▼この月末は自宅に帰れなかったので、自宅到着分の雑誌、単行本は読めず。よって読書量は少なく雑誌3冊のみ。まあそんなこともありまして、二日分まとめての更新ということにしてしまいました。
▼OHP月極アンケートはテーマ入れ替えました。11月のテーマは「宇宙モノ」でいきます。宇宙が舞台の作品はもちろんのこと、舞台は地上でも「宇宙を目指す」ことをテーマした作品も含みます。といったわけでよろしくお願いします。
▼10月分「本・出版に関する漫画」は投票締め切りました。「まんが家まんが」的なことをテーマにしたらおそらく「G戦場ヘヴンズドア」か「まんが道」のどちらかが1位に来るだろうなーと思ってましたが、やはり1位は「G戦場ヘヴンズドア」でした。上位は順当なメンツですが、「サルでも描けるまんが教室」が6位というのがちょっとうれしかったです。まあそんなに総投票数の多くないこじんまりとしたアンケートなんで、5票くらい入ればけっこう上のほうに来ちゃうんですけど。
▼単行本購入予定。データはbk1とまんが王倶楽部の新刊予定を参考に作成。リンク先はAmazonのワード検索。リンク先URLはスクリプトによる自動生成なので、まだAmazonのデータベースに登録されておらず、該当物件が表示されないリンクもありますのでご了承ください。
▼2005年11月単行本購入予定
11/4 「TOKYO DRIVE」1巻 井上三太 講談社
11/4 「ユキポンのお仕事」10巻 東和広 講談社
11/4 「デビルエクスタシー」1巻 押見修造 講談社
11/4 「アゴなしゲンとオレ物語」20巻 平本アキラ 講談社
11/4 「スティール・ボール・ラン」6巻 荒木飛呂彦 集英社
11/4 「小田原ドラゴンくえすと!」2巻 小田原ドラゴン 小学館
11/9 「亀の頭のスープ」 根本敬 青林工藝舎
11/14 「のせわすれ」 師走の翁 ヒット出版社
11/15 「殻都市の夢」 鬼頭莫宏 太田出版
11/15 「ももいろひよこ」 春風うにぽ 茜新社
11/中 「おませなプティアンジュ complete」 月野定規 ワニマガジン社
11/17 「ヴィンランド・サガ」2巻 幸村誠 講談社
11/17 「おれはキャプテン」9巻 コージィ城倉 講談社
11/18 「REAL」5巻 井上雄彦 集英社
11/18 「EVIL HEART」3巻 武富智 集英社
11/18 「にらぎ鬼王丸」5巻 作:荒仁+画:坂本眞一 集英社
11/18 「美女で野獣」7巻 イダタツヒコ 小学館
11/18 「あいこら」1巻 井上和郎 小学館
11/18 「幸福喫茶3丁目」2巻 松月滉 白泉社
11/19 「シグルイ」5巻 作:南条範夫+画:山口貴由 秋田書店
11/22 「おおきく振りかぶって」5巻 ひぐちアサ 講談社
11/22 「ヒストリエ」3巻 岩明均 講談社
11/24 「東京赤ずきん」3巻 玉置勉強 幻冬舎コミックス
11/25 「さちことねこさま」3巻 唐沢なをき エンターブレイン
11/25 「潔く柔く」2巻 いくえみ綾 集英社
11/25 「ひみつの犬神コココちゃん」 堀骨砕三 茜新社
11/25 「やさしいからだ」3巻 安永知澄 エンターブレイン
11/25 「サルぽんち」 鈴木マサカズ エンターブレイン
11/25 「無頼侍」1巻 鈴木マサカズ エンターブレイン
11/26 「NHKにようこそ!」4巻 作:滝本竜彦+画:大岩ケンヂ 角川書店
11/28 「シートン 第二章 少年とオオヤマネコ」 谷口ジロー 双葉社
11/29 「年上ノ彼女」3巻 甘詰留太 白泉社
11/29 「まじかるストロベリィ」2巻 まつもと剛志 白泉社
11/30 「ナツノクモ」5巻 篠房六郎 小学館
11/30 「花ボーロ」 岩岡ヒサエ 小学館
11/30 「黄金のラフ 草太のスタンス」16巻 なかいま強 小学館
11/30 「バンビ〜ノ!」3巻 せきやてつじ 小学館
11/30 「キーチ!!」8巻 新井英樹 小学館
11/30 「MOON LIGHT MILE」11巻 太田垣康男 小学館
11/30 「カムイ伝全集 第一部」5〜6巻 白土三平 小学館
11/30 「ボーイズ・オン・ザ・ラン」1巻 花沢健吾 小学館
【雑誌】ヤングマガジン 11/14 No.48 講談社 B5中
村枝賢一「RED」が最終回。途中でヤングマガジンUppersが休刊してしまう不運もあったが、大河ストーリーに決着をつけた。ただ正直なところどうなんだろう、ヤンマガ読者にとっては途中からの掲載で、巻数も先にけっこう出ていたので、スムーズに読んでいけたかっていうと難しかったかもしれない。自分も完全にはお話追えてなかったし。なお単行本最終第19巻は12月6日発売。松浦まどか「ダイナマイト★ビューティ」も最終回。色っぽくて元気で奔放な教育実習生のおねえさんが、学校に新鮮な風を吹き込むという青春ストーリー。最後は彼女が生徒たちとの公約を守って裸になるも、それをきちんと教育につなげて爽やかにエンド。個人的にはまあわりと好きな作品でした。イヤミったらしくならないドタバタコメディ感が気楽に読めていい。あと今号から「野獣社員ツキシマ」の第3期が開始。
【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 11/14 No.48 小学館 B5中
花沢健吾「ボーイズ・オン・ザ・ラン」。ようやく最初のほうに出てきたジャージねえちゃんが話にからんできた。なんかもうどういうからみだったのか忘れかけてきているけども、お話はここからだいぶ動いていきそうな気配。ヒラマツ・ミノル「アグネス仮面」。ジャイアント安藤の遺児との対戦で、帝日の大黒柱・金村はトップレスラーとしての意地とその実力を遺憾なく見せつけるも、その結末は悲惨なことに。これだけヒキの強い展開をしていきながら、また来春までのお休み期間に入ってしまうのかー。ぬぬう。
【雑誌】週刊少年ジャンプ 11/14 No.48 集英社 B5平
久保帯人「BLEACH」。珍しくルキアが強いところを見せつける。そういえばずっとルキアさんは囚われのお姫様だったからなあ。なんだか新鮮。作:大場つぐみ+画:小畑健「デスノート」。第二部になりキャラが増えてから少し調子が落ち気味に感じていたが、今回の魅上の生い立ちを描いたエピソードはなかなか興味深く読めた。シンプルな構成だったので読みやすかったのもあるけど、正義感の強かった少年がキラの信奉者に育っていったかを順を追って語っていく中で、彼の心の闇をしっかり描写していたのが良かった。なかなか魅上がカッコ良い存在として描けていると思う。
10/29(土)……変わった例
▼OHP月極アンケート10月分「本・出版に関する漫画」は、31日いっぱいで投票締め切ります。よろしくお願いします。
【雑誌】メロディ 12月号 白泉社 B5平
勝田文「かわたれの街」が最終回。別れた妻に未練たらたらな料理教室の先生と、彼に行為を寄せる豆腐屋の娘の女子高生をメインとしたラブコメで、最後はきれいにしめくくり。いつもながらテンポ良く軽妙にお話を展開し、ほろ苦いけれども暖かく微笑ましいラストへと結びつけた。前向きで気持ちの良いお話に仕上がったと思います。面白かった。よしながふみ「大奥」。そもそも男だけの大奥がなぜ成立したのかという過程を描いているここ最近の展開。春日局の暗躍と、それにハメられてしまった美男僧侶・慶光院のせめぎ合いは読みごたえがある。慶光院に還俗させて大奥に引き込もうとする春日局の策謀の中で、彼と遊女の間につむがれたロマンスが甘くて切ない。ノリノリで絶好調。魔夜峰央「パタリロ西遊記!外伝」は最終回。ちょっとミステリっぽい展開を見せたシリーズだったが、しっかりお話をまとめた。さすがベテラン、構成がうまい。そして次回からは「パタリロ源氏物語!」が再開予定。
