◆ 1997年9月後半 ◆

9/16〜30
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9/30(火)……終わる9月と終わらない仕事

 お仕事が忙しくて、昨日から会社に泊まっている。今日も泊まりになりそうだ。さらに明日もたぶん泊まりになりそうな気配。げんなりする。たしか今日は小学館系の単行本の発売日。岡崎二郎の新刊とか出ているはずなのだが、買いに行っている時間はないし、読んでいる時間はもっとない。ここらへんの単行本については、週末あたりにでもまとめてレポートしたい。今日は漫画雑誌を入手していないので、とくに感想はなし。日記を見ていたら、雑誌も単行本も読まなかったのは9/21(日)以来。たまにはこんな日もある。

 仕事(といっても俺の本職は「漫画読み」だと心の中では思っている。会社勤めはあくまで「たつきの道」ってことで)が忙しいときって、なんだか逃避したくなってホームページを見たりメンテナンスしたりしてしまう。ホームページって逃避に最適だ。ぼーっと仕事を忘れて弛緩するのにいい。とくに俺なんかは会社だと専用線だから、インターネットにつなぎっぱなしなんでよけいそう思う。俺の仕事場だと、パソコンに向かっていると一見仕事をしているように見える。少なくとも漫画を読んでいるよりは。パソコンに向かっている状態でぼえーっとするには、ホームページってけっこういいのだ。
 どこかリンクお願いしたいページとかないかなーとか思って探してみてはいるんだけど、意外と見つからないもの。探し方がよくないのかもしれないけど。これを読んでいる人で、「これは!」というホームページを知っていたらぜひ教えていただけるとありがたき幸せなり。

9/29(月)……10月の買い

 昨日の日記で、サッカー日本代表に柳本を入れてほしいみたいなことを書いたが、案の定今度のカザフ行きでは選ばれていた。柳本はセンタリングはヘタだけど、守備は安定しているのでやっぱり入れておいてほしい選手ではある。足も速いし。服部は当然のことながら、選ばれなかったようだ。

 NIFTY SERVEのFCOMICに、10月の新刊リストがアップロードされていた。で、10月はこんなものを買う、というか購入を検討する。

発売日タイトル作者価格出版社
4The World Is Mine(2)新井英樹486小学館
4MAD JAM(2) (完)岩田康照486小学館
4SOMEDAY(1)原秀則486小学館
4愛米(ラブコメ)(1)コージィ▽城倉486小学館
4カプリチオ佐藤宏之486小学館
4好きだから。りえちゃん14歳1000コアマガジン
6BLACK BRAIN(10) (完)サガノヘルマー505講談社
9ねこぢるだんごねこぢる660朝日ソノラマ
14K9〔ケイナイン〕海明寺裕886三和出版
14天気輪の丘で視た世界しろみかずひさ933三和出版
まりのちゃん奴隷化計画友永和590茜出版
16Comicアリスくらぶ(3)アンソロジー933コアマガジン
17Jドリーム飛翔編(9)塀内夏子390講談社
18俺たちのフィールド(26)村枝賢一390小学館
18ゲイン(2)なかいま強390小学館
23真夜中の弥次さん・喜多さん(2)しりあがり寿950マガジンハウス
23ブル田さん(1)きくち正太/高橋三千綱505講談社
23無限の住人(7)沙村広明505講談社
23ディスコミュニケーション(11)植芝理一457講談社
29エアマスター(2)柴田ヨクサル505白泉社
30ムカデ戦旗(2)森秀樹486小学館

 注目は三和出版の2冊。海明寺裕としろみかずひさ。とくにしろみかずひさは2冊目で、期待超ビッグ。ところで、「アルコールラムプの銀河鉄道」の下巻はどうしたのだろうか。コアマガジンの「アリスくらぶ」は休刊と聞いていたが、ちゃんと3号が出るようだ。それから「真夜中の弥次さん・喜多さん」が出るというのはうれしいところ。「ブル田さん」は当然買いだ。

