2001年11月下旬


11/30(金)……スキマトキメキトキス

タグ&パックフォーラム
 大手書店が共同で、コミック出版社に対して万引き防止のためのソースタギングとソースパッキングをしてくれと訴えかけるフォーラムを作った模様。そのホームページが11月30日から公開。つまり「書店側でいちいちパッキングするのはタイヘンだから、出版社さんのほうでちゃんとやっといてくれ。それが売れ行きにもつながるよ」というのが主張であるらしい。書店側の言い分も重々分かるところではあるのだが、出版社側の「ビニールパックをしないで拡販してくれ」という意見のほうが、読者としては納得できるけどなあ。どっちにしても効率性を考えれば、選択肢は「出版社側で全部パッキング」もしくは「まったくパッキングしない」のどっちかだろうな、と思う。

▼未読物
【雑誌】ラッツ 1月号 司書房 B5中
【雑誌】エンジェル倶楽部 1月号 エンジェル出版 B5平
【雑誌】絶空 VOL.04 笠倉出版社 A5中
【単行本】「セクシーボイスアンドロボ」1巻 黒田硫黄 小学館 [bk1]
【単行本】「くまボン」 立沢直也 リイド社 [bk1]
【単行本】「最愛少女」 高岡基文 ヒット出版社 A5 [eS]
【単行本】「藍より青し」7巻 文月晃 白泉社 B6 [bk1]
【単行本】「吉浦大漁節」 たくまる圭 白泉社 A5 [bk1]
【単行本】「ハニー・クレイ・マイハニー」 おがきちか 少年画報社 B6 [bk1]
【単行本】「地球美紗樹」2巻 岩原裕二 角川書店 B6 [bk1]

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ増刊 IKKI 1/1 No.7 小学館 B5平

 毎回、見どころがいっぱいある。もうありすぎるくらいで疲れてしまうほどだ。今回も新たに宇仁田ゆみ、菊池直恵の新連載が始まったほか、三宅乱丈、西風、福島聡の読切が掲載。まず読切、福島聡「UFO」が注目。若者の暴力により妻を失った男が、抜け殻のようになる。やり場のない感情の行き先を見つけようとしてさまよう。実にシビアで読みごたえがある。作画も素晴らしいし、緊張感のある画面作りなど漫画的基礎体力にズバ抜けたものを感じる。三宅乱丈「ある日突然超能力者」は、クラスの中では目立たないで、自分が超能力者になったときのことを考え続けている少女のお話。妄想と現実をまぜこぜにしながらトリッキーに展開していく物語は、事件的には大規模でないながらも綱渡りのようにスリリング。うまい。西風「蛇女」は、まあ車も出てくるけどミステリアスな女性を描いたホラー的なお話。

 宇仁田ゆみ「スキマスキ」。ビルの間など、隙間からモノを見るのが大好きな男と、カーテンの隙間からいつも彼に覗かれている女。とりあえず第1回めは男のほうをメインに始まった。この二人がこれからどのようにからんでいくのか、楽しみなところ。それから菊池直恵「鉄子の旅」は、菊池直恵が鉄っちゃん二人に引き回されて久留里線全駅制覇につき合わされる旅行漫画。なんだか迷惑ながらも楽しそう。それから連載終了も。松永豊和「エンゼルマーク」とさそうあきら「富士山」。両方とも単行本化予定。既存の連載陣、松本大洋、林田球、唐沢なをき、山本直樹、比古地朔弥、松本次郎……といった面々もやはり面白い。いやあ濃いですわ。単行本で一気読みしてこそ、ってな感じの力入った作品多し。

 で、11月30日にIKKIコミックスが創刊。本当は予約で買っときたかったんだけどbk1の予約欄になぜかなかったのでしょうがないから書店で購入。でも地元書店ではあんまり置いてない。というわけでアキバのとらのあなに行ったけど、稲光伸二「フランケンシュタイナー」がない。店員さんに聞いたところ入荷してなかったらしい。どうもIKKIコミックス初回配本分の中でも「フランケンシュタイナー」は入荷量少ないっぽいな。

 そんなわけでAmazon.co.jpで「フランケンシュタイナー」を注文。ついでに松本大洋「ナンバーファイブ」1巻の通常版も。書店で見たけど、通常版のほうが初回限定版よりも冊子部分の表紙がイイ。初回限定分は化粧箱が付いてる分、中身の冊子がツルツルのコート紙で箔押しというシンプルな形。通常版は、初回限定版の箱と同じ図柄がちゃんと表紙になっているのだ。それにしても2巻以降もまた初回限定版出すんかなあ。そのたびに両方とも買うのはイヤだ。仮に2巻以降が通常版だけだった場合、1巻を初回限定版でしか買ってなかった人は装丁が揃わなくなるわけだ。なんて罪作りな。

 最初トップページに「11月30日17時の時点でbk1にIKKIコミックスが入荷してない」と書いたけど、その後12月1日の昼12時くらいに検索してみたら茶屋町勝呂「あざ」以外はデータベースに登録された模様です。IKKIコミックス第1回配本分のラインナップは以下のとおり。松本大洋「ナンバーファイブ」1巻、日本橋ヨヲコ「G戦場ヘブンズドア」1巻、黒田硫黄「セクシーボイスアンドロボ」1巻、茶屋町勝呂「あざ」1巻、小野塚カホリ「SHIMI」、森田信吾「−追儺伝−SEIJI」、稲光伸二「フランケンシュタイナー」。

【雑誌】ヤングキングアワーズ 1月号 少年画報社 B5中

 平野耕太「ヘルシング」。かーっこいい。セリフといい、絵といい、それを繰り出すテンポといい。圧倒的な最強感がバリバリあふれ出してる。素晴らしい。

【雑誌】ビッグコミックスペリオール 12/14 No.25 小学館 B5中

 松田洋子「御愁職様」が新連載。それまでちゃらんぽらんで就職しないままずーっとやってた馬鹿息子が、親父の死をきっかけにまあいちおう就職してみることに。得意なこともやりたいこともないけど、何でもいいからサラリーマンになれという言葉に乗せられて、入ったのは葬式ビデオの制作会社。松田洋子には珍しく、一話で完結しないストーリーモノになるのかな。ともかくお話の端々の描写に、世の中に対する意地の悪い視点とねちっこさが見られるのはこの人らしい。そんなわけで今後の展開にも期待。東本昌平「SS」。クリハラさんの涙が気になるこの回。おっさんたちがシブくてしっかり面白い。

【雑誌】快楽天 1月号 ワニマガジン B5中

 櫻見弘樹「3周した。」。うまいなーと思う。やさぐれてるっぽい男のヤケっぱちな様子を描写しながら、奥に潜む妹への叶えられない恋慕を感じさせる。完成度高し。SABE「阿佐谷腐れ酢学園」。なんかもうむちゃくちゃやってんなあ。面白い面白い。先月号のときにも書いたけど、単行本がちゃんと出るらしいということが分かって大安心。吉田蛇作「ジゴロアタック」。この人の描くキャラクターは肉付きが健康的で好き。なんか肌がつやつやしてる感じがする。明るく楽しい。朔ユキ蔵「少女、ギターを弾く」。何が起こるか何がやりたいんだかわからんが、とにかく登場人物たちのウズウズは、今回も高まり続ける。今は不完全燃焼だけど、そろそろ大爆発があるか。そして単行本が12月6日発売予定。もちろん予約済みさー。

 三浦靖冬「籠目籠女」。古びた文具店の中で、一人兄を思いながら自慰に耽る少女と、彼女にとらわれていく男の物語。白黒のコントラストの際立つ達者な絵、それから切ない叙情的なストーリー。うまいですなあ。近里みちる「ネンドのヒツギ」。役者になる夢やぶれて故郷に戻ってきた男と、その幼なじみで、生き物の死体を見ると紙粘土で埋葬するヘンなクセを持っていた女性が再会。快楽天では初登場だけどなかなか達者でいい雰囲気。でもなんかラストはそこまでせんでも……という気はした。ピロンタン「出張ボーイ いがぐりくん!」は最終回で、単行本は来春発売予定。

