2004年7月上旬


7/10(土)……余裕日和

【雑誌】季刊デ・ジ・キャラット 夏号 角川書店/ブロッコリー B5平

 季刊としては最終号。えーと次からは発行元が角川書店から、コミックRUSHを出してるジャイブに移るんでしたっけか。それで誌名も「コミック デ・ジ・キャラット」となり隔月発行になるとのこと。第1号は10月8日発売で隔月発行。執筆陣としてはコゲどんぼ、、小春こころ(コゲどんぼの別名。読みは「こはるのこころ」)、ひな。、かなんがアナウンスされている。

 てなわけで連載は軒並み最終回。コゲどんぼ「デ・ジ・キャラットにょ」は、アニメ版でいうと2クールめの最終回の内容。プリンセススクール編までは行かなかったけど、これは新雑誌のほうでやるのかなあ。ひな。「ぴよぴよぴよこちゃん」は作者急病のため休載で、最終回は新雑誌に持ち越しの模様。花屋敷ぼたん「ラ・ビ・アン! 〜うさだの恋の物語〜」はハッピーエンド。きよしとラ・ビ・アンのでしっかりラブコメしててなかなか面白かった。あと山田J太「GGBG!」は、ぴよこを中心としたブラックゲマゲマ団の話をシャープだけどかわいい絵柄で楽しく描写。基本的にすでにキャラクターは立っているだけあって、どの作品を読んでもそれなりに楽しめちゃうなーという感じでありました。

【雑誌】メガプラス Vol.10 コアマガジン B5平

 智沢渚優「EXリアごめんねお兄ちゃん」。家では仲の良い兄妹、でも裏の顔として悪の組織の将軍とそれをやっつける少女戦士として敵対している二人。お互いの裏の顔は知らずに一緒にラブラブ状態で暮らしている様子が微笑ましくて、なかなかいい雰囲気だった。金目鯛ぴんく「秘密の兄妹」。生意気な妹にお兄ちゃんがHなお仕置き。妹さんのむっちりした体がエロくてよかった。狩野蒼穹「心、覗いて」。こちらは姉弟もの。接触することで相手の心を読むことのできる体質のせいで彼氏が作れないでいる姉が、同じ能力を持つ弟とシンクロH。強気そうな顔をしていながら、考えていることは案外オトメチックなお姉さんのキャラがいいです。

 みかん(R)「素直になれたら」は、仲の良いボーイフレンドに対して、どうも素直に振る舞えない少女の物語。爽やか恋愛模様。この人のちょっと寂しげな絵柄はやはりいいです。あと天竺浪人「わか2」は、前回掲載されたVol.8に掲載された「わか」の続編。大学合格を狙う受験生のあんちゃんが、兄夫婦の家に下宿するも、好色な兄嫁のせいでまったく勉強にならずヒイヒイいわされてしまうというエロコメディ。今回あんちゃんは、このままではひからびてしまうと、自分の友達を兄嫁に供出し難を逃れんとす。軽いノリかつちゃんとエッチもやってて面白うございました。

【同人誌】「騎崎サブゼロ作品集 世縒りゆび」 騎崎サブゼロ <志道戦駆>

 アワーズライトに掲載された作品をまとめた同人誌。「溺れずノ市」「イツマデの絵本」「ボロネーゼ」「濁り天窓」「世縒りゆび」を収録。騎崎サブゼロの特徴は、なんといってもシャープでカッコイイ絵。白と黒のコントラストがしっかり利いててペンタッチも細かい。そんな中にもほのかな暖かみ、それと同時に艶もあって、パラパラとめくって眺めているだけでも気持ちがいい。ただ改めて読み返してみても、お話についてはちと弱いように思える。雰囲気はすごくいいし、局面局面は印象的なシーンに仕上がっているんだけど、それが1本の物語としてどうかっていうとなんか分かったような分からんような、って感じで終わってしまっている感がある。その点は惜しいが、絵に関してはパッと見てメロメロになれるレベルで一見の価値あり。「溺れずノ市」を除く作品は錬金術師のお話なんで、最近のブームに載っかってサクッと単行本化してくんないかなと思う。


7/9(金)……子真似済み

▼池袋で用事があったので山手線に乗っていたところ、近くにいた少年二人が「肉汁さえ出せば勝ちと思ってやがるんだよなー」とか話しているのが聞こえてきて、思わずピクッと反応してしまった。少年たちがそれを理不尽に思うのも無理もないが、大人の世界はしょせん金と肉汁。肉汁出したもんが勝ちといのは、一般庶民には抗えないことなのでしょうな……。池袋に着いたらどこだかの政党の党首の人が街頭演説してたが、残念ながら自分の心には届かなかった。なぜなら8日のうちに不在者投票しちゃっていたから。

▼未読物
【雑誌】季刊デ・ジ・キャラット 夏号 角川書店/ブロッコリー B5平
【雑誌】メガプラス Vol.10 コアマガジン B5平
【同人誌】「騎崎サブゼロ作品集 世縒りゆび」 騎崎サブゼロ <志道戦駆>
▼12日売り
【アンソロジー】アイラDELUXE 三和出版 A5平 [Amzn]
▼13日売り
【雑誌】comic天魔 8月号 茜新社 B5平

 「世縒りゆび」は池袋ジュンク堂書店の地下1階のコミティア同人誌委託本コーナーに置いてあったので買ってきました。通販もやっているようなので、詳しくは作者ページの「同人活動」の項を参照のこと。

【雑誌】ヤングアニマル 7/23 No.14 白泉社 B5中

 作:二宮清純+画:笠原倫「ファイナリスト」が掲載。オリンピック直前ということでスポーツ選手の話。今回はオリンピック陸上決勝進出者(ファイナリスト)としての道を拓いた高野進を取り上げる。3号連続登場。杉村麦太「レイン・ガン・レイン」は2号掲載。杉村麦太は、週刊少年チャンピオンで「吸血聖女キリエ」をやってた人。内容のほうは、警察が使用していた拳銃ニューナンブ22万丁が市中に出回り、無法状態になった町で繰り広げられる少女ガンアクションもの。普通の少女がガンガン人を撃ち殺すというのは刺激的ではあるが、内容的にはもう一つ押しが欲しいかなあという気もする。

【雑誌】ビッグコミックスペリオール 7/23 No.15 小学館 B5中

 夏目漱石「こころ」を榎本ナリコが漫画化。「日本近代文学シリーズ【其の壱】」とあるので、「こころ」以外もやるのかな。原作をそのまんま漫画にするのではなく、「現代語訳解釈」で描くとのこと。読んでみた感じ、榎本ナリコの感傷的なお話作りが生きていてなかなか。作:秋月戸市+画:吉本浩ニ「こまねずみ常次朗」は、今号から「こまねずみ出世道」とタイトルを変更。常次朗が自己資金を得て、自分で金融屋を開くという出だし。それにしても常次朗っていうか、この漫画の登場人物はどんどん人相が悪くなっていきますな。

 なお、乃木坂太郎「医龍」の原作を担当していた永井明氏が7日、肝臓ガンで亡くなられたとのこと(朝日新聞記事)。乃木坂氏には依然ぱふの記事でインタビューさせていただいたことがあるんですが、そのときのお話によると永井氏の分担は、まずネタ出しの部分でミーティングに参加してもらい、その後で乃木坂氏と担当者サイドでドラマとキャラクターを決定。その後また永井氏を含めた打ち合わせをして、実際にそのようなドラマ作りが可能かという検証、手術シーンなどの流れの構築を永井氏にしてもらった後、また漫画家サイドでネームをいじる……といった感じでやっていたそうです。取材申し込み時の口利きなどの力添えとかもあったようで、けっこう関わりは深かったはず。これが今後の展開にどう影響していくかは気になるところです。

【雑誌】コミックバンチ 7/23 No.32 新潮社 B5中

 作:いしぜきひでゆき+画:藤栄道彦「コンシェルジュ」が巻頭カラー。今回は悩める女子バレーボール代表選手を、最上らが力づけるというお話。扉ページで最上の部下である涼子がバレーボール選手のかっこうをしてレシーブのポーズをとっているのだが、それが胸を強調する形になっていてやけにエッチくさい。そこがいいと思った。今泉伸二「リプレイJ」。怒涛の勢いで総理大臣になって国民的英雄になった室伏だが、今度は突然辞任して、さらにそろそろ死んじゃうか〜?という展開。なんだかもうおっそろしく忙しい男だなあ。最近の展開はダイナミックすぎて、毎回呆然とする面白さ。

【雑誌】ビッグコミック 7/25 No.14 小学館 B5中

 柴門ふみ「小早川伸木の恋」。主人公・小早川の愛を執拗に確認し続けようとする小早川妻がなかなか怖い。ニッコリ笑いながら「もし浮気したら、あなたを刺してあたしも死ぬわ」とか。こういう女性の描き方はさすがにうまいなーと思った。

【単行本】「がじぇっと」2巻 衛藤ヒロユキ マッグガーデン B6 [bk1][Amzn]

 1巻の感想は2003年6月のオス単を参照のこと。成長する謎のキカイ「ビビリアン」を巡る冒険の話がだいぶ動き始めてきた。そんな中、つき合い始めるようになった主人公の周一くんとタレちゃんだが、クラスのみんなにそれがバレて照れた周一が、つきあってるのをナシにしようかみたいなことを口走ってしまって暗雲が。まあ今はうまくいってないけれども、全般に中学生らしい初恋模様がみずみずしく描かれていて微笑ましいことは確か。この先二人がどうなっていくのか楽しみ。