【雑誌】快楽天 12月号 ワニマガジン B5中
快楽天もずいぶんメンツが変わったなあとしみじみ。昔から残っている人は道満晴明、かるま龍狼、YUG、SABEくらいか。まあMGジョーは連載が20回超えてるので、この雑誌の中ではすでに長いほうになってるけど。
で、今回はいーむす・アキ、めいびい、木鈴カケル、終焉が初登場。このなかでは、かわいい少年のユウ君が美人姉妹にかわいがられる「おねだり♥シスター」がわりと好みかな。おっぱいの大きなお姉さんの熟した体つきがええ感じ。あとメイドロボを作ろうとしている博士と、そのおうちのメイドさんのドタバタHを描いためいびい「俺たちの手でつかむ22世紀」もなかなか。作画も画面はゴチャゴチャした感じだが、勢いはあるし、絵も線のキレが良くて達者。
連載モノでは、MGジョーの「隣りのみなも先生」シリーズが好調。3姉妹の一番上、まなもさんがいつになくもじもじした様子なのがかわいいしエロい。いぬぶろ「いぬみみずかん」はいつもより多めで16ページ。今回はハロウィン話で魔女っ娘と主人公がエッチをするというお話。あんまりいぬみみっぽくはないけどこれはこれで、小悪魔チックなかわいさがあってよろしいんではないかと。
【雑誌】COMICパピポ 12月号 フランス書院 B5中
ホーミング「ガールトラップ保健室」。女医に会いたくて保健室を訪れた少年が、ベッドに寝ていた少女につかまってエッチなことをする羽目に……というお話。明るくて丸っこい絵柄がかわいくて良かった。赤銅茉莉「彼女と彼の論争点」。ツンデレめがねっ娘委員長とその彼氏のラブラブ生活を描いた作品。柔らかみとぷにぷに感のある作画は華やかで、ラブラブなお話も好感触。好きな人の前でテレまくる委員長がかわいいです。
D.P「Strawberry Cats」は、甘いモノを食べるとHになっちゃう体質の持ち主である姉妹が、ウエディングドレス着用の撮影現場でエロエロな気分が止まらなくなっちゃって……というお話。いつもながら美麗な絵柄でエロもしっかり。艶のあるいい絵です。単行本「ポコといっしょ」は1月下旬発売予定とのこと。ももんこーじ「チアくちゃ」。この人の特徴はぷりぷり感つやつや感たっぷりな作画。ゴム風船みたいな質感は、昔でいえばわたなべわたるに通じるものがあり。そして今風な萌え風味もプラスされている。パッと見て分かる特徴があっていいですな。
【雑誌】キャンドール 12/12 実業之日本社 B5中
井荻寿一「メイドロイド雪之丞」。ハルノスケが雪之丞とサカっている間に、恋人の香が窮地に陥る。この手のヒロインが悪役によってエロい目に遭わされそうになるというのは、井荻寿一の定番パターンの一つではあるけれども、この手の寝取られ系シチュエーションはやっぱ好きです。わりと長い連載なので、すでにある程度思い入れのあるキャラがヤラれそうになるのでよりハラハラ感はあるし。同時に「まあなじみのキャラにそうヒドいことはすまい」という安心感もあったりはするけど。むつきつとむ「小あくま天使桃色系」。水穂が夏風邪で寝込んで、無防備に甘えられた克也はドギマギ。今回は水穂が結果的にちょっと攻勢。いつもの強気な態度とは裏腹にへにゃへにゃになってる水穂がかわいくて良かった。恋人である明日香がどう出るかも気になるところ。
【単行本】「レッツ笹原」 小田原ドラゴン FOX出版 B6 [bk1][Amzn]
イブニングで連載されていた作品だが、なぜかFOX出版から単行本化。落合博満みたいな、いつも眠そうでふてぶてしい顔をしたおっさん型ロボット・笹原えもんが、ノビル少年の相談に身もふたもなくて使えない解決法を呈示したりといったお話を展開するダウナー系ギャグ漫画。子供の家に居候して、援交少女を買ったり風俗通いしたり、とにかくやる気なさそうにぐだーっとしている笹原えもんの不敵な態度が面白い。あとそのほかにも、ウンコを冷凍してそれで遊んでいるおっさん兄弟の話とか、アナル性感に耽溺しているフリテンくん風サラリーマンの話とか、どうにもしょうもない人たちの話がズラッと並ぶ。脱力したいときにぱらぱらめくるのが吉といった感じの作品集。
10/28(金)……激辛胡粉
【雑誌】ヤングアニマル 11/11 No.21 白泉社 B5中
川津堅二朗「恋花温泉」が単行本1巻発売ということでヤングアニマル嵐から出張。温泉旅館を舞台にしたHありラブコメ。エッチなシーンは多いものの、ラブコメ風味も濃厚で基本的には平和でのんびり楽しく読めます。読切、久慈光久「弾丸餓鬼」。戦国最強の鉄砲集団、サイガ銃兵の女狙撃手・タマガキを主人公としたアクションもの。ハッタリが利いてはいるが、サイガ銃兵がどうのこうのとかいう物語の背景とかが見えてこないのでその点は若干物足りないか。続きモノだったら良いかもしれない感じの設定。作画的には「ジョバレ」の白井三二朗とかを思い起こさせる、村枝賢一系な雰囲気。
【雑誌】ビッグコミックスペリオール 11/11 No.21 小学館 B5中
国友やすゆき「社買い人 岬悟」。相変わらずのあり得ない展開が素晴らしい。女上司と温泉出張に行く→女上司に「抱いて」と迫られる→ジャマが入って不倫ピンチ回避→直後に温泉旅館の人が庭の松にかつらをひっかけるアクシデントに遭遇→彼の生え際にヒシ形のアザがあるのを目撃→その後彼と一緒に飲みに行く→スナックに老刑事来訪→彼は時効目前の犯罪者を探してたがその特徴は生え際のアザということが判明→時効成立……というめくるめく偶然の連鎖。国友イズムを満喫しました。星里もちる「怪獣の家」は最終回。ちょっと設定と展開が特殊すぎて、ドラマ的な重みが出てこなかった感あり。
【雑誌】コミックバンチ 11/11 No.48 新潮社 B5中
つの丸「岸辺のサブロー」は久しぶりの登場。今回は主人公の三平のデートに、カッパのサブローがつきまとってジャマするという内容。平和でまったりしたコメディとなっており、まあすごく笑えるというほどではないものの手堅くまとめられている。
【雑誌】コーラス 12月号 集英社 B5平
小沢真理「PONG☆PONG」。とある男子校の学園祭で、客引き企画として美少年を集めた男子チアリーダー部をやることになり……という感じのお話。設定的には風変わりだけど、けっこう好感の持てる青春ストーリーに仕上がってて良かった。ちょっとやおい風味な味付けもあるし、暖かみのあるストーリー運びは後味も良い。キレイにまとまってると思います。くらもちふさこ「駅から5分」はなんか不思議な読後感を残すお話だった。田舎町の役場に勤める、なんかいつもつまらなそうな顔をしているおねえちゃんが休暇を利用して、東京に行った昔なじみのあんちゃんを訪ねる。ラブストーリーというわけでもなく冒険モノでもなく、ストレートに人情モノというわけでもなく。ジャンルの枠にハメ込むのがちと難しいが、なんともいえないふわふわした感触はなんだか面白い。佐野未央子「君のいない楽園」。前回は波乱のヒキでどうなっちゃうんかなと思っていたので、ちょっと拍子抜けしたというか安心したというか。
【単行本】「えろつま」 ゆきやなぎ コアマガジン A5 [Amzn]
ゆきやなぎはコアマガジンでは初単行本とのこと。この人の最近の作品は、安定して高いエロクオリティを保っている。実用度では現在、(自分の嗜好においては)トップクラスという評価。シンプルでクッキリした描線はパッと見て画面映えするし、女体の描線のなめらかさも素晴らしい。それから表情が何かと色っぽく、エロシーン自体も多いけど、そうでない日常シーンからでもエロさが色濃く漂っているのがグッド。
