8/31(金)……腸液余念
▼超今さらながらOHP月極アンケート2007年8月分「オタク・腐女子・マニア漫画」のこと。この回は自分の更新が滞ってしまったこともあって、途中で投票促したりといったことをサボってしまい、申し訳ありませんでした。投票結果は1位が木尾士目「げんしけん」で、菊池直恵「鉄子の旅」、よしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」が続きました。今回のアンケートで面白かったのが、途中まで全然票が重ならなかった点。20票以上入った時点で全作品1票という状態だったわけですが、それだけ作品数があるんだなあというのと、作品数のわりに意外と定番的作品がないのかなという印象を受けました。
9月分は日記更新を優先させるためお休み。10月分はまた復活させますのでそのときはよろしくお願いします。
【雑誌】週刊漫画ゴラク 9/14 No.35 日本文芸社 B5中
平松伸二「外道坊」は、女を食い物にするカリスマホストの外道っぷりがいいです。平松先生はやはり外道な男を描くと輝いてるなあとか思ったりした。作:天王寺大+画:郷力也「ミナミの帝王」は先物取引編が終了。やっぱ先物取引は怖いもんなんですのう。素人が手を出すもんじゃないなー。
【雑誌】コミックバンチ 9/14 No.40 新潮社 B5中
作:北尾トロ+画:松橋犬輔「裁判長! ここは懲役4年でどうすか」がスタート。主人公はとある裁判を傍聴したのがきっかけで、裁判傍聴にハマってしまった青年。というわけで裁判傍聴マニア漫画という、変わったジャンルの作品ということになる。まあ原作本のほうが売れてるらしいんで、わりと認知されてきてるジャンルとはいえるかもしれないけれども。初回としてはまずまず手堅い滑り出しできっちり読ませる感じになってるのではないかと。
【単行本】「オレたま〜オレが地球を救うって!?〜」1巻 作:原田重光+画:瀬口たかひろ 白泉社 B6 [bk1][Amzn]
20××年の7月、童貞の主人公・航太のタマに、ひょんなことから世界に滅びをもたらす恐怖の女王が封印されてしまう。7月中に射精してしまうと恐怖の女王を目覚めさせてしまって人類滅亡となるため、航太はオナニーもできない状況になってしまうのだが、彼を射精させるべく美少女小悪魔・エリスが送り込まれてくるし、バイト先の片想い相手の女の子といいムードになったりと、航太にとっては辛抱たまらん日々が訪れるのだった……。
といった感じで「射精できない」「でもモテモテ」という状態で繰り広げられるドタバタエッチコメディなんだけど、なかなか賑やかで面白い。原作を担当するのは最近では「ユリア100式」も手がけている原田重光だが、この手のエロコメはさすがの腕前。サービスシーンは入れつつも、寸止めし続けるギャグはユーモラス。カラッと明るいギャグに仕立て上げていて、身構えることなく楽しめる。
あと最近はラブコメとして良い具合で、とくに小悪魔のくせにけっこう純情なエリスがいい。航太にだんだん惚れちゃって、彼が見せるちょっと優しい態度とか、キスとかで真っ赤になってメロメロ〜ンとしている様子は実にかわいい。色惚けでトロけたような表情がたまんないんですな。小悪魔なのにウブというのも見てて楽しいものはあるし。まあそんあわけでお手軽に読める、楽しい一作です。
【単行本】「大関ヶ原」 深谷陽 リイド社 B6 [bk1][Amzn]
関ケ原の戦いに向かうまでの戦国大名たちの思惑、策動を描いていく歴史物語。深谷陽といえば東南アジア系のエスニックなかおりのする作品のイメージが強いけど、こちらはけっこう骨太な和風の歴史活劇。各武将の生き様や信念に触れながら進行する物語は読みごたえもけっこうある。まあ「深谷陽でなくてもいいかな?」という作品ではあるけど、まずまず楽しめた。
【単行本】「おとめ恋々」 石田敦子 少年画報社 B6 [bk1][Amzn]
猫耳女生徒たちが集まって恋愛について語るクラブ「白薔薇恋クラブ」の活動内容を描いていく学園ストーリー。議題は『「友達でいよう」はありなのか』『「いい人」を恋人にはできないのはなぜか』『恋と愛の違いとは何か』などなど。女生徒たちのクラブということで、語りは全面的に女の子目線。その目線から「乙女心」を描いていく内容はわりと興味深いものはあります。
とはいえ、まあこういうのを読んでると、身勝手な男である自分としては、興味深いと同時に居心地がいくぶん悪くもあり。これ読んで乙女心を分かったような気になっちゃっても、それはそれで困ったもんでしょうしな。それにこれが「今どきの女の子たちの気持ち」をどれだけ映し出せているかは、若くもなければ女の子でもない自分には分かんないし。まあそれを意識しすぎちゃうのもなんだし、ある程度は参考にしつつ、あとは普通に物語を楽しむっていう程度の接し方が自分的に無難なラインかなーと思います。
【単行本】「毎月父さん」1巻 ヒラマツ・ミノル 小学館 B6 [bk1][Amzn]
格闘技界では地上最強と恐れられる鈴木・グレーテスト・総四郎が、妻との賭けに負けて、家庭ではマイホームパパになると宣言。しかし、ものすごく頭が悪くてマイペースを強力に押し通す実行力もある総四郎は、勘違いだらけの行動を繰り返していく。……といった感じの御家庭ギャグ漫画。
「アグネス仮面」なんかでもギャグっぽいシーンの多かったヒラマツ・ミノルだけど、今回はギャグ方面のウェートをよりアップ。総四郎の猪突猛進な馬鹿っぷりを面白おかしく見せる。あと脇役勢でも、彼の属する格闘技団体の総帥である高田みたいな人とか、総四郎の兄とかが、出てきてはインチキくさい活躍をして笑わせてくれる。まあこの人にはアツい作品もまた描いてほしいところではあるけれど、たまにはこういう軽いのも息抜きとしては悪くない。
【単行本】「おやすみプンプン」1巻 浅野いにお 小学館 B6 [bk1][Amzn]
小学生男子・プンプンの初恋などを描いていく学園青春ストーリー。プンプンはフツーの小学生なのだが、なぜか彼とその縁者だけは鳩サブレみたいな感じの落書き調のキャラとして描かれていて、そのほかは普通に人間として描かれる。また出てくるキャラもイカレ気味な人が多めで、独特のシュールな世界を作り出している。
で、お話の中核となっているのは、プンプン少年と、彼が一目惚れした転校生少女・愛子ちゃんの物語。周囲のキャラたちがシュールな存在で背景に溶け込みがちな分、愛子ちゃんのかわいさ・瑞々しさ、それからプンプンと彼女のやりとりがパッと印象に残る。
これが現時点で面白いかといえば、なんともいいがたい。浅野いにおといえば、いかにも今風な感じで「スカしてる」といった印象も持たれがちな作家さんではある。この作品は逆手に取ってるんだか知らないけど、「スカしてて鼻につく」といわれそうな部分をあえて前面に押し出している印象。表現自体は面白いし、先の展開が読めない物語には「なんかすごいことやってくるかも」という期待感がある。ただ技巧に走りすぎにも見えるし、どう解釈したものか迷う部分もある。意欲作であることは間違いないと思うけど、それが吉と出るか凶と出るかはやはり今後の展開しだい。まずは期待しつつ続きを追っかけていきたいところ。
【単行本】「クレイジー大亜門道」 大亜門 集英社 新書判 [bk1][Amzn]
「太臓もて王サーガ」の大亜門の短編集。やはり売れるとこういうもんまで出るのでいいですね。収録作品は「もて塾へ行こう!!」「もて塾恋愛相談」「怪傑h」「伝説のヒロイヤルシティー」「一九ポンチ咄」と、あと「無敵鉄姫スピンちゃん」のプロトタイプ読切3本。
「もて塾」シリーズと「伝説のヒロイヤルシティー」は「太臓もて王サーガ」につながり、「スピンちゃん」シリーズも連載につながった作品だけあって、さすがにこのころから面白い。「太臓」ではパロディネタが目立ったけど、オリジナルのギャグもしっかり笑えるし。あとスピンちゃんはけっこうかわいいなあと改めて思ったりとか。まあここらへんの短編を読んでも、大亜門のギャグセンスの良さはうかがえる。次回作も楽しみ。
【単行本】「GENTE 〜リストランテの人々〜」1巻 オノ・ナツメ 太田出版 B6 [bk1][Amzn]
「リストランテ・パラディーゾ」で描かれた老眼鏡紳士たちばかりのイタリア料理店、「カゼッタ・デッロルソ」に集う人々、それぞれにスポットを当てて物語を展開。前作ではあまり触れられることのなかった、素敵メガネ老紳士たちのお店以外での顔がいろいろ見られて、なんだかお得感がある。また各人の物語もそれぞれ小粋。まあ自分的には老眼鏡紳士萌えといった属性はさほどないとは思うんだけど(心の奥底には眠ってるかもしれませんが)、作者の愛情は十分伝わってくるし、萌えゴコロ自体はやはり読んでいるほうにも伝染してくる力がある。読んでると老紳士たちが非常にチャーミングに見えてくるし、思わず笑みが浮かんでもくる。各話とも完成度が高いし、うまいなーと思います。
【単行本】「ヒロモト森一短編集」 ヒロモト森一 太田出版 B6 [bk1][Amzn]
いろんなところで描いた短編を集めた単行本。「MANGA☆STAR WARS 完全★超悪」「ネオデビルマンDAMNED」「MESS」「ラブウォーズ2 職場の黙示録」「CAHT NOIR」「トランス☆野郎対ドーロ☆ウォリアーズ」を収録。
この中ではとくに「STAR WARS」のカバー作品である「MANGA☆STAR WARS」が、個人的には印象に残った。ダースヴェーダーがゴツくてカッコイイ。あとは初期短編の「CAHT NOIR」とかが読めたのが収穫かな。ヒロモト森一は昔のほうが絵がきっちりしてて大人しい感じで、だんだん荒々しくなっていったんだなあ。
8/30(木)……暗行路
【雑誌】ヤングキングアワーズ 10月号 少年画報社 B5平 [Amzn]
野上武志「月の海のるあ」が巻頭カラーで新連載。日本海軍最後の複葉機にして万能水上機「零式水上観測機」を乗りこなす若きパパと、しっかり発育した娘が、海と空を舞台に暴れまくるという痛快冒険活劇といったところ。ミリタリ系には詳しくないんでよく分からんですが、そこらへんのディティールはこだわりながら描いてる感じで、それに奔放な色気を持った娘さんの魅力をプラス。初回は明るく元気な感じだったけど、今後も明朗快活でスカッと楽しめる路線で行くのかな?
