◆ 1997年12月前半 ◆

12/1〜15
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12/15(月)……にふぱげ

 今日の昼くらいにDREAM★NETのホームページスペースをどれだけ使っているか確認してみたところ、6MB中5.5MB使っていた。もうパンパンでヤバい。そんなわけで、前から検討していたNIFTY SERVEのホームページスペースの利用に踏み切った。これは現在NIFTY SERVEの標準コース以上を利用している人は無料で5MBスペースを使わせてくれるというものだ。ちなみに申し込みはここで行う。
 このNIFTY SERVEのスペース、1週間ほど前からサービスが開始したらしいのだが、アクセスが集中したために一時申し込みを停止していた。そして今日、その申し込み受付が復活したというわけだ。さっそく申し込んでみる。設定は簡単だったし、普通のFTPツールを使えば問題なくアップロードもできた。そこで早速、兄の植民地とか掲示板の過去ログ倉庫などのデータをそっちに退避させた。そのおかげで、DREAM★NETの使用容量も約4.25MBになりだいぶ余裕ができた。
 ただ、このNIFTYのサービス、現状では問題点も多い。まず、CGIが一切使えない。アクセスカウンターくらい使えるといいんだけど。それから、どうもアクセスがうまく行かないことが多いようだ。試しに兄のページなどをWebブラウザで表示させてみたのだが、アクセスするたびにきちんと表示されたりされなかったりする。何回かリロードするとうまくいくこともけっこうあった。たぶんここらへんは、現在アクセスが集中しているために起こっている不具合なのだと思うが、早くなんとかしてもらいたい。まだ、そんなに大事なコンテンツは置かないほうがいいな。

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ増刊Manpuku! 小学館
 スピリッツの、ギャグに特化した増刊という触れ込みで始まったManpuku!だが、今回は以前よりもギャグ色が薄くなった。最初から柴門ふみを登場させた時点でそこらへんは分かる。たぶん、これまでの評判があんまり良くなかったんだろう。ちなみに、今回は前2号よりはだいぶ面白くかった。
 まず良かったのは稲光伸二+高野聖ーナ「幸せの涙が流れる時」。地球で就職活動をするが受け入れてもらえず挫折しそうになるカエル型宇宙人と、仲間ハズレにされていた少女との出会いを描いた話。高野聖ーナが宇宙人、そのほかを稲光伸二が描いている。気持ち悪いながらも何かもの哀しさの漂う高野聖ーナの絵柄と、すっきりと整った稲光伸二の絵柄がよくマッチしていると思う。話もなかなか感動的。今回のManpuku!ではイチ押し。それ以外では安定どころ、吉田戦車「一生懸命機械POWERED」が面白かった。
 新人も何人か登場しているが、「U☆FO」のイイダナオキ「LEFT.」野本明照がわりと印象に残った。野本明照は絵は松本大洋をもうちょっと俗っぽくした感じ。高校生のダラダラした日常を描いていて、わりと完成された作風。イイダナオキは絵はそんなでもないが、伸びる余地はありそう。話作りがわりとしっかりしていた。
 前から思っていたことだが、新人の場合、「絵はうまいんだけど話とか構成力がイマイチ」というタイプの人はあんまり伸びないような気がしている。こういう人たちは絵がうまいぶん、それだけで満足してしまうのか、いつまでたっても構成力を身につけなかったりするのだ。新人のころから作画とストーリー作成能力を持っている人は別だが、それ以外で伸びるパターンとしては「勢いがすごくある」か、「話作りがうまい」かのどちらかだと思う。絵は書き慣れていけばある程度はうまくなるが、話作りや構成力は一朝一夕に身につくものではないから。ちなみに、これは俺的基準であって、売れる売れないには実のところあんまり関係なかったりもする。こういう「絵はうまいけど話作りはへタ」という人のために、もっと原作付き漫画が増えてもいいと最近では思っている。絵だけに専念するとすごい力を出す人もいるから。「ブル田さん」のきくち正太なんてその好例だと思う。

【雑誌】ビッグコミックスペリオール 小学館
「国立博物館物語」(岡崎二郎が面白かった。今回は20ページの特別編ということで読みごたえもバッチリ。岡崎二郎の漫画は丁寧に作られているし、しっかりとしたタメを作って仕掛けがしてあるし、やっぱり面白い。あとはそれほど特筆すべき作品はなかったが、スペリオールでは次号から「愛しのバットマンRETURNS」(細野不二彦)がシリーズ連載としてスタート、六田登「シネマ」が新連載となんか面白くなりそう。

12/14(日)……CUTiEだぜ、ハニー

 なんか町野変丸の画集が発売になったらしい。地元の本屋にはなかったので、今度神保町にでも行ったときに買ってくるとしよう。本来、俺の好きなのはストーリーのついた漫画なのであって、画集にはあんまり用はないんだけど。

