4/20(水)……スカ選ぶ
▼未読物
【雑誌】モーニング 5/5 No.21 講談社 B5中
【雑誌】ヤングサンデー 5/5 No.21 小学館 B5中
【雑誌】ヤングジャンプ 5/5 No.21 集英社 B5中
【雑誌】週刊少年チャンピオン 秋田書店 B5平
【雑誌】まんがくらぶオリジナル 6月号 竹書房 B5中
【単行本】「CLOTH ROAD」2巻 作:倉田英之+画:okama 集英社 B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「てるてる×少年」11巻 高尾滋 白泉社 新書判 [bk1][Amzn]
【単行本】「砂の下の夢」1巻 TONO 秋田書店 B6 [bk1][Amzn]
【雑誌】週刊少年サンデー 5/4 No.21 小学館 B5平
鈴木央「ブリザードアクセル」が巻頭カラー。フィギュアスケートをテーマに、主人公の凄さを分かりやすくアピールしながらしっかり盛り上げている。なかなか面白い。ところでフィギュアスケートで、アニソン流してコスプレして滑る美少女とかいたらちょっと良さげだな〜とふと思った。
【雑誌】週刊少年マガジン 5/4 No.21 講談社 B5平
藤沢とおるの新連載「ROSE HIP ZERO」がスタート。この人はなぜかこのシリーズにこだわるなあ。幸村誠「ヴィンランド・サガ」は2話め。題材やキャラ造形は地味だが、どっしり落ち着いた感じで読みごたえがある。この地味さ加減が少年誌で受け入れられるかどうかはよく分からんけど、とりあえずここまで自分としては面白く読めてます。塀内夏子「覇王の剣」は最終回。うーんやっぱ受けませんでしたか。キャラ造形や筋立てが、あんまり男子の「三国志」読者好みじゃない感じはしてたから、難しいだろうなあとは思ってましたが。
【雑誌】マガジンSPECIAL 5月号 講談社 B5平
コージィ城倉「おれはキャプテン」、瀬上あきら「KAGETORA」あたりが面白いと思います。あと小林俊彦「ぱすてる」、玉越博幸「ガチャガチャ」、河方かおる「OPEN SESAME」、栖徒伊シズム「イロコイ」と、何気にラブコメ系の作品が多い雑誌でもある。
【雑誌】ビッグコミックオリジナル 5/5 No.9 小学館 B5中
村上もとか「龍」。物語も大詰めか。ついに鳳花が。大河作品だけに、各キャラクターにいろいろな背景がすでにできているしドラマチックです。福本伸行「最強伝説黒沢」は、なんか黒沢さんが「ホーリーランド」状態になってきた。街を歩けば不良にからまれ、しだいに生き残る術を身につけていく。くだらなくていいなあ。あと相変わらず日常生活のしみったれぶりを現わすアイテムが素晴らしい。スーパーカップ鶏ガラしょうゆをここまで漫画の中で効果的に使えるのは福本伸行くらいなもんでしょう。あと仲根の電話に対する心中のツッコミとか最高。カジキのあたりがとくに。
【雑誌】オースーパージャンプ 5月号 集英社 B5中
巻頭の小谷憲一「SKY LOVE」は、単行本未収録って書いてあるってことは再録なのかな? 美男のパイロットと結婚した奥さんが主人公だが、彼がなんだかんだ理由をつけて家に帰ってこない日が増えて、夫の浮気を疑い出すけれども……というお話。その途中で彼女は夫がバイブを購入しているところも目撃するのだが、その利用法がかなりくだらなくて笑ってしまった。今回はデスエロス度は低いけど、お話自体はとてもしょうもなくて、小谷憲一はスゴいなと思いました。あと今号では小泉ヤスヒロによる女子実業団ソフトボール漫画「ピストルガール!」が始まっている、。
【雑誌】花とゆめ 5/5 No.10 白泉社 B5平
高尾滋の新連載「ゴールデン・デイズ」がスタート。過保護な親によってがんじがらめにされ、息詰まる生活を送っていた少年がタイムスリップして、そこで不思議な体験をする……といった感じかな。気持ち良い作画で、叙情描写のうまい人なんで、その持ち味が生きる作品になると良いですが。あと作者の萌えはもっとガツガツ前面に押し出しちゃって可だと思う。樋口橘「学園アリス」は「Z」編がおしまい。これでまたほのぼの話に戻るかな〜。みなみ佐智「虹色ジョーカー」は連載再開で5話め。手品が得意な女の子と、化学部の変わり者の少年が、わりと楽しくラブコメしててよろしいんじゃないかと。
【雑誌】ギガロック VOL.7 幻冬舎コミックス B5中
隔月発行なのでつい存在を忘れてしまいがちだが、意外と粘り強く出してますな。今号ではZERRY藤尾が初登場。なんか久々にこの人の作品を見た。「オトシゴロのココロ」。同じマンションに住んでいる女の子をときどき預かって遊んであげてたあんちゃんのもとに、そのコと同じような外見だけど身体は大人な女性が訪ねてきて……ってなお話。冒頭部を見たときはロリ、もしくは親子どんぶりネタかなあと思ったが、微妙にハズしてくるところが面白い。ひねもすのたり「Switch」は女の子×女の子なお話。いつもながらこの人の柔らかい絵柄は、吸いつくような感触があってなんか快感。このほかでは大波耀子「懲りない彼女」あたりが、エロシーンが華やかで印象に残る。BENNY’Sに近い雰囲気。
【単行本】「REC」3巻 花見沢Q太郎 小学館 B6 [bk1][Amzn]
今回はヒロインである声優の恩田赤に惚れている、イケメン俳優のクッシーが登場で、三角関係が勃発。相変わらず赤はかわいくて、ラブコメとして楽しく読める。それにしてもこの巻は、ずいぶんヒキの強いところで終わってますな。
4/19(火)……冷や汗の時間
【雑誌】漫画アクション 5/3 No.10 双葉社 B5中
漫画アクションは復刊1周年。そしてついに! あの男が帰ってきた。国友やすゆき「新・幸せの時間」。旧「幸せの時間」はベタベタな家族崩壊劇を描き、クライマックスでは手抜き工事のマイホームが物理的に崩壊するという、文字通りな展開を見せ、一部読者に多大な衝撃を与えてくれた。新作もいかにも脂っこい手だしで、デスエロス風味も満載。これがあってのアクション。期待してます。ワクワクします。ドキドキします。また、新連載はもう1本。森下裕美「大阪ハムレット」。大阪の街で暮らすさまざまな人たちの人生を描いていく、読切シリーズとのこと。今回は4コマじゃなくて普通のコマ割り。けっこう読ませる人情モノになってます。
