購入物件@2001年11月18日コミティア
2002/1/6読了分
【同人誌】「Glasses Book 2001」 <いしらばすっ>
「秋だ! 一番!! メガネくん祭り」というサブタイトルのつけられた本で、西尾ちゃちゃを中心に、九谷イナゲ、御茶まちこ、たむらゆうこ、Nie、竜田しう、石井美凜、さくらのりたか、三五千波、ein、山川直人、山名沢湖が漫画を寄稿。男によるめがねっ娘に対する愛情は根強いものがあるけれども、女の子側からのメガネくんへの愛情というのもまた深いものがあるのだなあと思う1冊(まあ執筆陣には男性もいるけれども)。それぞれのスタンスに差はあるけれども、みんな「メガネくん」を共通テーマに好きなように描いててなかなか楽しい。
2002/1/2読了分
【同人誌】「しろい雪くろい雪」 入江アリ <にら>
素晴らしい。このコミティアで買った本の中ではNo.1かもしれない。病弱な姉と、彼女のために毎日病室に通い続ける少年を描いた44ページ。直接描かれることはついにないし、それらしいことを口にすることさえほとんどないものの、二人がお互いに慕いあう秘めた想いが切々と伝わってくる。とはいえ安い姉弟恋愛モノになることはけしてなく、表現にはさりげなく絶妙に抑えが利かせてあってなんとも奥床しい。万感を込めて押し出されたような、ラストシーンのセリフにもグッときた。しかも非常に読みやすい。作画も含めて、透き通るような美しさに強く心動かされた。
【同人誌】「新世紀ほのぼの船長」 淵 <すこやかな船長>
素晴らしきかな船長ワールド。半裸でもみあげの濃いおっさん「船長」の不思議な脳内世界が染み出してきて、ぐるりんぐるりん展開する。手の平サイズのちびっこ河童を手に入れて溺愛する船長。なめまわすように愛でまくり、身悶えする船長。たいへんうっとうしいけどそれがいい。あふれ出すような恋慕の情がいい。船長マイラブ。こんなものを描く淵は特異な才能だと思うけれども、「今までのドロドロ暗い船長」の本と生原稿を捨ててしまったという記述は許し難い。そんなことするならくれ〜とか激しくきぼん!
【同人誌】「新聞配達と夜の国」 krbk <ペンキヤ>
【同人誌】「penkiya3」 krbk <ペンキヤ>
清涼感のある作画が実に美しい。実は本気で「この人、スタジオジブリで仕事やってるんでは?」とか思って作者のWebを確認しにいってしまったくらい(違うっぽいけど)。絵本っぽい作りの郵便配達と夜の国」、3人の少年少女が100円玉を拾った不思議な夏の日のできごとを描いた「penkiya3」の「かえり道と100円玉の話」、どっちもいい。キャラの造形、自然描写の美しさ、ともに満足が行く。「かえり道と100円玉の話」は時間がなかったのかまだ仕上げがされてないコピー本だけれども、それでも雰囲気は十分伝わってくる。うまいな〜。
【同人誌】「MayDay」 西村竜 <Universal Kidology>
7ページと短いけどいい。肝腎なことをズバリ描くわけではないが、日常風景から入って最後にしんみりさせる、きれいなお話に仕上がっている。この人は腕を上げてきてるなあ。昔は背景が定規によるカクカクした線のものが中心であんまりうまくなかったけど、最近では背景の描線がフリーハンドになってその分、この人ならではの味が出てきてずいぶん良くなってる。
【同人誌】「POT THE ONEDAY」 上倉旧 <ロボ音>
ポット(お湯を入れるポットのことね)をいつも持ち歩いているポットくんの一日をおっかけるという1999年7月18日発行の「POT THE ONEDAY」と、ポットくんがどこにでも現れる不思議なタクシーとその運転手につきまとわれて不思議な想いをするという2000年5月5日発行「V.I.P.」を1冊にまとめたもの。欧風な雰囲気のある作画、それから飄々としてて心地いいお話の展開など、全般にとてもセンスがいい。