二宮ひかるの新連載「シュガーはお年頃」。幼いころ将来の夢は「何にもなりたくありません」と語り、現在は「娼婦になりたい」と思っている、ちょいと屈折した女の子が主人公の青春ストーリーといったところ。でも別に彼女自身はそんなにはすっぱというわけでもなく、けっこう寂しがり屋なんじゃろなーという感じ。そんな彼女と、ちょっと不思議な雰囲気を持つ黒髪の美少女が出会って、ドラマを作っていくといった感じになりそう。まだ出だしなんでどうなるか分からんけど、多少百合っぽい話になったりするんでしょうか。とりあえず今後の展開を楽しみに待ちます。
大石まさる「水惑星年代記」。血のつながらないきょうだい、主人公と姉妹の恋愛話といった感じでわりと甘ったるい内容。まあ正直なところ、こういうベタなラブコメは好きです。女の子も魅力的だし。
【雑誌】コミックバーズ 10月号 幻冬舎コミックス B5平 [Amzn][定期購読:出版社]
読切で山田穣「Ready To Receive」という作品が掲載されていてビックリした。これって山田X=ZERRY藤尾じゃないですか。内容のほうは爽やかテニス青春モノで、ちょいとクールでテクニシャンな競合選手である主人公と、何かにつけて彼につっかかってくる荒削りだけど身体能力抜群な駆け出しプレーヤーの関係を、心地よく描くといった感じ。エロ漫画描いていたこととかは全然感じさせない、スッキリ爽やかな読み心地のテニス漫画になっていて、なかなか面白かった。元々一般誌志向はけっこう強い人だし、漫画的にもうまい人なんで、こっちのほうが向いてるかもしらんですな。
もう一つ読切、ホコ「雨の行方」。本当の兄妹みたいに仲良くしていた、幼なじみの兄貴分的存在が出ていっちゃうのを寂しく思う、ヒロイン少女の気持ちをつづったお話。漫画的に洗練されているといったタイプの絵ではないけど、独特の質感のある面白い絵。雰囲気はあってまずまず楽しめた。
【雑誌】モーニング 9/13 No.39 講談社 B5中
山田芳裕「へうげもの」が巻頭カラー。頑張りまくっている古田左介だが、空回りしまくり。でもまあ失敗あってこその成長ってもんで、大馬鹿なところが見ていて清々しくもある。まあそんなこんなで安定して面白いです。漫画:すぎむらしんいち+脚本:リチャード・ウー「ディアスポリス −異邦警察−」はロシア人編が決着しそう。あとは戦いが終わった後のユーリの身の振り方が気になるところです。
【雑誌】ヤングサンデー 9/13 No.39 小学館 B5中
万乗大智の新連載「あんころ。」(協力:岡田大)が開始。抜群のバランス感覚を持つ少年騎手が主人公の競馬漫画。彼が全然やる気なさげな調教師の仕切る厩舎の、専属騎手として派遣されるが……というところからスタート。万乗大智らしい、素直な少年、やさぐれ男のコンビという道具立てで、まずはとくに問題なく滑り出し。気になるのは、巻頭カラーでパンツ丸出しになったねーちゃんの再登場があるかどうかってあたりかな。
北崎拓「さくらんぼシンドローム」。二人との生活が落ち着いてきたかと思ったら、今度はデパートの売場ねーちゃんが阿川に急接近。どうするんでしょうかーといったところ。仕事の面でも影響してきそうなねーちゃんだし、取り扱いは難しそう。まあパーッとやっちゃうってのも手だとは思います。
【雑誌】ヤングジャンプ 9/13 No.39 集英社 B5中
柴田ヨクサル「ハチワンダイバー」。斬野の師匠に「ポッチャリ」といわれて気分を害した受け師さんが、ムチャな賭け金で勝負に挑む。師匠はなんだかものすごく強そうな感じですなー。どういう将棋を指すのか楽しみです。
【雑誌】週刊少年チャンピオン 9/13 No.40 秋田書店 B5平
新連載、元木誠「いざ!!海高剣道部」。モテない剣道部男子たちの青春コメディといった感じ。剣道をガシガシやるというスポ根漫画ではなく、部活系ダラダラ漫画といったところ。マツリセイシロウ「マイティ♥ハート」は短期集中連載を経て、本格連載化。正義のスーパーヒロインをやってる女の子と、悪の軍団の怪人をやってる男の子が同じクラスで、いつも女の子のほうがエッチな目に遭っちゃうというドタバタ劇。絵がけっこうかわいくてサービッスも十分。ラブコメチックなところもあってわりと面白かった作品なんで、復活はけっこううれしい。
【雑誌】エンジェル倶楽部 10月号 エンジェル出版 B5平 [Amzn][定期購読:Fujisan]
朝倉満「学祭」後編。主人公が学園祭の裏側で、カノジョ+委員長とダブルHといった感じの内容。主人公のおちんちんに両者の乳首がからみつくようなダブルパイズリの様子がなかなかエロいと思った。山本よし文がベタなエロゲー的ハーレムラブコメに挑んだ「ボクの中出し日記」は今回で最終回。最後は長門さん的なめがねっ娘(髪の毛の色は綾波っぽい)とやっておしまい。途中のギャグっぽいシーンで、「マカロニほうれん荘」のマネをしてきたりするところがいかにも山本よし文。最後まですごく下らなくて楽しめました。夢〜眠「巨乳部へようこそ!」。日本vs.イギリスの巨乳部対決というネタが馬鹿馬鹿しくてちょっと面白かった。
8/29(水)……オートマ理解
【雑誌】週刊少年サンデー 9/12 No.39 小学館 B5平
寒川一之「ゴールデンエイジ」が堅実に面白い。派手なことやってるわけではないけど、サッカーの試合における局面局面での駆け引きを丁寧に描いてるし、試合の展開も痛快。絵柄もかわいいし読みやすい。モリタイシ「レンジマン」は最終回。ラブコメ展開がとくに最後のほうは面白かった。ただ「いでじゅう!」と比べるとキャラ立ちが甘く、いくぶん地味だった感がある。ここらへんは次回作に期待ということで。
【雑誌】週刊少年マガジン 9/12 No.39 講談社 B5平
作:笠井良樹+画:山根聖史「彼女とキスする50の方法」は3回連続掲載の最終回となっている。少年少女のキスにスポットライトを当てた甘ったるいラブコメで、まずまず楽しめた。ちょいぷにぷにした感じの絵柄も悪くない。そのうち連載化もあるのかな?
【雑誌】漫画ゴラクネクスター 10月号 日本文芸社 B5中
由起二賢「サザンクロスの誘惑」が毎回濃すぎて凄いです。絵の濃さもあるんだけど、ギチギチに詰め込まれた理屈っぽいセリフの密度がたまらない。読むのに時間かかるんだけど、これはこういうもんだから……と諦めがつく重厚感がある。本沢たつや「新宿イエス」は最終回。おだやかな感じでいいラストだったと思う。スッキリ爽やか。
【雑誌】快楽天 10月号 ワニマガジン B5中 [Amzn]
こんちき(山田秀樹)が再登場。「見つめられるのが駄目なんです」。実はかわいいんだけどものすごくシャイで、見つめられるのが大の苦手……という彼女と、その彼氏さんのラブラブエッチストーリー。普段は極端に帽子深くかぶって、さらに前髪で目を隠しまくりな彼女が恥ずかしがる様子がなかなかにかわいい。絵のほうもピチピチ鮮烈な印象があってうまいです。
東鉄神「もっとふたりでできるもん」。主人公のおうちに妹分的娘さんが押しかけてきて「自分のおまんこの色を確かめてほしい」と迫ってくるという内容。不器用にお兄ちゃんを誘惑しようとするツンデレ娘さんがけっこうイイです。ポン貴花田「海辺の隣人」。この人もいつも変わらぬ手堅さ。きっちりキャラを作って、明るく楽しく、それでいてしっかりエッチ。充実しておりますのう。消しが大きかろうとしっかりエッチに見せられる腕前はさすが。
【雑誌】COMICパピポ 10月号 フランス書院 B5中 [Amzn]
相変わらず4コマ漫画の枠をぶっ壊しまくりなRIKI「ラブラブ♥ポンチ」。なんと!読者さんからのお便りに対する返答コーナーに「出ちゃいましゅよ!単行本がついにっ!ウパウパウッパー!」というコメントが。こりゃ〜もうウパウパウッパー!って感じでしゅよ!! 「ページ数が少ないだけになかなかまとまんねーだろうなあ」と思っていただけに、すげーうれしい。
大朋めがね「不機嫌日和」。ペンネームどおり、めがねをかけた娘さんをけっこうかわいく描いている。スッキリした清潔感のある、ちょいオシャレな絵柄も好印象。あまりエロいってわけではないけどなかなか達者な人です。
【雑誌】キャンドール 10/12 VOL.45 実業之日本社 B5中 [Amzn]
LEEが読切で登場。「にゃんこみゅにけ〜しょん」。ネコミミとかけもの娘を得意とする人だが、こちらでもまたえらくかわいい猫耳さんを描いている。ちんまりした顔、体つきと甘えるような表情が実に良いです。西野映一「ひめゆら」7回め。沈み行く嶋に最後まで残った少年と少女たちが、最後の名残を振り切るべくエッチをしていくという物語。ラブコメ臭が濃厚で個人的にはけっこう楽しく読んでいる。お話はそろそろ大詰め。次号あたりで種明かししておしまいって感じですかねえ。
まだ子「お泊まり会」。主人公少年が、家にお泊まりにやってきた姉の友達と、ナイショでエッチしちゃうという内容。滑らかな感触の絵柄がいつもながら見てて気持ち良い。むつきつとむ「夏の花火」は、積極的すぎる血のつながらない姉と、彼女のことが実は好きな弟が、夏祭りの版に結ばれちゃうというお話。この人の描く女の子はやっぱかわいいですのう。浴衣姿なんかはかなりグッとくる。爽やかな甘さがイイ。
【単行本】「ディアスポリス −異邦警察−」5巻 漫画:すぎむらしんいち+脚本:リチャード・ウー 講談社 B6 [bk1][Amzn]
元銀行員のデブ男・鈴木が、かつての恋人と再会するエピソードの後、ロシア人編に突入。元ソ連軍特殊部隊の一員だった、小太りな戦士・ユーリの戦いぶりがカッコイイ。さまざまな人種が入り混じって展開される物語は相変わらず混沌としていて怪しい魅力があるし、アクションシーンも派手で面白い。最近、久保塚はちと影は薄いものの、お話的には着々と面白くなってると思います。
【単行本】「へうげもの」5巻 山田芳裕 講談社 B6 [bk1][Amzn]
秀吉の天下統一に伴って、左介もだんだん出世。しかしそれだけに、成功も失敗も規模が大きくなっているような……という感じがなんだか微笑ましい。「わび」の境地を極めようとして突っ走ってやりすぎちゃったり、がめつく手柄を挙げてしまったり。なかなかええ感じの突っ走りぶりで、愉快な御仁になってきた。ダイナミックな表現も健在で痛快。
8/28(火)……ドルティーヤ
▼単行本購入予定。データはまんが王倶楽部の新刊予定を参考に作成。リンク先はAmazonのワード検索。リンク先URLはスクリプトによる自動生成なので、まだAmazonのデータベースに登録されておらず、該当物件が表示されないリンクもありますのでご了承ください。
▼2007年9月単行本購入スケジュール
9/4 「JIN−仁−」9巻 村上もとか 集英社
9/5 「正しい変態性欲」 駕籠真太郎 三和出版
9/6 「片岡さんちのクリコちゃん」1巻 地下沢中也 講談社
9/6 「Kiss×sis」1巻 ぢたま某 講談社
9/6 「ユウタイノヴァ」1巻 押見修造 講談社
9/7 「アイホシモドキ」3巻 森繁拓真 秋田書店
9/7 「GAMBLE FISH」2巻 作:青山広美+画:山根和俊 秋田書店
9/7 「椿ナイトクラブ」7巻 哲弘 秋田書店
9/7 「フルセット!」1巻 梅田阿比 秋田書店
9/7 「喰いしん坊!」15巻 土山しげる 日本文芸社
9/8 「彼女を守る51の方法」5巻 古屋兎丸 新潮社
9/8 「オーレ!」8巻 能田達規 新潮社
