かみつきガッちゃんぼ〜

つれづれなるマンガ感想文 11月後半
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一気に下まで行きたい

2001年

11月29日(木)

あ〜なんかだんだん不安になってきたわ(下記の「大激怒」関連トラブル)。
なんかもう変わり者軍団が変わり者オーラを出しながら、それぞれ別の方向を向いて徹底討論!! みたいな感じというか。
ホラーじみてんですよ、モロモロの人間関係がッ!!
太陽神スレメヘレヌンテよ、助けたまえ!! って感じ。
昔、当たり前だと思っていたことが、今はもうどこにもない。
で、押入開けたらスライムがドロ〜ッと出てくるような気味の悪さ。

引き続き、同人誌を読んだりなんだりする。

昼間、飯食って酒飲んで寝たら、夕方目が覚めたときに気持ち悪くなってた。
胃薬を飲んだ。キャベジンのCMに出てる財前直美はすげー似合ってる。だって本当に、薬飲み飲み暴飲暴食しそうだもん。

26日に私が大激怒した人物、よくよく考えるに少しオカシイ人間なのではないかと恐くなり、ある人物に相談の電話をする。
この「ある人物」が、24日に上京すると言っておいてその後何の連絡もなかった人物だ。わだかまっているより直接文句を言った方がいいし。
で、「連絡くださいよー」的なことを言った後、いろいろ相談したのだが、なんだか様子が少しおかしい。夜電話かけたんで酒を飲んでいたということもあるが。
この人に相談したことでかえって不安になってしまい、また別の人間に電話をする。
電話した相手に「この間上京した人、もしかして変わってないか?」と話をしていくうち、私の心の中で、先ほど相談した人(上京した人)こそ、もしかしてちょっとヘンなのではないか? という不安がムクムクとわき上がってきてしまった。
おかげで、26日の大激怒が小さい問題のように思えてきた。

人はみな、心の中に病院坂の首くくりの家を持っている。
「魔法陣グルグル」のククリちゃんはかわいい。
14巻まだ読んでない。

11月28日(水)

給料も出たことだし、と「コレクト倶楽部」を探すが近所のコンビニでは見つけられなかった。「宇宙大作戦チョコベーダー」を何個か買って、開けて楽しむ。UFOが少し小さいのが難か。でもいいよねこういうの。

11月27日(火)

昨日に引き続き、怒りがおさまらず。しかもこの激怒の理由が情けない。上司が大局が読めないとか、現場がわからないという意味でバカだとか、あるいは部下がサボってばかりいるとか、瑣末な苦労はだれにでもあるはずだ。
しかし、私の場合詳細を書いても仕方ないのでたとえて言うと、「50円玉と5円玉は穴が開いているけど違うモノだ」というのを、毎回まいかい教えているというのに近い。
私を知っている人は知っていると思うが、自分で言うのもナンだがテキパキした方ではない。だから、多少手際が悪いからって、「大激怒」はしない。
しかし、50円玉と5円玉の違いをいつまで経っても覚えないとか、あまつさえ「50円玉と5円玉を間違えても問題ない」と開き直られては、さすがに問題だ。

後は「ボタン式の自動ドアはボタンを押さないと開かない」とか、「病気は悪霊ではなくウィルスや何かが起こしている」とか、「テレビに小人は入っていない」とか、そういうことをひとつずつ教えている。
しかし、3カ月も経つとまた忘れる(←ここが重要)。そんな感じ。

そうそう、具体的な例(まったくの実例)があるので教えよう。
私が「しし座流星群って、東京でも見えたらしいよ」と言ったら、「北海道でも見えたってさあ!!」だってさ……。北海道の方が空気がきれいなのにね。

おわり。

11月26日(月)

「おはスタ」の山ちゃんが、KANAを「メグー」と呼ぶ謎のボケをしていたのは何日か前。

仕事場で大激怒。まったく、同じことを何年やっていると思っているのか。おれがじゃないよ、一緒にやっている人がね。あまりの出口のなさに、だれが書いたんだっけ? ラブクラフト? コリン・ウィルソン? なんか「アウトサイダー」が出てくる小説を思い出した。むろん、私ごときがアウトサイダーを気取るわけがない。その孤立感、迷宮をさまようような出口のない感じ、それを何となく思い出しただけだ。

23日の日記を書き足し。

11月25日(日)

今度、同人誌レビューの同人誌を出す、ということでせっせと書いているのだが、意外に進まない。
ネットに文章を流すときよりかまえてしまうということと、やはり同人誌そのものに対する私の知識不足が原因だろう。
パソコンの前で、しばし悶々としてしまった。
それと、実にくだらない話なのだが私はプリンターを持っていない。で、パソコンで書いた文章をいったんメールとして自分に送り、それをワープロで受信しなければならないという手順になってしまった。プリントアウトの必要があるからだ。
いや、最初っからワープロで書けばいいんだけど、文章をネットに流す場合があるのと、やはりパソコンに慣れてしまったという部分があったので。

しかし、ワープロに受信するには、いつの間にか物置と化していたワープロの乗った机の上を片付けなければならない。
で、片付けようと思ったら、いきなり足下の何かをグシャリと踏んづけてしまった。
机の上はおろか、その下までよく形容されるところの腐海、またはサルガッソとなっていたからだ。

なんだと思ったら、「ミニスカポリス」のセガサターンのゲーム。
ウケ狙いで買ったものだが、ウケ狙い以外の要素が何一つ見いだせないクソゲーだ。
初回限定とかで(というより初回しか出ないだろう)、声の出るポリス人形と、七森ポリス(「クウガ」で「バラのタトゥーの女」をやった人)の歌のCDが付いている。踏んづけたら見事に人形も壊れていた。
値札が付いてたが、これが5000円……(ヒクヒク)。
購入当時の自分はどこにそんな金があったのか、タイムマシンに乗って探りたい気分だ。
とにかくブッ壊れたのでゴミ箱行き!! もう捨てる!! つきあいきれん!!

さて、この10月でテレビ番組の「ミニスカポリス」がリニューアルしたのをご存じだろうか。「ご存じだろうか」ってほどでもないんだが、いきなり司会がルー大柴になっていた。で、なんかポリスを女優とか歌手とかに仕立て上げるために、いろいろ試練を与えるような番組になるらしい。最近(もっと前から?)こういうの流行ってますね。
で、パチスロメーカーがスポンサーなんで真ん中にポリスがパチスロするシーンが入る。
しかし、スタジオでの女の子たちはポリスの制服を着ていないので雰囲気的には「ワンダフル」みたいになった。
「ご存じだろうか」って書き出したわりには、事実の羅列だけになってしまった。

11月24日(土)

ある知り合いが上京する、ついては食事でもしたいと1カ月くらい前にメールが来た。23日は用事があるので、24日なら、と返信。開けておいた。
ところが、待てど暮らせど何の連絡もない。一度、「店を決めると人数が揃わないし、人数が揃うと店を決められるかどうかわからない」という、何の結論もないメールが来たきりだ。