【雑誌】少年ジャンプ 集英社
 なんか読むところ少ないので、超カンタンに。「世紀末リーダー伝たけし!」が来週巻頭カラーらしい。やはり無視できない力を持った漫画のようだ。

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 小学館
 「ぷりぷり県」(吉田戦車)はいつもながら面白い。俺の推理ではぷりぷり県は石川県と富山県の間あたりあると思うのだが、皆はどう思うか。「ラブレター」(作:じんのひろあき+画:若狭たけし)は、スピリッツでは最近俺のイチ押し。ところで、今回はなんかいつもより線が細くなった気がする。
「D-ASH」(画:秋重学+作:北沢未也)はどんどん重たい展開になってきている。三木の様子が尋常でない。これはたぶんマービンを殺すのではないだろうか。うーん、ヘビーだ。「編集王」(土田世紀)は次号最終回。俺としては再販制度があろうとなかろうと、面白い漫画をたくさん読めればそれでいい。ただ、俺みたいな嗜好の持ち主だとどうしても好きな漫画がマイナーであることも多いので、多様な本が店頭に並んでくれるほうがありがたい。そうなると、やっぱり再販制度ってあったほうがいいのかな、とも思う。まっ、とりあえず来週は最終回。気合い入れて読むぜ。

9/28(日)……そりゃないぜハシムニカ

 ガーン!W杯2次予選、韓国に負けちまった!山口の超ビューティフルでテクニカルなゴールが決まったというのに……。原因はやっぱり走り負けだろう。日本代表を見てると、みんなテクニックはあるんだけど足のある選手がいない。そこを韓国の90分間ワンパターンながら、常に走りまくるサッカーに突かれてしまった感じだ。結果論だけど、1点リードした場面での秋田の投入以降、守備のバランスが崩れてしまったような気がする。秋田を入れるよりも、中盤で全然動けてなかった名波を下げて森島を入れたほうがよかったと思う。中盤でボールがキープできなくなってたし。今日は中田と名波は何もしてなかった(できなかった)感じだった。
 それよりもやっぱり服部を……というのはいってもしょうがないことだが。次の韓国戦のときにはスピードのあるDFとFWを入れてほしい。柳本が復帰したら柳本。FWは福田か服部、もしくは中山かな。今、日本に必要なのは、ガシガシと強引に相手DFを切り崩す選手じゃないかと思う。前回のW杯予選でいえば、長谷川健太の役割をする選手がほしい。MFはスピードがある選手で「これは」という人がいない。絶好調なら前園という名前も挙がるところだが。
 そんなわけで日本代表・俺の期待するスタメン。服部はカズの前後左右を衛星上にグルグルと動き回りDFを崩す&フォアチェックが役目。点はできればとってほしいが、それよりも崩しが仕事。で、崩して生まれたチャンスをカズが押し込む。4バックは攻撃参加はあんまりしない。真ん中の守りは服部と本田がやるので、中田と名波は開きめ。守りに入るときは名波or中田、もしくはカズに代えて森島を投入。攻めるときは本田に代えて呂比須。

 カズ服部
名波中田
 本田山口
相馬井原小村柳本
   楢崎  

 それにしても、今日の審判。何やらニヤニヤ笑っててすごく怪しかった。そして、何度も何度もボールをインターセプトするのはさすがに勘弁してほしい。4回くらいボールにぶつかってたぞ。ポジショニング悪すぎ。

【雑誌】まんがアロハ! ぶんか社
 こういうチマチマした漫画がたくさん載っている雑誌は読むのが疲れる。一條裕子、ねこぢる、松井雪子、やまだないと、中川いさみ、さそうあきら……といった感じで注目株は意外と多いが、「ガウディ」時代のほうが、まとまったページ数読めたのでよかったと思う。