【単行本】「THE 大市民」4巻 柳沢きみお 講談社 B6 [bk1][Amzn]

 大市民シリーズはこれまでもそうだったが、巻数を重ねるにつれてぐだぐだになっていく傾向がある。日常ネタなんでそんな画期的なネタが次々出てくるわけもないのでしょうがないところではあるんだけど、まあ柳沢先生だからこれでいいかなとも思う。ただ最近はちょっと、他人を揶揄したり不勉強だったりすることが多いような気がする。全体的には下らなくて楽しくはありますが。あとこの作品では、山田クンに注目したい。山形先生の実はよくあるタイプの浅い人生論に山田クンがいちいち感銘しているところを見ると、「その年まで生きてきて一回もその手の考えに至ったことないのか?」と思ってしまう。興味深い存在である。


7/8(木)……おいしいシウマイ狂犬

▼健康の旗印のもとに、今年の夏はなるべくクーラー使わんようにしようと思っているのだが、クーラーをつけないとさすがに暑い。とくにウチの部屋はだいたいいつもパソコンの電源つけっぱなしで、動画のエンコとか、CPUの発熱をもりもり促すようなことばかりやっているのでもういい感じに熱がこもりまくり。パソコンだとディスプレイの発熱もばかにならない。ただしクーラーつけないでいると、寝た後の疲れのとれ方がだいぶ違う感じだし、体調のほうはすこぶる良好。その分ついビールを飲みたくなってしまい、実際に飲んじゃう。身体にいいんだか悪いんだかよく分からない。

▼ところでこういう熱気ムンムン状態で踏台昇降をやっていると、当然のことながら汗が大量に出る。最近はアニメの新番組が始まったので1日3本分やることも多いが、それだけやるとさすがに汗がびっちゃびちゃ。床にぽたぽた落ちるくらい汗がしたたる(タオルを腰に巻いて床に落ちるのは防いでるけど)。で、汗をかきまくるとすごく「運動したなー」という感じがして達成感はあるのだけど、実際は汗を多くかけばいいってもんでもない。そもそも有酸素運動で一番脂肪燃焼効率がいいのは、肌にうっすら汗がにじむくらいのはずなんで、汗びちゃびちゃ状態にまでする必要はない。逆に汗をかきすぎると、汗と一緒に体内のミネラルとかも放出されるので、体調を崩す原因にもなりかねない(参考:きょん八丈島の経済通信・汗を出せば痩せるの?の項)。実際自分も、昨年の今頃は一時期立ちくらみしやすくなったりした。この時期、アニメダイエットなどの運動をされている方におかれましては、運動したらスポーツドリンクとか飲んで、しっかり水分&ミネラル補給をすることをオススメしておきます。

▼そういえばこうやって「ダイエットをしている人」というイメージがついたせいか、いまだにたまにしか会わないような人には「また痩せました?」とかいわれたりするんだけど、さすがにそんなことはない。昨年の8月1日の日記でBMI法による標準体重(自分は身長168cmなんで62kgくらい)に到達したと書いたけど、そのときの体重が61.8kg。現在は62kg近辺をいったりきたりで、増えもしなければ減りもしない状態。もう身体が完全にこの生活パターンに慣れちゃったようで、この1年間ほとんど体重は変わっていない。一時期、瞬間最大風速で60kgを割ったときもあったけど、たぶんそのときは水分をあんまり摂ってなかっただけだと思う。まあそんなこんなで健康三昧な日々を送っているわけだが、お腹周りの皮下脂肪だけはなかなか落ちない。やはり幼少のみぎりより親しんできた脂肪分だけあって粘り強い。まあこれについては、今後もゆるゆる運動を続けていって、そのうちスッキリしてくれればなーっつー感じです。無理してもしょうがないしー。

▼未読物
【単行本】「かりんと。」 作:氷幻嵩人+画:THE SEIJI 秋田書店 新書判 [bk1][Amzn]
【単行本】「子供学級」1巻 桜井のりお 秋田書店 新書判 [bk1][Amzn]
【単行本】「アカイチゴシロイチゴ」 宇仁田ゆに 祥伝社 [bk1][Amzn]

【雑誌】近代麻雀オリジナル 8月号 竹書房 B5中

 「哲也」の原作をやっているさいふうめいが近オリ初登場。画:柳澤一明で新連載「麻雀無頼伝 空拳の瞬」を開始。ハネっ返りだが麻雀は滅法強い主人公・瞬が、とある夕刊紙の局長との出会いによって人生を返られていくという出だし。うーん、どんなもんでしょうな。まだなんともいえないか。城埜ヨシロウ「ウラセン」。最近ヌルめな展開が続いていたが、今回のヒキを見る限り、次回はけっこうヤバいことやらされそう。タイヘンだなあ。あと今号は、漫画家麻雀大会が行われたということで、誌面の随所でその話題が。

【雑誌】モーニング 7/22 No.32 講談社 B5中

 外薗昌也の新連載「エマージング」はショッキングな出だし。日本の街の真ん中で、一人の男が身体から血が吹き出て死亡する伝染病で死亡する。その血をヒロイン格っぽい少女も浴びてしまうが……という内容。伝染病で皮膚がぶよぶよになり、血がドバッと出るシーンはたいへん怖い。なんだか菊池としをや巻来功士の作品を思い出してしまった。おしぇー。山崎さやか「はるか17」は、トップアイドルを目指して事務所を移籍したはずが、SEXシーンを盗撮されて脅迫、AVに出させられそうになっていた美奈のエピソードが完結。最後は後味の良いものになって少し救われた。いわしげ孝「まっすぐな道でさみしい」は最終回。種田山頭火の人生を描いた本作の締めくくりは、彼が最後に詠んだ句で。ためてためて、俳句でビシッと締めており、なかなかジーンとするラストに仕上がった。いわしげ孝はやっぱり筆力あります。

【雑誌】ヤングサンデー 7/22 No.32 小学館 B5中

 山田玲司「ONE ON ONE 絶望に効く薬」。今回はフジロックを立ち上げた人。バイタリティありそうだけど苦手なタイプっぽい……。自分はえらそうな人、こわそうな人には弱いです。原秀則「レガッタ」。けっこう熱血してて面白い。すごく長いオールをダイナミックに生かした、ボートシーンの描写も迫力あるし。ところで目次ページの作者コメントで、「最近ひそかにやっていることはなんですか?」という問いに対し、ゆうきまさみが「踏み台昇降運動をときどき」と書いていて「おっ」とか思った。

【雑誌】ヤングジャンプ 7/22 No.32 集英社 B5中

 中野純子「ちさ×ポン」。いろんなことを乗り越えて結ばれたちさとポンタが、今度は会うたびにヤリまくり状態に。幸せそうな二人の姿が心温まります。漫(もも)画太郎「つっぱり桃太郎」では、ババアのやりたい放題ぶりが素晴らしい。キジの末路には思わず笑ってしまった。

【雑誌】週刊少年チャンピオン 7/22 No.32 秋田書店 B5平

 高橋陽一「ハングリーハート」。城陽茜ヶ丘サッカー部快進撃。対戦相手のビデオ録画に失敗したマネージャーを励まそうと、ゴールを決めたチームメートがユニフォームのアンダーシャツに書いた文字でそれをアピールするシーンが笑った。高橋先生はこれをカッコイイと思ってやってるのかなあ……。何はともあれこういう珍妙なシーンをサラッとやっちゃう高橋陽一は、サッカー漫画界の水島新司と呼ぶにふさわしい器だと思う。水島先生のほうがビッグではありますが。作:氷幻嵩人+画:THE SEIJI「かりんと。」。主要キャラ4人でお祭りに繰り出すというお話。楽しくラブコメやってていいなあ。女の子も親しみやすい、暖かみのあるかわいさを発揮しててとても良い。桜井のりお「子供学級」も夏祭り。小島梅子がなんだか雉原先生と祭を回っている。デートなのか、デートなのか? 浴衣姿の梅子はいつになくかわいく見えた。ヤベー。

【雑誌】FEEL YOUNG 8月号 祥伝社 B5平 [定期購読:eS

 小池田マヤの新連載「Cactus, Go to Heaven!」。主人公のヒナが就職のために面接に行った会社で、卒業旅行先で出会った日本人のステキな人とバッタリ再会。それまで美青年男子だと思っていたその人は、実は男装の麗人でありまして……ってなところから始まるドタバタコメディ劇。初回は3話掲載。今回は4コマ形式ではなく普通のコマ割り。地力のある人だし期待してます。ジョージ浅倉「ピースオブケイク」が巻頭カラー。店長と同棲していた女性あかりが姿を見せなくなったことで、店長はやけ気味になるも、志乃は彼にますます惹かれていく。しっかり物語が動いていてグイッと読ます。面白いなあ。内田春菊「最近、蝶々は…」は最終回。淫らかつミステリアスで面白かった。タクシーの運転手をやっているおばちゃん・克子に、なんだかものすごくぽちゃぽちゃ感があって良かった。無性につついてみたくなるほっぺたとおなかの持ち主。

 安野モヨコ「監督不行届」はほのぼの面白い。大人用の仮面ライダー555ベルトを着用し、変身ポーズを嫁に見せまくる庵野カントクが素晴らしい。まるでフィクションのキャラであるかのようだ。IKARING「しまいもん」は毎回笑える。おなじみのぐだぐだ姉妹が、冴えなさすぎるねるとんパーティーで出会った人たちと飲み会。もう抜群にうっとうしくて、キャラが濃すぎ。男二人のつまらない会話をよそに、もぐもぐメシをくいまくっているユーコの様子もグッド。主役も脇役もみんな頭ユルユルでバカっぽいところがとても楽しい。