ギリギリ、当日に電話でも来るのかと家で待機していたが、けっきょく何の連絡もなかった。こちらから連絡するという手もあったが、向こうが誘ってきたんだから向こうがスケジュールを知らせるのが筋だろう。だから連絡しなかった。

非常に納得がいかない。
なぜ中止なら中止と連絡が来ないのだ。来ても来なくてもいいなら最初から行かないぞ。

私は、面と向かって文句は言わないが、実は日程や待ち合わせには異様にうるさいのだ。
ヒドいやつになると「じゃあ午後4時から4時半の間に行きます」とか言う。
待ち合わせ場所が本屋や喫茶店などならいいが、ハチ公前とか、そういうところでも平気で曖昧なことを言う。
「こんなやつ、社会に出たらやっていけないぞ」と思っていると、会社だとちゃんと来るんだよなコレが。
ンでこの「4時から4時半の間に来ます」とか言うヤツ、別のやつと待ち合わせしてて、とくに時間を決めないでもちゃんと会えたらしい。まだ携帯電話のない頃だ。
動物みてえだなと思った記憶がある。

むろん、会えないときは会えないらしい。やっぱりアニマル的な話ではある。

11月23日(金)

昼から渋谷にて某会例会。前回は6月だったから、ほぼ半年近い。3回目になるが、アガリ性の私には慣れぬもので、面白いことに11時頃、すなわち前回と同じ頃から緊張してきた。
しかし、いてもたってもいられず力学(ちから・まなぶ)に電話してしまった前回とは違い、テレビなどを見てまぎらわす。前回より緊張も弱まってきたかなと思う。
会場の手前に古本屋があるので、そこを覗くことを計算に入れて30分くらい早く行くが、祭日だからかそこは閉まっていた。このため、早めに着く。
総勢50人ほどだったが、私の方は顔を覚えているのだが向こうは私を覚えていない、というビミョーな関係性が多く、そうした中でまた緊張してきたが、ともかく会は始まる。
やはり個々の人々の発表内容、およびそれについての的確なツッコミなどにはスゴイものがある。
私もまたマンガの話を5分でさせてもらう。壇上に立つと手が震えてきたが、実にヘンな話だが「いいとも」で草なぎ剛が「受けると思って言って、受けないと焦って後のことがしどろもどろになることがある」と言っていたのを思い出し、前回ほど客席の反応に過剰にビビらないように、と心がけた。まさか草なぎ剛から何かを教えられる日が来るとは予想もしていなかった。
客席の反応や質問者の声は聞こえていたつもりだが、今回は「あと何分」の表示の音が緊張で聞こえなかった。「ウケなくても気にしないようにしよう」と思ったが、笑い声が聞こえてくればそこで自分の中で盛り上がってしまうことも確か。ということで昂揚してくると時間を忘れがちになってしまう。
しかしどうしてもあとひとつだけ発表したくて、少しおしてしまった。急いでいたため、早口も直らなかったと思う。
しかし、個人的には時期的に発表したいネタをやることができて、嬉しかった。

会場では「宇宙人大図鑑」の管理人さん、飲み会では事務局の青年と簡単だが挨拶できたのも嬉しかった。私はどうも人見知りタイプらしくて、簡単でも意志の疎通ができるとすごく嬉しいんです。

二次会では、なんかいろいろ濃い話を聞いたりしているうちにいつの間にか時間が経っていった感じだ。気楽院さんに、ネコの洋服のつくり方(なぜか巻末にはスタトレの制服のつくり方も書いてある)の本を見せてもらう。パッと見かわいらしい絵本で、よくよく見るとどうもヘンな本、という感じ。コレは私だったら見過ごしていた物件。ただの絵本だと思ってしまうかもしれない。大勢でいろんなものを持ち寄ると、各人の目のつけどころの違いがわかって、非常に刺激になる。
他にもテロ問題や注目すべきHマンガ家の話など、貴重な話がたくさん聞けた。
三次会も行ったら、隣に居合わせた青年が私と同じ高校の出身者だと判明。高校が同じ、って経験はあまりないので驚いた。私の出た高校については、ネットでほとんど言及したこともないし、偶然と言っていいだろう。
なんか濃い話、とかオタ話をして解散。何人かとは新宿まで一緒だったが、私は明日が仕事ということと、なんかお呼ばれがあるかもしれないということで、そこで解散しました。

11月21日(水)

・「夏の滴」 桐生祐狩(2001、角川書店)読了。
小学校四年生の主人公、車椅子の少年、同級生の女の子の仲良し3人が、突然転校していった友達を東京に訪ねに行くところから話は始まる。
夏の暑さとともに描かれる子供失踪の謎、あたりまえのように繰り返されるいじめ、いじめられっ子・八重垣が持ってきた「植物占い」の本とは何か。一見何でもないことのように思えることどもが、実は恐ろしい真実を隠していた……。

日本ホラー小説大賞、長編賞受賞作品。中核となる「謎」の真相が知りたくて、一気に読んでしまった(本を読むのが遅い私にとっては珍しいこと)。読み出すと先が気になって止まらない。そして、読後には何ともいえずイヤ〜な気持ちになった(笑)。いや、本作は読者をイヤ〜な気持ちにさせたい小説だからそれでいいんだと思う。で、とことんダークな気持ちになるかというと、そうでもない。
その理由は、文体がどこかカラリとしているのと、いじめや障害者問題など、わりとヘビーなテーマがあるんだが「どうだ、イヤだろ、イヤだろうっ」って得意げに突きつけるのではなく、何というか……誤解されると困るんだけど、ねちっこくテーマを掘り下げるよりとにかくページをめくらせる展開にしたれ、というジェットコースター的なお話にあると思う。
それと、登場人物それぞれに、「それじゃ仕方ない」と感情移入できる部分と、「そりゃ違うだろー」という部分、両方があるからだろう。それだけに先が読みにくいし、だからといってお話に入っていけないということもない。

ホラーって読み慣れてないんで、正直先の展開が読めなかった。最近けっこう流行ってるし、たぶん「今」を表現するジャンルなんだと思う。でもあまり読まないのは、恐いから(笑)。恐いの苦手なんで……。まったく恐いよな……、ホラーって……。

11月20日(火)

どうしても後で書き直したくなるため、この日記も毎日更新というわけにはいかない。
ま、「後で気にくわなかったら消す」というルールでならできるんだけど。そうすることにしよっかなー。

この間、某友人と飲んでて、「ああ、もっとメチャクチャなこと言いたいなあ。メチャクチャなこと言いたいなあ」って言ったら、某友人がたまりかねて「そんなの新田さんの考えるメチャクチャであって、本当のメチャクチャじゃないじゃないですか!!」とか言ってきた。
そんなの当たり前じゃないか!! 反論になると思ってんのか!! 1冊でもチェスタトンの小説読んだことないのか!!
優れたメチャクチャというのはものすごくコントロールされたものなんだよ。
……まあ、私がいつも言ってることは優れてないからだれも聞かないんだけどね……。