で、この作品は、子供連れの年上の男性と結婚した若妻さんのエロエロ生活を描いた物語。結婚前までは処女だった奥さんだが、夫との初セックスですっかり性に目覚めてしまう。しかし夫は初夜の後いきなり単身赴任を命ぜられ、彼女は火のついた身体を持て余すことに。そこにつけ込んで来たのが、夫の連れ子である引きこもりな義息。さらには町のチンピラ、息子の家庭教師、家庭教師が連れ込んだその他の男どもらが、次々と彼女の身体に群がるようになるのでした、という感じで展開。
そんなわけでお話のほうは、実際のところごくごくストレートでオーソドックスな人妻籠絡モノ。でもオーソドックスということは長く支持されてきたジャンルという証。それだけにエロさは折り紙付き。全編を通して奥さんは乱れっぱなしのやられっぱなし。いちおう拒む過程は経るので背徳感はきっちりキープしてるし、その後の派手なよがりっぷりも十分にいやらしい。1冊まるまるかけてねっちりやるので、裸エプロンあり、野外あり、口、おしり、パイズリ……などなど、プレイ内容も人妻モノに求められるモノを幅広くカバー。SM色こそないものの、人妻スキーならばきっと満足できるであろう、充実度の高いものに仕上がっている。日常シーンでも、お尻の曲線がくっきり浮き出たジーンズ姿とか、そりゃまあやるでしょう、ってな雰囲気を漂わせている。奥さん、いい仕事をしてますね、という感じです。
10/27(木)……委員で尽す
▼現在、にゅーあきば.comというサイトにて、週イチ更新でオススメ漫画についてレビューする連載をやってるんですが、扉ページがとくになくて過去ログが流れてしまうので、自前でインデックスページを作ってみました。まあこのサイトで書いてることとあんまり変わりばえはしないのでなんなんですが、表紙画像とかがある分、あっちのほうが華やかなんじゃないかと。インデックスページはときどき気が向いたときに更新していく予定です。
【雑誌】モーニング 11/10 No.48 講談社 B5中
山下和美「不思議な少年」が掲載。今回は40歳の働くおねいさんのお話。きっちりとポジティブな感触のお話に仕上げているけど、正直今回は不思議な少年はいらなかったかも……って気がしないでもないかな。このお姉さんが前向きに進むきっかけは、別に少年でなくともよかろうし。王欣太「蒼天航路」はいよいよ関羽がラストステージ。で、連載のほうも今回を含めてあと3回で終了とのこと。やっぱり曹操が死ぬあたりで終わりですかねえ。
【雑誌】ヤングサンデー 11/10 No.48 小学館 B5中
浅野いにお「ソラニン」。会社を辞め、音楽で食っていこうとしてみた種田だが、やっぱりなかなか生活は立ち行かず悩む。だいぶお話が動いていきそうで次の展開が気になるところ。石川優吾「格闘美神ウーロン」。相手が弱すぎるがゆえに、まともに攻撃したら相手が確実に死んでしまうため手が出せないという状況を描いてて、なかなか面白い展開。格闘漫画では強さのインフレのほうが当たり前だけど、こういう緊張感の出し方もあるんですな。あと今号には単行本2巻発売(11/4)を記念して、小田原ドラゴン「小田原ドラゴンくえすと!」の特別編が掲載。これまでの取材内容を振り返るというものだが、やっぱり汁男優とリボンさんのエピソードが一番印象が強いです。
【雑誌】ヤングジャンプ 11/10 No.48 集英社 B5中
甲斐谷忍「LIAR GAME」。ゲームのほうは大詰め。まあたぶんこういうふうになりそうだなーと思っていた展開。ここからのもう一段の伸びに期待といったとこでしょうか。
【雑誌】週刊少年チャンピオン 11/10 No.48 秋田書店 B5平
水島新司「ドカベンスーパースターズ編」&「新・野球狂の詩」の8週連続並行連載企画は4話めで、2回の表1アウトまで終了。終盤は急ぎ足の展開になりそう。今回の肝は、里中の「あぶさんじゃあるまいし」っていうセリフでしょうか。いずれあぶさんvs.明訓もやるのかなあ。そのためには景虎とかもあぶさんと同じチームに呼んでおいたほうがよかろうかと思いますが。
【雑誌】電撃コミックガオ! 12月号 メディアワークス/角川書店 B5平
まったくモー助「極上生徒会」。シンディ真鍋がりのからプッチャンを借りて、デートをしようとする、というお話。やっぱりシンディはいい。でもこの娘さんに関しては、アニメのほうが良いですな。片言英語の怪しさが、アニメ版のほうがよく出ているので。かんの糖子「奥さまは魔法少女」は、嬉子さんの水着姿がやけにエロっちくてええです。
新連載、松沢まり「いぬかみっ!」(キャラクターデザイン:若月神無)は、有沢まみず原作のライトノベルの漫画化。すでに来年のアニメ化も決定しているそうで。お話としては「犬神」と呼ばれる少女形態の神様と、それを使役する少年による、バトルありラブコメありのドタバタコメディといった感じ。原作は読んだことないけど、1話めを読んだ限りではまあまあって感じかなー。濱元隆輔「メシモッフ」は読切なんすかね。ドジッ娘機能を盛り込まれてしまったことに不満を抱いているメイドロボと、そのご主人様のお話。かわいい絵柄で楽しく読めます。
【雑誌】コミックミニモン 12月号 東京三世社 A5中
ほしのふうた「霧の童話」は6話め。だいぶお話が動いてきたなあ。これまでは霧に包まれた廃村で、主役の少年少女がずっと性交に耽っていたけど、村の住人たちとの接触により事態は新たな展開へ。ほしのふうたは明るい話のほうが好きだけど、まあこちらはこちらで読ませる展開。湊谷俊作「緊縛ランドセルピンポンダッシュ!」前編。順番を決めてお互いに「マスター」「スレイヴ」を演じ合い、エッチな経験を積み重ねている少女たちのお話。吉崎観音に雰囲気がちょっと似たような感じの絵柄が華やかでエッチ。
【単行本】「LR少女探偵団」1巻 濱元隆輔 芳文社 A5 [bk1][Amzn]
殺人事件大好きっ娘な13歳のネコミミ娘が探偵事務所に就職。事務所の面々といっしょに騒動を繰り広げるまったり4コマ。探偵事務所といっても、まともな捜査とかはほとんどせず、かなりいい加減な感じで、そのドタバタっぷりが楽しい一作。濱元隆輔独特の、ちょっとかすれたような線による萌え度たっぷりな作画がかわいらしく、たいへん気楽に読めます。
10/26(水)……負うた無為も
【雑誌】少年エース 12月号 角川書店 B5平 [定期購読:出版社]
作:滝本竜彦+画:大岩ケンヂ「NHKにようこそ!」が巻頭カラー。扉ページは岬ちゃんの入浴バスタオル姿でなかなかに華やか。といっても本編のほうでは、佐藤くんがぶっ倒れてタイヘンなことになってはおりますが。これまでとはちょっと違った展開になりそうな気配で、次回が気になるところ。児玉樹「Canvas2〜虹色のスケッチ〜」(作:FC01・FAND.CO.JP)は、浩樹に家族としてではなく一人の女の子として認めてもらおうと頑張るもそれが騒動を巻き起こすことに、ってな話。冒頭の寝ぼけエリスの顔がかわいい。あと今回は、理事長代理の鷺ノ宮紗綾さんも登場。珍しく大人の女性っぽい雰囲気を漂わせたキャラだが、ラブコメ模様にどの程度からんでくるのかなーといったところ。
作:BONES+漫画:片岡人生&近藤一馬「交響詩篇エウレカセブン」。漫画版はわりと普通に面白い。アニメ版ではレントン少年への扱いがずっと良くなかったので、その点でフラストレーションがたまるところもあったが、漫画版だとだいぶ報われてるシーンが多いので安心できる。あとホランド氏も、こっちのほうがいい人っぽく見える。
【雑誌】ガンダムエース 12月号 角川書店 B5平 [定期購読:出版社]
安彦良和「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN」は、シャアが土木工事にいそしむ編。ウソじゃなくて本当に現場でモビルワーカーとか運転してます。で、その現場でララァさんと邂逅。現場も場所が場所だし、これがあーなってこーなってその後に続いていったんだなあという感慨のある回だった。あとララァさんはこうして見るとけっこうかわいいですな。