【雑誌】CUTiE comic 宝島社
 OHP掲示板で話題になっていたので買ってみた。「超特別定価」とはいえ、たしかに300円は安い。判型がでっかい(A4)のもなんとなくうれしい。
 K・Kさんがおっしゃっていたように、この顔ぶれは思わず笑う。やまだないと、南Q太、魚喃キリコ、安野モヨコ、桜沢エリカなどなど。よくぞここまでというくらい、女性系オシャレ的作家を集めたもんだって感じ。上に挙げた人たちの作品はそれぞれ面白く読めた。橋本ライカは初めて読んだけど、この雑誌の中では比較的とっつきやすかった。
 一作一作はおしゃれでうまくて面白いのが多い。ただ、雑誌全体としては読み通すのがちとつらい。前からいっているように、同じタイプの作家ばっかり集めると、せっかくいい作品を描いている人がいても全体に埋没してしまいがちなんだよね。ちょっともったいない。こういうタイプの作家って、1雑誌に2人くらいにしておいたほうがいいと思うんだけど。まあ、こういう系の作品「だけ」読みたいという人にとっては非常にいい雑誌だろう。逆にそれ以外の人にとっては、ちょっと息が詰まるかもしれない。まあ、何はともあれ気合いはわりと入っている感じなので、これからも期待できるかな。

【単行本】「バクネヤング」2巻 松永豊和 小学館
 面白かった。知らない人のためにストーリーをちょっと紹介しておく。頭は悪いけど力と行動力は人の百倍くらいありそうなバクネという男が、「日本のドン」と呼ばれて政財界を影で動かすヤクザの組長と観光客を人質にとって大坂城に立てこもり日本政府に100兆円を要求するという話。
 画風は独特で、非常に精密に描き込まれているのだが、力がこもっている。なんとも痛快で豪快な暴力、個性的な登場人物など実に面白い。……などといっていると、普通のアクション漫画みたいなのだが、実際にはかなり特異な作風。暴力描写が多いのではあるが、それが実にスカッとかつ淡々と描かれていて、また一種マヌケな感じもする。説明しにくいのでとりあえず読んでみてほしい。でも今では1巻を手に入れるのは難しいかも。

【単行本】「羊のうた」2巻 冬目景 スコラ
 やっぱり「黒鉄」よりもこっちのほうが面白い。陰りを含んだ達者な絵とストーリーがよくマッチしている。巻末に昔の単行本の絵がちょっと出てたけど、このころの絵も線の硬さがまだ残っているが、それゆえの魅力がある。今の絵柄も前の絵柄も俺としてはどっちも好きだ。

【単行本】「デカスロン」16巻 山田芳裕 小学館
 いつも通り面白い。この作品もときどきダレるかと思うと、見せるべきところできっちり引き締めてくる。十種競技なんて地味な種目だけど、これだけやられるとなんか興味が湧いてきてしまう。

12/13(土)……きゅーこんま

「9.」っていう事件があったのを覚えているだろうか。ある朝、小学校の校庭に突然イスが「9.」という形に並べられていたという事件だ。それとはまったく関係ないが、COMIC CUEだ。

【雑誌】COMIC CUE イースト・プレス
 今号のテーマは「合作」。顔ぶれは非常に豪華だが(予告にあった南Q太×SABEが載っていなかったのは残念)、合作したことがプラスになっているのとマイナスになっているものがある。
 プラスに働いたものの筆頭がなんといっても黒田硫黄×よしもとよしともだろう。今回の収録作品の中で一番面白かった。両方ともピンで描いてもうまいので、合作の効果なのかどうかはよく分からないんだけど、放っておくと作品を描かないタイプの人たちだから、合作が作品づくりの刺激になったことはたぶん間違いないところだと思う。
 それから荒俣宏×古屋兎丸も非常に良かった。古屋兎丸の個性的な絵が、荒俣宏らしい幻想的なストーリーとよくマッチしている。古屋兎丸ってカラーもうまい。あとは、中川いさみ×ケン月影。ケン月影のエロ劇画の典型みたいな画風と、中川いさみのすっとぼけたストーリーが絶妙にからんでいる。いや、素晴らしい。あと「地雷震」の高橋ツトム×おおひなたごう(これは両方とも絵を描いている)、貞本義行×たかはまこ(絵は貞本義行)あたりも良かった。
 逆にマイナスに働いたのは町野変丸×山本直樹。山本直樹の絵で町野変丸のストーリーをやるというものだが、両方ともピンで描いたほうがはるかに面白い。非常に豪華だということはみんな認めるところだと思うが、意外と合いそうで合わない組み合わせだったみたいだ。
 やまだないと×鈴木慶一(絵:やまだないと)はいつものやまだないとだなーって感じ。それは地下沢中也×榎本俊二(絵:榎本俊二)も同様。いつもの榎本俊二。地下沢中也は最近注目しているのでもっとヘンなのを描いてほしかったんだけど。京極夏彦×とり・みきはそれほど面白くはないんだけど、京極夏彦の絵が見れたのでいいや。ちなみに京極夏彦の絵は、小説家にしては見事なマンガ絵だが、漫画家としてやっていくレベルではない。
 何はともあれ、今回のCOMIC CUEはいろいろと見どころがあって楽しかった。とくに黒田硫黄×よしともよしともの作品を見るだけでも買う価値はある雑誌だと思う。

