2005年2月上旬


2/10(木)……白鳥パン

【雑誌】ビッグコミック 2/25 No.4 小学館 B5中

 岡崎二郎の新シリーズ「宇宙家族ノベヤマ」が開始。とあるエリートサラリーマンの一家が、宇宙へ派遣されることが決定。それまで仕事仕事で冷えかけていた家庭が、それをきっかけとして再出発する……というお話。宇宙を舞台にほのぼの家族もののヒューマンドラマをするという感じになりそう。家族ドラマだけに偏ることなく、宇宙関係のネタももりもり入れてってくれるとうれしいです。

 あと今号からもう一つ新連載、一條裕子「スワンパン」もスタート。「スワンパン」は「算盤」の中国読み。つまりそろばん。そろばんが相手を撃退するための武器だと信じ込んでいた小学生が、小学校で本当の使い方を知り愕然。しかし自分内ファンタジーを守るべく、武器としての活用法を探りながら暮らしていくという物語。このネタ1本でどこまで行くつもりかよく分からないけど、一條裕子ならそういった話は多少長くなってもさらりとこなしてしまうでしょう。そういう腕前はすごいものがある人だから。

【雑誌】ヤングサンデー 2/24 No.11 小学館 B5中

 小田原ドラゴン「小田原ドラゴンくえすと!」では、ドラゴン先生が実父を念願のキャバクラに連れていってあげるというお話。ええ話や〜とか思いましたよ。山田玲司「ONE ON ONE 絶望に効く薬」。今回は富野由悠季。やはりこの人はカッコイイ。絵になる男だ。

【雑誌】週刊少年チャンピオン 2/24 No.11 秋田書店 B5平

 板垣恵介「バキ」。範馬勇次郎vs.海皇の戦いは「そんなんあり〜?」という結果でおしまい。うーんと、結局この後はどうするつもりなんだろう。水島新司「ドカベンスーパースターズ編」。今年は楽天に一球、アイアンドッグスに雲竜を仕込んでおく模様。まあ今年も開幕戦一回りで終わっちゃいそうな感じはしますが。佐藤健悦「舞-HiME」。なつきがメイド姿で顔を真っ赤にしながら楯にプレゼントを渡したりしてて、ラブコメ感がもりもりと。やっぱアニメ版より面白くなっているなあ。高橋陽一「ハングリーハート」はサクッと最終回。駆け足でその後をサクッと紹介するに止めたが、案外あり得る線で収めてたような気もする。これはこれでまとまってはいたといえなくもない。

【雑誌】ヤングアニマル 2/25 No.4 白泉社 B5中

 森恒ニ「ホーリーランド」。ユウと伊沢妹がいいムードになるも、自分がモテている状態が信じられず、その好意を素直に受け止められず、戸惑ってしまうユウの姿がなんか良かった。それとは対照的に、宮野ともちか「ゆびさきミルクティー」の由紀クンはやる気まんまん。そのとき、彼はコンビニへ向かった。薄くて伸びるゴム製のものを買うために……。さてどうなりますか。まあきっと邪魔が入るんだろうなーという雰囲気ではありますが、一回した後、このおにいちゃんの態度がどう変わるのかとか気になるところ。えりちん「みたむらくん」のほうがバレンタインデーのお話。幸せなんだか不幸なんだかよく分からない〜状態。オチはたいへん下らなくていたたまれない状態で良かった。

【雑誌】ビッグコミックスペリオール 2/25 No.5 小学館 B5中

 乃木坂太郎「医龍」(原案:永井明)。今回は藤吉がその技能を発揮。普段は地味だけど、現場で鍛え上げられた男という雰囲気が漂っててなかなかカッコイイおっさんですな。乃木坂太郎は女を描くのもうまいけど、男を描くのもイイです。

【雑誌】コミックバンチ 2/25 No.11 新潮社 B5中

 単行本が発売されたばかりの、作:沢井鯨+画:深谷陽「P.I.P プリズナー・イン・プノンペン」[bk1][Amzn]の特別編が掲載。深谷陽らが、カンボジアを取材に行ったさいのルポ漫画。旅行記モノとしてまとまってて、ちょっとドラマもあってけっこう面白かった。

【雑誌】ヤングコミック 3月号 少年画報社 B5中

 中田ゆみ「下町マドンナ食堂」。おかみさんがママさんバレーの助っ人として入り、乳をぼよんぼよんさせるというお話。ヤルわけじゃないんだけど、すごく眼福という感じのする漫画。こういう軽いエッチというのもけっこう良い。ポン貴花田「かえってくるひと」は最終回。田舎に帰ってきた彼女とあんちゃんが結ばれてめでたしめでたし。波乱はないけど安定感あります。ラブラブで読後感は良いお話でした。

【雑誌】メガプラス Vol.17 コアマガジン B5平

 ゆきやなぎ「えろつま」第2話。新婚初体験でエッチの快楽に目覚めてしまった若奥様だが、夫が単身赴任で急遽海外へ。んでもって身体を持て余していたところに、夫の連れ子である義理の息子(ひきここもり)が襲いかかってきて……ってな展開。ネタとしては大好きな人妻系でいいのだが、義理の息子程度だと手近すぎちゃうので、できれば相手は外部の人間のほうが個人的には好みだったかも。老練な相手が手練手管を駆使して、「私には夫が」という障壁を崩していくほうが、自分としてはグッとくる。まあここらへんは好き好きだけど。ゆきやなぎの描写自体は相変わらずエロっぽくて良いです。

 尾崎未来「The Great Escape」は3回め。巨乳で人気者な女子高生・杉本さんのチョコと身体を狙って、学校の男たちがわらわらと……という展開。軽いノリだがこのシリーズはけっこうエッチで好き。ヒロインのお姉ちゃんが、いやよいやよといいつつ流されちゃいがちなところがいい。都氏「キレイに撮ってね」。豊満なおねいさんが多人数ハメ撮り。絵柄がパッと見キレイでボリューム感もしっかり。みかん(R)「ひとりごと」。最近は女の子の表情を、線少なめな描き方にして萌え度を強めて来ている感じ。ロリ系だと前のほうがそれっぽいような気もするけど、現在のほうが間口は広いかも。あと出てくる男性キャラがまんがYMO(メインは細野晴臣)なのがちょっとニヤリポイント。


