2005年10月上旬


10/10(月)……ケロログン×ソード

▼ここまでの秋アニメ新番組暫定評価。標準が6.0で点数つけてます。

継続予定---------------------------------------------
6.5 「BLOOD+
6.5 「ARIA The ANIMATION
6.0 「アニマル横町
6.0 「はっぴぃセブン 〜ざ・テレビまんが〜
6.0 「舞-乙HiME
様子見中---------------------------------------------
5.5 「Canvas2〜虹色のスケッチ〜
5.5 「SoltyRei
5.5 「灼眼のシャナ
視聴中断---------------------------------------------
6.0 「闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才
5.5 「CLUSTER EDGE
5.0 「To Heart2
4.5 「銀盤カレイドスコープ
未視聴-----------------------------------------------
1013 木25:15 「ノエイン もう一人の君へ」 TVK
1015 土25:00 「ラムネ」 TVK
1020 木25:55 「ローゼンメイデン トロイメント」 TBS
1022 土27:40 「蟲師」 フジ

▼今季はここまで見た感じでは全般的に小粒な印象。今のところ、「文句なしに面白い!」って感じのはなかった。「ARIA」は1話めのクオリティは高かったが、続けてみてると飽きそうな気もするし。今季一番の期待株は、まだ始まってないけど「ローゼンメイデントロイメント」かなあ。視聴中断組では「アカギ」は悪くないと思うけど、原作読めばいいかという理由で、録画はしないながらときどき見れるときは気楽に見ていこうという感じ。まあ途中で伸びてくる作品もあろうかと思うので、ゆるゆると見ていくつもりではあります。あ、そういえば「はっぴぃセブン」の主題歌を歌っているのがLittle Nonだと後から気づいて、ちょっと驚いた。永野のりこ「ちいさなのんちゃん」に出てくる、永野のりこの娘さんがヴォーカルやってるバンドです。

【単行本】「ガン×ソード」 作:兵頭一歩+画:ひのき一志 秋田書店 新書判 [bk1][Amzn]

 くだらなくておもしれ〜。現在TVアニメ放映中の「ガン×ソード[Amzn]の漫画版。といってもアニメ版とは気持ちいいほどに内容が違ってて、ひのき一志が好き勝手やりまくり。アニメ版のほうは主人公のヴァンが、巨大ロボットである「ヨロイ」に搭乗してガッツンガッツン戦うロボットものなのに、漫画版のほうはヴァンが右手に剣、左手に銃という状態で生身で戦う。そしてストーリーのほうもメチャクチャ。

 冒頭のシーンからして、荒野で生き倒れていたヴァンが、通りがかった少女の連れていた犬用のドッグフードを奪い、「フード!」「クイモノ!」「超オッケー!!」と叫びながらそれを貪り喰らう。その後もヴァンは欲望の権化っぷりを発揮。とにかくメシと金を求めて、あっちゃこっちゃで騒動を巻き起こす。「メシだ…金だメシだ金だメシだ金だ!」なんてのは、とても主人公のセリフとは思えない。

 金が欲しいからカジノに行って大勝負をするも大負け、ブチ切れて「最初からこうすればよかったんだあ!!」と、カジノのオーナーや従業員をぶった切って金を強奪したり。まともな仕事をして金を稼げないでイジけているところに用心棒の依頼が来て発奮、敵も味方も問わずぶった切った後、殺した相手の首を剣に団子状に串刺しにして「やったぁあ〜」「労働者サイコォォッ!!」と歓喜の声を上げて小躍りしたり。ヒロインのウェンディとの出会いのシーンも、安眠を邪魔されたからといって彼女の頭にカンを思いっ切り投げつけたりしてるし、大人げないどころの話じゃない。

 でもこんなことやってもなぜか殺伐としないのが、ひのき一志らしいところ。独特のヌルさが漂うギャグになっちゃってるところが素晴らしい。アニメだとヴァンの搭乗ロボであるダンも、なんかへんな出方をするし、すごい勢いでアニメの内容を無視。アニメ版が好きだからという理由で買うと戸惑うかもしれないので、まったく別物と思って心を広くして読むが吉。あと「ファミレス戦士プリン」とかで、ひのき一志に親しんでいた人については、いつものひのき一志なんでご安心を。

【単行本】「フェアリーアイドルかのん」3巻 袴田めら ポプラ社 新書判 [bk1][Amzn]

 この巻もかわいく。子供向けにずいぶんアクの抜けた内容となっているので、大人が読むとお話的にはちと物足りないかなあと思う部分もありますが、まあかわいいからいいんじゃないでしょうか。

【単行本】「ケロロ軍曹」11巻 吉崎観音 角川書店 B6 [bk1][Amzn]

 アニメのほうも好調。相変わらずの安定ぶり。こっちではちゃんとパンチラもあるのがいいなあ。収録エピソードでは、ケロロ小隊vs.ガルル率いる小隊の戦いを描いた続きモノ編が11巻冒頭で終了。あとはいつもどおりの日常に。冬樹がモテてる話とかもあって楽しかった。

【単行本】「ういういdays」3巻 犬上すくね 竹書房 A5 [bk1][Amzn]

 少年少女たちが一歩一歩恋愛のステップを踏んでいく初々しい様子を眺めて、ニヤニヤするという漫画。基本的に純情な人たちばかりなので、見ててたいへん微笑ましい。本来の主人公の潮&妙子のカップルはもう安牌な感じで、この巻は周辺キャラのエピソードが多め。そちらもまたかわいらしいトキめきがいっぱいで、読んでてムハーとなる。読む人の多くにオヤジくさい、オバサンくさい視点(悪い意味じゃなくて)を持たせる漫画といってもいいかもしれません。


10/9(日)……三枚和紙

▼今日はアニメ新番組チェックがないので、夏アニメの個人的評点などを書いてみます。一部未視聴分があるので評価保留もありますが。評点は6点が標準のサッカー方式。7点だと「かなりいい」レベル、8点は「すごくいい」レベル。春夏アニメは最初はどうなるかなと思ったけど、終わってみると意外と秀作が多く、楽しめました。

放映終了-------------------------------------------
8.5 「MONSTER[Amzn] 04春/6クール
7.0 「創聖のアクエリオン[Amzn] 05春/2クール
7.0 「ぺとぺとさん[Amzn] 05夏/1クール
7.0 「バジリスク〜甲賀忍法帖〜[Amzn] 05春/2クール
7.0 「極上生徒会[Amzn] 05春/2クール
7.0 「かみちゅ![Amzn] 05夏/1クール
6.5 「奥さまは魔法少女[Amzn] 05夏/1クール
6.5 「苺ましまろ[Amzn] 05夏/1クール
6.0 「スピードグラファー[Amzn] 05春/2クール
5.0 「タイドライン・ブルー[Amzn] 05夏/1クール
視聴継続-------------------------------------------
6.5 「絶対少年[Amzn]
6.5 「ふしぎ星の☆ふたご姫[Amzn]
6.5 「BLEACH[Amzn]
6.0 「交響詩篇エウレカセブン[Amzn]
6.0 「ガン×ソード[Amzn]
暫定評価-------------------------------------------
(6.5) 「ハチミツとクローバー[Amzn]
(6.0) 「甲虫王者ムシキング 森の民の伝説[Amzn]
(5.5) 「SHUFFLE![Amzn]

 暫定評価とした3作については、ちょっと未視聴分をためちゃってるので評価保留。「ハチミツとクローバー」はそろそろまとめてガーッと見ます。10月の入れ替わり期に合わせていろいろまとめ見したんですが、まだ追いついてません。

 放映終了分については、やはり「MONSTER」が文句なしのトップ評価。これは昨年今年の2年にわたり、年度代表作にしてもいいだけのハイクオリティ。7.0点評価はいつになく多かった。「創聖のアクエリオン」は瞬間最大風速でいえば、8.0点台をつけてもいい面白ぶりを発揮。「ぺとぺとさん」「極上生徒会」「かみちゅ!」はまったり楽しめたし、「バジリスク」はB級アクションとして高い完成度。あと個人的に意外と頑張ったなあと思うのが「奥さまは魔法少女」。お色気だけかと思いきや、ラブストーリーとして悪くない出来。

