4/20(土)……青寿司
▼5月の購入スケジュール。リンク先はbk1の新刊予約コーナー。bk1は5月1〜6日はお休みだそうで、2〜6日発売の単行本は7日発送、到着は8日以降になるとのこと。というわけで2日発売分に関しては別経路で買ったほうが良さそうだ。
5/1 「低俗霊DAYDREAM」3巻 作:奥瀬サキ+画:目黒三吉 角川書店
5/1 「カリクラ」下巻 華倫変 太田出版
5/1 「コミック焦燥」 アンソロジー 太田出版
5/2 「ななか6/17」7巻 八神健 秋田書店
5/2 「エリートヤンキー三郎」10巻 阿部秀司 講談社
5/2 「ヒミズ」3巻 古谷実 講談社
5/2 「ガタピシ車でいこう!!」1巻 山本マサユキ 講談社
5/8 「クール・パイン」 南Q太 祥伝社
5/9 「全日本妹選手権!!」2巻 堂高しげる 講談社
5/9 「せんせい」 岸大武郎 新潮社
5/11 「カムカム雲雀荘」 EB110SS メディアックス
5/13 「水蜜桃の夜」 ジョージ朝倉 講談社
5/13 「ぷるるんゼミナール」6巻 ながしま超助 双葉社
5/15 「よいこの唄」 竹下堅次朗 コアマガジン
5/中 「ゴールデンラッキー」中巻 榎本俊二 太田出版
5/16 「ORANGE」3巻 能田達規 秋田書店
5/17 「BECK」11巻 ハロルド作石 講談社
5/17 「青春ヒヒヒ」1巻 清野とおる 集英社
5/17 「ニコニコ日記」3巻 小沢真理 集英社
5/17 「神々の山嶺」3巻 作:夢枕獏+画:谷口ジロー 集英社
5/17 「MとNの肖像」5巻 樋口橘 白泉社
5/17 「てるてる×少年」2巻 高尾滋 白泉社
5/18 「焼きたて!!ジャぱん」2巻 橋口たかし 小学館
5/18 「LET IT BE!!」2巻 こいずみまり 小学館
5/18 「恋愛レシピ」 池部ハナ子 竹書房
5/18 「恥辱」 吉良広義 エンジェル出版
5/18 「下水街」 掘骨砕三 三和出版
5/20 「マドモアゼル・モーツァルト」 福山庸治 河出書房新社
5/20 「秘密結社アルファー」 イダタツヒコ 河出書房新社
5/20 「リアルサマー」 山崎さやか 河出書房新社
5/22 「牛娘の恋」 あうら聖児 茜新社
5/23 「エイケン」5巻 松山せいじ 秋田書店
5/23 「七人のナナ」2巻 作:今川泰宏+画:国広あづさ 秋田書店
5/23 「北極警備隊」 三宅乱丈 講談社
5/23 「犬神」13巻 外薗昌也 講談社
5/23 「EDEN」7巻 遠藤浩輝 講談社
5/23 「茄子」2巻 黒田硫黄 講談社
5/23 「神戸在住」 木村紺 講談社
5/23 「ぽちょむきん」4巻 北道正幸 講談社
5/23 「濃爆おたく先生」2巻 徳光康之 講談社
5/23 「韃靼タイフーン」4巻 安彦良和 メディアファクトリー
5/24 「スカートさん」2巻 吉田戦車 幻冬舎コミックス
5/24 「オススメボーイフレンド」 いくえみ綾 集英社
5/24 「しじみちゃんファイト一発」 片岡吉乃 集英社
5/25 「LAZREZ」3巻 作:TKD+画:竹谷州史 エンターブレイン
5/28 「鷹月助教授の淫靡な日々」5巻 艶々 双葉社
5/28 「東京家族」1巻 山崎さやか 双葉社
5/29 「マウス」7巻 作:あかほりさとる+画:板場広志 白泉社
5/29 「妄想戦士ヤマモト」2巻 小野寺浩二 少年画報社
5/29 「生きなさいキキ」2巻 ジョージ秋山 実業之日本社
5/29 「ピルグリム・イェーガー」1巻 作:沖方丁+画:伊藤真美 少年画報社
5/30 「昴」9巻 曽田正人 小学館
5/30 「ギョ」2巻 伊藤潤二 小学館
5/30 「アグネス仮面」2巻 ヒラマツ・ミノル 小学館
5/30 「聖」7巻 山本おさむ 小学館
5/30 「天駆」3巻 原案:大佛次郎+漫画:森秀樹 小学館
5/30 「ナンバーファイブ」2巻 松本大洋 小学館
5/下 「ウオの目くんパーフェクト」4巻 山野一 青林堂
5/下 「はぢめてのせっくす」 魔道うに オークラ出版
5/下 「飲尿女神」 上連雀三平 ワニマガジン
【雑誌】OURs LITE 6月号 少年画報社 B5平
今号は山名沢湖「Lucky Noodle」が素晴らしく良いと思った。カップラーメンの中の「運命の赤い麺」が時空を越えて取り持つ縁。ユーモアとファンタジーがうまい具合に溶け合ってて、締めくくり方も気が利いててお見事。どざむら「魔法少女本願寺美礼R」は、なんかいきなり雰囲気変わってシリアスな魔女モノっぽいお話に。今までのはなんだったんだ〜という感じではあるけど、これはこれで妖美で良い。でも仕切り直すならキャラ変えちゃったほうが良かったかも、とは思った。石田敦子「純粋!デート倶楽部」。切ない! そして苦しい。今回は全然甘ったるい話はなしに、朱音や桃子の内面に斬り込んでいく。相変わらずこの人はキャラに容赦しないな、と思う。犬上すくね「恋愛ディストーション」はイヌ男女編一件落着。誰にもいえない秘密を一つ作ってきれいにおしまい。鮮やか。
【雑誌】ビッグコミックオリジナル 5/5 No.9 小学館 B5中
今号は西岸良平「三丁目の夕日」が巻頭カラー。ああ、三丁目の夕日イラスト入りピクニックグッズのプレゼントもある! ほ、欲しい!! というわけで応募しようかな〜。鈴木一平くんロゴ付き携帯用小型イスとピクニック用コップ2個がセットになっている模様。
【雑誌】ファンタジーライズ 6月号 メディアックス B5中
EB110SS「となりの真由ちゃん」は続きモノ。少女とロリコンにーちゃん二人の三角関係が形成さる。ハート型の髪止めがかわいいなあ。木静謙二「oasis」は、一人暮らしのお兄ちゃんの部屋に実家から押しかけてきた妹……というお話。実は一人暮らしを始める前にちょっといろいろあって、しかも二人は両想いだったりして、と。今回はお話的にもちゃんとまとまってて、この人の絵のうまさがしっかり生きている。この人は今のところ短編のほうがいいような気がする。
4/19(金)……まだ火照る血
▼本日は仕事場にお泊まりなので、家に届いているウルトラジャンプおよびサンデーGXは読めず。仕事が一段落するたびに安堵のためか熱がぶり返してきて困る。
【雑誌】別冊ヤングマガジン 5/1 No.031 講談社 B5中
桜場コハル「今日の5の2」が連載に。2話掲載。微妙なところをくすぐってくる感じはいいんだけど、なんか個人的にはもう一押し欲しいかなという感じ。最大の見せ場シーン、今回の場合1本めは口、2本めは胸だけど、そこらへんはもっと大胆に大ゴマ使ってあざとくアピールしちゃってもよかったような。藤寿男の新連載「サイキックソルジャー正義」。なんだか馬鹿馬鹿しくて気に入った。実は超能力を使えてしまう転校生の少女と、自分が正義のヒーローであると信じているイカレた少年・高中正義16歳の掛け合い的なギャグ漫画。高中正義の自己中な振る舞いが楽しい。素直な絵柄も好感が持てた。松本剛「甘い水」は連載再開。夏生と眞千子の距離はどんどん縮まっていく。それだけに今後、なんか切ない展開が待っていそうな気もして目が離せない状態。
【雑誌】イブニング 5月号 講談社 B5中