【雑誌】ヤングサンデー増刊号猿 小学館
 グラビアガ中心のためか、読むべき漫画は少ない。山本英夫はなんだか濃くていいけど。

【雑誌】ヤングマガジン 講談社
 ほぼ1週間遅れとなってしまった。「ドラゴンヘッド」(望月峯太郎)はちょっと一息ついた感じの展開。「カイジ」(福本伸行)はきっとカイジは生き残るのだろうけど、次号から橋をわたり始めそうな感じ。最近思うのだが、福本伸行ってウケてるかぎりは連載を終わらさないとかいうポリシーがあるのではないだろうか。「カイジ」「銀と金」「アカギ」「天」と、ヒット作はまだ全部連載中のはず。彼一流の勝負師魂という感じだろうか。「馬鹿野郎!ウケてる間はとことん読者から搾り取ってやるんだよ!」とか、編集者との打ち合わせでいってたりして。

【雑誌】モーニング 講談社
 「ブル田さん」(きくち正太)はやっぱりかっちょいい。そして「変態累ヶ淵NAKED」(作:杉元伶一+画:米餅昭彦)はやっぱり意味もなく濃い。ストーリーはいまだによく分からない。ひょっとして濃い描写が延々と続くだけの漫画なのか? それもまたよしではあるが。「ヨリが跳ぶ」(ヒラマツ・ミノル)は坊主パワーがなんか炸裂中。

9/27(土)……タカラブネ

 この忙しい時期だというのに、休日出勤のあと呑みに行ってしまう。しかも、屋形船。メシもおいしくてたいへんけっこうだったが、風に当たったせいか、ちょっと風邪ひいたかも。

【雑誌】激漫 ワニマガジン
 俺がコンスタントに読んでいる数少ないエロ漫画雑誌の一つ。隔月発行であるせいか、わりと丁寧に作られている感じがする。表紙も寺田克也で、普通の人も買いやすいだろう。別に俺はお下劣な表紙でもOKだけど。この雑誌の中で、とくに気に入っているのは天竺浪人「星に願いを」、氷室芹夏「水の誘惑」、MARO「ABILITY」の3本。
 天竺浪人「星に願いを」は、隕石に乗ってもたらされた謎の生命体が地球を侵略するといった感じのSF系の話なのだが、今のところ女教師凌辱モノでしかない(謎の生命体は今回あたりから活動を始めた感じだが)。で、この女教師が生徒10人くらいに囲まれて大奮闘すっちょねっちょって感じなところがいい。この人はちゃんとおちんちんもしっかりと描くし。やっぱりエロ漫画はちんちんをちゃんと描かなくちゃダメだと俺的には思っている。
 氷室芹夏は絵が非常にうまい。エヴァのシンジみたいな感じの主人公かずやは、昔から幼馴染みの碧にどうしても逆らえずに過ごしてきた。女の子の服を着せられたり、電車の中で変態扱いされたり。そんなかずやが自分の意思を持ち始め、別の女の子、あずみと付き合い始める。しかし、もともとお互い惹かれ合っているかずやと碧は……ってな感じのストーリー。口には出さないけど碧が非常に意地らしくっていい。
 MARO「ABILITY」は豪快に大馬鹿で面白い。借金取りの主人公、巳月竜司が借金をタテに毎回毎回いろいろな女を堕としていくというお話。ちんちんがデカければそれでいいのか、ガンガン責めたてればそれでいいのか? どうやらいいらしい。独特の間抜けなネームと強引な展開に、ナチュラルな馬鹿っぷりを感じる漫画だ。

