プロフィール

ペンネーム村崎零
ペンネーム読みむらさき・れい?(未確認)
ペンネーム別表記(不明)
別ペンネーム葵ヒトリA・O・I
公式サイトなし

 「村崎零」は、葵ヒトリA・O・I)先生がデビュー当初の1996年に使用していたペンネーム(ご本人による確認済み)。その後、「A・O・I」に改名し、さらに2003年には「葵ヒトリ」と改名しています。

 ※以前、当サイトでは、葵先生ご本人からの情報として、デビュー当時のペンネームを「村崎一彦」としていましたが、調査の結果ご本人の記憶違いであると判明しました。「掲載の直前に〔ペンネームを〕変更したため、どちらがどちらだかわからなくなってしまっていた」*1とのことです。(2008年9月26日記)


*1 今回、掲載誌が判明する以前、葵ヒトリ先生は村崎名義作品の掲載誌を所持しておられなかったとのこと。

単行本

 この名義では発表されていない。

作品リスト(村崎零名義)

 作者によると、この名義で発表したのは以下の2作品のみ、とのこと。いずれも単行本には未収録となっているが、掲載されたアンソロジーは(中古であれば)比較的簡単に入手できる(下記にリンクのあるAmazon.co.jpなどで)。

「酔夢」16p
『COMICパピポ外伝』Vol.22(1996年5月号)(フランス書院発行、1996年4月発売) ※初出(管理人未見*2
『Lady Mysterious(レディ・ミステリアス)』(アンソロジー、メディアックス発行、1997年11月15日初版発行。店頭発売は同年10月か?) ※再録 →Amazon.co.jpで購入
 ※商業誌デビュー第2作に当たると思われる。*3
「遊戯」16p
『Sadistic Message(サディスティック・メッセージ)』(アンソロジー、メディアックス発行、1997年1月10日初版発行。店頭発売は1996年12月か?) →Amazon.co.jpで購入
 ※元々の執筆時期は「酔夢」よりも以前。ただし掲載に伴い加筆されているとのこと(いずれも作者ご本人からの情報)*4。下記の補足も参照のこと。

「遊戯」についての補足

 作者によると、村崎零名義で発表された「遊戯」は、そもそも1995年初頭(もしくは1994年末)、メディアックス発行の雑誌『コミック花いちもんめ』に投稿された作品だったとのこと(「村崎一彦」名義で投稿された可能性もある)。
 しかし、直後に『花いちもんめ』が休刊したため同誌には掲載されず、長期間掲載を保留されたのち、1997年1月発行*5のアンソロジー『Sadistic Message』に収録されたようだ(つまり、投稿から掲載までに約2年かかったことになる)。
 なお、アンソロジー『Sadistic Message』への掲載に伴い、原稿には加筆修正を行ったとのこと。そのため、加筆修正前の原稿(=投稿作品)は未公表と思われる。
 とはいえ、以上のような経緯をふまえれば、「遊戯」を村崎零(=葵ヒトリ)の実質的なデビュー作と捉えることもできるだろう。

当サイトでの誤りと訂正の経緯

 当サイトでは以前、作者ご本人から、「遊戯」の初出誌は『Sadistic Message』ではなく、それ以前にメディアックスから発行された他の雑誌だった可能性がある、とのコメントを頂いていた。それにもとづき「遊戯」を商業誌デビュー作と推定していたが、2008年9月に作者ご本人から、その可能性は低い(『Sadistic Message』が「遊戯」の初出誌と考えてほぼ間違いない)との訂正を頂き、「遊戯」と「酔夢」の発表順を入れ替えた。*6  


*2 「酔夢」掲載の『COMICパピポ外伝』現物は実見できていない。ただし、現物を所蔵されている方のご厚意で奥付と作品扉ページの写真を見せて頂くことができた。これで初出誌は確定できたと考えている。
*3 A・O・I名義の第1作「IN THE BATHROOM」が1996年3月に発表されている。こちらがデビュー作と思われる。
*4 以前このサイトでは、「遊戯」を商業誌デビュー作と推定していた。その後、掲載誌の判明によりデビュー第2作と推定したこともあったが、「遊戯」発表時にはすでにA・O・I名義の作品が複数発表されており、デビュー第2作というのは明らかに誤りだった。発表順で考えれば、「遊戯」は第6作か第7作に当たると思われる。
*5 『Sadistic Message』奥付記載の発行日。発売は1996年12月と考えられる。
*6 上述したとおり、「遊戯」の第一稿は「酔夢」以前に執筆されており、また「酔夢」はアンソロジー再録前に雑誌掲載されているため、両者を勘違いされていた可能性がある。

メモ(この項目の内容は別ページとして独立させました)

 以前の調査では、「遊戯」がメディアックス発行の雑誌に掲載された可能性が高いと思われていましたが、今回作者ご本人からその可能性は低いとのご意見をいただきました。

 以下のメモは、村崎作品が掲載されたメディアックスの雑誌を絞り込む過程で作られた作業ノートであり、今となってはあまり重要なものではありませんが、情報自体は有用だと思われますので、このまま残しておくことにします。(2008年9月26日記)


 この項目の内容は、別ページとして独立させました。そちらをご覧ください。(2010年2月28日記)

[メモ]メディアックス発行の成年向け漫画雑誌について




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Last-modified: 2014-10-15 (水) 19:01:02 (3477d)