6/10(金)……骨董アプリ
【雑誌】コミックビーム 7月号 エンターブレイン B5平 [定期購読:7andy]
タイム涼介「あしたの弱音」が面白いなあ。噂が先行して学校で一目置かれる存在となった弱音が、クラスの女子とちょっといい雰囲気になっている。最近の弱音はすっかり吹っ切れた感じになっていて妙にカッコイイ。セリフも相変わらず良い。うすね正俊「砂ぼうず」は休載。その代わりに仲能健児「侍」が掲載されている。個人的にはこっちのほうが嬉しいかも……。いかにも仲能健児キャラらしい、ヘンな頭の形をした阿呆な侍が主人公。ちょっとした勘違いが招いた皮肉な顛末……って感じなんだけど、絵柄のおかげでとてもユーモラスなお話になっている。カイトモアキ「光差す庭」もヘンな話。お金と刀をつきつけて、コンビニの女性店員に告白した男が、彼女の思わぬ逆襲と慈悲に遭遇するという内容。暑苦しくて奇妙だがダイナミックな展開がユニーク。
森薫「エマ」。ついにウィリアムがエレノアちゃんに真実を告げる。エレノアの悲しみの姿がしみる。喜怒哀楽の哀の部分をちゃんと描けていていいです。志村貴子「放浪息子」は恋愛関係が表面化してきて、これまで仲良しだったみんなの人間関係がどんどん泥沼状態に。今後彼らがどうなっていってしまうのか、何をしでかすのか、修一くんは成長しても女装が似合うのか、いろいろ展開が楽しみです。安永知澄「やさしいからだ」は、最初はミステリアス、その後ちょっといい話に持ってきたかなーと思ったら、またもやもやした不気味な方向に揺り戻してくる、不思議な感触のお話。なかなかその感覚は伝えづらいけど、なかなかほかにない独特の話作りが面白い。
あと今号には「真夏の夜のユキオンナ」などで知られる大山玲の読切「THE FISHBONE AFTER PIECE」も掲載。それから山川直人の単行本、「コーヒーもう一杯」1巻、短編集「口笛小曲集」の2冊は7月末発売となった模様。
【雑誌】コミックデ・ジ・キャラット Volume5 ブロッコリー/ジャイブ B5平
なんか「ギャラクシーエンジェル」の新キャラが発表されている。名前はアプリコット・桜葉で、ミルフィーユの妹さんなのだそうな。漫画のほうでは、コゲどんぼ「デ・ジ・キャラット劇場でじこちゃん」と、ひな。「にゅ!」あたりが和むのでいいんじゃないかと。雑誌全体ではいくぶん低調。まあブロッコリー系だけでやってるんで、無理があるっちゃ無理があるんだけど。例えば思いきって意外な作家さんにでじことかGAとか描かせてみるなど、変化が欲しい。あと美少女がいっぱい出てくるわりには意外と地味。
【雑誌】ヤングアニマル 6/24 No.12 白泉社 B5中
文月晃「藍より青し」。138話めにしてついに薫と葵が……という感じ。見開きで描かれる、その瞬間の葵の表情がインパクトあり。甘詰留太「ふたりでもひとりエッチ」は、結婚して妻のことは愛しているけどオナニーもまたやめられない、若旦那さんの心境を描いていく読切。なんかこっぱずかしい展開となっていてたいへんむずがゆいお話でした。宮野ともちか「ゆびさきミルクティー」。どんどん池田由紀くんのスケベ度というかオヤジ度が増して来ているような。そしてそれにつきあう黒川さんも相当なものだ。この人たちが大人になったらいったいどうなってしまうんだろう。そんなことをつい考えてしまった。
【雑誌】ビッグコミック 6/25 No.12 小学館 B5中
柴門ふみ「小早川伸木の恋」がドロドロしてて毎度面白い。伸木が、執着心が強すぎて完璧にストーカー状態になっている妻・妙子との離縁を決意して、彼女にそれを告げるが……という展開。今回は信木と妙子が出会った頃、まだ追求が生ぬるくて可愛げがあったころの妙子が描かれて、この時点でもちょっと怖いけどこの程度ならまだなんとか……とか思ったりした。あと今号には、岡崎二郎のシリーズ連載「宇宙家族ノベヤマ」の3話めが掲載されている。
【雑誌】メガプラス Vol.21 コアマガジン B5平
反村幼児「放課後はお婿様♥」は、普段は高飛車な感じたけど実は生徒の一人である美少年にぞっこんなツンデレ女教師のエッチ話。吊り目な女先生がなかなかカワイイ。ただやり手の女教師のわりには髪型がツインテールでやけに小娘っぽいですが。
みかん(R)「ないしょのひみつ」は、つき合い始めたばかりの小学生カップルの恋愛模様。地味なルックスにコンプレックスを抱いている女の子がかわいくて、ラストもほのぼの。みかん(R)は単行本「わたしの肢躰」[Amzn]が出たばかり。ネット書店で注文はしてあるので、届いたら感想書きます。
すえひろがり「CAGE」は21話め。学園内での調教がどんどん日常的な感じで描かれるようになってきた。堂々と野外露出プレイとかやってるさまがなんだかちょっと微笑ましくさえあり。天竺浪人「爆弾少年」。これはいっぷう変わったユニークな話で面白かった。心中のストレスが「爆弾」という形で具現化し、人々が日常的なセックスでそれを解消している社会での物語。この世界ではストレスがたまったらいつでもどこでもセックスすることが推奨されているのだが、そういったことのできない少年が抱え込んだ爆弾が、日に日に大きくなっていく。世間の人たちがなんの恥じらいもなく、タバコでも吸うような感覚でエロ行為にふけっている様子がなかなかシュール。ガッツンガッツンな実用系の作品もいいけど、こういう変化球的な作品も、雑誌の中で一つくらいあるとやっぱうれしい。
【雑誌】ヤングコミック 7月号 少年画報社 B5中
愛染我等「妄想管理人」が新連載。若くして未亡人となったアパートの大家であり管理人であるヒロインが、その住人たちとあれよあれよとエッチな行為に耽るっていう感じか。麻生我等の絵は達者で色っぽい。未亡人モノのわりには、ちょっと奥さんが若すぎる感もあるけれどもまあそれは好き好きだし、もう少し熟れてるほうが良ければこの雑誌には中田ゆみ「下町マドンナ食堂」もあるし。このほか北河トウタ、ジェームスほたてあたりはコンスタントにいいです。あとひのき一志「ファミレス戦士プリン」がついに次号で最終回。今回はファミレス戦士総登場って感じで賑やかでございました。
【単行本】「ミルクママ」 ゆきやなぎ 富士美出版 A5 [Amzn]
いつもながらゆきやなぎの絵はエロい。線がシンプルかつメリハリが効いててパッと目に飛び込んで来るし、表情や肉体のボリューム感、くびれ具合もグッとくる。ゴチャゴチャ描き込むわけではないのに、艶めかしくて良いです。ちょうど良い具合にAmazonのリンクのところに表紙写真もあるので、どういう絵なのかはそちらを見れば確認できるかと思います。
なお今回の収録作品は、母乳の出るお母さんとその息子さんのエッチな生活を描いた「ミルクママ」全3話がメインで、そのほか「ひとつ屋根の下で」、「秘密♥練習曲」、「さよならキャンディータイム」、おさななじみの姉妹どんぶり「スイートスイート♥ホーム」。「さよならキャンディータイム」は、キャンディータイム休刊時に掲載された作品で、コンビニ店員のキャンディーちゃんという女の子を、消え行く雑誌になぞらえて描いたちょっとユニークな作品。個人的には「ミルクママ」がヒロインの成熟度合いからいって好みだが、自分の嗜好的には人妻モノは好きでも実母ものはそんなでもなかったり。あと母乳プレイもあんまりピンと来なかったりする。どうせかけるならもっとねっとりした液体のほうが。
6/9(木)……弾かれたお琴