2/9(水)……ああ常務

▼やっぱサッカーW杯の最終予選はどこが相手でも面白いなあ。最終戦までこの調子で、チリチリした感じにしてもらいたい。

▼最近自宅のブロードバンドルーターの調子が悪く、回線断がちょくちょく起きていたんでルーターを買い換え。マルチセッション対応の奴にしたかったというのもある。買ったのはプラネックスのBRL-04FMX[Amzn][楽天]。正直なところルーターにはあんまり詳しくないので、よく分かんないのだが、安定してて機能も揃ってて、巷では評判の良い機種らしい。で、さっそく乗り換えたが、このような製品の常として効果のほどは体感的にはよく分からず。まあこれで回線断が減ればいいや。フレッツ・スクウェアも見れるようになったし。設定用ユーティリティはちょっと分かりにくいかも。

▼アニメ「ジンキ・エクステンド」。うーん、だんだんダメになってきているなあ。過去と現在が入り混じる進行も分かりづらいし、脚本にタメが足りなくてドラマチックであるべき部分がいまいち肩透かし。やっぱ1月スタートのアニメは軒並み不作ですなあ。「UG☆アルティメットガール」[Amzn:(1)]が意外な健闘を見せてるくらいかな。「魔法先生ネギま!」はあんなもんだと思う。1話めの出来からしてそんな過剰な期待は持たなかったので、なんか身構えず気楽に見られている。平和でいいんじゃないすかね。作画の安さとかも含めてなんだか憎めない和み系。

▼未読物
【単行本】「子供学級」3巻 桜井のりお 秋田書店 新書判 [bk1][Amzn]
【単行本】「監督不行届」 安野モヨコ 祥伝社 A5 [bk1:通常版/特装版][Amzn:通常版/特装版
【単行本】「P.I.P プリズナー・イン・プノンペン」 作:沢井鯨+画:深谷陽 新潮社 A5 [bk1][Amzn]
【単行本】「満腹ボクサー徳川。」11巻 日高建男 新潮社 B6 [bk1][Amzn]
▼10日売り
【単行本】「こっこさん」 こうの史代 宙出版 A5 [bk1][Amzn]
【単行本】「天国にいちばん遠い家」 飛龍乱 ワニマガジン B6 [bk1][Amzn]
【雑誌】メガプラス Vol.17 コアマガジン B5平
【アンソロジー】アイラDELUXE VOLUME.31 三和出版 A5平 [Amzn]
▼12日売り
【雑誌】comic天魔 3月号 茜新社 B5平

【雑誌】週刊少年サンデー 2/23 No.11 小学館 B5平

 モリタイシ「いでじゅう!」。林田くんと森さんの思いが通じてめでたしめでたし。別に最終回ではありませんが。きれいに両想いになったので、あとは思う存分イチャイチャしてもらいたい。

【雑誌】週刊少年マガジン 2/23 No.11 講談社 B5平

 瀬上あきら「KAGETORA」が4号連続登場の最終回。実にオーソドックスなバレンタインデー話でほのぼの。あと瀬尾公治の「涼風」と特別編「美穂」、氏家卜全「女子大生 過程教教師 濱中アイ」もバレンタインデー話。でも誌面全体でいうと、チョコ臭はそんなでもないかな。

【雑誌】モーニング 2/24 No.11 講談社 B5中

 島耕作が常務に昇進〜。というわけで弘兼憲史「常務島耕作」がスタート。まあ島耕作の視点に、上の立場ならではの視点が備わってきてはいるものの、やっていることはだいたい今までどおりです。

【雑誌】ヤングジャンプ 2/24 No.11 集英社 B5中

 高橋陽一「キャプテン翼25th ANNIVERSARY」が集中連載スタート。あいかわらずユニークなサッカーを繰り広げていて、山のようにツッコミどころが。若林くんはS・G・G・KであるだけでなくS・G・F・Pだ。野部利雄「Monacoの空へ2 ALAS 輝ける翼」もスタートで、ヤングジャンプはダブル翼体制に。あと今号には、高橋トツムが「猫田イチゴ」名義で描いている「DEAD FLOWERS」の後編も掲載。高橋ツトムが中原俊とともに共同で監督した映画版の公式サイトはhttp://ichigo.movieweb.jp/

【雑誌】スーパージャンプ 2/23 No.5 集英社 B5中

 「押忍!空手部」の高橋幸慈がスーパージャンプで新連載。「大阪RED」という作品で、バイクをこよなく愛する少年が族デビューするも、その現実に幻滅していたところで、一人の型破りな男に出会い、そこから波乱の青春ストーリーが始まっていく……という感じ。まあいつもの調子という感じ。宮下あきら「暁!!男塾」は、「江田島平八死す!」という展開でまずはぶちかましてから新章スタート。読者プレゼントで民明書房Tシャツもあり。作:城アラキ+画:長友健篩「バーテンダー」は、新しい女性キャラが出てきてバーテンダーの、来島さんやきもきという内容。絵柄がスッキリしていて地味めだが、この人の描く女の子はけっこうかわいいです。

【雑誌】FEEL YOUNG 3月号 祥伝社 B5平 [定期購読:7andyicon

 IKARING「しまいもん」と伊藤理佐「チューネン娘。」が揃って最終回。「しまいもん」は女性向け系のギャグ漫画の中でも屈指の笑える作品で、毎回楽しみにしていたので名残惜しいところではある。それにしてもやよいの結婚相手は意外だったな。南Q太「横倒し厳禁」は、川上弘美の小説(祥伝社文庫「LOVERS」に収録)を原作に置いた作品。45歳の中年男の持つマンションに、なんとなく居着いている女性の奔放な恋愛観を描いた話といった感じ。今の若いおねえちゃんっぽさ(実際の人がそうというわけじゃなくて、あくまで「っぽさ」ね)が出ててきっちりまとまってると思う。