【雑誌】コミックビンゴ 文藝春秋
 とり・みき「石神伝説」は絵が変わったなーと思う。いきなりサッカーW杯予選なんでびっくりしたけど。画風がさらに乾いた感じになっていて、こっちのほうが俺好みではある。話としては諸星大二郎風。今回も面白い比古地朔弥「神様ゆるして」。どんどん深みにはまっていく兄妹。とくに妹の玉魚(たまお)がいやらしくていい。「隠し球ガンさん」(作:木村公一+画:やまだ浩一)はつい読んでしまう作品。ドラフトってやっぱり面白いよな。ちなみにドラフト好きには、このホームページがオススメ。
「塩味チーズ味」(鴨川つばめ)はあまりにもつまらないので最後まで読むのに苦労した。「大槻ケンヂ氏絶賛!」ということで「世界の果てを覗いてきた人間のみが描ける、彼岸の境地といってもいいでしょう。哲学思想漫画ですな」と、ホットドッグ・プレスに掲載されたコメントが引用されていたが、これって褒め言葉じゃないでしょ。たぶん、彼もコメントをつけるのに苦労したんじゃないかなーと思う。毎度いってるけど、痛々しい。こういう終わってしまった人を担ぎ出してこなくても、漫画界にはまだいい人材がいっぱいいると思うんだけど。それこそ比古地朔弥みたいな。俺としては、鴨川つばめはそってしておいてあげてほしい。つまらなかったら載せないとかさ。

【雑誌】ヤングマガジン 講談社
 今回は「スタア学園」と「チューリップティーズ」がお休みなのが、ちとさびしい。 「ストッパー毒島」(ハロルド作石)が面白かった。まさか「ゴリラーマン」とリンクしてくるとは思わなかったが、たぶんそんなに頻繁にリンクすることはないだろう。福本伸行「カイジ」も好調。当然ながら石田が落ちる模様。古屋実「僕といっしょ」もけっこういい。「稲中」のときはあんまり読んでなかったけど、最近はちゃんと読んでる。女の子描くのもうまいよな、この人。
「GO GO!マー坊!!東京ポンコツ大作戦」(相沢トモコ)は今回が後編で最終回。すぎむらしんいち的なノリで爽快に終わった。注目の新人。

【雑誌】モーニング 講談社
 今回、一番面白かったのは「NAKED」(作:杉元伶一+画:米餅昭彦)。あまりの素晴らしさに最後は笑ってしまった。笑うような場面じゃないとは思うんだけど。
 最近、守村大「考える犬」が面白い。ついつい読まされてしまう。濃いながらもほのぼのとしているところが魅力。ところで、この人の名前って「もりむらしん」と読むらしい。知らなかった。そして「内線893」(山本康人)。強烈だ。とくに画面の右から直径13cm(モーニングに定規を当てて実測した値)の乳がにゅーと出ているレイアウトには参った。
「ヨリが跳ぶ」(ヒラマツ・ミノル)。藤木明日香がついに力尽きた。それぞれのキャラクターが熱く、なおかつユーモラス。うまい。「ブル田さん」(作:高橋三千綱+画:きくち正太)はときどきミステリアスな展開。この宇宙人がらみの話がひょっとしたら本編なのかもしれないが、とりあえず現在のところは野球編のほうが好きだ。
 今週は「メロドラマ」(村上もとか)があり。相変わらずかっこいい。そしてかっこいいといえば「蒼天航路」(作:李學仁+画:王欣太)。一時期よりテンションは落ちたものの、各場面場面はかっこいい。今週は陳宮が実に良かった。男だねえ。
 最近モーニングも、脂っこいけど非常に充実してていい。

12/12(金)……鉄鍋のジャンボ宝くじ

 会社を辞めるために年末ジャンボ宝くじを買う。1億5千万円当たったら辞めて、安閑たる暮らしに入る予定。たぶん当たるはずだと思うが、万が一当たらなかった場合はこのまま勤めを続けることになるだろう。どっちにしろ漫画を読み続けることだけはたしかだとは思うが。

【雑誌】コミックビーム アスキー
 感想についてはコミックビームのページ参照。ちなみに、前号からロゴがアスペクトになっているんだけど、コミックビームのページのところをいちいち書き換えるのも面倒くさいのでここでは「アスキー」と書いておくことにする。発行所はアスキーになっているんだし、別に間違いではあるまい。