だから、将来すごく偉くなって、社員とか講堂に集めていちじるしくツマラナイことを言ってそれを聞かせたいね。

「歌って踊れるサラリーマンになりたいで〜す」と叫んだり、
まったく似てない桑田のマネをしたり、
マイナーなアニメの話題をふって一人で盛り上がって、でも大局的に見てそのアニメがちっともマイナーじゃなかったり。
社員は、仕方ないから「会長、すばらしいですね!!」とかお世辞を言う。
そんな中に、「おれはちっとも面白いと思わねえ!!」みたいな、サラリーマン金太郎みたいなやつがいて、会長の私が「なかなかみどころのあるヤツじゃ」と言う。
で、「会長は心がお広い」とか言われるんだけど、裏でそいつのアパートに寿司10人前届けたりとかする。もちろんいたずらで。

あー、なんか寿司食いたくなってきた。

11月19日(月)

ふだんからナサケナイことばかり書いている私ですが、三十代向けオヤジマンガ雑誌が創刊されたんで読んでいたら、何かフツフツと疑問が沸いてきた。
いや、確かに三十代半ばというのは、新卒で入社して10年近くなり、部下ができる人はでき、子供がいる人はいて、ふとかわりばえのしない毎日に虚しさを感じたりする年頃ではあると思う。その「かわりばえのしない毎日」を、がむしゃらに努力して手に入れたこと自体にまたがんじがらめな感じを受けたりもするんだろう。
だけれども、そこから「イイ女とたまたま浮気できることになった」とか、「若い頃の気持ちに戻ってどうのこうの」とかいうだけじゃ、マンガとしてちょっと違うんじゃねえかなあという気がすごくしてる。

成田アキラみたいのはイイと思う。それは純粋に「ヤりたい」ってだけだから。けれども、浮気=恋愛=若い頃の自分を取り戻す、みたいな考えはどうもしみったれてる。いや、あたかも青春時代が継続していると錯覚することそのものが。それは、たまたま机の引き出しから忘れてた1万円札が出てくるような種類の喜びなのであって、別にマンガにするほどのことはないんじゃないか。どうせなけなしの若さなんて、時間が経つごとに目減りするだけだよ。
「おれもまだまだやれる」ってのがどんなに嬉しいことか、10年前はわからなかった。今はわかる気がする。っていうか、わかる。だけど、「まだまだやれる」ってことの確認だけでは、少なくともマンガにはならないと思う。そこに何か飛躍がないと。
いっそのこと、ゴルゴ13みたいにスーパーマンの話を書いている方がまだマシ。あるいは柳沢きみおのような、独特の自意識過剰と脳天気と、「『今、ここ』がすばらしい」と開き直ったり本気で思ったりする感覚。
三十代半ば以上の男を主人公にした内省的な物語は、少なくとも「BOYS BE...」みたいに定型化されてはいない。

読んでた雑誌に、杉作J太郎のコラムが載ってた。同テーマ、中年どう生きるかみたいなことについて書いていたが「まず若い子に興味を持て」と。それは他のマンガと同じだった。けれど「『どうせどうにもならないんだし……』とか言うヤツがいるが、若い頃も、かわいい女のコがいてもたいていの場合はどうにもならなかったのは同じ」と言うのは本当にそうだと思った。
で、その「興味の対象」の「若いコ」が「あいぼん」ってのが驚きだ!! 40歳なのに!! ……と、ここから突然違う話になる。杉作J太郎のアイドル談義は非常にスバラシイと思ってるのだが、「キャンディーズも山口百恵もおニャン子も比較にならないスーパーアイドルグループ」としてモーニング娘。を絶賛してた。かつて「平凡パンチ」に、おニャン子の解散についてあれほど「泣ける」、いい意味での感傷に満ちた文章を書いていた人が……! と驚くのであった。

ちなみにモー娘。の話ばかり書いて激ハマリしていると思われるのも業腹なのでいちおう書いておくと、私が他に注目してるのは松本まりか(ミニストップのコビト役)、ベッキー、宮地真緒などです。
あと、「新ミニスカポリス」の総合司会がルー大柴になったと聞いて、早く見なくちゃと思ってます。

呉智英夫子が、騒音被害で町を提訴。鶴見済にも騒音被害の話があったが、「音」迷惑についての文章を読むと親近感が沸くな(笑)。おれも部活帰りの中学生がうるさいので提訴したいんだけど(←そんな手間惜しむクセにな、おれ)。

11月18日(日)

ひゃっほう!!(カラ元気) 今日は「苦悩」をテーマに書いてみたい。
まず今日はビッグサイトでコミティア。寒いためか準備が遅れ、いつもより30分ほど遅れてしまう。なんとか間に合った。
気楽院さんにお手伝いで来てもらう。吉田等は仕事が忙しくて、来れず。

いろんな人が来て、ちょっとした話をしたりするが、その中で「おれはこのままでいいのか!?」とかずっと苦悩する。やっぱり、人と接するということは自分を省みることだから。
まああまり考えすぎるのもどうかと思うが。
同人誌をいっぱい買おうと思って回るが、どうも私はもともと同人誌購買のときのセレクトがヘタで、「こういう買い方をしていいのだろうか?」と苦悩する。
その他、苦悩、苦悩、苦悩の連続。

しかし、苦悩の合間にCD「メイドさんベスト!!」を気楽院さんに聞かせたりもする。実はビッグサイトに行く途中、CDウォークマンの電池が切れてしまったので、ビッグサイト近くのコンビニで電池を買ったりした。あと「妄想戦士ヤマモト」について熱く語ったり。

そして某サークルのある人物に、簡単なインタビューを試みる。もともと他人と話すのが苦手な私は、昨日なんか今日のことを思って苦悩したのだが、板垣恵介の主張である「ムリをしなければ自分の理想に近づけない」という発言に実は同意しているので、ちょっとムリしてみた。
インタビューの結果やこれからの原稿起こしについて、また苦悩。

「ビッグサイトのコミティアは、人数が多いわりに売れない」という法則が、今回もキッチリ守られたかたちに。苦悩。

池袋に出て、某MLの人々と飲み。で、目的地に行く途中、有楽町線に乗って1本のはずが間違えて市ヶ谷で降りてしまい、遠回りになって非常に疲れた。泣いた。

飲み会は楽しかった。が、河岸を変えて後、夜の10時頃に異様に酔いが回ってきて、家に帰って胃薬飲んで寝た。

寝たら、「部屋を片付けろ」とか「まじめに生きろ」など、ありとあらゆる非難が自分に集中する夢を見てしまう。起きてから、1時間くらいは夢から醒めるためにボーッとしてしまった。

11月17日(土)

ひさしぶりに某人物と飲む。例によって、私と某人物との飲み会話はその悪い意味でのダメ度に拍車がかかり、進化の袋小路に入っていってしまっているわけだが、その某人物が「○○(某アイドル)が、おれのために裸エプロンでオムレツつくってくれませんかね〜」と発言したことによって頂点に達する。
我々は高校生じゃない。もう30過ぎたイイ大人だ。