【雑誌】YOUNG YOU 8月号 集英社 B5平

 鴨居まさねの読切シリーズ第1話「地に足がついてしまう」が掲載。大学の先輩である占い師のピンチヒッターとして、就職浪人中の主人公が急造占い師をやることに。その最初のお客さんはやたらと話が長くて、いつまで経っても本題に行き着かない人で……というストーリー。ぐねぐねとめぐって、核心かと思えばはぐらかされていくお客さんの話しっぷりがなかなか楽しい。軽やかで良い具合でございました。東村アキコ「ゑびす銀座天国」。面白いっす。ドライアイス屋の無口で不器用な青年・コオロギは、ふとしたことで知り合った女の子にアタック中だが、今度はやけにコオロギになついてくるひずみちゃんという娘が現れて……という展開。片方はクール、片方は明朗快活とタイプも両極端。どっちも魅力的で楽しくなってまいりました。松田シロの読切「真夏の迷い姫」は、彼氏とケンカして実家に戻る途中、山中で車がエンストして困り果てフテ寝していた女性が、目覚めてみたらなぜか白雪姫になっていて……というユニークな状況から始まるコメディ。シンデレラに恋している王子様をからめて、お話をうまくまとめている。なかなか楽しい仕上がり。

【雑誌】COMIC夢雅 8月号 オークラ出版 B5平

 よねもちあきひこ「狂犬」。暴走した男に襲われている女の子の、98cmの柔らかくて重たげな巨乳の描写がなかなか。ボリューム感たっぷり。山咲梅太郎「2人の夏休み」。クラスメートの男女が、夏休みの宿題がきっかけでHをする仲になり、夏の間ハマりまくるというお話。アツアツっぷりが若々しくてええ感じでありました。氏賀Y太「真・現代猟奇伝」。妊婦を殺害してその腹に電話機をつっこむという残虐性で知られる「中部妊婦殺人事件」を今回は描いている。ヒドい話ではあるが、「コンクリ詰め殺人」というキーワードには徹底して触れないようにしているアクションの「17歳」より覚悟は据わっているかも……という気もする。ダーティ・松本「エロ魂!」。エロ劇画ブームに乗っかって2年で家を買うまでに至ったあがた有為のエピソード。こういうこともあったんですなあ。


7/7(水)……退位クイーン

▼アニメ「ギャラクシーエンジェル」新シリーズの第1話。実のところこれまでのシリーズは見たことがなく、予備知識もまったく仕入れないまま見た。もちろんキャラクターとかはよく分かんないけど、分かんないなら分かんないなりに楽しめた。気楽に見られるドタバタギャグだし、踏台昇降のお供にも悪くなさそう。こういうのはわりと好き。まあキャラの名前とかもろもろは、見ているうちになんとかなるだろ〜。ってなわけでとりあえず視聴し続けるつもり。

▼「鉄人28号」[Amzn:(1)初回/(1)/(2)/(3)/(4)]は最初の3話くらいは素晴らしかったが、その後は単発的なエピソードが続いている。今回は帝銀事件をモチーフにしてて「おっ」と思ったが、内容は毒殺とかよりも、消える怪盗・ブラックマスクのナゾのほうがメイン。「鉄腕アトム」に出てくるキノオみたいに、トリックを使って消えるのかなーと思ったら、そのものズバリなやり口なのがちょっと笑った。あと今回出てきた有本博士の声がどっかで聞き覚えがあるなと思って調べてみたら、タイムボカンシリーズのペラ助とかドクロベエさまの人(滝口順平)なんですな。道理ですごく懐かしく感じたわけだ。

【雑誌】COMIC HIGH 8/8 vol.5 双葉社 B5中

 私屋カヲル「こどものじかん」が再登場。先生に恋して積極アプローチをしかけてくる小学生の女の子が主人公。子供ながらオトメチックなところを見せていて、なかなか面白い。山名沢湖「委員長お手をどうぞ」。これまでは文系チックな委員が多かったが、今度は体育委員長さん。すごく親切で何くれとなく周りの面倒を見るが、本業の体育委員の仕事はついほったらかしにしてしまいがちな委員長男子に、副委員長のシッカリ者女子がやきもきしまくるというお話。恋もほのかに芽吹いている感じで良い具合でございました。

 木村ま南「マイスウィートらんじぇりー」。線の太さが均一でない、強弱の利いたペンタッチがなかなか。最近線の太さが均一な作家さんが多いので、こういうタッチを見ると新鮮に感じる。内容のほうは彼氏所有のエロ本を発見して、そのモデルさんがつけていたようなエロいランジェリーを着用してみた女子高生が、自分には似合わないのではないかとドギマギしたりするというもの。初々しくて微笑ましいですにゃー。大島永遠「女子高生」はお休み。代わりに「入院日記」という漫画が掲載。身体壊して入院してたそうです。身体が資本な商売なんで、休むときはしっかり休んでくださいまし。

【雑誌】週刊少年サンデー 7/21+28 No.32+33 小学館 B5平

 井上和郎「美鳥の日々」と久米田康治「かってに改蔵」が次回で最終回ということで、最後の盛り上がりを見せている。個人的には両方とももう少しタメが欲しいかなーという気もするんだけど。どちらもあと3週くらい引っ張っても良かったような気が。

【雑誌】週刊少年マガジン 7/21 No.32 講談社 B5平

 新連載、作:マスヤマコム+画:浅井信吾「M.I.Q.」がスタート。マガジン版「銭」って感じか。型破りな先生が、高校生に自分で金を儲けるための教育を施すという内容のお話。少年誌なのに金かよっと感じる人もいるだろうけど、個人的には企画コンセプトは悪くないのではないかと思った。というのは若年層といえど、援交とか万引とかでない、まっとうなやり方で金を作る方法ってのは知っておいたほうがいいんじゃないかなあと思うので。あと同時に金を稼ぐってことのタイヘンさも描いてほしいもんです。コージィ城倉「おれはキャプテン」。カズマサたちの次の相手となりそうなチームのエースは、立ち上がりはムチャクチャだが素質もべらぼうな怪物左腕。コージィ城倉が好きな石井一久を思い起こさせるような投手。次のカズマサのテーマは、凡人の努力ではどうにもなりそうにない、段違いな才能を持つ天才を、どう攻略するかってことでしょうな。どんな手を使ってくるのか楽しみ。

【雑誌】MUJIN 8月号 ティーアイネット B5平 [定期購読:eS

 相変わらず分厚くボリューム感たっぷりだが、甘詰留太、板場広し、じゃみんぐ、小暮マリコ、ドリルムラタといったところがお休みなんでちょっと寂しい。今号では、最近けっこう楽しみにしているじょん同助が再登場。「改造少女モモ」。いつも部屋の窓から見つめていた少女モモちゃんが、同級生にイジメられ、縛られたまま放置されているのを発見した男が彼女をお持ち帰り。Hなことをしたあげく、彼女は改造少女であるという間違った認識を叩き込む。……と書くと陰惨な話のように思えるかもしれないけど、別にダークではなし。調子に乗ったモモちゃんが、同級生に仕返しするラストのあたりはなんだか楽しかった。けっこう個性的な話を作る人なんで、どんどん暴れてほしい。

【単行本】「かみちゃまかりん」4巻 コゲどんぼ 講談社 新書判 [bk1][Amzn]

 「アイアムゴーッド」の掛け声とともに「神化」と呼ばれる変身をしていろいろ戦っちゃったりする少年少女のお話。ヒロインの花梨と、美少年・和音くんの親密度が高まっていて良い具合にラブコメ中。お話としてはちょっとゴチャゴチャしてるけど、かわいいからまあいいやという感じ。

【単行本】「でろでろ」2巻 押切蓮介 講談社 B6 [bk1][Amzn]

 まったり妖怪ホラーギャグ。おどろおどろしい感じの絵と、脱力するギャグのマッチングが面白い。キャラクターでは主人公・耳雄の妹の留渦がやっぱりかわいい。そして犬のサイトーさんも好き。あとこの単行本の巻末には、押切&清野とおるコンビの日常を淡々と描いた「蓮介漫画日記」が掲載されていて、これがなんか味があって面白かった。よく京極夏彦と組んだりしている多田克己の解説があったりするのもちょっとオモシロポイント。

【単行本】「彼岸島」7巻 松本光司 講談社 B6 [bk1][Amzn]

 味付けが濃くドラマチック。吸血鬼の島でのサバイバルはなおも続く。明は、邪鬼のなりそこないである亡者となった幼なじみ・ポンと対峙し、その覚悟が試される。いい感じに盛り上がっているし、邪鬼や亡者たちのルックスもおどろおどろしくてインパクトが強い。面白くなってます。

【単行本】「なんてっ探偵アイドル」17巻 北崎拓 小学館 B6 [bk1][Amzn]

 ストーリーはだいぶクライマックスに近づいてきている。梨奈は妊娠、アキラはついに清春に二重生活がバレる、トリコロールのもう一人(アゲハ)は印象薄い、とそれぞれの物語に決着が近づいている。清春がアキラ=亜希良と気づくあたりのエピソードは、ちゃんと事件とからんでてなかなかうまい見せ方。ずいぶん長くなったけど、なんだかんだ好きな作品。次が最終巻になるのかな?