9/26(金)……ぼくのコミックな日常

 だいぶ忙しくなってきた。そろそろしっかり仕事しないとなーとか思う。明日あたりから泊まりの日が増えそうな気配。ああいやだ。

【雑誌】コミックバーズ スコラ
 そんなに面白い雑誌ではないのだが、なんとなく買い続けている。買い続けていたのは藤原カムイさんがやっている、「福神町」という町を舞台とした読者参加型コミックの企画に参加していたからだ。先月「雷火」が終わったので、おまけページの雷火通信も同時に終了。この雷火通信で、福神町の話題が出ていたというわけだ。福神町に興味を持たれた方は、カムイさんのホームページを見てほしい。
 今月から冬目景「羊のうた」が毎月連載。「雷火」終了後のバーズの柱となれるか? それから山口譲司も新連載。吉田戦車の「歯ぎしり球団」は今回が最終回。詳しくは吉田戦車のページ の「最近の話題」のところをどうぞ。
 山田章博は毎度毎度、ページ数が短く話の展開がノロくて、物語をつかむことができない。取山忠治はけっこう好きだ。いつもわりと情けなげな話で読ませてくれる。そして、今回はなんだか羽生生純が読切「YOUらぶユー!!」という作品を描いている。羽生生純にしてはイマイチ。こういう芸風の人はツライかもしれない。作品を重ねるごとに安定よりも不安定を求められてしまうから。安定して不安定な狂気を求められるというのもプレッシャーだろうな、と思う。

9/25(木)……エデンの午後

 朝っぱらから、アフタヌーンとヤングサンデーを買い、さらに駅で少年チャンピオンまで拾ってしまったため、かばんが重い。

【雑誌】少年チャンピオン 秋田書店
この雑誌を拾えたのは久しぶりだが、チャンピオンはちょっと読まないでいるととんでもない展開になっていることがあるので気が抜けない……と思っていたら、さっそく「鉄鍋のジャン」(西条真二)がよく分からん展開に。ますますデカくなるキリコの乳。そして、このうさぎちゃんな格好は? うーむ。すごいぞ。
 山口貴由の新連載、「悟空道」は始まったことは知っていたが、ちゃんと読むのは今回が初めて。なんだかかっこよさそうな展開ではないか。単行本でまとめ読みするまで、我慢しておくのが賢明かもしれない。「ピース電器店」(能田達規)はやっぱりほのぼのしていい。「がらくた屋まん太」も買わねばと思うのだが、なかなか単行本を揃いで見かけない。「GET!フジ丸」は買ったのだが。そして、石山東吉「ジャンジャンバリバリ」は相変わらず、どうしようもなくスゴい。これには俺も炎の拍手〜って感じだ。

【雑誌】ヤングサンデー 小学館
 青木裕子はいつ見てもすごい。歌手デビューはやめたほうがいいとは思うけど。「デカスロン」(山田芳裕)はそろそろ万吉にも火がつくころだろうか。しかし、この連載も長くなったもの。こういうのもいいんだけど、山田芳裕にはそろそろ短編で、スゲエ粋な奴を描いてほしくもある。「太郎」(細野不二彦)、ハメド・スタイルってかっこいい。実際にハメドのボクシングの試合も見たくなった。

【雑誌】アフタヌーン 講談社
 うおー、遠藤浩輝新連載! 待ちに待ってたって感じ。というわけでオススメ漫画レビューのコーナーに「EDEN」を追加することに決定。みんな読むべし。「犬神」(外薗昌也)は23がボロボロ。うーん、かっこいい。「スカタン天国」(北道正幸)は「よくわかんないステップ」が実に可愛らしくていい感じ。そのうえ最後にはジーンとさせてくれる。このほかにも「反町くんには彼女がいない」(有川祐)とか、「ディスコミュニケーション」(植芝理一)、「菫画報」(小原愼司)などが今月は面白かった。やっぱりこの雑誌はすごい本だと思う。レベル高い。
 そして注目は四季賞受賞作。「セイシュンの換気扇」(くさかしげあき)。ちょいと「花男」のころの松本大洋が入ったような感じの、完成された独特な絵柄。話ものんびりしていながらけっこうよくできている。次回作も読んでみたい。それにしても四季賞ってレベルが高い。今月号の390Pに過去の受賞作がいろいろ紹介されているんだけど、土田世紀、GONTA、新井英樹、北道正幸、五十嵐大介、黒田硫黄……などなど。そのほかにも山ほどすごい人たちがいる。小池利春も好きだし、小川幸辰も、柴田芳樹、小田ひで次、沙村広明……。名前を並べただけでも俺なんかゾクゾクしてきてしまう。うー、なんて夢みたいな賞なんだろう。今回、現在選考中の四季賞の中間発表があったが、前になかなか面白い漫画(97年3月号掲載「フライングエイジ」)を描いていた、能勢邦子も残っているようだ。よしよし。