【雑誌】ウルトラジャンプ 5月号 集英社 B5平 [定期購読:出版社]
作:佐藤大輔+画:伊藤悠「皇国の守護者」が面白いです。今回は戦闘こそないものの、新城の人間らしさを最初のほうで描きながらも、後半では若さに似合わぬふてぶてしさを会話シーンで存分に見せつけ、小気味良く読ませてくる。次号から新章突入だそうだけど、戦闘はさらに苛烈になりそうな雲行きで、これもまた面白げ。ヒロモト森一「ゴーゴー★ヘブン」は最終回。今号には単行本の帯で告知された「HELLS ANGELS」アニメ化情報の続報もちょっとだけ。マッドハウスが制作らしいけど、自分はわりとマッドハウス作品とは相性が良いようなので気になるところ。
【雑誌】月刊サンデーGX 5月号 小学館 B5平 [定期購読:出版社/7andy]
CLAMP「こばと(仮)」が表紙&巻頭カラー。こばとさんは天然っぽく、邪気がなくてかわいいですなあ。イダタツヒコ「美女と野獣」は、茜が出場するトーナメントに向けて、各強豪たちが動き出す。女の子ばかりだけど、基本的にタイマン張ったらダチイズムでできているので読みやすい。クリス直孝「はるのさくら」は最終回。まだあまり絵は洗練されてるとはいえないものの、姉弟でほんのりしたラブコメをやっててわりと楽しく読みました。
【雑誌】チャンピオンRED 6月号 秋田書店 B5平
「電車男」を漫画で読むのはもう飽きた!……とは思うのだけど、意外とどのバージョンも読んじゃうな。というわけで渡辺航版。これが一番ラブコメっぽいよね。キャラもかわいいし。作:南條範夫+画:山口貴由「シグルイ」。虎眼の娘の三重の狂気が募っていくさまをじっくりと。描写に力があってやはりかっこいいし、女人も狂おしい美しさがよく出てます。
【雑誌】まんがくらぶ 5月号 竹書房 B5中
まんがくらぶオリジナルは今月からリニューアル。ずいぶん連載変わったんだなあ、知ってるのが一つもないよ……とか思ったら、これまんがくらぶ本誌じゃん! 間違えた……。でもまあいいか。コミティアでよく同人誌を買っているピコピコリョウとか、「2人暮らし」の市川ヒロシが連載してるんだなあとか、神奈川のりこの白鳥課長シリーズはこっちでは子供バージョンでやってるのだなあとか、見どころはあったし。みずしな孝之「けものチャット」はゲスト登場で、猫の言葉が分かる女子高生の日常漫画。こちらはまんがくらぶオリジナルのほうの連載になっているらしい。
【雑誌】漫画サンデー 5/3 No.17 実業之日本社 B5中
作:鍋島雅治+画:花小路ゆみの新連載「名探偵マダム・ホームズ」がスタート。チャイナ服着用の色っぽい未亡人、マダム・ホームズがさまざまな事件を解決していくという女探偵漫画。ストーリーは多少ムチャっぽいが、花小路ゆみの艶のある作画のおかげで、まあまあ楽しんで読める作品になってる。ところで「花小路小町」って、複数人の共同ペンネームだったのね(→インタビュー@日本漫画学院)。知らんかった。4話集中のシリーズ連載、企画原作:西ゆうじ「日本一短い母への手紙」の4話めは、古谷三敏が作画を担当。なかなかいい感じでハートフルな家族愛の物語を描いていた。絵柄が淡々としているのがかえってしみます。
4/18(月)……おNEETちゃんと一緒
【雑誌】ヤングマガジン 5/2 No.20 講談社 B5中
せがわまさきの新・忍法帖シリーズが開幕。今回は「柳生忍法帖」を原作に「Y十M(わいじゅうえむ) 〜柳生忍法帖〜」というタイトルで行くことに。えーと「柳生忍法帖」ってどういう話だったっけか。読んだのずいぶん昔だったのでうろ覚え。とりあえず女忍者7人と、男忍者7人の忍術合戦になる模様。迫力のある描写は相変わらずで、まずは期待。押切蓮介「でろでろ」。今回は耳雄は出てこず、その友達のオバQとガチャピンがまざったようなヘンな存在、カントクのお話。カントクが原宿をうろうろして女の子をナンパするのだが、その娘さんがめがねっ娘でなかなか良い。小田原ドラゴン「ドラゴンナイツ」は、いつもの「チェリーナイツ」の番外編。小田原ドラゴンが、今いかにおニャン子クラブにハマっているかを切々と訴えていくという内容。「なぜ今?」という疑問に対して、小田原ドラゴンはしっかり作中で答えている。こういうこだわりの感じられるネタは面白いです。
【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 5/2 No.20 小学館 B5中
最近わりと雑誌全体としては低調かなあという気がします。新連載陣が軒並み弱い。その中で、せきやてつじ「バンビ〜ノ!」は、持ち前の押しの強さで頑張っていると思う。あまり料理自体の描写はないものの、ガッツンガッツン、迫力のあるスポ根的に料理人漫画をやっている。この威勢の良さは買います。
【雑誌】週刊少年ジャンプ 5/2 No.20 集英社 B5平
作:大場つぐみ+画:小畑健「デスノート」の第2部が開始。第1部でショッキングな一山を越えた後、キラに挑む新たな存在が……ってな感じで、相変わらず読ませる導入。第1部のLが印象深いユニークなキャラだっただけに、その次がどれだけビシバシ行けるかが注目。あと八神パパは相変わらずなんか良い。ミサも良いけど余命のほうはダイジョーブなんでしょうか? まあいろいろ先が気になります。第2部も楽しみ。河下水希「いちご100%」。ちょっと意外な展開といえるか。真中に関していうなれば、今となっては誰を選んでもムカつかれるという状態になってますな。
【単行本】「お兄ちゃんと一緒」1〜3巻 時計野はり 白泉社 新書判 [bk1][Amzn:1/2/3]