【雑誌】ビッグコミックオリジナル1月増刊号 小学館
「昼休み」(岡野恵)がわりといい感じの絵柄だった。絵は一色まことをちょっと丸くなくした感じ。古林仁史はスピリッツで連載していた「星に願いを」はけっこう好きだったのだが、今回の作品はそれほどでもなかった。なんとなく時代遅れな感じのする絵がわりと好き。

【雑誌】少年チャンピオン 秋田書店
「グラップラー刃牙」(板垣恵介)は、実のところあんまり読んでなかったのだが、やっぱり盛り上がってると自然と目が吸い寄せられる。この漫画も過剰だよな。「バロン・ゴング・バトル」(田口雅之)も毎度面白い。アクションの中にお色気も忘れないところはいいんだが、ホテルの従業員の制服で乳首が浮き出るようなのはさすがにないと思うぞ。どうでもいいことだけど。

12/11(木)……でかい漫画

 酒呑んで帰ったら電車を乗り過ごす。最寄り駅まで戻る電車に乗ろうとしたら、中学・高校時代の友達とバッタリすれ違う。なんか向こうも酒呑んで乗り過ごしていたらしい。似たようなことやってるなあ。向こうは背広で、こっちは社会人には見えないだらーんとした普段着だったけど。

【雑誌】ヤングサンデー 小学館
 今週は「今日のだいちゃん」(太陽星太郎)が3本立て。面白い。一話一話、独立しているんだけどきちんとリンクしていて最後にしっかりオチをつける。うまい。早く単行本にまとまらないかなあ。「オーバーレブ!」(山口かつみ)はけっこう面白い。この人は、それほど目立たないんだけどきっちり仕事している。
 それから「太郎」(細野不二彦)も良かった。このままサラリーマンなんか辞めてボクシング一本にしちゃえばいいのに。「The World Is Mine」(新井英樹)は最近、巻末が指定席だけど面白さはコンスタント。手帳にちんぽ絵を書きなぐっている記者がいい味出してる。山田玲司「Bバージン」に「完全攻略本」などというものが出たらしい。攻略してどうするんだろう?
 それにしてもヤンサンはわりとどの漫画も楽しんで読める。あんまりここで取り上げることはないけど、「青春くん」(とがしやすたか)とか「桜通信」(遊人)なんかもけっこう面白く読んでいたりする。山田芳裕「デカスロン」も間欠泉的に盛り上がるし。連載がレベル高くて、俺的にはアフタヌーン、ビームに次ぐくらい、モーニングと同じくらい評価している雑誌である。でも、俺が評価している雑誌ってけっこう売れないんだよな。

【雑誌】ビッグコミック 小学館
 珍しく拾えた。で、いきなり次号からの話だが創刊30周年記念で読切競作をやるらしい。第1弾は谷口ジロー。こういう読切って単行本になかなか収録されないから、とりあえず雑誌を買っておいたほうがいいかもしれない。この雑誌はどの連載も安定しているんだけど、そのぶん地味でパワーには欠ける。その中で面白いと思ったのは、森秀樹「ムカデ戦旗」。これも地味なんだけどいい。

12/10(水)……からくりもんもん

 カウンターが6000を超えた。最近、アクセスの伸びがわりと順調。やっぱり、ジャンキーズに載せてもらったからだろうか。といっても別に倍増したとかそういうわけじゃないんだけど。実はこっそり、白夜書房のインターネットマニアという雑誌の「くるこば99%」というコーナーにも載っていたりした(考えてみると両方とも白夜系だな)。ここは、「俺のホームページを雑誌に載せてくれー」とメールを送ると、ほとんどすべてのページを載っけてくれるというコーナーだ。で応募しておいたんだけど、ずいぶん前に応募したんでつい最近まで忘れていた。なお、インターネットマニアのホームページのURLは忘れた。応募してみたいという人はgooとかで適当に検索してみてください。

【雑誌】少年サンデー 小学館
「からくりサーカス」(藤田和日郎)がかっこよかった。この人の絵は迫力があっていい。あと、「なぎさMe公認」もよし。ちゃんとスポーツ漫画している。ベタベタな恋愛漫画的展開も好きだが、こういうのも好きだ。結局面白ければなんでもいいってことだな。「白い戦士ヤマト」の高橋よしひろがなんかパリダカの「篠塚健次郎物語」とか描いている。なんか懐かしい。

【雑誌】少年マガジン 講談社
 うーん、あんまり取り上げるべき漫画はない。「はじめの一歩」(森川ジョージ)が面白いくらいだろうか。どの漫画からも元気さは感じるんだけど、飛び抜けたものはあんまりない。「中華一番」(小川悦司)大仰で好きだけど、今回はわりと地味。「スーパードクターK」(真船一雄)はヘンでちょっといい。濃いよな、この漫画も。

