沢なをきについてはそのうちコミックスリストとかをまとめるつもりではある。ただ、なにぶん冊数が多いので……。なるべく近日中には作ってアップしたい。
 それから「陰陽師(6)」(岡野玲子+夢枕獏。スコラ)。まだ目を通していないが、連載では読んでいた。いつも安定した出来栄えは見事。
 「パチパチぱんつ」(みかりん。一水社)も購入。この人は実際に少女の方々といたしているのではないか、と前々から思っている。作品はなんか不思議にあっけらかんとしていて、独特のものがある。投げ槍で好き勝手に描いてる感じが素敵だ。なんか、楽しそうに描いているなーって感じ。みかりんの単行本もかなり冊数が出たので、もうこの味にもだいぶ慣れたような気もする。

8/26(火)……雷火からいかしょっぱいか

 コミックバーズ10月号(スコラ)を購入。
 今月号でついに「雷火」(藤原カムイ+寺島優)が完結。思えば、コミックバーガー時代から10年以上も続いていたのであった。このところ、どうも話がデカくなりすぎな感があったことは否めないけれども、何はともあれお疲れ様。

 バーズは雑誌としては全体的にテンションが低くて、あんまり面白くない。新人がほとんど出てこないのが寂しいところではある。来月からは冬目景「羊のうた」が毎号連載となるので、それには期待。冬目景は「黒鉄」で人気がブレイクしてきた感があるが、どっちかというと「羊のうた」のほうが面白いと思う。でもそれよりも「僕らの変拍子」あたりの作品のほうが面白い。同人誌でいくつか作品を読んだが、こちらはもっと面白かった。ちなみに冬目景はコミティア、もしくはコミケに「ながまる堂」というサークルで出ているので、機会があったら本を買いにいってみるといいだろう。ながまる堂はそのほかの作家のレベルも非常に高いので、強くオススメする。実はほかの人のほうが冬目景よりも面白いと思うくらいだ。

 そういえば、今月のバーズの表紙はきくち正太だった。少年チャンピオンで描いていたころから、独特の絵柄で、なんか読んでしまっていたんだけど、モーニングの「ブル田さん」といい、最近ブレイク気味。単行本で「そばっかす!」が欲しいんだけど、古本屋で揃いをあんまり見かけないのでまだ買ってない。

8/25(月)……軽き午後

 アフタヌーンとスピリッツを購入。
 アフタヌーンは誌面刷新で今までよりも大幅に薄くなる。といっても1000ページが700ページくらいになっただけだから、ほかの雑誌と比べれば以前として重いのだが。全体的な印象はあんまり変わった感じがしない。全プレのテレカは遠藤浩輝だけ申し込んでおこうかな。そう、遠藤浩輝といえば次号から新連載「EDEN」が始まるので、大期待。単行本も早いとこ出てほしいんだけど。
 今号の注目はなんといっても四季大賞受賞作、薄内和代「チャックのある風景」。面白かったのでオススメ漫画レビューのところに追加しておく。「孤島館殺人事件」(小川幸辰+青木吾郎)の犯人は俺の予想どおり。ちょっと今回はヒントを出しすぎだったかも。

 スピリッツはいつもながら安定した顔ぶれだが、なんとなく最近低調な感じもする。やっぱり「ピンポン」(松本大洋)が終わってから、寂しい。新連載の「天使待ち」(稲光伸二)はコミックバーズで「退魔針」を描いている、斉藤岬系の絵。線が鋭くてきれいな絵なんだけど、あんまり好きなタイプではないんだよな。こういうの。でも話が面白くなってくれば、それでいいっす。

8/24(日)……ヨリが跳び、町田がひらく

 今日も漫画を買ってきた。この前買いのがしていた「ヨリが跳ぶ」(ヒラマツ・ミノル)の10巻と「幻覚小節」(町田ひらく)。
 「ヨリ」は元ソ連代表チーホノワとその弟子、アレクサンドラとの対決。チーホノワが圧倒的なパフォーマンスを見せつける。ああ、かっこいい。ヨリはボールをバッシンバッシンぶったたくあの豪快さがたまらない。描写に迫力があって素晴らしい。
 町田ひらくは相変わらずうまい。理不尽に凌辱されていく少女たちが、可憐で無力でかわいそうで。淡々としていながら、しっかりと描き込んである。ただ、僕としては「きんしされたあそび」(一水社)収録作品のほうが好き。

8/23(土)……読みまくり買いまくる

 NIFTY SERVEで出会った漫画大好き人間二人を俺の兄のおうちにお招きして漫画を読みまくる、ていうか読ませまくる。しろみかずひさとかレア系な同人誌とかを読ませまくった。俺はそのうちの一人が持ってきてくれた、新谷明弘のアスキーコミック時代の作品とかを読んでポンと膝を打つ。新谷明弘は絵はうまいとはいえないんだけど、独特の絵柄で丹念に描いているところに好感が持てる。そして話作りは非常に独特で素晴らしい。というわけで単行本出してくれい、アスキー。

 その後、古本屋に行って漫画を買いまくる。今日買った本は以下のとおり。
「奉仕ノ白薔薇」原律子双葉社
「バーコードファイター」全5巻小野敏洋小学館
「ヤダモン(前編)」SUEZEN徳間書店
「HEAVEN」全3巻GONTA講談社
「地獄童子」(1)金田益実+森野達也徳間書店
「ボクの彼女」全2巻高見まこ集英社
「幻の愛夢の恋」高見まこ集英社
「愛・虹の始まる谷から」全2巻高見まこ双葉社

 上記からも分かるように、最近高見まこにちょっと凝っている。この人ってあんまり目立たないけど、ねっとりとしたいやらしい作品をけっこう描いているんだよなー。ちょっと前に出た「ロマンス」は時代設定も話も完璧に俺好みだったので、即買いした。