9/24(水)……Gの味

 今日の漫画雑誌の収穫は3冊。少年サンデー、マガジン、そしてミスターマガジンだ。ミスターマガジンは駅で拾ったのだが、それほど頻繁に拾える雑誌じゃないので、ちょっとうれしかった。明日はアフタヌーンの発売日だが、この雑誌を拾うということはまずあるまい。

【雑誌】少年サンデー 小学館
「俺たちのフィールド」(村枝賢一)は最近、展開をはしょり過ぎなような気がする。そういえば、本物のアリ・ダエイはブンデスリーガ(ドイツリーグ)に行ったのだが、活躍してるんだろうか。W杯最終予選で日本代表はイランと別の組になって本当によかったと思う。俺としてはサウジよりもあっちのほうが怖い。サウジはわりと何回も対戦してるし負けてないけど、イランには前回も負けてる。そのうえ、イランにはアリ・ダエイなだけじゃなくて、アジジとかほかにもイヤな選手がいるから。
「神聖モテモテ王国」(ながいけん)が最近トーンが落ち気味なのも気になる。そろそろ最終回にしてもいいころかもしれぬ。「なぎさMe公認」は、スポ根度をさらに強めつつも、ラブコメ度も同時に強めるところがいかにも北崎拓らしい。

【雑誌】少年マガジン 講談社
 う〜ん、「はじめの一歩」(森川ジョージ)。減量に失敗したからって、いきなりあんなに老人みたいな顔になるもんなのだろうか。まあいいけど。こういうふうに誰にでも分かりやすい描写をするところが、マガジンのいいところなのだと思うし。ま、何はともあれ「はじめの一歩」はボクシング漫画の中でも丁寧に作られて面白い。
 それにしても「中華一番」(小川悦司)は毎度毎度強烈で素晴らしい。今回もまあ。お前ら、料理食うたびにええ感じの顔してんじゃねえ。そして「まったり」か。笑わせてくれるわ。偏屈揃いの組合長たちも、饅頭から音がしただけでそんなに笑ってんじゃねえ。この前、テレビを見ていたらこの作品のアニメ版がやっていたんだけど、それもなかなかに強烈な見せ方ですごかった。ここまでやれば許す!って感じ。

【雑誌】ミスターマガジン 講談社
 俺にとって読むところはあんまり多くない雑誌だが、やっぱり八神ひろきのH系漫画はいい。「G-taste」、最高だ。内容はないみたいなもんなんだけど、とにかくこの圧倒的な画力。そして一極集中のエロス。「DEAR BOYS」でも思っていたのだが、この人のセンスってすごい独特。「やったね、ポニーちゃん」などと臆面もなくぶちかましているところを見ると、なんか圧倒されるというより、あっけにとられてしまうものがある。「二人におまかせ」も俺は好きだった。いやー、いいわ、八神ひろき。

9/23(火)……俺のいちんち

 今日は町田の東急ハンズで撮影の材料に使うビー玉を捜しまわったのだが、意外と売ってないもんなのね、アレ。色をたくさん揃えたうえで大量(100個単位)に欲しかったんだけど。