 宇仁田ゆみ「アイアイ」はまたも「トリバコハウス」の番外編で、痩せると色男なキンポくんが、背がデカくてゲーム好きな女の子に一目惚れしてしまう……というお話。ずっと顔を赤らめっぱなしのそばかす面な女の子がなかなかキュートで良かった。比古地朔弥「ライジングガール!」は3回め。戦前の日本陸上界で活躍したスーパーウーマン・人見絹枝の生き様を描くという作品で、しっかり読ませる。のだけど、やっぱこの雑誌だと激しく浮いている。強弱の効いた力強いペンタッチ、見開きの豪快さなど、まるで少年漫画。作品としては面白いんだけど、読者受けがどうなのかはちょっと気になるところ。


2/8(火)……進めば血

【雑誌】イブニング 2/22 No.5 講談社 B5中

 作:夢枕獏+画:板垣恵介「餓狼伝」がUppersから移籍して連載開始。この前のヤンマガで村枝賢一「RED」が始まったし、旧Uppers勢もじょじょに動き出しつつある。あとは早く新井英樹「シュガー」が始まらないかなーといった感じ。作:田島隆+画:東風孝広「極悪がんぼ」は神崎にとってますます苦しい状況に。神崎の恋は激しくしょっぱい結末を迎えた。登場人物を甘やかさない展開で読ませます。くさか里樹「ヘルプマン」。高齢者の性問題編の2回め。どんどん生臭くなってきていてて面白い。たいへん興味深いです。古林海月「米吐き娘」は今回ので一段落してしばらくお休み。初夏に復活とのこと。

【雑誌】ヤングチャンピオン 2/22 No.5 秋田書店 B5中

 作:高見広春+画:田口雅之「バトル・ロワイアル」はついに最終回のいっちょ前。ずいぶん長くなりましたなあ。「ブラックジャックALIVE」は今回葉月京が執筆。この人らしくピノコがメインで、そこにDr.キリコがからんでくるという形。マツリセイシロウ「みつゲッツ」は最終回。男一人に婚約者5人というドタバタラブコメだったか、ラストはちょっと予想外の締め。単行本買うというほどではないけど、それなりに楽しくて良かったんじゃないでしょうか。

【雑誌】近代麻雀オリジナル 3月号 竹書房 B5中

 「じゃあ、麻雀で勝負だ!!!」──その一言から、渋谷は麻雀バトルフィールドと化した─!!! という表紙のアオリ文句をまんまやっているのが、新連載、清水洋三「牌狼抗争伝 雀蜂」。「それじゃあ麻雀で勝負よ」というのは脱衣麻雀によくある強引セリフだが、それをそのままシブヤのチーム抗争に持ってくるとは。さすがに原作が「覇王」を手がけた朽葉狂介だけのことはある。思わず笑ってしまった。こういうノリは嫌いじゃないです、というか好きー。まずはつかみは良かったと思うので、あとはどれだけ強引にインフレしていけるかでしょう。城埜ヨシロウ「ウラセン」。今回は調子に乗りまくりの城埜ヨシロウが、ゴールドから一掃された感のある佐々木ヒサトらをはじめ、勝ち目のなさそうな相手との対戦に突入。ボコボコになるんすかね、やっぱし。

【雑誌】漫画サンデー 2/22 No.7 実業之日本社 B5中

 作:倉科遼+画:和気一作「女優」。母親が病気になるも、瞳はそれさえも自分のイメージアップに利用。相変わらずしたたかで食えない。長尾朋寿「ホロ酔い酒房」。今回は千住ねぎを使った料理がおいしそうだった。今回出てきた千住ねぎを使った焼酎「やっちゃ場」はコレのようですな。どんな味なんだろ。

【雑誌】YOUNG YOU 3月号 集英社 B5平

 読切特集で4本が掲載しているけど、今回のは個人的には若干弱いかなあという印象。渡辺ペコの読切「グッド・バイ」は、太宰治の未完の遺稿を現代風にアレンジした作品。主人公はふとしたきっかけで人気イラストレーター&コラムニストになってしまったが、仕事に本気になれない女にだらしない男。原作の風味はほどほどに、自分の漫画として仕上げている、と思う(「グッド・バイ」を読んだかどうか忘れてしまったので確たることがいえません。すみません)。でもそろそろ渡辺ペコの完全オリジナル作品も読みたいところではあるかな。羽海野チカ「ハチミツとクローバー」は今回お休み。アニメ化情報は8ページほどあり。


2/7(月)……だっフルコート

▼うーん、このヒューレットパッカードのノート、マジで安いな……。DVD±R/RWドライブ積んでて無線LANありで、15.4インチワイド液晶で10万切り。自宅仕事用ノートをそろそろスペックアップしたかったとこだし買っちゃおうかなあ……。ちと悩み中。
[Amazon.co.jp:HP Notebook nx9110 (Celeron2.80GHz, 256MB, 15.4ワイドTFT, DVD±R/RW, 無線LAN, 40GB)

【雑誌】ヤングマガジン 2/21 No.10 講談社 B5中

 村枝賢一「RED」がUppersからこちらに移籍して連載開始。すでに単行本が17巻出ている作品なので、途中から読み始めるという人が話しについていけるかはよくわからないけど、とりあえずきちんと受け入れ先が用意されたのは良かった。きらたかし「赤灯えれじぃ」。ツーリングを経て、サトシとチーコの絆はさらに強まる。珍しいくらいまっすぐに恋愛している様子に心温まります。純愛ですなあ。

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 2/21 No.10 小学館 B5中

 作:雁屋哲+画:花咲アキラ「美味しんぼ」。文化部に偏見を抱いている新人を、山岡が焼鳥で懐柔するというお話。その過程で「中国やフランスの文学を読むより、中華料理、フランス料理を食ったほうがその国の人を直接理解させてくれる」という大胆なご意見が。確かに食も文化だけど、文学も同じように文化だと思うんですがのう。中原裕「ラストイニング」(作:神尾龍)は試合終了。高校野球をドライに切り取って、ドラマを着実に構築していて手堅く面白い。