7/6(火)……音偽造師

▼アニメ「お伽草子」第1話。 時は平安時代。土蜘蛛族に奪われた秘宝の勾玉と兄を求め、源頼光を名乗る侍とその家来・渡辺綱の二人が東の地を旅する。一方、京の都では帝が病弱なのをいいことに大臣や陰陽師たちの陰謀が策動しており……といった具合。制作はプロダクションI.Gでキャラクター原案は田島昭宇。暗めな画面作りに緊張感があり、和風なおどろおどろしさをクオリティの高い作画で演出。正直なところ自分は制作スタッフの名前は全然覚えられないたちなのでよく分かんないけど、ホームページで制作陣を見た限りでは作画クオリティに関しては心配なさそうな感じ? お話のほうはまだこれからだが、重めなストーリー作りはうまくハマれば期待が持てそう。

▼「お伽草子」の前の時間帯にやってるのが「MONSTER」。今週の第14話「残された男・残された女」は、本作中でも取り分け印象の強い脇役キャラ二人、テンマを執拗に追う刑事・ルンゲと、テンマの元婚約者であるエヴァ・ハイネマンのエピソード。テンマとの別れの後、自暴自棄になり身を持ち崩して孤独に苛まれるエヴァがとくに印象的。アニメ版のエヴァはけっこういじらしさが出ていて、感情移入してしまうものが。

▼未読物
【単行本】「かみちゃまかりん」4巻 コゲどんぼ 講談社 新書判 [bk1][Amzn]
【単行本】「でろでろ」2巻 押切蓮介 講談社 B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「彼岸島」7巻 松本光司 講談社 B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「ユキポンのお仕事」8巻 東和広 講談社 B6 [bk1][Amzn]

【雑誌】マンガ・エロティクスF vol.28 太田出版 A5平 [bk1][Amzn]

 三宅乱丈が新連載を開始。「秘密の新選組」。新選組には幹部だけが知る、男を女に変えてしまう薬があり、近藤勇はそれに興味津々。池田屋事件の前日にも、こっそり幹部連に薬を盛って女に変身させてしまうが……という出だし。胸のある近藤、胸のある土方と、かなり珍妙でユーモラス。ヘンな作品になりそうでまずは期待。よしながふみ「愛がなくても喰ってゆけます。」。Yながさんが合コンに参加。同じ合コンに参加した食い物好きのI田T悟はそのお店の料理に舌鼓を打つも、露骨にアプローチをかけてくるYながにうんざりといったお話。料理は相変わらずうまそうだが、今回は張り切りまくりのYながさんの存在感がパンチが利いてていいですな。

 雁須磨子「ファミリーレストラン」。今回は常連さんにべたべた接するのが売りみたいなメシ屋さんのノリにちょっとウンザリしていたあんちゃんが、ファミレスのドライでクールな対応に安らぎを見出すが……ってなお話。メシ屋のショートカットなおねえちゃんがフレッシュな感じでけっこうかわいいなと思った。お話的には雁須磨子らしく全般にゆるゆる。そのふらつき加減が楽しい。あとは中村明日美子「Jの総て」とかも良い感じだった。単行本[bk1][Amzn]はまだ買ってませんが。

【雑誌】ヤングジャンプ増刊 漫革 8/10 VOLUME-40 集英社 B5中

 山花典之「ひみつのルージュ」特別編が掲載。本誌での連載のお話が終わった後、主人公・一二三は美人社長・愛のもとに戻ることを許される。んでもって社員旅行に出かけるも邪魔者が多くてなかなか愛と二人きりになれなくて、というお話。まあわりと普通にハッピーエンドでした。大森倖三「ラブ♥パン」。元ボクシング世界チャンピオンと女子プロレスラーの娘である女の子が、憧れの男子からデートに誘われておしとやかに振る舞おうとするも、なかなかうまくいかなくて、というドタバタを描いたラブコメ。ヒロインが健康的で元気が良いのが魅力。手堅く連載とかやってけそうなタイプだと思う。

【雑誌】ヤングマガジンUppers 7/20 No.14 講談社 B5中

 新井英樹「SUGAR」。面白いなあ。リンの第2戦が決定。相手は父親とのベタベタした二人三脚体制で高校7冠を達成し、鳴り物入りでプロに入ってきたエリートボクサー。その様子を揶揄しまくるリンの態度が面白い。とくにラストのコマでは思わず噴き出してしまった。今回はスカッと行きますかね。咲香里「やまとの羽根」。やまとの学校にインドネシア帰りの転校生がやってきて、それがやたらバドが強いときたもんだ、という展開。しかし彼は日本には強くなれる環境がないとして、バドミントンをやることを拒む。それに対して強い相手とどうしてもやりたいやまとは食い下がる。彼は今後の展開を加速する要因となるか。スポーツ漫画はけっこう話数が必要なジャンルだけに、アッパーズ休刊がどう影響するか気になるところではある。

【雑誌】漫画アクション 8/6 No.6 双葉社 B5中

 んー? なんか早くもドキュメンタリー路線を見直し始めてるのかなあ。わりと普通にフィクションな漫画が増えているような。アクション旧作掲載シリーズは大友克洋「宇宙パトロール・シゲマ」とどおくまんプロ「嗚呼花の応援団」。細かいことだが、表紙に作者名作品名が4組しか載ってないのに、そのうち二つが大友克洋「宇宙パトロール・シゲマ」だというのはなんかちぐはぐな印象。

 今号は、こうの史代「桜の国」が掲載。これは前編で後編は10月上旬発売予定の「夕凪の街」掲載単行本に収録予定だとか。で、「桜の国」は野球好きの元気な女の子・石川さんと、その友達のおしとやかな女の子・東子ちゃんの日常を描いたお話。石川さんには入院中の病弱な弟がいて、ガサツだけど根は優しい彼女は、彼の病室に春をお届けする。こうの史代独特の暖かくしみじみした作画がいつもながら魅力的。あと構図取りもいい。今回は団地のベランダで石川さんが口笛を吹き、東子ちゃんがピアノで応える縦長のコマが良かった。単行本のほうもとても楽しみ。湯浅ヒトシの読切「耳かきお蝶」。江戸の下町で耳かき屋をいとなんでいる恋多き美女・お蝶さんの物語。コミカルな親しみやすい絵柄で、登場人物たちもたいへん気が良さそう。落ち着きのあるこなれた作風も魅力。けっこう楽しめるいい雰囲気な作品だった。

【雑誌】漫画サンデー 7/20 No.27 実業之日本社 B5中

 作:末田雄一郎+画:本庄敬「蒼太の包丁」。蒼太の先輩で立板兼煮方である山村の過程事情を描いたエピソード。地味ながらちょっと気になるサブキャラ。今回は料理の話はあんまりないけど、着実に読ませる手堅い作品。

【雑誌】コミックPOT 8月号 メディアックス B5中

 EB110SS「梓サイズ」が良かった。自分のちんちんが小さいことを気に病んで女の子とつきあえずにいた男が出会った運命の女。それは彼とサイズがぴったりな梓ちゃんという少女でした……というお話。相性ピッタリな二人がだんだん恋仲になっていく様子が微笑ましい。最初に1回してから、次のHまでにけっこう時間が空いて、その間にデートしたりと関係を深めていくんだけど、あんまりガツガツH、Hといかないあたりが微笑ましい。乙「RUNNING HEARTS」。陸上部男女が主人公。吊り目で泣きぼくろあり、ショートカットでボーイッシュなヒロインがなかなかかわいい。パッと見はやおいっぽくもあるので一粒で二度おいしい、かも。水田ムーン「鳥美の日々」。タイトルから分かるとおりアレのパロディ。女の子が生えてくる場所もエロ漫画らしい部分。こいつはネタの勝利って感じですか。

【単行本】「こぐまレンサ」2巻 ロクニシコージ 講談社 B6 [bk1][Amzn]

 完結。面白かった。最初のうちは「すべてに射矢ガール」とは打って変わったダークな展開で、面食らった人も多かったんじゃないかと思うが、読み進めていくとその考え抜かれた構成にうなる。とある男に拉致され地下室で監禁された女性、ある日拾ったノートを元にした作品でベストセラー作家となった小説家、この世で不幸な人100人をリストアップしたホームページをめぐる物語……などなど、オムニバス形式のようにバラバラに展開されていったさまざまな人間のドラマが、最終的に天使のような悪魔のような不思議な少女こぐまという一点に向かって、グワーッと収束していく様子にゾクゾクする。一つの物語で何気なく描かれていた事象が、次の物語で重要なファクターとなり、時間を行きつ戻りつしながら話を積み重ねていく内に、こぐまをめぐる一つの悲しくも暖かい物語が浮かび上がってくる。人気はなかったかもしれないけど、作者としては入魂の作品だったんじゃないだろうか。ダークに展開していった物語たちが、総じてみると愛の物語であったという結末もジーンとくるものがある。これはぜひ2巻まとめて読んでいただきたい作品。

【単行本】「UNLOCK」 猪原大介+オオシマヒロユキ 大都社 B6 [bk1][Amzn]

 あ、そういえばコレって今まで単行本化されてなかったんだっけ……。アワーズライトで連載され、最終回だけカラフルコミックピュアガールに掲載された作品。泥棒一家に生まれ、マトモに暮らしたいと思っているものの、特異な鍵開け能力の持ち主で鍵を見ると我を忘れてしまう鍵坂ワッパチ少年が主人公。彼がなんだかんだで泥棒の片棒をかつがされつつも、大好きな侠子ちゃんを守ろうと頑張るというドタバタ活劇。いろいろと楽しげな要素を詰め込んでいるためちとゴチャゴチャしたきらいはあるものの、猪原オオシマコンビ作品ならではのスタイリッシュで元気のいい作画は目に楽しく、お話自体もコミカルで賑やか。なお川島よしおによる「UNLOCK」パロディ4コマも収録。