【単行本】YAPOOS 唐沢なをき アスキー
【単行本】鉄鋼無敵科學大魔號 唐沢なをき アスキー
 唐沢なをきのページ参照。

【単行本】タロのいちんち 菅原雅雪 講談社
「牛のおっぱい」に出てきたセントバーナード犬、タロを主役にした4コマ漫画。「牛のおっぱい」はときどき説教くさいところもあったけど、基本的にはのんびりしていて好きだった。この人の、トーンを使わずにていねいに描き込まれた絵はやっぱりいい。4コマ漫画もほのぼのしていてたまにはいい感じ。でも俺としては、普通にコマを割ったストーリー漫画のほうが好き。

9/22(月)……一千本安打

 っていうか、このホームページ開設から1ヶ月ちょいと。ついに1000ヒットを達成した。とくに記念プレゼントとかはやらないけど、これというのも皆アクセスしてくださっている人々のおかげだ。やっぱり見てもらえるってすごくうれしい。もう超サンキューって感じ。
 今日はスピリッツと少年ジャンプを買う。単行本も唐沢なをきのものを2冊と、「タロのいちんち」(菅原雅雪)を購入したが、その3冊の感想はまた明日。何せ今日は酒を呑んでるので、あんまり細かいことやる根気はないのだ。で、今日から雑誌とかの感想を書くときのスタイルをちと変える。

【雑誌】少年ジャンプ 小学館
 「世紀末リーダー伝たけし!」(島袋光年)がジャンプ的展開に。今までみたいなヘンテコ&のどかなノリのほうが俺としては好きだが。それにしても桂正和は女の子を描くのがうまい。お尻の描き方なんてもう。「魔女娘ViVian」(高橋ゆたか)は今週で最終回。この人は、絵はうまいんだけどなかなか出世しない人ではある。

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 小学館
 「編集王」(土田世紀)はあと3話。強引ではあるんだけど、やっぱり泣かされてしまう。電車の中で読んでてついつい涙ぐんでしまった。俺としても出版業界で働いている人間だけに、最も力を入れている趣味が漫画であるだけに、感じるものはどうしても多い。この漫画を読んでいると「俺はこんなことやってていいのか?」とか、やっぱり思ってしまう。俺は漫画が一番好きなわけだが、今はパソコン雑誌の編集者をやっていたりする。一番好きなことを職業にしなくてよかったとも一方では思う。業界の中に入って面倒なことをいろいろ体験して、一番好きだったことを嫌いになってしまうとイヤだから。だが、「一番好きなことをやらないで本当に後悔しないか」とも同時に思う。
 この「編集王」を読んでいると、漫画のことを真剣に考えている人たちがほかにもいっぱいいるんだ、ということをヒシヒシと感じられるのはうれしい。こうやって漫画のことを真剣に考えている人たちがいる限り、漫画はきっとなくならない。たとえゲームやインターネットが、大きなメディアとして成長しているとしても。俺はそう確信している。

9/21(日)……雨がしとしと日曜日

 今日は地元の古本屋に出かけたが、収穫はなし。玄太郎という人のホラー系の単行本(タイトルは忘れた)が、なんか表紙を見たらキてそうな感じだったので兄貴をそそのかして買わせる。読んでみたらつまんなかった。
 「俺の呟き」に拡張版を追加。たまには、まとまった青臭いことも語ってみようまいかのう、とか思って。

9/20(土)……色男色女

 ホームページの文字色や背景色をいじってみた。ちょっと今までの分は垢抜けないところが多かったような気がしたので。本当はモノトーンっぽくして白黒映画みたいな感じにしたかったのだが、やっぱり画像を使わず文字色だけでそれを実現しようとすると、見にくくなってしまうところがあったので、ちょっとずつ色を使う。使う色は比較的抑え気味にしてみた。俺としては前よりはだいぶよくなったと思うのだが、ほかの人から見てどうかはよく分からない。
 ちなみに今日のタイトルは柳沢きみおの、かなり大馬鹿入ったイカス漫画「色男色女」から取っている。