【雑誌】ゼータガンダムエース No.002 角川書店 B5平
漫画執筆陣は白石琴以、ことぶきつかさ、内山ラミ、近藤和久、唐沢なをき、北爪宏幸、長谷川裕一。自分がゼータのストーリーをあんまりちゃんと覚えていないせいもあるかもしれないけど、正直なところあんまり面白くない。安彦良和抜きのガンダムエースみたいなもんなんで。それはともかくとして、唐沢なをきの「犬Zガンダム」のフォウ・ムラサメはちょっと良いかなと思った。
【雑誌】コミックガム 12月号 ワニブックス B5平 [定期購読:7andy]
宗我部としのり「あまえないでよっ!!」。この前出てきた逸剛のおさななじみ系めがねっ娘ねーちゃんが、6人衆を鍛えにかかる。存在感が出てきて何より。あとサービス精神はやっぱり旺盛。修行の最中にも乳やらパンチラやらはてんこ盛りです。なんか次号予告には「新展開発表」とか書いてあるけど、アニメ化に続いて何かやるんですかね。
【雑誌】月刊少年シリウス 12月号 講談社 B5平
だいぶ雑誌としてこなれてきつつある。読みやすい作品も増えてきた。まず作:雑破業+画:石川マサキの魔法学園モノ「魔法使いのたまごたち」が巻頭で華やかに展開。大きな事件が起きてるわけではないが、明るい絵柄でかわいい少女たちがいろいろ動き回っている様子は見てて楽しい。光永康則「怪物王女」は、狼女な娘さんが御一行に加わって賑やかさがアップ。主人公のあんちゃんを強引に連れ回したりしてる様子もちとラブコメ感があって良い。あと田中ほさな「乱飛乱外」もサービスが多く、賑やかで楽しい。このほかでは作:はやみねかおる+画:武本糸会「ぼくと未来屋の夏」あたりも、品の良い軽やかな絵柄が好感度高くて気になる作品。単行本1巻は1月23日発売とのこと。
【雑誌】スーパージャンプ 11/9 No.22 集英社 B5中
作:矢島正雄+画:若狭たけし「どんまい!」が巻頭カラー。老人介護をテーマにした作品だが、本作でいいのは「なんでもかんでも一生懸命やれば、それでうまくいく」というふうにはしていないところ。主人公のホームヘルパー・里見優は、老人たちと一緒に遊んだり笑ったり、たいへんエネルギッシュな介護を見せる。しかし、すべてのヘルパーさんがそんな精力的な介護を継続的にできるわけではないということは、繰り返し描いている。実際の介護は非常にマンパワーのいるものだし、誰もがスーパーマンになれるわけではない。普通の人ならばある程度のラインは引いていかないとストレスでつぶれてしまう。そういうところもきちんと踏まえたうえでドラマを構築し、「じゃあどうすればいいか」ってことを探ってるところがエライと思う。
村上もとか「JIN−仁−」では、女郎の野風が南方と関わった人たちの必至の助力に守られながら、乳癌の手術を受けるというエピソード。いつもながら貫禄を感じさせる面白さだが、毎回1〜3話程度ずつしか載らないのが残念。作:城アラキ+画:長友健篩「バーテンダー」。この前出てきた、美人な若手バーテンダーさんが再登場。これからもちょくちょく話にからんできそう。あと徳弘正也「昭和不老不死伝説バンパイア」は、どんどんお話のスケールが大きくなってきててますます好調。人間の狂気を描き出し、グイグイお話を広げていく力強さがいい。
【雑誌】週刊少年サンデー 11/9 No.48 小学館 B5平
藤田和日郎「からくりサーカス」。しろがねさんが人間たちに白眼視されてかわいそうなお姫様状態。ミンシアにも嫉妬+αで憎まれてるし。打ちひしがれている様子がええ感じです。ヒドいことをいうようですが。
【雑誌】週刊少年マガジン 11/9 No.48 講談社 B5平
新連載、西山祐太「ファッションリーダー今井正太郎」は、なんかこう、すごく「うわぁ……」と思わせる作品。「平凡な男子学生がオシャレしてモテを狙う」というテーマ自体はニーズがあると思う。「電車男」とかだって要するにそういう作品だし。ただ、絵が少女漫画系(しかもあまりうまくない)でマガジン誌面から明らかに浮きまくっているのと、オシャレ前のファッションが凄すぎる点でインパクト大。とくに「オータム芋2005」トレーナー。こんなのどこで売ってるんだよ……。欲しくなっちゃったじゃねえか!(嘘) なんだか「ある意味面白い作品」になりそう。実はけっこう面白いと思ってしまったことも事実。今後注目です。
はっとりみつる「ケンコー全裸系水泳部ウミショー」。なんか主人公と幼なじみ系のライバルキャラ的女の子登場。ラブコメづいてきた。とりあえず露出度は高そうな娘さんであります。ストーリー的な進展があまりないところは相変わらずだけど。あと今号の西本英雄「もうしませんから。」は、久米田康治のところを訪問。会えなかったっぽい。
10/25(火)……リアルドールは
▼24日分
【単行本】「いばらの王」6巻 岩原裕二 エンターブレイン B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「真夜中のヒゲの弥次さん喜多さん」 しりあがり寿 エンターブレイン B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「ファミレス戦士プリン」6巻 ひのき一志 少年画報社 B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「武死道」1巻 ヒロモト森一 幻冬舎コミックス B6 [bk1][Amzn]
▼25日分
【単行本】「すもももももも〜地上最強のヨメ〜」3巻 大高忍 スクウェア・エニックス B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「かの人や月」3巻 いくえみ綾 集英社 新書判 [bk1][Amzn]
▼26日分
【雑誌】スーパージャンプ 11/9 No.22 集英社 B5中
【雑誌】少年エース 12月号 角川書店 B5平 [定期購読:出版社]
【雑誌】ガンダムエース 12月号 角川書店 B5平 [定期購読:出版社]
【雑誌】ゼータガンダムエース No.002 角川書店 B5平
【雑誌】コミックガム 12月号 ワニブックス B5平 [定期購読:7andy]
【雑誌】月刊少年シリウス 12月号 講談社 B5平
【雑誌】週刊少年サンデー 11/9 No.48 小学館 B5平
【雑誌】週刊少年マガジン 11/9 No.48 講談社 B5平
【単行本】「スケルトンインザクローゼット」 岩本ナオ 小学館 新書判 [bk1][Amzn]
▼27日分
【雑誌】COMIC夢雅 12月号 オークス B5平 [定期購読:Fujisan]
▼28日分
【単行本】「えろつま」 ゆきやなぎ コアマガジン A5 [Amzn]
▼既刊(買い忘れ)
【単行本】「ベルセルク」26、29巻 三浦健太郎 白泉社 B6 [bk1][Amzn:26巻/29巻]
【雑誌】アフタヌーン 12月号 講談社 B5平
アニメ化記念で漆原友紀「蟲師」が表紙&巻頭カラー。とよ田みのる「ラブロマ」はスパッと最終回。急といえば急だが、そろそろ終わりも近いかな〜という気配をこのところ漂わせていたし、ラストもいつもどおりな中にしみじみした感じも織り込んでいて、良い終わり方だったといえるんじゃないでしょうか。名残り惜しい部分はあるものの、描くべき部分はすべて描いた感もあるし、ダラダラ長く続けるよりは、ここらへんでスパッと潔く終わらすほうが、ズバズバ単刀直入に、小気味よく恋愛模様を展開するのが持ち味だったこの作品には似つかわしい。微笑ましくて爽やかな、良い作品でした。次回作にも期待します。