【単行本】「A LOT OF」 TAGRO 大都社 B6 [bk1][Amzn]

 うわーなつかしい。「アガデベベ」「COLD MEDICINE」「MAXI」と、TAGROの初期単行本収録作から何本かずつをピックアップした作品集。このころのTAGROはエロ漫画がメイン。しかも「複乳のTAGRO」と異名をとるほどの、風変わりな作品を連発していたものだった。キュートな絵柄ながら変格作品を描いてくる作風に、ワクワクさせられたもんです。絵柄は今見てもカワイイし、類似作品もそんなにないと思うので、現在でも楽しめるのではないかと。過去作品集を持っていない人はぜひ。それにしても表紙に描かれたアルエちゃんのポーズはさりげないですな。


7/5(月)……猿笛維持

▼掲示板を移転しました。新掲示板のURLは以下のとおりです。ブックマークされていた方は変更のほどよろしくお願いします。
新掲示板:http://picnic.to/~community/cgi-bin/keijiban/light.cgi

▼実は掲示板の乗り換えは前々からの懸案事項でありました。これまで1998年に設置したCGIを少しずつ改変しながら使ってたんだけど、過去ログの切り出しが手動、デザインのカスタマイズ機能がない、リモートホストによるアクセス禁止がないなど、機能的に物足りない点がけっこうあった。そんなわけで、新しいのを導入したかったというのがまず一つ。それからザ・掲示板はIonisationすきまページみざげはてたひびのくわだて本田健の植民地とウチの共用掲示板なのに、それが本来OHPのURLであるhttp://picnic.to/~ohp/下にあるのはいささかすわりが悪い。そんなわけでもう少しニュートラルな感じのURLにしたかったというのもありました。あと最近は出会い系サイトとかの連続書き込みとかがウザかったんで、ここらへんで新しいのに変えるのも良いかな〜などと思ったしだいです。どうせならと思って掲示板名も変えたけど、使用に関するルールは今までととくに変わりません。てなわけで新掲示板のほうもよろしくお願いします。

▼アニメ「GIRLSブラボー」第1話。わりと良かった。女の子がわんさか出てきて主人公がそれから逃げ回るというドタバタコメディ劇。女の子が本当にいっぱい出てて、見た目的に楽しい。乳揺れも盛大。作画的にも悪くない。乳アニメはローテに1本欲しいとこだったので、とりあえずしばらくは視聴継続決定。

▼未読物
【単行本】「なんてっ探偵アイドル」17巻 北崎拓 小学館 B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「UNLOCK」 猪原大介+オオシマヒロユキ 大都社 B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「A LOT OF」 TAGRO 大都社 B6 [bk1][Amzn]
▼6日売り
【雑誌】コミックPOT 8月号 メディアックス B5中
▼7日売り
【雑誌】MUJIN 8月号 ティーアイネット B5平 [定期購読:eS

【雑誌】コミックフラッパー 8月号 メディアファクトリー B5平 [定期購読:eS

 小原愼司「二十面相の娘」。チコが学校で友達になったお嬢様の小糸さんと一緒に、海辺の別荘へ。なかよしこよしでたいへん微笑ましい。ただ小糸さんは、この別荘に忌まわしい記憶を持っているらしく……と思わせぶりな展開。お話としては本筋ではないかもしれないけど、小糸さんかわいいし、先が気になる。作:鹿島潤+画:石黒正数「アガペ」。うーん、今回のエピソードはなんか展開がドラスティックすぎるような気が。刺激の強い展開ではあるけど、そこに至るまでのプロセスの描き込みがもう少しほしい。作:富野由悠季+画:中村嘉宏「オーバーマンキングゲイナー」。ようやくヤッサバ編が終了。面白い、のだが後半仕上げ終わってないページが……。これさえなければ、といつも思う。新居さとし「地球防衛OLいちご」。いとご&貴志、ブラックレディ綾乃さんカップルでWデーーーート。なんか最近もりもりラブコメしてますなあ。なお作中作の「みすていく♥めいどデイジー」は次号で最終回らしいですが。

【雑誌】キングダム 8月号 少年画報社 B5中

 私屋カヲル「青春ビンタ!」。次回で最終回だそうだが、わりといつもどおり。明るく元気良く、健康的にエッチっぽいサービスもあって楽しかった。ビンタとアミの関係に決着はつくのか。米餅昭彦「けい×どろ」。蔵田さんのカッコいいエピソード。いい話なはずなんだけど、無駄に濃いキャラのおかげで過剰に脂っこい感触になっている。そういうジタバタした作風が好きです。

【雑誌】ビッグコミックオリジナル 7/20 No.32 小学館 B5中

 浦沢直樹「PLUTO」。今回もしっかりじわじわ着実にお話を進めていて面白い。ロボットをいかにもメカメカしく描くことなく、人間と同等のドラマを構築していて興味深く読める。やはり読ませ方が抜群にウマイですな。水島新司「あぶさん」。合併問題とかはすっ飛ばして呑気にオールスター戦とかやってるのはスケジュール的な問題でしょうがないとして、今後の展開はどうしていくんだろう。水島新司は、現在の漫画界ではめっきり少なくなってしまった実名野球選手の登場するプロ野球漫画を描く人なんで、さすがに触れないわけにはいかないと思うけど……。吉田戦車「フロマンガ」。なんか今回は「ぷりぷり県」のイサム本部長みたいな人が出て来ている。彼は今も「ム」が好きなのだろうか。

【雑誌】ヤングマガジン 7/19 No.32 講談社 B5中

 古谷実「シガテラ」。荻野に新たなバイク仲間の友達ができて、南雲さんたちを誘ってツーリングに行く。一見平和そうな光景なんだけど、最後のコマあたりは不安をかきたてるような描写になっていてゾクっとする。ほのぼのしたムードから一気にダークなほうへ振る呼吸が絶妙。弐瓶勉「バイオメガ」は4話めになり、いよいよセリフがなくなってきた。この人は本当にセリフ書きたくない人なんだなあとしみじみ。

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 7/19 No.32 小学館 B5中

 作:小森陽一+画:武村勇治「我が名は海師」が連載スタート。海難事故に遭った浅薄を修復・曳航するサルヴェージ屋の物語。タイトルの「海師」は、「ヤマ師」を意識した言葉なんだろうか。それにしても「海猿」「トッキュー!!」と小森陽一による海難モノが続いているけど、そんなにニーズのあるジャンルなのだろうか……。小田扉「団地ともお」。ともお周辺の新たな住人・玉川さんが登場。自分とそっくりで誰にでも好かれた弟が死に、彼と間違われることに困惑している玉川さんの様子を描く。地味にドラマチックなところがユニーク。あと前回登場したときはうっかり書き忘れてたけど、今号の「大漫魂」枠では、「浅倉家騒動記」の桝田道也が「ゲームちゃん」という作品を描いている。なんか地味にマニアックなゲーム話をしてて面白い。

【雑誌】週刊少年ジャンプ 7/19 No.32 集英社 B5平

 作:大場つぐみ+画:小畑健「デスノート」。ライトと偽キラ少女が接触。なんか偽キラ少女はライトに対して「自分を彼女にしろ」といってくるが……。なかなかかわいい娘さんじゃないですか、とは思うけど、かなり強力な両刃の剣っぽくもある。彼女がどう動き、お話はかき乱していくのか気になる。河下水希「いちご100%」。うーん東城さん巨乳だなーと改めて。

【雑誌】花とゆめ 7/20 No.15 白泉社 B5平

 古都和子「君とスキャンダル!」は、4/20 No.9に掲載された作品の続編。憧れていたスターが自分の兄と判明し、彼が自分の家にやってきて……というドタバタ兄妹ラブコメ。読切登場ながら扉にカラーページをもらっており、編集部の期待の入れようが伺える。絵は華やかで完成されてるし、内容も確かにけっこう面白い。樋口橘「学園アリス」。蛍が銃で撃たれて負傷し、蜜柑は自責の念にかられる。泣きじゃくる蜜柑を心配するるかぴょんと棗がちょっとかわいい。

【雑誌】桃姫 8月号 富士美出版 B5平

 瀬奈陽太郎「妹は眠れない!?」は5話めで相変わらず好調。妹3人から迫られまくるお兄ちゃん。そのうちの一人と完全にラブラブ状態に陥るが、それに嫉妬した残りの二人がほれ薬を持って夜這いしてきて……という展開。キレのある絵柄とドタバタした展開に加え、エロも充実しててとても楽しい作品。艶々は隔月連載開始。「ボクノアイジン」。親友に隠れて、そのお母さんとこっそり肉体関係を結んでいる少年のお話。巨根の持ち主である少年にハマっていくお母様の姿がエロい。人妻モノ好きはやはり反応してしまいます。

 Cuvie「ひまつぶし。」。幼なじみのあんちゃんのところに入り浸っている女の子が、あんちゃんに彼女がいると聞き、それまで秘めていた恋心をさらけ出す。この人の甘くスッキリした絵柄はいつもながら良い。お話のほうも甘酸っぱくてええ感じです。東雲太郎「包柔温室」。お話はいまいちつかみづらいのだが、キレとツヤのある絵柄はやはり目を惹く。髪のツヤとか目の光と、スミベタ部分のコントラストが鮮やかなのがグッド。ひねもすのたり「Suntanned Summer」。二人の少女が浜辺でサンオイルを塗りあったりしているうちにHな気分に。柔らかな絵柄が毎度好ましい。今回は片方の女の子の日焼けの焼け残りの白い肌の部分が目に映えていいです。