 えーとそれから、激漫の後継誌、ワル蔵の予告が掲載されている。1月15日創刊予定で、執筆陣は江川達也(表紙漫画)、寺田克也、克・亜樹(イラスト&エッセイ)、沙村広明(ピンナップ)、浅田弘幸、天竺浪人、柴田昌弘、赤名修、やまだないと+LAST★PASS、ISUTOSHI、木村千歌、桐生知彦、紅林直+ゲッツ板谷、夏元雅人、三部敬、OKAWARIほか。全280ページ中とじ本らしいけど、なんかすごく豪華なような。ちなみに創刊付録としてデジタル画集CD-ROMも付いてるらしい。それで値段は350円。しょえーデフレスパイラル〜♥

【雑誌】ヒメクリ vol.5 1月号 FOX出版 B5中

 けっこういいなあ。この本。ロリ系を中心にけっこう面白い作品が揃ってる。ただ隔月発行のわりにヒキの強い連載モノが多いのはなんとかしてほしい。いっそ月刊化してくれればいいのに、と希望いたします。

 まずその中でも最強クラスがパニックアタック「大人になる呪文」でありましょう。これは強烈だー。妹ラヴァーの兄が、これまた兄ラヴァーで魔女っ娘の妹を、自分に甘えさせまくるというお話。ふとんから「ばぁ♥」といって顔を出したり、あらいぐまさんパジャマ(魔女服なんだけどね)を着た姿の可愛さといったらもう。やばいよやばいよ素晴らしいよ。ロリ方面では小林王桂「日々の糧」も儚げな雰囲気のある作画が美しいし、氏家もく「ばつ」もたぶんCGだと思うけど滑らかな質感のある画風で非常に達者。卵から孵ったヘンな生物が女子小学生さんにHなことをしかけるSOFTCHARM「ReFLUX」もえらく気持ち良さそうでなかなかなもんだし、ゴージャス宝田「おりこうコンビネーション」もロリっ娘がかなりエロい羽目に陥っててナイス。やはり時代はロリかガチンコエロなんでしょうなあ。

 そのほかでもテンションが高めで気になっている小山雲鶴「Kiss me PaPa」もイカれた感じがあってよろしいし、姫乃城あぽ「拘束通信」のめがねっ娘に対する執拗な調教ぶりも先が気になる。


11/29(木)……漂流探検隊ボンフリー

 わりと忙しく仕事してました。仕事って面倒くさいよねー。

▼29日購入物件
【雑誌】快楽天 1月号 ワニマガジン B5中
【雑誌】漫画世代 No.1 辰巳出版 B5中
【単行本】「しあわせインベーダー」 こがわみさき エニックス B6 [bk1]
【単行本】「オッパイファンド」2巻 山本よし文 双葉社 B6 [bk1]

【雑誌】ヤングサンデー 12/13 No.52 小学館 B5中

 細野不二彦の新連載「プライズハンターGON」がスタート。金をかけてスキー勝負して荒稼ぎしていた少年が主人公。その彼の実家の民宿がリゾート開発会社に買い取られることになったが、そのリゾート会社の責任者は、彼が以前ポスターで見て憧れていた女性だった……といったところからスタート。タイトルからしてスポーツ系の賞金稼ぎ漫画になりそうだけど、この先もずっとスキーで行くのかな? まあそのあたりは今後のお楽しみということで。北崎拓「なんてっ探偵アイドル」。引き続き刑事さんと梨奈ネェがいい感じ。微笑ましい。

【雑誌】モーニング 12/13 No.52 講談社 B5中

 作:西村ミツル「大使閣下の料理人」。今回の料理は一度食ってみたいなあ。そして、うえやまとち「クッキングパパ」は打削麺なんぞを作っている。前の会社にいたとき、近くに打削麺を出す店があったのだが、結局行かないままだったなー。行っときゃよかった。高見知行「日曜日のおでかけ」。普段は忙しく働いている母親とその子供たちが、たまの休みに久々に遊園地に遊びに出かけたときの暖かいエピソードを描く。第40回ちばてつや賞受賞作。シンプルで健康的、かつ暖かみのある絵柄はなかなか好感度が高い。お話作りだけでなく、背景とかもちゃんとしてて、漫画としての作りがオーソドックスでしっかりしてる。わりとコンスタントに読める作品を描けそう。欠点を挙げるとするとお母さんがともすると男にも見えちゃうところくらいで、全般的にソツがなくまとまっている。今後の登場にも期待したい。

【雑誌】ヤングジャンプ 12/13 No.52 集英社 B5中

 たなかかなこの読切「漂流侍」が掲載。週刊少年ジャンプで「身海魚-SHINKAIGYO-」「三獣士」ほかをやっていた田中加奈子である模様。漂流して海岸に流れ着いた日本の侍が、フランスの地で、化物と化した領主の息子と戦うという剣劇。この人の作画はけっこうクセがあって面白いんだけど、少年誌だと若干上滑りしている感じはしていた。その点、今回のは雑誌のカラーにもわりと合ってる気がするし、もしかしたら青年誌のほうがいいかも。清野とおる「青春ヒヒヒ」2回め。かなりヘンで突飛で濃厚。この人の作品はアクが強くていい。あと、ヤングジャンプの月例グランプリのネーム部門で佳作をもらっているモリ田マリ太は、たしかCUTiE comicに何度か掲載されたことのある人。青い恋愛模様をなかなか気持ち良く描く人だったと記憶している。

【雑誌】ビジネスジャンプ 1/1増刊 BJ魂 No.4 集英社 B5中

 竹島未来「千夜奇譚」。この人はなかなかいい。前号(9/25の日記参照)掲載の「雪が咲く」も面白かったけど、今回もいい雰囲気。たぶん今回も舞台は江戸時代。みなし子でちょっと頭が弱めで、毎日の食事のために男達に身体を売っていた女の子・千世。彼女と、初めて優しくしてくれた旅の男の物語。まあ展開が唐突に思えるところもあるけれど、艶と暖かみのある絵はなかなか好み。大熊ジン「月の鏡」は、雪の山小屋で出会った、ともにカメラをたしなむ男女のエピソード。キレのあるフレッシュな絵柄が印象に残る。そういえばこの人、BJ魂の前号にも掲載されてたけど、その前にチャンピオン.AIRで手塚治虫「メトロポリス」のカバー漫画の作画もやっていた模様。佐藤丸美「こちょまん」。くすぐりの名人で、普段はサラリーマン、裏で「くすぐり仕置き人」をやっている男のお話。仕置きされている相手がとにかく笑いまくりというおめでたさがいい。読んでてわりと素直に楽しい。あと「常野物語−草取り−」(漫画:菅原あつし)は、恩田陸の小説「光の帝国・常野物語」を漫画化したもの。

【雑誌】週刊少年チャンピオン 12/13 No.53 秋田書店 B5平

 おおひなたごう「おやつ」と楠本哲「満天の星」が最終回。「満天の星」は若干食い足りないかな?って感じもしたけど、「おやつ」のほうは見事なラストだった。それにしてもおやつたちが遊んでいる「ストーミーデリカシー」が気になる。八神健「ななか6/17」。今回は、ななかがハイキング中に崖から落ちて、「まじかるドミ子」の世界へ……というお話。なんかこの前の学園祭編もそうだったけど、ドミ子世界の役割がもしかして強まってたり。お話としてもなかなか夢があっていい感じだった。浜岡賢次「浦安鉄筋家族」。今回は常に走っていずにはいられないマラソン少女、蛸橋直子さん出現。平らな顔面に貼り付いたような笑顔が怖い。こういう一つのネタを引っ張り回すお話は抜群のうまさだなーと改めて思う。伯林「しゅーまっは」。珍しく素直に心暖まるエピソード。幼いころの彩も可愛かったりとか。いつもわたわたしたり怒ったりしてるけど、基本的にまっすぐないい娘さんだ。そういえば前号のときに書き忘れたけど、川島よしお「ナックルボンバー学園」の新機軸というのは3コマ漫画であるってことなんでしょうなあ。