9/12 「こどものじかん」4巻 私屋カヲル 双葉社
9/12 「肉弾アスリー島」 米餅昭彦 双葉社
9/18 「あいこら」9巻 井上和郎 小学館
9/18 「好色チロリズム」 恩田チロ ワニマガジン社
9/19 「この恋は実らない」2巻 武富智 集英社
9/19 「カラクリオデット」4巻 鈴木ジュリエッタ 白泉社
9/19 「学園アリス」14巻 樋口橘 白泉社
9/20 「BLUE DROP 天使の僕ら」1巻 吉富昭仁 秋田書店
9/下 「しかって!双子姉妹」 ゆきやなぎ ワニマガジン社
9/20 「聖痕のクェイサー」3巻 佐藤健悦 秋田書店
9/20 「かみちゃまかりんchu」5巻 コゲどんぼ 講談社
9/21 「チノミ」1巻 吉永龍太 講談社
9/21 「レッド」1巻 山本直樹 講談社
9/21 「もっけ」7巻 熊倉隆敏 講談社
9/21 「ガガガガ」4巻 山下ゆたか 講談社
9/21 「パノラマデリュージョン」2巻 小原愼司 講談社
9/21 「俺と悪魔のブルーズ」4巻 平本アキラ 講談社
9/21 「仮面ライダーSPIRITS」13巻 村枝賢一 講談社
9/21 「黒博物館スプリンガルド」1巻 藤田和日郎 講談社
9/22 「大東京トイボックス」2巻 うめ 幻冬舎コミックス
9/22 「武死道」4巻 ヒロモト森一 幻冬舎コミックス
9/22 「かげふみさん」1巻 小路啓之 幻冬舎コミックス
9/22 「MAGI×ES 魔法小路の少年少女」1巻 竹本泉 メディアファクトリー
9/25 「盆堀さん」 いましろたかし エンターブレイン
9/25 「エマ」9巻 森薫 エンターブレイン
9/25 「ブロッケンブラッドII」1巻 塩野干支郎次 少年画報社
9/25 「はなまる幼稚園」2巻 勇人 スクウェア・エニックス
9/25 「一騎当千」13巻 塩崎雄二 ワニブックス
9/26 「劇画 信長公記」1巻 平田弘史 リイド社
9/26 「いぬみみずかん」 いぬぶろ ワニマガジン社
9/28 「フリージア」9巻 松本次郎 小学館
9/28 「花縄」5巻 作:小池一夫+画:森秀樹 小学館
9/28 「地平線でダンス」2巻 柏木ハルコ 小学館
9/28 「アニメがお仕事!」7巻 石田敦子 少年画報社
9/28 「翠 水惑星年代記」 大石まさる 少年画報社
9/28 「キミキス -various hiroines-」2巻 東雲太郎 白泉社
9/28 「家政婦と暮らす100の方法」 ポン貴花田 双葉社
9/28 「BEASTIE GIRLS」 さめだ小判 ワニマガジン社
【雑誌】イブニング 9/11 No.18 講談社 B5中
野中英次の新連載「ハタキ」がスタート。一挙二話掲載。とある御家庭にブタ型のハタキが到着するが……というところから始まるギャグ漫画、かな。まあいつもの野中英次らしくマイペースで進んでいきそうな感じ。寺沢大介「喰いタン」。なんかミスター味っ子のパチモンみたいな定食屋オヤジを出してきて、セルフパロディをやっている。最近の寺沢大介の作風は本当に図々しいなあ。でも別に誰に迷惑をかけるでもなく、ちゃんとジョークになってるところが良いです。
【雑誌】ヤングチャンピオン 9/11 No.18 秋田書店 B5中
国広あづさが読切で登場。タイトルは「DOLL T」。フィギュアオタクで引きこもりな隣の家のお兄ちゃんを心配したヒロインが、彼を誘惑して「ドールT」を捨てせようとするが……という内容。彼女は「童貞」という言葉を勘違いして、何か人形みたいなもんだと思っていたのだが、ってなドタバタコメディ。国広あづさの描く女の子が、けっこうピチピチしててかわいい。また作:七重俊+画:山田可南「東京少女」は今回で最終回となっている。
【雑誌】漫画サンデー 9/11 No.34 実業之日本社 B5中
作:倉科遼+画:みね武「艶恋師 放浪編」。京都の裏の世界で陰謀うずまく中、菊之介はいつもどおり竿師として営業中。今回はいつもの決め技「きぬた」が妙に呑気に見えました。
【雑誌】コミック・ガンボ 8/28 No.33 デジマ B5中
路みちる「ぼうえいにっき」は相変わらず女の子キャラが、ヒト、タコともにかわいい。タコ少女・ナツミが、タコだけどタコなりにかわいいのが印象的。すがやみつる「サラリーマントレーダーあらし」。やはりいい年こいてスーツネクタイ姿にインベーターキャップのおっさんはかなりイカれていると思う。ちなみに本編は損切りをどうやるかというお話。
【雑誌】フラワーズ 10月号 小学館 B5平 [Amzn][定期購読:出版社]
巻頭の2色ショート漫画「花色ミニ・シアター」で東村アキコ「2100年メガネの旅」が掲載。2100年の未来でもメガネ男子はやはりモテるらしいというお話。もちろんカッコいい人限定だろうけれども。
萩尾望都「世界の終わりにたった1人で」前編。小説家である主人公の義理の弟が、91歳の女性画家のお気に入りとなるが、それがやがて波紋を巻き起こすことに……という出だし。お話のほうもなんだか不穏な気配に満ち満ちているのだが、何よりこのおばあちゃん画家のルックスが怖い。おばあちゃんだというのに、頭にデッカい鼻飾りをつけ、妙にひらひら感のある服を羽織って……。常に大きく見開かれた目も、どこ見てるんだかよく分からんし。得もいわれぬ迫力があるなあ。
【雑誌】コーラス 10月号 集英社 B5平 [Amzn]
別冊付録に谷川史子の読切「草の上星の下」が掲載。自分にないものばかり持っている姉に憧れと嫉妬がないまぜになった複雑な感情を抱いていたヒロインが、ひさしぶりに姉が実家に帰ってきたことで、またそのコンプレックスを甦らせてしまい……というお話。でもまあ心底嫌っているというわけではなく、むしろ好きという気持ちの裏返しなので、最後には落ち着くところに落ち着いて、きれいにお話をまとめている。いつもながらのスッキリした気持ちの良い絵柄と、後味の良いストーリーで読ませる。
くらもちふさこ「天然コケッコー」特別編。3回連続登場の最後ということで、そよと大沢くんのラブストーリーっぽいので締めくくってくるかと思いきや、それとはあんまり関係ない話で攻めてきた。何気ないけど印象に残る、日常風景を鮮やかに映し出したお話は、いかにもこの作品らしい。最初で「こりゃ何じゃろ」と思わせておいて、最後で「なるほど」と納得させる構成が実に巧み。感心しました。
【雑誌】メロディ 10月号 白泉社 B5平 [Amzn]
よしながふみ「大奥」は今回も面白い。男大奥がさまざまな波紋を生み出すようになり、しだいに生みの親である春日局にも制御不能な状態になっていく様子は読みごたえ十分。大奥によってすっかり人格が変わってしまった感のある有功の暗躍もあるけれど、すでに大奥そのものが意志を持ち始めているような、不気味な感触もある。キレがあるけどねちっこくもあって面白いですのう。
【雑誌】阿ウン 10月号 ヒット出版社 B5平 [Amzn][定期購読:Fujisan]
今月の師走の翁はシャイ娘。シリーズとは関係ない読切「目隠しプレイ」。飲み会時に新しい彼女&彼氏にスッぽかされた、サークル(たぶん)の後輩男子と先輩女子が、イタズラ心も相まって二人でこっそりエッチしちゃうという内容。先輩女子が軽い調子ながらなかなかカワイイし、エロシーンも相変わらずの充実感。さすがにうまい。
昭嶋しゅん「Throwing Heart」は6話め。野球部モノだけ野球シーンはなく、先輩同士のHシーンを後輩男女が覗き見……という感じ。こういうネタだと覗き見組もエッチになだれこみそうなもんだが、今回それはなし。即ヤリではなく、少し焦らしてラブコメ展開に持っていってるところが良いなと思った。
8/27(月)……総感激の創刊劇
▼これからの更新の見通しですが、なんだかもう破滅的に遅れてますが、なんとかします。8月分の日記はこのままの形で更新。9月分に入ったら、しばらく変則的な更新スタイルにして、リカバリーするつもりです。そんなわけで正常化までは、もうちょいお待ちください。
(書いた日:2007/09/12)
【雑誌】コミックアライブ 10月号 メディアファクトリー B5平 [Amzn]
井ノ本リカ子の連載が終わり、國津武士が今回お休みというあたりが個人的には若干寂しいけど、まあ安定した誌面ではある。
最近では、青本もあ「おまかせ精霊」がいい感じですな。かわいい精霊とご主人様たちの楽しい生活といったお話で、今のところ大きな事件は起きていないけど、のどかなお話には和むものがある。今回は精霊のヨリさんが、ご主人様の指令でツンデレ調で喋るシーンとかがとくに楽しかった。作:阿智太郎+画:まだらさい「陰からマモル!」。マモルとの間接キスを想像して、顔を真っ赤にしている椿&ゆうなの2人がかわいいですな。ええ顔してます。この作品は、お話自体はそんなでもない回でも、パッと印象に残るコマが何個かあるってのがいいです。
和六里ハルの読切シリーズ「冒険者にはなりたくない」前編。ファンタジー世界を舞台に、ツンデレメガネッ娘系のシーフ少女と、その相方の戦士にーちゃんが冒険するドタバタコメディ。まあ今回は前振りって感じかなー。というわけで次を読んだうえで判断。
【雑誌】電撃コミックガオ! 10月号 メディアワークス/角川書店 B5平 [Amzn]
作:竹宮ゆゆこ+画:倉藤倖「わたしたちの田村くん」。最近は相馬さんといいムードだった田村くんだったが、中学時代の想い人である松澤さんに再会するかもしれないということで、心は乱れまくり。悩む田村をサポートする相馬さんがかわいいけど、切なさも感じさせてくれる。最近本作はラブコメとしてずんと良くなってきた感じで毎回楽しみにしております。作:有沢まみず+画:松沢まり「いぬかみっ!」は、薫のところのいぬかみ間の序列をめぐって、いまり&さよかの双子が紛糾……という回。まあとくに重要な回ではないけど、いつもながらほのぼのした雰囲気は楽しい。
【雑誌】ヤングマガジン 9/10 No.39 講談社 B5中
鈴木一世「ゲヘヘのヌベコ」が掲載。今回はヌベコが、彼氏であるダメ男・凡人と出会う前のエピソード。彼女がいかにしてフェラチオの達人になったかを語る。荒削りながら楽しいシリーズなんでけっこう好きだが、今回の扉によると「単行本化のウワサが……!?」とのこと。ちゃんと出てくれるとうれしい。
【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 9/10 No.39 小学館 B5中
真鍋昌平「闇金ウシジマくん」が連載再開。今度は「サラリーマンくん」編。これまでは基本的に自堕落だったり怠惰だったりする人が金を借りてたので、まあ「かわいそうだけど仕方ないかな」とか思えたけど、普通のサラリーマンさんが借金に追いまくられるとかになると、かなり鬱々とした感じになりそう。それだけに内容もエグくなりそうで期待してしまう。悪趣味かもしれないけど、やはりこの漫画の場合、債務者の人たちがどれだけヒドい目に遭うかが重要なポイントだったりするのは確かなんで……。
小田扉「団地ともお」。今回は夏祭りのお話で、コンビニ兄ちゃんを好いているより子が主役な回だったけど、結果的にはともおと少しいい感じ。彼の周囲には意外と女っ気あるし、将来はモテるようになるやもしれん。まあどうでもいいけど。
【雑誌】週刊少年ジャンプ 9/10 No.39 集英社 B5平