7/4(日)……魔送球のファフナー

▼番組改変期ということでアニメをいろいろと。アニメダイエットを始めて、最初のうちは旧作が中心、しばらくしてから旧作と新作が半々くらいになって、現在は完全に新作がメイン。新作の視聴本数もだんだん増加。夏アニメについては、あえてあんまり考えずにチェック本数を増やしてます。ぐだぐだいわんと気になったものは手当たりしだいに見ていくほうが性に合ってるような気がするんで。そんなわけでこれまではアニメダイエットも1日2本分というぺースだったけど、しばらくは1日3本の日を増やそうかなあと。現在は視聴継続中のと合わせて週18本を予定。酒飲んだり寝ちゃったりで、週1〜2日くらいは踏めない日もあるので、1日3本ぺースでやっていかないと追いつかない。まあそのうち、週12本くらいまで絞り込めればいいなと思ってます。まあそんなわけで週末に見たアニメ感想をまとめて。

▼「名探偵ポワロとマープル」第1話。まず最初はポワロがメイン。名探偵が二人いるので、その間をつなぐ存在として推理小説家の娘であるメイベル・ウエストという少女が登場。内容のほうはというと、金持ちのご婦人の真珠の首飾りが盗まれた事件をポワロが推理、といったところ。トリックがあまりに簡単すぎて、ちと拍子抜けな感も。ミステリの場合、ショートだと1話1ネタ程度になっちゃうので少し物足りないか。良くも悪くも無難なファミリー向けな作り。コンスタントにそこそこ楽しめそうだけど、ここからの伸びもあまりないかな?

▼「蒼弩のファフナー」は、初回は1〜2話を一挙放映。うーんイマイチっぽい……。それまで平和だった島に巨大な敵が襲いかかってきたのに伴い、島は秘密基地であるというその本来の姿を現わし、真壁一騎という少年が巨大ロボット「ファフナー」に搭乗してその敵を迎え撃つことになるという出だし。ストーリーについてはまだ様子見段階だが、ロボットアクションがあんまり気持ち良くないのは気になった。なんかスローモーな印象。お話のほうもテンポが良くなく、巨大な敵によって人類ピンチな状況なのに、緊迫感があまり感じられなかった。主人公の相棒格の父親が死ぬシーンも悲壮感がなく、全般になんかもたついた感じ。このぺースで進むようなら切るかなーといったところ。

▼「KURAU Phantom Memory」第2話。第1話に引き続き作画は良好。なんか大それた存在っぽいリナクスが宿る主人公のクラウは、クールな外見のわりに気立ての良い他人想いの娘さんで、その点は好感が持てる。ただ女性エージェントものということで、そのあたりはちと不安は感じたりもするんだけど……。何はともあれ、絵や動きについては見ているだけで気持ち良くなるものはあるので、これはしばらく見続けると思います。

▼「レジェンズ〜甦る竜王伝説〜」は14話め。風火土水のレジェンズが勢ぞろいし、お話はだいぶシリアスになってきた。これまでのギャグたっぷりの展開も良かったが、すでに各キャラクターへの感情移入も済んだ状態なこともあり、シリアス展開も十分楽しめる。毎度楽しみに見てます。「魔法少女隊アルス」もコンスタントに面白い。「天才ビットくん」内の約9分程度と変則的な放映スタイルなんでちと追いにくいところはあるものの、アルス、シーラ、エバの魔女3人娘がイキイキしてていい。

【単行本】「純粋!デート倶楽部」上下巻 石田敦子 エンターブレイン B6 [bk1:上巻/下巻]][Amzn:上巻/下巻

 アワーズライト、カラフルコミックピュアガール、マジキューと掲載誌を転々とした連載を完全収録。マジキュー掲載分は読んでいなかったのでうれしい単行本化。ナンパでも合コンでもない、純粋なトキメキを追求するデートを提供するという「純粋デート倶楽部」。そこに集まった女の子たち、プラス男の子1人の物語。他人を想うこと、ときめくこと、恋すること、愛し合うことに対して複雑な想いを抱えている人々の心のうちを、非常に丁寧に描写していった佳作。主役はつき合っていた男子にふられたばかりのフツーの女の子・朱音だが、それ以外のメンツのエピソードもきっちり。作画は華やかながら、雰囲気で流したりすることなく、ツラい恋、報われぬ想い、すれ違う心などを真っ正面からとらえて描き出していくお話作りは、ときにシビアで胸を締めつけてくるようではあるけれども、その厳しい姿勢からは作者の誠実さが感じられる。しっかりした読みごたえがある、興味深い作品に仕上がっている。とても純粋に、恋愛というものを追求した力作だと思う。

【単行本】「さちことねこさま」2巻 唐沢なをき エンターブレイン B6 [bk1][Amzn]

 薄幸な少女さちこと、その頭の上に浮かぶねこさまの日常をドタバタと描写。唐沢漫画としてはギャグのキレはいまいちかなーとは思うものの、さちこはわりとかわいい。とくに扉絵。眼鏡のフレームの厚みを立体的に描いているのがなんかいい。唐沢なをき描くところの女の子はけっこうかわいいので、萌え度をもっと強めていってほしいなーなんて思います。

【単行本】「電脳炎」5巻 唐沢なをき 小学館 新書判 [bk1][Amzn]

 IT系のネタを使ったギャグをまあわりと普通に展開。掲載誌がビッグコミックオリジナルでおじさん向けにも分かるように描いていることもあって、内容は無難。でもまあ山本エロ子さんとか、キャラはだいぶ立ってきたんで、だんだん面白くなってきてはいると思う。

【単行本】「キーチ!!」5巻 新井英樹 小学館 B6 [bk1][Amzn]

 キーチ小学校編がスタート。これまでなんだか得体の知れない存在だったキーチだが、だいぶその存在がつかみやすくなってきた。今だ先が読めずなんともいえない感のある作品ではあるが、潜在的な爆発力はありそうなんでそこに期待。

【単行本】「高校アフロ田中」9巻 のりつけ雅春 小学館 B6 [bk1][Amzn]

 コンスタントに馬鹿馬鹿しくて楽しい。田中がアフロでなくなったり、ただ髪型変えただけとはいえ、予想外の展開もあるし。だらだらした日常をだらだら面白く読んでいける。

【単行本】「ナンバーファイブ」6巻 松本大洋 小学館 B5 [bk1][Amzn]

 カッコイイことはカッコイイんだけど、最近あまりパッとしてないかなあ。No.王をめぐって事態がいろいろ動いているが、そろそろ展開がもう少し加速していってほしいところではある。


7/3(土)……野良窪

【単行本】「不成仏霊童女」 花輪和一 ぶんか社 A5 [bk1][Amzn]

 表題作全6話のほか、4本の短編を収録した作品集。掲載誌はホラーMおよびその増刊。花輪和一らしい密度の高い作品ばかりで面白かった。とくに「不成仏霊童女」がいい。フグの毒にあたっていったんは死後の世界に行きながら、成仏できず、かといって自分の身体にも戻れなくなってしまった童女が、不成仏霊として世間を歩き回ってさまざまなものを見ていく。童女が見つめる人物たちは、主に悪行を犯しその報いを受ける。とくに二人の少女を殺したため、顔だけ出した状態で土に埋められ、「地獄汁」と呼ばれる汁を口に注ぎ込まれ続ける罪人の話とかすごい。彼が地獄に行った後は、鬼の糞壺にどっぷりつかって、身体中地獄ウジ虫にたかられて体液を吸われ続けるという苦痛を受けることになる。なんかもうそこまでせんでもってくらいなんだけど、花輪和一の場合「それはそういうものなのだ」とばかりに当然のごとく描いている。そのあっけらかんとした姿勢がなんか妙に気持ちいい。業は深いけどベタベタしたところがない。あと描写の緻密さもやはり素晴らしい。細部までガシガシ描き込まれた虫とか。

【単行本】「鬼頭莫宏短編集 残暑」 鬼頭莫宏 小学館 B6 [bk1][Amzn]

 1987年に少年サンデーに掲載されたデビュー作「残暑」、1994年の少年チャンピオンに掲載された「三丁目交差点電信柱の上の彼女」など、短編7本を収録した作品集。これはなかなか良かった。「残暑」のころからすでに今につながる作風は確立してて、甘さと切なさを含んだお話を丁寧に作り上げている。単純なハッピーエンドではなく、どこかほろ苦いところも鬼頭莫宏らしい。完成度の高い短編が楽しめるいい本です。

【収録作品】「残暑」「三丁目交差点電信柱の上の彼女」「華精荘に花を持って」「よごれたきれいな」「AとR」「パパの歌」「ポチの場所」

【単行本】「ぼくらの」1巻 鬼頭莫宏 小学館 B6 [bk1][Amzn]

 臨海学校的な教室に集まった15人の少年少女が、海辺の洞窟で出会った不思議な青年に誘われて、とあるゲームをすることになる。それは巨大ロボットを操って、迫り来る的から地球を守るというもの。最初は遊び半分だった子供たちだが、事態はだんだん遊びではすまないことに……。IKKIで読んでたときはそんなでもなかったんだけど、まとめて読むとけっこう面白い。明朗快活なロボットアクションって感じではなく、少年少女たちを残酷な運命が待っていそう。ともあれ物語はまだ序の口なんで、これからの展開を待ちたいところ。