【雑誌】阿ウン 1月号 ヒット出版社 B5平

 いえ〜い。師走の翁「シャイニング娘。」シリーズ。今回のタイトルは「The Kei」。もちろんあれだ。保陀刑の番だー。それにしてもヤスダ、強いぜかっこいいぜ。さすがデンジャラスK。しかも阿部なつみさんとの二重奏。いやあ二人ともかわいいしHだー。阿部なつみさんがHな気分になっちゃって、ちんちんを前にして舐めようかどうしようか逡巡してるシーンなんかもうたまらんです。魔訶不思議「雛迷宮」は次号で最終回。この漫画は何気にかなりやりまくりだなあ。妹さんのひなももちろんかわいいけど、彼女のほうのひなもまたよし。最近のこの人の作品はエロくてとてもいいなあと思う。ジャム王子の新連載「BAD SLAMMERS」は、淫乱三蔵法師のセックス道中を描いた物語。非常にパワフルにやりまくってて頼もしい。ジャム王子的エロ版「悟空道」といったところか。それと牧部かたる「母淫」。母娘どんぶりもの。ちんちん描写とかがしっかりしてて、今回もがっちりエロいです。


11/28(水)……ラーメン部を持つ女

 昨日苦戦したマシンのセットアップはマザーボードを交換したらあっさり解決。今度のマザーはMICRO-STARのK7T Turbo2。最近マザー買うときは、適度に遊び心があって信頼性もまあベストではないにしろそれなり……ということでMICRO-STARにすることが多かったのだが、今回も最初っからそうしときゃよかった。で、セットアップが終わったあとはそのまま仕事場に泊まってぼちぼち仕事。案外忙しかったんで、漫画はあんまり読めてません。

コミック・ファン14号の見本誌が到着。今回は安彦良和1万5000文字インタビューなどを担当させていただきました。

▼未読物
【雑誌】コーラス 1月号 集英社 B5平
【雑誌】メロディ 1月号 白泉社 B5平
【雑誌】ステンシル 1月号 エニックス B5平
 ステンシルはこがわみさきが載っているので。単行本「しあわせインベーダー」(→bk1)も発売中(たぶん家には届いているはず。帰宅してないのでまだ確認はできてないけど)。

【雑誌】スーパージャンプ 12/12 No.24 集英社 B5中

 おや、久しぶりに犬塚康生が。今アフタヌーンで「イハーブの生活」を描いている小路啓之の別名。今回の掲載作「キャンディ・ドール」は、リストラされた男とゴミとして捨てられていた高級ダッチワイフであるリアルドールのお話。ちょっと切なく暖かいお話を4ページでうまいことまとめている。この人はやっぱり短編のほうがうまいかも。平松伸二「マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルス」。今回のネタはよくやるよな〜というモノ。映画好きな某国のお偉いさん登場。

【雑誌】ビッグコミック 12/17増刊号 小学館 B5中

 この増刊シリーズで注目のオガツカヅオ「いついたるねん」は6話め。地味な作風だが見せ方はうまいし、お話にもしっかりヒネリが利かせてあり、毎度着実に面白い。ぜひこのまま頑張って単行本化してほしいところだけど小学館の増刊枠だしなあ……。それから石坂和道の「肥やし」も掲載。ビッグコミック3/17増刊号(感想は2月17日の日記参照)で第47回小学館新人コミック大賞入選作「闇蛍の菊次郎」が掲載されたときは「赤染四郎」と名乗っていたけど、石坂和道に戻したんですな。まあこっちの名義のほうが単行本(「越後荒川堂夜話」1巻/講談社/Amazon.co.jp)も出てることだし、統一してくれるのはありがたい。ちなみに今回も石坂和道らしい執念深い筆致は健在。でもお話としてはわりとあっさりしてるかな。

 さいとう・たかを「ゴルゴ13 ブーメランを持つ女」。そんなことより>>1よ、ちょっと聞いてくれよ。この前、飛行機が墜落して荒れ地の真ん中にほうり出されたんです、荒れ地。そしたら誰もいない土地で一人孤独に暮らしている女性に助けられたんです。でも、孤独に耐えかねていた彼女は、ゴルゴに猛烈なアプローチをかけてきてもう見てらんない。「あんたのすべてを私にちょうだい!」とかいわれて、そこでまたブチ切れですよ……というお話。今回はなんかこの女性が不憫でしょうがなかった。代わりを連れてきてやれよ、ゴルゴ。

【雑誌】週刊少年サンデー 12/12 No.52 小学館 B5平

 実はSF大好き石渡治の前後編99ページ読切「II ツヴァイ」が掲載。50年前に起きた悲劇により、荒廃し「赤い星」となってしまった地球。その最後の希望とでもいうべき脱出用宇宙船を巡って繰り広げられる争いと、その中で奮闘する少年たちの姿を描いた冒険アクション。かなり気合いが入っているようなので後編にも期待。石川優吾「どりる」。今回のネタはたいへんベタなんだけど、なんか妙にツボにハマッちゃってつい噴き出してしまった。呑気で楽しいええ漫画です。実は石川優吾作品はどれもけっこう好き。単行本は買ってないんだけど。

【雑誌】週刊少年マガジン 12/12 No.52 講談社 B5平

 「創った男達」シリーズの新作は、「ゴジラを創った男達 本田猪四郎物語」(漫画:安宅一也)。今号では前編が掲載。そのうち「創った女達」もやらないかな。久保ミツロウ「3・3・7ビョーシ」。今回はマオさん応援編。サワヤカン。そばかすがいい感じ。


11/27(火)……さのばピッチ

 松下の新型PHSがなかなか良さそう。AirH''が使えるってのもいいし、ICレコーダー機能が付いてるのはかなり魅力。まあすでに単体のICレコーダーは持ってるからこのPHSでインタビューとかの録音をしようとは思わないけど(途中で電話がかかってきたりしたらかっこ悪いし)、ちょっとした打ち合わせの記録を残したいときとか、ボイスメモとるのに良さそう。単体のICレコーダーを常備する必要もなくなるし(現在は常備している)。今の機種を使い始めてからけっこう経つし、そろそろ買い換えどきとは常々思ってたので購入ほぼ決定。

 昨日買った機材で組んだPCにOSをインストールしようとしたけどなかなかうまくいかない。いちおうAthlon/1.13MHzのFSBを100MHzにクロックダウンして850MHz駆動にしたらOSのインストールはできたけど、その後マシンを操作してるとしばしばフリーズ。いろいろ試したが、なんかマザーが原因っぽいなあ。中途半端に動くし、しかもカードを力づくで抜いたときにAGPスロットのプラスチック部分を割っちゃったから初期不良交換もしてくれなさそう。買い換えるしかないのか。屈辱。

【雑誌】ヤングチャンピオン 12/11 No.24 秋田書店 B5中

 葉月京「恋愛ジャンキー」。今回は絵夢ちゃんとエイタローがラブラブしまくり、エッチもしまくり。「エッチする」という言い方はあんまり好きではないけど、この漫画の場合はふさわしいかと。毎度ぱっと目を惹くキャッチーさ。なんだかんだ楽しいです。

【雑誌】漫画アクション 12/11 No.50 双葉社 B5中

 山崎さやかの新連載「東京家族」がスタート。売れっ子で遊び人な小説家の元に、昔の女が次々とやってくる。そして隠し子を押しつけていく。そんなこんなで彼の家に子供が6人集結。ほとんど他人同士な7人が集まって、いきなりな家族生活が始まってしまうことに……というお話。わりとほのぼの系のホームドラマになるのかな。ともかくこれからの展開を楽しみにしてます。ながしま超助「ぷるるんゼミナール」。ダイエットのリバウンドでオッパイパワー大増幅。まさに人間凶器状態な菜々美。おそるべしオッパイ。パイダックだったらいくら値段がつくのだろうか。というわけで山本よし文「おっぱいファンド」の2巻が出たみたいですな。

【雑誌】コミックバンチ 12/11 No.29 新潮社 B5中

 まさかおおつぼマキがこの雑誌の表紙を飾るとは。というわけで「貧民の食卓」が表紙。12月8日には単行本1巻が発売。坂本タクマ「屈辱er大河原上」。今回の上は福引きに挑戦。さんざんゴネた後のオチに思わず笑う。この作品、ちゃんと単行本になってくれるかなあ。これがまとまってくれないとバンチを処分しにくいのだ。

【雑誌】漫画サンデー 12/11 No.48 実業之日本社 B5中

 作:北芝健+画:渡辺みちお「まるごし刑事」がついに最終回。全788回もやってたんですなあ。何気に最近の最終回では一番の大物かも。お疲れさまでした。作:倉科遼+画:勘崎順次「銀座女帝伝説 順子」。今回から順子の恋のお話。艶っぽくて、なおかつ初々しさもあっていいなあ。面白いよこの漫画。画:松森正+作:ひじかた憂峰「湯けむりスナイパー」。褌男フェチなママの恋の顛末。褌に憧れるママの陶酔ぶりに業の深さをずっしり感じる。小田扉「マル被警察24時」はいい具合の脱力ぶり。ギャグを繰り出すテンポがいいっす。