 今日読んだ雑誌は3冊。
 まずはアクションピザッツ。ずいぶん久しぶりに読んだが、内容は完全にエロ漫画雑誌になっている。「BARレモンハート」(古屋三敏)も載ってなかったし。それにしてもこの雑誌でわたなべわたるが描いているのにはびっくりした。相変わらず女体が、ゴム風船のようにぱっつんぱっつん。懐かしいものを見てなんとなく心が和んだ。
 次にモーニング。「変態累ヶ淵NAKED」(原作:杉元伶一+画:米餅昭彦)があまりにも濃くて圧倒される。面白いとか面白くないとかそんなことがどうでもいいくらい濃い。でも、濃いからといって目を反らさないで読むことをお勧めする。たぶん、それなりに面白くなっていくだろうと思うので。あと、最近「デビルマンレディー」(永井豪)がちょっと面白くなってきた感じがする。今回はデビルマンレディーが獣欲に駆られて、ビーストとやりまくってるし。
 で、ウルトラジャンプ。うーん、これは見事なまでのオタク雑誌。麻宮騎亜、うたたねひろゆき、伊東岳彦、うたたねひろゆき、あさりよしとお……と、「いかにもオタクライク」な感じの作家陣で固められている。少年キャプテンはなくなったけど、そういう方面の人はこの雑誌を押さえておくといいんじゃないかと思った。ウルジャンのほうが作家の顔ぶれはさすがに豪華だし。俺の好みの漫画はあんまりなかったけど、「急先法まことスペシャル」(原作:小杉あや+画:青木光恵)はけっこう面白かった。青木光恵のエッセイ漫画はムカつくことも多くて、そんなに好きじゃないんだけど、こういったストーリー漫画はわりと好き。前にガウディでやっていた「はたらくお嬢ちゃん」もよかったし。

9/19(金)……あうえでーでうあえー

 ウルトラジャンプを買ってみた。なんか最近ブイブイいわしているとかいう噂なので。今日は飲みに行ってしまったので、今日中には読めなかった。
 飲みにいったため、サッカーW杯最終予選、日本代表×UAE代表を観ることができなかった。引き分けだったようだが、アウェーで中東勢と引き分けなら上出来だろう。試合内容はよく分からないが、とりあえず兄貴に録画しておいてもらってあるので、これから観ることにしよう。

9/18(木)……インカの皇帝アタワルパ

 このホームページを開設してからちょうど1ヶ月が過ぎた。わりと頻繁にアップデートしてきたせいか、アクセスも800を超え、わりといい感じだ。パソコン通信に書き込むのも楽しいが、ホームページを作るのも楽しい。パソコン通信では、ワンオブゼムの中からどうやってのし上がっていくかという楽しみがあるが、ホームページは基本的に俺一人の世界。好きなことを適当に書き散らせるというのは、精神的な癒しにも多少なっているような気がする。とりあえず「何かやらなきゃいけない」みたいな気持ちからは解放されるし。読んでいただいた方には超サンキュー。

 さて、ヤングサンデー。今号から新井理恵の新連載。この人って名前だけは聞いていたんだけど読んだことはなかった。さて、どんなふうになっていくのか。話の展開としてはそれほど好きなパターンでもないが、とりあえず読んでいこう。「今日のだいちゃん」(太陽星太郎)。このいきなりの迫力はいったい。たしかに可愛くないこともないんだけど、やっぱ不気味だよな、だいちゃん。
 「太郎」(細野不二彦)はちゃんとボクシングやっているときはすごく面白い。男女関係、仕事関係のうじょうじょになると、ちょっとうっとうしくて好きじゃない。でも、さすがに細野不二彦、見せるところは見せる。「3割バッター」を目指しているというだけあって、ハズレはない。
 古屋兎丸も面白い。「Pale-Poli」とかに比べるとちょっと大人しい感じもするけど、きっちりと描かれた端正な絵柄だが、やることはやってる。あと「The World Is Mine」(新井英樹)。いつも読ませてくれる。この首相の演説も実にいい。「沈黙の艦隊」(かわぐちかいじ)の竹上首相をちょっと思い出した。ユリカンのほうが狸って感じはするけど。