そのほかの連載では、SABE「世界の孫」は独自の味を発揮してて面白い。孫感を漂わせまくっている甘栗甘水の魔力の前に、周囲の人たちがどんどん壊れていく……。孫かわいがりという感情自体はこのうえなくポピュラーなのに、それをギャグにするというのはものすごくニッチ。そして孫かわいがりに支配された人々の心情はクレイジー。たいへん良いところに目をつけた感じがします。SABEはやっぱいいですねえ。
高橋ツトム「爆音列島」では、タカシがZEROS横浜支部にお出かけしてマブダチ候補発見。友情がすくすく萌芽している様子がすごくいいなあと思った。作:かとりまさる+画:安藤慈朗「しおんの王」は相変わらずしおんがかわいい。今回はネット将棋出身の年下棋士と対戦するが、その対局が親が殺害された事件がどうのこうのという本筋のほうにも結びついてきた。ここらへんでグッと話を動かしてくるかな? 木尾士目「げんしけん」は、髪をほどいた荻上さんに萌える回。2コマのみだが、ポイントはそこでしょう。お話の本筋は、げんしけんの軽井沢合宿が始まり、周囲の面々が荻上・笹原をくっつけようと画策するって感じ。田中ユキ「神社のススメ」ではニュー巫女が登場。騒がしそうではあるけどちょっとかわいくて面白そうな娘さんです。ほのぼのとしましたよ。
あと今号には、2005年秋のコンテストで四季大賞を受賞した山本きり「さくらふる空の向こう」が掲載。霊能者をやってる爺さんの孫娘の日常を描くというストーリーで、彼女がとある女性に想いを残したまま死んだ幽霊のおじさんを元気づけるという内容。清潔感のあるライトな絵柄で、お話のほうも暖かみがあり。描線はいくぶん素朴だが、基本的な造形はきれいで愛敬もあって好感が持てる。軽妙なストーリー運びも良い具合。まずは楽しく読めたので、再登場目指して頑張っていただきたいところ。
【雑誌】月刊IKKI 12月号 小学館 B5平 [定期購読:出版社/7andy]
作:桐野夏生+画:イシデ電の新連載「リアルワールド」が開始。今どきの女学生の人が主人公で、そのハードボイルドな青春模様を描いていくという感じかな。お話のほうはまだ序盤なのでどう転がっていくかはよく分からず。松本大洋の読切「アシロ」は、「ナンバーファイブ」の外伝。「ナンバーファイブ」自体がいまいちよくわからん作品だったので、この作品もあんまり感情移入はできないかなー。松本大洋については、そろそろもう少しアツさを感じる作品を読みたい。
【雑誌】ヤングジャンプ漫革 12/1 VOLUME-48 集英社 B5中
作:荒仁+画:坂本眞一「にらぎ鬼王丸」と、高野洋「国境を駆ける医師イコマ」が最終回。どちらもちょっと早足気味だったかな。作:外薗昌也+画:別天荒人「ボーイフレンド2」は、シリーズ連載「ガールフレンド」の番外編的なお話。オタク男子である彼氏にベタボレな女の子が、なかなか手を出してこない彼氏をもどかしく思って行動するが……というお話。彼女さんがいい感じにかわいらしく描けてていいですなあ。オタク男にとって都合良すぎる話といえることはいえるんだけど、別に嫌味な感じはしないしむしろ微笑ましい。
【雑誌】イブニング 11/8 No.22 講談社 B5中
佐藤マコト「サトラレ」が、「サトラレneo」となって再会。今回のエピソードは、第一部とは代替わり。西山の娘・光はすでに18歳になっているが、自分がサトラレということは知っており、孤島に住みつつもネットを駆使してアクティブに活躍中。実際の人間とはあんまり触れ合うことは少ないものの、元気の良い娘さんぶりを発揮。なかなか楽しく展開していきそうな感じです。佐藤マコトが現在イブニングと同じ日に出るヤングチャンピオンでも連載を持っているので、月2×2で週刊ぺースになっちゃうのかなと思ったけど、「サトラレ」のほうは次回掲載は11月22日発売号である模様。こっちは月イチぺースでやってくのかな。
【雑誌】ヤングチャンピオン 11/8 No.22 秋田書店 B5中
漫♥画太郎が連載開始。タイトルは「ブスの瞳に恋してる」。放送作家の鈴木おさむが原作で、主人公の男が森三中の大島美幸(よく知らないけどデブいことをウリにしている女性芸人の人らしい)に一目惚れして結婚、その夫婦生活を描いていくという感じのギャグ漫画。大島美幸の写真も載ってるけど、画太郎先生のキャラは、実物の何十倍かくらいブスですな。
【雑誌】ビッグコミック 11/10 No.21 小学館 B5中
作:鍋島雅治+画:はしもとみつお「築地魚河岸三代目」では、大衆魚の漁獲高に関する「魚種交代」という説を紹介。要するにイワシが不漁な時期はサバかサンマが豊漁、逆にサバ、サンマが不漁な時期はイワシが豊漁……といった感じで、「大衆魚の王様」といわれる魚は時代によってローテーションを組んでいるかのごとく、イワシ、サバ、サンマをいったり来たりしてるとかいう説。確かにいわれてみればそんな感じはするなあ。こうやって言葉で説明されると、なるほどと得心が行く。こうやって無駄知識が蓄積されていくのです。
【雑誌】漫画サンデー 11/8 No.43 実業之日本社 B5中
作:倉科遼+画:みね武「艶恋師」が好調なようで、表紙&巻頭カラーで登場。今回は「幻の女」と同じ形の陰毛を持つストリッパーの女性に菊之介先生がアタック。ストリップ小屋でまな板ショーに挑戦、きぬたまで披露する先生のエンターテイナーぶりに感服。あとオチのトホホ感がいつもながら味わい深い。着流しだと勃起は目立そうですね。
10/24(月)……孤島外科
【単行本】「絶望期の終り」 あびゅうきょ 幻冬舎コミックス B6 [bk1][Amzn]
38歳絶望独身男性「影男」シリーズ7本と、「ヒトラー・ユーゲントからの手紙」「枯れゆく島の青草よ〜全将兵に告ぐ〜」「TNX FR UR QSL」を収録した作品集。この中ではやっぱり「影男」シリーズが抜群に面白い。緻密に描かれた背景の中に浮かび上がる、清らかな容姿の美少女たち。その口から次々と浴びせかけられる、行き場を失ったダメオタクである影男への罵りや断罪の言葉、死亡宣告の数々。その言葉にはまったく情け容赦がなく、バッサバッサと影男を切り捨てる。それがなんだか非常にスパッと、現世への未練やかすかな願望を断ち切ってくれるようで、読んでいると不思議と気持ちいい。またオドオドしているけれど、何をいわれても全然こたえていないかのようでもある、影男の頑丈さも見てて面白い。
各コマの中の絵は、それぞれが一枚絵のイラストとして通用しそうなクオリティ。美少女たちもグラビア写真のようなポーズを常にとっている。そこに長々とした、かわいい顔に似合わないセリフが貼り付けられた画面構成が独特で、かっこよくて美麗なんだけど、妙にユーモラスな感じになっているのも味。「モナリザ」とか「最後の晩餐」とかの名画におどけたフキダシをはっつけるパロディってよくあるけど、アレに似たような感じも受けたりする。絶望しきっているようで何やら滑稽。真面目なようでいてふざけているようでもある。作者がどこまで本気でいっているのか、どこまで絶望しているのか、なんか煙に巻かれるような感覚も好きです。
【雑誌】近代麻雀ゴールド 12月号 竹書房 B5中
来るべきときが来たという感じか。ついにゴールドから雀鬼色が一掃! 桜井章一の総括インタビューみたいなのは載っているものの、「牌の音」「鬼ごっこ」などの雀鬼漫画がすべてなくなった。12月22日に創刊される新雑誌のほうに雀鬼色はほぼ全部まとめて、ゴールドは普通の麻雀漫画雑誌化される模様。これは極端に雀鬼系に偏りすぎたおかげで一般の雀荘の広告が取れなくなってたっていう事情もあるのだろうと思うけど(←あくまで憶測。内部事情などはまったく知りません。念のため)、新雑誌を作ることで雀鬼の顔も立てているし、まあ妥当な落としどころという気がする。ただ、ゴールドはあの極端な偏向ぶりが異様なオーラを醸し出してて面白くなってた部分もあるので、今後どう特色を出していけるかが気がかり。これまでのゴールドを考えると、雀鬼を抜いたら「クリープのないコーヒー」どころか「コーヒー豆のないコーヒー」みたいなもんだからなあ。