【雑誌】プチフラワー 1月号 小学館 B5平

 やはり雑誌全体が典雅で素晴らしい。波津彬子「月の出をまって」は、「うるわしの英国シリーズ」というシリーズ名に恥じない英国ぶりを見せている。いいなあ。今回は独身美男子コーネリアス・エヴァディーンが、とある上流家庭のホームパーティに出かけて出会った素敵な出来事のお話。今回、お話のイニシアチヴをとっている賢い少女の物腰も軽やかで見てて楽しい。あと、いとうあいこの1985年作品「ガラスの庭」が再録。

【雑誌】COMIC天誅 Vol.3 ホーム社 B5中

 実は一番面白いと思ったのは手塚治虫漫画の再録「ゴッドファーザーの息子」だったり。これは手塚治虫の少年時代、バンカラで乱暴だけど心優しい番長格・明石との友情を描いた作品。そのほかではやっぱり、ならやたかし「ケンペーくん」かなあ。今回は少年犯罪を犯したヤツらをぶった斬り。


11/26(月)……フレッツ豪徳寺

 仕事場にADSL開通。とりあえず納期優先ということで、速度はちと落ちるものの工事を一番とっととやってくれそうだなNTTのフレッツ・ADSLの1.5Mbps。局からわりと近い(0.85km)こともあって、スループットは1.2Mbpsくらい出る。なかなか優秀。サービスが始まったらすぐ8Mbpsへの移行も申し込もう。この距離ならけっこう速度出るだろうし。

 その工事に立ち会った後、新しいケースを買いにアキバへ。前使っていた仕事用マシンのケースが配送作業中にブッ壊れたため代替が必要だったのだ。で、結局、型番忘れたけどオウルテックのアルミケースを購入。3.5インチのオープンベイが3個あったのが選択の理由。ベイ内蔵型のUSBハブとかSCSIのPCカードドライブとか使うので、ベイはたくさんあるほうが助かる。どうせ組み直すんならというわけで、マザーとCPUも新調。ここらへんはもう値段だけ見てテキトーに購入。KT133A+Athlonでそこそこ速くて安けりゃなんでもいいやーということで、あんまり考えないでECSのK7VZAとAthlon/1.13GHz(FSB:266MHz)にした。マザーとCPU合わせて2万円しないってんだからヨイ時代になったものデスネー。

▼未読物
【雑誌】COMIC天誅 Vol.3 ホーム社
【単行本】「恋の門」4巻 羽生生純 エンターブレイン A5 [bk1:1〜3巻/4巻
【単行本】「あゆみ」 須藤真澄 エンターブレイン A5 [bk1]
▼早売り
【雑誌】阿ウン 1月号 ヒット出版社 B5平

【雑誌】ヤングキング 12/17 No.24 少年画報社 B5中

 佐野タカシ「イケてる2人」。ラブラブモードでほっかほか。いつも変わらぬといえば変わらないんだけど、やっぱりいいお話であると思う。中西やすひろ「愛DON’T恋」。いやはや、まったくまたしてもベタベタなことを……。いい旦那さんを見つけて幸せになったかに思えた美喜だが、またしてもやっかいな事態を迎える。予想もつかないほどにベタな急展開の連続は、ジェットコースター漫画というにふさわしい。

【雑誌】少年エース 1月号 角川書店 B5平

 ゴツボ×リュウジ「ササメケ」が新連載。イタリアにサッカー留学に行ったけど夢やぶれて地元にUターンしてきた少年が主人公。その彼が冴えない日常を送ろうとしていたところ、ある日ゲーセンで喧嘩バカ強の美少女と鮮烈に出会う……ってなところからお話スタート。2話め以降のシナリオは真っ白とのことだけど、なんかかなり面白くなりそう。少なくとも第一話めは、青春漫画好きにはビビッとヒットすると思う。そこから発展させるもよしぶっ壊すも良し。どちらにせよ期待。それからゴツボ×リュウジはPS2ソフト「機動戦士ガンダム 連邦VS.ジオンDX」の宣伝漫画も8ページ2話ほど描いている。こちらはマニアックかつ脱力系。女の子がいっぱい出てきてうれしーです。

 それからこっちも3月号から本格連載化するらしい。西川魯介「なつめヴルダラーク」が掲載。血を吸って変身を抑えているとってもかわいい人狼少女と、それから彼女のエサである少年&めがねっ娘を巻き込んだラブラブなお話だよ〜☆ 表情がエッチでソソりますなあ。このご時世だというのに(「このご時世だから」かな?)作:矢作俊彦+画:藤原カムイ「気分はもう戦争」が連載再開。今度は「気分はもう戦争2.1」にバージョンアップ。読切にも収穫あり。まずは有馬啓太郎「大変(とっても)エレメンタル!」。貧乏な精霊使いの少女が、役立たずな精霊とおともだちのめがねっ娘を連れてマンドラゴラのゲットに挑む。ここは素直に楽しく萌えでしょう。松田純「リトルネジア物語」もなかなか。精霊の国に住む魔女見習いのひよこさんが主人公。太めで暖かみのある描線が心地よいファンタジーなストーリー。

 あと連載では天津冴「がぁ〜でぃあんHearts♥」におけるキャッツアイごっこのノリノリっぷりとか、作:奥瀬サキ+画:目黒三吉「低俗霊DAYDREAM」の深小姫の恥ずかしいクセとか、吉崎観音「ケロロ軍曹」の明るく楽しいコメディっぷりとかがよろしうございました。なんか毎号見どころがあって面白いな、この雑誌。

【雑誌】ヤングマガジン 12/10 No.52 講談社 B5中

 蓮古田二郎「しあわせ団地」が2話掲載。今回もいつものように、若夫婦はどうしようもないことを。それにしても夫婦で2段ベッドというのは何気にヤバいような。ダブルベッドならまだしも。阿部秀司「エリートヤンキー三郎」。オチは途中で見え見えだったけど、分かっていても笑っちゃう。ロクニシコージ「すべてに射矢ガール」。山田くんとあすみちゃんのすれ違いは最高潮。何やら最近思わぬ展開が続いてるなー。というかまあ最初っから意表を衝く漫画ではあるんだけど。三田紀房「甲子園へ行こう!」。今回の竹井さんのエピソードはけっこう泣ける。

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 12/10 No.52 小学館 B5中

 三宅乱丈「王様ランチ」は今回でいちおう集中連載の最終回かな。実に大胆に変態的であった。業が深くて楽しいなあ。伊藤潤二「ギョ」。巨大な「ギョ」が登場。インパクトでかいが食ったらマズそうだ。で、次号からのりつけ雅春が新連載。そしてその次(新年2+3合併号)からは村上かつらが! こりゃー楽しみだ。

【雑誌】週刊少年ジャンプ 12/10 No.52 集英社 B5平

 新連載、東直輝「−ソワカ−」は忍者的な少年剣士アクションといったところ。、「NARUTO」+「バガボンド」なのかなあ……という印象をどうしても持たれてしまうであろうのでちと苦しい感じ。


11/25(日)……桃の毛姫

 「もののけ姫」のDVD(→Amazon.co.jp)を購入。そのうち観よう。ていうかイ`。

【単行本】「空室あります」1巻 やまあき道屯 講談社 B6 [bk1]

 モーニングのシリーズ連載が単行本化。天然ボケっぽいけど懐の広い和風美人のおかみさん・花山珠子さんと、彼女が管理する木造アパートの十人たちとの暖かい触れ合いを描いたお話。正直なところ、けっこう微妙なラインにある作品だと思う。ほんわかした絵柄は気になるものがあるし、お話もしっかり組み立てられてて後味がいい。でも両方とも微妙にヌルい。いい人情ばなしを描こう描こうとしている姿勢は伺えるけれども、それが伺えすぎちゃうところがちと弱い。全般的にいい雰囲気は持っていると思うので、もう一皮むければ、という感じ。

【単行本】「バガボンド」12巻 井上雄彦 講談社 B6 [bk1]