【単行本】「フリージア」4巻 松本次郎 小学館 B6 [bk1][Amzn]

 叶が敵討ち業者として不調な状態に陥ってしまった第4巻。しかしふぬけているのとはまた違った感じで、内なる何かが蠢いているようで、焦燥感をカリカリと掻き立ててくる。不穏な雰囲気がいつもながらカッコ良い。

【単行本】「医龍」6巻 乃木坂太郎 小学館 B6 [bk1][Amzn]

 朝田の獲得を目指し彼への接近を図る鬼頭教授。そのため鬼頭は朝田を緊急救命室の手術に駆り出すが、そこで朝田は荒瀬という麻酔医と出会う。彼はかつて金のために危険な薬物を患者に投与して死なせた前歴の持ち主だが、その腕前は一級品。朝田はバチスタのスタッフとして荒瀬をスカウトしようとするが……という第6集。しっかりとドラマを構築しててグイグイ読ます。本題のバチスタ手術に向け、一癖二癖ある個性的な腕利きメンツが集まろうとしている様子も手応えあり。ハッタリもしっかり利いててキレとコクのある面白さ。

【単行本】「黄金のラフ〜草太のスタンス〜」12巻 なかいま強 小学館 B6 [bk1][Amzn]

 米国に渡ったきりたんぽの面々だが、向こうでも今まで同様の凸凹ぶりを発揮しつつ、なんだかんだと活躍していく。とにかく気楽にスルスル読めて安定して面白い。しっかりいい仕事してます。

【単行本】「デスノート」2巻 作:大場つぐみ+画:小畑健 集英社 新書判 [bk1][Amzn]

 すごく面白い。顔を知っている相手の名前を書くとその相手を殺せる「デスノート」を使って、凶悪犯罪者たちを殺害し続けるキラと、警察側の切り札であるLとの駆け引きが続く。直接やり取りするわけではなく、状況証拠やマスコミなどの情報を通じて繰り広げられる、虚々実々の心理戦はすごく読みごたえあり。キラこと夜神月(やがみ・らいと)のちょっと軽率にも見える行動は物語をスリリングにしてるし、死神のリュークの妙に憎めない愛敬のある振る舞いも楽しい。デスノートについての基本的なルールや、ライトやLの行動一つ一つに対する説明づけがシッカリされているのも良い。デスノートという一番コアとなる部分だけ大きく現実から飛躍し、それ以外の細かな部分ではしっかり理を作って、リアリティを構築していくあたりの手腕が絶妙。

【単行本】「武装錬金」3巻 和月伸宏 集英社 新書判 [bk1][Amzn]

 これもいい。武装錬金という特殊能力を使ったバトル部分の熱血ぶり、日常シーンのギャグ、両方がリズミカルに展開されててしっかりエンターテインメントしている。主人公カズキのライバ役である蝶野の変態チックなファッションとかもいいスパイス。カズキの妹や友達といったサブキャラも、出番は少ないながら元気いっぱいで見てて楽しい。

【単行本】「いちご100%」11巻 河下水希 集英社 新書判 [bk1][Amzn]

 ずいぶん長くなりましたなあ。生殺し状態が延々続いていてごちゃごちゃしてるけど、コンスタントにラブコメ的養分を摂取できるし、華やかで甘くてよろしいんじゃないでしょうか。

【単行本】「時をかける少女」2巻 作:筒井康隆+画:ツガノガク 角川書店 B6 [bk1][Amzn]

 最終巻。今風なキュートな絵柄で「時をかける少女」を漫画化。漫画技術的に「すごい!」って感じの迫力はまだないものの、爽やかでフレッシュな作画は好感が持てる。ラストも後味良くまとめてて悪くない。

【単行本】「低俗霊DAYDREAM」6巻 作:奥瀬サキ+画:目黒三吉 角川書店 B6 [bk1][Amzn]

 今までにも増してやっかいそうな事件の中で、ミサキの口寄屋としての力量が問われる展開。今回のお話は途中までちょっと全貌が分かりにくかったかなとは思うけれど、ギチギチ緊張感はあって読みごたえは十分。


7/2(金)……墓場から攻めたり

▼職場であるマンションの一室に、前から一匹の蜘蛛が棲みついている。本当に一匹なのかどうかはよく分からないのだが、複数いっぺんに見たことはないので、まあ同じ個体なんだろう。蜘蛛は益虫だから殺すまいとか思って放置してままけっこう長い付き合いになっているのだが、最近はどうも慣れすぎたせいか、こちらの目のつくところにしょっちゅう出てくる。とくに液晶ディスプレイの上は暖かいからかお気に入りのようで、仕事をしていると画面の上をちょろちょろ這い回るのでなんかすごく気になる。蜘蛛のいるあたりでマウスカーソルを忙しく動かしてみたが、どうもあんまり効果はないようだ。親しき中にも礼儀あり。仕事中は遠慮していただけるとありがたいのだが……。

▼未読物
【単行本】「いちご100%」11巻 河下水希 集英社 新書判 [bk1][Amzn]

【雑誌】アックス Vol.39 青林工藝舎 A5平 [bk1][Amzn]

 今回の特集は杉作J太郎。「男の墓場プロダクション」という制作会社を作り「任侠秘録 人情狩り」という映画を録ったそうなので、それを記念して特集。しかしその映画は公開劇場も決まってないらしい。ちなみに内容のほうは、杉作J太郎の対談が中心。林静一に対してもモーニング娘。の加護ちゃんについて力説したりする杉作節が素晴らしい。この人のコラムは読むたびに天才だと思う。

 衿沢世衣子「オオマチヨイグサ」。弱小編プロに勤める女性が、コンタクトを流してしまい急場しのぎに祖父の眼鏡をかけてみたら、そこに見えるはずのないものが見えて……というお話。のんびりとした雰囲気が気持ち良く、淡々とした絵柄もなかなかのもの。藤枝奈己絵「ゴーゴー!!アベレージ」。平々凡々としたガチャ目の男子学生・安部澪ニのどうでも良い日常を描いた脱力感のある漫画。別段大したことをするわけでもないが、そこはかとなくヘンなノリが面白い。個性的な描き手だと思うので、このまま定着してどんどん描いていってほしい。福満しげゆき「僕の小規模な失敗」。片想いの相手にストーカー扱いされて(ていうか彼の行動もストーカーそのものだったのだが)、落ち込みまくる主人公。鬱々とした状態ではあるんだけど、別に読んでいる側はダークにならない。そこがいい。

【雑誌】コミックバンチ 7/16 No.31 新潮社 B5中

 作:江戸川乱歩+画:木暮峰「名工のカタルシス」。ついに椅子職人の桐畑が、椅子の持ち主である女性小説家とご対面。その出会いは、椅子の中にこもるという彼の奇妙な趣味をさらに進行させてしまいそうで……。なまめかしい作画が官能的で今回も良かった。

【雑誌】コミックメガストアH 8月号 コアマガジン B5平 [定期購読:eS/Fujisan

 RIKI「なかだしラブリー」。最近けっこう注目中。やたらめったらいろんなところにキラキラした輝きの描写を入れまくるエッチシーンがすごい独特。乳もちんちんもやたらキラキラ。それから「しゅごいっおくまれはいっちゃっちゃあ」「あぁんっはんはにゃあーん」「いいこいいこでちゅねぇん」といった脳味噌のトロけたような喘ぎ声も強烈。へその下くらいまでまくれたパンチラとかもなんか、必然性とかスカッとぶっ飛ばしてて楽しい。今回はモノクロだけど、カラーのときにより威力を発揮する作家さんだと思う。きのした順市「川辺の物語」。田舎に規制したあんちゃんが、幼なじみの年下の女の子と川辺で結ばれるというお話。ぷにぷにしまくったボリューム感のある健康的な肢体が魅力。ちょいと太いくらいが好きって方はぜひどうぞ。

【単行本】「ゆびさきミルクティー」3巻 宮野ともちか 白泉社 B6 [bk1][Amzn]

 ハハハ。面白いなー。由紀くんが、幼なじみのひだりちゃん、クラスメートの黒川水面さんのどちらを選んだらいいかでぐじぐじ思い悩む青春ラブストーリー第3巻。由紀は虫も殺さぬような顔をした美少年ながら、どっちにも気を持たせた状態をキープしててなかなかに罪作り。なんかもうこれでもかこれでもかと甘く切ない恋愛模様を描いてて、くわーっとしびれる。あと独特のせりふ回しのこっぱずかしいまでの甘酸っぱさにもノックアウトされる。シューガトークとか。

【単行本】「ちょこッとSister」2巻 作:雑破業+画:竹内桜 白泉社 B6 [bk1][Amzn]

 人の良い一人暮らしの青年・川越のもとに突然ふってわいた「妹」のちょこ、それから川越に恋するアパートの管理人さん、川越の想い人である花屋の綾乃さんの4人を中心に、おだやかな日常が展開。なんか元婚約者への想いを引きずっている綾乃がらみで波風は多少あるものの、基本的にはほのぼの。竹内桜の作画はますますうまくなってて、女の子たちがたいへん華やか。いやーみんなかわいくてきれいですなあ。とくにいいのがアパートの管理人さん。内気で巨乳なめがねっ娘。この娘さんが一番オトメチック。ちょこは浮き世離れしてて何を考えているのでよく分からないが、とりあえずこちらも無邪気で良い。ゆるゆるとときめきのある日常を、萌えやらトキメキたっぷりに描いた一作。ちと都合が良すぎなところはあるものの、ラブコメは好きだし、甘いけれども爽やかな絵柄のおかげでいくぶん脱臭されてるところもあるし、まあ楽しんで読めます。