この文章を読んで、「ああ、こういう30代になりたくねえなあ」と思った人は絶対的に正しいし、また我々自身が突破しなければならない問題だ。

私は飲み屋を出て、浜辺で2時間泣いてから家に帰った。

11月14日(水)

今週の「SPA!」の特集で「30過ぎて結婚できない男は、みんな不幸になって孤独に死」(正式タイトル違うがそんな感じ)をコンビニで立ち読みして、内容にあまりに救いがないのでショックを受ける。

渋谷でシャツを買った。「試着よろしいんですか?」と女店員が聞いてきたが、店内の騒々しい音楽でよく聞こえず3回も聞き返してしまった。「3回も言わすなよ」と冷たい視線をよこす女店員。
それに犬のみが発するテレパシー「犬テレパシー」で対抗。犬テレパシーは、ウチの近所の犬の念波を、これまた近所の家のテレビ用パラボラアンテナが増幅し、渋谷の109の地下3000メートルに建立されている謎の金属オブジェ(全長20メートル、クマさん作)が受信して照射している。
しかしシャツ1枚、試着するのもどうかと思い、買ってしまう。買ってしまった後、後悔する。
その後、なんとなく吉祥寺へ行ってまた服を見る。晩飯まだ食ってない。ものすごく腹が減ってきたが、シャツを試しに着てみないことには落ち着かない。急いで家に帰って着てみる。まあギリギリキツくない感じ。しかし裏地がなんか暑い……。
デブデブ病になると、シャツもいちいちあってるかあってないか心配しなければならなくなる。そして不健康になって、30過ぎて結婚もできず、不幸になって孤独に死。

近所の中華料理屋へ行く。ここに行くといつもテレビがついていて、何か料理に関するテレビを店員のオバチャンが感心しながら見ているという不安な状況がある。でも味はまあまあだと思う。
最寄りの地下鉄の駅前すべてに、松屋が完成。松屋包囲網。

家に帰ってビール飲んだら妙にきいてきて寝っころがったが眠れず、悪夢を見る。そして起きてホームページのリンクを整理。それにしてもリンクだけで3つあるのはなんだか整理上、よろしくない。
しかし、相互リンクやこちらからお願いしてリンクを貼ったものもあるし、ヒトに利用してもらいたいという意味合いもあるのでむやみにいじるのもどうか。……ということで、とりあえず「マンガでないリンク」からアイドル関係を全部はずす(一部「未整理リンク」へ移動)。SF関係もはずした。まあSFファンなら、ウチのリンクとカンケイなく探すだろうし。

アイドル関係をはずしたのにはもうひとつ理由があり、何か金と労力を吸い取られるばかりであまり意味がないなと思ったから。実にくだらない。空しい。死ぬ。

近所の本屋でミニ古本市をやっていて、そこで荒俣宏「戦時下のユートピア」を買う。第二次大戦中のエピソードを、荒俣流に探し出してきて面白おかしく解説したもの。数十ページ読んだが、さすがに戦争ネタとあってダークな感じのできごとも多い。そこに「ユートピア」を見いだすのは、荒俣宏の視点と感性ですな。
で、ものごとをどう解釈するのも視点と感性の問題なので、そこらへん大事だと思うんだけど、やはり長年培ってきた感覚は容易には変えられない。人間、多少のできごとは笑ってすますに越したことはないが、だが、どうしても納得いかないことも多いんだよな〜。

やっぱり、自分がものすごい強権を発動して、どうしようもない窮屈な、しかしまったくノイズのない世界をつくろう、とか夢想のひとつもしたくなるよな(危険思想?)。
とりあえず、国民全員、口に都こんぶをくわえて竹下通りを行進。
あ、国民全員じゃ竹下通りに入りきれないか。
じゃあ竹下通りを拡張。原宿よりデカくする。
で、留置所も建てる(時事ネタ)。
あと、石原都知事を「まぶしそうな顔するな!!」とつるし上げ。
田中知事を「たれ目すぎる!!」とつるし上げ。
酒井法子に、「のりピーちゃん」の絵柄で「ゴーマニズム宣言」を描かせる(今さら)。
内容は、子育ての苦労話。あと独身男とアイドルオタクをチクチクといたぶる話。 オマケにベイブレードを付ける。1冊20万円。

11月13日(火)

嬉しかったこと。「もう家に買い置きのダイエットペプシないな〜」と思っていたら、冷蔵庫の奥に1本、あったこと。

えーと、最近また何やアレの季節になり、年末に向けてクリスマスだの忘年会だのいろいろあります。で、同じことを何度も書きますが、そういう行事のたんびに思い出すことがあるんですよ。
幼稚園くらいのときかな? 近所にお祭りがあって、友達とかみんな大喜びなわけ。
で、よく知らないけど「山車を引っ張る」っての? 子供が山車を引っ張ると、お菓子とかもらえるんだよね。子供って基本的にお祭り騒ぎが好きだし、友達みんな、山車を引っ張りに行っちゃった。

私は、もともと神社のお祭りってぜんぜん興味ないの。縁日のモノもみんな高いしさー。なぜかキャラクターもののお面にだけ異常に興味を示したんだけど。いつだったか、金色のものすごいカッコいいのがあって、トリプルファイターみたいだけどちょっと違ってて。で、そのお面欲しさだけにお祭りに行って買ったら、テレビ版デビルマンを独自の解釈(?)で造形化したヤツだったのを覚えてる。
話がそれたな。とにかく、山車なんて興味ないんだよ。でも、なぜか御神輿と山車を、見に行ってたんだよな。通りで待って。そのとき、親と、友達の親がいた。

で、山車が来るでしょ。そうしたら、それを引っ張ってるのが、私の友達ほぼ全員なわけ。全員が、私の方を向いて、「あれ、なんでそちら側にいるの?」っていう不思議な顔をして、私を見ては通り過ぎていく。ぞろぞろぞろぞろと。自分だけがこっちにいて、友達全員がなんかパレードみたいなことになって。
で、私としては、「山車を引っ張るのに興味ない」やつもいると思いこんでたんだけど、いなかったんだよな。私しか。
「ありゃー、なんか間違った立場に立っちゃったのかなー」と思ってたら、かたわらにいた友達のお母さんが「○○ちゃん(私)は、山車引っ張らないの?」ってナニゲに聞いてきた。
そしたら、なんかまずいことになった、山車を引っ張るのはみんながすすんで喜んでしていることで、そこには選択の自由なんかなかったんだ、自分が普通にとっている行動が自分を孤独にしたんだ、って思って、まあそうはっきりとは思わなかったが、すごくまずい、寂しい、という気持ちになって「ワーッ!!!!!」って泣いちゃった。
それを、ことあるごとに思い出す。
おわり。

11月12日(月)

いつぞやの「クローズアップ現代」で、ゲートボール人口が激減してるって言ってた。
理由は大きく分けて3つあり、
・リーダーのみが戦略を考え、メンバーがその指示に従うだけというルールに魅力を感じない人が多くなった
・現在の60代は、70代に比べて若い頃からスポーツに接しており、それらを年をとってからも継続してやっていたいと考えているため、新しくゲートボールを始めることが少なくなった
・地域社会のつながりが弱くなり、ゲートボールチームに入って交流を深める、ということに意味合いが希薄になった