うすた京介と増田こうすけ、二人のギャグ漫画家のコラボ企画15Pが掲載。二人がそれぞれの作品を交換して、うすた京介が「ギャグマンガ日和」、増田こうすけが「ピューと吹く!ジャガー」を描くというもの。交換してはいるけど、それぞれの味自体は変わらないかなーという印象。高橋一郎「バレーボール使い 郷田豪」は最終回。最後はまずまず爽やかな締めくくり。元気の良い作風は悪くなかったけど、ジャンプの誌面の中ではもう一つ目立てなかったかなあ。
読切、普津澤画野新「アナアキーズ」は、アナアキという名のすんごい男が背中の扉の中にしまい込んでる味方たちと共に、悪の組織と闘う物語。絵柄はカクカクしたけっこう個性的なもの、ストーリーも奇を衒っててユニークな部分は多い。センスは感じるけど、ちょっとぶっとびすぎてて、読者はついていきづらそう。気合いが空回り気味な印象だった。
【雑誌】ヤングキング 9/17 No.18 少年画報社 B5中
宮尾岳「並木橋通りアオバ自転車店」。なんか最終回っぽい感じだったけど、べつに連載が終わるわけではなく、通常通りの営業再開。なお本作の単行本のタイトルは、9月25日発売の巻から「並木橋通りアオバ自転車店」→「アオバ自転車店」にリニューアルされるとのこと。連載自体は「並木橋通り〜」のままタイトル変わらず。まあけっこうな長期連載になったことだし、ここらでちょいと区切りをつけておくのは良いかもしれませんな。
森見明日「よみがえりんね♪」。最初のほうは次々前世女が出てきては主人公にからむというスタイルがもう一つピンとこなかったけど、ここに来て幼なじみ娘が主人公とからんできて、ラブコメ的には良くなりつつあるか。甘ったるい展開になってくるとうれしいのですが。
【雑誌】コミックホットミルク VOL.01 コアマガジン B5中 [Amzn]
最近のエロ漫画雑誌の中では最も話題を集めた創刊でしょうなー。最近のエロ漫画におけるコアマガジン勢の層の厚さといったら群を抜いてるけれども、その中でもおいしいところをビシバシ集めてきたという感じ。誌名自体もかつての名門「ホットミルク」を継承。今回のホットミルクはB5中とじということで、コンビニ売りもあり。現時点では隔月発行のようだけど、この勢いなら月刊化も遠くないでしょう。まあ何にせよ、楽しめる雑誌が増えるのは自分としてはうれしい限り。
で、その記念すべき1号めの表紙には石恵を持ってきた。また巻末カラー「We are just married!!」も石恵。今カラーページを描かせたら、エロ漫画界では鳴子ハナハルと並んで客とれるだろうっていう作家さんだけにさすがの見映え。コンビニ売りということで修正キツいのは残念だけど、この人の場合はちんちんだけでなく、乳のほうもずいぶんパワーがあるので大丈夫。またカラーではこのほか、おかのはじめ「ぼくだけのなつやすみ」、おりもとみまな「牧場の朝」、この名義ではひさしぶりのヒヂリレイ「先生イイでしょ?」、天太郎「レッスンとぅゆ〜」が掲載。いずれもうまい人たちだけど、とくにヒヂリレイのエロがひさしぶりに読めたのはうれしいとこです。
カラーじゃないけど乳パワーはさすがなのがヤスイリオスケ「ケンカするほど仲がアレ」。幼なじみラブラブバカップルが、お互いに張り合ってエッチなことをしまくる様子を楽しく。この乳のボリューム感、張りとツヤはいつ見ても素晴らしい。如月群真「舞FAVORITE」。今エロ漫画界でも屈指のエロエロ度を誇ると個人的には評価している作家さんだが、この人の場合はコンビニ売り雑誌だとちょっともったいないかな。やっぱりこの人は修正がない、あるいは極小な書店売りのほうがいいと思う。ただこの雑誌は修正がわりと丁寧。ちんこ部分の白抜き修正を、きっちりちんこのフォルムは残すようにやっているおかげで、如月群真の特徴の一つであるねっとりした舌づかいとかは無修正時同様に楽しめるけれども。
松本ドリル研究所「まマまま!」は続きモノ。魔法戦士お姉ちゃんと悪魔娘が、かわいい少年魔王をめぐって激しいエロ合戦ってな感じ。テンションが高くて勢いあり。豊満な肉体描写もインパクト十分。鬼ノ仁「隣のお姉さん」もさすがにキャッチー。主人公+彼と肉体関係にある隣のお姉さん、それから幼なじみで主人公に片想いしているらしきツンデレ同級生……といった感じの道具立て。エロもラブも色濃くやっていきそうな気配で、こちらも高値安定で行きそう。
けものの★「燃エロッ!!お嫁さんっ」は、とにかくメチャ強いけど旦那さんにはベタボレな奥さんがメインのラブラブエッチもの。微笑ましくて甘ったるくてエロもちゃんとやってて相変わらず好みな作風。ヒロインさんの表情が豊かなのが見てて楽しい。今回が第1話ということで続きモノになる模様。ぜひ待望の単行本が出るところまで続けてほしい。あとA-10「Lord of Trash」は、なんだかいけしゃあしゃあとカラフル萬福星の続きをやっておりますが……。当時とは絵もさすがに変わりましたな。まあ続き読めるのはうれしいです。
玄鉄絢「五十鈴のカウンター」。やはりこちらでもお得意の女同士がからむ漫画を展開。作者のあとがき読むと、玄鉄絢もホットミルクのハガキ投稿者だったんですねえ。旧ホットミルクといえば、おたよりコーナーのレベルが高いことでも有名な雑誌だったけど、新生ホットミルクでは「みるくほうる」というコーナーを用意。今回はさすがにはがきは来てないけど、読者コーナー漫画ではG=ヒコロウが「コアマガのGOREちゃん」って漫画を描いてます。あと米倉けんごがイラスト。そんなわけでまず第1号は豪華陣容で意気揚々と発進した新生ホットミルク。自分としても旧ホットミルクへは思い入れのたいへん強い雑誌だっただけに、これからの誌面展開にも大いに期待しております。
【執筆陣】石恵、おかのはじめ、おりもとみまな、ヒヂリレイ、天太郎、松本ドリル研究所、けものの★、鬼ノ仁、レオパルド、ヤスイリオスケ、A-10、玄鉄絢、如月群真、ぷよん、京極孔、G kilo-byte
【単行本】「ヤンキー君とメガネちゃん」4巻 吉河美希 講談社 新書判 [bk1][Amzn]
安定してほのぼの楽しい。この巻ではいつものメンツが生徒会選挙に出ることになって、ちょっと新展開。まあみんな仲良く学園生活を送っているし、元気が良くて微笑ましい。登場人物たちもそれぞれ気安くてユーモラスで親近感は持てるし。あとこの巻では生徒会によるお悩み相談コーナーみたいなのも掲載されてるけど、メガネちゃん・足立花による脱力感のあふれる頭の悪い解答にちょっと笑った。
【単行本】「スマッシュ!」5巻 咲香里 講談社 新書判 [bk1][Amzn]
この巻は一気にお話が動いて面白かった。翔太が試合の中で自らの才能を覚醒させ、無敵モード突入と思ったら悲劇に見舞われ、その後試合ができない状態になったと思ったら各所でラブコメ展開。さらに新たな(そしておなじみの)ライバルも登場……と、ここまでためてきた分を全部ドバッと出してきたかのよう。おかげで恋にバドミントンに、だいぶ面白くなってきてる。この巻はとくに、バドミントンの試合シーンもだいぶ面白かったので満足しました。
【単行本】「幸福喫茶3丁目」8巻 松月滉 白泉社 新書判 [bk1][Amzn]
手堅く楽しい安定株。いつも元気な潤が笑顔で周囲の人々を癒し、周りの人がほんわかし、男たちは恋心を少しずつ募らせていく……っていうパターンはいつもどおり。まあラブコメについてはわずかながら進行。本命は進藤だろうけど、和菓子屋のせがれ安倍川草のほうがラブコメ生物度た高くて印象は強し。まあともすると展開がワンパターンになりがちなところはあるけど、それを味にするか、変化をつけていくかといったところが今後のキモでしょうかねー。
8/26(日)……つるの女絵師
【単行本】「あしたの弱音」 タイム涼介 エンターブレイン B6 [bk1][Amzn]
ついに待望の単行本発売。コミックビームで長らく連載された本作は、バカで童貞でヘタレでもある中学生男子・弱音の日常を描いていく学園ギャグ漫画としてスタート。最初のうちは毎回弱音がしょうもない行動を繰り返し、醜態をさらしていくという感じだったのだが、中盤からは弱音がだんだん、人生に対する思索を巡らせ、恋をし、自分で食物を得る術も見つけ、実にたくましく成長していく。
この単行本では、その中盤以降の部分をセレクションして収録。自分も連載中、最初のほうはまあ「くだらねー」という感じで気楽に笑いながら読んでいたんだけど、それが回を重ねるにつれ「オッ」と思わせるシーンが増えてきて、どんどん夢中になった。とくに終盤のほうは感動の嵐。タイム涼介は以前から心に響く言葉を持った作家さんだったけれど、弱音の言葉も彼の成長とともにどんどんカッコ良くなり、研ぎ澄まされていって大いに心揺さぶられた。
学校の屋上に住まいながら、学校という枠にとらわれることなく、かといって無視するでもなく、魂の自由を保ちながら生きる弱音の姿はとにかくカッコ良くてシビれる。また、ときに泣けもする。セリフがビンビン突き刺さってくるんですよ。あとラストも良かったな。奔放無頼ながらも、一人であるがゆえに「責任」というものの重みを感じて生きてきた弱音だからこそできた、カッコイイ生き方だったと思う。これは学園ストーリーに止まらない、青春モノの傑作だと思いますね。
【単行本】「アベックパンチ」1巻 タイム涼介 エンターブレイン B6 [bk1][Amzn]
現在コミックビームで連載中の作品。地元では無敵状態だった無頼な幼なじみ男2人、イサキとヒラマサ。彼らがある日、街で出会ったアベックにからんでいったところ、二人の強烈なパンチにより一敗地にまみれる。それが引っかかりとなって残り続けた二人は、アベックをタダモノでないとにらんでその素性を調べ始めるが……といった感じで始まる物語。
お話のほうは、カップルが実は男女二人が一組になって闘う「スポーツアベック」という格闘技の選手だったことが判明するが、イサキもヒラマサも女にはからっきし縁がなし。とくに超乱暴モノでヤクザ顔負けのヒラマサには誰もよりつかない。というわけでスポーツアベックでも組む相手がおらず、前途は多難という状態。
という本筋のほうも面白いけど、男二人の青春物語として読んでも面白い。「あしたの弱音」同様のキレのあるセリフはこの作品でも各所にちりばめられているし、イサキ&ヒラマサのくされ縁的友情も、強固な絆を感じさせてくれて、泥臭いけど独特の輝きを放っている。なかなかカッコ良く、痛快な物語になりそうな気配でこれからも期待大。
【単行本】「羽衣ミシン」 小玉ユキ 小学館 B6 [bk1][Amzn]
人は良いけど冴えない大学生・陽一が、ある日工事現場でロープにからまってもがいていた白鳥を助けたところ、彼の部屋に突然一人の女性が恩返しがしたいとやってきて……という現代版「つるのおんがえし」ストーリー。小玉ユキは前単行本の「光の海」(感想は2007年1月のオス単参照)に引き続き、女性向け漫画の中では今自分的に大プッシュ中の作家だが、この作品もなかなかに面白い。
まず白鳥が変化したという、ヒロインの美羽に天然系でほわほわした美しさがあるし、とてもいい人である陽一との生活もほのぼの微笑ましい。途中まではほんわかムードで、終盤になり別れのときが近づくにつれて、どんどん切なさが増してくる。そしてラストはキュッと胸は締めつけられるけれども、暖かい余韻を残す優しいものとなっていてとても気持ち良く幕を引いてくれる。