9/17(水)……まうすぐりぐり、ぐりとぐら

 マガジンとサンデーを職場のバイトくんからもらう。「残りものには福がある」というが、もらいものはそれ自体が福であることが多い。もちろん、もらってもうれしくないものというのもけっこうあるが。

 マガジンでは「上を向いて歩こう」(むつ利之)で、またぞろ主人公が故障を押して投げようとしているけど、こういう漫画は「青少年への悪影響が……」とかいわれたりしないもんだろうか。子供が真似してケガを押してピッチングしたりするとよくないと思うんだけど。
 サンデーでは最近「なぎさMe公認」(北崎拓)がスポ根度を強め始めた。ラブラブなのも、こいう展開も、どっちも面白い。あと、山田貴敏の描く女の子はやっぱりいい。漫画じゃないけど、木村和司が「韓国戦の日本代表の秘密兵器」として横浜Fの服部を挙げている。前にも書いたけど、俺は横浜Fファンだし、服部はぜひ使ってほしい。サッカーといえば「Jドリーム飛翔編」(塀内夏子)の8巻を買ってきた。うーん、飛翔編は「鷹のトモダチ作り」という性格が強くて、いまいちプレーの一つ一つの緊迫感がない。これはこれで面白くはあるが。

 おうちで使用するマウスをMSインテリマウス(OEM版)に変えた。やっぱり、OEM版は表面がざらざらなので、汗でぬらつかなくていい。

9/16(火)……ぶっといのが好きっ

 だいぶ9月の日記も長くなってきたので、ファイルを新しくする。
 久しぶりに出社して、会社からホームページのデータをアップロード。などというとそのために会社に行ったみたいに聞こえるかもしれないが、いちおう仕事もやっている。やっぱり会社の回線はぶっとい。100枚近い画像をアップしたのに、実にスルスルと終わる。28800bpsのダイヤルアップではこうは行かない。

 少年ジャンプを拾う。「みどりのマキバオー」(つの丸)までいつの間にかジャンプ的展開になっているのはちょっと笑えるかも。どの作品もそれなりのレベルなのだが、俺にとってすごく面白い作品は正直なところない。単行本欲しいのは、桂正和の「I''s」くらいかな。この前1巻が発売になっていたが、そのうち古本で買おう。
 そういえば少年ジャンプにウルトラジャンプの予告が載っていたが、ここでも懸賞金付き犯人捜しミステリーコミックをやるようだ。うーん、どこもかしこも。ところでそのミステリーコミックの絵を担当する介錯ってエロ漫画出身のはず。この雑誌は大暮維人も描いてるが、最近エロ漫画家でそれなりの力のある人がまたバンバンメジャーに引き抜かれている。ヤングキングあたりは半分くらいエロ漫画出身な感じもするけど。そういえば、有害コミック論争のときもかなりエロ漫画家がメジャー誌に進出していたっけな。

 小説を1冊読了。綾辻行人「フリークス」(光文社カッパ・ノベルズ)。もう1年以上前に出た本だが、非常に面白かった。綾辻行人の作品は最近、だんだんつまらなくなってきた感じがしていたのだが、これは久しぶりに面白かった。綾辻行人はやっぱりこういう叙述トリック系の入った、幻想的な作品でこそ力を発揮する人だと思う。この中に収録されていた「四0九号室の患者」は既読だったが、意外と内容は忘れているもの。なんだか新鮮に読めてしまった。「眼球綺譚」(集英社)もそろそろ読んどかなきゃな。ちなみにこの2冊は京極夏彦が装丁しているらしい。さすがDTP畑出身。

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