【雑誌】週刊少年ジャンプ 2/21 No.10 集英社 B5平

 河下水希「いちご100%」がいつのまにやら3周年。ずっとつかず離れずを繰り返しているので、もっと長くやってるような感じもちょっとするけど。最近単行本買うのはちょっとお休み中なんだけど、まあ見てて華やかなんでやっぱ好きです。作:大場つぐみ+画:小畑健「デスノート」。ライトはシドい男ですなあ。あと久しぶりにリュークがリンゴを食ってる姿が微笑ましかった。池田圭司の読切「フルコート」。下手だけどガムシャラでやんちゃなサッカー野郎が、イングランド・プレミアリーグのユースから帰ってきた天才プレーヤーを相手にするうちに、新たなプレースタイルに目覚めるというサッカー漫画。この手のサッカー漫画で破天荒な主人公と来たら、顔面シュートとかのガムシャラなプレーで認められていくのが常だが、この作品はそうでなかったところがちょっと新鮮だった。これはこれでカタルシスはあるし。

【雑誌】MUJIN 3月号 ティーアイネット B5平 [定期購読:7andyicon

 今号も分厚くてエロは濃いけど、突出して目立つ人はあんまりいないかな……。この中では、瀬菜モナコ「ミドリ先輩8めん6っぴ!」が、スッキリした整った絵柄で好印象。エロシーンもけっこうボリュームあり。

【単行本】「デ・ジ・キャラット ぴよぴよぴよこちゃん」1巻 ひな。 ジャイブ B6 [bk1][Amzn]

 タイトルには「デ・ジ・キャラット」と入っているけど、お話のほうは、ぴよこがブラッグゲマゲマ団に入団したころのお話。というわけででじこたちは出てこず、ぴよこと3バカ、あとぴよこの友達のキュアラちゃんを中心としたドタバタ日常ラブコメという感じで展開。相変わらずひな。の描くキャラはかわいいのだけど、お話的にはちょっと弱いかなー。ブゲ団の美男子3人組はキャラがあんまり強くないので、見ててそんなに面白くないというか。やっぱりでじ・ぷち・うさだの3人がからんだほうが、お話のテンポが良くなって面白いと思う。まああの3人のほうが、単純に見てて楽しいというのもある。


2/6(日)……打ちてしヤマネ

【雑誌】花とゆめ 2/20 No.5 白泉社 B5平

 中条比紗也の新連載「シュガープリンセス」がスタート。フィギュアスケートを題材とした素敵物語。今回はまず主人公のごくフツーの女の子・麻綾が、まったくの素人なのに遊びに行ったスケートリンクでダブルアクセル(もどき)を決めちゃって、それが縁でフィギュアの世界にスカウトされる、という感じ。麻綾はおっとりした感じの娘さんでなかなかかわいい。コンスタントに楽しめる作品になりそう。樋口橘「学園アリス」は本編が再開でまたシリアス展開。なんかいつもより蜜柑が美人さんモードのような。あと棗との絆が強まった感じなのが良い具合。ルカぴょんがちょっと心穏やかならずという感じか。

【雑誌】クッキー 3月号 集英社 B5平

 2号連続で購入。いくえみ綾「潔く柔く」。前後編の前編。卒業目前の高校生女子が、残り少ない日々の中で下級生男子と知り合い、恋が芽生えるものの、卒業&進学で二人は遠恋になることが確定しており……という状態で以下次号。ヒロイン女子のぽやぽや天然な性格が見てて楽しい。次回もどうなるか気になる。というわけで3号連続で買っちゃいそうなので、このまま定期購読雑誌が1個増えるかなーといったところ。東村アキコ「着せかえユカちゃん」とかもあるし、まあ続けて買ってっても十分楽しめるでしょう。

 新連載、石田拓実「パラパル」。よく分からない超越的存在が宿ったことで、嗅覚が異様に鋭敏になってしまった女の子・小牧さんが主人公。その能力のおかげで彼女は、人々の発情の匂いに、とくに敏感に反応するようになってしまったが……という出だし。匂いという視覚化しにくいものを中心に据えているのはちょっと面白いけど、発情の話がメインになりすぎると、文字通り鼻につきそうな感じもする。もう1本新連載、加藤友緒「イチゴとアンズ」。外見はそっくりだけど、片やイケイケな感じ、片や男性恐怖症で引っ込み思案と対照的な双子姉妹のドタバタラブコメ。姉妹入れ替わりとかやっていて、わりと手堅く行けそう。

【単行本】「しあわせ団地」7巻 蓮古田二郎 講談社 B6 [bk1][Amzn]

 なんだか回を重ねるごとに、野田夫婦が醜い姿を見せているような。まあこれだけ夫が働かず全裸で引きこもっていれば当然といえば当然なんだけど。この夫婦の様子が下らなくてみっともなくて相変わらず観察してて楽しいです。

【単行本】「ユキポンのお仕事」9巻 東和広 講談社 B6 [bk1][Amzn]

 いつの間にやら9巻め。この巻ではユキポンによく捕まえられてしまう、ヤマネのクリ吉の物語も収録。ここだけ色違いの黄色い紙を使用している。まあいちおう特別編だけど、テイストはいつもどおり。安定したほのぼの感。あんまりかわいくかわいくするでなく、サバサバした描き方をしているあたりが粋です。東和広ってけっこう器用そうだし、これ以外の作品もときどき描いてほしいような気がします。