育ててくれた唯一の家族であったおばあちゃんが亡くなって、一人ぼっちになったと思っていた14歳の中学生女子・宮下桜のもとに、突然腹違いの兄が4人あらわれて同居することになって……というシスプリならぬアニプリ漫画。この作品の魅力は、なんといっても妹ちゃんであるところの桜がとてもかわいらしいこと。ちまちましててよく動いて、表情がくるくる変わって、見ててとても楽しい。お話のほうもほほえましいホームドラマになってて後味が良い。少女漫画誌連載だけど、男子でも普通に読みやすい作品だと思います。
4/17(日)……パ出処の天子
【単行本】「BECK」22巻 ハロルド作石 講談社 B6 [bk1][Amzn]
BECKの面々が世界的映画監督のジム・ウォルシュと対面し、彼にミュージッククリップの撮影をしてもらうことに。そしてそこからBECKの運命は大きく変わってゆく……といった展開。ついにBECKが世界的に羽ばたく糸口が見えてきた感じ。帯にも「ここがBECKのターニング・ポイント」とあるけど、そろそろまたグレイトフル・サウンド編以来の大きな山が近づいてきてるかな〜といった感じ。今回も派手な演奏シーンがあるわけじゃないけど、しっかり面白いです。
【単行本】「パイズリ姫」 天崎かんな 司書房 A5 [Amzn]
天崎かんなは爆乳系なエロ漫画をよく描く人だけど、出てくる女の子がみんなちょっと抜けてて、人が良さそうな表情をしているのが良いです。やってること自体はけっこうエロくて実用的なんだけど、なんだか和む味わい。表題作の「パイズリ姫」は、王族のたしなみとして教育係からお姫様がパイズリ教育を受けるというお話。なんかぽわわわーんとした顔つきのお姫様が微笑ましい雰囲気。あと収録作品の中では「ポチャっとLOVE。」がいいですな。おいしいものが大好きで、ぽちゃぽちゃしてしまった女の子のお話。幸せそうに鍋をつついているときの笑顔が良いです。
【雑誌】COMIC RIN 5月号 茜新社 B5平
姉妹2人+男1人の三角関係漫画、東雲太郎「Swing Out Sisters」、ベンジャミン「シルシをください」が良かった。とくに「Swing Out Sisters」は、滑らかな質感の作画が毎度美しく、姉2人と弟の三角関係で、姉同士が衝突必至な展開。お話的にもだいぶ盛り上がってきました。そのほかの作品も、巻田佳春「お部屋でお花見」、関谷あさみ「Shapes」、望月奈々「巫女さん大祈願」など、キュートな絵柄の作品が多く、平均してレベルは高いと思います。鬼畜系な殺伐としたお話がないので、そういうのが苦手な人でも安心して読める雑誌。ただ今回は上連雀三平「となりの精液さん」が載ってないのが残念。次号予告にも名前がないなあ。
4/16(土)……有理化成分
▼17日朝放送分だけど、もう見たので感想。アニメ「交響詩篇エウレカセブン」。これはなかなか良かったです。退屈な日常にウンザリし、趣味である「リフ」と呼ばれる空中で行うスノーボード状のスポーツを唯一の楽しみとしていた平凡な少年(といっても父は救国の英雄)レントンの前に、不思議な少女の操るLFO(ロボット)が着陸し、彼の日常は大きく動き始めるのだった……という第1話。まず作画がやたら気合い入ってたし、キャラクターもイキが良い。ストーリーのほうはスケールが大きい設定があるようなんで、まだなんともいえないけれど、ロボットがボードに乗って空を舞うアクションは気持ち良いものになりそうだし期待を持たせる。1年ものなのでさすがにこの作画クオリティがずっと持つとは思えないものの、金はかかってそうな気配だし、うまく今期のアニメ視聴における核となっていってほしい。ていうか今期はほかの作品が弱めなので、これがハズレだとちょっと物足りなくなるだろうな、とは思ってました。
▼これでアニメ新番組ラッシュも一段落。ここまでチェックした作品についての個人的評価は以下のような感じ。点数は期待度で、標準(まあまあ楽しめるライン)は6点。意外と面白いなと思っているのが「甲虫王者ムシキング」。主人公の少年ポポがかわいく美術も美しい。ポポの声の宮原永海の棒読みぶりは、2話めではあんまり気にならなくなった。間違いなさげで安定株になりそうなのは「ふしぎ星のふたご姫」。「フタコイオルタナティブ」は思いのほか飛ばしてて、スカッと気持ち良い。6.5点がやたら多めになっているのは、まあ最初なんで期待はしてみようという気持ちから。あと7.5とかつけられるような、抜きん出た作品がないというのもある。「こいこい7」は点数は低くつけてますが、なんか見てて楽しいダメっぷりだったので、気が向いたらときたま見るかもしれません。
▼前期からの継続組については「MONSTER」がやはり凄い。隙のないハイクオリティを誇る。「BLEACH」「学園アリス」も安定。「SAMURAI7」は最初見たときはかなり期待したのだが、途中からまったりぺースになりすぎた感あり。あと侍たちの強さにいまいち根拠が感じられない点も弱い。「魔法先生ネギま!」は最近になって作画が良くなって面白くなってきたが、個人的には作画がヘタレてたころのも構えないで見れたのであれはあれでわりと好きでした。2004年4月〜2005年3月までの通年まとめについても、できればゴールデン・ウィークあたりに書こうかなあと思ってます。
継続視聴-------------------------------------
7.0 「交響詩篇エウレカセブン」
6.5 「甲虫王者ムシキング 森の民の伝説」
6.5 「フタコイオルタナティブ」
6.5 「ふしぎ星の☆ふたご姫」
6.5 「これが私の御主人様」
6.5 「バジリスク〜甲賀忍法帖〜」
6.5 「勇者王ガオガイガーFINAL −GGG−」
6.5 「ツバサ・クロニクル」
6.5 「英国戀物語エマ」
6.0 「ハチミツとクローバー」
6.0 「極上生徒会」
様子見中-------------------------------------
6.0 「創聖のアクエリオン」