寺沢大介「喰いタン」は毎回すごいな。なんでこんな奴が探偵やってるんだーとか、なんでこんな食いしん坊に都合のいい特殊な事件ばかり起きるんだーとかいろいろツッコミどころありまくり。でもそういうところを引っくるめて馬鹿馬鹿しい異世界を形成していて、けっこう楽しんで読んでたりします。佐藤マコト「サトラレ」は、元気なサトラレの女の子・片桐りんのエピソード。キャラが魅力的で面白く読めるのだが、今回のエピソードはサトラレの表層意識と深層意識というけっこう深いテーマではあると思うので、もう少し掘り下げが欲しかったかな〜という印象。まあ外部の人間からではなんとも手出しはしにくい領域ではあるんだけど。吉田基已「恋風」。連載再開。今回はやはり妹が浴衣ということで。
【雑誌】まんがくらぶオリジナル 6月号 竹書房 B5中
創刊3周年記念号。でもまあやってることはだいたいいつもと一緒だけど。お祝いゲストとして私屋カヲル「ちびとぼく」が4色カラー4Pで登場。
【雑誌】COMICラブラプ Vol.1 ワニマガジン社 B5中
うたい文句は「男の子に贈るちょっと大人の恋愛コミック!」ってことで、テーマはラブコメ。確かにラブラブHな甘〜い話がてんこ盛り。基本的にみんなそういうお話である分、一つ一つの作品の印象は若干薄れがちなんだけど(ここらへんはエース桃組とかに近いかな)、読める作品は揃っていてけっこう楽しめた。ただ、ときどきわりと柔らかめな絵柄の人が多いので、ときどき誌面にアクセントを加えるようなギャグものとかもワンポイントで差し挟むようにしてったほうが良かったかも。まあそこらへんはこれからってとこでしょう。とりあえずこういった誌面のほうが、ワル蔵とかよりもワニマガジンらしい持ち味は出ているように思うのでいいんじゃないでしょうか。美少女漫画方面でいうと、ばんがいちをもう少し男の子向けによりベタにしたポジションっていう印象かな。
執筆陣は以下のとおり。「ラブラプセレクション」と銘打たれている板場広し「猫ミミ課長」、YUG「暮れてゆく空の下で」、鰹巻あさひ「子供の味方」、えのあきら「モデルの秘密」は再録作品。新作では、まずめがねっ娘な委員長さんが可愛い飛龍乱「OPEN YOUR SOUL」が巻頭から良い感じ。最近委員長萌えって流行ってるんすかね。星峰ひろ「川原に咲く恋」は切なさをにじませながらもいちおうハッピーエンドへ向かうお話で、柔らかくてかわいい絵柄が魅力。それから巻末の4色カラー、タカハシマコ「春つ方」は色も美しいし線もきれいだし、相変わらずの完成度高さ。次号は6月中旬発売予定とのこと。
(執筆陣)飛龍乱、星峰ひろ、板場広し、ポン貴花田、YUG、ぢたま某、神宮千寿、鰹巻あさひ、小梅けいと、えのあきら、桜肉馬太郎、タカハシマコ
【単行本】「町田ホテル」 町田ひらく 太田出版 A5 [Amzn]
2000年末に発行された「11.1」以来、ひっさびさの単行本。今回はエクストラビージャン、漫画アクション、エロティクス&F、クイックジャパンと、いろいろなところに掲載された短編を収録した作品集となっている。それにしても今回の表紙はまたキュートでPOPだなあ。
どの短編も町田ひらくらしく、どの作品にも皮肉でクールな仕掛けが施してあり、少女嗜好という甘いファンタジーに対して苦い現実をつきつけてくる。その甘さと苦さの対比、落差でもって、少女という果実をより印象的に浮かび上がらせている。今回の収録作品の中では、珍しく熟女のお話である「めすいぬのむすめ」に引かれる。長年自作の挿絵を担当してくれていた挿絵作家と肉体関係を持ってしまい、しかもそれが実は処女喪失であった女性童話作家が主人公。二人とも、昔読んだ童話で今も泣けるという共通点があり、年は成人ではあるものの精神的には少年少女なままである人間の物語にしているのが興味深い。こういうのをサラリと強調しすぎるでなく描けるってのはやっぱりかっこいいことだなあと思う。それぞれのキャラクターをつっぱなして、ある程度距離を置いて見つめている感じが独特。
【単行本】「♭37℃」 月野定規 コアマガジン A5 [Amzn]
もうベットベトォ……。というくらい激しく男汁ぶっかかりまくり。最近のこの人の作品はエロ度がすごく高いなあ。最初はむしろエロは軽めでお話で読ませるタイプの人かと思っていたのだが、お話は面白いままエロの密度もぐんぐん上がってきて非常にいい塩梅。とはいえ、今回の単行本はエロ一本槍という感じではあるけれども。内容的には気の強そうな委員長タイプの女の子・鍵堂さんが、同級生の変態BOYの手によってM奴隷として開発されちゃって、どんどんその変態SEXへの依存度を高めていくというお話だYO! まあ内容的にはベタっちゃベタなんだけど、絵柄の明るさのおかげもあってポップさは失われていない。んでもって鍵堂さんと変態BOYの間に恋愛関係・主従関係にニアリー、でもちょっと違うかも〜なほの甘苦しいホットラインも形成されててその様子を見るのもラブコメ好きにとってはけっこううれしいところ。この二人の間にデカちんの子供の小学生、そしてその姉にして鍵堂さんの友達でもある日菜子も加わりS&M×2という状況になって、非常に賑やかなエロの饗宴が繰り広げられるといった具合。エロく楽しく賑やかに、というわけでヌケるうえに楽しく読めもする作品でありました。かなりあけすけでエロエロに仕上がっているので、月野定規の上品バージョンな作風を期待して読むとキビシーかもしれませんな。
4/18(木)……毒ライス
▼忙しい時期なのに風邪ひいた〜。今、風邪薬飲んでこれ書いてるのでかなり眠いです。
【雑誌】モーニング 5/2 No.20 講談社 B5中
作:西村ミツル+画:かわすみひろし「大使閣下の料理人」。大沢の新しいパートナーとなりそうな新キャラの女性登場。かわすみひろしの描く女性はかなり魅力的だと思うので、今後の活躍が楽しみ。桝田道也「朝倉家騒動記」。今回は江戸時代が舞台なんだけど、要するにそのころの漫画家のお話。なんか下らなくて今回は非常に面白かった。これそろそろ単行本になったりしないかな。
【雑誌】ヤングサンデー 5/2 No.20 小学館 B5中
北崎拓「なんてっ探偵アイドル」。今回はアキラがリストに一矢。なかなかアクションも多くてええ感じでござんした。長尾謙一郎「おしゃれ手帖」。今回はメガネのスペクタクルな朝の風景。そういえばこのメガネ、現子って名前だったのね。朝っぱらから焼肉食いまくりでかなりダイナミック。
【雑誌】ヤングジャンプ 5/2 No.20 集英社 B5中
山花典之「妹 あかね*」は今回で2nd.season.の99回め。次号は100回だからなんかまたブチかましてくるかもしらん。まあ今回のレースクイーンファッションもたいがいなものだが。
【雑誌】週刊少年チャンピオン 5/2 No.21 秋田書店 B5平
芹沢直樹「SAMURAIMAN」が新連載。中学生の男子の龍馬、その幼なじみの静、そして龍馬に個人的恨みを抱いている勝海。3人の恋の鞘当て……みたいなところから始まったと思ったら、いきなり空から鎧武者が二体。突然のダイナミックな展開にビックリ。でもツカミとしてはインパクトは十分なんで、面白くなってほしいもの。ところでこの幼なじみの女の子の静は、今どき「遅いゾ、プンプン」って感じの気の強い委員長タイプでなかなかいい感じ。作:森高夕次+画:松島幸太朗「ショー☆バン」。いやー、本当にショーバンくん、性格わりいですな。サイン無視とかほぼ全面的に自分が悪いのに、なんか好き勝手荒れまくってるし、父親にも負い目を感じさせてるし。こういうキャラが、謙虚でひたむきな努力根性タイプでないのは本当に珍しい。