 「苺ましまろ」はあと1回残しているけど、まあたぶん評価は変わらないと思うので、放映終了組と同列に評価。最終回放映時にも書くと思いますが、回によってときどき子供たちの所行にムッとくるものはあったものの、キャラはかわいくいいアニメ化だったと思う。意外な収穫は「スピードグラファー」。本来狙ったところとは外れているかもしれないが、バカアニメとしての魅力あり。「タイドライン・ブルー」はストーリーに未消化な部分が多く、設定が壮大なわりに作りがこじんまりとしちゃったのが残念。

 継続視聴組は手堅い顔ぶれが並ぶ。「絶対少年」の地味ながらもちょっとずついろんなものを積み上げていく作劇、美しい風景描写、それからちょっぴりエッチっぽい構図取りはなかなか良い。「ふたご姫」「BLEACH」は安定株。「BLEACH」は2年目突入で、そろそろ原作のストックが尽きてくるころ。それを見越してか、最近ちと引き伸ばし策が目立つような気もする。「エウレカセブン」は作画は良好ながら、ストーリー面での説明不足が目立ち、キャラの行動原理もいまいち納得がいかず。「ガン×ソード」は最初のギャグ展開時はダメだと思ったが、最近シリアス展開になってだいぶノッてきた。「プラネテス」でもそうだったが、谷口悟郎はギャグはあんまり向いてないのかも……といった感じです。

【雑誌】ビッグコミック 10/25 No.20 小学館 B5中

 作:鍋島雅治+画:はしもとみつお「築地魚河岸三代目」。今回はイワシの不漁と、サンマの豊漁の話を組み合わせて語っていくという感じのエピソード。イワシの豊漁・不漁には波があって原因がよく分からんらしいけど、どんなアプローチで見せてくれるのかは楽しみ。とか書いていたらサンマが食いたくなってきたな。

【雑誌】近代麻雀オリジナル 11月号 竹書房 B5中

 三ツ森あきら「雀バカ三姉妹」が好調なようで表紙&巻頭カラー。今回は長女のルイが、眠れない三女の愛のために本を読んであげるという話でちょっと笑った。たしかにその本朗読されたら眠くなりそうだ……。

【雑誌】FEEL YOUNG 11月号 祥伝社 B5平 [定期購読:7andyicon

 宇仁田ゆみは抜群の安定感。「うさぎドロップ」2話めは、主人公の30男・大吉が祖父の隠し子である6歳の女の子・りんを引き取ることになったけど、まったく準備なしの子育てはかなりタイヘンで……というお話。基本的には微笑ましいけど、ただよい話ってわけでなく、ちゃんとそのめんどっちさが伝わってくるのが良かった。これはきっとお子様をお持ちのお父さんとかも共感できるんじゃないかと。南Q太「スクナヒコナ」。フィクションだと安心できるなあ。あと内田春菊「ワイルドハンズ」は、エッセイマンガだけどほのぼのしていて良いです。作画もちゃんとかわいいし。

【雑誌】メガプラス Vol.25 コアマガジン B5平

 尾崎未来「The Great Escape」は6回め。彼氏はいるけどノリが軽くてついほかの男ともしちゃうエッチな女子高生・あいちゃんのお話。基本的に明るいので、あんまり淫靡な感じはしないんだけど、エッチシーンはけっこうエロくて実用的。後腐れはないんだけど、実は寝取られ系であるってのも良いのかもしれない。高崎たけまる「アネモエ」は、タイトルどおりの姉モノ。女教師である姉と、生徒である弟のエッチもよう。胴体細めなスラリとした女の子のプロポーションと、瑞々しい汁気のあるエロ描写がなかなか。

 峠比呂「好きだなんて認めない!」は、厳しい風紀委員女子と、かわいい女装男子がエッチするという内容。まあツンデレなんですが、絵柄は華やかだし楽しく読めます。鬼魔あづさ「学園七ふしぎ?」。最近は以前よりもスミベタ使って線をくっきりさせてきてるかなーという感じ。前の白っぽい画風とどっちが好きかはまあ人それぞれだと思うけど、個人的にはこっちもこれはこれで悪くないと思う。


10/8(土)……黄土路傍

▼今日もアニメ新番組チェック。「BLOOD+」はまずまずの滑り出し。少年エースで「探偵儀式」を描いている箸井地図によるキャラクターデザインがきれいで、いかにも青春ストーリーっぽさを感じさせる、白と青の映える作画もなかなかのもの。第1話は1年前からの記憶を失い、現在はとある家族のもとに居候している少女に対し、怪物が襲いかかってきてその戦闘のさ中、彼女は謎めいた男の口づけで秘められた能力を目覚めさせる……といった感じの展開。まだ序盤も序盤なので、お話の出来についてはなんともいえず。まあとりあえずしばらくは見続けるでしょう。怪物たちのデザインがいかにもな感じすぎて、あんまり怖くなかったのはちょっと気になったかな。

▼「銀盤カレイドスコープ」。大会で転倒した女子フィギュアスケート選手に、墜落して死亡したカナダ人の少年の霊が宿ってしまい、おかしなドタバタ劇が繰り広げられる……というドタバタな出だし。ヒロインが美少女のわりに激しい性格で、ドタバタコメディとしてはまあまあ面白いが、作画クオリティは低めでアニメとしての出来はいまいち。まあこれは無理して見るほどでもなさげなんで切ります。

▼あと、テレビ神奈川では当初8日放映予定だった「ラムネ」が15日開始に延期され、その影響で再放送された「カクレンボ[Amzn]も見てみた。繁華街の夜の闇の中で、子供たちを集めて夜な夜な行われる秘密のかくれんぼの様子を描いたホラーアニメーション。キャラの動きはモーションキャプチャーなんすかね? 風景描写なんかも含めて、映像の出来はすごくクオリティが高い。でもお話としては子供たちが集まる→カクレンボ開始→次々鬼につかまる→ラストって感じで、むちゃくちゃシンプルで、楽しむというほどには至らず。必要なもの以外は削ぎ落とすというスタイルはストイックだが、物語的な旨み成分、愛敬には乏しい。キャラもみんなお面かぶってるので、個々のキャラに思い入れはしにくいし。映像的には一見の価値はあるとは思うけど、DVD買ってまでという気はしなかった。

▼そういえば昨日の日記で書き忘れてた。MUJINの巻末に「期間限定プロ漫画家大募集!!」と題された告知あり。待遇として「原稿料8000円以上(囲碁アンケート結果にて稿料アップ)」と条件が明記してあり、なおかつ募集対象が「プロのエロ漫画家で成年向け単行本発売歴のある作家」となっていたのがちょっと面白いなと思った。申し込み時はその単行本とエントリーシートを編集部に送るという形。これだけあからさまに他誌の作家を狙った募集というのもちょっと珍しいような。

【雑誌】YOUNG YOU 11月号 集英社 B5平

 休刊号。休刊するという話は業界関係者の間では前々から出ていて、自分も伝え聞いてはいたんだけど、公式情報がなかなか出なかったので書くわけにも行かず、ムズムズしてました。内部事情は全然知りません。憶測するつもりもないです。雑誌はつぶれるときはつぶれるもんです。だからつぶれてほしくなかったらつぶれる前に買っておく、いいたいことがあったら伝えるべきところに届くように意見を送る、読者にできるのはそんなもんかなあと雑誌がなくなるたびに思います。なんにせよ20年間お疲れさまでした。自分は最後の5年くらいしか読んでなかったので、あんまり大したことはいえませんが……。

 連載作品については、コーラスとYOUが受け入れ先となる模様。ただ最近のYOUNG YOUは、連載作品を減らして半分くらいは読切になっていたので、その点は多少やりやすかったかもしれない。気になるところでは、羽海野チカ「ハチミツとクローバー」がコーラスに移籍。個人的にはそろそろ物語も終盤が近そうだし、この機会に一区切りつけていったんお話をしめちゃっても良かったかなあとは思う。人気作品なのでそうはいかないのかもしれないけど。あと榛野なな恵「Papa told me」は受け入れ先が明示されていない。こちらについても作者があんまりノッてないという印象を最近受けていたので、終わらしちゃってもいいのかなあという気もする。