6.0 「エレメンタルジェレイド」
5.5 「こみっくパーティーRevolution」
5.0 「スピードグラファー」
視聴中断-------------------------------------
5.5 「アイシールド21」
5.0 「うえきの法則」
5.0 「いちご100%」
4.0 「こいこい7」
前期から継続---------------------------------
8.5 「MONSTER」[Amzn:DVD-BOX (1)/(2)/(3)]
7.0 「BLEACH」[Amzn:(1)初/(1)通/(2)/(3)/(4)/(5)]
6.5 「学園アリス」[Amzn:初回版(1)/(2) 通常版(1)/(2)/(3)/(4)]
6.5 「SAMURAI7」[Amzn]
6.0 「魔法先生ネギま!」[Amzn]
6.0 「GIRLSブラボー」[Amzn]
6.0 「ケロロ軍曹」[Amzn]
【雑誌】コミックメガストア 6月号 コアマガジン B5平 [定期購読:7andy/Fujisan]
巻頭カラーで月野定規「sugar babe」が掲載。アパートの大家さんの娘で、それまで主人公が兄妹のように接してきた少女と一線を越えてしまい、二人とも肉体関係にずっぽりハマっていってしまう……という内容。ラストシーンがちとあっけないかなあという感じはするものの、エロシーンは密度が高く、月野定規らしいドロドロに濃い甘口な作品。みた森たつや「小池田さんと遊ぼう!」は8話め。ますます木村とラブラブな小池田さんだが、彼女を狙う卑劣な男が現れて不穏な空気……という前回のヒキを今回も引っ張っており先がますます気になる。それとは別に木村くんの真性の御主人様気質は、なかなか侮れないものがあると思った。
すどおかおるはコミックメガストア初登場。「会長はいつもごきげんナナメ?」。普段は怒りっぽくて厳しい生徒会長女子が、裏では風紀委員長男子とできており、ツンデレっぷりを発揮……ってな内容。作画につやがあって、この雑誌にもけっこう合ってるんじゃないでしょうか。チャーリーにしなか「たとえば僕が…」。ありゃ?これで最終回か。教師をやってる兄と、生徒会長である実の妹のラブラブH話なのかなあと思ったら、ラストはけっこう後味の悪い終わり方でちょっと意外だった。もう1話分くらいタメがあったほうが良かったかも。和六里ハル「お姉ちゃんマニュアル」。姉弟ものになるかと思ったら、姉の作成したマニュアルに従って弟が彼女と初Hというお話になっててちょっと意外だった。初Hだというのにかなりガッツンガッツン行ってますな。和六里ハルは、作画はカワイイ系なのに意外とやることは濃いです。
【単行本】「いもうとぱんつ」 犬星 メディアックス A5 [Amzn]
つるぺたな感じのかわいいロリ娘を多く描く人。おにいさんと小さな娘さんという内容が多いけど、わりとガチでラブラブなことが多いので、雰囲気は甘やか。女の子たちのイタズラっ気のある表情がかわいいです。あとこの単行本にはデビュー作の「いもうとぱんつ」も収録。今よりも若干線が固めだけど、これはこれで少女の初々しさが出てて良いです。
【単行本】「乳欲児姦」 目高健一 茜新社 A5 [Amzn]
園ジぇるで描いている目高健一の単行本だけに、中身は幼女、それも乳児クラスのたいへんヤングな人たちとやってしまうお話で固められている。線がきれいで絵は達者、乳幼児娘さんたちをたいへんかわいく描いてて、エロも濃い。ただこれで欲情するかっつーと、自分的にはちょっと範囲外かなあ……。まあ自分はもともと好みが巨乳系とか人妻系とかだったりするので、あんまり参考になる意見ではないですな。ただ乳幼児とやってるわりには、意外とアブなさ、過剰さ、業の深さはそんなには感じないかな。
4/15(金)……かじりつく
▼アニメ新番組「ハチミツとクローバー」。とりあえず1話めは、まあ頑張っているのでは。オープニングはYUKIを起用し、映像のほうも実写のオブジェクトを使ったもの。挿入曲はスピッツ「ハチミツ」、エンディングはスネオヘアーと、アニオタくささを極力抑えメジャー感を出すためのコテコテな布陣。かつてのフジテレビ深夜ドラマ的な路線で見せようとしているのかな〜という感じ。「ノイタミナ」(ANIMATIONの逆つづり)というジャンル名も、脱臭して深夜アニメを日常的に見る人「以外」の層の取り込みを狙ったものか。まあどんなに脱臭したってアニメはアニメなんだから、アニメと堂々といってくれたほうが清々しいとも思うけれど、作品の出来としては、絵も美しく、頑張って作ってるなあという印象。
ただ違和感もあって、まだ声がなじまないのと、コメディ部分がいまいち笑えず、原作ファン的には「あれ?あれ?なんか違う……」と、少しずつ肩透かしを食っているような感覚はある。こういった部分は声優および制作スタッフ、それから見る側の慣れによって解消されてくる部分でもあるので、そこは今後に期待か。原作ファンのこだわりが強い作品であるだけに、制作側もけっこう気を使って作ってるな〜という感じは伝わってきた。それが足枷にならなきゃいいんですけどね。あと本当にどうでもいいんだけど「ノイタミナ」とかいわれると「ノミタイナ」となって、酒が飲みたくなって困る。最近アル中気味なので、そろそろ節酒しようと思っていたのに。
▼「バジリスク〜甲賀忍法帖〜」。なかなか良かった。山田風太郎原作の「甲賀忍法帖」を、せがわまさきが漫画化したもののアニメ化だが、まず作画が上々の出来栄えでアクションシーンもハッタリがよく利いている。山田風太郎作品のB級感を、せがわまさきが漫画でちょっと高級っぽくして、アニメでまたB級度が増したって感じか。これも継続視聴。
【雑誌】ヤングガンガン 5/6 No.9 スクウェア・エニックス B5中