なお、雀鬼流の新雑誌のタイトルは、まだ仮題だけど「JANKIRYU 桜井章一」と予告されている。予告ページには、イエローハット相談役の鍵山秀三郎や格闘家らの名前ばかりが並んでおり、漫画家の名前はちばてつやしか記されていない。ってことはもしかして漫画雑誌じゃないのかな? 価格も1500円と、漫画雑誌とは思えない価格設定だし。漫画雑誌ならいちおう買ってみるとは思うけど、そうでないなら買わないかもしれない。ただ、ちばてつやについては気になるところ。以前、ちばゆうこ「鬼ごっこ」のページに、「漫画界最強の血族」と書かれていたことがあったが、その「血族」というのがどういう血族なのかについては何も触れられていなかった。もしかしたら新雑誌でそれが判明するかもしれないなーといった期待はある。
で、今号の内容だが、雀鬼系の漫画としては、作:海斗勇輝+松橋犬輔「狂い咲き麻雀道!」はいちおう残った。雀鬼流にかぶれた男が、山ごもりして滝に向かって突きを繰り出し「ポン」「カン」などの発声練習をするなどの、イカれた修行をしていく漫画。最近の展開は下らなすぎてけっこう好きなのだが、さすがにこれは新雑誌へは持っていかなかったか。そのほかでは、読み切りで土山しげる「ZENZA-MAN」(なぜか落語漫画)、ロドリゲス井之介「スターきらきら」、佐多みさき「極楽荘で会いましょう」、沖田龍児「笑って!ダディ!!」、田中つかさ「西太后の牌」が掲載。柳沢きみおの新連載「今日から逃亡者」も始まっている。
新規組ではロドリゲス井之介「スターきらきら」の展開があり得なくてすごいとおもった。元アイドルだったことを鼻にかけている男が借金まみれな生活を送るという話だが、高レート麻雀でズタボロになった後、最後の1Pで知り合ったばかりのキャバクラ嬢が300万円持って「一緒に暮らそうよ」とかいってきて、はいおしまい、というお話。どう考えてもキャバクラ嬢にそこまでする義理があるとは思えず、あまりの都合の良さにポカーンとした。
【雑誌】ヤングキング 11/21 No.22 少年画報社 B5中
小野寺浩二「義経ちゃん剣風帖」が最終回。最後はしみじみきれいに終わらせたが、小野寺浩二作品の中ではちとインパクトは弱めだったかな。最初のほうの萌え展開は面白かったし、アクションはやりつつもなんとなくほのぼのする雰囲気も嫌いではなかったんだけど。
【雑誌】ヤングマガジン 11/7 No.47 講談社 B5中
新井英樹「RIN」がやっぱり面白い。今回はボクシングはしておらず、リンなどのキャラがしゃべりっぱなしの展開。リンは小憎たらしいヤツから、大憎たらしい奴へと変貌を遂げており、そのヒールっぷりが見てて面白い。よくもまあこんなにせわしないキャラが描けるもんだといつも感心します。久田忠晃「ビバ!!エジソンズ」は第1話って書いてあるから新連載かな。アパートの一室で、一攫千金を狙って馬鹿馬鹿しいけどスケールの大きなアイデア商品の企画を出し合っている、ムサい男3人の物語。8Pと短いが、くだらなくて暑苦しい作風は個人的にはわりと好印象。作者あとがきを見た感じ、阿部秀司のアシスタントだかなんだかだったみたい。
【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 11/7 No.47 小学館 B5中
真鍋昌平「闇金ウシジマくん」が連載再開で新展開。ウシジマくんが身に覚えのない恐喝でサツに引っ張られてピーンチ、という感じ。最近ウシジマくんのエグい取り立てっぷりやハメの手口が見られないので、そこはちと寂しいかなーという気もいたしますが。小田扉「団地ともお」。今回はニセともおが登場。ともおとニセが入れ替わっても、全然気がつかないともお家族、パンツ一丁で普通に吉本くんの家に遊びにいくともお、双方の太さが面白い。
【雑誌】週刊少年ジャンプ 11/7 No.47 集英社 B5平
読切、後藤竜児「キャディーガール瞬」が2話掲載。脈絡もなく現れて、ゴルファーでない人の押しかけキャディーとなり、キャディーされた人に迷惑をかけまくる女の子が主人公のギャグ漫画。荒削りだが勢いはある。爆笑というほどではなかったけど、ギャグ漫画でイキのいい作家は貴重なんで頑張ってほしい。坂本裕次郎「タカヤ −閃武学園激闘伝−」は、本編からちょっと離れて女の子2人がタカヤをめぐってアイドルバトルをするという内容。ここのところ普通のバトル道一直線だったが、ギャグ&ラブコメ方向への揺り戻しをかけてきたかな?
【雑誌】LaLa 12月号 白泉社 B5平
筑波さくら「ペンギン革命」。ヒロインの藤丸ゆかりさんと、アイドル男子の涼が引き離されそうになるも、かえって二人の絆は強まる……という展開。今回はストレートにラブラブしている様子が良かった。ゆかりも1話ずっと女の子姿でかわいいし。時計野はり「お兄ちゃんと一緒」は、妹ちゃんの桜が学校のサッカー部の人たちによって遊園地に連れ出されることになって、お兄ちゃんは心穏やかならずという感じ。いつもながらかわいい絵柄で安定した楽しさ。
10/23(日)……秋場所
【単行本】「アキバ署!」1巻 瀬尾浩史 講談社 B6 [bk1][Amzn]
東京は千代田区外神田、つまり秋葉原にある警察署が設置したハイテク犯罪相談室、通称「アキバ署」の面々の活躍を描く物語。相談室といっても構成員は、スーパーハッカーの女性刑事と、そのお目付け役だがパソコンはまったく知らない男性刑事の二人だけ。そんなメンツで各種犯罪や事件に立ち向かっていくのでした……という内容。アキバという町は、このところ何かとメディアで取り上げられる機会が増えており、現在ホットなテーマを扱った作品といえる。
この作品が最初に掲載されたのは2004年5月25日発売のアフタヌーン。1話めの内容は、ファイル共有ソフトが平凡な女子高生にもたらした悲劇を描いたものだったが、ちょうど2004年5月10日にWinnyの作者が逮捕されたばかりだったこともあり、雑誌掲載時はネットでもけっこう話題を読んだ。作品自体も、ファイル共有ソフトの特性をしっかり理解したうえでスリリングにお話を展開しており読みごたえがあった。まあ雑誌掲載当時の日記でも書いたとおり、漫画的にはいくぶん読みづらく感じるところはあったものの、細部まできっちり描き込んだ作画は魅力的でネタ的にも新鮮だった。
ただ2話以降は若干ネタ枯れ気味な感じも受ける。情報漏洩、ハッカー、メイド喫茶などなど、アキバ&ハイテクな事象をネタとしてはいるが、1話めのようなインパクトはない。まあハイテク犯罪つっても漫画にして面白いようなキャッチーなネタはそうボコボコあるわけでもないんで、ここらへんは仕方ないところか。あとハッカー女性刑事以外のキャラがいまいち影が薄く、押し出しが弱いかなあという気はする。そんなわけで2話め以降はわりと淡々と読んでしまった。でも作画は良いし、アキバネタに対する理解もシッカリしてるとは思うので、引き続き期待はしてます。
【単行本】「もやしもん」2巻 石川雅之 講談社 B6 [bk1][Amzn]
農大におけるキャンパスライフをまったり楽しく展開。一般的には「汚い」とかいわれそうな菌やら何やらを、あまり気にしないで生活している学生や教授たちの様子は、独特のふてぶてしさがあって見てて楽しい。なんとなくいしいひさいちの描く東江戸川大学的な感じもあり。それと菌、発酵、日本酒などに関するウンチクもたっぷりで、その手のネタが好きな人も面白く読める作品となっている。ストーリー自体はどこに進んでいくのか得体の知れないところもあるが、最終的には酒がメインテーマになっていくんかな? まあこのまま学生生活をうだうだ展開していくだけでも、それはそれで面白いとは思うけど。