 個々の作品のレベルは高いんだけど雑誌全体では勢いを感じないのがサンデーで、個々の作品のレベルはさほどでもないんだけど雑誌全体の勢いを感じるのがマガジンといったところだろうか。

12/09(火)……漫画的廃人

【雑誌】コミックジャンキーズVol.3 コアマガジン
 俺が書評コーナーに参加させていただいた、エロ漫画情報誌。見本誌が送られてきた(ありがとうございます>永山薫さん)。やっぱりいちばん最初に目が行ってしまうのは、自分が書いたところ。こうやって紙に印刷されてみると、直したいところいっぱいあるなあ。もう遅いが。全体的に俺のがいちばん文章が硬いような気がしないでもないけどまあいいか。

 あと、ホームページ紹介の欄でも取り上げていただいている。さすがに文字だけのトップページなので、20個くらい紹介されているページの中でも1、2を争う地味さ。変えるつもりはないけど。現在のように色を変える前のものなので、印刷されると文字とかぼやけちゃってなんだか見にくい。たぶん、今の色のほうが印刷ではきちんと出るだろうと思う。掲載されたのは、まだネスケ対策を施してないころの色だし。
 いちおう念のために書いておくけど、ジャンキーズ上でのペンネームは「我執院譲治」。変てこな名前だが「がしゅういん・じょうじ」と読む。「ジョージ・ガーシュウィン」のモジりだ。「江戸川乱歩」的なノリを狙ったペンネームではあるのだが、今見ると大仰すぎて少し恥ずかしい。

 で、雑誌の感想。新刊単行本情報はさすがに充実。雑誌紹介のところはもうちょっとページ数あったほうがいいかな、って感じ。雑誌紹介のところに書かれていたけど、やっぱり今エロ漫画雑誌って多すぎると思う。50誌を超えるそうだ。正直いって供給過剰だと思うが、それだけにこういう情報誌が必要になるってわけだ。
 全体の構成としては不満もいくつか。このホームページでは基本的に批判はしないという方針だけど、自分が書いてる雑誌だけにちょっと厳しいこともいってみる。「編集顧問」の永山さんも、ときどきココを見てくれてるので雑誌に反映されるかもしれないし。

 まず、本の最初が同人誌情報ってのは俺としてはいまいちだった。とくに20ページめから27ページめという、雑誌の中でも目立つポジションを、ほとんど文字だけの表で埋めたというのは圧迫感があるし、せっかくの4色ページがもったいない。この雑誌って、どっちかっていうと商業誌漫画の情報が欲しくて買う本だと思うので、最初にこれだけ同人誌の話題が続くと引く人も多いかもしれない。たぶん編集長の趣味なんだと思うが。

 あと、表面をなぞっただけという感じがする、エロアニメ、エロゲーの情報はなくてもいいような。そのための専門誌もあることだし。限られたページ数でどうしてもやるなら、エロ漫画家が原画をやっているエロアニメの紹介という形式がいいと思う。エロゲーはそういう形式ではあるが、いかんせんページ数も深みも足りていない。
 ホームページ紹介は、次号もやるとしたらキツそう。俺もいろいろとリンク先を求めて、専用線にまかせてインターネットをさまよったりしているのだが、コレってページにはなかなかぶち当たらない。海外系にまで手を伸ばすしかないかも。あと、巻中漫画が舞井武依だったのはちょっと。連載になるそうだが、この人って短編で力を発揮するタイプではないような気がする。発行が隔月(くらいにしたいという話)程度の雑誌では、面白さがあんまり伝わらないのでは。

 ま、何はともあれ復刊したということは非常にめでたい。面白い漫画がどこにあるかという情報は、あればあるだけいいのだから。とりあえずエロ漫画の情報が欲しいなら買っておいたほうがいいと思う。一人では押さえきれないジャンルなだけに、新たな漫画との出会いはあるだろう。ちなみに次号は2月28日発売。たぶんそこでも書かせてもらえそうな気配。

12/08(月)……酒と泪と男と漫画

【雑誌】少年ジャンプ 小学館
 前に「私のカエル様」を描いていた川島雄輝が読切「ボクのHEART」で登場。絵は相変わらずうまい。これでもうちょっと話が好みならなあと思う。ヘタに超能力だのバトルシーンだの出てこないほうがいいような気がするんだけど。