 たかさきももこ「白衣でポンDX」はきれいな区切りの付け方で良かった。最後は主人公の桃園さんではなく、これまでいろいろと活躍した婦長さんにお話を振った。桃園さんのナース道はまだ続くということを考えると、これは清々しい幕の引き方だと思う。まあそのうちどっかで復活するかもしれないけど。岩館真理子「アマリリス」はいちおうおしまいかな。でもまあこれは続きをやる場合でも、どこに行ってもマイペースでやりそう。あと読切で東村アキコ「藤色スカイコーポ」が掲載されているのだが、「ドライアイス」全3話が「着せかえユカちゃん」8巻に併録という情報が掲載されてて、どうしようかなーと思った。こうなるとやっぱり全部揃えるしかないじゃないっすか。

【雑誌】ヤングキング 11/7 No.21 少年画報社 B5中

 宮尾岳「並木橋通りアオバ自転車店」。アオバ自転車店のお隣さんであるだるまコロッケのだんなの青春時代のお話。ほのかなラブコメっぽさが爽やかで良かった。ヤングキング作品の男キャラらしく、筋を通すべきところはきちんと通す男っぷりの良さが魅力。あと才谷ウメタロウ「G.C.U」も毎回きちんとラブラブな話をやっててけっこう好きです。あと今号には、アワーズで「東京クレーターのアカリ」を描いている磯本つよしの読切「東京奥多摩のヒカリ」も掲載。

【雑誌】ヤングマガジン 10/24 No.45 講談社 B5中

 押切蓮介「でろでろ」が100回記念で、いつもより多めの16ページ。耳雄と留渦の過去エピソード。小さいころの留渦は今より髪が短かったのか。これはこれで萌える。あとサイトーさんとの出会いも描かれる。小犬のサイトーさんがこれまたいい感じだ。阿部秀司「エリートヤンキー三郎」。久々に三郎と一時期良い仲だった春菜ちゃんが復活。なんかラブコメっぽい展開になるのか。それにしても第二部になってもやることがまったく変わりませんなあ。松浦まどか「ダイナマイトビューティー!!」。ドタバタコメディしててけっこう楽しいと思う。わかば先生に憧れるあまり奇行に走った菜々子先生がアホくさくて面白い。

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 10/24 No.45 小学館 B5中

 創刊25周年。何人かの作家がスピリッツの思い出をつづる「Once Upon a Time in SPIRITS」は、面白いんだけど、読んでいるとちょっと切ない。かつて全盛期があった雑誌だけに、「昔はパワーあふれる面白い雑誌だったんだよなあ」という想いが胸をよぎってしまうから。ちなみに今回描いているのは相原コージ、浦沢直樹、いわしげ孝、細野不二彦、中原裕、高橋しん。

 のりつけ雅春「中退アフロ田中」。彼女の浮気が発覚して岡本グレる、という回。岡本の捨て鉢な態度が馬鹿っぽくて面白かった。小田扉「団地ともお」。ともおとそのお友達・吉本くんの話。二人のつながってるようなつながってないような関係を描いたちょっといい話。それにしても吉本は、イカは嫌いでタコは大好物なのか。それって珍しいパターンのような気もするがどうなんだろう。作:雁屋哲+画:花咲アキラ「美味しんぼ」。山岡嫁が熱を出してみんなが騒然。ここぞとばかり、夫のほうを貶める同僚に囲まれた士郎が不憫。そしてまたしても山岡嫁と海原雄山が密通。屈辱er山岡な回でした。

【雑誌】週刊少年ジャンプ 10/24 No.45 集英社 B5平

 北嶋一喜「大泥棒ポルタ」が読切を経て連載に昇格。いかにも少年誌っぽい絵で、泥棒稼業な主人公とその相棒の冒険活劇を描いている。比較的シンプルで分かりやすくまとまりもあるが、なんだかちと古めな作風な作風が吉と出るか凶と出るか。久保帯人「BLEACH」。死神の人たちが人間界にやってきて賑やかに。井上さんが一護&ルキアの関係性にちくりと心を痛ませているシーンが切なくて良いです。あと一護の幼なじみのたつきの動向も気になるところ。

【雑誌】コミックデ・ジ・キャラット Volume7 ブロッコリー/ジャイブ B5平 [Amzn]

 えーと「コミックデ・ジ・キャラット」としてはこれで最終号ってことになるのかなあ。次号からリニューアルで、誌名は「コミデジ」と予告されている。それに伴って連載もいくつか終了。ひな。「ぴよぴよぴよこちゃん」、吹屋フロのGAのランファさん漫画「極紅行進曲」、霧賀ユキ「不思議の国のミントさん」がおしまい。まあ個人的には、コゲどんぼ「デ・ジ・キャラット劇場 でじこちゃん」と、ひな。「にゅ!」が続けばそれでいいかなあという感じではあります。

【雑誌】まんがタイムきらら 11月号 芳文社 B5平

 しおやてるこ「Pocket」が最終回。最後はダイスケたちが小学校を卒業、中学校に入学。新しい一歩を踏み出して穏やかに終了。アキの制服姿にほんのり萌え。この押しつけがましくない、ゆるやかな萌え感覚は、全編通して気持ち良かったです。


10/7(金)……同棲同盟

▼アニメ新番組チェック。録画したまま見るのが遅れてしまっていた「はっぴぃセブン 〜ざ・テレビまんが〜」。七福神少女+その仲間のドタバタ妖怪退治コメディっつー感じでしょうか。かわいい女の子キャラがわんさか出てきて賑やか。ときどき登場人物たちがちびキャラ化して、ちょこまか動き回る様子もけっこう楽しい。このあたりの明るく忙しい感じはいかにもトライネットエンタテインメントって感じ。肩が凝らずに見ていけそうな感じなんで、継続視聴するんではないかと。

【雑誌】ヤングアニマル増刊 嵐 11/20 No.6 白泉社 B5中

 川津健二朗「恋花温泉」。温泉宿ねーちゃんと主人公がラブラブに。ちゃんとエッチもやってるけどほのぼのしてて良い具合だった。あと今号から中島零「いぬみみ」が連載に。増刊「ヤングアニマルあいらんど」No.3で掲載された読切がシリーズ化。いぬみみ少女とご主人さまの日常生活を描いていくお話で、かわいいいぬみみ少女を愛でつつ読んでいくという感じ。がぁさんの読切「こねこセンセイの飼い方」は、借金取りのおにいちゃんが、金の返済を滞らせている女性漫画家にへばりついているうちに、情にほだされてエッチしちゃうといったお話。借金取りをネタにしているけど、全体的な雰囲気は柔らかくてほのぼの。

【雑誌】ヤングガンガン 10/21 No.20 スクウェア・エニックス B5中

 大島永遠「おあずけBABY」が、「同棲レシピ」とタイトルを変えて連載に昇格。エッチはしちゃいけない状態での生殺し同棲生活ドタバタラブコメといった感じ。華やかな絵柄でサービスシーンもあり、手堅い作り。また楠桂「ビターバージン」も連載になっている。作:原田宗典+画:井田ヒロト「戦線スパイクヒルズ」。やけにノムラとスウガクにからんでくる、凄腕スリばーちゃんの人相が悪くてわりとカッコイイ。いつもの3人組だけだとちと心もとなかったけど、このばーちゃんはなかなか頼りになりそう。