▼その気とやる気と気合いが不十分であるため更新が不如意な感じになってます。ふにょーい。いつかどうにかなるといいなと思ってます。あと以下に示す未読分は10日になってから買った入手した物件です。
▼未読物
【雑誌】コミックビーム 7月号 エンターブレイン B5平 [定期購読:7andy]
【雑誌】コミックデ・ジ・キャラット Volume5 ブロッコリー/ジャイブ B5平
【雑誌】ヤングアニマル 6/24 No.12 白泉社 B5中
【雑誌】ビッグコミックスペリオール 6/24 No.13 小学館 B5中
【雑誌】ビッグコミック 6/25 No.12 小学館 B5中
【雑誌】コミックバンチ 6/24 No.28 新潮社 B5中
【雑誌】メガプラス Vol.21 コアマガジン B5平
【雑誌】ヤングコミック 7月号 少年画報社 B5中
【単行本】「ミルクママ」 ゆきやなぎ 富士美出版 A5 [Amzn]
【雑誌】モーニング 6/23 No.28 講談社 B5中
作:西村ミツル+画:かわすみひろし「大使閣下の料理人」。対中国外交の重大な役目を担うことになった愛の前に強力な援軍が……。役者がそろったって感じで次の展開も楽しみなところ。外薗昌也「わたしはあい」。やっぱこれギャグ漫画なのだろうか。登場人物の行動がすっとんきょうで妙な面白さを発揮。イタイと感じる人もいるだろうけど、これはこれで楽しんでます。
【雑誌】ヤングサンデー 6/23 No.28 小学館 B5中
山田玲司「ONE ON ONE 絶望に効く薬」。本当においしい野菜を作る「永田農法」の永田照喜治を取材(農法の詳細はhttp://www.yasai-jyuku.com/参照)。今回もなかなかに読みごたえのある内容だった。実際に何か凄いことをやってる人の言葉はズンとくるものがあります。そういえば漫画家の「永田トマト」って、たぶんこれとは無関係ですよね。永田農法で作られたトマトは何もつけなくてもおいしくて有名らしいんですが。
【雑誌】ヤングジャンプ 6/23 No.28 集英社 B5中
武富智「EVIL HEART」は新章突入。合気道部に女子が登場。ここまでの展開はもうちょっと煮え切らないかなあという感じだったが、彼女の存在がカンフル剤となるか。海野そら太「女子アナ魂−こはるON AIR−」は3話め。派手めな展開が多く元気が良い。けっこう手堅く読ませる。
【雑誌】週刊少年チャンピオン 6/23 No.28 秋田書店 B5平
やぎさわ景一「ロボこみ」が最終回。最後はちょっぴりいい話だけど、これまで出てきた多彩なキャラに活躍のチャンスがなかったのはちょっと残念。でもまあそれをやるにはページ数が足りないか。ともあれ連載全体を通しては楽しませていただきました。「主人公にだけロボ娘がロボに見えて、そのほかにはどうも普通の人間の美少女と同じに映っているらしい」というシュールな状況ろ利用して、ドタバタ学園ギャグを展開。脇役キャラも味があったし、ベタベタしすぎないラブコメっぽさとか、いろいろ良かった。週刊少年チャンピオンの場合、萌えっぽい漫画やショートギャグの人は連載が終わると再登場してくることが少なかったりするけど、やぎさわ景一はどうなりますか。次回作もあるといいなあ。
佐渡川準「無敵看板娘」。若菜ちゃんが西山と美輝の間をむりやりラブコメ方向に持っていこうとするが……という回。この作品でラブコメ要素がからむことは珍しいけど、やっぱりそういう雰囲気にはならず。サバサバしてます。作:堀雅人+画:三三「フリオチ」。ネタ帳に使うノートがなくて、身の周りのあらゆる紙にネタをメモするフリオチ。今時珍しいタイプのネタだなあ、これ。100円くらいどうにかしろ!
【雑誌】FEEL YOUNG 祥伝社 B5平 [定期購読:7andy]
小池田マヤ「GGH!」。副社長の黒須が見せた意外(でもない?)な一面。小池田マヤは「聖★高校生」とかもそうだけど、ちょっとSM入った描写はうまいですな。ハッタリも利いてるしムードの盛り上げ方も巧み。しかもきっちりコメディとしてオチはつけてるし、4コマ形式じゃなくてもちゃんと面白い。やまじえびねの新シリーズ「貝殻たち」。描線が細くなってて描き込みが美しい。お話のほうもミステリアスで先の展開が気になるところ。
南Q太「竹富島旅行記」はのんびり旅行記エッセイ漫画。なのだけどいきなり南Q太自身の健康問題の重い話から始まるので、ほのぼのというわけには行かず。この人の場合、フィクションよりもノンフィクションのほうが読んでて不安になる。内田春菊もそうだけど。その内田春菊の読切シリーズ「ベビードール」は最終章。ソープ嬢をやって男から金を巻き上げている女性ルルの、したたかでどこか破滅的な生き方を描くという内容。彼女の魔性と人間味を鮮やかに描き出していて面白かった。あと新鋭のココナリミサトは再登場。とにかく靴が好きで、彼氏はいるけど靴のことばかり考えている女の子の物語「靴っ娘」という作品を描いている。コジャレた絵柄が特徴的でパッと目をひく。もう少し長い話も読んでみたい。
【雑誌】YOUNG YOU 7月号 集英社 B5平
林えりかの短期集中連載「ひかれた男」が開始。子供のころからバイオリンをやっていたが行き詰まりを感じていた女性が、ある日車を運転していて人身事故を起こしてしまう。そこから彼女とひかれた男の妙な縁が始まって……といった話。彼女のバイオリンについての悩み、才能のある弟への嫉妬など、青春模様が描かれていてけっこう面白く読めた。榛野なな恵の読切「テンペスト」は、シェイクスピアの戯曲を題材として再構成した作品。興味深いネタではあるが、漫画としてはなんか読みづらい。最近の榛野なな恵はいまいち調子良くない感じがする。坂井久仁江「九つめの踏み切り」。婚約してから9年、30台半ばになってもまだ結婚しないで彼氏と同棲関係を続けている女性のお話。ハートウォーミングにまとまってて楽しく読める。
【単行本】「子供学級」4巻 桜井のりお 秋田書店 新書判 [bk1][Amzn]
これで最終巻。なんかこの巻は梅子の乱暴センセーぶりがさらにエスカレートしているような……。ちとやりすぎ感はあるものの、ギャグのテンポが良く、絵柄も個性的でイキのいい作品でした。にゅーあきばどっとこむの連載(いちおう週イチ。バックナンバーも記事の下のほうにリンクがあります)で、も少し詳しく紹介してたりするのでそちらもどーぞ。
6/8(水)……オーラ打ちを裏打ち
▼未読物
【雑誌】モーニング 6/23 No.28 講談社 B5中
【雑誌】ヤングサンデー 6/23 No.28 小学館 B5中
【雑誌】ヤングジャンプ 6/23 No.28 集英社 B5中
【雑誌】週刊少年チャンピオン 6/23 No.28 秋田書店 B5平
【雑誌】FEEL YOUNG 祥伝社 B5平 [定期購読:7andy]
【雑誌】YOUNG YOU 7月号 集英社 B5
【単行本】「無敵看板娘」13巻 佐渡川隼 秋田書店 新書判 [bk1][Amzn]
【単行本】「かりんと。」6巻 作:氷幻嵩人+画:THE SEIJI 秋田書店 新書判 [bk1][Amzn]
【単行本】「子供学級」4巻 桜井のりお 秋田書店 新書判 [bk1][Amzn]
【雑誌】スーパージャンプ 6/22 No.13 集英社 B5中
作:早川光+画:橋本孤蔵「きららの仕事」。今回は坂巻の弟子が「俺は一生かけてこの”漢”についていくぞ!!」とかいってて、ちょっと笑ってしまった。何気においしいキャラだ。あと作:江戸川啓視+画:石渡洋司「青侠」は最終回。