2/5(土)……トランスルーセント★中学生

▼とある研究会に顔を出し、それがひとしきり終わった後は飲み会。どちらもいろいろ刺激的で楽しうございました。

【雑誌】コミックフラッパー 3月号 メディアファクトリー B5平

 岡本一広「トランスルーセント 彼女は半透明」は、これまでの読切シリーズから連載に昇格。「透明病」という身体が透明になってしまう病気に悩んでいる中学生の少女・白山しずかと、彼女を見守るボーイフレンドの唯見マモル。この二人を中心とした青春物語。絵柄は素朴ながら、丁寧なドラマ作りが楽しめる作品。今回は白山さんの、唯見くんともっと触れ合いたいという、なかなかいいだせない想いを描いた内容。二人の一生懸命さが伝わってきて清々しい読み心地。この人はやっぱりいいですね。これまでの分もそろそろ単行本にしてくれるとうれしいのだけど。柳沼行「ふたつのスピカ」が、NHK教育での地上波放送が始まったこともあり、表紙&巻頭カラー。丁寧にやさしくお話作りをしてていつもながら良いです。カラーページも淡い色使いがきれい。

 新居さとし「ただ死んだだけの話」は、彼氏の智樹のことをあからさまに好いているめがねっ娘の登場で、死後幽霊となって彼とずっと一緒に入る彼女のフユはやきもき……という展開。めがねっ娘さんのどじっ娘ぶりがかわいく、ええ感じでラブコメ中。竹本泉「さくらの境」は、主人公のささちゃんに甘えまくりなふたちゃんの様子がいつもながら良い。やたらちゅうもしたがるし、ラブラブですのう。

【雑誌】ビッグコミックオリジナル 2/20 No.4 小学館 B5中

 高橋留美子劇場「パーマネントラブ」が掲載。単身赴任中の冴えない感じのおじさんが、いつも定食屋で見かけていた美人さんに入れあげてしまうが……というお話。美人さんがなかなか魅力的だし、おじさんがふらっとしてしまう様子が楽しく描けている。さすがの安定感。水島新司「あぶさん」。ホークス鳥越があぶさんへ一緒に自主トレしてほしいと持ち上げる。地味な選手にスポットライトを当てたな、と思ったら、単純に酉年だったからみたいですね。

【雑誌】桃姫 3月号 富士美出版 B5平

 今回は島本晴海「ちゅ〜♥ぺっと」がお休みか〜。ヒキの強い展開が続いてて先が気になっているところだったのだけど。RaTe「NFC:」。ふたなりな女の子が、その秘密を知っている同級生男子にいいようにイタズラされちゃうというお話。普通の人よりも射精欲の強いふたなりっ娘が、出る寸前のところでおあずけを食わされたうえ、1日オナニー禁止をいいわたされ悶々ともだえまくる様子がエッチだった。ウズウズした生殺し感覚がいかにももどかしそうで、男根的身体感覚に訴えかけてきます。藤原俊一は桃姫初登場。「王様ゲーム」。ヒロインの女の子が王様ゲームがきっかけで、何かと意識していた男友達とくっつく。王様ゲームで当てられて、みんなの前でフェラチオしなきゃいけないはめに……というくだりがソソられた。こういうシチュエーション好きなんだよね。ギャラリーの視線や反応を、さらに強調してくれると、より「見られている」感が出てもっと良かったかな。ひねもすのたり「雨のち晴れ」。いつもながらの柔らかい絵柄でヒロインのめがねっ娘がかわいい。

【雑誌】コミックPOT 3月号 メディアックス B5中

 木静謙二「スイート・ドリームス」。バレンタインデーを前に、大好きな先輩に手作りチョコを作ろうとウキウキ状態なメイド服姿の女の子。という感じで始まるが、実はこのコは男で、そこにその姉がからんできて……というお話。ノリが良く、ラストはラブラブ。さすがに絵がうまいし、楽しく読めるし、実用面でもしっかり。睦月のぞみ「2月のすみれちゃん」。鬼と人間のハーフな女の子と、その幼なじみの彼氏さんのお話。スッキリとしたキュートな絵柄がかわいらしいし、後味のいいお話作りもなかなか。オチもほのぼのしてて面白く読めた。


2/4(金)……不精粘菌

▼未読物
【単行本】「しあわせ団地」7巻 蓮古田二郎 講談社 B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「ユキポンのお仕事」9巻 東和広 講談社 B6 [bk1][Amzn]
▼5日売り
【雑誌】ビッグコミックオリジナル 2/20 No.4 小学館 B5中
【雑誌】桃姫 3月号 富士美出版 B5平
【雑誌】コミックPOT 3月号 メディアックス B5中
▼7日売り
【単行本】「デ・ジ・キャラット ぴよぴよぴよこちゃん」1巻 ひな。 ジャイブ B6 [bk1][Amzn]

【雑誌】ヤングアニマル増刊 嵐 3/20 Vol.24 白泉社 B5中

 甘詰留太「年上ノ彼女」。お話としてはすでに一段落しているのでどう持っていくのかと思っていたが、今回は努とアゲハが同棲している部屋に、努の母と姉がやってきて、アゲハを品定めする……という内容。母よりむしろ姉のほうがつっかかってて、姉萌え的な要素もいくばくか。まあ両方のご親族に公認されたので、これからはさらに安心してラブラブ三昧ってところでしょうか。

 それにしても、嵐にも克・亜樹「ふたりエッチ」とまつもと剛志「まじかるストロベリィ」がレギュラーで乗ってるし、西川秀明「職業・殺し屋」や作:永久保貴一+画:増田剛「御石神落とし」はちょくちょく本誌に出張するし、甘詰留太も本誌で連載中だし、板場広志「マウス」がこっちに移ってきたし……ってことで、本誌と嵐の垣根がどんどんなくなってきてる感じですなあ。次号予告に「次号は4月1日(金)発売!! 重大発表があります」と書いてあるのが気になるところ。