【雑誌】コミックバンチ 10/21 No.45 新潮社 B5中

 今週からラブソングをネタにした読切漫画企画「My Best Love Song」がスタート。ウヒョ介改め塚脇永久を皮切りに、さそうあきら、大石普人、古屋兎丸、阿部潤、渋沢サツキが登場予定。その塚脇永久「いい女」は、ウルフルズの曲を元ネタに売れない役者とその彼女のラブストーリーを展開。塚脇永久の作品はけっこうお話はちゃんと作ってあって、個人的には嫌いではない。アクの強い暑苦しい絵柄なので、好き嫌いは分れるところだと思うけど。それにしても最初の「ウヒョ介」があまりにインパクトの強い名前だったせいか、新ペンネームがなんか浸透してないっぽいですな。改名してすでにけっこう経つのに、なんかいちいち「ウヒョ介改め」って書いてあるし。みたにひつじ「ママめろん」。まれにダジャレ系のネタでヒットするものがある。今回の「おしどり夫婦」と引っかけた「ゴスロリ夫婦」はちょっと気に入った。

【雑誌】MUJIN 11月号 ティーアイネット B5平 [定期購読:7andyicon

 くりつよしひろ「求ム!女の子の味方!!」前編が巻頭カラー。生徒自治会の3人娘に頼まれて、「女の子の味方」=彼女たちのセックスのお相手をすることになった少年が主人公のハーレム型エッチ。ツンデレ娘さんとかも出てきてわりと楽しい内容。あとエッチで頭がぶっとんじゃった女の子が「へぐる?」「はぶ?」とかうわごとをいってるシーンがなんかヘンで面白かった。らーかいらむ「タユンタユン」は、おっぱいが大きいことを男子にからかわれていつもスカートめくり感覚で胸タッチをされていた女子が、一人だけタッチしてこない男子にアタックしちゃうというお話。たっぷりしたおっぱいに多幸感があってなかなか。

 黒龍眼「タイガーあんどドラゴン」は、ツンデレ女生徒とエッチな女教師が主人公男子を取り合ってエッチ三昧といったドタバタエッチ。エッチがテンション高めなのと、女生徒がわりとかわいいのが目を引いた。ZUKI樹「プールサイド」。シャープでスッキリした絵柄はこの雑誌だと目立つ。お話のほうは人数が2人しかいなくて女子に馬鹿にされていた男子水泳部選手が、大会での優勝をきっかけに女子部の先輩とエロエロ関係に……というもの。センパイさんがわりとかわいくて良いです。あと今号から小暮マリコの新連載「希望荘へようこそ♥」がスタートしている。手堅くボリューム感のあるエッチを描ける人だけに期待。


10/6(木)……きみはペットペト

▼今日もアニメをもりもり見てます。関東の木曜深夜はアニメラッシュなので忙しい。

▼まず「ぺとぺとさん[Amzn]最終回。これはとても面白かった。「好きな人にぴとっとくっついてしまう妖怪少女」であるぺとぺとさんを描くのに、YUGのかわいらしくもっちりした作画がジャストフィット。その質感をうまいことアニメ化した作画は最後まで高値安定。お話のほうも、ドタバタ学園ラブコメをとても爽やかに楽しく展開できていて、好感度の高い内容に仕上がった。キャラクター作りも上々。ヒロインのぺと子の快活だけどおっとりした性格には心洗われるものがあるし、主役格の少年・シンゴに片想いする河童娘のくぐるのきっぷの良さも気持ちいい。あと忘れちゃいけないのがぬりかべ少女のぬりちゃんと、その妹のこぬりちゃん。口はきかないけど、おでこに浮かぶ文字で会話するこの二人は画面を楽しくしてくれたし、もちもちした感触がとくによく出ていたキャラだったと思う。夏アニメでは個人的にはトップクラスの評価。

▼「舞-乙HiME」(読みは「マイオトメ」)。の初回は、まあこんなもんかな、って感じの出来。前作の「舞-HiME[Amzn]は、抜群のキャラ立てを誇りながらも、終盤はキャラへの愛情が感じられないぶった切りぶりでガッカリさせられたものだが、今回はどうなるか。たいへん画面映えするキャラデザインはやっぱり魅力的だし、普通にキャラ萌えラブコメ路線で楽しくやれば、普通にそこそこ行けると思う。今度はキャラを大事に使った快活なお話になるといいなあ。

▼「SoltyRei」初回もいちおう見てみた。未来世界、賞金稼ぎ、機械仕掛けの女の子、少女盗賊、女4人の特殊部隊と、もう設定からしてダメっぽそうな雰囲気たっぷりのこの作品。ただヒロインの機械仕掛けの女の子が、素手でロボットを投げ飛ばすシーンとかは、バカアニメっぽさが漂っててちょっと面白かった。この時間枠でのGONZOの前作、「スピードグラファー[Amzn]みたいに、早めにぶっとんだ展開になってくれるようであれば視聴継続するかもしれず。でも現時点では切る可能性のほうが高し。

【雑誌】モーニング 10/20 No.45 講談社 B5中

 週刊少年チャンピオンとの合同企画スタート。水島新司がモーニングでは「新・野球狂の詩」のガメッツ視点、チャンピオンでは「ドカベンスーパースターズ」視点で、それぞれ日本シリーズの模様を8週連続で描いていくという内容。同じ場面であっても絵を使い回しせず、微妙にアングルやポーズを変えて描いているのはけっこう凄い。それにしても岩田鉄五郎は「野球人生59年間の中で山田ほどの打者はいなかった」と言いきっちゃってるけど、てことは王貞治よりも上ってことだよね。スゴイなあ山田。作:西村ミツル+画:かわすみひろし「大使閣下の料理人」。チャンチャン焼きがおいしそう。作り方は人によっていろいろな流儀あるようだけど、要するにシャケと野菜を鉄板とかで焼いて混ぜ合わせりゃいいわけだよね。似たような感じのものは食べたことあるけど、今回出てきた幻のチャンチャン焼きのレシピは気になるところ。

【雑誌】ヤングサンデー 10/20 No.45 小学館 B5中

 山田玲司「ONE ON ONE 絶望に効くクスリ」。角川春樹すげー。『私が「止まれ」って命じたら、地震が止まったんだ……』とか平気で語ってるし。ぶっとび度では、今までのゲストの中でもトップクラス。これは生で会ったりしたら、その強烈さにアテられちゃうだろうなあ。

【雑誌】ヤングジャンプ 10/20 No.45 集英社 B5中

 高橋陽一「キャプテン翼GOLDEN-23」がスタート。いやー、やっぱ高橋先生の発想はスゴイ。だって来年はサッカーのワールドカップがあるんですよ。今年はその最終予選もあったんですよ。それなのに翼くんたちはそんなの眼中になし。今回の新シリーズの目標は「次のオリンピックで金メダルを獲得することなんだ!!」とかいってるんだからシビれちゃうじゃありませんか。来年にあるサッカー界最大の大会には目もくれず、2008年を見つめるそのスケールの大きさがたまりません。あと翼、岬、若林、日向がこれまでフル代表デビューしてなかったってのにも驚いた。今回の連載では何をしでかしてくれるのか、とても楽しみ。

【雑誌】週刊少年チャンピオン 10/20 No.45 秋田書店 B5平

 作:藤見泰高+画:カミムラ晋作「サイカチ」。今回も主人公の幼なじみにパンチラさせて萌え度を高めようと奮闘中。あとなんか胴着姿でサムライ調のしゃべり方をするクワガタ使いも登場。なんとなくヘンな漫画なので気になる存在。

【雑誌】コミックPOT 11月号 メディアックス B5中

 作:凌辱堂+画:ぶるマほげろー「凌辱学園」はなんか見事にバカ漫画になってるなあ。今回も文化祭目前ということで、ヒロインが「ケーキの腕前見せてあげるよ!」とかいって、友達の娘さんを裸にしてクリームやバナナのデコレーションを始めたりしてるし。さらに女教師がそれに対し「日本の女性なら!漬物を作れなくては!」と、ちんこ型のきゅうりを持ってからんでくる。こういう下らない展開は好きです。ひねもすのたり「夢一夜」は女の子にある日突然おちんちんが生えてきて、一日中それをいじりたくて辛抱たまらん状態になってしまうというお話。快感に頭がトロけた女の子たちの表情が良いです。