シナリオ:黒田洋介+画:戸田泰成+作:矢立肇「スクライド」は最終回。アニメのほう見てなかったこともあって、あんまりちゃんと読んでなかったんだけど、ちゃんと読めば面白そうなんでそのうち単行本買うかも。八神健「ななか6/17」。いい具合に盛り上がってる。17歳ななかの切ない気持ち、6歳ななかのバイタリティ、どちらも捨てがたい。作:ピエール瀧+画:漫$画太郎「樹海少年ZOO1」。す、すごいな。この決着のつけ方は。次号で衝撃の新展開があるらしいけど、もう何があっても別にオッケーでしょう。ここまできたら。
【雑誌】オールマン 5/1 No.9 集英社 B5中
なんだか知らんが、にわのまこと「リベロの武田」が「2002年世界飛翔編」として復活新連載。なんかしばらくの間、アフリカで動物たちとサッカーやってたらしい。いくらワールドカップイヤーだからといって、この作品まで復活するとは。
【雑誌】オースーパージャンプ 5月号 集英社 B5中
山本直樹の読切「普通の日曜日」が掲載。友達と女の先輩がサカッていたところに、折悪しく訪れてしまった28年前のヤマモト少年。作者の一人称な登場人物が出てくるというのは、この人の作品としてはちょっと珍しいかも。世の中の人は、自分の見ていないところでHなことをしまくっているものだ、という普通の人間に対する羨望の念にひどく共感。俺も常々夜道を歩いていると考えるからだ。なんでこんなに道は真っ暗なのに、首輪とかつけられて全裸で調教されている人妻の一人や二人に出くわさないのかと。ああいうことはきっと、全部俺がいなくなったところで行われているのだ。俺は傍観者にさえさせてもらえないのだ。高橋高之「あいまいな棘」は、自分の父母の夫婦仲がうまくいっておらず、母親はどうも浮気しているらしいことに気づいているけれども、そのことについては口にせぬよう息をひそめて暮らしている少年のお話。子供ながらに苦い気持ちを端整なタッチで描いた佳作。
【雑誌】キカスマ vol.5 松文館 B5平
この号から銃漫と合流してリニューアルだけど、銃漫最終号で予告されてたメンツとはけっこう違うかな。予告されてたメンツについては1/19の日記参照。合併したわりにはいまいちパンチが足りない感じで、正直弱いかな〜という印象。総ページ数は250ちょいだからMUJINとかの半分以下で、値段も500円と中とじよりは割高なわけだから、もう少しパワーが欲しいところではある。今号でビビッと来たのはA・浪漫・我慢「くわがた」くらいかなあ。あとどうでもいいことだが、キカスマ+銃漫融合記念のプレゼントが現金30万円+アダルトビデオというのは、美少女漫画雑誌としてはちょっと珍しいかも。
(漫画執筆陣)南野琴、MARUTA、ひぐちいさみ、A・浪漫・我慢、のら猫長屋、陽香、海野蛍、深田拓士、清水清、ぱり〜みき、TYPE.90、昇龍亭圓楽、LINDA、はやぶさ真吾、琴吹かづき、雨宮淳
【雑誌】コットンコミック 6月号 東京三世社 B5中
今号もまったり。すけきよ「ちょっと一息」は、お酒を飲んじゃうとつい服を脱ぎたくなってしまう女の子が男性社員を癒すというお話。実はけっこうやってること自体は破廉恥なのだが、すけきよのすっきりした邪気のない絵柄のおかげでまるで癒し系のように見えちゃうところが肝。渡辺ヒデユキ「SASEMANの内宇宙」。レイプ仮面の内宇宙に吸い込まれてしまったサセマン。それにしても内宇宙かー。得体がしれん。
4/17(水)……ウォークマンディディー
▼ソニーにはガッカリさせられた。期待していたソニーのVAIO Uだが、結局重量は820gに。VAIO Uはキーボードの配列がかなり変則的だから、この重量だと納得がいかん。680gぐらいだったら即買い、700g台でも迷うところだったのだが820gじゃね。これだとむしろ880gだけどキーボードが普通で無線LANも積んでるLOOX S9のほうがはるかにいい。というわけでVAIO Uは見送り決定。
▼2/17コミティア購入物件
【同人誌】「RETURN MATCH−翔子−」EPISODE 16 高山瑞穂 <學茶無館>
【同人誌】「p.p.m.」1〜2 ピコピコリョウ <ぴこぴこ。>
【同人誌】「取水塔」2〜3 粟岳高弘 <あわたけ>
【同人誌】「とかげの生活(1)君と暮らしたら」 さくらのりたか <DARUMAYA FACTORY>
【同人誌】「スミレ式スカァト」 加瀬世市 <テレピン>
【同人誌】「ねこのこ」「カレーさん」 walk <楽>
【同人誌】「放課後まんがまつり」Vol.1 新田五郎 <WAIWAIスタジオ>
▼早売り
【雑誌】月刊サンデーGX 5月号 小学館 B5平
【雑誌】オースーパージャンプ 5月号 集英社 B5中
【単行本】「カリクラ」上巻 華倫変 太田出版 A5 [bk1][Amzn]
ゐゑーゐ、復刻! 上巻下巻と出るようだが、この上巻には「究極タイガーボンバーナイツ」が、近日発売予定の下巻には「フルカワとウサギ」が初収録される。講談社版については、兄・本田健が植民地内の華倫変ページ内で詳しく書いているが、非常に面白い本だ。とくに女子高生と偽ってデートクラブで働く23歳・女性と、客で彼女にヘンなクスリを試そうとする医学生のつながりを描く「ピンクの液体」は、今読み返しても鮮やかな描写に感心する。華倫変の描くキャラは、だいたい社会的には変わり者で偏屈なんだけれども、でも鬱ってわけでもなく非常にナチュラルに人生を諦めている感じがする。ちょっと顔を赤らめ人と目を合わさず、斜め下に視線を逸らす、そんな人ばっかりだ。申し訳なさそうな様子を常態にして存在している。いずれの話も、現実とウソとの境界がひどく曖昧でゆらゆらしているのがいい。とても不確定な感じだ。別にここに出てくるような人たちがいなくったって、世界は何にも変わらずあり続けるだろう。無用なんだけど、無用なところに馬鹿馬鹿しかったり可笑しかったり気持ち良かったりするドラマを描いていく呼吸は独特。やっぱいいわー。
【雑誌】週刊少年サンデー 5/1 No.20 小学館 B5平
超増刊のほうでやってた松江名俊「戦え!梁山泊 史上最強の弟子」が、「史上最強の弟子ケンイチ」とタイトルを変えて本誌連載に。とりあえず巻頭カラーの見開き、ヒロイン・風林寺美羽の、身体にぴったりはりついたムチムチのファッションがナイスであるな、と思う。ちゃんと美少女に描きつつ、ガタイが細すぎないってのはいいです。雷句誠「金色のガッシュ!!」。ガッシュのライバルである女の子、いじわるなミオミちゃんはヤワじゃねえ。単体だったら明らかにガッシュより強かろう。皆川亮二「ARMS」は最終回。途中から展開が安くなったので終盤はあまりちゃんと読んでいなかった。単行本も途中までしか買ってない。そのうちまとめ読みしよう。
【雑誌】週刊少年マガジン 5/1 No.20 講談社 B5平
企画:瀬名誠+協力:アイソトープ+漫画:長緒隆也で「尾崎豊物語」が掲載。今回は前編。たぶんけっこう大勢の人がそう思うだろうけど、尾崎豊からもう10年経っちゃったのね。今ミニモニ。とか見ながら育っている子供たちは、尾崎豊なんて名前はそれこそ聞いたこともないんであろう。隔世の感。
【雑誌】コミックメガストア 6月号 コアマガジン B5平