8/22(金)……ハリハラオリハラ

 漫画単行本を2冊購入。「スカタン野郎」3巻(北道正幸)と「蒼天航路」9巻(李學仁+王欣太)。「ヨリが跳ぶ」10巻(ヒラマツ・ミノル)も今日発売だと思ったのだが、書店で見当たらず。そのうち手に入るだろう。
 「スカタン野郎」は今回ので最終巻。といっても次から「スカタンパラダイス」(略してスカパラ)になるだけだけど。「スカタン野郎」は絵に惹かれる。あとスピード感のある話の展開も。基本的にこういう感じのトーンを多用しないで、線で見せるタイプの絵柄に弱いんだよな、俺は。

 推理小説を1冊読了。折原一の「沈黙の教室」(早川書房)。最近、推理小説というと京極夏彦と笠井潔、清涼院流水というところを多く読んでいた。そういった人たちと比べると折原一は地味だけどなかなかいい仕事している。精緻で重層的な構造、魅力的なプロット、飽きさせないストーリー展開。面白かった。


8/21(木)……オススメ漫画レビューページを追加する俺

 ある程度のところまでホームページを作ってはみたが、最初の「お気に入りの漫画家たち」のコミックスリストとかで気合いを入れすぎてしまったかもしれない。このレベルのコンテンツを作って、更新し続けるのはさぞたいへんだろうなーと改めて思う。「お気に入りの漫画家たち」といっても、すべての単行本を網羅して、なおかつ初出とかのリストまですでに作っている漫画家となると、さほど多くないので、早晩ネタも切れるだろう。ちなみに次は岡崎二郎あたりでも作ろうかと考えている。

 できるだけ頻繁に更新したいが、簡単に更新できるページにしとかないときっと面倒くさくなってやらなくなるだろうと考え、「オススメ漫画レビューページ」を作ってみた。これなら単発で漫画を紹介できるので、比較的楽に更新できるだろう。とりあえず一発めはしろみかずひさでいってみた。これからは新着の読切とかも紹介していけたらと思う。

 ヤングサンデーを読む。
 「バクネヤング」(松永豊和)がいきなり第2部完。なんかあっけない。せっかく再開したと思ったのに。第3部もやる予定ではあるらしいのだが、いつになったら再開するものやら。
 そして、「MAD JAM」(岩田康照)が終わってしまった。音楽性とかはまったく無視しつつ暴力に走ったかと思えばいきなりロックで戦ったり、奇妙なノリが印象的な漫画だった。バリバリのパンクなはずなのに演奏が終わると「ありがとー」などと叫ぶような間抜けさになんか惹かれていたのだが……。でも終わるのも無理はないと思う。普通の人は面白いとは思わないだろうし。

 そして「花マル伝」(いわしげ孝)。こっちは素直に面白い。これまでギャグ的な扱いだった杉矢が男を見せた。うーん、シビレル。「THE WORLD IS MINE」(新井英樹)も相変わらず面白い。首相がなかなか食えないキャラクターでいい感じ。「今日のだいちゃん」(太陽星太郎)はコンスタントにいい。それほど話のパターンは多く作れそうにないのに、毎回実にうまい。「黒い羊は迷わない」(落合尚之)もいい感じ。「the山田家」(阿部潤)もそろそろ単行本を揃えたくなってきた。ヤンサンは全体的に連載が面白くて好きだ。


8/18(月)……さよなら、エヴァンゲリオン。こんにちは、ホームページ

 町田の映画館で、朝8時から「THE END OF EVANGELION」を観てきた。
 内容はまあ、あんなもんなんだろう。駄作でもなし、傑作でもなし。僕はTV版のほうが好きだ。エヴァンゲリオンにこれでケリがついてくれたというのはめでたい。さよなら、エヴァンゲリオン。
 作品自体についてはあんまり語ろうという気が起きない。つまんないとか分からないとかそういうわけじゃなくて、「語る」という行為自体に興味が持てないのだ。もう自分の中でエヴァンゲリオンにケリがついちゃって、なおかつ人にお勧めしようというほどのものでもなかったからだろう。けなそうという気はもちろんないし。

 エヴァを観たあと会社へ。職業柄、出社時間はわりと自由なのでこんなこともできる。途中、駅の売店でスピリッツ増刊Manpuku!を購入する。Manpuku!はスピリッツ21に代わって出てきたスピリッツの増刊号で、ギャグに特化したのだが、スピリッツ21のほうが面白かったような気がする。21は山本直樹「フラグメンツ」、川崎ぶら+秋重学「ニナライカ」(単行本出ないな)、六田登「星々の宴」など、好きな作品は多かったんだけど。あと、唐沢なをきの「版画男」も。
 今回のManpuku!では松本大洋と篠原ともえが組んでなんかやっていたのだが、どうも面白くなかった。松本大洋が出てくる必然性をあまり感じない。篠原ともえは「鉄コン」のシロに似てるような気はするけど。

 そういえば、この雑誌の155ページで伊集院光がWANTED!していた、週刊プレイボールで連載していた野球漫画って、「愛戦団徒」(「あせんだんと」と読むのだから驚き)のこと。最後のほうではピッチャーが時速1000kmのストレートを投げたりするぶっ飛んだ漫画だった。僕は2〜5巻を持ってるんだけど、1巻と6巻が手に入らない。誰か譲ってくれるという人がいたらメール(tshibata@picnic.to)ください。ちなみに「愛戦団徒」の作者は松田一輝。この人は「ドッ硬連」とか「ケンカJUDO」とかヘンな作品がかなり多い。

 会社に着いてからこのホームページをアップ。これで俺様もホームページオーナーというわけじゃて。

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