10/5(水)……食玩の棚

▼アニメ新番組チェック。「ARIA The ANIMATION」。これは良い出来でした。水の星アクアの観光都市「ネオ・ヴェネツィア」を舞台に、水先案内人(ウンディーネ)見習いの少女・水無灯里らを中心に、優しい癒し系のお話を展開。原作同様の美しくのんびりした雰囲気をしっかり再現。映像もきれい。この手ののんびりアニメは、ゆったりしすぎてテンポが悪くなってダレることもあるけど、そこはコミカル描写を適宜差し挟むことでカバー。原作漫画のほうはずっと「癒しっぱなし」な感じがして途中でちょっと飽きが来て、単行本は継続購入してないんだけど、アニメの1クールとかの尺ならこの調子で押しきっちゃってもいいかも。2クールだと飽きるかな。

▼「灼眼のシャナ」は作画は上々。ちっこい毒舌美少女が出てきてモンスターと戦い、わけがわからないまま平凡な主人公男子がそれに巻き込まれていく……といった感じでファンタジーバトルが始まるんだけど、この手のアクションものはちょっと食傷気味。「神無月の巫女」みたいにぶっとんだ話になれば面白いけど、さすがにそうはならんでしょう。まあ女の子はわりとかわいいので、脇役陣の活躍しだいかなあという気がする。もうちょっと様子見してみるつもりだけど、手が回らなかったら諦めます。

【雑誌】コミックフラッパー 11月号 メディアファクトリー B5平 [定期購読:7andyicon/Fujisan

 作:阿智太郎+画:まだらさい「陰からマモル!」が連載開始。のんびりした天然娘のゆうなと、そのクラスメートであり、彼女を昔から秘かに守り続けてきた実は忍者の少年・陰守マモルくんを中心とした町内ドタバタラブコメって感じの作品。明るくて萌え度強めな絵柄は、個人的にはけっこういいと思った。大きく口を開けた健康的な表情が印象的。岡本一広「トランスルーセント 彼女は半透明」。姉の合コンに無理やりつき合わされた唯見くんだが、やぱり思い浮かんでしまうのは白山さんのこと。この天然&奥手な二人の恋愛模様は、本当に微笑ましくて心がほかほかします。

 新居さとし「ただ死んだだけの話」。今回はお話がけっこう急展開。モノを持てるようになった幽霊の岬だが、それは恋人っである智樹からエネルギーを吸い取っているからなのだった……という感じ。今回のヒキはそれまでが賑やかだっただけにいっそう切なく、続きが気になってくる。竹本泉「さくらの境」。1年生ながら生徒会長に選ばれてしまったふたちゃんだが、だからといってささちゃんに甘えるのはやめない。いつもながらべたべたしている様子が楽しい。小原愼司「二十面相の娘」では、チコの友達の小糸さんが再登場してうれしいなあという感じ。この娘さんとトメさんは好き。

【雑誌】ビッグコミックオリジナル 10/20 No.20 小学館 B5中

 一丸の新連載「チアー!」が開始。フィットネスジムの下っ端インストラクターで、元チアリーダーの山田桃子が、底抜けなバイタリティでみんなを勇気づけていくというお話。安定した一丸らしい内容。浦沢直樹「PLUTO」。御茶ノ水博士はいい人だなあと思った。肝腎なときにはあまり役に立たないけど憎めない。西岸良平「三丁目の夕日」。母から習い覚えた刺繍が結んだ恋の物語。アップリケの図柄の素晴らしいダサさ加減にほのぼのする、西岸良平テイスト漂うお話。あと福本伸行「最強伝説黒沢」は今回もくだらなくて面白かった。酔っ払いのおっさんから「自分を直視しない」「もっと自分をごまかす」などの至極もっともな忠告を受ける黒沢さん。そして止めのキーワードは「ホープレス」。「なんかちょっとかっこいいんスけど……」というセリフも素晴らしい。

【雑誌】週刊少年サンデー 10/19 No.45 小学館 B5平

 畑健二郎「ハヤテのごとく!」が連載1周年で表紙&巻頭カラー。そうかー、もうそんなに経つのだなあ。毎回変わらずドタバタやり続けながらも、なんか不思議と新鮮味を失わない作品。作画が洗練されすぎない、微妙なバランスを保ち続けてるってのも大きいかも。あんまりきれいになりすぎちゃうと、かえって読み飛ばしちゃったりしがちなものだから。鈴木央「ブリザードアクセル」はますますラブコメ度アップ。ヘンに意識しすぎると演技に影響が出たりしないものか……。藤田和日郎「からくりサーカス」。コロンビーヌさんの最期。元敵役な自動人形たちは皆いいキャラになりましたな。主に対して愚直なまでに仕える侍っぽさに好感が持てます。

【雑誌】週刊少年マガジン 10/19 No.45 講談社 B5平

 幸村誠「ヴィンランド・サガ」が今回で週刊少年マガジンでの連載を終了、アフタヌーンに移動(12月24日発売号から)。とりあえず作品が続いてくれることについてはうれしいものの、これは作者・編集部ともに見通しが甘かったといわざるを得ない。

 最近は、講談社系雑誌を中心に、作品の雑誌間移動が多く見られるようになってきたけど、自分の見ている限りでは、「雑誌移動して成功したな」と思えた作品は少ない。まず雑誌を移るさいにいったん話の断絶が生じて、読者・作家双方の気持ちがどこか切れてしまうというのはある。あと最近は雑誌を読む人が減っているので、移動前と移動後の雑誌を併読している人は案外少なく、元の雑誌の読者で移動した作品をわざわざ追っかけて併読を開始する読者の人数はさほど多くないはず。移動先の雑誌を元から読んでいた人にとっても「ヨソの雑誌では人気あったかもしれないけど、途中から始められてもなー」という違和感はあると思う。「ヴィンランド・サガ」については、アフタヌーン読者なら比較的読んでいる人は多そうだけど……。とりあえずスムーズに移動できるよう、うまいこと工夫を凝らしてもらいたい。そう考えると2巻の発売が11月17日ってのはあんまり良くないかも。1か月ズラして、アフタヌーンの発売に合わせたほうが良いのでは。

 西本英雄「もうしませんから」は安野モヨコを訪問。二人の掛け合いが下らなくて面白い。やはり安野モヨコ自身のキャラが立ってるのがデカいですな。あと西本英雄考案の少女漫画キャラもカッコ悪くてグッド。

【雑誌】花とゆめ 10/20 No.21 白泉社 B5平

 松月滉「幸福喫茶3丁目」で今回もほのぼの。ヒロイン潤の屈託のない元気な笑顔が見てて楽しい。あまり恋愛恋愛でベタベタしすぎない点も良いところだが、逆に甘甘な内容にしてもそれはそれで面白いかもしらんですな。

【雑誌】桃姫 11月号 富士美出版 B5平

 瀬奈陽太郎「センパイ萌葱色」。普段はツンデレなセンパイが、呪いの眼鏡を装着したせいで、めがねっ娘後輩キャラにへんし〜んというお話。毎回いつもと同じキャラを使いながら、いつもと違ったことをしてやろうという姿勢が良いですね。東鉄神「お姉ちゃんは俺の彼女」。タイトルどおりの姉モノ。弟が姉の写真を撮っているうちに、二人ともムラムラしちゃってHに突入〜というお話。お姉ちゃんが肉感的でエッチで良かった。


10/4(火)……要誇張

▼秋アニメ新番組チェック。今日は3本。「アニマル横町」は最初は予定に入れてなかったが、思い直して見てみることに。幼稚園児の女の子と、その部屋に突然現れた動物さんたちとのドタバタ日常ギャグ。これはなかなかいいんじゃないでしょうか。30分を2話構成にしていることもあって、お話のテンポが軽快。ショートギャグ・コメディ系の作品は1回2話スタイルが合っていると思う。動物たちのキャラも賑やかでかわいい。とりあえずまったり楽しんでいけそうなんで視聴継続。