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 小学館
「IWAMAL」(玉井雪雄)。今回のオランウータン編はなかなか面白かった。もう一話くらい引っ張るかなーとも思ったが。「ちょんまげどん」(ほりのぶゆき)。漫画の内容はともかく、やっぱり細川直美の武富士踊りはヘンだよな。深夜番組を見てるとやたら流れるのだが、なんか気になってしまう(もしかしてローカルネタ?)。念のために説明しておくと、武富士の宣伝で細川直美を初めとする、おそろいの赤い服を着たねーちゃんたちがマカレナとおぼしきヘンな踊りをおどるって奴ね。馬鹿みたいな脳天気さに味わいがある。
 来週はスピリッツ本誌ではなく、増刊号のManpukuが出る。これってスピリッツ21に代わって創刊されたのだが、イマイチ面白くない。今回はどうなるのだろうか。高野聖ーナと稲光伸二が組んでなんかやるみたいだが、味わいの全然違う二人だけに何をやるかちょっと楽しみ。

12/07(日)……クズな漫画ばかりじゃないぜ

【単行本】「ロマンス」(2) 高見まこ 集英社
 いやー、面白い。大正、浪漫、お嬢様! 俺のツボにバッチリはまっている。そしてねっとりといやらしい描写。素晴らしい。下品じゃないんだけどいやらしい。オススメ漫画レビューのほうでも紹介しているけど、やっぱりいい。

【単行本】「愚図な女ばかりじゃないぜ」 南Q太 ぶんか社
 いつもどおり面白い。スッキリとおしゃれで、きれいにまとめてある。ただ、この人の作品っていつも均質に面白いので、どの単行本を取り上げても同じ褒め文句が並んじゃうんだよね。「にんぷちゃん」で出てくる夫というのがつまりSABEなのだな。

【単行本】「the山田家」(1) 阿部潤 小学館
 やっと1巻を入手。入手の順番が、3巻→2巻→1巻という順番になってしまった。最初のほうって今の絵柄とはずいぶん違うのだなーとか思った。このころから面白いけど。

12/06(土)……素晴らしき哉、布団

 久しぶりに早く家に帰れた。家に着いたのが午後1時半。ようするに朝まで仕事やってたってだけなんだけど。いちおう今回の仕事はケリがついたので、ちょっと一息つく。そんなわけでたまっていた漫画をこなす。単行本もいくつか読んだけど、そっちの感想は明日。

【雑誌】ヤングマガジン 講談社
 「カイジ」(福本伸行)再開。でやっぱり面白い。とくに今回は福本哲学っていうかそういうごたくバリバリで面白い。いつも挙げているけど、「チューリップティーズ」(地下沢中也)も面白い。当たり前のようにヘンなキャラクターが出てくるのが最高だ。「RiNGO」(恋緒みなと)は最終回だったが、わりとどうでもよかった。
 「GOD SAVE THEすげこまくん!」(永野のりこ)も最終回。内容的にはイマイチなんだけど、終わってくれたのでよしとする。途中間延びしていたので、完結してくれたのはうれしい。また面白い作品を描いてくれい、なんていわなくてもこの人は描くよな。

【雑誌】ビジネスジャンプ 講談社
 久しぶりに読んだが、もちろんこれは冬目景が目当て。新連載「イエスタディをうたって」。「黒鉄」みたいな時代モノだとどうしても沙村広明と比べてしまうのだが、沙村広明のほうが時代劇はうまいというのが痛い。こういう現代モノのほうが絶対に面白いと思うので、次回にも期待。
 あと村尾ミオ「Women」が圧倒的に濃くて読まされてしまった。この人って、最近開き直ったのかベタベタさがさらに増して強烈に濃くなっている。実はけっこう好きだ。

【雑誌】ガロ 青林堂
 遅ればせながら。昔のガロよりも全然漫画が多くて面白い。旧ガロ組と新ガロ組がうまい具合にブレンドされていると思う。青林工藝社の「漫画の鬼」(発行は創出版)よりもこっちのほうがいいな。あっちのほうは元ガロ作家が山盛りだが、前のガロみたいでいまいち新鮮味に欠けた。まあ面白ければいいんだけどね。
 一番面白かったのはキクチヒロノリ。実にヘンで、すごく面白い。絵柄の適度な壊れぶりも素晴らしい。それからあさりよしとおもさすがのうまさ。「第1回」と書いてあるので、次も期待。あと、松本充代、河井克夫あたりが目についた。あびゅうきょはすごくうまいので、「これで漫画だったらなあ」とか思う。

【雑誌】ホットミルク コアマガジン
 大暮維人「世紀末英雄伝超救世主伝説2」。ギャグは外していると思うし、読者に対する言い訳があったりとノリ自体は嫌い。でも、ちんちんの描写がいやらしいのでつい読んでしまう。ちんちん好きにはオススメ。ましみゆきは親しみやすい絵で好感が持てる。あとはストーリーにさらにヒネリが加われば。

【単行本】「ガラダマ天国」 唐沢俊一+なをき ぴあ
 面白いけど、こういうチマチマしたのって読むのが疲れる。1冊でつぶせる時間が長いという点ではコストパフォーマンスが高いのかもしれない。チマチマ系漫画といえば、前に買った「墜落日誌ペンティアム編」(寺島令子)もまだ半分くらいしか読み終わっていない。「ガラダマ天国」についての詳細は唐沢なをきのページ参照。