 この巻は鎖鎌でしょう。上から横から下から、自由自在にぐおんと武蔵に迫ってくる鎖鎌の分銅が、武器としてのかっこよさを非常に強く感じさせてくれる。しかも分銅、当たるとものすごく痛そうだというのがダイレクトに伝わってくる。草も刈れる。残念ながら高枝ばさみはついてないけど。いいよね、鎖鎌。

【単行本】「イハーブの生活」2巻 小路啓之 講談社 B6 [bk1]

 面白い感じがすごくする漫画。でもガチャガチャしてて何が起こってるかよくわからん漫画でもある。もう困っちゃうくらいに登場人物は多いし、いろんな仕掛けががちゃがちゃ盛りだくさん。絵のほうも、造形的に面白いもので隅から隅まで埋め尽くされていてトリッキー。なんかもう少し単純に描いてもいいと思うんだけど、これが持ち味でもあるし、普通に描いちゃったらひょっとするとこの混沌とした味は出ないかもしれない。それにしてもこの人ってものすごい勢いでトーン使ってるよね。

【単行本】「ぽちょむきん」3巻 北道正幸 講談社 B6 [bk1]

 面白うてやがて悲しき怪人譚。そろそろだいぶ正義−悪の構造の裏が見えてきて物語は佳境へ。そんな中でも突如としてまったく関係なさげな回を差し挟んだりする軽やかさがあるんで、一本道になることもなく、そんなに根詰めずとも読めるところはうれしい。作画はもう今さらいうまでもないというか、素晴らしいです。

【単行本】「幽玄漫玉日記」5巻 桜玉吉 エンターブレイン A5 [bk1:1〜4巻/5巻

 アレは「思い出したくない記憶」なんかじゃない。「忘れられない記憶」なんだ! というわけで桜玉吉コミティア出陣編。会場写真でちょっぴり鏡で見慣れた人間(の横顔)が。あと行列写真の中に志賀彰さんハケーン。それにしてもやっぱり日記漫画の中では別格な面白さだなあ。面白いことがなかったら面白いこと作っちゃうし、つまらないことでも面白くしちゃってるし。

【単行本】「Papa told me」26巻 榛野なな恵 集英社 B6 [bk1]

 今回はあまり知世ちゃんを殴りたくならなかった。この巻の肝は、バレンタイン・デーにチョコ山盛り状態な乾くんが、知世ちゃんからのたった一つのチョコレートがないことに悶々とする回だと思う。そういえばこの作品には食事シーンがいっぱい出てくるけど、知世ちゃんに食べさせてオシャレにならない食物というのをちょっと考えてみたが……意外と難しい。この娘はどんなものでもオシャレに食いそうな気がしてならない。ホルモン焼きであろうとレバニラ炒めであろうとうまい棒であろうと。おそるべし。

【単行本】「軍鶏」14巻 作:橋本以蔵+画:たなか亜希夫 双葉社 B6 [bk1]

 この巻からリョウは中国(香港?)にわたり、ルール無用の格闘ショーと、それから男娼として金を稼ぐようになる。そこで稼いだ金は日本にいる妹の治療費へと回されている。戦いとSEXだけの荒んだ日々の中、リョウの前に圧倒的な力を持つ敵が現れ……といったところ。といったわけでここからは中国拳法編へとお話が大きく展開していくことになる。余剰を削ぎ落とした肉体がかっこよく、格闘シーンは迫力あり。それにしてもリョウのような危なっかしい男が中国拳法までマスターしちゃったら、いったいどうなってしまうことやら。

【単行本】「TOKYO TRIBE2」6巻 井上三太 祥伝社 変型判 [bk1]

 いわゆるストリートな、若者たちの闘争漫画。まるで国盗り合戦のごとく非常に物騒で、夜のシヴヤには行きたくねえなー、と強く強く思う。


11/24(土)……熱帯に行ったね

 12月3日発売のビッグコミックSPECIAL増刊に「仏師」「首」の下村富美の作品「反魂」が掲載されるとのこと。こりゃ迷わず買いだ。あと12月の購入予定に真右衛門の「G組のG」2巻(講談社/bk1)と「働き者はばかをみる」1巻(竹書房/bk1)を入れ忘れていたので追加。

 あと本屋さんに漫画を買いに行ったついでに、京極夏彦「今昔続百鬼−雲」[bk1]、綾辻行人「どんどん橋、落ちた」[bk1](ともに講談社ノベルス)、音楽CDでキリンジ「Fine」[Amzn]、やの雪 and AeonのテルミンCD「eyemoon」[Amzn]を購入。

【雑誌】アフタヌーン 1月号 講談社 B5平

 今月号は木村紺「神戸在住」が巻頭&表紙。もしかしてわりと萌え漫画かもしれない。文系少女好きにはたまらないところがけっこうある。この人の描く図書委員をちょっと見てみたい。黒田硫黄「茄子」。SF、としておこう。オチについてはスズキトモユ予想に同意。四季賞2001年秋のコンテストで池上遼一特別賞を受賞した浅山善匡「腰抜け十六挺拳銃」が掲載。西部劇コメディといった感じで、腰抜けだけど銃の名手である保安官助手ハンクを、美人保安官がうまいこと操って悪漢退治。最近の四季賞作品は線が細めなのが多かったけど、これは一般青年誌でコンスタントにやってけそうな、線の太い安定感のある作風。ストレートに楽しめるタイプ。わりと即戦力かも。

【雑誌】ビッグコミック 12/10 No.23 小学館 B5中

 青柳裕介「まぐろ土佐船」(原作:斎藤健次)。主人公たちの乗る船が、今回は海難事故に遭った船の救助に向かう。「見捨てることで後悔したくない」という男たちの心意気に感じいる。男だぜ。

【雑誌】近代麻雀ゴールド 1月号 竹書房 B5中

 桑沢アツオ「笑う!万太郎」(作:天馬比呂志)。けっこう好き。何が好きって「ジュビジュワ〜今夜は最高〜」という セリフ。いかにも桑沢アツオらしい大ざっぱさが感じられて味わい深い。みやわき心太郎『雀鬼は「雀気」である』は後編もヤバい。なんか気の向かっている方向を表すらしい「雀鬼バリコン」というヘンな機械が出てくるんだけど、これいったい何なの? バリコン自体はこんな感じのモノらしいのだが、俺よく知らないけど雀鬼流ではそういう機械を使うもんなんすか? なにはともあれマッドだ。

【雑誌】LaLa 1月号 白泉社 B5平

 なかじ有紀「ビーナスは片想い」。もうとっくに片想いではないけれども。今回は中盤のやきもち焼き、それから終盤のラブラブモードの初々しさ、ともに非常に微笑ましかった。森生まさみ「おまけの小林くん」は、小林健吾弟のエピソード。ショタコンモードと子供初恋話。かわいいですのう。

【雑誌】コミックピンキィ 1月号 オークラ出版 B5中

 糸杉柾宏「エスパーまゆ」がかわいくていい。エスパー少女のまゆちゃんが、片想いを成就せんと悪戦苦闘するというお話。雰囲気的にはかるま龍狼+ほしのふうたって感じかな。魔道うに「このムコウにあるもの」は長身挑発なめがねっ娘がかわいい。このあたりの単行本も出てほしいところ。

【単行本】「リーマンギャンブラーマウス」4巻 高橋のぼる 講談社 B6 [bk1]

 これで完結なのかな? 必殺女体盛りギャンブル漫画。この巻ではマウスとまぐろ子の、女体盛りを通した愛が確認されてめでたしめでたし。ちなみにメインとなるギャンブルは競馬ならぬ競鼠。それにしても小動物だけに展開が読みにくそうだ。

【単行本】「熱帯のシトロン」2巻 松本次郎 太田出版 A5 [bk1:1巻/2巻

 これにて完結。不思議の町・三月町、現実と夢を行き来しながら繰り広げられたドラッギーなファンタジーという感じかな。非常にごちゃごちゃした絵、それからストーリー展開なので雑誌で読んでたときはいまいちお話がつかめないところはあったんだけど、単行本でまとめて読むと、けして分かりやすいとはいえないものの流れはちゃんと掴める。妖しくて艶やかでミステリアスで、終始刺激的だった。分かりやすくはないけど面白い。一気に読むと頭がぐるぐるして気持ち良さそう。

【単行本】「今夜、とにかく凌辱が見たい。」 木静謙二 富士美出版 A5 [Amzn]