 「闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才」は、マッドハウスらしく手堅い作り。ナレーションにもう少し迫力は欲しいものの、まあそこそこ雰囲気は出せている。あと麻雀牌を描くときってCGが効果を発揮するなあとか思った。あんなの手描きでせこせこやってたらたまらんもんね。ただ全体としては、ハッタリ部分でのほとばしるものが福本漫画と比べると弱い。漫画読んでおけば十分という気もするので、気が向いたときにだけ見るような形にするかも。

 「CLUSTER EDGE」はサンライズの新作だが、びっくりするほど腐女子狙い。登場人物はあらかた美少年だし、彼らの邂逅シーンでいちいち時間の進みがゆっくりになりきらきら空気が輝くベタすぎる演出にぽかーんとした。もしかすると伸びるかもしれないとは思いつつも、今季は本数絞るという基本方針もあるので、2話以降はまあいいかという感じ。

【雑誌】漫画アクション 10/18 No.21 双葉社 B5中

 湯浅ヒトシ「耳かきお蝶」。扉絵のお蝶さんのしっとりした表情は艶があっていいし、意外とウブなお蝶、正吾の仲睦まじき様子も心暖まる。いいですねえ。とか思ったら、次回掲載は12月6日発売号なのか。続きが気になるところではありますが。こうの史代「さんさん録」は、おじいちゃんとなんだかんだで仲良しさんな仙川さんが浴衣姿で色っぽい。老いらくの恋……というふうにストレートには行きそうにないですが、トキめくもののある話でした。国友やすゆき「新・幸せの時間」。ついに主人公と、その嫁の妹が「禁断の愛欲の世界」に突入。まったくもってすっごいベタベタぶり。薔薇の花からしずくが垂れてる比喩表現とか、久しぶりに見たぜ〜という感じですごくうれしくなった。さすがです。

【雑誌】漫画サンデー 10/18 No.40 実業之日本社 B5中

 作:末田雄一郎+画:本庄敬「蒼太の包丁」。今回の料理りは本シシャモの揚げびたし。南蛮漬けみたいなもんかな。なんかうまそうで食欲がそそられた。

【単行本】「バルバラ異界」4巻 萩尾望都 小学館 B6 [bk1][Amzn]

 最終巻。すごい密度で次から次へと、夢と現実をいったりきたりする謎めいたストーリーが展開されて読みごたえたっぷり。ただ4巻の間で内容がものすごくぎっしり詰め込まれているので、ちゃんと読み解くのにけっこう苦労してしまう。じっくり時間のあるときに全巻まとめ読みするのが良さそう。

【単行本】「陰陽師」13巻 作:夢枕獏+画:岡野玲子 白泉社 A5 [bk1][Amzn]

 ついに完結。最後は1冊で単行本2巻分くらいの厚み。ラストに近づくにつれどんどん精神的、神秘的になっていき、お話自体は分かりにくくなっちゃったかなあ。まあ陰陽道の深淵な世界を描くという意味ではそれでも良いのかもしれないけど、初期のころのような遊び感覚が終盤にも欲しかったかなーという気はします。


10/3(月)……オレたちごょうきん族

▼秋アニメ新番組チェック。まずは「Canvas2〜虹色のスケッチ〜」。児玉樹による漫画版が面白いので見てみたけど、初回の感触としては微妙か。エリスの好感度が漫画版に比べると低め。あとエリスは両親の事故が原因で、血を連想させる赤色を忌避するということでスーパーでもトマトだかリンゴだかからも目をそらす……なんて描写をした後の食事シーンで、サラダにプチトマトっぽいものが入ってるのはどうかとか思った。漫画版を読んでおけば十分かなという気もするけど、とりあえず桔梗霧先生の活躍に期待してもう1〜2回様子見。登場する女の子が次々裸で出てくるエンディング(もちろん乳首とかは隠してますが)はけっこうエッチ。

▼「To Heart2」はいまいち。初回は幼なじみの二人がずっとイチャついてるだけという内容だが、テンポがあまり良くなくてちとタルい。あと男は高校生、ヒロインは中学を卒業したところという年齢のわりに、一緒のベッドで性欲抜きになんの屈託もなく寝てしまう、ピュア&ベタすぎる二人の態度にもうはーという感じだった。昨季は週20本超体制にしてさばき切れなかったので、今季は15本程度にまとめるつもり。アニメとしての出来もあんまり良くなさげだし、このあたりはサクッと切ります。

【雑誌】ヤングマガジン 10/17 No.44 講談社 B5中

 福本伸行「賭博堕天録カイジ」が巻頭。なんか最近ギャグみたいな展開が続いてますな。すごい偶然の連続。でもまあカイジがちょっと目を覚ました感じは出てきた。とはいえ、ここで勝って大金を手に入れちゃったら、社長にいちゃんとの対決もする必要なくなるわけだけどどうするんかいな、といったところが気になってきました。

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 10/17 No.44 小学館 B5中

 作:雁屋哲+画:花咲アキラ「美味しんぼ」。なんだろう、電磁調理器メーカーからなんかもらってるんだろうか……という感じの回。それにしても大原社主は軽率というかなんというか。花沢健吾「ボーイズ・オン・ザ・ラン」。今回もちはるちゃんがかわいくていいですなあ。表情がかわいらしいし、さりげない色っぽさを演出する描き方も良い。

【雑誌】週刊少年ジャンプ 10/17 No.44 集英社 B5平

 森田まさのりの新連載「べしゃり暮らし」がスタート。「学園の爆笑王」と呼ばれる、人を笑わせることに血道を挙げている男子が主人公の青春ストーリー。これまでも森田まさのりは若手お笑い芸人の話を読切で何度かやってきているので、マーケティング・リサーチ十分で挑んだ新作ということになりますが……。まあまずはその甲斐もあって手堅い滑り出しではある。久保帯人「BLEACH」。人間界で死神5人組がからんでくる展開自体は賑やかで楽しいが、なんか敵キャラもけっこうな人数になるっぽい。覚えるのが面倒になりそうだなあ。中島諭宇樹「切法師」は最終回。絵的にはそこそこだが、この手の冒険ファンタジーはジャンプだと珍しくないだけに、もっと特徴が出てこないと苦しい。

【単行本】「御用金」 平田弘史 マガジン・ファイブ A5 [bk1][Amzn]

【単行本】「烈願記」 平田弘史 青林工藝舎 A5 [bk1][Amzn]

 両単行本ともいつもながら勇壮で強烈で面白い。それにしても最近、平田弘史の単行本出版ぺースは凄い。これはマガジン・ファイブと青林工藝舎が立て続けに過去作品を復刻しているからで、自分も出ている本を全部押さえきれてはいないかもしれないけど、今年に入ってから読んだものだけでも「お父さん物語」「人斬り」「黒田三十六計(5)」「駿河城御前試合(上)(下)」「それがし乞食にあらず」「反逆の家紋」、そしてこの2冊とすでに9冊も読んでいる。ほとんど月刊平田弘史状態。さすがにこれだけ続くと新たに書き足すようなこともなくなってくるし、さすがにお腹いっぱいにもなろうというもの。でもまあこうして、これまで読んだことのなかった作品が手軽に読めるようになったってのはうれしいことではあります。

【単行本】「EDEN」13巻 遠藤浩輝 講談社 B6 [bk1][Amzn]

 エリヤと警官ねーちゃんのミリアムがなかなかいいコンビで、この二人を見ているのは楽しい。エリヤの飄々としたふてぶてしい態度も面白くはあるし。ただお話がどういう方向に向かっているのかは、長くなりすぎちゃって見えにくくなっていると思う。どうすればお話に決着がつくのか、最終勝利条件みたいなものがよく分からん状態。妹さんと再会すればオッケーなんすかね。


10/2(日)……僕の勝機・ボーナスいっぱい

【単行本】「僕の小規模な失敗」 福満しげゆき 青林工藝舎 A5 [bk1][Amzn]