……ということだそうだ。まあ単純に言って生活スタイルの変化が、そのまま影響しているらしい。「リーダーの指示に従うだけ」という「ルール」については、実際にゲートボールをやったことがないので何とも言えないが、「ルールに従う」ということより、「以前からやっていたスポーツを継続してやりたい」ということとの複合的な問題だろうと思う。

要するに、たとえば40歳からゴルフやってる人なら60代で軽く20年はやってるわけでしょ。それについて一家言もある。それをゼロからゲートボールをはじめて、まったくの初心者の状態から近所のオヤジ(リーダー)にごにゃごにゃ言われて面白いわけがないっての(あくまで想像だけど)。

もうひとつは、あまりにもイメージとして定着しすぎた「ゲートボール=老人」のイメージ。マンガで言えばいのまたむつみの「GTボンバー」や「ちょっとヨロシク」のゲートボール編なんてのがあったが、両方とも「若者がゲートボールをやる」意外性を狙ったことは間違いない。ということは、隆盛期から「老人がやる」というイメージと一蓮托生だったわけだ。
ゲートボール普及をどこのだれが担っているのかは知らない。戦略ミスということもあったかもしれない。しかし、それを一方的に責めることは、若者には(老人にも)できない。

なぜって、だれも「老成」ってことをきちんと把握してないからだよ。
若者も、老人も、「若くありたい」のならば、「老人独自のスポーツ」なんて認められるわけがないからだよ。
これはゲートボールが「地域密着型」のスポーツであったことと無縁ではない。なぜなら、地域社会では、まだしも「老人が老人である」ことを認めていただろうからだ。
しかし、会社社会でがんばってきた人々が、定年になって「はい、明日から老人です。ですから老人のやるゲートボールをやりましょう」と言って納得できるわけがない。「いつまでもいつまでも、右肩あがりで若くありたい」というのが、拡大再生産の社会の考えだから。
だから、ゲートボール衰退に対して、普及上の戦略ミスということ以外、老人に文句を言うことはだれもできない。

しかし、その「地域社会」ですらが、高度成長期〜低成長期にどんどん変化していった過程で、老人の居場所を確保することがむずかしかった(らしい)。
このため、新しい「交流の手段」としてゲートボールが大普及した経緯があるらしい。だから、私は地方とか農村とかに老人のユートピアがあるとも、微塵も思わない。
何が言いたいかって言うとだな、ジジババはジジババの問題だって他人事として考えるなということと、日本は戦後一貫して、共同体中心からどんどん個人主義へ向かっていっている。だから、現在ヤマ●シ会とかに入っていないかぎり、だれもその潮流からは抜け出られないということなんだよ。

……寒い。死ぬ。
まだ咳が出るので病院へ行く。そしたら金曜日に「ひげ〜」と言ってた子がまた来てた。

その後、また別の病院へ行く(私もいろいろあんのよ)。
帰り道で右足の裏が異様に痛くなり、おかしいおかしいと思っていたら後に「朝、トースターのコンセントをふんずけた」からだと判明。

某ライトノベルを読んだら、あまりにつまらなかったので泣きそうになる。
速攻ゴミ箱行き。

疲れた。

11月10日(土)

・「ニセモノ師たち」 中島誠之助(2001、新潮社)読了。
「いい仕事してますね〜」というセリフで有名な、骨董商の中島誠之助が、長い骨董人生において関わったニセモノについて書いた本。
(以下は、本書を読んで私が感じたことであり、実際にそうかどうかは責任持ちません)
本書を読んで知ったこと。
・骨董界では、ニセモノを語ることはあまり誉められたことではない。表街道を歩きたかったら常にホンモノを求めること
・骨董界は業界内の結束が非常に強く、業界全体の危機となったら客も切り捨てる
・ニセモノを売る場合もある。目利き同士の攻防なので、ニセモノを買わされたら買った方が悪い

「なんでも鑑定団」を見ていて、さぞかしアヤシイ世界だろうと思ったら、そのとおりだった(笑)。
通常の商取引ともっとも矛盾を感じるのが「ニセモノをつかまされたら、つかまされた方が悪い」という了解事項だろう。一方で、「ニセモノは語るべきではない」というのもまた了解事項ではあろうと思われる。あくまでもホンモノの集まるルートを確保して、そこにニセモノが入らざるを得ない状況をキープするのが本道らしい。
「騙される方が悪い」という論法は他の業界にもあって、そういうことを聞くたびに言いしれぬモヤモヤした印象を抱く。コレはコトの正否が特定の集団(たとえば業界)のバランス維持にとって重要かそうでないかによって決まるということだ。そして「業界」というのが特定の資格を持った人間のみが出入りできる社会であると前提しているからこそ、成り立つ理屈でもある。
これがまったくのトーシロ集団ならば、「騙す方が悪い」となるはずだ。
最近、ここら辺に常に矛盾を感じて、考えている。職業なり、趣味なりに誇りを持っているからこそ、ルールを守り自己を研鑽する。このため、まったく何も考えていない人間、最低ラインに基準を置いてルール設定する場合とは、モラルのあり方自体が違う。現代社会では、基本的に「何も考えてない人」が基準になっていると思う。
「騙される方が悪い」世界では、騙された方が訴えたりクレームを付けたりしたら「ヤボ」ということになる。そういうバランスらしい。逆に「騙す方が悪い」社会では、騙される方があらかじめとれる防衛手段に限界を設定しているから、騙した者が罰せられる。
「ミナミの帝王」などを読んでいてもわかるが、どんな世界にせよ商取引上のルールと倫理観とはまったく別のものだ。個人的には「個々の職業に邁進していればモラルが貫ける」などとは、私はまったく考えていない。どう考えても矛盾は出る。
その矛盾とはどういうものか。是正さるべきものなのか。それともほっぽっといていいのか。そういうところから掘り起こしていかないと、現代の倫理観なんてわかるはずないね。大きな物語もクソもない。

それと、「鑑定団」の「目利きクイズ」みたいのを見ていて常々疑問だったのだが、目利きを呼んできてそれがクイズになること自体、自己矛盾だと思う。それじゃ適正価格に幅が出過ぎるし、目利きが当たったはずれたで騒いじゃマズイだろう。複製文化で育った身としては、常に「唯一無二の本物」が特定できる世界は逆に信用できないんだよ。

あ、ヤボですか。すいません、えへへへへへ。

まあ、鑑定団で「もしかしてうちにもお宝が!?」みたいな、ものほしそうな顔をしてる人々を見るたびに違和感はあった。やっぱり自分から価値を付けていくようじゃないとダメだな。今日からペットボトルのフタが1個1万円とかにならねえかなあ(あ、中島誠之助のあざ笑う顔が見える)。

11月9日(金)