今号は良いと思った。巻頭から月野定規の妹モノ「妄想ダイアリー」、鬼ノ仁「活線挿抜」、泉ゆうじろ〜「World Wide Love!」といい具合に実用性の高い作品が続く。とくに月野定規「妄想ダイアリー」は、妹が自分とサカることを妄想して綴ったエロ日記を目撃してしまった兄が、当然のことながらヤるというお話で、すごく妹さんがイイ。なんかお兄ちゃんオールオッケーって感じの馬鹿者でなく、小生意気かつ健気なところがよろしいかと。はにかんだ表情もよろし。この人は、女の子が快感に呑み込まれてグズグズになっていくシーンの描写がホントうまい。ところでこんだけ男性向け漫画で妹萌えばブームになってるんだから、少女漫画でも兄萌えがブームになってもよかろうもんなのにと思わないでもないが、読んでる限りではそういうムーブメントは別にないようだ。なめぞう「演技と指導」もタイヘンにテンションの高い作品。演劇コンクールに向けて驚異的なテンションで演技練習をする男女生徒のお話。こんなにバカでかい局部アップシーンも珍しい。
ロリ方面ではEB110SS「碧サマが一番」がいつもながらにいい絵でスバラシー。それから國津武士の押しかけチャイナ服ミニ女帝ロリとでもいうべき「Empress!!」も、こましゃっくれてるけど甘えん坊でもある女帝ちゃんがかわいくてたいへん良い読み心地。あと今号では、古賀亮一「忠犬ディディー」が。なんぼでも続けられそうな話なのに……とは思うけれども最終回。
4/16(火)……夜伽の町
▼池袋で新田五郎さん、南研一さんと呑み。たいへん楽しかったのだが、ヘロヘロに酔ってしまい自宅に帰れず、仕事場のソファ上で撃沈。Web更新も遅れてしまった。年々酒に弱くなっているような気がする。遺憾。
▼未読物
【単行本】「カリクラ」上巻 華倫変 太田出版 A5 [bk1]
【雑誌】ヤングマガジンUppers 5/7 No.9 講談社 B5中
はっとりみつるの新連載、「おとぎのまちのれな」がスタート。何が何やら分からないけどやっぱり楽しいというのは「イヌっネコっジャンプ!」と変わらず。もののけの伝説がある地方都市、「妙野(おとぎの)町」が舞台で、そこに住む女子高生・れなが主人公。彼女は最近どうもムラムラと性的衝動が高まってしまうようになって悩んでいたのだが……という感じ。なんか妙にむんむん来ててけっこうH。でもカラッと明るいのはこの人ならではの味。なんだかんだで面白くなりそう。一色まこと「ピアノの森」。カイの現時点での最高の演奏が行われる。演奏シーンの高揚感はやはり素晴らしい。
【雑誌】漫画アクション 4/30 No.18 双葉社 B5中
艶々「鷹月教授の淫靡な日々」。最近鷹月センセイへの責めがヌルいなと思っていたのだが、新展開では校長と鮫島がグルになってキッツい責めをカマしてくれそう。やっぱりそうでなくちゃね。
【雑誌】コミックバンチ 4/30 No.20 新潮社 B5中
渡辺保裕「ワイルドリーガー」。初っぱなからいきなり因縁の対決。最初っからこんなに飛ばしてて持つんだろうか。何はともあれ、ペナントレーススタートということでこれからも楽しみ。
【雑誌】漫画サンデー 4/30 No.17 実業之日本社 B5中
清田聡の読切「トビルリ」が掲載。父親が死んで、鳶の親方をやることになってしまった威勢のいいねーちゃんのお話。清田聡ってガテン系な職業人を描くのが相変わらずすごくうまい。泥臭い絵柄も好き。このシリーズは次号も掲載されるとのこと。小田扉「マル被警察24時」は、藤蜂子のシリアスな一面が見えてきて、意外な展開。しかしそれより意外な展開を見せたのがジョージ秋山「生きなさいキキ」。バッサリいくなあ。
4/15(月)……読解荒野
▼職場へ向かう途中で銀行で振込をしていこうと思ったら、行こうとしていたキャッシュコーナーの入っているところだかその隣だかのビルの屋上にあるプレハブ小屋が燃えていた。火事だ。ボヤだ。見物人は、近くの民家で干していた洗濯物の心配をしている人もいたりしていたって呑気なもの。かくいう俺も、なかなか見られるものでもないのでかばんからeggyを取り出しその模様を動画で記録しておいた。でも腹具合が悪くてあまり長くは見ていられなかったので、その後、そのプレハブ小屋がどうなったかは知らない。
▼同人誌。今日も10冊ほど。
▼2/17コミティア購入物件
【同人誌】「偏西風’78 初期Sketch Book」 あびゅうきょ
【同人誌】「パエリア」「ボルシチ」「ガルシニア」「カテキン」 <グラニュー塔>
【同人誌】「LOLITA GO HOME〜RIGHT NOW〜」 <WARHEADS>
【同人誌】「Night-Marchenの幻想雑誌 2002.2.17版 チッペの物語2」 村山慶 <Night-Marchen>
【同人誌】「どっか行こうや!!」その2 藤井ひまわり <ひまわりデザイン事務所>
【同人誌】「次」 <いのべぇ>
【同人誌】「20世紀地方生活情景」 Lazy8 <FuniFuni Festa!>
【雑誌】近代麻雀 5/15 vol.412 竹書房 B5中
高橋のぼるの読切「ジャンロック」がすごすぎてあきれ返る。地獄のプロ雀士養成所、龍(ドラ)の穴の裏切り者、浅田雀平を追って3人の刺客が。それが全員女。どういう女たちなのかを紹介するとネタバレになっちゃうので、とりあえず一人だけに留めておくが、ハシルコという女は豊乳をぷるんぷるんさせつつルームランナーで走りながら麻雀を打ち続ける雀士で、走ってるうちにランナーズ・ハイでツモ運を引き寄せるというメチャクチャさ加減。ほかの二人もナチュラルで脳内麻薬出まくり。闘牌の模様は本当にどうでもいい。雀平もものすごいモミアゲの持ち主で相当に濃いし、この4人で囲む卓の状況はゲップが出そうに濃い。なんかもう無敵だな、高橋のぼる。
【雑誌】ビジネスジャンプ 5/1 No.10 集英社 B5中
作:伴茶彰+画:わたべ淳の読切「プロデューサー」が掲載。なぜかセーラー服を着て現場に出没する、日本映画の女性プロデューサーの物語。主役の女の子が健気でけっこう楽しく読んだ。わたべ淳の暖かみのある作画は好きだな。作:近藤雅之+画:有賀照人「警視総監アサミ」。いちおう美咲と原田が捜査のため容疑者がいるというビルへ乗り込む……という出だしだけど、これはもうただただエレベーター内でのエロシーンが描きたかっただけだなということがよく分かるお話。刑事ドラマ的部分の歯ごたえのなさに、いつもながら感動。作:夢枕獏+画:谷口ジロー「神々の山嶺」。今回は羽生サイドではなく、深町サイドの登山シーンを描く。雪山の存在感に圧倒される。これでさらに困難を極めるはずの羽生のターンへとお話が移ったら、どんなに面白くなるだろうことか。いや〜楽しみ。
【雑誌】ヤングマガジン 4/29 No.20 講談社 B5中
5月2日に「ガタピシ車でいこう!!」の単行本1巻が発売になる山本マサユキは、先週に引き続き今週も「ガタピシ」と読切の2本立て。読切「香奈ちゃんとフィアット500」は、中華料理屋の看板娘の香奈ちゃんが、フィアット500に乗る青年と出会って抱いた恋心とハートブレイクを描いたお話。短いページ数でお話はきれいにまとまっているし、香奈ちゃんも初々しくて可愛い。なかなかトキめくいい作品。ここらへんも単行本に収録してくれるといいな……とか思っていたら、単行本では続編となる第2話も収録されるらしい。わーい。福本伸行「賭博破戒録カイジ」。カイジが砂場でジダジダするシーンがいい。こういうみっともない敗者の姿を描くの、ホントうまいなー。ロクニシコージ「すべてに射矢ガール」。お話はクライマックスに来ていてけっこうな盛り上がりを見せている。今号では実写フォト漫画4ページも掲載。以前も似たようなことやったけど、この作品だとフォト漫画がけっこう合う。男女とも、矢が刺さっていることを除けば基本的に普通の少年少女だし、そんなに特殊なキャストを必要としないタイプの作品であるからかもしれない。