【同人誌】「地球の生活」 山川直人
山川直人ホームページで連載されていた、ユーモラスでいつも眠そうな顔した火星人の生活覗き見漫画。見慣れてくるうちにだんだんこの火星人がかわいいやつに思えてくる。この作品でもやはりカケアミなど、画面の質感がすごくいい。
【同人誌】「Cotton2」 紺野キタ <Sally Gardens>
【同人誌】「ヨミビトシラズ」 紺野キタ <Sally Gardens>
端整な紺野キタ漫画。これだけ完成されて、均整のとれた少女世界の描き手というのはあんまりいない。不浄なものの存在しない、非常にストイックな世界。キラキラと眩しい。夢見るような感じでもある。
【同人誌】「BURIAL」 きづきあきら <GRAIL>
1999〜2000年に発行された同人誌の再録本。全部読んでるけど、改めて読み返してみても面白い。主ロク作品は「死の聲」「春にして君を想う」「まほうのめがね」「たのしいなつやすみ」「針とオレンジ」。切り絵のようにカチッとしているけれども、しっとりとつややかで艶めかしくもある作画と、ほのかなエロス、背徳、恋心、切なさなどいろいろなものを織り込んでしっかりと構成されたストーリー作りにはやはり感心させられる。今後同人活動は無期休眠とのこと。惜しい。けれども今後も、たぶん商業誌での作品発表をにらんでだと思われるけれども、レベルアップを目指してるみたいなことは書いてあるので今後も楽しみにしてます。
【同人誌】「Daryl Mercury episode 001」 TOM.Ichikawa <STUDIO DOUBLEMOON>
【同人誌】「SOMEWHERE OVER the MIDNIGHT KINGDOM」 TOM.Ichikawa <STUDIO DOUBLEMOON>
【同人誌】「LE ROI TRISTE」 TOM.Ichikawa <STUDIO DOUBLEMOON>
CGをモノクロに落としてるのかな? ちょっとくすんだトーンの質感がとても美しい。表紙の装丁も作品のイメージとすごくよくマッチしていて全体に非常に美しい。線のほうもきれい。お話はファンタジーテイストなモノがメイン。「Daryl Merculy episode 001」は学問好きで断固たる哲学を持つ青年医師ダリル・マーキュリーの日常をユーモラスに描いた作品。「SOME WHERE OVER the MIDNIGHT KINGDOM」は夜になると走り回る子供たちとその父母を描いたちょっと不思議なお話、「LE ROI TRISTE」はとある地方に訪れる長い夜と忽然と現れた少年を描く。しんしんと静謐なファンタジー。
【同人誌】「部品くん(1)(2)」 <ハムくまズ>
機械のような生命体がのんびりと暮らす小さな星に住んでいる部品くん。彼は最初はほかの個体たちと同じように思われていたけど、実は身体に接続端子が存在し、何かの部品であったことが判明。自分はなんの部品だったかをたずねて、部品くんの冒険が始まる……といった感じのお話。部品とはいってもあんまりメカメカしくなくて、形状は丸っこい。ほのぼのとして軽やかで、かつ優しい雰囲気にあふれた作品。第3話で完結らしい。次回も楽しみ。
【同人誌】「EAT再」 笹井 <ガソリン>
なんか最近、コミッカーズでインタビューされたりしてる笹井さんとこの本。 この人の本はいつもいろいろお遊びの仕掛けがあって楽しい。「EAT」は読んだことあったけど、この本のメインである「EAT再 かなしくなって1回休み」は持ってなかったみたいだったので購入。今回の仕掛けとしては双六。かっこいいタッチとかわいいタッチ、両方とも使いこなして楽しそう。切って使うのがもったいない。本のほうには「遠慮せずに切って使え」と書いてあるけど、なかなかふんぎりが。
【同人誌】「ヒーローモノ」 らいだゆず <HATAHATA>