【雑誌】ヤングガンガン 2/18 No.4 スクウェア・エニックス B5中

 はっとりみつるが、今号から3号連続で登場。「僕らのカタチ」というオールカラーの8ページショート漫画を描いている。3人の女の子たちとの、素敵なシチュエーションでの出会いを印象的に描くという感じか。女の子が健康的かつ魅力的に描けてて、ピチピチフレッシュな感触。この元気の良さは相変わらずいいっすね。瀬奈陽太郎「地獄?極楽?THE 貧乏」は3号連続掲載の最終回。一つ屋根の下、新妻&そのお母さんと一緒、ちょっとHなドタバタコメディを賑やかに締めくくり。ドタバタしててしっかり楽しかった。作:ゆずはらとしゆき+画:オオシマヒロユキ&猪原大介「CANDYPOP KILL!KILL!」は、前後編の前編が掲載。狂信者を狩る刺客をやっている少女が主人公のバイオレンスアクション。相変わらずの気持ち良い絵でアクションを繰り広げている。短い話のわりに設定項目が多すぎな感があって、その点はちょっと気になるところ。クライマックスは次回って感じかな。

 連載陣では大高忍「すもももももも」がけっこう良かった。押しかけ女房のもも子のせいで迷惑していた孝士だが、実は彼女のおかげで自分自身も変わりつつあって……という感じ。孝士が珍しくビシッと根性のあるところを見せてて、最後にはもも子もちょっと報われてなかなかいい雰囲気だった。あとめがねっ娘委員長がけっこうかわいい。LINDA「メモリーズ」も前編が掲載。この人らしくエロっちいことをやる感じだけど……。LINDAを起用するというのはちょっと意外だったな。全般にエロとバイオレンスが多めで、ヤングアニマル的な路線を狙ってるのかな〜という感じがしてきた。

【雑誌】コミックバンチ 2/18 No.10 新潮社 B5中

 巻頭カラーは作:いしぜきひでゆき+画:藤栄道彦「コンシェルジュ」。ホテルでショーを見せるマジシャン師弟の姿を通して、師から弟子への想いと、芸、そしてサービスの心を描いていくという内容。しっかり読ませるお話になってて手堅い出来。

【単行本】「RING」2巻 島袋光年 集英社 B6 [bk1][Amzn]

 これはやっぱり面白いと思う。架空のオリジナルスポーツを描いた作品で、これだけ読者に「やってみたい」と思わせる作品はあまりない。輪投げ、バスケ、サッカーといったスポーツのいいところをうまい具合に取り込んでいるし、ゴールとしてどでーんと突っ立っている輪投げのポールなんかもビジュアル的に面白い。あと今回は主人公のサマーと、輪部のエースである赤がフリースロー対決するシーンがあるんだけど、そこでもリングという競技で使われる5種類の主だったスローの種類を無理なく紹介しててうまいな〜と思った。試合シーンが今のところあんまりないので地味といえば地味なんだけど、競技としてユニークながら分かりやすく、かつエキサイティングで、見せ方もいいし、かなりいい感じできていると思う。

【単行本】「デスノート」5巻 作:大場つぐみ+画:小畑健 集英社 新書判 [bk1][Amzn]

 キラであるという容疑の強まったライトは、いったんデスノートを手離すという究極の防衛策を講じ、その後文字通り人が変わったようにキラの捜査に協力しだす。この巻では今までのような、ライトvs.Lの直接対決ではないけど、タッグを組んだ二人のコンビネーションが面白くて、しっかり楽しく読ませている。セリフが多くやたら理屈ビシバシなんだけど、それが苦痛にならない雰囲気を作り出しているあたりも素晴らしい。少年漫画的な当たり前のヒーローが出てこないお話作りが新鮮で、グイグイ引き込まれます。

【単行本】「武装錬金」6巻 和月伸宏 集英社 新書判 [bk1][Amzn]

 「俺は人間をやめるぞぉー」とばかり、黒い核金によって「ジョジョ」のサンタナのごとき超戦士と化したカズキ。それを巡って錬金の戦士たちもカズキを狙い始め、四面楚歌に近い状態に。この巻では単純に悪い奴を懲らしめるって感じではなくなってきているけれども、アクションはダイナミックだし、端々のおふざけとか艶っぽさは相変わらずふんだんに用意されていて、しっかりエンターテインメントしてます。もう少しギャグもあるとなお良かったかな。


2/3(木)……杞憂部

▼その時、物欲が動いて、新しいPCケースを注文してしまう。注文したのはAntecのAria[ツクモ]iconというキューブ型ケース(関連リンク:ITmedia記事)。これはキューブ型としては珍しく、汎用のmicroATXマザーが使える製品。これまでもキューブ型のベアボーンは持っていて、サブのキャプチャー&エンコ用PCに利用していたんだけど、このベアボーンはけっこう古い製品のため、放熱面でちと弱い部分がある。キャプチャーカードはけっこう熱を持つし、さらにCPU、HDDと熱源があるので、エンコなどのCPU負荷の高い作業は、本当はちょっと厳しい。さらにこの前このPCのCPUをPentium 4 1.6AGHz→2.2GHzへとアップグレードしたらエンコ中に落ちることが多くなり、「このまんまじゃ夏は乗り切れんじゃろなー」とか思い、乗り換えを画策。いちおう考えているのは、昨年の12月27日の日記で書いた、VideoGate1000用マシンの中身をAriaにそっくり移し替え、現在使っているmicroATXのデスクトップケースAOpen H420Aをエンコ機に回すという形。ちょっと面倒だけど、こうしといたほうが後々便利なはず。まあひまを見て、適当に組み替えを進めていくつもりです。

【雑誌】モーニング 2/17 No.10 講談社 B5中

 山下和美「不思議な少年」が巻頭カラーで掲載。うまい、のだけれど、今回は「だからどうよ」という話だった気もする。今回不思議な少年が観察した女性の人生は興味深くはあるものの、少女時代とその後の顛末への飛躍が唐突だったように思える。「人間何が起こるか分からない」というのは分かるのだけれども、これだけの超越的存在に観察させるんなら、そこで終わらせちゃうのはもったいないと思う。安野モヨコ「働きマン」。今回は主人公格である女性編集者・松方が、増刊の責任編集を任されて頑張るというお話。今回もまたその頑張りっぷりが、目に痛いほど眩しい。読切で登場、小林きぬえ「とべない金魚」は、スイミングクラブのインストラクターをやっているおねえちゃんが、技能試験を課せられて奮闘するというお話。平凡な女性の日常話だが、感触はフレッシュで気持ち良く読める。