【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 4/29 No.20 小学館 B5中
伊藤潤二「ギョ」がわりとあっさり最終回。もう少しギョワールドを掘り下げてほしかったところだけど、それにはちょっと材料が少なかったかな。要するにパニックものだったわけだし。高橋しんの読切「見合いでごはん」が掲載。「いいひと。」の番外編で二階堂さんの見合い話。実のところ、「いいひと。」については連載当時はあんまり好きな作品ではなかったというか中途半端に説教っぽかったので敬遠してたのだが、こういうふうに読切だとライトな味わいでけっこう楽しめる。もちろん当時より、高橋しんの腕も上がってるし。江川達也「日露戦争物語」。コンスタントに面白く読める。後の時代を作っていく若者たちの息吹が、楽しく頼もしく描けていていい感じ。
【雑誌】週刊少年ジャンプ 4/29 No.20 集英社 B5平
武井宏之「シャーマンキング」はようやく過去編が一段落。そして次号から新展開とのこと。河下水希「いちご100%」。やっぱりめがねっ娘のほうの東城さんがいい。何もないところでよくコケる、いかにもなキャラ作りも素晴らしい。ラブコメ世界ではいくらベタベタであろうと、やったもん勝ちだと思う。
4/14(日)……無礼講を励行す
▼おかげさまでAmazon.co.jpのアソシエイトプログラムのポイントが、1〜3月合計で9000ポイントちょい貯まったので、それに6000円くらいプラスして「伝説巨神イデオン劇場版 接触篇/発動篇」(→Amzn)のDVDを購入。今日届いたので改めて観たけど、いやー、やっぱり発動篇は面白い。スケールのデカい作品に魂を奪われていく快感。スバラシー。でも、見終わってテレビに戻したら、CSのANIMAXでも発動篇を流しててなんかすごく損した気分に。まあDVDのほうが画質は上なんだけどさー。
▼いい加減取りかからないと次のに間に合わないので、2月コミティアで買った本を読み始める。まずは判型のちっちゃなものから。文字本なので読むのに時間がかかりそうな「Parking?8」だけ後回し。感想は例によって別ファイルに。
▼2/17コミティア購入物件
【同人誌】「ああ、男性自身」 山田参助
【同人誌】「Potty Patty Image Boads」 きりはらただし <迷画座>
【同人誌】「ミミウサ」 稲垣有 <girl-ic>
【同人誌】「夢売り」 瀬島健太郎
【同人誌】「道」 南蔵 <の乃野屋>
【同人誌】「部品くん」(3) しまざきみさえ <ハムくまズ>
【同人誌】「少年テスラ」 甲作美久智 <Ga-syasya Mine>
【同人誌】「The Traditional」 ikki <Handmade Sandwich>
【同人誌】「サイレン」vol.1〜3 <siren>
【同人誌】「つきのよる」 トガユウジ <非常階段>
【同人誌】「けだもののように」III-1 渋蔵 <ぐんたまカンパニー>
【同人誌】「Zipny」 コーノコーイチ
【同人誌】「モノログ」 アオゾラ透湖 <YELLOW TAG>
【同人誌】「プカぼん」 <プカプカ堂>
【同人誌】「ぶどう摘み」 音子 or 寿
【同人誌】「ごっこあそび」「手紙 改訂版」「やさしいこ」 藤空子 <藤屋>
【同人誌】「たのしい読書日記」「うちのカメ」 はしもとさちこ
【同人誌】「声の温度」 おざわゆき
【同人誌】「Daryl Mercury episode 002」 TOM.Ichikawa <STUDIO DOUBLEMOON>
【同人誌】「THE HOLYDAY OF CHOCOLATE」 TOM.Ichikawa <STUDIO DOUBLEMOON>
【同人誌】「本屋さん」「アルバイト瑞穂」「花泥棒」「フルート」 <FallPowder>
【同人誌】「魔女っ子ムサシ」 金田サカエ/らいだゆず <三枚刃/HATAHATA>
【同人誌】「EVERYDAY VALENTINE」 らいだゆず <HATAHATA>
【単行本】「樹海少年ZOO1」3巻 作:ピエール瀧+画:漫$画太郎 秋田書店 新書判 [bk1]
スゲエ! こんなに前に進もうとしないお話というのも珍しい。今回は獣一たちが浮浪者のタイちゃんを追いかけて迷い込んだ地下アジトの中で、なんかやってるなんらかの組織の首領と幹部のお話がメイン。これがもうとにかく褒美をとらすといってワインを呑み、無礼講しているだけ。本当にそれしかやっていない。先の展開なんて読もうにも読めないというか、読む必要なんかないというか。でも全然退屈しないのは、見せ方が異様にダイナミックだから。この作品はいったいどこから来てどこへ行くのか。まあ面白い話である限りどうなっちゃってもいいっちゃいいんだが。
【単行本】「AQUA」2巻 天野こずえ エニックス B6 [bk1]
そういえば買い忘れていたので。火星にある水の街「ネオ・ヴェネツィア」で水先案内人見習いをやっている女の子・灯里の生活を追いつつ、美しくゆったりと世界を描写。急ぐことのないペースは気持ちいいし、瑞々しい表現もしっかりしてる。華のある作画など非常に好もしい作品。いちおう「AQUA」はここで一区切りだけど、現在は「コミックブレイド」のほうに掲載誌を移し「ARIA」として続いている。あと、この巻には読切「オセロゲーム」も掲載。なんでもハッキリ白黒つけなくちゃ気がすまないチャキチャキした女の子と、彼女に告白してきた一見ぼんやりした感じの少年の学園ラブコメディ。こちらは単行本「おひさま笑顔」(→Amzn)の路線。実をいうと天野こずえについては、ファンタジーっぽいのよりこっちの路線のほうが好きだったりする。
4/13(土)……波動鉛筆
▼玄人志向のUCI2-P5COMBOと、その基板上に装着するアドオンカードUCA-TXのセットを購入。要するにこれを使うとPCIカード1枚でUSB2.0+LANが実現できるのだが……動かねえええええ。というか正確にいえばLANは動くし、USBも1.1としては認識されるんだけどUSB2.0として動作しない。OSはWindows 2000。玄人志向のカードを製造している台湾のAVLAB TECHNOLOGYからドライバを落としてきて入れてみたり、差すスロットを変えてみたりもしたけど状況は変わらず。なんか最近、初期不良にブチ当たる確率も上がってきたし、パーツ運が落ちてきているような気がする。結局諦めて元の環境に戻し酒に逃避。