【雑誌】近代麻雀オリジナル 7月号 竹書房 B5中
前号の大量最終回に続いて、今号からは新連載10本がスタート。でもいまいち印象は薄いかなあ。期待が持てそうなのは片山まさゆき「オーラ打ち 言霊マンボ」。打ち手が発するオーラという切り口からうんぬんする麻雀コメディという感じか。あとは有元美保「セレぶりーち」が、萌え系4コマっぽくてちょっといいかもと思った。わりと濃い目の絵が多い誌面の中で、アクセントになりそうだし。
【雑誌】週刊少年サンデー 6/22 No.28 小学館 B5平
モリタイシ「いでじゅう!」。林田の誕生日に森さんが彼のおうちを訪問。いやはやトキメキますなあ。森さんの表情もけっこう色っぽいし。若者の恋愛のステップを一歩一歩踏んでいく様子が微笑ましいです。鈴木央「ブリザードアクセル」。吹雪が4回転半ジャンプを決めるシーンが美しい。見開きでドーンとくるのでインパクトがある。ここらへんの見せ方はうまいっすね。
【雑誌】週刊少年マガジン 6/22 No.28 講談社 B5平
新連載、関口太郎「Full Spec」がスタート。うたい文句は『「ぼくらのクルマ」マンガ』。とある田舎町に住む少年3人が、ちっちゃいころに近所の納屋の中で見つけた壊れた車を、10年がかりで修復。そこから3人(+女の子1人)とクルマの物語が始まる、ってな出だし。まだなんともいえないんだけど、「頭文字D」的な公道レース漫画になるんかな? 最近のマガジンらしく、ラブコメ色もはらみつつ。初回の印象はまあまあ。今後の展開しだい。森川ジョージ「はじめの一歩」は間柴攻勢&沢村ヘロヘロ状態。でも間柴の攻撃が雑になってきていることを強調しているので、ワンチャンスで逆転することもあり得そう。最後までどっちに転ぶか分からないように作ってるあたりはさすが。
【雑誌】MUJIN 7月号 ティーアイネット B5平
のうきゅう「ハートレス・レストラン」。ピストルを持った強盗がファミレスに立て籠もり、ウエイトレスを凌辱。それが客をも巻き込む乱交状態に発展……という尾はあなし。この人の女体描写は量感とツヤがあってなかなかエロっちい。乳首のアップとか、瑞々しくハリがあってええ感じですなあ。ぐら乳頭「カオル君で遊ぼう」。フタナリ娘ばかりの学園に間違って転入してきたカワイイ男の子のカオル君が、女装させられて女教師や生徒たちにエロいことをされまくるという内容。美少年に対して女の子がわらわら群がってくる様子がなかなか楽しい。あとは天瀬晴之「うさぎさん」前編は、主人公が告白したヒロインの女子学生の天真爛漫な表情が印象に残る。まあ卑劣な学校の先生によって凌辱されちゃいそうな気配ではありますが。
6/7(火)……打出のごはん
【雑誌】漫画サンデー 6/21 No.23 実業之日本社 B5中
作:倉科遼+画:みね武「艶恋師」がヘンな味を出してて面白い。主人公は神楽坂で竿師をやっている男。今回は彼がいつもの着流し姿で歌舞伎町を歩いているときに一人の売春婦を見そめるのだが、「いずれにしても私はあなたと愛を交わしたいのだが如何かな?」と声をかけ、さらに襲いかかってきたチンピラを「女に暴力振るうは男として最低なり!」と制して一暴れ。セックスシーンでも「深く挿入し肉体の芯を快感に導く体位 後向側臥位」「日本四十八手名”つばめ返し”で突き抜いてやろう!!」とかいってる。持って回った言葉遣いと、浮き世離れした風体が、少し引いて見ると妙におかしい。
【雑誌】漫画アクション 6/21 No.13 双葉社 B5中
武富健治の読切「鈴木先生」の後編が掲載。優等生の出水少年が給食時間中に起こした問題的行動の原因を、担任の鈴木先生が探っていくというお話。分かってみれば他愛ない事件なんだけど、それに対して迫っていく過程、先生や関係者たちの態度は真剣そのもの。まるで殺人事件を推理しているかのような深刻さ。絵柄もシリアスで、異様な迫力、凄みを持った作品となっている。作品になっている。これはギャグなのか、それとも大マジなのか。どちらであるにせよ無視できないものがある。こういうのを描けるというのは、やはり特異な才能だと思う。
かざま鋭ニ&堀井ひろしの新連載「AGAINST嵐」がスタート。かざま鋭ニらしくゴルフ漫画なので、あんまり新連載という感じがしない……。本そういち「めぐみ」(作・監修:横田滋・早紀江)。しまった、扉ページのめぐみ母にちょっと反応してしまった。うまうまと乗せられている私。さそうあきら「コドモのコドモ」。春菜が出産したことを明らかにしてから、大人たちがヒロユキと春菜を引き離そうとし始める。しかし出産、育児という体験をした子供たちは大人たちの思惑を越えて自分たちの意志で動き始めていて……。今回もけっこうグッとくる感動的なお話になっている。やっぱりさそうあきらはお話作りがうまいなあ。
【単行本】「かる〜まミルク」 かるま龍狼 竹書房 B6 [bk1][Amzn]
バイト暮らしの青年がさまざまなバイトの先々でエッチなことをしていく「バイト一発!」と、鬼っ娘たちがエッチする「鬼ヶ島のオニオニ」を収録。ページ数の短いショート漫画の連発なので、お話としてはサクッと軽〜く読める。とくに「バイト一発!」のほうは、女性側にいろんなタイプが揃っているので目に楽しい。エロとしてはハードではなく、ページ数的にもヌケるというほどではないものの、服装、プロポーション、ポーズなど明るい絵柄ながらも色っぽさを出すポイントは押さえている。なんかいい具合の「ウハウハ感」というか、エロいものを見て心が癒される感覚みたいなものを、豊富に備えているなと思う。エロもギャグもしっかりこなし、ロリもショタも人妻もお手のもの。相変わらずのいい仕事。初単行本の「燃えるんジャー」(司書房)が1994年だから、もうキャリアは10年以上になるんですな。デビュー当時から見てるけど、今もイキイキと描いてくれているのはうれしい限りです。
【単行本】「西校ジャンバカ列伝かほりさん」3巻 神原則夫 竹書房 B6 [bk1][Amzn]
激ツヨでハードボイルドな女子高生雀士かほりさんの生活を描いていくギャグ漫画。この巻も飄々とした神原則夫ならではの味を発揮。かほりさんも好きだけど、個人的にはババ雀のメンバーたちの人間模様や、チョイ役の人がコマのはしっこのほうでポツリと発している印象的なセリフがけっこう好き。ヤクザの組長がインリンの写真集見て「ほんまにコイツはエロエロテロリストやのう♥」とかいってるシーンとか。自然な感じで味のあるものをサラッと描けるのは、この人の大きな特徴。
【単行本】「おうちでごはん」1巻 スズキユカ 竹書房 A5 [bk1][Amzn]
「女王の百年密室」[bk1][Amzn](感想:20011230日記)、「迷宮百年の睡魔」[bk1][Amzn](感想:20050529日記)と、森博嗣原作小説の漫画化を手がけたスズキユカが、まんがライフMOMOで連載している作品。こっちは打って変わってほのぼの路線。料理が得意な男子大学生・鴨川くんと、その周囲の面々の日常を描いていくという内容。ちょっとカワイイ男子がおいしそうな料理を甲斐甲斐しく作ってくれる様子を愛でるといった感じの作品といえましょうか。スズキユカの絵は上品で、キャラも美男美女が揃う。ただ面白いかというと、ほのぼの一辺倒なのでちょっと物足りないかなあ。せめて単行本に料理のレシピが書いてあれば、とか思います。
6/6(月)……She got error.