 「ダメまんが道」的な青春ストーリー。内向的で意志がそう強いわけでもないマンガ家志望の青年(福満のぶゆき自身であるらしい)の、迷走する青春を描いた物語。勉強には興味を持てず、恋愛ゲームにも乗れなかった学生時代の主人公が、漫画を描いてやっていこうと心に決めたものの、なかなか芽は出ず、バイトをしたり定時制高校に通ったりしながら、生活を続けていく。「ワイは漫画でイッパツ当てるんじゃー、やってるでー!!」的な威勢の良さは全然なく、地味〜でうじうじした調子でお話はずっと進むのだが、これがなんだか読んでると無性に面白い。

 ドラマとしては、ちょっぴり癖はあるけどおおむね平凡な人の話なので、さほど珍しいことは起こらない。胸がワクワクするようなダイナミックな展開があるわけでもない。しかし主人公の不器用さ、ともすれば怠惰な方向に行ってしまう性質には親近感を覚えるし、その身の上に起こったちょっとした出来事に一喜一憂してしまう。

 この人の場合、コマ割りはかなり細かく、セリフも多くて画面はごちゃごちゃしているんだけど、不思議と読みにくい感じはない。むしろそのちまちまみっしり詰まった様子が、作品世界や主人公の性格にマッチしていて、妙な落ち着きみたいなものも感じてしまう。絵柄も独特のクセがあって、なんか見ていて不思議に肌になじむ気持ち良さがある。うじうじした青春を送っていた、あるいは送っている人々は、きっと何かフックするところのある作品だと思う。

【単行本】「大奥」1巻 よしながふみ 白泉社 B6 [bk1][Amzn]

 いやー、鮮やかで面白いっすねえ。この物語の舞台は、若い男がかかるとかなりの確率で死んでしまう疫病のせいで、男が女の4分の1程度の人数になってしまったパラレルワールドの江戸時代。政治などを司るのはみな女、幕府の将軍や幕閣も女になっているという設定。権力者たる将軍が女だけに、大奥はすべて男。しかも美男揃いで3000人。そんな大奥を中心に繰り広げられていく物語。お話はまず、江戸の町で自由闊達に暮らしていた貧乏侍の息子・水野祐之進の視点で展開。彼は貧乏ながらも情に篤く、町でも人望を集めていたのだが、家のために大奥へ奉公に出る。んでもってその飾ることのない人格、剣の技量などが見込まれて将軍さまの側室候補に取り立てられるのだが……。

 この作品で面白いのはまず設定。男女の立場が完全に逆転した世界という設定がユニークだし、それを江戸時代にすることで生臭さを中和。「男版の大奥があったらどんなドラマが展開されるのか」というのは考えてみると興味深いネタだけど、ファンタジーになりすぎないようにそこそこの現実味も与えてバランスを取りながら展開していく手際がお見事。男色などの要素はあるものの、そこまで比重は重くなく、物語における適度な味付けとなっている。水野編の結末も、人情モノ時代劇っぽい味のあるものとなっていてすごくきれいな落とし方だった。

 キャラクターも良い。この巻の主役格である水野のこざっぱりしていて義理と人情に篤い性格は素直に好感が持てるし、そういったキャラが大奥という特殊世界を体験していく様子を追っていくのは楽しい。将軍である吉宗(女性)も、キリリとしていながら独特の食えない性格をしていてカッコ良く描けている。物語全体としては、むしろこの吉宗のほうが主役で、水野編が終了した後、吉宗が男大奥誕生の秘密に迫っていくという展開になっていく。これもまた興味深いエピソードで、今後の展開も非常に楽しみ。

【単行本】「ふたりだけのうた」 きづきあきら ぺんぎん書房 A5 [bk1][Amzn]

 現在Webコミック誌COMIC SEEDで「ヨイコノミライ!」を連載しているきづきあきらの最新刊。今回収録されたのは、きづきあきらが創作同人誌から商業誌へ移ろうとしていたちょうど端境期、2001年あたりからコミックガムに掲載された読切作品が中心。ガム掲載作品からは「ぼくの幸せな生活」「MOON RIVER」「ココロ・SOS」「午前10時30分のウサギ様」「シロクロ〜願いをかなえたら〜」、COMIC SEED掲載作品から「長グツをはいたネコ」を収録している。

 コミックガム時代の最初のころの作品は創作同人で活躍していたころの描線そのままで、「完成されたうまい絵だけど商業誌ではちと合わないかも?」みたいなことを感じていたが、「シロクロ〜願いをかなえたら〜」で、「ヨイコノミライ!」に通じる軽めな絵柄に変えてきてビックリさせられた。ただし内容自体は、きづきあきら独特の、一見甘いようでいながら、ふとした瞬間に痛さ苦さを鋭く浮き彫りにしてくるお話が多く、ガムには合わないかもしれないけど面白かった。

 とくに「シロクロ〜願いをかなえたら〜」は、どっちつかず型ラブコメに対するカウンターパンチみたいな作品でイジワルさを感じさせる。二人の天使と妖精のせいで、かわいい女の子二人からモテモテになってしまった主人公だが、どちらとつき合うか選べないうちに最悪の自体が突きつけられる。結局はハッピー・エンドではあるものの、優柔不断のラブコメ主人公を甘やかさない作劇はスリリングなものがあった。また「MOON RIVER」は、川原で座り込んでいた女の子と、そこを通りがかった男の子のラブコメになるのかなあと思ったら女の子側の重い現実をスッと突きつけてくる。ここらへんの見せ方のうまさ、感性の鋭さには素晴らしいものがあるなあと思う。

【単行本】「フリージア」6巻 松本次郎 小学館 B6  [bk1][Amzn]

 この巻も混沌とした展開。合法的仇討ち代行業者をやっているヒロシの精神的な不調というか変質は、ますます度合いを深めていき、彼に関わる人々の狂気も少しずつ募っていく。怪しげなムードが常に色濃く立ちこめているのがスリリングで面白い。世界が混沌としたありようを、そのまま受けいれて楽しむのが吉といった感じ。

【単行本】「SOIL」3巻 カネコアツシ エンターブレイン B6 [bk1][Amzn]

 一見平凡なニュータウンで起きた不可解な事件がきっかけで、街に蠢く静かな狂気と、人智を超えた謎がだんだん姿を現してくる。謎はどんどん深まるばかりであるにも関わらず、表面上は静かにさえ見える雰囲気にうすら怖いものがあり。捜査が進めば進むほどに、新たな謎、不思議が出てきてかえって真実が遠ざかっていくかのような、底の知れなさが面白い。捜査を進めるベテラン刑事と、ぶきっちょで美人でない女刑事の掛け合いとかも見てて楽しい。

【単行本】「堀田」2巻 山本直樹 太田出版 A5 [bk1][Amzn]

 いつもながら夢と現実の狭間をゆらゆらするような感覚が気持ち良い。スッキリとしていながら艶めかしい描線は、この人ならではの独特のモノ。あと日常会話をしながら、淡々と裸になっていくあの白々しい呼吸は好きです。単行本全体としてはまあ淡々と読めちゃったりはするけど、完成された美しいスタイルはやはりカッチョいい。

【単行本】「お住みになりますか?」2巻 法田恵 実業之日本社 B6 [bk1][Amzn]

 マンションとかオフィスとかの設計をしている会社の面々による、同棲エッチラブコメ連載。これで最終巻。法田恵の漫画は、なんか友人とかが見ていたりする環境とか、友達の彼氏彼女といった間柄であっても、あんまり細かいこといわずに流されるままエッチをおっ始めてしまう、独特のユルユルさ加減が気持ち良い。柔らかい絵とヌルいムードで押し流してしまう。後ろめたさや背徳感はほんのちょっぴりなんで、ヌケるかというと微妙なところだけど、個人的には癒し系な感じでよろしいんじゃないかと思います。


10/1(土)……大オーク

▼未読物
【単行本】「カムイ伝全集 第一部」1〜2巻 白土三平 小学館 B6 [bk1][Amzn:1巻/2巻[7andy]icon
【単行本】「フリージア」6巻 松本次郎 小学館 B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「SOIL」3巻 カネコアツシ エンターブレイン B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「堀田」2巻 山本直樹 太田出版 A5 [bk1][Amzn]
【単行本】「お住みになりますか?」2巻 法田恵 実業之日本社 B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「陰陽師」13巻 作:夢枕獏+画:岡野玲子 白泉社 A5 [bk1][Amzn]
【単行本】「大奥」1巻 よしながふみ 白泉社 B6 [bk1][Amzn]