コミックフラッパーで活躍中の新居さとしであると思われるところのらいだゆず。この作品は脱力ヒーローモノとでもいいますか。6ページしかないけどいい感じに明るくてマイペースで楽しい。自分の世界をしっかり持った人だ。
【同人誌】「姫テレビ」 Sail/NOISE YUUKI
【同人誌】「HIMETV2」 SaiL/みづしま亜留
お姫様をテーマにした本。絵がいずれもかわいく、完成度が高い。ラブコメチックな話からコメディ、日常系なお話とけっこうバラエティに富んでいる。Sailはお人形さんのような造形のキャラクターでちょっぴり水野純子を思い出すような感じ(あちらよりはずいぶん健康的だけど)。NOISE YUUKI(幽鬼雑音)は目の光の描き方とかが瑞々しくペンタッチがきれい。みづしま亜留はなんだかほのぼのとしたお話。まとまりのいい絵が心地よい。
【同人誌】「SF2001 きんきゅうれぽーと」 はしもとさちこ
「SF少女エス子ちゃん」とかを描いているはしもとさちこによるSF大会レポート。家族みんなで繰り出しててほのぼのしてますなあ。この人の漫画は非常に暖かくて楽しそうで好き。SF大会は行ったことないけど、がちゃがちゃと面白そうな様子は伝わってくる。
【同人誌】「ガープス・ルナル・リプレイ(1)」 まっさお このき <ぷろぽりす2>
テーブルトークRPGのリプレイ本。TRPGは高校生のころちょっとやったっきりでそれ以降は縁がないのだが、なんとなく楽しそうな絵柄&雰囲気だったもんで。
【同人誌】「Macな生活」 藤井ひまわり <ひまわりデザイン事務所>
Mac Peopleに連載された1ページのMac漫画を集めたモノ。フルカラー。この人の明るい絵柄でフルカラーというのはたいへんおめでたい感じがしていい。
【同人誌】「東京冥途綺譚」3 除虫菊 <練馬交通公社>
くすぐるようで軽やかなメイドさんギャグ漫画。以前はかなり原律子っぽかったんだけど、今回はもう自分の味という感じ。メイドさんが干し柿を作る話とか、ほのぼのしてて楽しい。
2002/1/1読了分
【同人誌】「みのりお正月を行く」 上中里夫 <仕立屋とねこ>
【同人誌】「みのり夢の国を行く」 上中里夫 <仕立屋とねこ>
【同人誌】「ロボットケンチャンの一日」 上中里夫 <仕立屋とねこ>
とてもうまいと思う。描線は筆ペンかなんかだと思うんだけど、独特の暖かみがある。で、みのりちゃんという少女のが続き夢で見た光景を描いていく「みのり」シリーズのほうはたいへんメルヘンチック。外国の新聞漫画風な構成に、和風な味わいがうまいこと溶け込んで、楽しいおとぎ話となっている。「ロボットケンチャンの一日」は、AIBOみたいなメカペットの「被造物」ケンチャンの道中を描いていく。こちらも絵本のよう。きちんと引いたカットや風景描写をうまい具合に差し挟んで、お話をさりげなく分かりやすく見せているコマ割り、構図取りなんかも何気にうまい。
【同人誌】「ビスケ毒本」 鵜匠カシヲ <赤色オレンヂ>
【同人誌】「菊男ちゃんの大人のおもち屋」 鵜匠カシヲ <赤色オレンヂ>
この人の作品は相変わらずドラッグのようで、読むとクラクラ〜っとする。「ビスケ毒本」では、「しけている」に出てくる額に「まむし」と書いた嫌味な宇宙人・レティクル星人の嫌味さ加減がいい具合に頭を沸騰させてくれるし、「二度焼けグソ」の突然の叫びもエネルギッシュなことこのうえなし。菊男ちゃんの後頭部のカリアゲぶりを見ていると、いつも不吉な気持ちになる俺。
【同人誌】「ねむの鈴」 中田歩美 <天羅万象>
スッキリしたきれいな絵を描く人だなあと思った。そんなに線は多くないけど美しい風景描写とかも良い。お話としては、ヨーロッパ中世っぽい田舎の村が舞台で、子供たちが穴から出てきたむにょむにょしたヘンな生き物の息子を探してあげる……という感じ。他愛ないエピソードではあるけれども楽しい。かなりうまいと思うんだけど、商業誌では描いてないのかな〜とか思ってWebを覗いてみたところ、絵のお仕事もちょろちょろやっているとか。どこらへんだろう。