12/05(金)……魂のおふらんす

 早朝自宅に帰ったところ、「鉄コン筋クリート」(松本大洋)フランス語版が届いていた。ボックスセットでかっちぶー。でも、ページを作るほどの時間はなかった。この週末でじっくりと紹介ページを作る予定なので、お楽しみに。

【雑誌】少年チャンピオン 秋田書店
 今週はとくに取り上げるほどの漫画はないかな、とも思ったがそんなときに圧倒的に異彩を放つのが「ジャンジャンバリバリ」(石山東吉)。読んだけど、全然分からない。「龍虎風穴の術」っていったいどんな技なんだ? どうやったらパチンコ球が龍になったり虎になったりするんだろう。うーん、分からない。この圧倒的な暴走ぶりは爽快でさえある。
 「ドカベンプロ野球編」(水島新司)は本当にどうでもいいんだけど、いったいいつまで日本シリーズをやるのだろう。こういう漫画って現実とシンクロさせるのがさぞかしたいへんだろうなーと思う。

【雑誌】モーニング 講談社
 やっぱり「ブル太さん」(作:高橋三千綱+画:きくち正太)はすごく面白い。今週もビリビリした。実際の野球でこうはいかないことは分かっているけど、力いっぱいボールをぶったたくのってかっこいいよな。「蒼天航路」(作:李學仁+画:王欣太)は呂夫がかっこよくて面白かった。でも、最初のころのほうが面白かった。「三国志」本来のストーリーになると、ある程度展開が分かってしまうので、意外性がなくなっちゃうというのがでかいと思う。「ああ、ここでこいつは死ぬんだな」とか。さすがにフィクションとはいえ、歴史を変えてしまうってわけにもいかないから仕方がないといえば仕方ないんだけど。
「ヨリが跳ぶ」(ヒラマツ・ミノル)も面白くなってきた。絶好調、藤木明日香vsヨリの再戦が楽しみだと思っていたら、明日香がケガでもしそうな雰囲気。さてどうなるのだろうか。「NAKED」(作:杉元伶一+画:米餅昭彦)はさらにすさまじい展開にもつれ込みそう。すごく濃くていい。

12/04(木)……家に帰ったらあんなことこんなこと

 ……と思いつつ10日以上が過ぎたような気がする。3日の夜も会社泊まり。4日夜は4時まで仕事。さすがにもうイヤになってきた。考えてみれば、先週の月曜日から、家に2、3回しか帰ってない。ノンストップ状態で働いている感じ。漫画も満足に読めないし、ゲームももちろんできず。ホームページだってもっとガシガシ手を入れたいのにーとか思うのだが、さすがにそうも行かなかった。ストレスたまりまくり。うおおおおおおお。しかし、自分の日記を読み返しているとじょじょにボロボロになっていく自分が分かって何やらいい感じだ。

【雑誌】ヤングサンデー 小学館
「太郎」(細野不二彦)がマジメにボクシングをやっていて面白い。やっぱりサラリーマン編よりもボクシングだよな。「the山田家」(阿部潤)はヘンなんだけど、きっち家族ドラマもやっている。ヒマさえあれば、この前買った1巻も読みたいんだけど。「よいこの星!」(柏木ハルコ)はまたしても陰湿な展開に突入。今さらいうまでもないことだが、子供は清らかなだけじゃないし、子供には子供の社会があるってことだね。
 大漫王で連載というか何回か掲載されていた「おてんばミックル」(加藤さゆり)が本誌に登場。おめめキラキラの古典的少女漫画的な主人公、キャンディキャンディ的なミックルが顔に似合わず豪快に暴れまくるというお話。あくまでおめめをキラキラさせたまま、パンチ、キックを連発する。少女漫画的キャラで暴力をやるというギャグはありがちだが、力強い描写は買い。

12/03(水)……オモライくん

 会社に行く前に神保町に寄る。漫画ホットミルク、唐沢商会の最新刊「ガラダマ天国」、たかみまこ「ロマンス」2巻、それからずっと探していた「the山田家」(阿部潤)。例によってまた会社に泊まっているのでまだ読んではいないが、収穫は多かったのでいい気分だ。そしていつものとおりサンデーとマガジンを会社の同僚の方々に恵んでもらう。おお、かーんしゃ。

【雑誌】少年マガジン 講談社
 今週印象に残ったのは「勝負師伝説哲也」(原案:さいふうめい+画:星野泰視)くらい。どれもそこそこ面白いのだが、取り立ててコレっていうのもなかったりする。「サイコメトラーEIJI」(作:安童夕馬+画:朝基まさし)に出てきた警官コスプレ大好き男はちょっといいと思った。あと塀内夏子の「突撃まんがルポこんなもん見てきたよ!」特別編「地獄に仏を見た!!」。サッカーW杯アジア地区第3代表決定戦、日本×イランのレポートは「あのときの感動をもう一度」って感じ。うんうんとうなずいてしまう。俺もアリ・ダエイとアジジは好き。