 エッチです! ネオ劇画系とでもいうんだろうか、濃いペンタッチで描かれる女体がたいへんにいい。といってもバリバリ劇画調というわけでもなく、人妻もイケるしロリもいけるし、美少女漫画的に見ても十分に女子たちは可愛かったりするので安心。それからこの人の場合、ちんこがいい。ゴツゴツしてて形がなんともいやらしい。そしてそれにねぶりつく女性の口のすぼめ方やら表情やらがまたいいんですなあ。

 お話のほうは作者自身が語るとおり、かなりとっちらばっている。ラブラブだったりコメディタッチでお話が展開したと思ったら、いきなりヤクザがらみのハードコアな話になったりする。座敷童の女の子と主人公の男のラブストーリーで展開するのかなーと思ってたら、途中から脇だと思ってたキャラがすっかりメインになっちゃったり。別々の四つのプロットを一つところにまとめちゃったらしいんで、そのせいでアンバランスになっている。それぞれのエピソードを独立させてやれば良かったのに、とは思う。一話一話の出来はいいだけに惜しいところ。何はともあれ、この人の作画や爆発力はかなり好きだし、これからの活躍にも大いに期待してます。


11/23(金)……イカすケーキ店

 11月18日から使用可能となったSuica定期券を購入してみた。前の会社を辞めてから2か月くらい経ったけど、その間定期を持ってなかったんで、移動交通費がかさむことかさむこと。打ち合わせとかいって都心に出るたびに往復1000〜1500円くらい電車賃がぼーんと飛んでいくのは正直痛かった。やっと定期購入に踏み切れたのは来週月曜日ようやく仕事場に電話とADSLが開通し、いよいよ本格的にそっちで作業ができるようになるから。建物が光収容だったためいろいろと面倒くさいことがあり、ここまで手こずってしまったのだった。ちなみに今回の電話およびADSLの契約の件では、サイトウマサトクさん率いるコアグルーヴにはたいへんお世話になりました。篤く御礼申し上げます。これでADSLの実効速度が速かったらなお感謝。局から0.85kmとけっこう近いので期待できるとは思うんだけど。

 まあそんなわけで本日は仕事場の本格稼働に向けていろいろ買い物。家電とか棚とか傘立てとかその他もろもろ。うーん、なんだかんだでもりもり金が出て行くなあ。頑張って稼がないと。手始めは年末ジャンボかな。

▼未読物
【雑誌】コミックピンキィ 1月号 オークラ出版 B5中
【単行本】「リーマンギャンブラーマウス」4巻 高橋のぼる 講談社 B6 [bk1]
【単行本】「空室あります」1巻 やまあき道屯 講談社 B6 [bk1]
【単行本】「バガボンド」12巻 井上雄彦 講談社 B6 [bk1]
【単行本】「今夜、とにかく凌辱が見たい。」 木静謙二 富士美出版 A5 [Amzn]
【単行本】「イハーブの生活」2巻 小路啓之 講談社 B6 [bk1]
【単行本】「ぽちょむきん」3巻 北道正幸 講談社 B6 [bk1]
【単行本】「幽玄漫玉日記」5巻 桜玉吉 エンターブレイン A5 [bk1:1〜4巻/5巻
【単行本】「熱帯のシトロン」2巻 松本次郎 太田出版 A5 [bk1]

【単行本】「いよっおみっちゃん」 山田芳裕 講談社 B6 [bk1]

 山田芳裕久々の時代モノ。ある日、いい具合に腐ってこなれた町に現れた流れのすご腕の剣士。でもこの剣士は実は粋な男の生き様を重んじる女性・みつだったのだ……というあたりからお話はスタート。その後、みつは100人斬りで居着いた町を守ったりと獅子奮迅の活躍。その中でも粋さを見せつけ、痛快にお話は展開。詳しくはまた後で山田芳裕ページのほうに追加しときます。

【単行本】「どろろん艶靡ちゃん」 永井豪 三和出版 B6 [bk1]

 いや〜、永井豪先生はやっぱり素晴らしい。前々から「永井豪作品の90%以上は駄作である」と主張するものでありますが、永井豪先生の場合その駄作に味があるのが素晴らしいところ。もう傑作レベルといっていいほどの駄作っぷりにシビれてやまんのです。「デビルマン」は確かにいい。でもそういうものでさえ、後からぶっ壊してしまうところがまたいい。スクラップ&ビルド、ではなくビルド&スクラップ、そしてスクラップ&スクラップ。やはり永井豪作品の楽しみは駄作を楽しんでこそ。そしてこの作品では、その醍醐味をたっぷり味わわせていただきました。

 まず出だしからしてすごい。昔「ドロロンえん魔くん」というアニメがあったという紹介から入ったと思ったら、次のページで「実は彼らにはモデルがいたのだ! しかも女であった!!」ときて「閻魔大王の姪 淫靡いや…艶靡ちゃん」とくる。そして雪子ヒゲという、雪子姫のかっこうをして下半身丸出しなヒゲのおっさん、それから下半身スッポンポンのカパコが艶靡ちゃんにつき従っているのだ。第一話めには「13日の金太郎」という快楽殺人妖怪が出てくるのだが、実際に女を犯すのは金太郎が乗っている熊のほうだし、そもそも艶靡ちゃんたちは事件を解決しない!

 ちなみに敵妖怪は回を重ねるにつれ脱力度が増していく。「お色気妖怪 絵馬濡流(エマヌレル)夫人」だの、「ミイラ妖怪 半生腐虎(ハンナマプトラ)」だの。第3話の「人喰い妖怪 影裏闇(えいりあん)」の回に至っては、影の裏に潜む妖怪・影裏闇が出てきて艶靡ちゃんがピンチに堕ちたかと思いきや、どこからともなく影裏闇を捕食する妖怪が出てきて事件解決〜という投げ遣りさ加減。艶靡ちゃん何もしてないじゃん。この捕食妖怪のほうは巨大化して街を壊してるけど「いいのいいの少しくらい害あったって……」と流しちゃう。ちなみにこの捕食妖怪の姿形がまた爆笑モンなのだが、まあネタバレはこの程度で抑えときます。とにかく最初っから最後まで恐ろしいほどに脱力させてくれる。こんだけいい加減に展開する漫画を描ける人はちょっとほかにいないと思う。豪先生おそるべし。

【単行本】「しゅーまっは」3巻 伯林 秋田書店 新書判 [bk1]

 この巻もドタバタっぷりは変わらず。メイドしゅーまっはのゆまも加わって、ますます賑やかに。萌え的要素がふんだんなのはもちろんだけど、単純にドタバタコメディとして面白いし、それがコンスタントなのも素晴らしい。

【単行本】「BWH」2巻 花見沢Q太郎 集英社 A5 [bk1]

 女子寮ドタバタ物語も2巻めに突入。この巻では、前巻とは打って変わって、元寮長にして現生徒会長であるスミダマユの妹・マイが主役格に。天然ボケで怪力なマイちゃんを中心にしつつも、いつも変わらぬベルウッドハウスの日常が営まれていくのだった。その空間のきゃいきゃいとした楽しさ、居心地の良さが素晴らしい。最近の花見沢Q太郎はこの手の作品を描かせたら抜群。力抜くところはテキトーに抜きまくってたりするんだけど、それがまた味になってるし、なんかもう自由自在。こうなっちゃうと無敵でしょう。

【単行本】「緑の黒髪」 望月花梨 白泉社 新書判 [bk1]

 中編2本、「緑の黒髪」と「シャボン」を収録した作品集。とくに表題作である「緑の黒髪」がたいへんいい。これは再婚した親の連れ子同士である兄妹の物語。とても仲良く慈しみ合っているけれども、しかし二人の関係はときにその間に共通の「友人」を介すなどしてバランスをとらなければ、「家族」の一線を越えてしまいかねないほど。そのバランスを保つため、「一線」から目を逸らしつつ二人の生活は綱渡りのように続いていく。心地よい家族生活と恋愛の狭間の心理状態を、非常に細やかに、美しく描いている。その描き方の柔らかさがとても気持ちいいし、ともすればバランスが崩れてしまいそうな緊張感も物語をピシッと引き締めている。良作。

【単行本】「キキララ火山」 かわかみじゅんこ 飛鳥新社 A5 [bk1]