久米田康治の読切「いいがかり姉さん」が掲載。なんにでもいいがかりばかりつけてるイヤなお姉さんが、その能力を生かしてクレーマーと対決。まあ改蔵的ノリはそのまんまだけど、ただエスカレートさせていってるだけっつー感じもするんで、もうちょっとネタを転がしてほしかったかな。大島永遠「おあずけBABY」前編。つき合い始めたばかりの彼女が突如部屋に転がりこんできて、同棲生活がスタート。主人公の剛士はどのようにつきあっていいのか困惑しちゃって、ドギマギしまくり……という感じ。ドタバタラブコメで楽しいけど、月イチで前後編掲載というのはどうかなあ。1号掲載を遅らせてでも2号連続掲載にしたほうが良かったのでは。
作:原田宗典+画:井田ヒロト「戦線スパイクヒルズ」。展開自体は遅めだけど、主人公のノムラノブオと、怪しい美少女キクチさんの接触シーンは、なかなかトキめくものがあって良かった。4コマの浦地コナツ「どきどきパペット」。ちょっとエッチめだけどかわいくてなかなか楽しい。女の子がむちむちしてるのと、主人公のお兄ちゃんが小動物くさいのが微笑ましくて良いですな。大高忍「すもももももも」は今回も賑やかで楽しい。もも子といろはが戦っているうしろで、犬塚が忘れられてヒドい目に遭ってる様子が楽しい。あ、あと今号では主要連載にあらすじ紹介コーナーが1ページずつ付いてて親切だなと思った。だいぶなじんではきたけど、単行本が出てない連載ばかりなんで、間があくとけっこう忘れちゃうんだよね。
【雑誌】近代麻雀 5/15 竹書房 B5中
天獅子悦也「むこうぶち」。モリエモンがムカつく〜。あがるときやジュースを呑んでいるときのご満悦な表情が、本当に暑苦しくて良いですね。作:小池一夫+画:ふんわり「花引き」は、とにかく脈絡なく脱ぐなあ。あと「タンヤオトイトイ〜いい匂い〜」というセリフが良かった。作:嵐田武+画:玉置一平「ラストバイニン −存在−」。この前は谷口ジローのパロだったけど、今回は妖怪、ホラー漫画の大御所的なところからネタを引っ張ってきた。なんかさりげなくきわどいことやってるな。
【雑誌】ビジネスジャンプ 5/1 No.10 集英社 B5中
栗原正尚「怨み屋本舗」。やたら運動能力の高いオタク、十二月田が犯罪を重ねる警視監と対決。十二月田のキモさ爆発な戦いっぷりに思わず笑ってしまった。「死ね死ね光線注入〜」と叫んで手を振りかざし「チュンチュンチュンチュン(以下繰り返し)」とかわけのわからんことを唱え出した十二月に、警視監も「なんだこの例えようのない不快感はッ!?」とかいって呆然としてるし。その後に繰り出される攻撃やセリフもヘン。彼がメインの回はとくに好きだなあ。山花典之「オレンジ屋根の小さな家」。ひょんなことから一緒の家で暮らすことになった二組の家族。なんか早くもちょっといい雰囲気になり、ラブラブになるのも時間の問題か、という感じ。女性キャラは山花典之らしくかわいいし、ほのぼのしてて良い調子なのではないかと。
読切「吉原のMIRAIさん」は、作画が真里まさとしで、原作が「地獄先生ぬ〜べ〜」とかの真倉翔。現代のソープ嬢が江戸時代にタイムスリップして、現代仕込みのテクニックを駆使して、女郎としてのし上がっていくというお話。軽いノリのお話ではあるものの「現代のエロテクを昔に持っていったらスゲエんじゃねえの?」という発想は、設定としては何気に面白いと思う。
【雑誌】コミックバンチ 4/29 No.20 新潮社 B5中
作:いしぜきひでゆき+画:藤栄道彦「コンシェルジュ」はいつもながらの手堅い出来。今回は最上とはまったくやり口やポリシーが違う、彼のライバル的な存在であるやり手コンシェルジュ・水無月が登場。最上がいつになく人間っぽい感情をむきだしにしている様子が面白かった。
4/14(木)……ピアノアノとんがらし
【雑誌】モーニング 4/28 No.20 講談社 B5中
一色まこと「ピアノの森」がついに復活。ということで移籍して新連載になりました。森に打ち捨てられたピアノを弾いて育った天才少年ピアニスト、一ノ瀬海の活躍を描いていくという漫画。ヤンマガUppers連載作品だったが、2002年11月に連載中断。それ以来の再開となる。入魂の演奏シーンは背筋がゾクゾクするような気持ち良さで、非常に面白く読める作品だった。というわけで復活は喜ばしい。なおこれまでのお話を知りたい人は、現在新装版の単行本[bk1:1巻/2巻/3巻][Amzn:1巻/2巻/3巻]が出ているので、そちらを見てみるとよろしいかと。外薗昌也「わたしはあい」。主人公はゲームオタクでかなり変態っぽいが、そのキャラもあってヘンな感触のラブコメになっている。いくぶん調子っぱずれなところがちょっと良い。
【雑誌】ヤングサンデー 4/28 No.20 小学館 B5中
今回の「小田原ドラゴンくえすと!」は面白かった。小田原ドラゴン先生が、新宿でタイガーマスクのお面をかぶって新聞配達している名物おじさん「新宿タイガー」を取材するというもの。家庭のことを聞かれると口ごもるタイガーさんを、ユーモラスかつもの哀しく描いてて興味深い。取材対象と作風がよくマッチした回だったといえましょう。
【雑誌】ヤングジャンプ 4/28 No.20 集英社 B5中
「ハラハラドキドキ」「青春ヒヒヒ」の清野とおるの読切「富士子」が掲載。日本人&外国人カップルの車を、突如子供たちが取り囲んで好き放題なことを始める「子供の王国」的なノリのギャグ漫画。8ページと短く、もうちょっと押しが欲しいような気もしたけど、オチは面白かったです。
【雑誌】週刊少年チャンピオン 4/28 No.20 秋田書店 B5平
水島新司「ドカベンスーパースターズ編」。vs.楽天戦で一球が登場してからは、わりと普通に面白いような。メチャクチャなことやっても「一球だから」と思えるしね。佐渡川準「無敵看板娘」。今回は冒頭からいつもと画風を変えて、アメコミ調のドタバタ劇を展開。けっこう器用なんですな。やぎさわ景一「ロボこみ」は、間違ってホレ薬を飲んでしまった担任の先生が、その効果で石上に恋してしまうというお話。いつもはまったく存在感がないが、今回は先生がちょっとかわいく見えた。