咳が止まらない。仕方ないので再び医者へ行く。ヒゲボーボーで行ったら、来ていた3〜4歳くらいの男の子が「ひげ〜ひげ〜」と言ってきた(正確には自分のママに訴えていた)。
ママは「だめです! あのようなデブデブ病に近づいちゃ行けません!」と言っていた。私は「デブデブ病で悪かったな。私がデブデブ病なら、あんたはピッタラピタリン病だ」と言い返してやった。すいません、後半嘘です。

後、雨がざーざー降っていた。あっという間に、タコ入道。

・コメットさん☆
・第31話「マネビトさんがいっぱい」
風邪をひいてしまったママのために、「星力に頼らず、ママの代わりをする」と決心したコメットさん☆。最終的には、やっぱりいつもの「身体がいくつあっても足りない→星力で解決」というパターン。脚本家がよほど忙しい生活を送っているのか。謎。

・第32話「ノコシタオバケがやってくる」
「ご飯を残すと、『ノコシタオバケ』がやってくる」、と脅され、本気で信じてしまったねねちゃん。メテオさんのいたずらでノコシタオバケが実体化し、藤吉家を襲うことになるが……。
これは、わりと普通に面白い回ではないでしょうか。子供がオバケを本気で信じるのもありそうなことだし。それに対抗して準備をするのもありそうなことです。クライマックスで冒頭の伏線が活かされているのもイイし。
あと、アホづらしてパニッくんの後を追いかけ、「ノコシタオバケ」の歌を歌い歩くメテオさんがイイよ(笑)。冬服になったメテオさんは、なんだか「吾妻ひでおの描いたプティ・アンジェ」が思い出される。嗚呼、80年代も遠くなりにけり。

11月8日(木)

咳がまったく止まらない。寒い、死ぬ、寒い、死ぬ。しかし、図書館で借りた本の期限が過ぎていたので、自転車で図書館へ行く。
その後も、咳が出続ける。

アニメ「ヒカルの碁」、面白い。「ヘルシング」、作者の平野耕太自身が第3話を酷評していたが、別にそんなボロクソに言わんでも、という感じ。しかし、個人的には吸血鬼になった婦警の葛藤なんていらないと思う。また、コメディリリーフ(?)だったはずの婦警が暗い。……とか思うんだけど、まあ水準としてはいい方なんじゃないスか? 毎週見たいと思うかというと微妙なんだけど。

パワーパフガールズ「スーパーマン競争」。年に1度、世界中のスーパーヒーローが集まる集会に、入れてくれと頼むパワパフ。そのために試験を受ける。
前半、すごく面白かったが、後半がダメ。ヒーローたちがパワパフを入れない理由は、「男は男らしく、女は女らしくするべき」だと思っているからだった。しかし「スーパーヒーロー=マチズモ、男性中心主義」というのはちょっと紋切り型すぎる。単にスーパーヒーローたちが「了見が狭いだけ」とした方が、ギャグとしては面白いと思った。似たような話では以前放映したエピソード「ガールズの主張」は良かったが、今回はジェンダー問題を風刺してスベッた例だと思う。

「うたばん」を見て、あまりの中居のつまらなさにガクゼンとする。「いいとも」ではここまでひどくはないのだが。石橋の方がいくらかマシ。中居はさんまとからんだときもつまらなかった。というか、見てて辛い。

11月7日(水)

咳がまったく止まらない。なんか疲れてきた。明日行く予定のコンサートも、誘われた人にメールを出して欠席させてもらう。うう、残念だ……。1回OKしといてから断って、申し訳なし。

恐いお客が来る、および社会科の勉強で小学校の子供たちが来る。しかし身体の調子が悪い。で、本当はものすごくめんどうくさかったのだが、せっかくチケットを買ったのでナイロン100℃の芝居「ノーアト ノーライフ」へ行く。
芝居の間中、咳が出て困った。70年代のパリに集う芸術家志望の若者たちの人間模様。ラストがあっけなかったが、「およげたいやきくん」の曲に歌詞をつけろと言われた純文学作家志望の青年が付けたアバンギャルドな歌詞、コレが本作のある意味クライマックスだろう。出てる役者さんは全員好きな人たちなのでOK。温水洋一はいつ見てもスバラシイ。

でも調子が悪い。うちに帰って速攻で寝る。死ぬ。泣く。

ネットを巡回していると、やたらとみんな「メイドさんベスト!!」を聞いているような気がする。もしかして、バカ売れ? それとも私の見るところが偏っている?

11月6日(火)

やっと風邪が抜けてきたか。しかし咳が止まらない。よく咳だけ最後まで残るとかいうけどな。

最近、「おはスタ」でずっと「学校でデカいのができるか?」というコーナーをやっている。小学生が学校でウンコをしないことについて、「した方がいいよ〜」と言うだけのコーナー。毎回まいかい、おはガールが日替わりで「学校で(ウンコは)した方がいい」とか話し合う。それはイイけど、女の子の場合はほとんど関係ねえだろ。トイレが個室だから。
そういえば、おれが小学生のときに、だれかが女の子に「女子って個室だからウンコしやすいだろ?」とか聞いてたよ。
さらに思い出したけど、小学生のときにだれか(男)が「女ってさあ、女の裸見ると興奮すんの?」と言っていたので大笑いした。「女が、男の裸を見ると」じゃないんだよ。「女が女の裸を見ると」だよ。おれはここまで男性中心的な発言を今まで聞いたことがないよ。

「徹子の部屋」に、やなせたかし。「ヒューマンな作家」というイメージだが、実はかなり人生の暗黒面を描く人。「赤ちゃんは、赤ちゃん言葉で話しかけてもわからないんだから、アンパンマンのストーリーは子供と一緒に見る親向けに描いている」とかそんな話いろいろ。番組のネタ的な部分ではあろうが、徹子が「たまねぎたま子ちゃんというキャラクターを出してください」と言ったらやなせは半分無視。このダダモレ具合がたまらない。
徹子は「子供は大人が思う以上にものをわかってる」的なまとめ方をするのに対し、やなせたかしは最初から子供とのディスコミニュケーションを自覚しているような感じであった。

キムネ古本屋従業記録で見た、原哲夫夫人の日記
原哲夫の夫人似顔絵、ものごっつい美人に描かれている。なんだこんな美人のかみさんもらってたのかよ。おもしろくない(笑)。なんか絶望的な気分に。

11月5日(月)

2年前にブチ割った自室の窓ガラスを、まだ直していません。
引き続き、風邪。咳が止まらない。苦しい! 助けてー。
夜もなんかよく眠れない(眠れない、っつってもかなり寝てますが)。
だって寝ることは人生最大の楽しみだから……。
いい夢が見れればタダだし。映画は1800円するけど。
……とか言ったら、恐い夢を見ました。助けてー。

くつを買った。

・「砂漠の惑星」 スタニワフ・レム(1977、早川書房)読了。
正直言って、後半死ぬほど退屈で、読み終わるのに1カ月以上かかった。やっとこれで次の本が読める、という安堵感が私を襲う。