 短編集。かわかみじゅんこの描くキャラ、とくに女子は、目がまるで摩周湖みたいな透明度が高くて深い湖のようで、とても透き通っていながら底に何かを秘めているような、ゾクゾクするような光を放っている。これを見せられると読む者としては「もう降参」という感じでメロメロになってしまう。差し挟まれているコラムでスコットランドやアイルランドへ旅行した感想を「秋でした」などと、分かるような分からないような言葉で語ってしまうところからも感じるんだけど、この人の作る物語はなんともいいようがなく感覚的。年ごろの男女間の関係が描かれることが多いが、それは恋愛ともなんとも判別しにくく、それでいて登場人物は何かの吸引力に従って動いているようでもあり。明快に分解して分析し、言葉で語ろうとしてしまうと、きっと分解する前とは総体としてなんか違う味気ないものになってしまうんじゃないだろうか。言葉にしにくいんだけどなんとなく分かる、なんだかモヤモヤした塊を常に抱えているところが魅力なんじゃないかと思う。

収録作品:「Something like that」「パラダイス」「アーニィ」「茶色い髪」「電光石花」「つめたい水」「キキララ火山」「トリプル ブラウニー オーバー ロード」「WHITE HEAD EAGLE」「LIGHT HOUSE」

【単行本】「晴れときどきぬれねずみ」 ほしのふうた 東京三世社 A5  [eS]

 ロリ系の人としては、今EB110SSと並んで期待の一番星(俺にとって、という意味ですもちろん)。この人の描く娘さん、いやそれに限らず子供たちはみんなとてもイキイキしている。子供向け漫画雑誌に載ってもおかしくなさそうな、無邪気で楽しそうな姿にほのぼのするとともに、その柔らかい身体のラインと性的行為から繰り出される思わぬエロチシズムにドキドキさせられる。コミカルな絵柄のわりに、エロ描写もかなりイケてて実用的だったりするのだ。常々「人妻」だの「巨乳」だの騒いでいることからも分かると思うけれども、普段、俺はロリではヌケないほうなんですが、ほしのふうた作品は使えます。それと同時に読んでても楽しい、眺めていてもうれしい。子供の可愛らしさ無邪気さとエロという魅力が、どちらかを消し合うのではなく、同時に存在しているのが素晴らしい。

【単行本】「Eカップパイスクール」 よこやまちちゃ コアラブックス A5 [eS]

 よこやまちちゃの描く女性は体のラインがこなれているのがたいへんいい。細い手足、首のライン、そしてたっぷりした乳、尻へと続く流れがとても滑らかで著しく色っぽくて、もうたまりませんな。なんというか小股が切れ上がってる感がとてもする(なんかどういう状態なんだかいまいちイメージはしづらかったりする言葉なんで適当に書いてます>小股)。あ、あと顔を赤らめて視線を斜め下あたりに泳がせている風情もいいですのう。絵柄自体が楽しげで華やかだし、お話のノリも良く、あれよあれよとHな展開に。楽しいし、実用面でもマイ性的嗜好にかなりヒットします。


11/22(木)……利権派クラブ

 今日はちょっとお休み。本屋行ったくらいで大したことはせず。

【雑誌】ヤングアニマル 12/14 No.23 白泉社 B5中

 巻頭カラーで西条真二の新連載「リセット・ポイント」がスタート。警察への復讐のため銀行強盗した男と、それに巻き込まれた男女の逃避行を描くクライムアクション。どんな具合になるかはこれからの展開を見てといったところだけど、爆乳ぶりは健在だ。二宮ひかる「ハネムーンサラダ」。みんなが待ってた展開というか。ここまでの描かれ方からして遙子派でない人はかなり少ないのではなかろうか。どう見てもこっちと結ばれたほうがいいに決まっている。一花のほうは、星里もちる「本気のしるし」の浮世さん……とまではいかないが、近いくらい面倒くさそうだと思う。作:あかほりさとる+画:板場広志「マウス」。著しくダイナミックな女体盛りに感動。

 あと、12月7日発売のヤングアニマル嵐に有村しのぶが初登場らしい。そういえばアニマル系では描いてなかったっけ。

【雑誌】ヤングサンデー 12/6 No.51 小学館 B5中

 秋重学の新連載「學ビノ國」がスタート。かつては高校バスケの有望選手、今は夢破れて中退、プータローだった主人公・水樹が一念発起。大検、そしてスポーツ選手のトレーナーの道を目指す……という青春ストーリー。今回は原作ナシだけどさていったいどういう展開を見せてくれるのか。青春モノについては非常に達者な人だけに期待したい。

【雑誌】ヤングジャンプ 12/6 No.51 集英社 B5中

 作:金成陽三郎+画:山口譲司「民俗学者やくも天狗伝説殺人事件」は、とりあえず事件解決。今回のエピソードは、事件としてはいまいち歯ごたえが足りなかったかなー。で、とりあえずいったん集中連載が終わり、来春から本格連載となる模様。清野とおる「青春ヒヒヒ」。ごくフツーの転校生が新しく編入されたクラスは、なんかクレイジーな奴揃いで、そういうのに免疫のなかった主人公は振り回されるハメに。ヤンジャンとしては久しぶりのストーリーギャグものであるらしい。かなりクセの強い絵で、前からちょっと気になっていた。うまいことブレイクしてくれれば面白い存在になれそうだが。

【雑誌】週刊少年チャンピオン 12/6 No.52 秋田書店 B5平

 新連載、作:北嶋博明+画:鈴木ダイ「A.-D.O.G.S」(ピリオド多いなあ)は、国家公安委員会直轄の対凶悪少年犯罪組織、A.-D.O.G.Sの活躍を描くバイオレンスアクション。つまりはワルな小僧小娘どもをギッタギタとブチ殺す必殺仕事人的なものと思われる。作:今川泰宏+画:国広あづさ「七人のナナ」でいいなあと思うのは、ナナがわりと丸っちいこと。丸顔もそうだけど、太めでむちむち感のある足、太ももを見ているとなんか心がほのぼの暖まる。伯林「しゅーまっは」。今回は彩のおともだち編。この二人けっこう好きー。八神健「ななか6/17」。じょじょにちゃんと核心に迫ってきているなあ。どっちのななかも捨てがたし。松山せいじ「エイケン」。「なべり場」というサブタイトルにちょっと笑ったが、実際の鍋模様は「嬲り場」といった感じ? その他の「いつもの」やりすぎサービスはともかくとして、今回は最初のほうの伝助妄想内でちはるがなんか食ってるシーを見て、松山先生はスカトロも解するお方なのか……とか思ってしまったことを正直に告白しておきます。そういえば今週は、週刊少年サンデーの橋口たかし「焼きたて!!ジャぱん」に出てきた黒こげクロワッサンもパッと見ソレっぽかったなあ。

【雑誌】オールマン 12/5 No.23 集英社 B5中

 本宮ひろ志プロデュースのガチンコゲイ漫画、里見満「Rainbow Life」が妙に面白い。ゲイということで悩みはあるんだけど、アプローチがサバサバしているのが好ましい。高野洋「湯沢クン飛んだ!!は第一部完で第二部は来春から再開予定。この漫画に出てくる女性キャラは、なんかみんなホッとする味わいがあってかわいい。

【雑誌】Zipper comic 12+1月号 祥伝社 B5平

 巻頭カラーはジョージ朝倉「ハートを打ちのめせ!」。ヒゲのおっさん教師が好きになってしまった女子中学生が、なんとかかんとか彼を振り向かせようとつきまとう。カッコ良いんだけどカッコ良くなりすぎない、でも緊張感はあるという読み心地が気持ちいい。微妙なラインでの押したり引いたりの駆け引きの描き方が巧み。朔田浩美「sugarlip」。特集「おしゃれなお仕事!」のデザイナー編シリーズスタートとのことらしい。服屋さんだったおじいちゃんの遺志を継いだオンナノコが、頑張ってデザイナーを目指していくという物語。ちょっと軽めだけど謎めいた男の子も現れてお話は華やかに展開。最近のこの人は、フレッシュな読感は変わらぬままに、とみに絵がすっきりしてきている。