【同人誌】「瓜頭(後)」 弘岳粟高 <あわたけ>
成年漫画としての「瓜頭」シリーズはこれが最後とのこと。このシリーズは商業誌掲載作も含めて7本になったそうだけど、なんか最近とみにエッチになってて個人的にはかなりソソられるものがあった。いつも書くことだけど、あんまりエロっぽすぎないいかにも普通っぽい女の子が、思いもよらず大胆なエロ行為を進んで受け入れているような風情がいい。あとSF風味も隠し味として効いている。この人の本は、同人誌だととくに自分の世界を濃厚に作れてていいなと思う。
【同人誌】「記憶のホノーリア」 三島芳治 <つゆくさ>
【同人誌】「定型集」 三島芳治 <つゆくさ>
【同人誌】「つゆくさ(一)改訂版」 <つゆくさ>
【同人誌】「つゆくさ(4)」 <つゆくさ>
「つゆくさ(一)改訂版」と「つゆくさ(4)」は、本当は2001年9月のコミティアで購入したもの。三島芳治については、ここしばらくのコミティアで見つけた人の中では最も面白い才能の持ち主という感じがする。一環して記録することをテーマとした作品を描いていて、記録をとるという行為の不思議な実生活の感覚とのズレみたいなことを描いている。この絵もラフなようだけど、不思議な感触のある味わい深いもので、何か「ポツンと佇んでいる」という雰囲気がある。今回読んだ中では「つゆくさ(4)」収録の「原子爆弾ノート」が印象に残る。とある町の近くに停泊した外国の船に積まれていた原子爆弾。何かすごいことが起こるわけではないが、風景の中に佇む丸いもの。それを見つめ続ける女の子。彼女の、何か主観を付け加えるわけでもなくただ見つめているだけといった感じのフラットなまなざしがとても印象深い。
【同人誌】「好意更衣行為」 佐藤直大 <エレキ天国>
正義の戦士E・Q(エレクトロ・キューティ)として活躍しているクラスの女の子に憧れている少年が主人公。彼はかわいい女の子のかわいい格好が好きで、エレクトロ・キューティの衣装にもぞっこんほれ込んでいる。美少女戦士モノっぽいヒーローものをやりつつ、実は服の話のほうがメインであるっていう視点が面白い。あと絵柄も健康的で元気良く、全体に微笑ましい、後味のいいお話になってる。
【同人誌】「B.O.D vol.7」 TAGRO/巨匠市川大先生 <放送塔>
TAGRO「DRUG SCORE」は、ビタミン剤などの薬に頼りきって生きている女性と、その知り合いの男が酒を呑む4ページ。へろへろになって呂律も回ってない女の子が可愛かったりするけど、とてもとても危なっかしくもあり。4ページと短く日常風景だけでありながら、スリリングなものも感じさせる一作。巨匠市川大先生「バナナブレッド2001」「愛のソビエト」。愛の物語ではあるけれど、微妙に馬鹿馬鹿しかったりしてけっこう面白いと思った。
【同人誌】「魔法デ学校ナ話。」 青三太 <空走計画>
ラフだけど軽やかな絵柄がわりと良い。お話的にはも少し整理されてると読みやすそうなんだけど。でも楽しそうに描いている感じはする。
【同人誌】「every day」 ピコピコリョウ <ぴこぴこ。>
うまいなあ。絵はすごいシンプル。でも一本一本の線にセンスと暖かみを感じる。お話はとある女の子の大したことない日常の淡々とした描写。ネーム、それから事象の切り出し方がとても詩的で非常にいい雰囲気。ニューヨークのツインタワー崩壊がモチーフとして出てきているのだけど、それは非常に控えめで、しかも印象的な扱い方となっている。いいですなあ。なかなか絵を見ないと伝わりにくい作風だと思うので、とりあえず作者ページにリンクはっときます。
【同人誌】「地獄のレイダース」 N田/梅/小田/回腸 <みりめとる>