【単行本】「不思議な少年」4巻 山下和美 講談社 B6 [bk1][Amzn]
神のごとき力を持った少年が、自分と比べるとはるかに卑小な人間たちの心に興味を持ち、さまざまな人間たちに関わり合いながらその生き様を見つめていくというシリーズ。一つ一つのエピソードの完成度は高くて、さすがにうまいなあと感じさせる。ただ、傍観者である少年を通して人間を見ることになるので、読むほうもちょっと引いた視点になっちゃうところはあるかな。少年を介さずに独立した読切として読んだほうが感動するかなーというエピソードもあるような。
【単行本】「魔月館奇譚」3巻 井荻寿一 秋田書店 B6 [bk1][Amzn]
サービスシーンもたっぷりの一つ屋根の下ドタバタコメディ。最近では主人公の優平と、管理人の月子さんの距離が縮まってラブコメムードは強まり中。今回は二人で温泉に行くことになって、ちょっとエッチなハブニングが……というシーンがエロっちくて良かった。井荻ギャルはやっぱりかわいいです。
【単行本】「REC」4巻 花見沢Q太郎 小学館 B6 [bk1][Amzn]
アニメ化も決定。声優女子とサラリーマンのラブコメストーリー。同棲しているし、なんかけっこうエッチなこともしているように見えて、赤と松丸ってまだ一回しかエッチはしてないんだなーとか思ったこの巻。赤とはいわくありげな妹の青も登場してきて、ラブコメ模様は混戦の気配。まあ赤はかわいいし、適度に力に力を抜いたマイペースなストーリー作りも相変わらず楽しい。
【単行本】「アガペ 〜犯罪交渉人一乗はるか〜」3巻 作:鹿島潤+画:石黒正数 メディアファクトリー B6 [bk1][Amzn]
無償の愛でもって犯罪者と交渉する女学生ネゴシエーター・一乗はるかの活躍を描くという作品だが、この巻の後半あたりから作風がずいぶんヒドい投げ遣りなことになってしまっている。本当に意味もなく、はるかが巨乳になったり真下からのアングルでパンモロにしてみたり、おっさん刑事が脈絡もなくブリーフ丸出し姿になったり。集中線やビックリした様子を現わす漫画的記号なども、全然場にそぐわないものを使ってみたり、異様な画面になっている。この壊れっぷりはある意味面白くはあるのだが、個人的には痛々しく感じてしまう。もしかすると原作者や編集者とうまくいってなくて当てつけでやってるのかもしれないが、たとえそうであったとしてもやっぱ人目に触れるものだし、「この人はこういう仕事する人なんだ」と思われちゃったら本人にとってもマイナスなんじゃないかと思う。石黒正数の絵自体は好きだし、期待もしている作家さんなので、最悪連載終了でもいいからなんかうまい落とし所を見つけてほしい。
▼なんだかいろいろ忙しかったような気がします。
▼アニメ新番組「蟲師」。アフタヌーンで連載されている漆原由紀の漫画のアニメ化。言葉で説明する場面も多い作品だけに、アニメ化はどうなんじゃろーとか思っておりましたが、これはなかなかいい出来でした。和風で透明感のある雰囲気をうまいことすくい取っているし、映像も作りが丁寧。自然および超自然の描写が美しい。動き自体は多くない作品だけど、キラキラした光の表現や、蟲のゆらゆらした動きとかは漫画では描けない部分もあるだけに、アニメで見る意義も十分。このクオリティを維持できるなら、なかなか楽しみな1本となりそうです。
▼これで当初チェックを予定していた秋アニメの新作はいちおう出揃った。10/10の日記で暫定評価を書いたが、この10日ほどで見た分とを合わせて修正を施すと以下のような感じ。6点が標準です。
継続予定---------------------------------------------
7.0 「蟲師」
6.5 「ノエイン もう一人の君へ」
6.5 「ローゼンメイデン トロイメント」
6.0 「舞-乙HiME」
6.0 「BLOOD+」
6.0 「ARIA The ANIMATION」
6.0 「Canvas2〜虹色のスケッチ〜」
6.0 「はっぴぃセブン 〜ざ・テレビまんが〜」
5.5 「SoltyRei」
様子見中---------------------------------------------
6.0 「アニマル横町」
5.5 「灼眼のシャナ」
5.5 「ラムネ」
「ノエイン」は1話めはたいへん良かったんだけど、2話めでいきなり絵がガラッと変わって当惑。1話のどこか乾いた感じのセンス良い画風に好感を持っていたのだが、2話ではなんか普通の美少女アニメ調になった。クオリティ自体は悪くないものの、画風を安定させられないようだと厳しいか。「舞-乙HiME」はコメディとしてはけっこう楽しく、少し上昇機運。あまりシリアスになりすぎないようにしてほしい。「BLOOD+」は脚本が微妙かなあ。「Canvas2」は、キャラが増えてコメディ風味が強まり面白くなってきつつあり。
「灼眼のシャナ」は設定的には切ってもいいかなとも思うのだが、ラブコメ色が強まってくると良くなるかも……とか思っていまだ様子見中。「SoltyRei」は回を重ねるごとにチープさが強まってきて、なんか妙な面白さを発揮し始めている。この枠の前作「スピードグラファー」ほどのブチ切れ感はないものの、ヘタレアニメ、バカアニメとしての期待は高まり中。「アニマル横町」はかわいくて楽しいのだけれども安定感しまくりな作品なので、逆に毎回律儀に見なくても良いかなあという気がしてきた。この手の作品は、録画したままため込んじゃいがちなんだよねー、ということでちょっと検討中。
▼未読物
【単行本】「REC」4巻 花見沢Q太郎 小学館 B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「ラバーズ7」4巻 犬上すくね 小学館 新書判 [bk1][Amzn]
【単行本】「魔月館奇譚」3巻 井荻寿一 秋田書店 B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「アキバ署!」1巻 瀬尾浩史 講談社 B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「もやしもん」2巻 石川雅之 講談社 B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「はるか17」9巻 山崎さやか 講談社 B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「不思議な少年」4巻 山下和美 講談社 B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「アガペ 〜犯罪交渉人一乗はるか〜」3巻 作:鹿島潤+画:石黒正数 メディアファクトリー B6 [bk1][Amzn]
【アンソロジー】CRAFT vol.26 大洋図書 A5平 [bk1][Amzn]
▼25日売り
【雑誌】月刊IKKI 12月号 小学館 B5平 [定期購読:出版社/7andy]
【雑誌】ヤングガンガン 11/4 No.21 スクウェア・エニックス B5中
金田一蓮十郎「ニコイチ」が好調。女装時は息子にも女友達にもモテモテなれど、本来の男のときはうまく行かず。どちらの場面においても知り合いである菜摘さんが、女装時の主人公に積極的にアタックをかけてきて、ラブコメ模様はますます混迷。絵柄もサッパリしていながら暖かみがあって微笑ましいし、毎度面白いです。作:原田宗典+画:井田ヒロト「戦線スパイクヒルズ」。ノムラ&スウガクの前では明るく振る舞っているキクチさんだけど、おうちや学校ではいろいろあるんだなあという回。なるほど、この娘さんはノムラとスウガクに、トム・ソーヤーとハックルベリィみたいなものを見ているのか。最初のうちはノムラくんをなんかだまくらかそうとしてるのかとも思ったりもしたけど、キャラに深みが出て、いい感じになってきました。