▼なんでそんな奇矯なカードを導入したかというと、つまりはPCIスロットを節約したかったから。というのは現在自宅PCでは液晶ディスプレイ×2+Matrox Millenium G400 DualHeadを使ってデュアルディスプレイ環境にしているんだけど、メインとサブの出力での色差がけっこう激しくて気になっていた。この色差を完全になくすには1枚のカードで2系統出力するのではなく、まったく同じビデオカード×2のほうが確実っぽい、ような気がする。となるとAGPは1本しかないから、完全に同じにするなら必然的にPCI×2となる。あとG400のDualHead+Windows 2000だと二つの画面をつなげて、超横長の画面1枚として扱ってしまう。ほとんどのアプリケーションの確認ダイアログは画面中央に表示する設定になっているため、通常は二つのディスプレイの境目に表示される。これも不便なのだが、ビデオカードが物理的に2枚あれば二つの画面をそれぞれ独立したものとして扱ってくれるはずなんで、たぶん確認ダイアログはメインディスプレイの中央に表示されるであろうと思われる。そのためにもPCIの空きを増やさねばならなかったのだが……。遺憾。悔しいのでそのうちヒマなときに再チャレンジしてみるつもり。
▼PCの拡張カードといえば、5月下旬発売予定のオンキョーSE-80PCIがちょっと気になり中。現在は前モデルのSE-120PCIを使っているのだけど、それよりも値段が安くなってS/N比が向上してるのかー。必要ではないがソソられはする。
【単行本】「ハッピーエンド」 ジョージ朝倉 講談社 A5 [bk1]
ああ、これは面白い。どこで連載されてたのかなと思ったら、300ページ近い描き下ろし単行本だった。一見シャンとしたカッコイイ感じだけれど、実はけっこう友達に依存する体質の持ち主ショーコの生き様を、10年ちょいのスパンにわたって描き出すという物語。これが読んでるとすごく気持ちいい。別に派手にブレイクするとか、逆に零落するとかではなく、ある一定の煮え切らないレベルをずっと行ったり来たりしてるんだけど、後ろ向きじゃなくて若干前向き。それもガツガツした前向きさではなく、自然体であるのがいいと思う。ショーコと、彼女の学生時代からのトモダチである女性・アキラとの関係が、一組のユニットとしてすごく完成度が高い。でもベタベタしすぎないのはとてもいい。世間的に見るとものすごく特別ってわけではなく、個人レベルで見ると特別だけれどもドラマチックじゃない。恋愛でもなくライバルでもない普通に親密な人間関係、たぶん腐れ縁ともいうのだろうけれども、そういうものを爽快に描けている作品。ボリュームも十分で読後の満足感は高いし、いい本だと思います。
【単行本】「貧民の食卓」2巻 おおつぼマキ 新潮社 B6 [bk1]
1食100円をモットーにチープでおいしいごはんを作り続ける料理漫画。ホームコメディとしても、窮屈なところがなくて気軽に読めるのがいい。この巻では納豆と麻婆豆腐をぐちゃぐちゃやって作る「貧民風 納豆がマーボーにナットーデ」がちょっと気になった。納豆は好きなほうではないんだけど(昔は嫌いだったけど大丈夫になってきた)、これならけっこういけそうだなという感じ。作るのも簡単そうだし。全般に材料にしろ調理法にしろ、欲張らないで気楽にやってるところがよろしいと思う。
【単行本】「DOLL」5巻 三原ミツカズ 祥伝社 A5 [bk1]
これが最終巻かと思ってたんだけど、まだあと1冊ある模様。安定して面白い。機械人形DOLLをうまいことお話にからめながら、ドラマをしっかり構築している。ときに皮肉に、ときに悲劇的に、そしてときに暖かく。ヴィジュアル系の絵柄のイメージが先に立ってしまいがちだが、お話としてもしっかり読ませる。
【雑誌】ネムキ 5月号 朝日ソノラマ A5平
意外や意外、三原ミツカズが初登場。別に登場したことが意外なのではなく、これまで描いていなかったことのほうが意外。読切「what a wonderful world」は、特定の主役はなく、その場その場で主体が変わっていき、一つのシーンの主体の語ることが、次の主体がメインになるとそっくり否定されるというのが続いていく構造。そういうテクニカルなことをサラリとやりつつ、読みやすいし楽しめるお話を作っているのは鮮やか。
【雑誌】別冊マーガレット 5月号 集英社 B5平
作:牛田麻希+画:木村文「問題のない私たち」の新シリーズがスタート。かつてさまざまな学校のイヤ〜なイジメ等を乗り越えた主人公・澪に今度は後輩登場。後輩はいち早く学校内での澪のポジションに気づき、すぐさま取り入ろうとする。虎の威を借るキツネ状態で好き勝手やり出した彼女を澪はやり込めようとするが、彼女はカッターナイフ常備のヤバい娘だったのでした……という新シリーズ第1話。これまでもそうだったけど、この話って本当に女の子のイヤ〜な部分を描くなあ。キツい作品だ。それがけっこう刺激的だったりもするんだけど、鬱な話でもある。
最近「イヤな状況に主人公が遭遇、頑張って克服……」というストーリーを見ると「主人公は意思が強いからいいけど、普通に意思の弱い人間だったら危機を乗り越えられないわけで、そういう人が主人公の陰で大量にいるんだよなあ」とか思って鬱な気分になったりする。別にドラゴンが出てきて村を焼き尽くすとかだったら現実感がないからいいんだけど、学校でのイジメとかだと実際にあるわけだから、リアルに描かれれば描かれるほどやり切れない。世の中にはブラック・エンジェルスも必殺仕事人もいないし、いたとしても俺なんか助けちゃくれない。絶望。
【雑誌】アイラ VOL.19 三和出版 B5平
千之ナイフ「Trans DOLL」。この人の絵には人形が本当によく似合う。完成された美。天竺浪人「裏口」は最終回。テンションはもう少し上がるかと思ったけど締めくくりはきれいにまとまった感じ。ムサシマルは4色カラー4ページの「WILD FANCIES」と、1色16ページ「STALKER BABE」が掲載。瑞々しくてなかなかいい絵柄。彩色もいいけど、モノクロのペンタッチも美しいですな。
【雑誌】零式 Vol.40 リイド社 B5平
まぐろ帝國「ドキドキ猫耳ちゃんパニック2002」。最近の開き直った作風はかなり好きで、今回もメタメタにノリが良くて面白かった。へかとん「ストーカーより愛をこめて」。可愛い。そしてヘンで面白い。不良にからまれていた女の子を助けてしまった主人公だが、その女の子がストーカーとしてまとわりつくようになってしまい困る、というお話。でも女の子はすごく可愛くてさらに困る。可愛くて楽しくてちょっと過剰で満足いたしました。まだ子「最強♥」。この人の絵柄は好きだな。線の感じがマイルドで。新田真子にも似たこなれた味がある。いい。なお大島永遠「ときめきクエスト」は休載。なんか骨折したとのことで、そのレポート漫画が。大島永遠は骨が弱くて、これまで15カ所くらい折ってるんだとか。
4/12(金)……教師の定位置
▼コミックビームの定期購読が今月は送られてきてないな〜と思って日記を確認してみたら、先月分で期限切れになっていたことが判明。しょうがないので近くの書店に買いに行く。今回はおまけをもらいそこねたがまあ仕方ない。で、行った先の書店で本棚の上のほうの段にある本に手が届かなくてわきわきしている女の人を発見したので、「とりましょうか?」と声をかける。背伸びしている動作にちょっと萌えた。
▼未読物
【雑誌】ネムキ 5月号 朝日ソノラマ A5平
【雑誌】別冊マーガレット 5月号 集英社 B5平
【単行本】ハッピーエンド ジョージ朝倉 講談社 A5 [bk1]
【単行本】「樹海少年ZOO1」3巻 作:ピエール瀧+画:漫$画太郎 秋田書店 新書判 [bk1]
【雑誌】COMIC CUE Vol.200 イースト・プレス B5平 [bk1]