【雑誌】少年サンデー 小学館
「ARMS」(皆川亮二)はいいなーとかいっていたら職場の同僚、男・白木が「スプリガン」の単行本をくれた。ありがとうございます。「神聖モテモテ王国」(ながいけん)は久々の新へんてこキャラクターの登場。キャプテントーマス。笑った。「モンキーターン」(河合克敏)は盛り上がっていい感じ。あと「Love」(石渡治)はクライマックス近し? ついにラブが女だということを自ら告白。石渡治も安定していい仕事してるなーと思う。よしもとよしともと兄弟だと知ったときはびっくりしたが。

12/02(火)……鉄コン披露宴

 トップページのレイアウトをちょっと変更する。ちょっとトップページが縦長になりすぎてしまった感じがあったので。

 掲示板にも書いておいたけど、青山ブックセンターのインターネットショップに注文しておいた、松本大洋「鉄コン筋クリート」のフランス語版「AMER BETON」が入荷したとのお知らせがメールで届いた。そんなわけで明日にもおうちに送られてくるとのこと。8000円以上するので痛いといえば痛いけど、とりあえず持っているというだけでうれしいので良しとする。届いたら松本大洋のページでレポートするのでお楽しみに。

 久しぶりに家に帰ってみると、アフタヌーンリニューアル記念の読者全員プレゼントで応募しておいた「拡散」(小田ひで次)のテレホンカードが届いていた。この漫画は半年にいっぺんくらいのものすごくのんびりしたペースで連載されている作品で、尋常でない描き込みと深みのあるストーリーが魅力だ。絵柄も独特。あえて近い人を上げるなら諸星大二郎とかそこらへんになるだろうか。講談社から単行本も出ているのでぜひ読んでみて欲しい(本当はオススメ漫画レビューで取り上げたいところなんだけど、兄の蔵書なのだ)。なお、テレカの図柄を見たい人はこちらをどうぞ。

【雑誌】ビッグコミックスペリオール 小学館
 読む雑誌を増やそうかなーと思って買ってみた。だけど、あんまり読むところはなかった。「あずみ」(小山ゆう)くらいかな。星里もちるも連載しているが、実のところあんまり好きな漫画家ではないのだ。

12/01(月)……いろつき童子

 また会社に泊まっている。なんかここ1週間こればっかりだな。でも漫画は読んでいる。といっても雑誌ばかりだけど。今日発売のビジネスジャンプで冬目景の短期集中新連載が始まる。また新ガロも出た。でも、この2冊は両方とも兄が購入を担当してる分なので俺はまだ読んでない。たぶん今週の土曜日あたりかな。あ、そうそう。今日発売のヤンマガで「GOD SAVE THE すげこまくん!!」(永野のりこ)も最終回。こっちもまだ読んでないんだよなー。

 ホームページのバックグラウンドカラーをちょいといじくってみた。どんなもんだろう。なんで色を変えたかっていうと、要するにNetscape NavigatorとInternet Explorerでの表示の違いを解消したかったっていうことがある。俺はIEで動作確認をしているのだが、Navigatorだとこの日記の1日の区切り線を引くのに使っているHRタグがうまく見えないのだ(Netscape Communicaror 4なら見えるけど)。これはNavigatorがHRやTABLEの罫線を背景色で書くという仕様になっているためだ(IEは文字色)。背景色を本当の黒にするか、なんか壁紙をしいてバックグラウンドカラーを壁紙の上に置くと目立つ色にしてやればこの問題は解決する。そんなわけで日記のページにもちょっと画像を敷いてみたというわけだ。

【雑誌】少年ジャンプ 集英社
「I''s」(桂正和)がむずがゆくていい。ベタベタだけど、そこがいいのだ。絵は文句なくうまいし。新連載「画-ROW」(水元昭嗣)は、まだ1回めなんで判断がつかない部分もあるが、あんまり俺好みじゃない。

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 小学館
 吉田戦車「ぷりぷり県」の外伝が面白かった。今回は大増16ページ。「ぷりぷり県」は人によって評価の分かれる作品で、「戦え!軍人くん」とかの分かりやすいギャグの時代のほうが好きだったって人もけっこう見る。だが、俺としては今みたいな地味な味わいのほうも好きだったりする。分かりやすいヘンさではなく、目立たないけどにじみ出してくるおかしさというか。
「D-ASH」(作:北沢未也+画:秋重学)は先への不安をはらみつつも、きれいな話だった。さて、この後どうなるのか。楽しみだ。

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