【雑誌】ヤングマガジン 6/20 No.27 講談社 B5中
古谷実「シガテラ」が淡々と最終回。意外な展開も含んでいるけど、そのあたりまで淡々とやっちゃうところはこの作品らしかった。この作品では、いろいろ不安をかきたてるようなヤマはいっぱいあったけど、決定的な破局とか最大限のハッピーエンドが訪れることはなく、ほとんどすべての局面を普通な範囲に収めていた。この肩透かし感がある種の不気味さをかもしだしていたんだけど、現実を考えてみるとそういう風に収まることのほうが多いわけで、これはリアルともいえる。「ヒミズ」では普通の人の罪や絶望を描いていたけど、「シガテラ」はより普通の人の「普通さ」「中途半端さ」みたいなものをクローズアップしようとしていた感じがする。現実ではよくありそうだが、漫画にすると異質で新鮮な感触で、独特の趣のある作品となったと思う。何はともあれ連載期間中、きっちり楽しませていただきました。
蓮古田二郎「しあわせ団地」。はじめに万引きの疑いがかけられるが、はじめ夫婦と店員が居心地の悪い時間を過ごすという内容。店員さんは以前にも出てきたうっとうしい女。そういえばこんな人もいましたなあ。山本マサユキは、「ガタピシ車」と読切「GARAGE KITCHEN」が掲載。クルマ屋のお兄ちゃんにかまってもらおうと、女子高生の理香ちゃんがいろいろつきまとうといった内容。ちょっとした日常の一風景をほのぼのと。理香ちゃんは粗忽者だけど、元気良くてなかなかカワイイです。
【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 6/20 No.27 小学館 B5中
作:雁屋哲+画:花咲アキラ「美味しんぼ」。連載再開してから一貫して、東西新聞社の面々の横暴ぶりが目立つ。今回の局長も無理難題を山岡に押しつけてるし。それはそうと、今回は「最高のイカ料理」といってるわりに、お手軽に済ませたかなという気はした。小田扉「団地ともお」。ともおパパの飄々とした振る舞いが笑えた。ともおの行動は馬鹿だけど、暖かみを感じさせるエピソードでもある。あと5月30日の日記のビッグコミックスピリッツの項で、もりやまつる「SCHOOL COUNSELOR 大輝」を「新連載」と書きましたが、正しくは前後編読切の前編でした。おわびして訂正したします。
【雑誌】週刊少年ジャンプ 6/20 No.27 集英社 B5平
久保帯人「BLEACH」は、尸魂界でいろいろ戦う編が一段落。晴れやかな雰囲気で一区切りついて良かった。人間界に戻ったら、少し遊びエピソードもあるといいかな。坂本裕次郎「タカヤ−閃武学園激闘伝−」は、学園格闘+ラブコメで、ツンデレっぷりは悪くない感触。まあウケるかどうかは分からないけど。ウケるかどうか見抜く目はないです、自分には。作:大場つぐみ+画:小畑健「デスノート」。最終コマのライトの表情がイイっすね。邪悪でクールでかっちょええ。
【雑誌】コミックPOT 7月号 メディアックス B5中
ぶるマほげろーがエロ漫画連載を開始。「凌辱学園〜部活調教恥獄責め〜」というタイトルで、原作は凌辱堂。ぶるマほげろーが原画を担当したエロゲーの漫画版で、学園に宇宙人がはびこってヒロインたちが触手責めされちゃったりするといった内容。なるほど、最近この人はこういう仕事をしておったのですなあ。エロ漫画雑誌に連載で登場したのはちょっと驚いたけど、ぷにぷにした絵柄は、確かにエロにはいいかも。grif「まっするヒート!」は、筋肉フェチの女の子が、友達の幼なじみの筋肉を触ってみたくて一計を案じ、そのまま3人でエッチに突入という内容。すっきりとしたペンタッチが良くて、お話のほうもけっこう楽しい。あとEB110SS、乙あたりも良かった。
【単行本】「いばらの王」5巻 岩原裕二 エンターブレイン B6 [bk1][Amzn]
だいぶ作品世界の謎が明らかになって盛り上がってきている。前巻あたりと比べても面白くなってきたと思う。ただこの作品の場合、どういう空間で物語が展開してるのかがちょっと分かりにくいような気がする。作画はカッコ良くて素晴らしいんだけど、意外と臨場感がない。狭い場所なのか広い場所なのか、周囲の材質はなんでできているのか、どっち方向に進めば安全っぽいのかといったことがもう少し分かりやすくなると、アクションにもより緊迫感が出てくると思う。
6/5(日)……キメラきらめき
▼アニメ「きらめき☆プロジェクト」第1話。OVAリリースに先駆けて、キッズステーションで先行放映されてたんで見てみました。ストーリーのほうは、地中海に浮かぶジュネス王国という小国が舞台。世界各国のロボットを次々と襲撃して破壊している謎の巨大ロボが王国に襲来し、それを王国の王女3姉妹のうちの次女であるカナが開発したロボが迎え撃つ……という、美少女+ロボアクション的なお話。内容的には美少女がメインで、巨大ロボがフルリフリフリの美少女型であるってところでしょうか。とりあえずパンチラは多めで気楽に見れる軽い内容。第1話の時点ではまだなんともいえないけど、あえてDVDで買うほどかといわれると微妙かなあ……。
▼そのほか、現在視聴中のテレビアニメの暫定評価。点数は6点が標準(まあまあ面白いレベル)。見ている中では「MONSTER」の評価が高値安定。春スタート組は全般に小粒ながらも、それなりに楽しめてはいる。その中では「アクエリオン」の勢いの良さが目立つ。月面パンチなど思いっ切りの良いアクションに爆笑。「ムシキング」は子供向けながらも、意外とストーリーがシビアだったり、虫たちの必殺技とかが面白かったりして期待を持たせる。
「エウレカセブン」は映像クオリティは高いのだけど、ストーリーにまとまりがなく、それぞれのキャラ、陣営が何をしたいんだかさっぱり見えてこず評価は右肩下がり中。いちおうまだ期待しているので6.5点評価としたが、現在はまだ煮え切らない。1年シリーズということで、ちょっと展開に余裕を持たせすぎなんではないだろうか。例えば「機動戦士ガンダム」なら、10話の時点でガルマが散っている。序盤の大ヤマがそろそろ欲しい。あと純粋な作品としての出来は高くないので低い点数をつけてはいるが、「スピードグラファー」は憎めない作品。アダルト路線を狙っているにも関わらず、どうにもまったり感にあふれている。「さよならダイヤモンド夫人」「猟奇ドリル」といった、サブタイトルのセンスのダサダサさ加減も味。ドクターペッパー的作品。
8.0 「MONSTER」 [Amzn] 安定感抜群。隙なし。
7.0 「創聖のアクエリオン」 [Amzn] 思いきった演出が光る。意表を衝く展開が多くてワクワクする。
7.0 「ハチミツとクローバー」 [Amzn] 映像クオリティは素直に高い。声にも慣れた。
6.5 「BLEACH」 [Amzn] 安定。アクションもハッタリが利いてる。
6.5 「甲虫王者ムシキング 森の民の伝説」 [Amzn] 好き。子供向けながら意外とシビアでユニークな存在。
6.5 「魔法先生ネギま!」 [Amzn] 和む。構えないで見られる。