 宇仁田ゆみ「ハナサキキス3」。すっかりこの雑誌にもなじんできてますな。青春恋愛模様がなかなか楽しげに、センシチヴに描けているんではないかと。まあ小さくまとまってきている感はあるけど、その分安定感はある。かわかみじゅんこ「クラブハリケーン」。まるでユースホステルか何かのように、めちゃくちゃに自由な校風を持つフリースクールに転向してきたアンドリューとローズの姉弟。最初はとまどっていた彼らだが、しだいに気持ちがほぐれてなじんでいく。ちゃんと続き物だった。口数の異様に少ない姉の澄みきった瞳、何を考えているか分からない態度が印象的。

【雑誌】まんがくらぶオリジナル 1月号 竹書房 B5中

 1月号なのにクリスマスの話ばっかりだー。その中でもとくに山野りんりんが漫画を描いている読者体験記再現4コマ「私たちのハッピーメリークリスマス♥」はラブラブ度が高い。独り身の男にとってはたいへん羨ましい話だけど、なんかそういうことにあまりに縁がないせいか、「ケッ」という気は全然ならずなんか素直に楽しめた。いやー、まったく世界中の恋人たちが幸せになるといいですねー。まあ他人事なんでどうでもいいんですが。

【雑誌】ドルフィン 1月号 司書房 B5中

 北河トウタ「OLフラストレーション5」。めがねっ娘巨乳OLチホちゃんシリーズ第5話。かわいいうえにH度もかなり高くて好きなシリーズ。今回はチホちゃんはメイド服を着せられてエロっちいことを。露出度は少なめだけどやっぱり使える。じゃみんぐ「MIMICRY」。ごめんなさい、人妻モノ大好きくんなのでそれだけでもプラス点。


11/21(水)……新劇の進撃

 2本ほど打ち合わせをやって帰ってきてメシ食ったら、吸い込まれるように寝てしまう。起きたら22日の午前4時。うーむ。こういうことが最近多いのでホームページの更新時刻がとみに不規則になっていたりするのです。

▼未読物
【雑誌】オールマン 12/5 No.23 集英社 B5中
【雑誌】Zipper comic 12+1月号 祥伝社 B5平
【単行本】「Papa told me」26巻 榛野なな恵 集英社 B6 [bk1]

【雑誌】OURs LITE 1月号 少年画報社 B5中

 犬上すくね「恋愛ディストーション」。めがねっ娘でショートカット〜。当然ながらおふろでは眼鏡ではないのが残念なような。分かっちゃいるんだけどねー。石田敦子「純粋!デート倶楽部」。やはりなかなかストレートに恋愛っていうふうにはならずキビシーお話です。どざむら「魔法少女本願寺美礼」。なんかどんどんエロ漫画のほうでやってることと近づいてきてるような。なお、少年画報社の雑誌で掲載された作品については1月下旬発売の単行本「SING OUT!」にまとまるらしい。楽しみ。あびゅうきょ「果てしなき絶望の果てに」。相変わらずの業深き、そして美しい作品。終盤はなんか驚くべき展開に。で、次号に続くらしい。ドーン! 陽山明子「Fish Song」シリーズの5話め「遠い音楽」。スッキリした暖かな絵がいい感じ。ラブな気配も高まりつつある。この人もそのうち単行本出してくれるとうれしいな。

【雑誌】週刊少年サンデー 12/5 No.51 小学館 B5平

 「DAN DOH!!」の万乗大智の読切「星の少年キバ!!」が掲載。異星人保安官と地球の原始時代の少年が出会って、逃亡中の宇宙犯罪者をやっつけるというお話。橋口たかし「焼きたて!!ジャぱん」はとりあえず集中連載最終話で、12月26日発売の新年4+5合併号から本格連載決定。

【雑誌】週刊少年マガジン 12/5 No.51 講談社 B5平

 本島幸久「空の昴」。夜のクラブも絶好調。肉ビンタ! 西山優理子「DRAGON VOICE」。ああいう歌で応援された日には、高校球児もさぞかしこっぱずかしかろうなあ。「一人で悲しみをしまいこまないで」「きみは一人じゃないんだから」だもん。読切、山根聖史「猫マン」は、言葉を喋る猫が気の弱い少年の恋愛をサポート……といった感じの爽やかなお話。暖かみのある素直な絵柄で女の子がかわいい。寺沢大介「喰わせモン!」は最終回。まあそんなところで。

【雑誌】モーニング 12/6 No.51 講談社 B5中

 モーニングは年に何回か水曜日に出るときがあるけど今号はそうだったみたい。

 井上雄彦「バガボンド」。自然に二刀を使い出した武蔵がかーっちょいい。新連載、作:KOZO+画:末松正博「THE BIG BOSS」は、ヤクザ組織で異例の大抜擢をされたキレ者・尾上兵庫が、ある日いきなり記憶がどんどんなくなっていってしまうアルツハイマー的な病気にかかってしまう。で、いろいろ忘れまくりつつも、なぜだか活躍してしまうというお話になりそう。比嘉慂「カジムヌゥガタイ」は以前MANGA OPEN大賞を受賞したシリーズの第2作め。なお一作めはモーニング 2001年 3/8 No.12に掲載(感想は2月22日の日記に記述)。 沖縄戦の残した傷痕を、一般人の視点から身近なレベルで描く。素朴な絵柄だけど物語る力は強い。弘兼憲史「部長島耕作」。会社辞めちゃって今フリーな人間にとってはタイヘンに鬱なお話。

【雑誌】花とゆめ 12/5 No.24 白泉社 B5平

 羅川真理茂「しゃにむにGO」。海外でも活躍する天才テニス少年・佐世古くんに恋している外人娘さんがいじらしくてかわいい〜。

【雑誌】真激 Vol.1 ティーアイネット A5中

 MUJINの1月号増刊として創刊された新雑誌。エロ漫画雑誌では、姫盗人の成功以来、A5中とじ形態がブームとなってきているけれどもこの雑誌も同様の判型。B5平とじは逆に一時期ブームとなったが、最近は勝ち組と負け組みがだいぶハッキリしちゃった印象がある。こういう状況になってくると、A5中とじをやめてB5平とじにした後、結局休刊になったホットミルクはもしかして惜しいことしたのかも……とか思ったり。

 で、第1号の執筆陣は鬼ノ仁、世徒ゆうき、成田香車、友原道哉、氏賀Y太、MINE、きらら萌、天瀬晴之、横山私刑、HESHI、亜界ゆうじ。 個人的にはMINEの作品(「委員長」)が載っているという理由で購入したんだけど、作者コメントによれば以前の作品に彩色したものであるとのこと。で、巻頭カラーは鬼ノ仁「十分間」。さすがに今ノリにノッてる人だけにうまいしエッチ。内容としては主人公が友達の家にいったらその彼女が来ていたんで立ち去ろうかな〜と思っていたところ、実は友達に飽き足らなかった彼女が主人公を誘惑してきて、彼氏がちょっと席を外した隙にやっちゃうという寝取りモノ。この人のエロはちんこがいいと思う。ビキビキしてて気合い入ってる。あとタマも。

【雑誌】ファンタジーライズ 1月号 メディアックス B5中

 EB110SS「玩具持参」。いいよ〜今回も。高校生が学校で幼女とやりたくなったらどうすればいいか!? その答えは「持ち込む」である。というわけで幼女さんをカバンに詰めて、学校の便所や屋上でやっちゃうのだった。ああまったくこの人の描く幼女はとてもかわいい。笑顔がいい。それだけにヤバい。necoJET「テレパシーのおくりかた」。人妻モノ。なんかちんこがにょいーんと長いのがいいです。木静謙二「魔法学園シャングリラディーダ」は巻中カラー3ページ。木静謙二の描くちんこ咥え顔はたいへんエロい。大好き。初単行本「今夜、とにかく凌辱が見たい。」(eS!BOOKS) ももうすぐ(11月24日予定)発売するはず。九巴昭彦「好きの2乗」は、幼なじみの男子の片想いを一生懸命応援するイイ娘さんがとてもかわいい作品。不思議な感じの目の描き方が特徴的。

【単行本】「ナンバーファイブ」1巻(初回限定特装版) 松本大洋 小学館 B5 [Amzn]

 フィギュア付きで化粧箱入りの初回限定特装版(→写真)。11月30日発売予定の通常版より、10日ほど早い出荷となった。bk1のほうが在庫切れっぽいのでAmazon.co.jpのほうにリンク張っておきます。こっちはまだ在庫がありそうな気配(11月22日朝9時現在の時点)。この本についてはあとで松本大洋ページのほうに追加しときます。


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