100号の次は、発売が遅れに遅れた(半年くらいかな)200号。テーマは「食べ物」。1年にいっぺんくらいしか出ないんだからよっぽど面白くしてくれないと、と思って読み始めたら、今回はすごく面白かった。これが年3回、いやせめて2回くらい出てくれればなあ。
特集とは関係ないけど、まず連載の地下沢中也「兆 −Sign−」が素晴らしい。この世のすべてを予測できてしまうロボット「ピッピ」を通じて、実にスケール大きく物語を展開中。観測者が観測対象に与える作用という問題について、神についてなどなど、壮大なテーマについて考えさせられてしまう。この人はギャグもスゴイけど、シリアスにやっても素晴らしい。もう一方の連載作品だった水野純子「ドリーム・タワー」は、「このままのぺースだと最終回まで何年もかかってしまう」とのことで、残りは描き下ろし単行本での掲載ということになるのだそうな。でもそれをいいだしたら、COMIC CUEの発行ペースだとたとえ全10話だったとしても5年くらいかかっちゃうんじゃ……。ものすごく久しぶりの登場となった、よしもとよしとも「魔法の国ルル」は、学級が崩壊しているクラスにいる実は魔女っ娘であるルルがそれぞれに複雑な事情を抱えた人間の子供たちを見つめるという物語。簡単にはいかない人間社会と、頭上に広がる空。今回は前編までだけどすごくいい物語になりそうな雰囲気を随所に感じる。早く次号を読みたいなあ。そして次号にもちゃんと掲載されるといいなあ。
特集組のほうも非常に豪華なメンツですごく良かった。まず巻頭カラーの古谷兎丸「1977・M」は、マクドナルドのハンバーガーに込められた、とある男の想い出を語るというお話。ハンバーガーというどこにでもある食品の中にもそれぞれの想いがあり物語がある。「お母さんの作ったきんぴらごぼう」とかそういう「いかにも」な食品でなくても、想い出というのは語れるものであると。逆にこういう食品だからこそ、今ではリアルに迫ってきた。黒田硫黄「ぶどうの丘」はぶどう酒作ってるところ(日本)の娘さんの日常。ゆったりしてます。今回はいつもより線が細めかな。
初登場、小田扉「飽きのこない」は生徒が3人しかなくてそいつらが卒業したらなくなってしまう学校を舞台にして給食と、それを作ってる先生、あと生徒を描く。「オレンジ」のエピソードで爆笑。この人の漫画は本当にいい味出してるなあ。あと食事シーンも好き。食事シーンでは吉田戦車「西武」も素晴らしい。西部劇に憧れ、いちいちその真似をしている、でも子供だけにちぐはぐな感じになっちゃっている田舎の少年のお話。かっこつかないアイテム群がいちいち素敵で味わい深い。
泉昌之は豪快さん復活で「炎の焼肉」。豪快さん、ちょっと顔つきが丸くなった? チーム紅卍(松尾スズキ+河合克夫)「女体盛りのサエちゃん」もいいな。つげ義春風味で女体盛りのわび・さびを描く。女体盛りは聞くところによると刺身が生暖かくなっちゃうんであんまりおいしいもんでもないらしいですな。タカノ綾「反時計回転の舌」。ぼんやりとした輪郭の線がイイ。なんだかとてもラブリー。
(COMIC CUE Vol.200執筆陣)朝倉世界一、江口寿史、和田ラヂヲ、泉昌之、おおひなたごう、小田扉、黒田硫黄、タカノ綾、田中圭一、チーム紅卍(松尾スズキ+河合克夫)、とり・みき、ばばかよ、古屋兎丸、水谷さるころ、水野純子、やまだないと、吉田戦車、横山裕一、Macky、よしもとよしとも、地下沢中也
【雑誌】コミックビーム 5月号 エンターブレイン B5平
今号は、桜玉吉「幽玄漫玉日記」、鈴木みそ「オールナイトライブ」、作:TKD+画:竹谷州史「LAZREZ」が最終回。「LAZREZ」のオチには参ったなあ。アハハ。でもラストもすごく良かった。最後に爆発するようなシーンをぶちかましてくれて、鳥肌が立った。「幽玄漫玉日記」も本当にご苦労さまでしたという感じ。けっこう身を削らないと描けない作品だったと思うけれども、それだけに凡百の日記漫画では描けない境地に達していた。「オールナイトライブ」は個人的に楽しめる回とそうでない回がけっこう激しかったのだが、読みやすかったし、やっぱり名残惜しい。
森薫「エマ」は表紙&巻頭カラー。毎回きめ細やかでいい。なんというか「萌え〜」というがっついた感じではなく、しみじみよくできた落ち着いた感じが良いと思う。いい気持ち。志村貴子「敷居の住人」。ミドリちゃんとキクチナナコは良く似合っている。物語はいよいよ終わりが近いかな。肉柱ミゲル「100万円!ベガスくん」は、少年の股間に注目。キャー。竹本泉「よみきりもの 遠くの呼び声」は、耳そうじマニアな少女&少年のお話。何気にけっこうヤバい人たちという感じがした。でも面白いです。アニキ、俺も掘ってくれ!(耳を)という感じになりますな。今回これ読んだ後に耳かき取り出してきた人はかなり多いと見た(俺もやった)。
仲能健児「西蔵童話」。久々の第2回め。やっぱこの人はいいわ。あの頭の形が凸凹した主人公の朴訥とした振る舞いがとてもいい。須田信太郎「ウルティモ★スーパースター」。今回は終盤でなんだかジーンとさせられる。やっぱこの人、いい話を描くなあ。そろそろ初単行本を……。新谷明弘「期末試験前也 〜理想少女〜」は、ペットボトルの中でできる「プチ・ホムンクルス」とでもいうべき理想少女のお話。儚い存在だけれどもそこがいい。なんにせよ新谷的理想少女ってみんなメガネかけてるんですな。
【雑誌】コミックバーズ 5月号 幻冬舎コミックス B5平
浅田寅ヲ「バイドパイパー」が本格連載化。シャープな絵柄で、危険な雰囲気をまとった男・夏比古の行状を追うといったところ。ともち「れ・り・び」は最終回。もう少し引っ張っても良かったような気もするけれど、後味はよろし。次号では古屋兎丸が読切で登場、「SUZAKU」「極楽丸」「空想科学エジソン」「DEVIL SMILE」が最終回と、いろいろ入れ替わりの激しい春です。
【雑誌】まんがライフオリジナル 5月号 竹書房 B5中
犬上すくねの読切「春して恋して見つめてキスして」が掲載ということで購入。ゲタ箱間違いから芽生えた恋……という感じで、いやー、青春ですなあ。読後感の良いラブストーリーでほんわかした気分に。この雑誌を買うのは久しぶりだけど、巻頭から秋月りす、後藤羽矢子、ももせたまみ、私屋カヲルとかわいい女の子を描けるメンツが連続してて華やか。そういえばなりゆきわかこ「あしたは晴れっ!!」ってまだやってるんですな。連載164回めなのかー。
【雑誌】ビッグコミックオリジナル 5月増刊号 5/12 小学館 B5中
佐々木泉「墨戯王べいふつ」が前号に続いて登場。宋の時代の中国が舞台。遊女の床の脇に残された文字を見て激怒した金主の旦那を、べいふつが機転でやりこめるというお話。上品な絵柄と気の利いたストーリーで、なかなか良い出来。次号にも登場するということで、かなり順調に来ている印象。このまま続けて単行本まで持ってってほしいもの。山田まや「かくれんぼ」。仕事一筋で生きてきた男の家族が、ある日ふいと姿を見せなくなってしまう。そんな中で男が「いかに自分が家族をないがしろにしてきたか」ということに気づいて反映するというお話。落ち着いた作風でしっかり読めるお話。さりげなく非常に細かいカケアミが暖かな雰囲気を醸し出している。ジョージ秋山「女形気三郎」は、悪代官の名前が「鈴宗様」、証人が「辻元屋」と世相を反映。
【雑誌】ヤングアニマル 4/26 No.8 白泉社 B5中