小玉ユキの絵柄は、どこか素朴で楚々とした美しさがあって元々良かったんだけど、最近は洗練されてきてだんだんパッと目をひくような華やかさも加わってきた。黒目に光を入れないこともあって、キラキラしすぎず、どこか落ち着いたムードがあるのも魅力。シャレた感じではあるんだけど、カッコつけすぎた感じはしない、暖かみも共存しているのがとてもいい。お話もけっこう作れる人だし、これからも楽しみにしております。
【単行本】「怪物王女」5巻 光永康則 講談社 B6 [bk1][Amzn]
コンスタントに楽しめる。世界観の全貌はなかなか見えないながらも、王族のメンツもだんだん出現頻度が上がってきて、お話のほうも緊迫してきており、少しずつお話も動いているなーという感じ。あとやっぱり光永康則の絵がイイと思う。ちょっとつるんとした感じの造形のキャラたちには独特のキュートさがある。あと見せ場シーンの思い切りの良い画面構成とかも良好。キャラが楽しいので画面眺めてるだけでも適度に楽しいし、肩凝らずに読めるのも良いところ。疲れてるときとかにだらーっと読むのにも向いてる感じ。
【単行本】「愛気」5巻 ISUTOSHI 少年画報社 B6 [bk1][Amzn]
この巻もちとインチキくさい格闘技漫画を楽しく展開。とにかくいつも余裕たっぷりで、情容赦なくガンガン勝ちまくる主人公・承久のダーティヒーローっぷりは痛快。風変わりな体術や戦略とかも面白いし。白熱した戦いとかよりも、とにかく承久がレベルの違いを見せて、圧倒的優勢で勝ちまくるあたりに面白みがある作品。リアリティはないけど楽しいです。
【単行本】「新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画」4巻 高橋脩 角川書店 B6 [bk1][Amzn]
ラブコメエヴァも4巻め。このシリーズは、シンジとレイが惹かれ合っていてイチャイチャ、それにヤキモチやいたアスカがときどき反撃して押し返すというのがお決まりのパターン。ゲンドウ、ミサトらの大人たちは、彼らにイベントを与えてときどきひっかき回したり進展させたりするのが役どころ。4巻めに関していえば、個人的にはやはりアスカの印象のほうが強い。まあとくに4巻の最後のほうで思いきった行動に出ちゃうってのもあるけど、やたらトキめいたり落ち込んだり悩んだりヤキモチやいたりと、感情の起伏が大きいのが見てて楽しい。それと家族ほのぼのコメディとしてもわりといいと思う。ゲンドウさんの親バカっぷりとか、アスカママの天然ぶりとか。
【単行本】「こいねえ」 BENNY’S マックス A5 [Amzn]
ポプリの版元がマックスになったのに併せてコミックスシリーズも「ポプリコミックス」に。装丁も上品で華やかでええ感じになっておりますな。で、この単行本には9本の短編を収録。いまやすっかり年上おねえさんモノの名手という感じになってきたBENNY’Sだけど、ここでもそれは健在。まあラブラブカップルものもあって、年上モノオンリーというわけでもないが、いずれも豊満なおっぱいを駆使したラブラブエッチが堪能できてとても華やいだ気分になる。
帯に「魂の双子」と書かれたりもする、井ノ本リカ子と同時発売だが、単純な実用度では個人的にはBENNY’Sのほうがヒット率が高い。あまりセンチメンタルでない分、後腐れなく使いやすいといいますか。軽いノリながらも密度の濃いエッチをしているし、柔らくてたっぷりした巨乳も良い。まあ最近はちょっとデカくなりすぎな気はしないでもないですが。まあ自分の場合は、パッツンパッツンの風船巨乳も好きだけど、こういう持て余し気味な垂れ乳もわりと好きなんでノープロブレム。これはこれでいいんです。
【単行本】「くすりゆびハニー」 井ノ本リカ子 マックス A5 [Amzn]
この単行本では、ポプリクラブで連載された「くすりゆびハニー」全6話が中心で、「僕のおねえちゃん」「にゃんにゃん♥」「わからないけど」「雨はきらい」の4作も併せて収録。「くすりゆびハニー」は、海外転勤した親と離れて暮らすことになった主人公・匠に、実はいいなづけがいたことが判明。その相手は隣のクラスのすごく地味な女子・白鳥さん。しかし、彼女と一緒に暮らすことになり、エッチもするようになった匠は、だんだん彼女の秘められたかわいさに気づいていき、相思相愛ベタボレ状態になっていくのだった……というラブラブHストーリー。
てなわけで全6話かけて、たいへん甘ったるいエッチありの恋物語が展開されていく。あとがきによると井ノ本リカ子は現在、地味女子がマイブームだそうで、本作のヒロイン・白鳥さんも、たいそうかわいらしく、かつ愛情たっぷりに描いている。「あの娘は学校では目立たないけど俺だけが魅力に気がついているのじゃぜー」ってなところが萌え心をくすぐったりもする。あとエロシーンは甘ったるいうえに、ちゃんとしっかりエロさもキープしていて、相変わらずの安定した仕事っぷり。ただストーリー面ではちょいと唐突な部分が多く、少し食い足りないかなという部分もある。出だしの「実はいいなづけがいたんでした」「いきなりエッチ突入」「すぐにラブラブに」ってところもそうだし、お話の畳み方もちょいとバタバタしている。雰囲気が抜群にいいので流されてしまうのも可だけど、キャラがとても良かっただけにもう一ひねり欲しかったかなあという気はする。
そのほかの短編については、お話が短いだけにきっちりまとまっている。井ノ本リカ子の描くふわふわ柔らかいキャラはやっぱすごくかわいいし、甘やかな感情を激しくくすぐってきてたまらない。感触といい味わいといい、「マシュマロのような」という形容がとてもよく似合う。うまいですよねえ。
8/25(土)……黄レモン
▼そういえば25日に放映された「ミヨリの森」アニメ版の感想を。OHP+のほうでもちょろっと書きましたが、ハッキリいって大いにガッカリさせられる内容。作画がいまいちだっただけでなく、ストーリー面でも今一つ。かなり陳腐な自然保護モノになっちゃってて、「こんな単純なお話でもなかろう」と感じてしまった。まあ原作の再現性という部分を抜きにして、独立した作品としてももう一つ。まあ小田ひで次の中ではヌルめな作品なので、いくらかアニメ向きだったのかもしれないけれども。放映情報を目にしてからけっこう期待してたんで残念だった。
【雑誌】アフタヌーン 10月号 講談社 B5平 [Amzn]
四季賞PORTABLEが付属。四季大賞・銅☆萬福「キレもん」、四季賞・芝孝次「あの星のかけら」、谷口ジロー特別賞・及川由美「赤子」の3作品を収録。
「キレもん」は、学校でウンコしたくなくて我慢してたばかりに痔になってしまった男子が主人公のコメディ。テンポが軽妙で読みやすい作品。「あの星のかけら」は、水彩画っぽい雰囲気の優しい絵柄が持ち味。絵はとても良いが、コマ割についてはちょいとゴチャゴチャしてて、B6サイズの付録だと読みづらく感じた。なお芝孝次は2006年10月号の四季賞PORTABLEにも「My name is…」という作品が掲載されている。「赤子」は、海で拾われた目が真っ赤な少女・赤子の、拾ってくれた青年への執着を描いた物語。絵柄的な洗練はまだまだだが、黒々とした絵柄とストーリーの強さには惹かれるものがある。今回の3作品の中では、これが一番印象に残った。
滝沢摩耶あらため鹿島摩耶の短期集中連載「学園夢探偵 獏」は最終回。淫夢のイメージと、それが指し示す現実のイメージをからませながら、ミステリアスにお話を展開。ちょいとがさつだけど謎めいている夢探偵のお姉さんは見ていて楽しいキャラ。あと彼女に相談中の主人公少年もわりと面白い性分の持ち主。最後のほうは少しあっけない感じもしたけど、まずまず楽しめた。そのうちまた長めの連載もやってほしい。
惣本蒼「呪街」はだんだんアクションも派手になってきてるし、ヒロイン・笠音のキャラもイキイキしてきてわりと調子が良い。ギチギチの呪力合戦をやってるわりに、どこか飄々とした雰囲気があるのも魅力かな。植芝理一「謎の彼女X」は卜部さんの水着姿がちょいエッチっぽくて良かった。日焼けした黒卜部も、なかなかええ感じで。けっこう乳が大きめながら、ウエストラインのほうはしなやかでソソられる。
あと読切、釣巻和「家族の食卓」。一見普通にしか見えない家族だが、実はその一人ひとりがみなトンデモない能力を有していたのでした……といった感じのホームコメディ。楚々とした品の良い絵柄はかわいげがあって好ましい。背景描写とかもものすごく描き込んでるってわけではないが、必要十分なものがきちんと描かれていて、全体的な雰囲気も上々。穏やかだけれどもちょっと気の利いた作風で、好感が持てた。
【雑誌】アックス Vol.58 青林工藝舎 A5平 [Amzn]
今号の特集は「マンガ家監督万歳!」。漫画家でありながら映画のメガホンも握った人たちの特集。取り上げているのはアックスがらみの作家で、花くまゆうさく、古泉智浩、林静一、蛭子能収、しりあがり寿、杉作J太郎といったところ。
藤枝奈己絵「夢色お兄ちゃん」は、妹が学校の宿題で、「現代社会の問題点」についてのレポートを書くのだが……という内容。兄は兄で積極的世棄て人だが、妹のほうもとにかくぐだーと寝ていられればそれでOKという自堕落な娘なので、考えることは実にしょうもない。元々の妹の発想がしょうもないうえに、さらに兄やおともだちの売れないアイドルの人の妄想も加わって、レポートはたいへんなものに。ダメな人が何人集まってもダメ。そんな状況を楽しく描いてて面白かった。ダメな人たちを描きつつも、ネガティブな感じではなく、あっけらかんとしているのが魅力。
清水おさむ「Juku」。今回はずいぶんストレートに漫画家青春ストーリーっぽいです。エロ漫画とか描いたりしてくすぶっていた清水おさむに訪れた転機を描いているわけだけど、いかにも昔の漫画界っぽい混沌とした空気が感じられる点が面白い。
【雑誌】月刊IKKI 10月号 小学館 B5平 [Amzn][定期購読:出版社]
「のらみみ」もアニメ化ですか。なんか最近のIKKIは他メディア展開多いですな。こちらもアニメ化されるカサハラテツロー「ライドバック」は、切ない展開が続いていて面白い。琳と再会したしょう子だが、過酷な環境の中ですっかり昔と変わってしまった琳のドライでクールな振る舞いに打ちひしがれる。しかし琳のシビアな言動は的を射ている部分もあり……。親友である二人のすれ違いの様子の物哀しさに、キュッと胸を締め付けられます。なんか最近はしょう子のほうが主役っぽいなあ。
読切、神山幸治「Paper」はちょっと変わったテイストの異色作。「フルミ」と呼ばれる天を衝くような巨大な少女から、星を一つもらった少女。そこに現れたヘンなオッサンによって、星が食べられるとしった彼女は、星をもりもり食べてしまうのだが……。といったわけで空想世界の物語を、ちょっとクセのある個性的な絵柄で展開。ラストがもう一押し欲しいかなとは思うものの、独特の雰囲気は悪くない。
成瀬宗志「あの娘 僕がフリーキック決めたらどんな顔するだろう」。同級生の少女が好きで好きでたまらない少年が、彼女にカッコよく思われようとするため、サッカー部に入部してフリーキックを決める……というお話。と書くと爽やかなようだが、少年は変態で、放課後の教室で女の子のスクール水着を着用したり、リコーダーを吹いたり、つきまとったり下着ドロをするなどといったストーカーなので、いくらフリーキック決めようが何しようが彼女は迷惑するばかり。そんな状況を淡々と描いている。よしともよしともとか、最近のIKKIだと青野春秋とかに近いテイスト。味のある作風でまあまあ楽しめた。もう少し絵柄的に独自色が出てくるとなお良し。