・「オーケンのめくるめく脱力旅の世界」 大槻ケンヂ(2001、新潮社)読了。
わりとトホホなところへ行って、それについて面白おかしく書いたエッセイ。実際面白いんだけど、あまりにネタっぽいときがあるのがちょっとなー。 一時期、ノイローゼみたいンなって、心療内科で「禁UFOを言い渡された」ってことがここにも載ってる。もう「ごきげんよう」などで5回くらい聞いた話で、あんまり何度も聞くからあえて書くけど、「禁UFO」って、これこのお医者さんのカン違いが発端じゃないかなー。
「オカルトにのめり込みすぎて、おかしな修行などにたどりつく危険性がある」ってコトなんだけど、オーケンのUFOに対するスタンスって明確に「と学会」系のものなわけでしょう。それと「何かカルトにはまりそうでやばい」というのとは正反対なのでは。
文面からすると、そうした医者とのコミニュケーションのチグハグ感をも笑おう、という趣旨になっているらしいんだけど、なんかねえ、「禁UFO」って言われた段階で「いいネタができたっ」という感覚が先に立っているようで、イヤなんだよな。それはノイローゼ話としても、UFO話としてもどうかと思うんだけど。
あ、喜国雅彦の挿し絵の「モーニング娘。禁止です。まあどうしてもと言うなら保田を……」というのは面白かった(笑)。

11月4日(日)

わだばゴッホになる!! 嘘です。
引き続き、風邪。
昨日当たり、風邪も抜けてきたかと思ったのだが、やはり酒を飲んだのが祟ったのか「THEレイプマン」ばかり読んでいたのでばちが当たったのか、非常に調子が悪い。
店に行っても昼過ぎにはすでに疲れてきた。腹具合も悪い。この段階で、自己管理の完全敗北。もうだれも愛せない。いったいどうしたらいいというのよ!? 泣いても叫んでも、だれも助けてはくれない。これが人生というものか……。

テレビをぼおっと見てると、ゲームキューブのゲーム「ピクミン」のCMがやたらやっている。せつないメロディーで「食べ〜られ〜る〜」と歌うインパクトとともに、ゲームとしてもわりと評判いいらしい。
で、たぶん優れたCM&ゲームであろうと前提としたうえで、私はこういうの苦手。なんか「カワイイもの」をつくりあげておいて、それをブチュッと潰すみたいなタイプの残酷さが苦手なの。
そういうのもアリ、ってのはわかってるんだけど、生理的にダメですな。なんかねえ、「ピクミン」とはぜんぜん別の話なんだけど、「私って実は残酷なんですぅ〜」っていうアピールがカッコいいと思ってる人いるじゃん。そういうアピールがイヤなんだよな。そういう人にはもっと残酷なものを見せてあげたいと思う衝動がおさえきれず、でも表面上は愛想笑いをしている、私。

11月3日(土)

引き続き、風邪。
だいたい1週間をめどにしていて、今日あたり直るかと思ったが、昨日から直ったはずの腹具合がまたおかしくなってくる。咳も止まらない。鼻水もまだ出る。
どうすればいいんだ……どうすればいいんだ……と2時間くらい悩んだが、用事があるのでだましだまし出かける。さすがに今日の予定を飛ばしたら、何のために生きているのかわからない。

まず「オタクアミーゴス」を見るためにロフトプラスワンに行き、整理券を取る。その後インドネシア料理屋にいるながたさん・ながたさん兄と合流。昼飯は少し食っていたが、なんとなくカレーを注文して食ってしまう(腹がおかしいのに……)。
しかしカレーは体内に吸収されていった。うまかった。
ながたさん・ながたさん兄とともに列に並ぶ。ながたさんから順番の早い整理券をいただく。近所の謎の公園に誘導され、そこで待たされる。途中で雨が降ってくる。
プラスワンの階段のところにGさんがいたので、ながたさんから整理券をいただきGさんにあげる。
で、ライブを見る。「昔の恐竜、今の恐竜」の映像やスカイカー(空飛ぶ車)、そしてさまざまな怪しげ特撮、アニメなどを編集して上映。いや〜、恐竜って後の研究で歩き方まで違っていたとは正直知らなかった。素朴に驚愕。
見ている間もやはり咳が出る。酒を飲みたかったけど飲まなかった。

で、ライブが終わり、いろいろあっていろいろあっていろいろあっていろいろあっていろいろあってここにはとても書けないような衝撃的な出来事があって(嘘)、某マンガMLの飲み会に出席。飲み会というか、正確には打ち合わせ的な意味あいもある会。遅刻してしまった。もうダメだ!! と心で叫ぶ。タイ料理屋。ひとつひとつは辛いし匂いの非常に濃厚なモノもあったが、けっこう美味しかった。
「ココロ図書館」の、おねーちゃんがココロに過干渉な部分について、ちゃんと説明しようと思ったがうまくできなかった。確かにおねーちゃんのあの設定は必要なんだが、そのあり方についての説明がうまくできなかった。っていうか、そんな熱心に好きってわけじゃないので、頭が働かず。
後は調子にのってビールをガブガブ飲んでしまった。なんかサワーとかも飲んだ気がする。ふだんあんまりマンガの話とかできないので、嬉しかった。ふだんはネットを見てるか、街を行き過ぎる着飾った人々をねばい視線で見つめるか、テレカについての話だと思って聞いているとトレカの話だったりとかしかできない私にとって、こういう場は貴重です。
最近は力学(ちから・まなぶ)と飲んでもモーニング娘。の話や「どこのデパートのトイレがきれいか」や、よくわからない戦争映画のDVDについての話しかないし……。そういうマンネリから抜け出したい! 盗んだバイクを売り払いたい! と常々思っていますので、おれさまの孤独な戦いは続く。だれか誘ってください。

11月2日(金)

・「小説の書き方講座」第2弾
小説を書いたことがない私が、想像と脱力感だけで書き方を伝授するコーナー第2弾。ありがたいほどこの上なし。日本製ヒップホップの語呂合わせに、曲にノるより「うまい!」と思わず膝を叩いてしまうようなものの考え方。
それではさっそく本題に入りましょう。

・まず日常の不満を思い浮かべる
私の場合、休みの日に1日家にいた場合の、近所のガキのうるささ加減に閉口。ガキの場合、「いつこのうるささが終わるかわからない」というのが辛い。学校が終わる3時半頃から、ひどいときは夜7時頃まで路上で話している。部活があるわけでもないのにダラダラ学校に残っているヤツというのはいつの時代にもいるし、部活帰りのヤツもいるだろう。本当にうるさい。
もうひとつ、うるさいところは「ビン倉庫」。朝、昼、晩とトラックに乗り付けては、ビンをチャリンチャリンとすごい音を立てて積み降ろしする。しかしこれをやっているヒトは仕事で、時間も決まっているし、まさか私を苦しめるために「ビン倉庫」が音を立てているとは考えにくい。いや、でもおれを苦しめるためかもしれない。いややっぱり、私の被害妄想かもしれない。いや、気のせいだ。
どっちにしろ子供はヒマなので、どんなことでもできるし、またクダラナイものをあげるだけでけっこう言うことを聞くモノだ。
チュッパチャプスの1個を半分に割ったモノとか。