高橋雄一郎の新連載「teach!」がスタート。海外の大学で飛び級して先生になった前田舞という女の子が、幼なじみのトモダチがいるクラスの担任に……というところから始まるドタバタ。巻頭の見開きページの舞は、瞳の部分がちゃんとハートマーク型になってる。かわいい女の子活躍コメディという感じだけど、ベタにエロ系の展開も。「ペルソナ」って原作でああいう漫画になってるんだと思ってたけど、もしかしてあのエロシーンって高橋雄一郎の素なのかな。そういえば遊人の「PEACH!」と一文字違いだ。克・亜樹「ふたりエッチ」は、ふたりの引越編。それにしてもこの二人は本当にどんなときでもやるのね……。田中ユタカ「愛人[AI-REN]」は最終回まであと3号。泣かす。本当にいいお話になりました。
【雑誌】ビッグコミックスペリオール 4/26 No.9 小学館 B5中
今号から原案:田村修一+画:滝井寿紀「フィリップ・トルシエ物語」がスタート。絵柄は高橋よしひろっぽい。あと今号は、作:久部緑郎+画:河井単「ラーメン発見伝」の佐倉さんがかわいいなと思った。ただきっと藤本と結婚するやいなや、あのハゲのイヤな奴と仲良くなり始め、何かにつけて夫をやり込めだすに違いない。そんで双子とか産んでしまうに違いない。
【雑誌】カラフルBee 5月号 ビブロス B5平
3か月くらいかけてリニューアルへのカウントダウンを続けてきたカラフルBeeだけど、今号がいよいよ最終号。7年半で通巻105号。こういうふうにきっちり時間をかけての終わり方というのは好感が持てる。読者としても心の準備ができるし。表紙が古賀亮一「ゲノム」っていうのも締めくくりにふさわしいし(「ゲノム」は新雑誌でも連載続行)。で、次からは「カラフルコミックPUREGIRL」へと移行。発売日は5月11日。5月は12日が日曜日だから、刊行ペースは今までと変わらず毎月12日になるんじゃないかと思われる。執筆陣については最後通牒4/12分に書かれているのでそちらをどうぞ。
で、今回の中身だけど、松本ドリル研究所「めがね娘とぜんそう」がいいな、と思った。電車の中で日々官能小説を読み、Hな妄想を膨らませているめがね娘さんのお話。瑞々しい絵柄は好みだし、痴漢シーンに小説の文言がカブってくるエロシーンも十分H。オチもけっこう楽しい。MDM「小っちゃな愛の協奏曲」は好みな絵柄な人なので、もう少しじっくり読みたかったかな。
(カラフルBee最終号執筆陣)ねこのみお、水尾ろむ、日生佑稀、吉野小雪、かわらじま晃、陽香、吉川かば夫、久我山リカコ、藤岡タマヱ、SMAC、松本ドリル研究所、寺本薫、梨加夫、あかいしとおる、MDM、ぷーたろう、RY0、古賀亮一
4/11(木)……トサカとかさー
▼未読物
【雑誌】まんがライフオリジナル 5月号 竹書房 B5中
【単行本】「AQUA」2巻 天野こずえ エニックス B6 [bk1]
▼早売り
【雑誌】コミックバーズ 5月号 幻冬舎コミックス B5平
【雑誌】アイラ VOL.19 三和出版 B5平
【雑誌】零式 Vol.40 リイド社 B5平
【雑誌】カラフルBee 5月号 ビブロス B5平
まんがライフオリジナルは犬上すくねが載っているという言い伝えに従い購入。カラフルBeeはいよいよ最終号。ラストは古賀亮一「ゲノム」が表紙。来月からはコミックカラフルPUREGIRLにリニューアル。「ゲノム」はそちらに引き継がれる。伝説は終わらない。
【雑誌】モーニング 4/25 No.19 講談社 B5中
佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」。斉藤の鬼の形相が大迫力。正攻法で行けるというのは高い実力の証。気合い入ってて毎回面白い。山田芳裕「ジャイアント」は第2回め。ジャイアント・巨峰貢がいったん日本に帰国し、メジャーに挑む気持ちを再確認。見せ場のシーンでのダイナミックな描写は胸がすく。これからもますます面白くなっていきそう。汐崎隼「トサカのある天使」。それまで虐待されていたクルマサカオウムが、優しい獣医の手によって美しさを取り戻していくというお話。鳥の描写がしっかりしてるし、人物のほうもスッキリとした絵柄でなかなか。あと今号の巻末の1ページ漫画は小田扉「男ロワイヤル」。
【雑誌】ヤングサンデー 4/25 No.19 小学館 B5中
北崎拓「なんてっ探偵アイドル」。アキラの不自然なパンチラがいいね。遊人「PEACH!」。ますますわけが分からない〜。それにしてもこの校長さんはスゴイね、いつものことながら。
【雑誌】ヤングジャンプ 4/25 No.19 集英社 B5中
岡本倫の読切「メモリア」は、生身の女性と話すのを苦手としていた主人公が購入した等身大フィギュアに、成仏しきれないでいた女の子の魂がとりつくというお話。満たされない女の子の切ない願いの成就と、内にこもりがちだった少年の救済を、うまいことからめながら描く泣かせ系のお話。この人の作風は一見よくありがちな萌え系の絵柄っぽいけど、物語のほうにぐいぐい読者を引き込む強さがあってけっこう好き。そういえば本誌は初登場なのか。そろそろ連載作品もいっぺん読んでみたいところではある。山花典之「妹 あかね*」。今回もあからさまにサービス。どうしたものか。高橋ツトム「スカイハイ」は今回で最終回。そろそろ週刊の新連載が始まるころかな。
【雑誌】週刊少年チャンピオン 4/25 No.20 秋田書店 B5平
「RAKUEN」「DIVEMAN」の今谷鉄柱が新連載。タイトルは「拳魂(ケンダマ」)」。それまでどちらかというとカツアゲグループに狩られる側だった拳太が、その素質を見込んだジジイに強引にスカウトされ、空手を始めることに……といった感じの漫画。この人が出てくるとはちょっと意外だったが、暑苦しめの作風は週刊少年チャンピオンにはよく合ってると思う。伯林「しゅーまっは」。新キャラ登場。眼鏡でちょっと暗めでチャイナ服。うまく生かせばけっこうおいしそうなキャラだな。八神健「ななか6/17」は、さらに物語の核心部分へと近づいていっている。ここにきて「まじかるドミ子」とのリンクがあるのもいいエピソード。がんばれ6歳ななか。作:ピエール瀧+画:漫$画太郎「樹海少年ZOO1」。今回の最終ページのアオリ、「ひどいっ!ひどすぎる!!」は、確かに、と思った。相変わらずすごい漫画だ……。
【単行本】「イケてる刑事」4巻 佐野タカシ 少年画報社 B6 [bk1]
超刑事びんびん物語。この巻では近藤が中国まで出張るも、最後の決め手はここでもビッグマグナム。女の子、ドデカマラー、そして爆発。エロとコメがしっかり両立しててやっぱり楽しい作品だなーと思う。何より読んでて全然肩が凝らない。
【単行本】「バサラ 〜破天の男〜」3巻 作:さいふうめい+画:ミナミ新平 講談社 B6 [bk1]
これで完結。なんだかむちゃくちゃな作品だった。最初っからバサラが強い理由は結局のところ運だけだし、2巻はゲリラ編に突入して全然麻雀やらないし、3巻で麻雀に戻ったと思ったら役満縛りの力任せ麻雀だし。ラストシーンはツモるたびにドカーン、捨てるたびにドカーン。爆発の嵐。そのさなか、記憶を失ってた主人公の女はとくに理由もなく記憶を取り戻すし、いやーもうめちゃくちゃですな。そして青空に顔。なんじゃこりゃー! ……というわけで意味もなくパワフルな馬鹿漫画に仕上がってて、実はけっこう楽しんで読んでいるのです。