6.5 「極上生徒会」 [Amzn] こちらも和む。脱力ギャグがヒット。
6.5 「フタコイオルタナティブ」 [Amzn] けっこう真剣な青春ラブストーリー。映像作りのセンスに惹かれるものあり。
6.5 「バジリスク〜甲賀忍法帖〜」 [Amzn] B級アクションものとして健闘。
6.5 「絶対少年」 [Amzn] 始まったばかりだが、作画が美しく、雰囲気作りも上々。
6.5 「ふしぎ星の☆ふたご姫」 ガチンコで手堅い。可愛らしくて賑やか。
6.5 「英国戀物語エマ」 [Amzn] 地味ながらも丁寧な作り。
6.5 「交響詩篇エウレカセブン」 [Amzn] 作画良し。展開が遅い。点数は未だ期待値込み。
6.0 「こみっくパーティーRevolution」 [Amzn] 案外面白い。ちょっと古めなオタクアニメ的雰囲気が和む。
6.0 「エレメンタルジェレイド」 [Amzn] 平凡だが手堅い。意外とハズさないで来てる。
6.0 「ケロロ軍曹」 [Amzn][DMM] 堅調。オリジナル脚本はいくぶん弱いか。
6.0 「ツバサ・クロニクル」 [Amzn] ハズレはないがもう少し盛り上がりは欲しい。
5.5 「スピードグラファー」 [Amzn] 作品の出来は良くないが、なぜか憎めない。
5.5 「雪の女王 The Snow Queen」 良心的な作り。演出は古いが安心して見られる。
5.5 「これが私の御主人様」 [Amzn] 作画レベルは安定して高いがちょっと一本調子。
5.0 「勇者王ガオガイガーFINAL −GGG−」 [Amzn] OVA全8話を全12話にしているので随所に無理が。
【単行本】「駿河城御前試合」上巻 作:南條範夫+画:平田弘史 マガジン・ファイブ/星雲社 A5 [bk1][Amzn]
最近では山口貴由「シグルイ」の原作として有名な「駿河城御前試合」を題材にとった作品群4本と、「武士道無惨」3本を収録。初出は1966〜1968年。たぶん「シグルイ」のルーツ的なものを求めて買う人も多いのではないかと思うけど、この巻についてはあんまりそういう感じではないので、その点は注意が必要。確かに駿河大納言忠長が催した御前試合が描かれていくが、「シグルイ」のような邪悪な感じではなく、剣に賭けた異能の武士たちの悲哀を平田弘史調で描いていくといった趣。虎眼流も出てきてない。とはいえ骨太な描写は読みごたえがあり、武士たちの生き様が力強く描かれていることには変わりない。「シグルイ」的なものを求めて読むと拍子抜けするかもしれないが、こちらにはこちらの味があるし完成度も高い。ただ1600円というお値段はちと高めかなとも思う。
【単行本】「それがし乞食にあらず」 平田弘史 青林工藝舎 A5 [bk1][Amzn]
平田弘史もう1冊。1970〜1971年に発表された作品に加え、1981年初出の単行本未収録作品「誰も戦い望まぬけれど」を収録した単行本。こちらもやはりガッシリした面白さ。ここらへんの作品群を読んで驚かされるのは、すでに30〜40年近く経っている作品であるにも関わらず、絵やお話に古さを感じないこと。お話はもちろん時代劇なんだけど一つ一つ趣向が凝らしてあるし、描線も隆々として独特の艶がある。たぶんあと10年経っても、印象は変わらないと思う。本当に強い。
【単行本】「がんばれみどりちゃん」1巻 唐沢なをき 講談社 B6 [bk1][Amzn]
薬局店をやっているおうちの娘さんで幼稚園児のみどりちゃんと、彼女を取り巻くおともだちや大人たちの日常を描く4コマ漫画。かわいいこどもたちと壊れた大人たちが織り成すギャグワールド。こどもたちもこどもたちなりに壊れてたりしてて、いつもながらの唐沢節。まあ派手というわけじゃないけど、きっちり面白くできてる。キャラクターではヤリマンでのべつまくなし男を喰ってる幼稚園のヤヨイ先生が良いと思う。
【単行本】「龍」39巻 村上もとか 小学館 B6 [bk1][Amzn]
大河ドラマもいよいよクライマックス。秘宝をめぐる戦いは最終局面を迎え、秘宝を守る鳳花の勢力と、龍や各国勢力が一点に集結して対峙する。激しい戦いの中で、いろいろな人間ドラマが交錯しておりしっかり面白い。久々に登場したあの人の活躍も見もの。
【単行本】「ナツノクモ」4巻 篠原六郎 小学館 B6 [bk1][Amzn]
すでにだいぶ物語が追えなくなっている。絵はさすがのクオリティで、ネット世界のギミックとかいろいろ魅力的なんだけど。これはわざとやってるのかもしれないけど、誰が主人公なのだかつかみづらく、どこに力点を置いて読み進めていくか、ちょっと難しい。こういった構成の場合、3話で1エピソードくらいな感じで、1エピソードを短めにして歯切れ良く進めていくほうがいいかも。
6/4(土)……列ダッシュ
▼せわしない都会の人ごみの中で、ふと気がつくと個人情報保護欲が高まっていた。そしてご家庭用の電動シュレッダーが欲しくなっている自分に気づいた。そんなわけで2ちゃんねるのシュレッダースレッドなどを見ながら情報収集。調べてみたところ、電動シュレッダー選びにはポイントがいくつかある模様。まず本体の大きさ。次にカット方式。そばのように1方向にずろーんってな感じで切るのがストレートカット、縦横に切るのがクロスカットというらしい。もちろんクロスカットのほうが細かく切れるので、切ったくずから情報が漏洩する可能性が低まる。それから動作音。安手の奴だと、掃除機並の動作音を立てる模様。あとは連続稼働時間。シュレッダーを連続で使っていると、モーター部が熱を持つのだが、過熱状態になるとしばらく放置して冷やさなくてはならない。
上記のスレッドなどを見た感じでは、A4が切れるタイプの奴だと「MSシュレッダー」でおなじみの明光商会のものが、値段は他メーカーより高めだが、動作音が静かで信頼性も高そう。機種としては「プリモ800」が良さげだった。ヨドバシの製品ページによると、スペックのところに定格時間が20分と書いてあって価格と性能のバランスもまあまあ。ヨドバシのページでは現在在庫なし。以下は楽天の取り扱いショップへのリンク。
http://www.rakuten.co.jp/horiman/478913/609754/482879/#442749
http://www.rakuten.co.jp/menet/564260/601900/#601551
あと気になったのが、フェローズのP-40/P-45C/P-55C。普段はゴミ箱としても使える形状になっているのが便利そう。ただこれは構造上、箱の部分と共鳴しやすそうなんで、動作音はけっこうするかも?という気はした。
とかまあいろいろ見てはみたのだが、結局選んだのはCARL DS-3000という機種。ASCII24に記事が出ていたのだが、コンパクトで動作音が静か、裁断幅も細かめでなかなか良さそう。裁断できる紙のサイズはA5まで。A4の場合は二つ折りにする必要がある。まあA4もできるに越したことはないが、自分が切りたいのはクレジットカードや電話料金の明細がメインなんで、A5でもサイズの面は問題なかろうと判断。むちゃくちゃ頻繁に使うわけでもないので、連続駆動時間もまあなんとかなると思われる。CDやカード類の裁断には対応してないけど、それはまあよしとする。