(追記)上記の「不思議な少年」についての解釈は誤読っぽかったです。申し訳ありません。掲示板でもご指摘いただきましたが、一人の女性の少女時代と大人になってからと読むのではなく、パラレルワールドもしくは殺人犯の女性の夢に少年が入り込んだ……というふうに解釈するほうが正しいようです。ただ構成としてはちょっと分かりにくいと思いますし、「環境が違えば、異なる人生があり得る」もしくは「殺人者の心のうちにもまた違った世界が広がっているかもしれない」というだけで終わるなら、ちょっともったいない気はしました。

【雑誌】ヤングサンデー 2/17 No.10 小学館 B5中

 山田玲司「絶望に効くクスリ ONE ON ONE」が面白かった。今回は日本の版画に魅せられてカナダからやってきたデービッド・ブルという人の話。でもこういうの読んで反省したりすると、自分は実際になんもやってないのに良い人になったような気がしちゃうから要注意だったりはするんだけど。反省だけなら猿でもできますからなあ。

【雑誌】ヤングジャンプ 2/17 No.10 集英社 B5中

 漫¥画太郎「珍入社員金太郎」。金太郎が順調にセクハラ中。彼にセクハラされている女性社員がなかなかかわいいです。高野洋「国境を駆ける医師イコマ」は引き続き緊迫した展開。戦争をするということの意味を、個人レベルで突き詰めていく様子は読みごたえ十分。

【雑誌】週刊少年チャンピオン 2/17 No.10 秋田書店 B5平

 シナリオ:キムラノボル+画:佐藤健悦による漫画版「舞-HiME」がけっこう面白い。詩帆が妹キャラである点はアニメ版と変わらないけど、こんなふうに使ってくるのか〜という感じ。このくらい学園ラブコメ度が強くても良いですな。 水島新司「ドカベンスーパースターズ編」。マドンナは意外と乳がデカい。


2/2(水)……懊悩期間

▼「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」のDVDスペシャル・エクステンデッド・エディションが到着。近いうちに時間を取って見ねば。コレクターズ・エディションは、買ったんだけど結局見ないままだったなあ。
[Amazon.co.jp]
1部 旅の仲間:CE/SEE  2部 二つの塔:CE/SEE  3部 王の帰還:CE/SEE
3部作セット・トリロジーBOX:CE/SEE

【雑誌】週刊少年サンデー 2/16 No.10 小学館 B5平

 福地翼「うえきの法則」が4月からアニメ化ということで、漫画のほうも新シリーズ開始が決定。なんか手際が悪いですなあ。細野不二彦「ギャラリーフェイク」がアニメ放映中だというのにいきなり最終回になったり、浦沢直樹「MONSTER」がアニメの品質は高いのにプロモーションが不十分だったり、最近の小学館はアニメ化がらみでのうまくなさが目立つような。畑健二郎「ハヤテのごとく」は巻中カラーで好調。単行本1巻は2月18日ごろ発売とのこと。モリタイシ「いでじゅう!」。森さんのピンチに柔道部のメンツが総出で出動。林田もカッコイイところを見せるが、救出後のセリフを受けて森さんのちょっと複雑な気持ちを描写するあたりがうまいなあとか思いました。

【雑誌】週刊少年マガジン 2/16 No.10 講談社 B5平

 森川ジョージ「はじめの一歩」は、間柴vs.沢村戦が開始。両方とも特徴的なキャラなんで面白そう。一歩の試合より楽しみかもしれない。瀬上あきら「KAGETORA」は短期集中掲載の3回め。きっちりラブコメしてます。これだけのために雑誌を買ったり、単行本買って追いかけるというほどではないかもしれないけれど、載ってれば読んじゃうというタイプ。

【雑誌】コミックメガストアH 3月号 コアマガジン B5平 [定期購読:7andyicon/Fujisan

 巻頭カラーはRIKIのカラー4ページ「ロリショップ」。おにいちゃんがロリっ娘いっぱいのショップを訪れるや、「おにいちゃんのオチンチンっ♥見せて見せて♥」とご歓待。手のりサイズのおちんちんが、ムッキムキするといきなり幼女の胴と同じくらいに巨大化したり、派手でファンキーな展開はいつもながらの味。昨日の日記のポプリクラブの項では「修正が入ってて残念」みたいなことを書いたけど、こっちはやりたい放題。ピンク色に輝くピカピカおちんちんがおめでたくて、RIKI節全開であります。あとこの雑誌では、飯島優希「部屋とユニフォームとお姉ちゃん♥」もちんちんおよびミルク描写が派手で良かった。セリフとかはRIKIと比べると普通だけど、噴射っぷりはたいへん盛大です。

 そのほかでは、Ash横島「人造天使スノーボウ」の肌に張り付いた濡れ透けTシャツとか、RAYMON「断てぬ想い」の艶のある熱っぽい作画、あと舞六まいむ「パパは恋愛小説家」のスッキリした画風ながらも密度の濃いエロ描写、猫玄「歩き巫女 叶加寿子」の安定感のある面白さとかが良かった。雑誌全般ではエロが濃いめの作品が多く、以前と比べてクオリティも上がってると思います。コミックメガストア本誌に続き、けっこう好調。

【単行本】「御緩漫玉日記」1巻 桜玉吉 エンターブレイン A5 [bk1][Amzn]

 おなじみ日記漫画の定番の新シリーズ。最初は桜玉吉が伊豆に家を買うエピソードから始まり、その後は桜玉吉職場にやってきた女性アシスタント・トク子ちゃんのエピソードを中心にお話はつらつらと進行。やはりなんといってもこの巻の見どころは、トク子ちゃんの艶っぽさ。巨乳めがねっ娘で身体の線が浮き出たセーターを来て、頬を赤らめたりしているさまは、なんともたまらない色香があってグッとくる。ルックス的にもオタク男子キラーな感じでいやはやなんとも。別に乳を出したり身体をまさぐったりするわけでもないのに、このエロっぽさはただごとではない。桜玉吉って脱がさないでエロさを醸し出すのうまいよなーと感心します。日記漫画としての存在感も随一。さすがに面白い。