【雑誌】少年エース 10月号 角川書店 B5平 [Amzn][定期購読:出版社]
エヴァンゲリオンの映画公開ってことで、誌面のほうでもいろいろエヴァ漫画が。トニーたけざきも「トニーたけざきのエヴァンゲリオン」を描いている。内容はリツコいじりでちょっぴりエロネタ。それにしても「ガンダム漫画」を描いているせいか、トニーたけざきの書き文字がやけに安彦っぽい。
桂明日香の新連載「花やしきの住人たち」は、大金持ちの孫である主人公少年が、じいさんによって女子寮にただ一人の男として放り込まれて、ドタバタ劇を繰り広げるという内容。主人公・安芸は性格がマメで料理上手。そんな彼を女子寮で最初に守ろうとしたのが、肉大好き少女の北広蓮華だった……ってな出だし。まあそんなわけで今回の連載は女の子山盛りで明るく展開しそう。ハーレムラブコメ的なこともやるんですかね。何はともあれ達者な人なんで、続きが楽しみなところ。
作:山田悠介+画:三部けい「パズル」は最終回。血なまぐさい感じで始まった本作だったが、最後はけっこう爽やかに締めくくり。中盤以降の盛り上げもあったし、なかなか面白くできてたと思う。天津冴「くらくらく〜」は、適当でお気楽かつ濃厚なラブコメムードが楽しい。読切、五十嵐藍「掃除屋ユキちゃん」は、ヒロインのキツい顔つきをした家政婦娘がわりと印象に残る。ページ数は8で短いけれども画力は十分なものあり。
【雑誌】ガンダムエース 10月号 角川書店 B5平 [Amzn][定期購読:出版社]
大和田秀樹「隊長のザクさん」はザク隊長がやたらカッコイイです。迫り来るガンダムの脅威の前に打ちひしがれるモビルスーツたち。絶望が支配する中、現れたのは……ってな感じでイイ男っぷりを発揮。これは惚れますね、男として。左菱虚秋「ガンオタの女」。なんか最近どんどんかわいい路線に行っているような。ララだけでなく、真壁さんとかも子供っぽい表情を浮かべていてやけにほのぼのさせてくれる。最初は「かっちょいいOLが実はガンオタ」というのがギャグの中心だったけど、そんな感じでもなくなってきておりますね。まあ面白いからいいんだけど。
【雑誌】コミックガム 10月号 ワニブックス B5平 [Amzn]
かかし朝浩「暴れん坊少納言」。今回は、少納言と宰相の君が、真夏の京都でかき氷作りのために奔走。意地っ張りな二人が、ぶつかり合いながらもけっこういいコンビネーションを発揮していく様子が賑やかで楽しい。毎度元気が良くていい作品です。パニックアタック「大人になる呪文」は浴衣プレイといった感じの回。未由たんのパンツの見えそうなくらい短い浴衣がかわいらしくてええですな。あとお化けごっこでぷるぷるしてる様子も微笑ましい。復活当初より、絵のほうもだいぶ復調してきていると思う。
【雑誌】月刊少年シリウス 10月号 講談社 B5平 [Amzn]
光永康則「怪物王女」は、差した相手を分身させてしまう複製植物のせいで増殖した、姫やリザらのコピーが襲いかかってくるという内容。まあピンチなわけだが、姫が増えるんだったらうれしいなあと思ってしまったのも事実。こいおみなと「アルト」は、金持ちお嬢様と主人公が飛行機を通じて仲良くなってきたのがいい感じ。主人公は諸相少年なので、ちょっと百合っぽくも見えたりする。
あと今号には、渡辺航の読切「まじもじるるも」が再掲載。以前別冊付録に載った奴をそのまま再録。で、次号から新連載になるそうで。この人の作品は楽しいので、ちゃんと連載でやってくれるってのはうれしい。
【雑誌】ビッグコミック 9/10 No.17 小学館 B5中
いわしげ孝「単身花日」。今回も桐野さんはなんともねちっこい。主人公の桜木に自分の生い立ちを告白するシーンとか。これだけ語るってことは要するに、「ここまで聞いたんだからもう逃がしませぬぞう」ってな感じなんだろうし、今まで以上にべっちょりねっとり攻めてきそう。
8/24(金)……ほぐし身物語
【雑誌】ヤングアニマル 9/14 No.17 白泉社 B5中
若杉公徳「デトロイト・メタル・シティ」。今回はDMCのファン同士の戦いにスポットライトを当てる。いつもの常連の人が頑張っている様子が楽しかった。それにしてもクラウザーさんは非道ですな。作:原田重光+画:萩尾ノブト「ユリア100式」では、アメリカンなドール、ルーシーMkIIが引き続き大活躍。アメリカンポルノ調のしゃべりが今回も面白いです。
森恒二「ホーリーランド」。ようやくショウゴくんが更正か。ここまでずっと焦らしに焦らしてきただけに、久々のショウゴの活躍はスカッとしそうで楽しみ。東雲太郎「キミキス」は、祇条さん編で一歩一歩前進中。手をつないで真っ赤になっている初々しさがなかなかよろしいです。前回の咲野さん編よりは、今回のほうが好きかなあ。まあ実際につき合うとなったら祇条さんのほうが面倒くさそうだが、実際につき合うことはないのでどうでもいい。
【雑誌】ビッグコミックスペリオール 9/14 No.18 小学館 B5中
国友やすゆき「社買い人 岬悟」が新章突入。さすがの国友イズム全開ぶりに感動する。今回は岬悟が雨の町を歩いてたら、道に迷っている洋ピンさんに遭遇。んでもって道を案内しただけで惚れられてしまい、さらにその女が会社に押しかけてきて、いきなりフェラチオおっぱじめてファックミープリーズと来る。そしてその女の正体が、ライバルM&A会社の新CEOだってことが明らかになるのだからたまらない。この手っ取り早さは島耕作をもしのぐ。すごいよ岬さん。
作:秋月戸市+画:吉本浩二「こまねずみ出世道」も新展開。常次朗が恐喝でムショに入れられてそこから再出発……という展開。あんまり金貸しとは関係なくなってきたけど、ここから出世の糸口をつかんだりするんですかいね。
【雑誌】週刊漫画ゴラク 9/7 No.34 日本文芸社 B5中
土山しげる「喰いしん坊!」。今回は西山の過去、刑務所時代が描写されるのだが、食欲モンスターぶりはなかなか圧巻。満太郎も錠二もこれに勝てそうな感じはしないけど……。あと土山ワールドの服役囚たちは、やっぱりここでも「極道めし」みたいなことやってるんだなあとか思ってちょっと笑ってしまった。
【雑誌】コミックバンチ 9/7 No.39 新潮社 B5中
能田達規「オーレ!」。中島がドイツに渡って、現地のサッカークラブ事情を見学し、日本とのあまりの違いに愕然とする。ちょっとレベルが違いすぎるので即参考になるって感じではなさそうだけど、どんな収穫を得られるもんですかのう。やはり日本でも生かせるモノを持って帰れないと意味がないわけで。まあもちろんそこのところは作者も先刻承知だろうから、きちんと描いてくるだろうけど。
【雑誌】LaLa 10月号 白泉社 B5平 [Amzn]
田中メカ「キスよりも早く」がこれでもかこれでもかとばかりに、甘ったるいラブコメ的空気を発散。お互い両想い状態で結婚も同居もしてて、なおかつ一線は越えず、生殺しを続ける。たまりませんのう。津田雅美「eensy-weensyモンスター」は「次号クライマックス」とあるので、来月で最終回なのかな? まあ短くサクッと終わるのは予告どおりという感じだけど、もう少しこの二人のお話は読んでいたかった気はする。でもまあそのくらいの余韻が残る状態で終わらすのが粋ってもんでしょうな。
【単行本】「魔法使いのたまごたち」3巻 作:雑破業+画:石川マサキ 講談社 B6 [bk1][Amzn]
最終巻。魔法学校の寄宿舎に集まった少女たち(+α)の日常をほのぼのかわいらしく描写。最後のほうはガチ百合娘のチェルと、そのリングメイトであるリズを中心に、百合百合しい空気が濃厚になっていって、そういう話が好きな人にとっては楽しい状態だった。まあ「全然魔法勉強してない」とか「話が進まない」とかいった部分はあったけど、個人的にはかわいい娘さんたちが楽しげにしている様子を眺めているだけで、心和むものはありました。それだけにぶったぎったみたいな終わり方は残念だった。
【単行本】「私立トアール学園2年☆組物語」1巻 石川マサキ メディアファクトリー A5 [bk1][Amzn]
石川マサキもう1冊。こちらはコミックアライブでやってる学園モノのドタバタギャグ。人格破綻者の教師、ロボ娘、クトゥルー系の妖怪つれてる女子などなど、奇天烈な教師生徒の集まる学校はいつも大騒ぎ。石川マサキは昔っから絵が非常に達者な人だけど、この作品でもそれは健在。線がしっかりしててパッと見映えがする。まあその絵を見てるだけでもかなり満足感はある。
ギャグのほうはいろいろ頑張っている。短いページ数にネタをぎっちり詰め込んでいて、楽しい雰囲気は作っている。ただちょっと気張りすぎかなあという気もする。至るところにギャグを入れようってのは分かるんだけど、とくに最初のほうは詰め込もうとしすぎな感があった。あと「そこはツッコミ入れないでぶん投げちゃったほうがスッキリするんでは」と思えたシーンもいくつか。
まあ爆笑を期待するというよりは、ガチャガチャした賑やかさと、絵の良さを楽しみながら読んでいくのが良いかなあという気がします。それにしても繰り返しになるけどやっぱり絵はいいな。
【単行本】「乙女の恋愛情事」 木谷椎 一水社 A5 [Amzn]
ピチピチした絵柄が特徴で、フレッシュで瑞々しいエロを描く。女の子の造形もきちんと萌え度が高めでかわいいし、実用度もなかなかのもんでて、最近のエロ漫画のトレンドをしっかり押さえた感じの作風。お話的にはさほど際立った特徴はなく、あまり印象に残るような話はなかったけれども、いずれもまとまってて、使い勝手も良い。お話のほうは、ラブラブからさほど痛々しくはないレベルの陵辱までこなし、ヒロインもカップル、近親相姦と偏りなし。安定感があり常に一定水準はクリア。なんというか「普通に使える良いエロ漫画」っていう印象。
8/23(木)……待て寿司
▼またしても久々更新。なんか仕事が一段落したら気が抜けてしまってやる気出なくて……。困ったもんですな。
【雑誌】モーニング 9/6 No.38 講談社 B5中
漫画:すぎむらしんいち+脚本:リチャード・ウー「ディアスポリス −異邦警察−」。ロシア人のおっちゃん同士の戦いが緊張感にあふれててカッコイイです。「システマ」ってなかなか面白そうな感じですね。動きが一見派手っぽくないところがシブくて良い。福満しげゆき「僕の小規模な生活」では、作者がモーニングで連載を始めるに至ったいきさつを紹介。「編集者に有能と思われたい」という気持ちを率直に描いちゃってるところとかいいなーと思う。あと妻の人のぷにぷに感は毎度いい。絵的にも昔よりだいぶこなれてきてますなあ。
【雑誌】ヤングサンデー 9/6 No.38 小学館 B5中
山口かつみ「小久保裕紀物語」が掲載。プロ野球福岡ソフトバンクホークスの小久保選手の実録ストーリー。山口かつみ自身の思い入れが深いせいか、松中編に続いてけっこうしっかり描いている感じが伝わってきた。選手を絵にするさいの美化も適度だと思うし。いちおう「わりと似てる」という範囲をちゃんと守ってる。
【雑誌】ヤングジャンプ 9/6 No.38 集英社 B5中
高橋陽一「キャプテン翼GOLDEN-23」が連載再開。海外組招集しないと余裕ぶっこいて五輪アジア予選に臨んだ日本代表が苦戦……というところからスタート。まあ今のアジアをナメてたら当然そうなるでしょうなあ。あと柴田ヨクサル「ハチワンダイバー」は、斬野の師匠の人が今回も大活躍。レベルがさらに上の相手とどういう将棋を見せてくれるのか、今からワクワクしますわい。