【アンソロジー】アイラDELUXE VOLUME.33 三和出版 A5平 [Amzn]
先日も書いたとおり、これが最終号。といってもその理由は雑誌形態で出すことへのゴーサインが出たからだそうで、どうせやるなら「フラミンゴ」を復活させようということになったらしい。5月21日発売の「フラミンゴR」には、現在の連載陣は基本的にそのまま受け継がれるらしい。フラミンゴの休刊が2000年8月で、実に5年ぶりの復活となる。非常にゴリゴリなSMやらスカトロやらのネタをやっていた特異な雑誌だったので、当時は休刊をさんざん惜しんだものだったが、雑誌形態のアイラ→アンソロジー形態のアイラDELUXEと、雌伏のときを経てついに復活にこぎつけたというのはたいへん喜ばしい。アイラDELUXEになってからちょっとパワーダウン気味かなとも思っていただけに、新雑誌ではガッツンガッツン飛ばしていただきたい。
今号の掲載作品では、まず栗田勇午のハード獣姦漫画連載「ソナちネ」4話めが面白かった。ついに主人公の女の子が犬たちと結ばれ、そのセックスの虜になっていく。マジモンでこの路線を極め尽くそうという覚悟が素晴らしいです。あと越智多胎子「襖」は、若夫婦が真剣に、顔の形が変わるまで殴り合っている様子が強烈でなんだか良かった。
4/13(水)……プロー浪士
▼すべてはビッグルートのために! というわけで楽々大根がおろせると巷で評判、なのかは知らないけど、前から気になっていたハイスペックなおろしがね「プロおろし」[楽天]なるものを購入してみた。今回入手したのはその小型バージョンであるところの「プロおろし2」。おろしがね全体が湾曲&傾斜しているほか、おろし物件の繊維がひっかかりにくくなっており、腕の負担が軽減される構造になっているのだそうな。また受け皿に滑り止めが付いており、がっしりとホールドすることも可能。さっそく大根をしょりしょりいわせてみたが、確かに楽におろせるし、大根が水っぽくならずにうまくおろせたような気はする。まあ値段も2000円くらいだし、わりと良い買い物だったんじゃないかと。
【雑誌】ブラック・ジャックマガジン(ヤングチャンピオン5/20増刊) 秋田書店 B5平
ヤングチャンピオンでやっている「ブラック・ジャックALIVE」、サスペリアミステリーでやっている「ブラック・ジャックM」をまとめた増刊。このシリーズはさまざまな作家が手塚治虫「ブラック・ジャック」を題材に漫画を描くというもので、この号には青池保子、田口雅之、たがみよしひさ、井荻寿一、芹沢直樹、立原あゆみ、葉月京、高倉あつこ、吉富昭仁、宗美智子、風祭壮太、秋乃茉莉、大舞キリコ、大橋薫、鳥羽笙子、吉川うたた、永井豪が自分なりの「ブラック・ジャック」を描いている。漫画としてストレートに面白いかといわれると微妙な作品が正直多いのだが、ブラック・ジャックやピノコの描き方はそれぞれの味が出ていてなかなか興味深い。中でも青池保子、立原あゆみ、田口雅之あたりは強烈なインパクト。あとピノコは井荻寿一バージョンが一番カワイイと思った。また、作:宮崎克+画:乾良彦「手塚治虫物語」も併せて収録されている。
【雑誌】週刊少年サンデー 4/27 No.20 小学館 B5平
畑健二郎「ハヤテのごとく!」は扉ページが巻中カラー。伊澄がからんで、なかなか楽しくラブコメ。安定して楽しいです。モリタイシ「いでじゅう!」は柔道部に新入生が入部。めがねっ娘が投入された。やっぱり柔道するときはコンタクトにするんでしょうけれども。満田拓也「MAJOR」。まだ清水さんとのラブコメ編は多少続いたものの、相変わらず吾郎の扱いはぞんざいだ。
【雑誌】週刊少年マガジン 4/27 No.20 講談社 B5平
「プラネテス」の幸村誠が登場。新連載「ヴィンランド・サガ」。北欧を中心に暴れまくるヴァイキングの男たちの姿を描いていく歴史ロマン。なかなかシブいところ突いてきますね。世界史系のシブめなジャンルを描いてくるあたりは、岩明均の路線に近いかも。週刊連載でどこまで行けるかはよく分からないけど、まず第一話は気合いが入ってて、読みごたえありました。瀬尾公治「涼風」はアニメ化も決まったようだけど、絵のほうもだいぶ洗練されてきてますな。連載開始当初はあんまり期待してなかったけど、順調に成長してて良いと思います。
【雑誌】スーパージャンプ 4/27 No.9 集英社 B5中
また倉科か! ってなわけで作:倉科遼+画:成田マナブ「黒服物語」がスタート。タイトルどおり、キャバクラの新米黒服のお話。倉科遼はヤングジャンプで「夜王」、ビジネスジャンプで「嬢王」と、集英社系でもどんどん勢力を拡大中。倉科遼って何人いるんだろうと思わせる圧倒的な仕事ぶりに驚かされる。
【雑誌】ネムキ 5月号 朝日ソノラマ A5平
TONO「チキタ★GUGU」では、ついにダムダム・グーグーが登場し、「百年」の本当の意味が語られる。なるほどなあと納得。いよいよ物語的が佳境に差しかかってきたか。赤美潤一郎「あかりや」は、使者の門を通りあの世に行こうとする少女のちょっと哀しい物語、といった感じ。白黒のコントラストの利いた画風が、お話にマッチしていてなかなか良かった。
【雑誌】別冊マーガレット 5月号 集英社 B5平
いくえみ綾「かの人や月」が本格連載化で、巻頭カラー50Pが掲載。まあ新連載っつっても今までずっとシリーズ掲載されてきたので、キャラクター的にはすっかりおなじみ。今時の大家族の模様を楽しく軽やかに描いている。いつもながら読みやすく、見せ方もうまいです。
【雑誌】comic天魔 5月号 茜新社 B5平
岸里さとし「サクキャバ・セレブ」は、未亡人がセックスもありのキャバクラに勤めることになり……というお話。絵柄に見覚えがあるなと思ったら、火野聡司の別ペンネームっぽいですな。神楽雄隆丸「角オナナース」は、欲求不満の看護婦さん、っていうか看護師か、が入院患者の少年とHするお話。お姉さんがむちむちしててなかなかええ感じでした。ナース服の上からも乳首が浮き出しまくり。