・実在の人物をキャラクターにする
知り合いをキャラにすると、「おれはこんなんじゃない」、「私はもっとかわいい」、「ダイアモンドは傷つかない」、「人間みんなチョボチョボや」などと言われるので、よく行くコンビニの店員とか、そういう「顔はよく知っているけど、どういう人間か知らない」人をモデルにするといいと思う。
私の場合は一時期行きつけにしていたコンビニで、私の手になるべく触れないために、投げるようにお釣りを渡してきていたバイトの女。
髪は真っ茶で、今どきのギャルっぽい女だった(以後、「茶髪女」とする)。あのようなヤツは、他人に対し異常なまでの嫌悪感・拒否感を示す場合があり、私がターゲットになっていても何の不思議もない。
もう一人は、同じ通りの文房具屋のオヤジ。ここは、何年か前にマンションに建て替え、1階で文房具屋を再開したが、家賃だけで食っていけるらしく商売に身が入らないこと甚だしい。
この二人を中心に据えて、お話を進行させる。

・被害妄想ばかりに傾かない
まあ人間、被害妄想的なことを考えるのはたやすい。楽観的なことを考えるのはむずかしい。そこで、いちおう「善と悪が永遠に戦い続ける」という基本構造を持ち込むと、敵もたやすく設定できる。
そこで、おれの味方になりそうな人間を考えてみた。
まず自転車屋のオヤジ。理由:おれがよく行くから。おそらくうちの近所の善の勢力の、リーダー的存在。
あとよく行くのは本屋だが、あそこのじいさんはなんか動きもにぶくなってきちゃって、頼りない。
……それくらいしかねえな。とにかく、バイトの女&文房具屋VS自転車屋&本屋、という図式が成り立つ。
ここで「商店街内の抗争」とかいう話にしちゃうと、ありきたり。昔の筒井康隆みたいだし。いや、筒井康隆がやってた頃はありきたりじゃないけど、今はもう使い古されている。

・やっぱり被害妄想
そこで、被害妄想的なことを考えていく。
つまりこういうことだ。文房具屋はヒマをもてあましており、常に隣近所に災いをもたらそうとたくらんでいる。彼が悪の総帥である。茶髪女は、文房具屋の悪の総帥っぷりにかねがね目を付けており、おれ攻撃のための相談を持ちかけた。
文房具屋はかねがね「微妙な騒音」で人々を苦しめようと思っていて、その実験台としておれを選んだ。茶髪女は、チュッパチャプスを半分に割ったやつで子供を組織、「八丁堀子供会」を旗揚げ。
ちなみに、茶髪女の仲間に彼女の同僚であるデブ女(以後、デブ女)がいる。こいつのデブっぷりは相当なもので、「デブだってだけで食いっぱぐれはないから」といつも言っている。そういいつつ、アコムで借金300万円。
それと、小学校の前の家でいつも寝そべっている犬。犬は犬テレパシーですぐそばの公衆電話を媒介し、半径20キロメートルに思念を伝えることができる。犬はいつもおれに向かって、意外なことにテレパシーを使わずに「毒電波とか言ってんじゃねーよ」とか、口で直接言ってくる。

あ、あとうちのニワトリもなんかからんでると思う。どうからんでるのかなー、あー、あー。とりあえず、毎朝鳴き騒いでおれを攻撃している。

・被害妄想ばかりに傾かない
しかしその文房具屋に敢然と立ち向かった人々がいた。それは自転車屋を中心とした「歯を食いしばる会」である。最初はペットボトルロケットをつくるサークルだったが、かみさんに隠れて「いいちこ」を飲む会へと変わり、現在では世界平和を守る会となった。自転車屋と本屋が組織した。現メンバーは、その2人とネコ2匹。それとペットボトル50本。
かつての基地であった「ちりめん亭」(ラーメン屋)やおもちゃ屋は文房具屋の陰謀で滅ぼされた。「ちりめん亭」のシャッターは閉まったままだし、おもちゃ屋は牛丼屋になってしまった。

しかし、悪いことばかりではない。この前、雑誌のアンケートにハガキを出したらテレカが当たった。

ラッキー。ラッキーボーイ。

・やっぱり被害妄想
しかし、そのテレカで手を切ってしまった。血が出た。

・やっぱり被害妄想ばかりに傾かない
病院へ行ったら、看護婦さんが美人だった。

・やっぱり被害妄想
しかし、「看護婦さんが美人」というのはただの現象であり、私の生活に直接は関係ない。

・やっぱり被害妄想ばかりに傾かない
と思ったら、その看護婦さんが机の中から出てきて、四次元ポケットから何でも出してくれた。

・やっぱり被害妄想
しかし、その看護婦は実は当局が送り込んだ「ターミネーター」みたいなアンドロイドに違いない。

・やっぱり被害妄想ばかりに傾かない
しかし反撃の手はある。私は看護婦に四次元ポケットから「地球破壊ばくだん」を出してもらい、それで地球を破壊してやった。

・やっぱり被害妄想
そしたら住むところがなくなった。

・やっぱり被害妄想ばかりに傾かない(ハッピーエンド)
今、自分は金星に住んでいる。仲間は看護婦、茶髪女、デブ女、犬(テレパシーの犬)、ニワトリ。自転車屋と本屋は、木星に住んでいる。木星のガスの中に。

ときどきテレパシーを犬が受信するが、犬は送信はできるが受信したモノをデブ女にしか伝えることができない。デブ女は、犬からテレパシーを受信するとそのぶん3キロ太る。おれはデブ女が太るたびに、「宇宙ではおれひとりじゃないんだなァ」と思う。デブ女はアコムに借金を返さなくてよくなったので、いつも上機嫌である。
ちなみに、リーダー格はニワトリ。
この話は、実はニワトリの書いた手記だった。
それを1000年後に、外宇宙から来た宇宙人が見つけるというSF的オチ。
(完)

途中から小説の書き方じゃなくなっちゃったけど、そういうSF的オチ。
(完)

引き続き、風邪。
「少しよくなったかな」と思ったら、夜中に胃の調子がおかしくなってきた。

アニメ「ココロ図書館」を漠然と見る。山奥の図書館に3人の美少女司書がいる、という他愛ない話。
今回は「海に図書館があって、そこの管理をする」。なんかネットで「何でこんな山奥に図書館があるのか」とか「普通1冊の本を返してもらうために司書がここまで時間をかけない」とか「なんで海に図書館があるのか」とか当たり前すぎるツッコミを目にするが、これはそういう話じゃないでしょう多分。そういうのは「ヤボ」ってヤツで。
要は、フワフワした空間で美少女がウロウロしてりゃいい、っていうアニメだから。
むしろ批判すべきは、宅配便のニイチャンや雑誌の編集者など、そういうフワフワ空間にそぐわないキャラクターをそぐわないまま描いていることだと思う。
それは作品世界を壊すだけ。そういうところが私は不満。

11月1日(木)

引き続き、風邪。
鼻水が止まらない。咳も少し出る。飯を食ってもあまり味がしない。



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