【雑誌】コミック電撃大王 12月号 メディアワークス/角川書店 B5平
作:ufotable+画:たあたんちぇっくの新連載「まなびストレート!」が開始。アニメスタジオであるufotableが原作ってことは、いずれアニメのほうもやるってことなんでしょうなあ。とりあえず公式サイトはこちら。少年少女が高校に行かず、バイトなどをして暮らすのが当たり前になった2035年を舞台に、廃校寸前の学校で少女たちが繰り広げる学園ドタバタコメディといった感じ。丸っこくて明るい、元気の良い絵柄はなかなか可愛らしくい。アニメも始まったらたぶん見てみることでしょう。
作:オーガスト+画:脳みそホエホエ「夜明け前より瑠璃色な」。ラブコメとしてなかなかええ感じですな。お姫さまも幼なじみ娘もかわいいし。あずまきよひこ「よつばと!」はいつもながら楽しい。今回はよつばの敵となる男、とーちゃんの後輩やんだがおうちにやってきた。いつになくよつばが怒りまくりで、これはこれで見てて面白い。
【雑誌】コミックハイ! VOL.7 双葉社 B5平
大島永遠「女子高生」はアニメ化決定ということで巻頭カラー。で、今号はまず山名沢湖「委員長お手をどうぞ」が最終回。最後は見た目のイメージだけで学級委員長に選ばれちゃった女子が再登場して締めくくり。しみじみときれいに終わりました。単行本2巻は12月12日発売予定。また新連載は2月22日発売のVOL.11から開始予定とのこと。
かがみふみを「ちまちま♥」は今回も微笑ましくて楽しい。ちっちゃい千村さんが、大きい黒川くんをなでなでしてるところが良かった。私屋カヲル「こどものじかん」。小学生と担任の先生が、マジでラブコメしてる様子が面白い。最初はからかってる感じだったけど、だんだんマジになってる九重さんがかわいらしくていいなあ。あと先生のほうもだいぶそのぺースに引きずりこまれちゃってる様子が楽しい。
【雑誌】コミックバンチ 11/4 No.47 新潮社 B5中
作:いしぜきひでゆき+画:藤栄道彦「コンシェルジュ」がいつもながらの安定鰤。今回は貴梨花が、本業である女優として活躍。口は悪いが実力も一流。きっぷの良いお姉さんぶりが見てて楽しい。
【雑誌】フラミンゴR VOL.06 三和出版 A5平
氏賀Y太「世界の中心に咲く花」前編。妹を守るため、悪党どもに身体を差し出した少女の物語。骨をバッキバキに砕かれて、ぐにゃぐにゃになった手足をひもみたいにして結んでいる描写がすげー。身体の中身をぶちまけなくっても、いろいろ描けるものだなあ。天竺浪人「飼い主の責任」前編。クラスメート男子に御主人様になってもらいたくて、彼の部屋の前で毎日脱糞しているいいんちょ女子の話。まあやってる行動は異常だけど、その振る舞いは意外とかわいらしくもあり。ベギラマ「乙女失格Z」は、老いてなお変態でM奴隷をやってるおじいちゃんたちをレポート。いやー、業が深くて興味深いですな。
【雑誌】COMIC LO Vol.21 茜新社 B5平
中村博文が初登場で、巻頭カラー4Pを描いている。相変わらず美麗だけど、LOっぽいかっていうと微妙なところではあるかな。関谷あさみ「raining」。そういえばこの人もLO初登場。キュートな作画が魅力的で華がある。今回はちょいと切なげにお話をまとめている。ラブラブで甘ったるいお話もできるし、ロリ系ならばいろんな話を描いていけそう。長月みそか「べすと おぶ まいらぶ」。やわらかい絵柄がやっぱしいい。あっさりめな線だけど、常にどこか切なげな雰囲気をかもしだしてるのも好印象。
完顔亜骨打「とらいあんぐる」前編。兄+妹×2のエロエロ話。二人の妹は片方が小悪魔チックで、片方がオドオドしためがねっ娘。兄にあからさまな好意を示しているのはめがねっ娘のほうだが、兄はどちらかというと小悪魔娘のほうが好きなようで……といったところで以下次号。どっちの娘もロリロリでかわいい。ベテランらしく安定していて、コンスタントに面白い。氏家もく「5年3組ちゅいんてーる」は、やっぱしましまのニーソがポイントでしょうか。その分パンツのほうはしまぱんにあらず。そのくらいのバランスがちょうどいいでしょう。あとうさくん「お兄ちゃんと♥」もいつもながらぷにっぷに。甘えたような絵柄とコミカルな内容が楽しい。「お兄ちゃんの精子の半分はやさしさででてきてるんだもん♥」ってのはいいセリフですなあ。正しいかどうかは別として。
【雑誌】美少女的快活力 Vol.6 光彩書房 A5中
ゼロの者「旧わすれな3」はシリーズ6話め。どうしようもなくお互いを求めてしまう兄妹の姿が熱っぽく描かれていて良い。エロシーンも相変わらずの充実ぶりだし、妹さんがこれまたかわいいし。Cuvie「せのびえっち」。スマタ止まりでなかなかエッチをしてくれないおにいちゃんに、8歳年下の姪が確かな愛の証を求めてエッチを迫る……というラブストーリー。エロもきちんとやってるし手堅く面白いなあ。
犬「Strange kind of woman」。誰とも言葉をかわさない同級生女子が、主人公男子にだけ電車の中で見せた痴態……といった感じ。だまりこくったままの女子がけっこう可愛らしく、ラストのラブコメチックな展開も良かった。上乃龍也「あぶない快眠部」は、つやつやした肌の描き方とボリューム感のあるおんなのこ描写がエッチでグッドでした。内容のほうもドタバタ感があって楽しい。
【雑誌】ドルフィン 12月号 司書房 B5中 [定期購読:7andy/Fujisan]
景えんじが登場。「王様ゲーム」。ある日突然王様をやることになった男子学生が、権力を利用して学校でエロいことをしまくるというお話。ちょっと「かみちゅ!」的な設定ですな(やってることも雰囲気も全然違うけど)。その王様男子のことを昔から好いている年上女子が健気でかわいいのが良い。この人の描く女の子の表情はいいです。もっと本誌への登場頻度も増えてほしい。くどうひさし「夏のゆらめき」は4話め。お兄ちゃんに恋している妹の気持ちがついにあふれだす。だいぶ修羅場った展開になってきており、続きが気になるところ。
柾木愛造「冬の妖精」は、ウォッカをかっくらって道端で丸まっていたロシア娘とエロいことをするというお話。ロシア娘の、語尾に「〜ノフ」とつけるインチキくさいしゃべり方が面白かった。あわじひめじ「猫型畸械の痴漢な生活」はパロネタ。超お嬢さまで超人気少女漫画家という設定の「クリスティー幸田」ちゃんを、もらえドンとのビッチが痴漢しまくるという話。まあよくあるネタとはいえるけど、クリスティーがけっこうかわいく、ノリがバカバカしいのが良かった。うさぎのたまご「大好きお兄ちゃん」は、風邪で寝込んだお兄ちゃんを妹がエロ看病するというお話。軽いテキトー感あふれるノリがけっこう好きです。
【雑誌】快楽天 華漫 Vol.2 ワニマガジン B5中
快楽天系では最も熟女度・劇画度が高めな増刊シリーズ。掲載陣では冬長が女教師&その生徒のラブラブHストーリー「俺がいなくちゃ」を描いていたのが気になった。「バージェスの乙女たち」のころとは違って、最近はだいぶベタな実用系のエロを描くようになってきている。RAYMON「深夜のイエローキャブ」。つやつや感のある肌と、うるんだ目つきがエッチ。この人の絵柄は汁っ気がありますな。あときらら萌「読書はお静かに」はどこに行っても変わらずきっちりした仕事。この人の作風は、美少女系でも熟女系でもイケて、汎用性が高い。