http://www.rakuten.co.jp/wow/449532/563727/563722/564190/#535077
http://www.rakuten.co.jp/officeland/624323/624451/#671944
http://www.rakuten.co.jp/oa-supply/577509/592167/#581995
というわけで本日製品が到着したので使ってみたが、これはなかなかいい感じだった。書類をじょりじょり切っていくのは気持ちがいいし、動作音もさほど気にならない範囲。カットサイズは十分細かく、シュレッダー屑から情報を読み取られることはまずなさそう。サイズも小さい。気になったのは、カッター部がある上部が重たいので、持ち上げるときにバランスを崩して落っことしやすいことくらい。それ以外はとくに問題なく使えており、使用感は快適。本体サイズが小さいので、収納しやすいのもグッド。ええ買い物だったと思います。
【雑誌】コミックフラッパー 7月号 メディアファクトリー B5平 [定期購読:7andy/Fujisan]
岡本一広「トランスルーセント 彼女は半透明」が相変わらず好印象。今回は透明病専門医の高沢先生が、唯見と白山さんの仲をくっつけようと暗躍。恋愛模様については唯見くんがスーパー鈍感&オクテなので、物理的にはあんまり進展していないけど、精神的な部分での甘甘な要素はアップしていて良い具合。あくまで爽やかで微笑ましいのが良い。単行本は6月23日に第1巻が発売予定。そういえば購入予定表に入れ忘れてたので追加。新居さとし「ただ死んだだけの話」は今号も楽しくラブコメを展開中。幽霊の彼女のフユもいいが、彼氏である智樹に片想いしているドジなめがねっ娘の真由子も良い。なお今号には3話分24Pが掲載されている。
環望はフラッパー初登場。「30 seconds スプリンター」という読切で、30秒だけ時間を遡れる能力を持った少女がその能力を生かして人助けをするというお話。彼女の恋愛模様もからめて、きっちりお話をまとめていて面白く読めた。あと今号から新連載、トミイ大塚「レスキューウィングス」が開始。航空自衛隊の航空救難団、つまりヘリコプターとかでレスキューを行う部署に所属する、女性自衛官の活躍を描いていく物語。月刊コンバットコミックが協力。玉置一平「源平天照絵巻 痣丸」は最終回。
【雑誌】ビッグコミックオリジナル 6/20 No.12 小学館 B5中
佐藤智一の新連載「怪より始めよ」が巻頭カラーでスタート。現代社会で人間に身をやつして生きる、河童の兄弟の物語。善行を積むと人間になれるということで、彼らは頑張るけれども……といった感じ。派手さはないがきっちり読ます手堅い作風。コンスタントに行きそう。弘兼憲史「黄昏流星群」。老年の男1人女3人にセックスがからんできたことで、人間関係がどんどん生臭く。いつもながらのいやったらしさで目が離せない。
水島新司「あぶさん」。プロ野球、中日対ソフトバンクの交流戦。扉ページの「ホークスvs中日−−去年の日本シリーズは本来ならこの対戦カードになる筈だった。」という言葉にちょっと笑ってしまった。水島新司は昨年の「あぶさん」で、このカードの日本シリーズを描いてしまい、伝家の宝刀・夢オチを発動させるという屈辱を味わったので、やっぱそのうらみがあったのかな〜と思った。ところであの夢オチのくだりってそのまま単行本に収録されてるんでしょうか? 福本伸行「最強伝説黒沢」。町中で狙われないようにするために、スタイリストの力を借りて変装する黒沢氏。「TVディレクター風」の扮装が最高。そんなディレクターいないって……。
【雑誌】花とゆめ 6/20 No.13 白泉社 B5平
松月滉「幸福喫茶3丁目」が本格連載化。町のこじんまりした喫茶店の新人バイトの女の子・高村潤が主人公で、そこのバイトの先輩と、ケーキ作ってるあんちゃんによるドタバタコメディ。ヒロインの潤は、一見男の子かと間違うようなボーイッシュなルックスだけど、ハキハキと明るくて好印象。全体にほのぼの朗らか、暖かい雰囲気でけっこう良い感じ。舞台がちっちゃめなので、今後どれだけお話を広げていけるかが鍵かな。みなみ佐智「虹色JOKER」は最終回。手品が趣味の女の子と、ちょっと変わり者の男の子の学園ラブコメ。ちょうど単行本1巻分かな。ハッピーエンドできれいにまとめた。ヒロインの姫(こひめ)の、まっすぐな気性が気持ち良い作品でした。
【雑誌】桃姫 7月号 富士美出版 B5平
島本晴海「ちゅ〜♥ぺっと」が最終回。主人公・藤川とソープ嬢のイチゴちゃん、それから藤川の部活の後輩で彼を慕うひいな、3人のラブストーリーを濃密に描いた作品。ラストのほうはちと急ぎ気味だったかなという気はしないでもないものの、恋愛描写の密度が濃く、ヒキも強くてしっかり読ませてくれる作品だった。
THE SEIJIは桃姫で毎号執筆復帰。で、「未来少女亜矢」という作品を描いているのだが、登場キャラが「かりんと。」そのまんまで笑ってしまった。花梨(本作では梨花)がその兄とエッチして、それを焚き付けるのが委員長(本作では亜矢)。セルフパロディみたいな感じになっているので、「かりんと。」が好きだった人は要チェック。ゆきやなぎ「ミルクママ3」。息子激ラブな母乳ママが、胸元の露出多すぎな服で授業参観にやってきて、クラスの視線を独り占め。その様子を見て息子がヤキモチを焼くという内容。いつもながら実用的だけど、今回は周囲の視線やら、クラスの連中の噂話をうまいこと使ってエロさを増幅させているあたりが良かった。
6/3(金)……ヘルパーつけるたぁ
【雑誌】ヤングアニマル増刊 嵐 7/17 No.2 白泉社 B5中
新人読切、愛田偶宇「男の子、女の子」が気になった。元気者で恋愛に疎かった女の子が、転入生として戻ってきた幼なじみの男の子のおかげで、ちょっぴり恋愛というものを意識し始める……というラブコメ。まだ垢抜けないところはあるものの、まっすぐに青春ストーリーを描いてて、読後感爽やか。青臭さが好印象です。漫画的にもわりと読みやすいほうだと思うので、ガシガシ作品数を描いていってほしい。甘詰留太「年上ノ彼女」。恋愛的なクライマックスはすでに過ぎてて、その後はほのぼの日常話。今回は実はカナヅチであったアゲハさんが、プールで泳ぎの練習をするという内容。水着姿が描きたかったんかな。発砲スチロールの丸い奴(名前をど忘れしてたけど「ヘルパー」ですな)を腰につけてる姿がかわいい。
【雑誌】ヤングガンガン 6/17 No.12 スクウェア・エニックス B5中