ゆかいゆかい。とくに小田扉の「コスプレキャプターゆいか 第六話お見事ですバビル様」。バビルII世の横にいる黒ヒョウによる繰り返しギャグが、回を重ねるごとにおかしくなってきて最後はもう爆笑。素晴らしいテンポの良さだ。そしてローラースケートレース中の女の子のお話、「エレクトロねえちゃん」も妙な感触。こんだけ適当に描いて味が出る人もなかなかいない。やっぱり小田扉は、ペナペナのコピー誌が最もよく似合う。
【同人誌】「ピクニックatマウント・フジ」 星園すみれこ <テヲレマ館>
太い切り絵みたいな線で、ホラー系の不吉な作品を描く人。でもなんか妙にサバサバした感じがするのも味。
【同人誌】「キャメルクラッチ」 袴田めら <逆ギレ刑事>
乱暴でガサツな家出少女にふと出会い、彼女に引かれていく男子。実は彼女は彼のクラスにやってきた転校生で……という感じで始まる軽やかなラブコメ。男女両者とも初々しさがあって微笑ましい。
【同人誌】「RETURN MATCH翔子 RE-PROLOGUE」 高山瑞穂 <學茶無館>
いやあ久しぶりに読んだなあ。6年間も中断していた「RETURN MATCH翔子」がついに復活。2001年8月12日発行だから夏コミの新刊である模様。この作品は、女子走り高飛びの選手である主人公・翔子が怪我、ドーピング疑惑から再起を目指す……という物語。清涼感のある絵柄で、商業誌連載作品顔負けの力の入ったスポーツ漫画となっていて、すごく好きな作品だったのだ。もともと同人誌連載作品だったけれど、後にラポートから単行本化されたほど。ここまでの話を知りたい人は単行本を探してみると良いと思う。Amazon.co.jpで調べてみたら、いちおう「お取り寄せ」となっていたのでまだ新刊で手に入るのかもしれない。
【同人誌】「Night-Marchenの幻想雑誌 2001.11.18版」 村山慶 <Night-Marchen>
これまで小型の判型で4コマ中心に活動していた村山慶だが、今度はB5サイズでコマ漫画に挑戦。まだ慣れてないせいか、4コマでやっていたときの何か妙に落ち着いた述懐調のセリフ回しなどの魅力は出てないかな。も少し思い切った引きのカットを入れて状況を分かりやすくするなど、いろいろと手を加えるべきところはありそう。ラストのページは、この人らしい持って回ったようなセリフ回しの魅力とかよく出ているように思う。こんな調子で全編描いちゃっても良かったかも。面白いセンスの持ち主だと思うので、今後のチャレンジにも期待。
【同人誌】「HARMONICS」 鈴木ちょく <直立不動産>
相棒の裏切りに合ったバンド青年が、やけになって河原でギターを弾き狂っていたときに出会った女性サックス奏者。二人は音楽を通して引かれ合い、一度は離れてまた再会……という青春物語。しっかり読める爽やかな作品。キャラクターの表情がイキイキしてていい。
【同人誌】「残響音」 金子浩之 <金子庵>
【同人誌】「さよならだね。」アルファお試し版 金子浩之 <金子庵>
【同人誌】「Fool book」 ぐっち/とりかんえ〜 <アガリクス>
たしか「Fool book」は「残響音」「さよならだね。」を買ったときにおまけでくれたものだったと思う。金子浩之の作画は鉛筆描きのスッキリしたもので、なかなか心地よい。カケアミは好きなのだ。「残響音」のほうは、転校生の少年と、ちょっと不思議な感じのする写真好きな少女が出会い、そこから彼女の気持ちがだんだん見えてくる……みたいなお話。「さよならだね。」はアルファお試し版ということでまだ完成されてないけど、ラブコメチックなお話になりそう。両方とも爽やかで読みやすい。
【同人誌】「ぴあのno気持ち7」 石川ひでゆき
ああ、けっこうエッチだ。ぴあのちゃんのお嬢さまっぽさと絶妙な軽さがいい。運動会で障害物競走。障害をくぐり抜けるたびに脱げていく体操着。これだ、これだよ。昔の月刊少年誌に載ってたH少年漫画の馬鹿馬鹿しさが石川ひでゆき漫画には今も息づいている。素晴らしい。