【雑誌】週刊少年チャンピオン 9/6 No.39 秋田書店 B5平
作:青山広美+画:山根和俊「GAMBLE FISH」が引き続き好調。今回はビリヤード編がついに決着したが、吐夢の女たらしっぷりが極まってる感じで頼もしい。もちろん阿鼻谷先生もいつもどおりいいポージングをガンガン見せつけ大活躍中。愉快な仲間たちが躍動してて良いです。梅田阿比「フルセット!」。相変わらずヤオイ度高いぜ……。主人公の入谷くんが、スパイクにーちゃんに認められたシーンとかはかなりのイチャイチャ感。いちおう随所で女の子キャラも差し挟んでいて、それが存在感もけっこうあったりはするけれども。水島新司「ドカベンスーパースターズ編」は、1年間のメインイベント、オールスター編がおしまい。今年は最後まで殿馬とマドンナがメインで、オールスターを私物化しまくり。やはり水島先生的には、すでに「プロ野球の醍醐味」的なものはどうでも良くなっているんだろうなあとしみじみ思うけど、まあこの人はこれでいいんでしょう。
【単行本】「星の王子サマ」 月野定規 コアマガジン A5 [Amzn]
天文部に入部しようとした主人公少年・星野隆広くんが、有名無実化していた天文部の先輩女子2人に御主人さまとしての資質を見込まれて、ドロドロの愛欲の日々を送ることになる……という物語「星の王子(ゴシュジン)サマ」がメインの単行本。見た目はすごく地味でマジメだが、けっこう流されやすい星野少年は、顔に似合わぬゴツい肉棒と、何発出しても止まることを知らない精液タンクの持ち主で、流されつつもガッツンガッツンやりまくり、最初は偉そうだった先輩2人を精液漬けにしていくのでした。
ってなわけでまあわりとラブラブ色も強い調教ストーリーという感じだけど、主人公の意志で調教がスタートするのではなく、奴隷側の意志で主人公が御主人様に仕立てられるってのがポイントかな。エロシーンはそんなわけでガッツリ濃いです。ヨガリ顔は派手で女の子たちはイキ狂い、精液の虜になるし、膣内描写、液体描写もたーっぷり。これでもかとズンズン攻めてきて、開けっぴろげでハードなエロスを展開している。その中に濃厚な甘ったるさを溶かし込んでいるのも重要なポイントで、読んでいるときの心地よい感触につながっている。
ただお話的にはもう一つ弱いかなあという感も否めず。主人公を天文部へと招待した顧問の女性教師ももう少し生かせた感じはするし、野外調教時とかもなんか牝犬ファッションが派手すぎて少し違和感がある。なんというかいきなり目の前で「オーイエー」「アイムカミング!」ってな感じのアメリカンポルノが始まってしまったような感じで、エロ描写が過激なわりに淫靡さが欠けるように思えてしまう。そういう点では、後半収録の短編3作「Sugar babe」「プライベートレッスン」「待濡虫」の3作のほうが良いかなーって気がします。
【単行本】「萌乳☆」 みつや コアマガジン A5 [Amzn]
つやつやと肉付きのたいへんよろしい女の子がエロっちいみつやのコアマガ系では初の単行本。一つの学校を舞台に、いろんな男女がそれぞれ関係を作っていく、学園モノシリーズが中心。きのした順市ほどではないものの、出てくる女の子の肉体はいずれもボリューム感があって見応えあり。ぷりんぷりんしたお肉が盛大にゆれるセックスシーンはエロ度十分。さらにこういう肉付きのいい系の絵を描く作家さんらしく、ちょいと癒し系な雰囲気もあり。女の子たちはけっこう明るくかわいげがあって好ましい。基本的に和姦モノでラブラブな作品が多いんで、後味は良く、楽しんで読めます。
【単行本】「あなたがそれをのぞむなら」 天竺浪人 A5 [Amzn]
最近劇画っぽい濃厚な路線の作品を志向しているらしい天竺浪人の新刊。特殊な性癖をお持ちのマニアックなカップルの濃い〜いエロ行為を描いててねちっこい。とくに個人的に好きなのは、ヒモの元カレのせいでフェラチオ癖のついてしまったヒロインの物語「精癖」あたりが徹底してて良かった。ずっと顔にべっとり精液へばりつけたまま日常生活させらたり、口に精液残したまま通勤、カラオケなどなど。さらにレストランでさりげなく精飲、観光地で精液つけたまま顔出し写真とったり、シチュエーションもさまざま。やってることは濃いんだけど、妙に楽しそうな精液ライフが印象に残る。あと、この人の描くファラチオはやはり独特のねちっこさがあって良い。
全体的な方向性としては、作者自身も後書きとかで試行錯誤中みたいなことを述べているけど、いろいろ描ける人なのは確かなんで、いろいろ試せるうちに試すってのはいいんじゃないでしょうか。
8/22(水)……暁星始動
【雑誌】コミックハイ! 9月号 双葉社 B5平 [Amzn][定期購読:Fujisan]
紺條夏生「妄想少女オタク系」が実写化決定。今秋に劇場公開+ネット配信となるらしい。そのキャストも公開されている。まあ自分は見そうにないですが……実写なんで。
私屋カヲル「こどものじかん」。これまでは単純に仲が良いだけという感じだった3人娘の関係性もだんだん変わってきてますねえ。りんが先生に惹かれていったのをきっかけに、バランスの取れていた三角形が形を変えていっている。それぞれの思惑がうごめく中、青木がそれにどう対処していくのか。なかなか緊張感がある展開で読ませる。先が気になりますのう。
石田敦子「魔法少年マジョーリアン」も予断を許さない展開になってきた。学校では男子たちの間にとけこめず、自己嫌悪で煮詰まっていたイオリが、魔法の力を使って強引に自分を変えようとする。その結果、ハタから見ると絶好調になったイオリだが、その姿は痛々しくもあり。こちらも続きが気になるところ。
森永みるく「GIRL FRIENDS」は、親友女子二人の仲が緊密になり、百合百合状態がどんどん加速。いやはや甘ずっぱくてええですな。かがみふみを「まちまち」も相変わらず甘ずっぱさ爆発状態で、初恋のドキドキ感をこれでもかこれでもかと詰め込んで来る。いやーたまらんです。それから今号では、晴瀬ひろきが初登場して「蠢動!ベルゼブブちゃん」という読切を描いている。いつもながらのキュートな絵柄で、賑やかにドタバタコメディをやってて楽しい。
【雑誌】スーパージャンプ 9/12 No.18 集英社 B5中
高橋秀武「トクボウ浅倉草平」がオースーパージャンプから出張。警察庁の特殊防犯課指導係という役職についている男が、悪人に対して「行政指導」と称して、むちゃくちゃなオシオキをくれるという刑事モノ。高橋秀武は作画も達者だし、この手の作品としては手堅くまとまっている。ただその分、「よくあるタイプのちょっと過激な勧善懲悪モノ」という感じもしちゃうけれども。この人はうまいけど、意外とこじんまりまとめちゃうきらいがあるせいか、もう一つブレイクしきらんですねえ。
車田正美「リングにかけろ2」。ダメだ。六つ子レフェリーたちが出てくるたびに笑ってしまう。いちおう真剣勝負中であるにも関わらず、なぜこんな笑うほかないキャラたちを出してくれるのか。理解を超えている。車田先生はいったい何がしたいのだろうか……。
【雑誌】週刊少年マガジン 9/5 No.38 講談社 B5平
作:笠井良樹+画:山根聖史「彼女とキスする50の方法」は短期集中連載の2話め。手堅く初キッスストーリーをやっていてまずまず。このほっぺたにぷにぷに感のあるキャラクターはけっこう好きかも。洗練されてるってわけではないけど親しみやすいかわいさはある。あと瀬上あきら「キス☆クラ」はいちおう一山は越えたんで、最終回が近いかな? もう少し読みたい気もしないではないですが。フィギュアスケート部分は少なめにして、恋愛成分をアップする方向のほうがこの人の場合はいいかもしれない。
【雑誌】週刊少年サンデー 9/5 No.38 小学館 B5平
作:桑原眞二・大野一興+画:為永ゆうの新連載「マリと小犬の物語」がスタート。今号の表紙には、「新潟県、被災者を大きく勇気付けた感動の実話を漫画化!!!」「兄妹と犬たちが、地震という残酷な運命に立ち向かう!!」とある。まあその紹介どおりの出たし。絵柄的には「涼風」の瀬尾公治に似た感じ。いくぶんあざといけど、こういう作品の場合はそれはやむなしでしょう。
寒川一之「ゴールデンエイジ」。少年サッカー漫画をけっこう手堅く構成してて、コンスタントに面白いと思う。爆発的な面白さって感じではないけど、読みやすいし、プレーの描写も明快で分かりやすい。
【雑誌】美少女的快活力 Vol.17 光彩書房 A5中 [Amzn]
犬「ストレンジ・カインド・オブ・ウーマンズ」。ちょっと絵を変えてきてるかな? もちもち感は変わらないけれども、表情のバリエーションが少し増えてる感じがする。上乃龍也「暑はナツいねえ」は夏ということで汗だくエッチねた。というわけで汁気たっぷりで、肌がてらてらした作画の効果が存分に発揮されている。第六天魔王グレート「筋肉美女的豪快活力ppm」は、いつもながらゴッツいけど愛情たっぷりで読んでいて楽しい。なんかこれ読んでたら、絵は全然違うけど、木村紺「巨娘」を思い出しちゃいましたよ。
【雑誌】Comicモエマックス 10月号 モエールパブリッシング A5平 [Amzn]
舞登志郎が載っていたので購入。タイトルは「妹さっきゅばす」。兄のことをすごく好いているけれども、それを言い出せない妹が悶々とした日々を送り、ついには兄が熟睡中にいたずらしてしまうという内容。ほわほわしたノリの妹さんの姿の描写には、舞登志郎独特のものがある。まあ実用的ってほどではないけれども、舞登妹が好きな人にはよろしいかと。大波耀子「ヴァージン★エクスプレス」は安定した品質。主人公と姪がこっそりエッチ。姪の人がかわいく、ラブコメエッチとしても甘くて後味上々。
【単行本】「あねSWEET」 狩野蒼穹 松文館 A5 [Amzn]
にゅーあきば.com(おた☆スケ)のレビューでも描いたとおり、ほのぼのかわいい姉弟エッチ漫画ばかり描く狩野蒼穹の最新刊。内容的にはいつも似たような感じで、えっちなことに興味のある姉が、かわいい弟を巻き込んでヤリまくるというお話ばかり。でも毎回かわいく、ほんのり甘く、そしてドタバタ楽しい作品を描いてくるので、だいたいいつも同じように楽しめるのがイイところ。昨今ではますます絵柄にちんまりしたかわいさが加わり、コミカルなデフォルメ描写も効果的に使いこなすようになって、安定した楽しさを保っている。あとあっさりめな絵柄ながら、意外とエロもちゃんとやってるのも良いところではないかと。
まあそんなわけで、「ほのぼのしててかわいく楽しくエロ漫画」を読みたいという人にはオススメできる一作。
【単行本】「ギリギリSisters」 如月群真 コアマガジン A5 [Amzn]
いやー、如月群真の漫画はエロいなあ。今のエロ漫画界全体で見ても、こと実用度でいえば間違いなくトップクラスだと思う。今回の単行本のメインとなる「ギリギリSisters」シリーズは、親の再婚でクラスメート女子&その妹と家族になった主人公が、むやみやたらと自分を好いてくる姉妹とエロエロな関係に。さらに以前から片想いしていたクラスメート美少女も主人公が好きだったと分かって、男1人女3人のハーレム状態が形成されるという内容。