新連載、作:たかしげ宙+画:DOUBLE-S「死がふたりを分かつまで」がスタート。特異な能力の持ち主ということで拉致られていた少女が、盲目だけどやたら強い主人公に助けを求め、二人の逃避行が始まるってな感じのアクションもの。まあそれなりにまとまってはいるのだが、突出したものはいまいち感じないかなー。作:イム・ダリョン+画:パク・ソンウ「黒神」は、新章突入ということで巻中カラー。絵柄は魅力的だし、けっこう手堅く来てると思う。主人公・慶太の姉さん女房的な存在の茜さんがイイです。姉モノスキーな人にも魅力的に映る存在といえましょう。
大高忍「すもももももも〜地上最強のヨメ〜」。メガネっ娘の委員長さんの存在感がもりもりアップ中。萌えるじゃねえかコンチクショーという感じです。あとちょっとエッチな要素ありの4コマ漫画、裏地コナツ「どきどきパペット」は軌道に乗ってきてます。今号は2話掲載。12号だから創刊から約半年が経過。コミックスも出始めたし、雑誌としてだいぶこなれてきたような。
【雑誌】コミックバンチ 6/17 No.27 新潮社 B5中
新連載、ペ・ジュンゴル「ホテルココナッツ」がスタート。映画「DMZ 非武装地帯」の漫画版。韓日ハーフの若者が韓国籍を選び兵役を経験する……というドタバタコメディ。韓流ブームもあって持ってきたのかもしれないけど、さすがにコレは日本の読者にとっては感情移入しにくいかも……。まあ兵役自体は、昨今の世界情勢からすると日本人も意識しておいたほうがいい事柄だとは思うけど、ウヒョ助(現在は塚脇久永)的な濃くてアクの強い絵柄なんで、兵役うんぬん韓国うんぬんは抜きにして大向こう受けしにくそうな気はする。坂本タクマ「屈辱er大河原上」。大河原上、屈辱の新婚生活開始。このまま丸め込まれてしまうのか。嫁がかなりしたたかで面白い。眼鏡を外すと美人というタイプかもしれない。
【単行本】「RING」3巻 島袋光年 集英社 B6 [bk1][Amzn]
最終巻。面白い作品だったので非常に惜しい。この作品で描かれるのは、「リング」という輪投げ+バスケ+サッカーみたいな感じの架空スポーツ。漫画における架空スポーツって、なかなか面白く見えなかったり、面白そうでもルールそのものがよく分からんといったことが多いけど、リングについては競技自体に魅力を感じたしルール自体もポピュラーなスポーツを土台とした部分が多くて分かりやすかった。また輪投げという親しみやすい題材を、激しいスポーツに取り込んだのも面白い着想。
巻末の作者後書きを見ると、実際に島袋光年自身が輪を用意してプレイしてみて、いろいろ試行錯誤した様子が書かれているけど、その甲斐もあってスポーツとしてリアリティのあるものになっていると思う。リングに回転をかけて転がし相手を抜き去ったあとでもう一度キャッチしてドリブルに持ち込むとか、リングのバウンドを利用するとか、プレー自体の細かい部分の妙味を描いていたのも良かった。惜しむらくは掲載誌がスーパージャンプだったこと。この雑誌にはスポーツ漫画はいまいち合ってないっぽい気がする。掲載誌によっては大化けする可能性もあった作品だと思うのだが……。かえすがえすも惜しいなあ。
【単行本】「ピューと吹く!ジャガー」9巻 うすた京介 集英社 新書判 [bk1][Amzn]
安定してトボけた味を発揮。毎度おなじみといえばそうなんだけど、ツボにハマるギャグも多くてやっぱり面白い。この巻では、ピヨ彦がジャガーさんに対してまったくツッコミを入れない回が好き。あとストーキングクィーン・ビューティ田村さんもいいです。キングなんだかクィーンなんだかハッキリしろ! ストウ夫人をストーキングしろ!! いや、これは言葉が過ぎましたな。
6/2(木)……ロボコミー手術
▼パソコン切り替え機を買い換え。1組のディスプレイ&キーボード&マウスで、複数のパソコンを使えるようにする奴。これまでは4台までの切り換えに対応したエムエヌアイ「Edesse AT4+」を使っていたのだけど、コレどうもウチの環境(というか最近買ったmicroATXマザー)と相性が悪かったようで、接続しているマシンのうちの1台でときどきマウス&キーボードが認識できないという現象が起きていた。そんなわけで使用を断念。新しく購入したのは、コレガ「CG-PC4KVM」。まあなんの変哲もない切り替え機ではあるが、この手の製品は相性が問題となるので、あんまり高い製品を買うのはリスキー。ってなわけでそこそこの値段でAmazonで在庫があったコレに。まだ使い始めてからあんまり時間が経ってないのでなんともいえないけど、今のところとくに問題は起きてない模様。とりあえずホッとした。
【雑誌】モーニング 6/16 No.27 講談社 B5中
弘兼憲史「常務島耕作」。さすが島。中国工場での反日ストもあっさり解決。伊達に長いことスーパーサラリーマンをやってはいない。そのゴッドぶりは圧巻だ。天国に一番近い島……っ! 外薗昌也「わたしはあい」。ますます得体の知れない漫画になってきた。あいの感覚を極力刺激しないようにして彼女に接近するために、ヘンな箱に入る紺野の姿が面白い。
【雑誌】ヤングサンデー 6/16 No.27 小学館 B5中
久米田康治の読切「特に負けても構わない戦いがそこにはある 〜サレジオ落ち穂によろしく(仮題)〜」が掲載。あまりのふざけっぷりにJリーグから見放されたチームに、女の子が新オーナーとしてやってくるも、そのヘボヘボぶりとかに圧倒される……といった感じのギャグ漫画。いつものとおりな感じだけど、小ネタの利きっぷりが面白かった。久米田康治はやっぱり小学館雑誌のほうが合うような気はする。
間瀬元朗「イキガミ」の2ndシリーズが開始。国家繁栄維持法という、多くの人々を生かすために、選ばれた若者を間引き=処刑するという法律がまかりとおっている国家で繰り広げられる人間ドラマを描いていくという内容。「バトル・ロワイアル」以来、この手の設定の作品はときどきあるけど、現在の少子化っぷりを見てるとなんだかピンと来ないんだよね……。バトロワくらい世界設定がぶっ飛んでると、「そういうもんなのだな」とは思えるのだけど。
【雑誌】ヤングジャンプ 6/16 No.27 集英社 B5中
「今すごく面白い!」って感じの作品があるわけではなくても、なんとなく読めてしまう気楽さがヤングジャンプらしいところ。ときどき注目読切とかも載ったりするので案外油断がならないのがこの雑誌。今号は、まあそんなに面白くはないが、在日Jリーガーで北朝鮮代表入りしている安英学の実録漫画、作:木村元彦+画:宮城シンジ「イギョラ!」が掲載。インタビューとかもやってるし、タイムリーで手堅い仕事。
【雑誌】週刊少年チャンピオン 6/16 No.27 秋田書店 B5平
巻頭カラーは小沢としおの新連載「ナンバーMG5」。ヤンキー一家に生まれ育ち、中学では番を張ってたけど、高校では普通の青春を送ろうとしている少年・難波剛が主人公。でも家族たちの前ではいちおうまだヤンキーをやってると見せかけなければならないので、家を出るときは特攻姿、途中で普通の学生服に着替えるという生活。でも新しい学校でできた友人のために、ときにヤンキーに逆戻りして喧嘩もするはめに……といった感じ。まず第1話だけど、これはけっこう面白かった。普段は真面目で大人しい男子、でもいざとなるとヤンキーに変身して大活躍という設定は、まるで「スーパーマン」みたい。変身するまでは暴力を振るえないのでそこでタメを作れるし、その分大暴れシーンでのカタルシスもある。けっこううまい設定だなあと思った。