▼単行本購入予定。データはbk1まんが王倶楽部の新刊予定を参考に作成。リンク先はAmazonのワード検索。リンク先URLはスクリプトによる自動生成なので、まだAmazonのデータベースに登録されておらず、該当物件が表示されないリンクもありますのでご了承ください。

▼2005年10月単行本購入予定
10/月内 「変態少年」 早見純 久保書店
10/月内 「博士のストレンジな愛情」 瀬奈陽太郎 蒼竜社
10/4 「どんまい!」1〜2巻 作:矢島正雄+画:若狭たけし 集英社
10/5 「よがり妻」 草津てるにょ オークス
10/7 「ういういdays」3巻 犬上すくね 竹書房
10/8 「フェアリーアイドルかのん」3巻 袴田めら ポプラ社
10/8 「ケロロ軍曹」11巻 吉崎観音 角川書店
10/8 「ガン×ソード」1巻 作:兵頭一歩+画:ひのき一志 秋田書店
10/11 「UG★アルティメットガール」 作:m.o.e・スタジオマトリックス+画:濱元隆輔 メディアワークス
10/13 「魔法少女ミルキーベル」1巻 旭 ヒット出版社
10/15 「ガールズシャワー」 関谷あさみ 茜新社
10/中 「地獄変」 日野日出志 マガジンファイブ
10/17 「BECK」24巻 ハロルド作石 講談社
10/17 「capeta」9巻 曽田正人 講談社
10/17 「ヴィンランド・サガ」2巻 幸村誠 講談社
10/17 「唐沢なをきの幻獣事典」 唐沢なをき 講談社
10/18 「からくりサーカス」39巻 藤田和日郎 小学館
10/19 「スパル・たかし」 尾玉なみえ 集英社
10/19 「ロマンティック食堂〜尾玉なみえ短編集」 尾玉なみえ 集英社
10/19 「苺ちゃんぷるー」 和六里ハル コアマガジン
10/19 「REC」4巻 花見沢Q太郎 小学館
10/19 「ラバーズ7」4巻 犬上すくね 小学館
10/20 「魔月館奇譚」3巻 井荻寿一 秋田書店
10/21 「アキバ署!」1巻 瀬尾浩史 講談社
10/21 「もやしもん」2巻 石川雅之 講談社
10/21 「はるか17」9巻 山崎さやか 講談社
10/21 「不思議な少年」4巻 山下和美 講談社
10/22 「アガペ 〜犯罪交渉人一乗はるか〜」3巻 作:鹿島潤+画:石黒正数 メディアファクトリー
10/22 「偶像調教」 マーシーラビット 松文館
10/24 「無頼侍」1巻 鈴木マサカズ エンターブレイン
10/24 「サルぽんち」 鈴木マサカズ エンターブレイン
10/24 「やさしいからだ」3巻 安永知澄 エンターブレイン
10/24 「いばらの王」6巻 岩原裕二 エンターブレイン
10/24 「真夜中のヒゲの弥次さん喜多さん」 しりあがり寿 エンターブレイン
10/24 「絶望期の終わり」 あびゅうきょ 幻冬舎コミックス
10/24 「ピルグリム・イェーガー」5巻 作:沖方丁+画:伊藤真美 少年画報社
10/24 「ファミレス戦士プリン」6巻 ひのき一志 少年画報社
10/24 「武死道」 ヒロモト森一 幻冬舎コミックス
10/24 「下町マドンナ食堂」2巻 中田ゆみ 少年画報社
10/25 「すもももももも〜地上最強のヨメ〜」3巻 大高忍 スクウェア・エニックス
10/25 「平成武装正義団」 山口貴由 リイド社
10/25 「かの人や月」3巻 いくえみ綾 集英社
10/25 「セレブの誘惑」 天誅丸 一水社
10/26 「スケルトンインザクローゼット」 いわもとなお 小学館
10/28 「ドロヘドロ」7巻 林田球 小学館
10/28 「SWWEEET」1巻 青山景 小学館
10/28 「ノーサンキューノーサンキュー」 土田世紀 小学館
10/28 「QUOJUZ 柏木ハルコ短編集」 柏木ハルコ 小学館
10/28 「最強伝説黒沢」7巻 福本伸行 小学館
10/28 「花縄」3巻 作:小池一夫+画:森秀樹 小学館
10/28 「闇金ウシジマくん」3巻 真鍋昌平 小学館
10/28 「カムイ伝全集 第一部」3〜4巻 白土三平 小学館
10/28 「桜通りの女神」2巻 ながしま超助 双葉社
10/28 「ホーリーランド」11巻 森恒ニ 白泉社
10/28 「野蛮の園」3巻 西川魯介 白泉社
10/28 「ゆきやなぎ作品集(仮)」 ゆきやなぎ コアマガジン
10/下 「ブルマー200X」 SABE ワニマガジン社
10/下 「おかえりピアニカ」 衿沢世衣子 イースト・プレス
10/下 「西遊記」円の巻 藤原カムイ NTT出版

【雑誌】近代麻雀 11/1 竹書房 B5中

 青山広美「東風のカバ」。裏プロたちを招集して麻雀大会に挑む可馬山たちだが、裏プロ軍団の意外な腑抜けっぷりが露呈していく様子が面白かった。まあキャラを多くしすぎてもしょうがないので、早々に絞り込みをかけたのは良いんじゃないかと。いつも手堅く楽しく読ませてくれて、うまいなあと思う。

【雑誌】ビジネスジャンプ 10/15 No.21 集英社 B5中

 冬目景「イエスタデイをうたって」。相変わらず現代ラブコメとしてちゃんと面白い。最近出てきた新キャラ、浪の通う美術学校の女の子さんがかわいくて気になるところ。おさげ髪で性格が地味めな感じがそそられますね。

【雑誌】フラワーズ 11月号 小学館 B5平

 渡辺多恵子「風光る」。沖田と、娘姿の神谷が二人で写した写真が元で新たな展開が……。なんだかピンチになりそうな感じ。毎回楽しくお話を展開してて手堅く読めます。波津彬子「うるわしの英国シリーズ」は、今号と次号で「レディ・ダルリンプルの呪い」というエピソード。いつもながら上品で硬質な絵柄が、いかにもうるわし英国感を醸し出していて素敵。英国度の高さでは業界屈指。

【雑誌】コーラス 11月号 集英社 B5平

 よしまさこ「あのんの結婚」。タイトルどおり、うてなのお姉さんであるあのんさんがついに結婚。相変わらず読める軽やかにお話を展開していて、リラックスして読めるのがいいです。佐野未央子「君がいない楽園」。八神に片想いする洋子とも多少打ち解けて、十萌がいい感じになったと思ったら急展開。八神くんそりゃないよ〜ってな感じ。風雲急を告げておりますが果たして。

【雑誌】メロディ 11月号 白泉社 B5平

 よしながふみ「大奥」の新章が開始。吉宗の時代にはすっかり男が減少し、女が政務を司るのが当たり前になっていたパラレルワールドの江戸時代が舞台だが、今度の新シリーズでは男が減り始めたころのお話。家光が将軍で、春日局が権力を握っていた時代の物語。男だけの大奥という組織がどのように誕生したかを描いて行くという内容になっている。設定がユニークだし、お話の進め方も見事な一作。新シリーズもどういうふうに展開していくか楽しみです。

【雑誌】コミックメガストアH 11月号 コアマガジン B5平

 ichi「便所交際♥」。いつもながらつやつやむっちりした、吸いつくような肉の感じがエッチで良いですのう。女の子の潤んだ目などの表情がパッと目を引く。てりてりお「Fall Down」は、めがねっ娘の女子高生がなかなかかわいい。エッチなことをして目を丸くしたときの表情がグッドです。


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