この作品に限らず、如月群真の描く作品は、ストーリーはおおむね男にとって都合良すぎだし、ちょっと浮き世離れもしてて淫靡なシチュエーションともいいづらいものがある。そして絵のほうも、一般に「技巧的」とか「超絶画力」とかいわれるタイプではなく、キャラ造形とかにはいささか野暮ったいところがある。
でもこれが、ことエロシーンを描かせると抜群にエロい。なんかもう「エロを描くためにできてる」ってくらいに、全体からぷんぷんとエロっちさが漂いまくっている。目尻に涙を浮かばせたよがり顔や、乳揺れ、むっちりした身体のラインなど、なんともたまらんものがある。あととくに個人的にそそられるのが、お口関連の描写。舌を靴べらのような形にして押し当てて、ちんちんに吸い付く描写はなんともねっとりしたエロさ。
性器描写とかはそんなにゴリゴリリアルタッチで露骨に描き込むほうじゃないし、むちゃくちゃ克明というわけでもないんだけど、とにかくちんこを刺激するパワーがある。この人の場合、適度な泥臭さがエロさにつながっている面もあるし、あまり絵が洗練されるとこのエロさは出ないのではないかという気もする。まあとにかく「ヌケる」という意味においてはノー文句。非常に使い勝手の良い1冊といえましょう。
【単行本】「憧れの女」 藤原俊一 富士美出版 A5 [Amzn]
この人もなんだかエロい作風を持った人。お話のほうは長編で、オタク系サークルに入部した主人公と、その先輩女子のラブストーリーという感じの作品。二人のはじめてのエッチから、同人誌即売会会場でのトラブル、主人公の浮気、仲直り……とオタ系青春ラブストーリー的なことを積み上げていく。
まあそんなわけでお話的にもそこそこまとまったボリュームがあるが、自分にとってとくに良かったのは、寝取られ系のシーンがなかなかエロっちいところ。同人誌即売会のときに、ヒロイン女子がチンピラ連中に犯されそうになるシーンでまずグッと来て、さらにストーリー終盤の展開でググッと。終盤では大手雑誌とつながりがあると名乗る業界男にだまされて、ヒロインが薬を飲まされた挙げ句、何度となくそやつに犯される。このシーンがとてもねちっこくていやらしい。フェラチオシーンのヒロインの表情もソソられるし、主人公である彼氏の前でヤラれちゃうシーンとかもこれまたいい。
この人も絵的な面ではちょっと垢抜けないところがあるんだけど、ヒロインさんが欲情していくシーンの表情とかはかなりいいし、独特のねちっこさもある。ストーリー的にはちょっととっちらかってるし、最後もわりとあっさりしすぎかなとは思うけど、まあそれなりに楽しめる。前半でラブラブしていた積み上げがあったおかげで後半の寝取られがより生きているってのもあるし。何よりこのエロさは買いたい。この人のエロも如月群真同様、微妙なバランスの上に成り立ってる感じはするけど、うまいことエロさを失わずに伸びていってほしいなーと思う。
8/21(火)……J路線
▼こうやって更新がずぶずぶ遅れている状態だと、感想書く本がずいぶん前に読んだものになってしまうんで、記憶が薄れちゃってる場合があります。OHP+のほうでメモ書き程度のものをアップしていくとかしたほうがいいかな……。更新スタイルについては、もう少し賢いやり方がないか、ちょっと検討してみようかなと思ったりはしますが、新しいことやるのも面倒なんで、慣れたスタイルのまま行きそうな気はします。
【雑誌】コミデジ+ Vol.9 モビーダ/SBCr B5平 [Amzn]
コゲどんぼ「デ・ジ・キャラット」3話め。装い新たに始まった新でじこだが、じょじょに役者が揃いつつあり。今回はぷちこが復活(といっても前回ちらりと出てたけど)。さらにはうさだも動き始めた気配。新でじこでは、各キャラ微妙にコスチュームチェンジがなされているけど、うさだがどうなるかはとくに気になるところではある。そこらへんは次号で。
【雑誌】コミック電撃大王 10月号 メディアワークス/角川書店 B5平 [Amzn]
「よつばと!」がおやすみ。あらきかなお「乙女はお姉さまに恋してる」は安定して楽しい。出番自体は多くないけど、貴子生徒会長のラブラブ度が高まっている様子が甘ったるくてよろしいです。この作品のヒロイン群の中では一番好きかなー。
【雑誌】漫画アクション 9/4 No.17 双葉社 B5中
本そういちの新連載「ガンパパ島の零戦少女」がスタート。零戦が大好きなお金持ちのお嬢様が、零戦の実機を操縦して空を飛んじゃうぞ〜という漫画。本そういちは、麻雀漫画で実績がある一方、北朝鮮拉致問題を描いた「めぐみ」で横田めぐみさんをえらい萌え少女として描くなんてこともしている人だが、今回は萌え方面を全面的に押し出してきた。パッと見幼女的な天真爛漫なお嬢様が、零戦の操縦桿をぎゅっと握り締め、機械と対話しながら操縦〜というあたりは、もう凄い勢いで狙いまくり。まあ実際この人の描く女の子ってけっこうかわいいし。どうせやるならガンガンあざとく、いけるとこまでいってほしいもんです。
森下裕美の描くレズビアン漫画「夜、海は還るバス」は粘着質な作風でけっこう怖い。結婚前に一度自分がレズなのか、恋人を作って試してみたいと婚約者に訴えた主人公・夏子。そんな彼女の前に一人の女性が現れるのだが、それがかなり天然系の若奥さん。夏子は彼女のことを警戒するが、若奥さんは夏子にべったりとまとわりつくようになってきて……といった展開。奥さんの表情、読めない行動、じっとりした物腰などから、ねっちょりしたストーカー的気質が漂っていて、ゾクッとするものがある。これはけっこうイヤな面白さを発揮してきそう。楽しみ。
【雑誌】コミックチャージ 9/4 No.11 角川書店 B5中 角川書店 B5中 [Amzn]
大和田秀樹「ぶっちぎりCA」はわりと面白い。水分をとらずに銘菓ひよこで大食い勝負をするという、地獄大食いなシーンが勢いあって楽しかった。あと今号から、中山昌亮「迷子マン」と、田島昭宇+大塚英志「多重人格探偵サイコ」が新連載となっている。たぶんこの雑誌は最初はビッグコミックスペリオール的な路線を狙っていたんだろうけど、じょじょに大塚英志色が強くなってきてますなあ。
【雑誌】漫画サンデー 9/4 No.33 実業之日本社 B5中
作:倉科遼+画:みね武「艶恋師 放浪編」。今回は菊之介の出生をめぐるエピソードになったりしそうだけど、菊さんがわりとお気楽に京都で豪遊している様子が微笑ましかったり。菊さんは大物のように見えて、何気にノリが軽いしお調子者でもある。なんだか憎めない。
【雑誌】コミック・ガンボ 8/21 No.32 デジマ B5中
新連載、鳥維そうし「茶の風」がスタート。茶道漫画とのこと。主人公は日本で生まれ育ったたが、日本人の血が4分の1で容姿は完全に欧米人、そのため日本社会ではどこか疎外感を感じていた青年。そんな彼が茶の湯の道に触れることで、和の心をつかんでいく……という感じになりそう。絵柄的には田島昭宇みたいな感じ。これで和風漫画をやるというのは趣深いものはあるかもしれない。茶の湯のディティールについては、しっかり描いてくれると勉強にもなると思うので、よろしくお願いしたい。
作:上野毛あさみ+画:黒岩よしひろ「ステージガールズ」。いよいよシゲさんとレナが初めてコンビを君で、お笑いバトルの予選に挑む。ぶっつけ本番ながら、二人はけっこういいコンビネーションを見せる。反発しそうで似たような気質の二人が本格的にコンビを組んだことで、お話がだいぶ動いて来ており、面白くなってきた。今回はシゲさんが珍しく見せた、充実感にあふれた屈託のない笑顔も良かった。
【雑誌】ヤングチャンピオン烈 VOL.8 秋田書店 B5中
エロ漫画家たっぷりな雑誌ながら、今号では田口雅之「KAORU」が読切掲載。で、次号では立原あゆみが登場と、じょじょに素の秋田書店色も出始めてきた。とかいいつつ今号では柚木’Nが初登場、次号ではCOMIC LOで描いている裏次郎も登場ということで、相変わらずエロ漫画家の登用も怠ってはいない。今後、従来の秋田書店色が強くなっていくのか、それともエロ漫画路線を続けていくのか、ちょっと気になるところではあります。
Cuvie「ハコイリ」は最終回。爽やかに青春ラブストーリーとして締めくくり。エロもあり、甘ったるく青臭い恋愛模様もありで、きっちりまとめてくる安定感はさすが。この人は万能選手だけに、一般方面でも普通にやっていけそうな気はするけどどんなもんでしょうな。あと東鉄神「ピンクDEピンク」も最終回。吉田ふらわ「ダブルリッチミルク」は8ページの軽いショート漫画。この人の作画はハッキリしてて伸びやかなんで、けっこう見映えがします。巨乳めがねっ娘さんもなかなかかわいいと思う。
どれえじゃっきぃ「危さん」は今回もぶっ飛んでるなあ。今回は学園のみんなで、各自の妄想を叩きつけたエロ漫画を描いてみようという内容。何をどうすればそんな流れになるのかーって感じで、相変わらずわけのわからんパワフルなノリ。エロ漫画雑誌だとどうしてもエロさが求められる部分が多いので、今だとこういう雑誌のほうが好き勝手できるかも。あとRIKI「ププッピDO!」も、相変わらず4コマ漫画の枠をぶち壊しまくりで素晴らしいです。
【雑誌】COMIC LO 10月号 茜新社 B5平 [Amzn]
雨がっぱ少女群「パラダイス・ロスト」が巻頭カラー。またちょいと絵柄をいじってきてるかな。出てきたときからすげー達者な人だけど、さらに変えていこうという意欲が感じられるのは頼もしいものがある。お話のほうは、少女と先生の甘い交わりと苦い別れを描いたお話。ビターな後味の残るお話作りは、町田ひらくを思わせるものもちょっとあり。まあ全体的には、それとはまた違ったテイストなんですけどね。
嶺本八美「宇宙ポリスジャパン」。これはなかなかエロかった。ギャバン、シャリバンなどの宇宙刑事シリーズのパロディという形式なのだが、いきなり全39話中の37話から入るという変則的な構成。で、とらわれたアニーみたいな女刑事・エリーが、悪の組織によって拷問を受ける。その描写が実にねちっこい。まずは、手足を腐りで縛り付けられた状態で、下っ端戦闘員女性らがよってたかって体をローション責め。さらに目隠しされた状態で、触手生物を股間に装着され、質問に答えないと苦痛、答えると快楽が与えられるというのを繰り返していく。その質問の仕方も、最初はしゃべってもいい質問から始め、じょじょに「しゃべれば快感、黙れば苦痛」というのを繰り返していき、判断力を奪っていくというもの。最初は理性があったのが、じょじょにパブロフの犬的状態になっていき、自己正当化しながら快感を求めてしまうようになる様子がねっちりしててええんですよ。基本的にロリではヌケないタイプの自分でもグッときたくらいだし、実用度についてはかなりなモンだと思っていいんじゃないでしょうか。
鬼束直「すまいるふぉーゆー」。今回はヒロインがサッカー少女。ボーイッシュで気まぐれで大胆なヒロインさんがとてもかわいい。あとその彼女にリードされちゃう彼氏少年のほうもなんだかかわいかったり。ほかまみつり「わくわくCheer Sister」。チアガール姿で、兄の前でほいほい踊る妹さんがかわいいですな。あと裏次郎「ちぃコロ日記」は相変わらずキャラが抜群にカワイイ。ほんわかほのぼのしたテイストも良し。
うさくん「マコちゃん絵日記」は新連載。なんだか今回はエロなしでほのぼの子供漫画をやってきた。まあこの人はそのものズバリなエロ、というかセックスはやらなくても十分面白い人なんで、むしろこっちのほうが楽しいモノが出てくるかもしれない。ちなみにページ数は8P。期待しております。