【単行本】「姉と眼鏡とミルク」 RaTe 富士美出版 A5 [Amzn]

 読んで字のごとし。タイトルそのまんまの内容。めがねの姉にぶっかけるというお話がてんこ盛り。RaTeの描く女の子は、ほっぺたとか肉付きがもっちり。今菓子パンとかでもちもち感を売りにしたものがけっこう流行ってるようだが(←というのはどうでもいい前振りではあるが)、この質感は好き。なんか見てて妙に気持ち良い絵柄だと思う。あとときどき上連雀三平ライクな、姉と弟がごく当たり前にやってる世界観とかを展開してるのも楽しい。基本的にキャラクターたちがみんな楽しんでやってる感があるので、気軽に読んでいける。ただときおりエッチシーンではめがねを外してしまう作品があるのは、めがね好きな人には減点ポイントかもしれず。

【単行本】「モモ色クリニック」1巻 ジェームスほたて 少年画報社 B6 [bk1][Amzn]

 さまざまな性に関するお悩みを、ちゃらんぽらんな感じのドクターと、美人ナースの桃子が解決〜というお気楽エッチコメディ。明るく軽く、ストーリー的にはどうってこともないが、ジェームスほたてならではのむっちりむちむちした女体描写がエッチ。画面の密度が高く全体としてはゴチャゴチャしてるんだけど、色っぽく見せたい部分を大胆にアップにする構図のおかげでインパクトあり。サービス満点できっちり使える作品。


7/1(木)……シールを強いる

▼本日購入したポプリクラブを読もうと思ったらなんか本が開かない。なるほど、これが例の成人誌用の封印シールかー(→参考リンク:毎日新聞のニュース)。ここ数日、コンビニ売り系のエロ雑誌は買ってなかったので今日が初遭遇。個人的には漠然と、「封」とでも書かれたシールが貼られるのかななどと思っていたのだが、実物は透明な幅広のテープだった。パッと見目立たないから、読み始めるまで気づかなかった。雑誌の表紙が破れるとかいうのはあまり気にしないたちなんで、中身がいくらか確認しやすいこっちのほうがビニールパックよりはいいとは思うけれども、存在が分かりやすいように透明じゃなくてなんか色でもついててほしいところではある。でも1冊1冊手作業で貼ってる人の苦労を考えると、あまり面倒なこともいえません。ホントお疲れさまです。

【雑誌】コミックバーズ 8月号 幻冬舎コミックス B5平 [定期購読:出版社

 このところ自宅近くの書店で見かけなくなってきたので、巻末綴じ込みの振込用紙を使って定期購読の申し込みをしておいた。幻冬舎コミックスの直販は送料かからないし。それにしても幻冬舎コミックスは自前でオンラインショップ持ってるんだから、そっちでクレジットカード決済による定期購読の注文もできるようにしておいてくれると楽なんだけど。

 南京ぐれ子「あかてん☆ヒーロー」。ゆーじに告白した後、彼の前を去ったまゆらだが、なくしたツノを取り戻す方法が明らかに。次回あたり最終回ですかのう。バーズ初登場の秋吉風鈴「怪奇・妖怪図書館」は、図書室に済んでいる妖怪少女と、よく図書室にたむろっている少年少女によるドタバタ。キレのいいシャープな絵柄の持ち主でなかなかうまい。バーズの誌面にも合った画風、作風だし、そのうち連載もやってほしいもの。

【雑誌】近代麻雀 8/1 竹書房 B5中

 作:小池一夫+画:ふんわり「花引き−ヴォルガ竹之丞伝−」。ははは、しょーもない。ヴォルガ竹之丞のパートナーである女の正体がまさかそんなもんであろうとは。本当に麻雀の腕は二の次っぽいなー。天獅子悦也「むこうぶち」。今回出てきた名前は晴男だけど雨になると強いおっさん、出てきた瞬間からズタボロムードぷんぷん。やめときゃいーのに。

【雑誌】ビジネスジャンプ 7/15 No.15 集英社 B5中

 ヤングジャンプで連載されていた作:金成陽三郎+画:山口譲司「民俗学者 八雲樹」がこちらに移籍して新連載。同出版社とはいえ、系列の違うビージャンに移ってきたのはけっこう意外。甲斐谷忍「ONE OUTS」。右手に死球を受けた渡久地が翌日に先発登板。絶対絶命に思われたが、意外にもなかなか打たれず、オーナーたちが渡久地の策略にまんまとハマっていくという展開。種明かしがどうなるのか気になるところ。

【雑誌】モーニング 7/15 No.31 講談社 B5中

 王欣太「蒼天航路」は、漢中に侵攻した劉備軍が、定軍山で夏候淵とあい見える。夏候淵としてのエピソードとしてはクライマックス。どのような闘いぶりを見せてくれるのか楽しみ。山田芳裕「ジャイアント」。タカとジャイの最終決着。ものすごくダイナミック。でもこれって守備妨害にはならんのかな。まあ細かいことはいっかー。いわしげ孝「まっすぐな道でさみしい」は最終回一つ前。ついに目指していた境地にたどりついた山頭火だが、心が澄み渡るのと同時にどうしようもない孤独さも感じる。なかなかジーンとくるものあり。さて次号どう締めくくるか。作:西村ミツル+画:かわすみひろし「大使閣下の料理人」。江口のプロポーズに対して愛は……ということで、江口&青柳愛編はこれにて一区切り。かわすみひろし独特の女性キャラの魅力がしみわたるエピソードでありました。三宅乱丈「大漁!まちこ船」は本当にヘンな漫画。マグロの餌・まちこは一体何者なのか。鼻毛バリバリなマグロ漁師の存在感も凄い。なんか毎回力技で笑わせられている。

【雑誌】ヤングサンデー 7/15 No.31 小学館 B5中

 窪之内栄策がヤングサンデー初登場。4週連続で計130ページ。「ラプラス」。メチャメチャ運は悪いんだけど、なぜかジャンケンだけは負けたことがない、そんな少女の不思議な物語。清涼院流水の「全日本じゃんけんトーナメント」[Amzn]みたいな感じになるのかなあ。作:七月鏡一+画:藤原芳秀「闇のイージス」。ちひろと亜紀、二人の少女が萌えますなあ。

【雑誌】ヤングジャンプ 7/15 No.31 集英社 B5中

 山花典之「ひみつのルージュ」。途中でヒロイン交代というびっくりなリニューアルをした本作だが、それも及ばず最終回。んー、やっぱり不完全燃焼な印象。なお6日発売予定の漫革に特別編が掲載予定。作:村上龍+画:梅沢俊一「69」。主人公の通う学校の校長が、なぜかいましろたかしの描くおっさんのような顔をしててちょっと笑った。

【雑誌】週刊少年チャンピオン 7/15 No.31 秋田書店 B5平

 佐渡川準「無敵看板娘」、桜井のりお「子供学級」、おおひなたごう「フェイスガード虜」、浜岡賢次「元祖!浦安鉄筋家族」、やぎさわ景一「ロボこみ」、今井智文「柔道放物線」とギャグ漫画陣が揃って安定した面白さを発揮。ちょっと前まではこれに施川ユウキ「がんばれ酢めし疑獄!!」があったのだから大したもの。でももしかすると爆発力では水島新司「ドカベンスーパースターズ編」のほうが上かもしれず。来年はスーパースターズとアイアンドッグズを合併させてドカベンオールスターズを作るといいと思う。

【雑誌】ポプリクラブ 8月号 晋遊舎 B5中

 へかとん「Eternal Homework+」は、5月号掲載「Eternal Homework〜永遠の課題〜」の続編。フマジメでエッチな男子と、彼にベタボレなカタブツめがねっ娘委員長のラブラブ話。今回は委員長がメイドさんコスプレ。うーんかわいい。ツンとした命令口調なんだけど、メロメロなのが分かりやすすぎるところが萌える。パニックアタック「すてきな恋のみつけかた」も特別編としてちょっとだけ復活。ポプリ100号記念ということでそういう漫画を一発。なおパニックアタックのポプリでの次回作は読切で夏頃(もう夏のような気もするけど)、新連載も年内スタートを目指して企画進行中だとか。

 なぎさわゆう「ちびっこ若さま」。学生である主人公とロリロリな若奥様の、愛とHのある暮らし。明るくキュートな絵柄でほのぼの。星逢ひろ「夢見る線路」は転校生の少女と大人しいちびっこ男子のひと夏の恋を描いた作品。切なく甘くきれいな仕上がり。安定感バッチリ。井ノ本リカ子「LOVE STORE」は風俗のお店を舞台にしたシリーズ。なぜかおねーさんを愛撫してイカせるだけで、自分はHをしようとしないお客さんに、おねーさんがおねだりしてみるというお話。こういうこといわれたらまあ男は通いつめますわなあ、ってな感じ。BENNY’S「ディア・シスター」前編。恋人ができたらしい姉の姿に悶々とする弟さん。井ノ本リカ子、BENNY’Sともに包容力のある年上の女性系のお話がうまい。あとこのほか、この雑誌は宮崎真耶、吉川かば夫、どざむら、大林森……と安心して読めるけれど個性派って人が多く毎度楽しい。


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