4/12(火)……マタギが又聞き
▼アイラDELUXEの最新号が見当たらなかったので、もしかして発売が遅れちょるんかのうと思って三和出版のWebにアクセスしてみたところ、11日にちゃんと発売されていたようだ。しかし最新の33号で休刊だった模様。ガガーン。でも5月21日にはフラミンゴRとして復活するのだそうな。とりあえず33号はまた探してみるです。
【雑誌】コミックビーム 5月号 エンターブレイン B5平
森薫「エマ」のアニメ化特集があったと思ったら、本編ではエマがたいへんなことに。いやーどうなるんでしょうなあ。先が気になります。志村貴子「放浪息子」。だんだん修一くんおよびその近辺の人たちが、性的に目覚めはじめてきておりますなあ。ちょいと生臭くなってきて、なんかもうむずがゆくてむひょひょひょーという感じですよ。それにしても千葉さんもけっこうモテますな。竹本泉「衝突コースの少女」。やたらいつも走ってて、主人公のおにいちゃんや周囲の人にぶつかってくる女の子の話。今回は肉体的接触が多いこともあり、なんとなくいつもよりちょっぴりラブコメっぽさが強いか。
「橋無醫院」の林光默の読切「二十歳」の前編が掲載。「橋無醫院」の外伝らしいが、本編ってどういう話だったっけか……。独特のバサバサした強い線の絵は健在でカッコよくはあります。カイトモアキ「共犯遊戯」。相変わらず濃くて、好き嫌いの激しく分れそうなヘンなノリの漫画。この人がちょくちょく載るようになったのは、個人的にはかなりうれしい。もっと激しく暴れ回ってほしいですな。
ミトマヒロ「テキストH」。雨が降りしきる中、雨宿りしている人たちの一光景。なんということもない情景のようだけど、セリフは思わせぶりで……という妄想を膨らまさせる、という感じ。狙いはよく分かるけど、こういうネタだともっとあからさまにあざとくやっちゃうくらいのほうが良いのかも。タ読み終えてみるとイトルは内容そのまんまだったのだなあと思います。「ぽっかり」の前谷至竜は新人。彼女にフラれた男の胸にぽっかり空いた穴に、彼女と同じ姿をした小さな女の子が住みつき……というちょっと不思議な感触の失恋譚。まだ垢抜けないところはあるが、黒々とした描線によるゴチャゴチャした画面作りは悪くない雰囲気。今後磨かれてくれば、という感じか。
【雑誌】ビッグコミックオリジナル5月増刊号 5/12 小学館 B5中
石塚真一「岳 みんなの山」が素晴らしい。今回は雪山で遭難してそのまま帰らなかった、二人の大学生の遺体を捜索するために、三歩と久美が山を行く。大学生たちの遺体に対面するシーンでは、なんともいえない気持ちがこみ上げてきて心揺さぶられる。落ち着いた作画、画面構成の巧みさなど、これが初連載とは思えない高い技量を見せつけている。4月26日には単行本1巻[Amzn]が出るのでぜひ。オススメです。秋山勇ニ(ジョージ秋山)の最初は実録とかいっていた自分自身の物語「WHO are YOU」はついに最終回。今回も、かつての自作に登場したほらふきドンドンとジョージ先生が、人生について語り合うという内容でなんともすごい。でもジョージ先生の頭の中ではこれが現実なのかもしれず。とかなんとかやってる間も、編集者が原稿を待たされてる姿は思わず笑ってしまった。
【雑誌】イブニング 4/26 No.9 講談社 B5中
寺沢大介「喰いタン」。今回のサブタイトルは「腐った肉まで喰う!!」。さすがだ。なお今回は本当に探偵らしくなくて、丸っきりフードアドバイザーみたいな感じ。この適当感覚が毎度素晴らしい。やっぱり「味っ子II」よりもこちらのほうが面白いと思うなあ。作:大山あつし+画:三宅乱丈「ヒーローズ」は最終回。三宅乱丈は自分ですごくヘンなお話を作れる人だが、原作付きの本作はその奔放さが出てなくて、正直なところ三宅乱丈としてはいまいちだった感じ。
【雑誌】ヤングチャンピオン 4/26 No.9 秋田書店 B5中
作:熊谷達也+画:近藤佳文の新連載「新約マタギ伝 邂逅の森」がスタート。原作の小説は直木賞と山本周五郎賞を受賞した作品で、内容は熊を専門に狙う狩人であるマタギたちの姿を描いた物語になる模様。今号の「ブラック・ジャックALIVE」はきくち正太。まんま「きりきり亭のぶら雲先生」になってます。このシリーズは各作家が好き勝手やってて面白いですな。なお現在、このシリーズと、サスペリアミステリーでやってる「ブラック・ジャックM」をまとめて増刊「ブラック・ジャック マガジン」が出ているので、これまで見逃していた人はどうぞ。
【雑誌】漫画サンデー 4/26 No.16 実業之日本社 B5中
倉科漫画がまた1本。作:倉科遼+画:みね武「艶恋師」。今回は神楽坂のかつての花街に生きる竿師のお話。夜の女がらみのお話が多い倉科遼だけど、今回は男が主役。あの手この手、いろいろ工夫してきますなあ。長尾朋寿「ホロ酔い酒房」は、マグロの切り身を使った日持ちのする料理、「づけ」と「ツナ」の作り方。なかなかうまそう。マグロ食いたいけど一人じゃ食いきれないって場合に良さそうですな。
【雑誌】COMIC失楽天 5/20 ワニマガジン B5中
ポン貴花田とゆきやなぎの特集で、二人の作品の再録が中心。そのほか、ハマダユタカ、恩田チロ、ナイロン、蜂矢マコト、さくら恵理、終焉が執筆。特集の二人以外は新作なのかな? 恩田チロとかさくら恵理とか、全般に乳お大きめなむちっとした絵柄の人が多め。そういった路線は好きなので、まあ気楽な感じでそれなりに楽しめました。
【単行本】「霊能探偵ミコ」12巻 井荻寿一 ワニマガジン B6 [bk1][Amzn]
ヤングヒップの長期連載の最終巻がついに出ました。11巻が出たのが2002年11月、ヤングヒップの休刊が2003年6月で、正直諦めかけていたんだけど、何はともあれ最後まで出て良かった。ただ内容のほうは、ヤングヒップの休刊が急だったこともあり、なんかドタバタした感じ。書き足しはあるものの、カンロクのライバルが出てきたと思ったらその後速攻で終了しちゃうし、長期連載のフィナーレとしてはちょっと残念な内容。でもまあ久々に見るミコさんやその他女子(メグミちゃんとか)はやっぱり可愛かったからいいか。