やぎさわ景一「ロボこみ」はいつも面白いなあ、とか思ってたら次号で最終回ですと? まあネタ的にはそろそろ出し尽くしてた感じもあるし仕方ないのかもしらんですなあ。佐渡川準「無敵看板娘」は、今のところ安泰。連載3周年を迎え、今回は150回に到達。ドタバタ劇が面白いし、緩急をつけた見せ方もうまい。作:手塚治虫+画:山本賢治「ブラック・ジャック 〜黒い医師〜」。うーん、ブラックだなあ。今回は腕を翼にした少女の話で、最後は彼女が人間界のしがらみを逃れて飛び立ってハッピー・エンドっぽいけど、それでいいのかと思わずツッコミたくなるルックス。実際に目撃したらビビるだろうなあ、コレ。
【雑誌】コミックメガストアH 7月号 コアマガジン B5平 [定期購読:7andy/Fujisan]
狂一郎「キレイ×キレイ」。掃除大好き少女がハツラツとしてなかなかカワイイなと思った。ただ結局鬼畜っぽい話になっちゃったのはちょっと惜しいかな。キャラが魅力的だと思ったんで。槍衣七五三太「鈴城くんとまどかさん」。幼なじみで恋人同士なんだけど、周囲にはそれを内緒にしているカップルのラブラブ話。彼氏を尻に敷き気味のヒロインさんが、イキイキした感じで良い。葉雨たにしは久々に登場。女の子の制服がメイド服なパン屋の男子バイトさんと、ドジっ娘店員さんのラブストーリー。メイド服でほいほい外にも出かけちゃう、ヒロインの天然っぷりが楽しくて良かった。柔らかめな絵柄も、彼女のおっとりした雰囲気とあってて感触良好。
6/1(水)……NEETなTEEN
▼アニメ話。今日の「甲虫王者ムシキング 森の民の伝説」[Amzn]はニート問題を風刺したような内容。ポポたち一行は、木々の手入れをやめ、じめじめした森に生えてくるキノコとかを食って働かずだらだら生きている森の民が住まう村にたどりつく。働くのは面倒、今が良ければいいという彼らの態度にポポ怒る。でもニートな村人たちにはのれんに腕押し。その後、いつものごとく村にデカい虫が襲ってくるんだけど、ニートたちは面倒くさいので逃げたり戦ったりはせず、倒木に押しつぶされてもりもり死んでいく。ポポも打つ手なし。子供向け作品のわりに意外とシビア。というか子供向けだからこそ、ニートには容赦しないという配慮か。お話全体はまだどうなるか分かんないけど、けっこう楽しんで見てます。次回予告の前にやる、「ネブ博士・ブラック博士のムシキング教室」も、馬鹿馬鹿しくて好き。
【雑誌】近代麻雀 7/1 竹書房 B5中
作:小池一夫+画:ふんわり「花引き −ヴォルガ竹之丞伝−」がついに最終回。なんだこの展開は……。最後までムチャクチャでわけが分からん。各人の行動原理がいちいち理解不能。圧倒的だ。清田聡「UNO師な牌ならべ」は、今回ちょっといい話。でも下らない。そんな飄々としたところが良いと思います。清田聡は面白いんだけど、なかなか単行本が出るところまでは行かないんだよねー。この作品も竹書房だけに期待薄。福本伸行「アカギ」。あーあ、鷲巣さんやっちゃったよ。これはダメでしょう、さすがに。まあアカギから直撃したいんだろうけど、世の中そんなに甘いもんじゃない。
【雑誌】ビジネスジャンプ 6/15 No.13 集英社 B5中
弓月光の20年以上前の作品「壁の中からニュ!」がなぜか掲載されたと思ったら、次号でその続編的な読切「病院でニュ!」が掲載されるとのこと。それにしても弓月光の昔の絵って、今見てもけっこうかわいいなーと思ったにゅ。
【雑誌】週刊少年サンデー 6/15 No.27 小学館 B5平
小山愛子の週刊少年サンデーにおける読切3作め「ハルが来た!」が掲載。まるで子供のような容姿の先生が、辛抱強く包容力のある指導で、やさぐれた高校の問題児が集うクラスを変えていく……という内容。前2作は2002年7/31 No.33掲載の「ニポリの空」(感想:20020717日記)、2004年6/30 No.29掲載の「タマ!!!!」(感想:20040616日記)。これまで同様、内容的にはきっちりまとまっている。インパクト的にはさほど強くはないが、ネタしだいでは手堅くいけそうな感じではある。一度連載の機会を与えてみても良いのでは。モリタイシ「いでじゅう!」。修学旅行でちょっとギクシャクしていた林田・森が仲直り。チューですかー?ってなトキメキ感たっぷりの1ページが良かったです。
【雑誌】週刊少年マガジン 6/15 No.27 講談社 B5平
森川ジョージ「はじめの一歩」。そろそろ間柴vs.沢村戦も決着ですかね。両者とも限界ギリギリのところでガッツンガッツンぶつかり合ってて読みごたえありました。
【雑誌】ポプリクラブ 7月号 晋遊舎 B5中
なぎさわゆう「ゴシックプリンセス」後編。ゴスロリ姿のお嬢さまが、とある男を拾って召使に。お高くとまってるけど、実は寂しがり屋なお嬢さまがなかなかかわいらしくて良かった。吉川かば夫「胸はっていこう!」。胸が大きくなりすぎちゃったことがコンプレックスになっていた女の子と、その幼なじみの男子が結ばれるというラブラブ話。明るいイキのいい絵柄で、後味の良い話をきっちり作っていて好感が持てる。単行本は買ってないんだけど、コンスタントに楽しめるし、この人の作風はけっこう好き。あらいぐまは初登場。エロゲーの原画をやってる人なんすね。「だぁいすき」という作品で、幼なじみカップルの甘いラブラブな話を展開。オーソドックスなラブコメHだが、華やかな絵柄で好印象。
酒井ヒロヤス「セクシャルセラピー」は、かつてレイプされて男性恐怖症になった女の子が、根気よく彼女の治療につきあってくれた精神科医のセンセイとセックスすることで、それを乗り越えようとする。と書くとけっこうハードなお話だけど、ノリ的にはさほど重くはなく、わりと楽しく読んでいける。軽く済ませられるテーマではないけど、ポジティブなお話に仕上げている点は良かった。あと作画のほうもサッパリしてて気持ち良い。BENNY’S「部長のお仕事」、井ノ本リカ子「おこりんぼ。」はいつもながら高値安定。乳がふにふにしててどっちも好きだー。どざむら「どぐう」はいったん最終回。毎度安定して淫靡な世界を展開してて良かった。単行本は今夏発売予定とのこと。
【単行本】「ろりえろ」 ねんど。 東京三世社 A5 [Amzn]
なんともストレートなタイトル。内容もそのまんま。ロリでエロでございます。ねんど。の特徴は、目がくりっとした、お人形さんというかロリ系フィギュアのような美少女絵。つぶらな瞳の女の子たちがしっかりエッチなことをしていて、クオリティもコンスタント。どちらかというと、少女系ロリというよりは幼女系ロリ。多少ヒドいこともしたりはしますが、基本的に女の子は気持ち良さげにしてくれるので、あんまり殺伐とした気分にはならないし、絵もかわいく分かりやすくロリなので、そのスジ(縦スジか)の初心者にもよろしいのでは。