【単行本】「ファンシージゴロペル」3巻 水野純子 エンターブレイン A5 [bk1][Amzn]

 これにて最終巻。嫁さん探しのために地球へやてきて、放浪を繰り返していたペルの旅もようやくおしまい。ペルはもこもこでぬいぐるみ的なキャラで、登場する女の子とかもそれぞれキュートなんだけど、水野純子らしい毒々しさが同時にあってけっこう面白かった。最終巻でもペルはホストクラブ勤めを始めて、お客さんからもらったヤバい薬吸いまくったりしてるし、お嫁さんに対する態度もあんまりいい人っぽくないし。

【単行本】「お住みになりますか?」1巻 法田恵 実業之日本社 B6 [bk1][Amzn]

 就職したての主人公・木堂が、大学時代の同級生の女の子・京ちゃんが勤める不動産会社と同じビル内の部屋に引っ越して、そこでエッチな共同生活が始まる……というエロコメディ。主人公は京ちゃんに惚れているものの、エッチなことをするのは主に不動産屋の上司で木堂の先輩であるレニさんら。京ちゃんに対してだけは寸止めラインをキープしているものの、そのほかの女の子とのエッチはかなりあっけらかんでオープン。京ちゃんの目の前で他女子とやったりもしているし。ゆるゆるさ加減が、ぷにぷにしててこなれた絵柄と相まって、法田恵ならではの味となっている。この気安さみたいなもんはけっこう好きです。


2/1(火)……junk's哀歌

▼未読物
【単行本】「お住みになりますか?」1巻 法田恵 実業之日本社 B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「御緩漫玉日記」1巻 桜玉吉 エンターブレイン A5 [bk1][Amzn]
【単行本】「ファンシージゴロペル」3巻 水野純子 エンターブレイン A5 [bk1][Amzn]
▼2日売り
【雑誌】コミックメガストアH 3月号 コアマガジン B5平 [定期購読:7andyicon/Fujisan

【雑誌】漫画アクション 3/1 No.5 双葉社 B5中

 作:井川公彦+画:やまだ浩一「飯盛り侍」が手堅く面白い。戦国時代を舞台に料理モノをやってて、料理勝負とかをするわけでもないが、きっちり読ます。戦場が舞台なほうが制約が多い分、工夫があって面白いかなという気もするけど、それだとさすがにネタは持たんでしょうな。作・監修:横田滋・早紀江+画:本そういち「めぐみ」。今回はめぐみさんがわりとよく出た。

【雑誌】近代麻雀 3/1 竹書房 B5中

 今号の巻頭ショート漫画はヒタカトモキチ「ジャンクビート新宿」。雀荘の女の子がわりとかわいい。作:小池一夫+画:ふんわり「花引き」は巻頭カラー。なんか竹之丞のところに刺客がやってくるんだけど、妙な駆け引きで窮地を脱出。なんでこんなよく分からんやりとりに乗せられてるんだこいつらは……と思うのだが、この作品全体が魔空間状態なのでまあいっかー。青山広美「東風のカバ」は、元裏プロのカバが東風荘の予想のできない麻雀にハマり込み身を持ち崩していく……という内容。ドタバタとお話を展開していてしっかり読ませる。やはりお話の進め方がうまい。市橋俊介「雀クズ哀歌」は2回めが掲載されてるけど連載になったのかな。

【雑誌】ビジネスジャンプ 2/15 No.5 集英社 B5中

 作:倉科遼+画:紅林直「嬢王」は、彩の入浴シーンをやけにみっちり。スタイルが良くて華やか。お話としてもキャバクラ嬢No.1を決めるQ-1グランプリを柱に据え、さまざまな人の想いを交錯させてしっかり読ませる。面白いです。昌原光一「人情幕ノ内」。毎回江戸時代の庶民の人情話をきっちりまとめている。昌原光一はこれが初連載だったと思うけど、それを感じさせない安定感がある。

【雑誌】漫画サンデー 2/15 No.6 実業之日本社 B5中

 作:末田雄一郎+画:本庄敬「蒼太の包丁」。ここのところブリの話をやっているのだが、ブリ鍋はなんかいかにもおいしそうだなあと思った。シーズンが終わらないうちにやってみよう。

【雑誌】ポプリクラブ 3月号 晋遊舎 B5中

 巻頭カラーでRIKIが初登場。ネコみみメイド姿の彼女と彼氏がエッチをする「ネコちんちん」という4ページものを執筆。相変わらず「はじゅかちぃー♥はぢゅかちぃん♥」「おちんちぃーん♥えっちっちーん♥」といったセリフが満載の頭悪い漫画を描いてて清々しいけど、ポプリはコンビニ売りもある雑誌なので、おちんちんにはモザイク入り。おちんちんのキラキラぶりもRIKIの特徴の一つなので、この点は仕方ないけど残念なところです。

 井ノ本リカ子「こたつで♥」は、冬の日にヒマな恋人がこたつエッチにふけるというお話。BENNY’S「休み時間」は、ダメな部下とできる女上司が実は恋人同士で、オフィスで夜な夜なエッチしている……という定番パターン。両人とも女体描写が柔らかく、相変わらずの安定ぶり。あろうれい「オーバーザナイト」は、年配だけど若い女房のいる上司が、人一倍性欲の旺盛な彼女を満足させるため、部下の青年をおうちに招き入れる……という内容。わりとあっけらかんとやってるけど、若奥様がの乱れっぷりがエッチでなかなかよろしうございました。みやもとゆう「Doll」。人形用にゴスロリ系な服を作るのが趣味なお兄ちゃんが、大学で一目惚れした女の子にモデルを頼み、そこから恋が芽生えていく……という内容。普段はクールなモデルの女の子が、そのお兄ちゃんの前で顔を真っ赤にしてうろたえる様子がかわいかった。


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