4/11(月)……黄土ロボ
▼アニメ新番組チェック。「勇者王ガオガイガーFINAL −GGG−」。えーとOVA版の焼き直しかなんかなんでしたっけか。そっちのほうは見てなかったので、けっこう楽しく見れた。まあ前作を知らないと分からないこともいっぱいあるけれども、ハッタリの利いたメカアクションが見てて快感。やっぱロボットは、いかにもフルCGですーって感じの奴よりベタ塗り感のあるほうが見てて安心するなあ。
【雑誌】ヤングキング 5/2 No.9 少年画報社 B5中
佐野タカシ「イケてる2人」。瀬波真が佐次に告るも……といった感じ。ここのところ存在感を増していたキャラだけど、爽やかに退場。で、次回はいよいよ200回記念とのこと。一色登希彦「モーティヴ −原動機−」は今回もウズウズするような情熱の昂ぶりを感じさせてくれてアツい。とくに主人公・坪井の決意の表情に凄みがあってゾクゾクする。この人はやっぱりうまいですわ。
富田亜紀良「GUYS」は突然最終回。ショービジネスの世界で活躍するところまでは行けず、ちょっと残念。じっくり作りすぎた感じがあるので、何かショーに出させるとか、10話めくらいまでに一つ序盤のヤマを作っておいたほうが盛り上がったかも。けっこう面白かったので惜しい作品。大見武士のキャットファイト漫画「ネコネコパンチ!」も最終回。こちらはお気楽でサービスも満点で、なかなか楽しかったです。単行本は6月上旬発売とのこと。
【雑誌】ヤングマガジン 4/25 No.19 講談社 B5中
オジロマコトの読切「O型少女」が掲載。特異体質のせいで身長7メートルとやたらデッカくなってしまった女の子と、普通人の彼氏、超身長差カップルのラブストーリーといった感じ。絵はフレッシュな感触があっていいし、お話の作り方・見せ方がユニークで、オチも良かった。この人はけっこう買っている。そのうち連載もやってもらいたいところ。宮下英樹「センゴク」が迫力あって良かった。久蔵がセンゴクに想いを託すさまはアツいし、作画のほうも大ゴマなど力強い。この人は伸びてるなあと思います。
【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 4/25 No.19 小学館 B5中
柏木ハルコの読切「教師失格」は、前作の「鬼虫」と違ってコミカルな物語。かつて短小・包茎・早漏であることを馬鹿にされて以来、女嫌いになった芥川似の女子校教師が、イチモツがダメであるがゆえに身につけた能力を駆使して生徒を更正させる……ってなお話。くだらなくてすっきりまとまってて楽しく読めました。二宮ひかるも読切で東城。「オトシゴロ」。誰とでもいいからHなことをしてみたいという、性への憧れを抱いた10代少女の心情を描いた物語。あんまり深刻なお話になりすぎることなく、カラッと楽しく仕上げてあったのが良かった。まあその後、主人公の少女がどういうふうになっちゃうのかは気がかりではあったりしますが。小田扉「団地ともお」。今回は元裁判官で、けっこう口だけ男の間さんのお話。この作品はおじさんもいい味出してていいですな。
【雑誌】週刊少年ジャンプ 4/25 No.19 集英社 B5平
河下水希「いちご100%」。真中にとっての高校最後の文化祭が終わって、いよいよ東城が……という展開。まあやっぱりこうなるべきだとは思いますが、なんか西野さんはいいように使われているなあという感じがしみじみしました。読切、北嶋一喜「大泥棒ポルタ」は、見かけは子供だけどクールで芸術的な盗みをすることで名を轟かせている、大泥棒のポルタの活躍を描くというアクション。絵も話もちゃんとまとまっている。ただどこかで見た感は強いのと、背景の描き込みが少なめで臨場感は不足してるかなあという気はした。
【単行本】「押切蓮介劇場 マサシ!!うしろだ!!」 押切蓮介 講談社 B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「でろでろ」4巻 押切蓮介 講談社 B6 [bk1][Amzn]
押切蓮介2冊同時発売。とくに短編集のほうは待望の1冊。描き下ろしの「マサシ!!うしろだ!!2005」のほか、「悪霊ドリル」「カースダイアリー」「トイレまで4メートル」「卒業シャーク」「マサシ!!うしろだ!!」が収録されている。
とくに嬉しかったのが「悪霊ドリル」と「カースダイアリー」の、別冊ヤングマガジンで連載されていた2作。「悪霊ドリル」は悪霊と取引してだまされ、彼女やそれまでの優等生的地位を奪われた男子が、復讐するため心霊道場に通い始めるというお話。その心霊道場での指導がいかにもインチキで、どんどんヘンな方向に話が進んでいくのが面白い。「カースダイアリー」のほうは、悪霊に祟られたおかげで代々早死にしてきた家系の子孫が、死ぬ前に子供を作らなくてはと奔走するドタバタ劇。こちらも独特のおどろおどろしいのに軽妙な絵の味が生きていて、楽しく読める作品となっている。
「でろでろ」のほうもすっかり安定。犬のサイトーさんや、主人公の耳雄の妹さん・留渦など、脇役キャラも良い。留渦と、転校生の相原さんはなかなかカワイイ。
【単行本】「赤灯えれじい」3巻 きらたかし 講談社 B6 [bk1][Amzn]
ヘタレのサトシと元ヤン・チーコのカップルは、今回ようやく初めての……という展開。二人の恋愛模様は相変わらず微笑ましいです。恋愛に関しては初心者なサトシのぺースに、チーコが完全に巻き込まれている感じで、いちおう高校は卒業している年齢なのに、まるで中学生か何かのように一歩一歩、恋人としてのステップを踏んでいく様子が初々しくてニヤニヤしてしまう。あと初々しいだけでなく、庶民的で茶目っ気があるのも良いです。垢抜けなさがいい方向に作用している良作。