どマイナー映画の部屋

 

 日本に輸入される映画のほとんどは、アメリカや「西側」先進諸国のものである。が、映画はそうした地域だけで作られる訳ではない。いや、映画は、あまねく世界中で作られているのだ。なのに日本では、欧米以外製の映画を見る機会はほとんどない。

 君は、タジキスタンの映画を見たことがあるか?フィリピンの映画を見たことがあるか?パキスタンの映画を見たことは?大体隣の国、韓国の映画すら見たことはないのではないか?映画好きの首領様が治める国、北朝鮮の映画は?君は聞くだろう。「こんな国には映画を撮る技術も金も機械もないんじゃないの?」そんなことはない。むしろ日本より映画は受け入れられているのだ。そしてサイテー映画も多いが、日本人が見て「何じゃこりゃ?」と驚くようなイイ(=変な)映画もあったりするのだ。

 事実上こうした国の映画はどマイナー映画として捉えられている。単館上映の日本映画よりさらにマイナーなものとして。だが、こうした映画の中にもいろんな意味で光るものを(もちろん、光りかたは一様ではない)持っているものがある。そんな映画を紹介しよう。

 

Back to DEEP Movie